大阪府第14区

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日本の旗大阪府第14区
衆議院小選挙区 大阪府2.svg衆議院小選挙区 凡例.svg
行政区域 八尾市柏原市羽曳野市藤井寺市
(2017年7月16日現在)
比例区 近畿ブロック
設置年 1994年
選出議員 長尾敬
有権者数 (2017年7月16日区割変更前)
430,112人
1.84 倍(一票の格差福島4区との比較)
総務省・2016年9月2日)
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大阪府第14区(おおさかふだい14く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。

区域[編集]

歴史[編集]

中選挙区制度時代は13・15区とともに4区に属していた。2009年以降、谷畑氏と長尾氏の「タカシ戦争」が続いている。

小選挙区制度初の選挙となった1996年の第41回衆議院議員総選挙では、以前は日本社会党に所属していた元参議院議員の谷畑孝が、かつて秘書を務めた上田卓三の地盤でもある当選挙区から自由民主党の公認を得て立候補した[1]。一方、民社党出身で民主改革連合代表も務めた同じ参議院議員(当時滋賀県選挙区)の中村鋭一新進党の公認を得て鞍替え立候補し、元参議院議員同士が争う選挙となった。結果は、中村が小選挙区、谷畑が重複立候補していた比例近畿ブロックでそれぞれ当選している。

2000年第42回衆議院議員総選挙では、中村が保守党公認で比例近畿ブロックの単独候補(結果は落選)となり、前回新進党から比例近畿ブロックで当選し今回は民主党の公認を得た山本孝史らを谷畑が破り、小選挙区で初めて当選した。この選挙以降、谷畑は強固な地盤もあり安定した戦いを続けてきた。

2009年第45回衆議院議員総選挙では、全国的な民主党への追い風を受け、当時党公認を得ていた長尾敬が谷畑を破り、3度目の挑戦にして議席を獲得した。一方、谷畑も重複立候補していた比例近畿ブロックで復活当選している。

2012年第46回衆議院議員総選挙では、谷畑が日本維新の会へ鞍替え(自民党は除名)し、一方、長尾も民主党を除籍され、自民党支援の無所属として立候補した。長尾は選挙運動中に自民党の追加公認を受けた。民主党は長尾の除籍を受けて医師の鳥居豊橘を新たに公認候補として擁立。谷畑、長尾らの戦いに割って入る構図となったが、結果は谷畑が小選挙区での議席を奪還。長尾は次点であったが追加公認であったため、比例近畿ブロックに重複立候補しておらず落選。また、鳥居は日本共産党の野沢倫昭の票をも下回り、供託物没収点以下の惨敗となった。

2014年第47回衆議院議員総選挙では、維新の党公認となった谷畑が長尾を1,778票の僅差で破り、小選挙区で当選。長尾も前回と異なり比例近畿ブロックに重複立候補しており、小選挙区落選者の惜敗率トップ(97.7%)で復活当選した。一方、日本維新の会の分党に伴い次世代の党に移った三宅博は、前回の比例単独候補から党公認で当選挙区に立候補したが、供託物没収点以下の惨敗で議席を失った。

2017年第48回衆議院議員総選挙では、長尾が谷畑を1,656票の僅差で破り、8年ぶり2回目の小選挙区で当選した。自民党が議席を獲得したのは第44回衆議院議員総選挙2005年)の谷畑以来12年ぶり4回目である。谷畑は復活当選した。

小選挙区選出議員[編集]

選挙名 当選者 党派
第41回衆議院議員総選挙 1996年 中村鋭一 新進党
第42回衆議院議員総選挙 2000年 谷畑孝 自由民主党
第43回衆議院議員総選挙 2003年 谷畑孝 自由民主党
第44回衆議院議員総選挙 2005年 谷畑孝 自由民主党
第45回衆議院議員総選挙 2009年 長尾敬 民主党
第46回衆議院議員総選挙 2012年 谷畑孝 日本維新の会
第47回衆議院議員総選挙 2014年 谷畑孝 維新の党
第48回衆議院議員総選挙 2017年 長尾敬 自由民主党

