コンテンツにスキップ

藤田文武

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
藤田 文武
ふじた ふみたけ
生年月日 (1980-12-27) 1980年12月27日(45歳)
出生地 日本の旗 日本 大阪府寝屋川市
出身校 筑波大学体育専門学群卒業
前職 高校教員
株式会社KTAJ代表取締役
所属政党 日本維新の会大阪維新の会
公式サイト 衆議院議員 藤田文武 | 日本維新の会 大阪12区
選挙区 大阪12区
当選回数 4回
在任期間 2019年4月22日 - 現職
その他の職歴
第5代 日本維新の会共同代表
代表:吉村洋文
2025年8月8日 - 現職)
第3代 日本維新の会幹事長
代表:松井一郎馬場伸幸
共同代表:馬場伸幸、吉村洋文
2021年11月30日[1] - 2024年12月1日
第3代 日本維新の会選挙対策本部長
代表:松井一郎、馬場伸幸
共同代表:馬場伸幸、吉村洋文
(2021年11月30日[1] - 2024年12月1日)
テンプレートを表示

藤田 文武(ふじた ふみたけ、1980年昭和55年〉12月27日 - )は、日本政治家実業家日本維新の会所属の衆議院議員(4期)、日本維新の会共同代表(第5代)・国会議員団代表(第4代)。

日本維新の会幹事長(第3代)・選対本部長・国会議員団幹事長を歴任した。

来歴

[編集]

大阪府寝屋川市生まれ。寝屋川市立三井小学校寝屋川市立第十中学校大阪府立四條畷高等学校筑波大学体育専門学群卒業[2][3]。高校、大学で体育会ラグビー部に所属、大学ではスポーツ産業学を専攻した[2][4]。大学卒業後、2004年4月から四條畷高校、大阪府立牧野高等学校大阪府立大東高等学校、それぞれで保健体育科講師を務め[2][4]、四條畷高校でラグビー部コーチを担当した[2]2005年4月、オーストラリアニュージーランドでスポーツマネジメントを学んだ[2][3]2006年10月に帰国後、スポーツマネジメント関連のベンチャー企業に勤務[2][3]2008年、同社執行役員兼マネジメント事業本部長に就任[2]2010年7月、株式会社KTAJを設立、代表取締役に就いた[2][4][3]2012年6月、維新政治塾へ1期生として入塾[2][3]

政界入り

[編集]

2017年第48回衆議院議員総選挙大阪12区から日本維新の会公認で出馬したが、自由民主党前職の北川知克に約7000票差で敗れて比例復活もならず落選した[5]

2019年1月21日に、前年12月の北川の死去[6][7]に伴う大阪12区補欠選挙へ出馬する意向を表明[8]する。補選は藤田のほか、自民党の公認を受けた北川の甥の北川晋平、衆議院議員(比例近畿ブロック選出)を辞職して日本共産党の公認を受けずに無所属で出馬した宮本岳志、衆議院議員(比例近畿ブロック選出)を辞職して無所属で出馬した元総務大臣樽床伸二の4人が立候補[9]した。藤田が初当選[10]し、維新は衆議院で共産党と並ぶ野党第3会派となった[11]

2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙では前回補選時よりも大きく差を広げ、再選。

2021年11月30日、馬場伸幸幹事長の党共同代表就任に伴い、後任の幹事長に就任した[12]

2022年8月2日、松井一郎代表の後任を決める、党代表選挙では馬場共同代表を支持する事を表明した[13]

2022年6月26日横浜駅西口にて

2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙で3選[14]。12月、党幹事長を退任[15]

2025年8月7日、維新共同代表兼国会議員団代表の前原誠司第27回参議院議員通常選挙での伸び悩みを受け辞任したことに伴う党共同代表選挙に立候補し、翌8日の投開票の結果藤田が8割を超える得票を獲得し新たな共同代表に選出された(藤田49票、斉木武志7票、松沢成文1票)[16]

日本維新の会 共同代表 兼 国会議員団の長

[編集]

2025年8月13日、新体制発足の決意表明を藤田自身のブログに記した。要点を以下に示す[17][3]

