奈良県第1区

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日本の旗奈良県第1区
衆議院小選挙区 奈良県.svg衆議院小選挙区 凡例.svg
行政区域 奈良市(旧都祁村域を除く)、生駒市
(2017年7月16日現在)
比例区 近畿ブロック
設置年 1994年2017年区割変更)
選出議員 解散により欠員
有権者数 (2017年7月16日区割変更前)
301,224人
1.29 倍(一票の格差福島4区との比較)
総務省・2016年9月2日)
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奈良県第1区(ならけんだい1く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。

区域[ソースを編集]

2017年の区割変更により、4区が廃止されたことに伴い、2区の区域のうち、生駒市が編入された。2017年の区割り変更前は以下の区域であった。

歴史[ソースを編集]

県の政治・経済・交通・文化の中心だけに、様々な支持層が混在している。奈良市の東部は保守票が多く、奈良町など旧市街は保守票・革新票(旧日本社会党社会民主党日本共産党)・公明党の支持母体である創価学会票が多く混在。新興住宅地の北部・西部は無党派層が多い。

無党派層については、特に新興住宅地に住み大阪府京都府に通勤する「奈良府民」は生活・文化水準が高く、地域への関心が薄いことから、国政選挙の投票率は高いが、地方選挙の投票率は低いといわれる。また1区現象も起きており、民主党の候補が連続で当選している。

1996年以降、新進党自由民主党・民主党がそれぞれ議席を獲得している。

  • 第41回衆議院議員総選挙1996年
    新進党の前職・高市早苗が当選。なお、高市は直後に新進党を離党し、率先して自民党に入党している。また共産党の辻第一、民主党の家西悟がそれぞれ重複立候補していた比例近畿ブロックで比例復活当選している。
  • 第42回衆議院議員総選挙2000年
    自民党の新人・森岡正宏(高市とのコスタリカ方式が採用され、高市は比例近畿ブロック単独候補となる)が、民主党の新人・馬淵澄夫と共産党の前職・辻を押さえ初当選。
  • 第43回衆議院議員総選挙2003年
    前回落選の民主党の新人・馬淵と自民党の前職・高市(コスタリカ方式で森岡と入れ替わり)と共産党の新人が立候補。結果は馬淵が高市を僅差で押さえ、初当選。高市はその後、2005年の総選挙では、森岡と同じく郵政民営化法案に反対した滝実への刺客候補として2区に転入し、当選している。
  • 第44回衆議院議員総選挙2005年
    コスタリカ方式で森岡が立候補するはずだったが、郵政民営化法案に反対したため、党の公認を得られず無所属での立候補を余儀なくされた。さらに、森岡に対するいわゆる「刺客」候補として鍵田忠兵衛(前・奈良市長)が自民党から立候補・また民主党の現職・馬淵、共産党の新人・細野歩が立候補した。
    馬淵は文字通り市民派としての過去からの地道な活動を続け、森岡は支持基盤を固め、鍵田は父で奈良市長・衆議院議員であった忠三郎以来の強力な後援会を中心に、細野は共産党の支持基盤を中心として、それぞれ選挙活動をする。
    結果、馬淵が2選を決め、鍵田は重複立候補していた比例近畿ブロックで復活当選。森岡は保守層を鍵田に多く取られたことが影響し、議席を失った。細野は無党派層に浸透できなかった。
  • 第45回衆議院議員総選挙2009年
    前回選挙終了後、森岡は他党への移籍や自民党への復党をせず、無所属での活動を続けた。
    一方の鍵田は前回の奈良市長選時に敗れた対立候補が2期目への立候補をしなかったことで、奈良市長選への立候補を模索し、衆議院議員を辞職した。結果、民主党系の新人仲川げんに敗れ、落選。その後、死去)。
    そのため、自民党の立候補者が宙に浮いた状態となったが、最終的に当初は平沼グループから無所属で立候補する予定だった森岡を擁立することを決定。森岡は解散直前に自民党へ復党した。
    選挙には前職の馬淵、元職の森岡、共産党の井上良子、幸福実現党の栗岡真由美の4人が立候補するが、結果は全国的な民主党への追い風に乗る形で馬淵が、返り咲きを狙った森岡以下をダブルスコアで下す結果となった。
  • 第46回衆議院議員総選挙2012年
    前回と一変して、全国的な民主党への逆風が吹き荒れる中、知名度と閣僚経験を生かして、僅差ながら馬淵が4選。民主党では県内唯一の小選挙区で議席を守った。
    自民党の小林茂樹も追い上げを見せ、重複立候補していた比例近畿ブロックで復活当選した。日本維新の会が擁立した大野祐司は、3番手に終わり比例復活も出来ずに落選。
  • 第47回衆議院議員総選挙2014年
    維新の党は民主党に選挙協力を行い、独自候補擁立を見送った。
    自民党は前回比例当選した小林を再び擁立。
    結果は前回より差をつけて馬淵が再選し、小林は比例復活できず、議席を失った。2016年の第24回参議院選挙以降、奈良県において唯一、民進党の議席がある選挙区である。