選挙結果[編集]

第48回衆議院議員総選挙 大阪府第14区

解散日:2017年9月28日  投票日:2017年10月22日
当日有権者数:427,974人 最終投票率:46.85%(前回比:▼3.60ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 重複
長尾敬 54 自由民主党 79,352票
41.1%
――
比当 谷畑孝 70 日本維新の会 77,696票
40.2%
97.9%
小松久 60 日本共産党 36,102票
18.7%
45.5%
第47回衆議院議員総選挙 大阪府第14区

解散日:2014年11月21日  投票日:2014年12月14日
当日有権者数:419,584人 最終投票率:50.45%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 重複
谷畑孝 67 維新の党 78,332票
38.8%
――
比当 長尾敬 52 自由民主党 76,555票
37.9%
97.7%
野沢倫昭 66 日本共産党 35,194票
17.4%
44.9%
三宅博 64 次世代の党 12,030票
6.0%
15.4%
第46回衆議院議員総選挙 大阪府第14区

解散日:2012年11月16日  投票日:2012年12月16日
当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 重複
谷畑孝 65 日本維新の会 108,989票
48.6%
―― みんなの党
長尾敬 50 自由民主党 61,503票
27.4%
56.4%
野沢倫昭 64 日本共産党 32,290票
14.4%
29.6%
鳥居豊橘 48 民主党 21,584票
9.6%
19.8% 国民新党
  • 三宅は公示直前に日本維新の会へ合流、党の候補者調整により比例近畿ブロック単独候補に回り、当選。長尾は選挙期間中に自民党の追加公認を受けた(そのため小選挙区単独立候補だった)。
第45回衆議院議員総選挙 大阪府第14区

解散日:2009年7月21日  投票日:2009年8月30日
当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 重複
長尾敬 46 民主党 136,798票
48.4%
――
比当 谷畑孝 62 自由民主党 104,859票
37.1%
76.7%
野沢倫昭 61 日本共産党 27,855票
9.8%
20.4%
三宅博 59 無所属 10,167票
3.6%
7.4% ×
北口義明 59 幸福実現党 3,143票
1.1%
2.3%
第44回衆議院議員総選挙 大阪府第14区

解散日:2005年8月8日  投票日:2005年9月11日
当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 重複
谷畑孝 58 自由民主党 151,852票
54.9%
――
長尾敬 42 民主党 89,142票
32.2%
58.7%
野沢倫昭 57 日本共産党 35,560票
12.9%
23.4%
第43回衆議院議員総選挙 大阪府第14区

解散日:2003年10月10日  投票日:2003年11月9日
当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 重複
谷畑孝 56 自由民主党 111,543票
50.4%
――
長尾敬 40 民主党 78,654票
35.5%
70.5%
野沢倫昭 55 日本共産党 31,256票
14.1%
28.0%
第42回衆議院議員総選挙 大阪府第14区

解散日:2000年6月2日  投票日:2000年6月25日
当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 重複
谷畑孝 53 自由民主党 105,624票
46.7%
――
山本孝史 50 民主党 67,598票
29.9%
64.0%
野沢倫昭 52 日本共産党 45,471票
20.1%
43.0%
小鶴有生 51 自由連合 7,606票
3.4%
7.2%
第41回衆議院議員総選挙 大阪府第14区

解散日:1996年9月27日  投票日:1996年10月20日
当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 重複
中村鋭一 66 新進党 85,033票
38.1%
――
比当 谷畑孝 49 自由民主党 79,347票
35.5%
93.3%
佐藤啓二 44 日本共産党 46,410票
20.8%
54.6%
小室樹 52 自由連合 12,459票
5.6%
14.7%

脚注・出典[編集]

  1. ^ 上田と同じ旧4区を地盤とした塩川正十郎の働き掛けがあったとされる。当該記事を参照。

関連項目[編集]