決意表明では、スローガンに「日本再起」を掲げ

  • 政策実現政党 - 国民との約束を必ず実行する政党。
  • 改革保守政党 - 改革の精神を持ち、保守として日本の基盤を守り抜く政党。
  • 全国政党 - 地方から国政まで全国各地で信頼を得る政党。

の3つの方向性を軸として掲げた[18]

2025年10月20日、日本維新の会は自由民主党との連立政権樹立に合意(自維連立政権)。翌日、第1次高市内閣の発足に伴い、藤田は与党の共同代表となった[19]

また、党代表の吉村洋文大阪府知事を兼任しているため、藤田は国会議員団の長として、国会対応を務める[20][21]

2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙で4選[22]

政策・主張

[編集]

政治的立場

[編集]

党内有数の保守派であるとされ、首相の靖国参拝について、「外交問題にすべきではない」とし「本気で首相を目指す人は毎月参拝したらいいのではないか。僕は毎月行っている」と発言している[23]

外交

[編集]
  • 日米関係のあり方は、「日米同盟を重視し、アメリカとの連携をさらに強化すべき(2026年NHK)[24]」。
  • 日中関係が悪化しているが、政府は対中外交にどう臨むべきかは、「今のままでよい(2026年NHK)[24]」。
  • 中国や韓国との外交関係は「より強い態度で臨むべき(2021年毎日新聞)[25]」。
  • 日本が米国と関係を強化することに、「賛成(2024年読売新聞)[26]」。
  • 日本が中国と関係を強化することに、「どちらかといえば賛成(2024年読売新聞)[26]」。
  • 日本が韓国と関係を強化することに、「賛成(2024年読売新聞)[26]」。

安全保障

[編集]
  • 日本の核武装は「今後の国際情勢によっては検討すべきだ」、非核三原則の「持ち込ませず」も「議論すべき」[27][25]。非核三原則は「見直すべき(2024年NHK)[28]」、「維持すべき(2026年NHK)[24]」。
  • 攻撃を受ける前に相手の拠点をたたく「敵基地攻撃能力」の保有は賛成[25]
  • 防衛力強化は、「強化すべき(2021年NHK)[29]」、「さらに強化すべき(2024NHK)[28]」、「(2027年度までの5年間におよそ43兆円を投じる)今の政府の方針でよい(2026年NHK)[24]」。
  • 防衛費増額のための増税は、「反対(2024年NHK)[28]」。
  • 防衛費の適切な規模は、「政府方針の通りGDP比2%程度とすべきだ(2024年読売新聞)[26]」。
  • 能動的サイバー防御を導入は、「賛成(2024年読売新聞)[26]」。
  • 防衛装備品の海外への移転は、「5類型は撤廃すべき(2026年NHK)[24]」。

憲法改正

[編集]

皇室・皇位継承

[編集]
  • 女性天皇に反対(2021年毎日新聞)(2024年NHK)(2026年NHK)[25][28][24]
  • 女系天皇に反対(2024年NHK)(2026年NHK)[28][24]
  • 女性宮家の創設に、「反対(2019年毎日新聞)」[27]
  • 皇位継承は、「父方が天皇の血を引く男系男子のみ皇位を継承できる現在の制度を維持する(2024年読売新聞)[26]」。

経済・金融・財政

[編集]
  • 消費税率の10パーセントは引き下げるべき(2021年毎日新聞)[25]
  • アベノミクスを評価する(2019年毎日新聞)[27]
  • 高収入の一部専門職を労働時間規制から除外する高度プロフェッショナル制度の導入に賛成(2019年毎日新聞)[27]
  • カジノの解禁に賛成(2019年毎日新聞)[27]
  • 金融政策は、「金利上昇は慎重に行うべきで、ペースを遅らせるべきだ(2024年読売新聞)[26]」。
  • 基礎的財政収支の黒字化への考え方は、「財政規律より積極的な財政出動を優先すべきだ(2024年NHK)[28]」。
  • 大企業・富裕層への課税強化は、「回答しない(2021年NHK)[29]」、「反対(2024年NHK)[28]」。
  • 急速に発展する生成AIについて、「できる限り規制を設けず活用し、技術革新を推進するべきだ」に近い(2024年読売新聞)[26]