小選挙区選出議員[ソースを編集]

選挙名 当選者 党派
第41回衆議院議員総選挙 1996年(平成8年) 高市早苗 新進党
第42回衆議院議員総選挙 2000年(平成12年) 森岡正宏 自由民主党
第43回衆議院議員総選挙 2003年(平成15年) 馬淵澄夫 民主党
第44回衆議院議員総選挙 2005年(平成17年) 馬淵澄夫 民主党
第45回衆議院議員総選挙 2009年(平成21年) 馬淵澄夫 民主党
第46回衆議院議員総選挙 2012年(平成24年) 馬淵澄夫 民主党
第47回衆議院議員総選挙 2014年(平成26年) 馬淵澄夫 民主党
第48回衆議院議員総選挙 2017年(平成29年)

選挙結果[ソースを編集]

第47回衆議院議員総選挙 奈良県第1区

当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 比例重複
馬淵澄夫 54 民主党 79,265票
48.4%
ーー
小林茂樹 50 自由民主党 67,473票
41.2%
85.1%
谷川和広 36 日本共産党 16,996票
10.4%
21.4%
第46回衆議院議員総選挙 奈良県第1区

当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 比例重複
馬淵澄夫 52 民主党 68,712票
37.9%
ーー
比当 小林茂樹 48 自由民主党 61,043票
33.6%
88.8%
大野祐司 52 日本維新の会 38,791票
21.4%
56.5%
伊藤恵美子 66 日本共産党 12,954票
7.1%
18.9%
第45回衆議院議員総選挙 奈良県第1区

当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 比例重複
馬淵澄夫 49 民主党 120,812票
60.7%
ーー
森岡正宏 66 自由民主党 61,464票
30.9%
50.9%
井上良子 45 日本共産党 14,732票
7.4%
12.2%
栗岡真由美 49 幸福実現党 2,137票
1.1%
1.8%
第44回衆議院議員総選挙 奈良県第1区

当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 比例重複
馬淵澄夫 45 民主党 73,062票
37.2%
ーー
比当 鍵田忠兵衛 48 自由民主党 66,215票
33.7%
90.6%
森岡正宏 62 無所属 41,914票
21.4%
57.4% ×
細野歩 48 日本共産党 15,071票
7.7%
20.6%
第43回衆議院議員総選挙 奈良県第1区

当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 比例重複
馬淵澄夫 43 民主党 79,529票
48.2%
ーー
高市早苗 42 自由民主党 65,538票
39.7%
82.4%
佐藤真理 53 日本共産党 20,010票
12.1%
25.2%
  • 高市はその後2区へ国替え。
第42回衆議院議員総選挙 奈良県第1区

当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 比例重複
森岡正宏 57 自由民主党 73,851票
44.1%
ーー
馬淵澄夫 39 民主党 54,684票
32.7%
74.0%
佐藤真理 50 日本共産党 32,337票
19.3%
43.8%
向井弘 64 自由連合 6,401票
3.8%
8.7%
第41回衆議院議員総選挙 奈良県第1区

当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 比例重複
高市早苗 35 新進党 60,507票
37.0%
ーー
森岡正宏 53 自由民主党 50,249票
30.7%
83.0%
比当 辻第一 70 日本共産党 33,802票
20.7%
55.9%
比当 家西悟 36 民主党 18,994票
11.6%
31.4%

関連項目[ソースを編集]