大阪・関西万博

[編集]
  • 2023年8月2日、藤田は2025年に予定される大阪・関西万博の海外パビリオン建設が遅れている問題を巡り、建設労働者を残業規制の対象外とする考えに理解を示し、「許容してもいいのではないか。建設業者が働きやすい環境を後押しするのは検討範囲だ」と述べた[30]。なお、残業規制を巡っては維新の馬場伸幸代表は「過労死する人が出れば、何のために万博をしているのかとなる。超法規的な措置は取るべきではない」と述べ反対姿勢を示しており、見解が分かれた[31]
  • 2023年9月27日、藤田は万博の会場建設費が当初想定の1.9倍となる2350億円まで上振れすることについて、「身を切る改革」を訴える党の姿勢に反するとの批判に対し、「身を切る改革の概念がまったく分かってないんじゃないですかね。身を切る改革っていうのは、合理的な判断をするためにまずは無駄を省いていこう、既得権を無くしていこう、合理的な予算執行というものをやっていきましょうということ。金額の多寡じゃない」と反論した[32][33]。また、建設費のうち約350億円は木造の大屋根(空中リング)が占めるが、これについて藤田は「福島県の木材を使うというメッセージもある。万博の期間が終われば解体するが、オールリサイクルでリユースするSDGs的なコンセプトもある」と述べ、リングの意義を強調した[34]

エネルギー政策

[編集]
  • 日本に原子力発電は「当面は必要だが、将来的には廃止すべきだ(2019年毎日新聞、2021年毎日新聞)[27][25]」。
  • 原子力発電への依存度は、「下げるべき(2021年NHK)[29]」、「高めるべき(2024年NHK)[28]」、「高めるべき(2026年NHK)[24]」。
  • 再生可能エネルギーの普及は、「再エネを主力電源にすべき(2021年NHK、2024年NHK)[29][28]」。

外国人政策

[編集]
  • 外国人労働者の受け入れは現時点で十分[25]。日本の全人口に占める外国人の割合がどのくらいになるかというボリュームに着目した議論や政策が不可欠[35]
  • 外国人労働者の受け入れは、「受け入れはできるだけ限定的にするべきだ」に近い(2024年読売新聞)[26]、「受け入れを抑制すべき(2026年NHK)[24]」。

農業政策

[編集]
  • 安定供給に向けてコメの生産は、「需要に応じて生産すべき(2026年NHK)[24]」。

ジェンダー

[編集]
  • 選択的夫婦別姓の制度導入に、「賛成(2021年毎日新聞)[25]」、「どちらかといえば賛成(2021年NHK)[29]」、「賛成(2024年NHK)[28]」。
  • 同性婚を法律として認めることに、「どちらかといえば賛成(2021年NHK)[29]」、「反対(2024年NHK)[28]」、「どちらともいえない(2024年読売新聞)[26]」、「どちらともいえない(2026年NHK)[24]」。
  • 候補者や議席の一定割合を女性に割り当てる「クオータ制」の導入に、「回答しない(2021年NHK)[29]」、「反対(2024年NHK)[28]」。

政治改革

[編集]
  • 企業・団体献金は、「禁止すべき(2026年NHK)[24]」。
  • 衆議院議員の定数削減は、「時間をかけて議論すべきだ。(2026年NHK)[24]」。理由は脚注参照。
  • 国会議員に定年を設けることの必要性は、「必要(2024年NHK)[28]」。

著作

[編集]
単著
  • 『40代政党COO日本大改革に挑む』(ワニブックス, 2023年)国立国会図書館書誌ID:033045390 ISBN 978-4-8470-7322-9
共著
論壇雑誌等への寄稿(一部)
  • 梅村聡, 藤田文武 (2020) 特別対談 ベーシックインカムの可能性を考える 今の社会に適した社会保障に向け「税」「社会保障」「労働市場」をパッケージで改革すべき. 最新医療経営 Phase 3, 通算435号, pp.31-35.
  • 藤田文武 (2023) 政党は経営する時代: 巨大与党と戦う武器はベンチャー精神 (特集 維新の正体: 自民一強は崩れるのか). 中央公論, 137巻8号, pp.28-35. ISSN 0529-6838
  • 藤田文武, 亀井善太郎 (2024) 「野党共闘」は国民のためになるか (特集 「強い野党」はなぜいない?). Voice, 通算558号, pp.158-165. ISSN 0387-3552
  • 藤田文武, 平井文夫 (2025) 平井文夫の聞かねばならぬ特別編 日本維新の会共同代表 藤田文武に聞く 維新は連立入りする?. 正論, 通算651号, pp.170-179.
  • 藤田文武, 岩田温 (2026) 今はアクセルを踏むとき : 改革へgo!. 月刊WiLL, 通算253号, pp.62-70.
  • 藤田文武, 岩田温 (2026) 保守するための解散・総選挙. 正論, 通算656号, pp.38-50.

人物・エピソード

[編集]
  • 家族に妻、長男、次男[36]がいる。
  • 敬天愛人」と「着眼大局着手小局」[36]を座右の銘に挙げる。
  • 父、西郷隆盛周瑜公瑾[36]を尊敬する人物に挙げる。
  • 父が師範を務める道場で3歳から空手道に励む[36]
  • 大学4年生時にラグビー部で主務を務める[36]
  • 藤田は、2008年リーマンショックで勤め先の会社の経営危機に直面したこと、取引先の倒産などを目の当たりにし、雇用を守ることの厳しさを痛感したことや、危機の時に多くの人々に支えてもらったことなどは、今でも忘れられない経験であると語る[36]
  • 独立起業後に、スポーツジム、鍼灸整骨院、介護施設、障がい児童の療育施設、地域振興事業、IT事業などを地域密着型事業モデルの構築をミッションに経営した[36]
  • 藤田は妻とは30歳を過ぎてから知り合っている。しかし、柳ヶ瀬裕文が党公式YouTubeチャンネルで発した冗談から、「高校教師の時に告白され、その教え子と後に結婚した」という誤解を受けたことがある。テレビ東京は2024年の『集まれ!総選挙ライブ』でこの誤情報を放送し、後に訂正・謝罪した[37]
  • 当選3期(当時)ながら政治センスにたけているとされ、自民党との連立協議では、維新側の責任者として12の政策項目を盛り込んだ連立政権合意書の取りまとめにあたった。吉村洋文からは親しみを込めて「戦略家だが、腹黒い」と評されている[38]

鈴木宗男のロシア渡航に関して

[編集]
  • 2023年4月26日に藤田は、維新に所属する鈴木宗男参議院議員(党国会議員団副代表)が提出していた5月大型連休中のロシアへの海外渡航届が参議院理事会で了承されたことについて、「(鈴木氏には)影響がどう及ぶか、国益にマイナスにならないかを総合的に考えて判断してほしい」と述べた[39]。その後、鈴木は訪露を断念したが、5月10日の党会合で鈴木は「ここは幹事長にはっきり言いたい。国益はあなたの100倍以上、私は考えて、政治家として動いてきた」「言葉の使い方を、平場でいうときは考えてもらいたい」などと述べ、訪露への再考を求めていた馬場や藤田を公然と批判した[40]。藤田は一連の発言を受け、「鈴木氏は独自のルートや見識を持ち合わせていて敬意をもって接している」とした上で、「鈴木氏と行き違いがあった」と釈明した[41]

2024年兵庫県知事選挙での対応・見解

[編集]

2024年に発生した兵庫県庁内部告発文書問題を巡っては、同年9月9月に藤田は斎藤元彦兵庫県知事に辞職を求め、出直し知事選を促す考えを正式に明らかにした。応じない場合、維新単独での不信任決議案の提出を検討する考えも示した。当初同問題に静観姿勢をとっていた維新が辞職要求したことについて藤田は「方針転換すると言わざるを得ない」と説明。「例えばもっと辞職を早く求めるべきだったとか判断が遅いというご批判については真正面から受けたい」と述べた[42]

その後、斎藤の失職に伴う2024年兵庫県知事選挙では、藤田が兵庫維新の会幹部らと候補者擁立に向けた協議を進め、清水貴之参院議員の擁立を決めた[43]。11月17日の投開票の結果、斎藤が約111万票を獲得し再選。維新支持層は5割強が斎藤に投票し、清水は得票数約26万票、得票率で1割強にとどまる惨敗となった[44]

投開票後に藤田は、斎藤への支援を公言して立候補した前参議院議員の立花孝志の選挙活動について、民主主義の中で許容される、との認識を示した。藤田は立花について公職選挙法を知り尽くしているとし、「最初はすごい変な人だと思っていましたけど、ものすごく賢い人」と述べ当選を目指さない選挙を公職選挙法で規制することは技術的にみても難しいとの認識を示した[45]

統一教会との関係

[編集]
  • 安倍晋三銃撃事件を契機に統一教会と政界の癒着が問題視されたことを受け、維新の会幹事長として所属議員の関連を幹事長名で調査した[46]
  • この調査で、藤田自身も統一教会関連団体の世界平和女性連合が主催するクリスマスパーティーに4度参加したことを公表した。藤田は「この団体の創始者が誰かは知らなかった」「宗教色は感じられなかった」「参加しないほうが良かったという思いを持っている」と述べた[47]

政治資金

[編集]
  • 2023年9月11日に、藤田が代表を務める「藤田文武後援会」が60万円の寄付を政治資金収支報告書に記載していなかった、と文春オンラインが報じた。2020年と2021年に藤田は、国会議員に月100万円支給される文書通信交通滞在費のうち計450万円を自身が代表を務める「藤田文武後援会」に寄付したが、後援会の政治資金収支報告書は計390万円の寄付額のみ記載して60万円が不記載となっていた。藤田の事務所は報道後に「事務的なミス」と説明した[48]
  • 2022年に日本維新の会は政策活動費として幹事長の藤田に5058万円を支出。2023年には「会合費」「調査費」などに文言を変え、3201万円を藤田に支出した[49]政治資金パーティー収入の裏金問題を機に政治とカネの問題が注目された2024年5月に維新の会は前年11月から12月の会合費や調査費計約620万円の使途や領収書を公開したが、支出先に関する情報は領収書も含めて塗りつぶされており、藤田は記者会見で「先方に迷惑をかけないため」の措置だと説明した[50]。同月には政治資金規正法の改正について自民党と合意したが、「政策活動費は10年後に領収書や明細書を公開する」などの内容に維新内では異論が噴出し、翌月に藤田は党として政策活動費の廃止を表明した[51]。同年10月の衆院選で維新が前回衆院選から約300万票減らすなど伸び悩むと、党創設者の橋下徹元大阪市長はSNS上で「国政維新馬場・藤田前執行部は政策活動費での政治家の飲み食いも永田町では必要不可欠と言い続けた。そして国政維新は無党派層に見捨てられた」「大阪維新も情けない。なんで藤田前幹事長の年間6000万円の政策活動費の厳格チェックくらいできないのか」と名指しで藤田と馬場を批判した[52]
  • 2025年10月、しんぶん赤旗日曜版が藤田の公設第一秘書が代表の会社に約2000万円の公金を支出し、その会社が公設第一秘書に年720万円の報酬を支払っていたという記事を報じた[53]。藤田自身は、後にX(旧ツイッター)で、「正当な取引」と反論した。藤田は「悪意のある税金環流のような恣意的な記事ですが、すべて実態のある正当な取引であり、専門家にも相談の上で適法に行なっているものです」とした上で、2000万円は「大部分が機関紙デザイン費、印刷実費等の仕入れ原価が当然に発生するもの」などと説明した[54][55]。その後、藤田は該当する会社への発注を取りやめる事を明らかにし、藤田は「そもそも秘書が代表を務める会社に発注する構図自体が、誤解や疑念を招くとの指摘が多かった。真摯に受け止め、今後は一切行わない」と言及。「反省すべきは反省し、説明責任を果たす」と語った[56]。なお、当該の秘書は藤田の経営する企業「株式会社KTAJ」の取締役も兼任している。これを受け、日本維新の会の吉村洋文代表は党の内規を改正し、秘書が代表を務める会社への公金支出を禁止する考えを示した[57]
  • 上の問題に関連して、2025年10月29日の『しんぶん赤旗日曜版』の報道をうけた藤田は、翌日X上で反論するとともに、赤旗の記者の名刺をXに公開した。藤田が投稿した画像には、赤旗記者の氏名や赤旗編集部の電話番号などがそのまま記載されていた。その後、名刺の情報から記者をSNS上で脅した50代男性会社員が翌26年5月に脅迫容疑で書類送検されている、

[58]

選挙歴

[編集]
当落選挙執行日年齢選挙区政党得票数得票率定数得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 36 大阪府第12区 日本維新の会 6万4530票 40.58% 1 2/3 7/5
第48回衆議院議員補欠選挙 2019年4月21日 38 大阪府第12区 日本維新の会 6万0341票 38.49% 1 1/4  
第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 40 大阪府第12区 日本維新の会 9万4003票 51.19% 1 1/4  
第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 43 大阪府第12区 日本維新の会 8万6380票 52.35% 1 1/3  
第51回衆議院議員総選挙 2026年2月8日 45 大阪府第12区 日本維新の会 8万8775票 50.16% 1 1/4  

脚注

[編集]
  1. 1 2 “【ご報告】日本維新の会 政務調査会長に就任しました”. 2024年11月30日. 2025年8月2日閲覧.
  2. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 プロフィール 日本維新の会 衆議院議員 藤田文武(ふじたふみたけ)公式ベージ”. 藤田文武. 2025年8月14日閲覧。
  3. 1 2 3 4 5 6 日本維新の会共同代表に選出された藤田文武氏の略歴は?政策は?”. 選挙ドットコム (2025年8月8日). 2025年10月27日閲覧。
  4. 1 2 3 株式会社KTAJ 代表取締役│藤田文武のリーダースタイル
  5. “第48回衆院選 大阪”. 毎日新聞. 2017年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年6月16日閲覧.
  6. “北川知克・衆院議員が死去、67歳 元環境副大臣”. 朝日新聞. 2018年12月27日. 2018年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年6月16日閲覧.
  7. “北川知克元環境副大臣が死去”. 産経新聞. 2018年12月27日. 2019年6月16日閲覧.
  8. “衆院選:大阪12区補選 維新の会・藤田氏、出馬会見で抱負/大阪”. 毎日新聞. 2019年1月22日. 2019年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年6月16日閲覧.
  9. “衆院大阪12区補選が告示、4人届け出”. 朝日新聞. 2019年4月9日. 2019年6月16日閲覧.
  10. “衆院補選、自民2敗 大阪は維新・藤田氏 沖縄は屋良氏”. 日本経済新聞. 2019年4月21日. 2019年6月16日閲覧.
  11. “維新「鬼門」の堺市長選に照準 大阪連勝の余勢駆る”. 産経新聞. 2019年4月23日. 2019年6月16日閲覧.
  12. “維新・馬場幹事長、共同代表に 幹事長は衆院当選2回の藤田氏”. 共同通信. 2021年11月30日. 2021年11月30日閲覧.
  13. “馬場氏が出馬表明 松井氏「資質は十分評価」―維新代表選”. 時事通信. 2022年8月2日. 2022年8月2日閲覧.
  14. 日本放送協会. 衆議院選挙 大阪12区 藤田文武氏 維新・前 当選|NHK 関西のニュース”. NHK NEWS WEB. 2024年12月2日閲覧。
  15. “維新、共同代表に前原誠司氏 幹事長は岩谷良平氏を起用”. 日本経済新聞. 2024年12月2日. 2024年12月3日閲覧.
  16. “維新 新たな共同代表に藤田文武前幹事長を選出”. NHK NEWS WEB. 2025年8月8日. 2025年8月8日閲覧.
  17. 日本再起。(新体制発足の決意表明)藤田文武公式サイト”. 藤田文武. 2025年8月14日閲覧。
  18. 日本再起。(新体制発足の決意表明)”. 2026年4月3日閲覧。
  19. 自民と維新、連立政権樹立で正式合意 高市氏「国家観ともにする党」:朝日新聞”. 朝日新聞 (2025年10月20日). 2025年12月8日閲覧。
  20. 日本維新の会|大阪の副首都化から、中央集権打破。”. o-ishin.jp. 2025年12月8日閲覧。
  21. 編集局, 時事通信 (2025年8月8日). 維新共同代表に藤田氏 挙党体制構築が焦点:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2025年12月8日閲覧。
  22. 日本放送協会 (2026年2月8日). 【大阪12区】維新 藤田文武氏が当選”. NHKニュース. 2026年2月16日閲覧。
  23. 産経新聞 (2025年10月22日). 連立のキーパーソン、維新・藤田文武氏は「腹黒い戦略家」 スポーツマンで武闘派の一面も”. 産経新聞:産経ニュース. 2025年12月8日閲覧。
  24. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 衆院選2026NHK候補者アンケート”. NHK. NHK (2026年1月29日). 2026年1月29日閲覧。
  25. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 “第49回衆院選 維新 大阪12区 藤田 文武”. 毎日新聞. 2021年11月16日閲覧.
  26. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 衆院選2024読売新聞候補者アンケート”. 読売新聞社. 2025年8月11日閲覧。
  27. 1 2 3 4 5 6 7 8 “第48回衆院選 維新 大阪12区 藤田 文武”. 毎日新聞. 2019年6月16日閲覧.
  28. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 衆院選2024NHK候補者アンケート”. NHK. 2024年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
  29. 1 2 3 4 5 6 7 衆院選2021NHK候補者アンケート”. NHK. 2021年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
  30. “25年大阪・関西万博:維新、万博規制除外に理解”. 毎日新聞. 2023年8月3日. 2023年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2023年11月16日閲覧.
  31. “万博の残業規制除外、反対=維新代表”. 時事通信. 2023年11月5日. 2023年11月16日閲覧.
  32. “維新・藤田幹事長 万博建設費450億円増「身を切る改革」に反しない「そういうことを言う政党がおかしい」”. デイリー. 2023年9月27日. 2023年11月16日閲覧.
  33. 日本維新の会 (2023-09-27), 令和5年9月27日(水)藤田文武幹事長 記者会見 2024年12月2日閲覧。
  34. “維新が万博PRに再注力「成功に汗をかく」 巨大リング“無駄”批判に反論も”. FNNオンライン. 2023年11月15日. 2023年11月16日閲覧.
  35. 15年後には「10人に1人」が外国人に…「藤田文武」日本維新の会前幹事長が訴える「人口政策」 なし崩し的な受け入れを止め、「抑制」も検討せよ(全文)”. デイリー新潮 (2025年6月25日). 2025年7月7日閲覧。
  36. 1 2 3 4 5 6 7 日本維新の会 衆議院議員 藤田文武(ふじたふみたけ)公式ベージ”. 2024年12月2日閲覧。
  37. 維新・藤田文武幹事長、「教え子と後に結婚」は誤り...テレ東選挙特番の紹介文を否定 番組Xが訂正&謝罪”. J-CASTニュース (2024年10月29日). 2024年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月30日閲覧。
  38. 産経新聞 (2025年10月22日). 連立のキーパーソン、維新・藤田文武氏は「腹黒い戦略家」 スポーツマンで武闘派の一面も”. 産経新聞:産経ニュース. 2025年12月8日閲覧。
  39. “維新・鈴木宗男氏のロシア訪問、国会が承認”. 日本経済新聞. 2023年4月26日. 2023年5月10日閲覧.
  40. “訪露延期の鈴木宗男氏、維新代表を批判「私は国益を考えたから国策捜査にあった」”. 産経新聞. 2023年5月10日. 2023年5月10日閲覧.
  41. “ロシア訪問断念の鈴木宗男氏『国益はあなたの100倍以上考えている』維新執行部に苦言”. MBS NEWS. 2023年5月10日. 2023年5月10日閲覧.
  42. “維新・吉村氏が兵庫知事に「辞職を」と直接電話 藤田幹事長が明かす”. 朝日新聞. 2024年9月9日. 2024年11月26日閲覧.
  43. “兵庫知事選に維新・清水参院議員が出馬へ 衆院くら替えやめ斎藤氏の対抗馬に”. 産経新聞. 2024年10月2日. 2024年11月26日閲覧.
  44. “兵庫県知事選挙 出口調査の結果は”. NHK NEWS WEB. 2024年11月17日. 2024年11月26日閲覧.
  45. “「立花孝志さんはものすごく賢い人」日本維新の会・藤田幹事長 当選目指さない選挙活動を「民主主義の中で許容される」と評価”. TBS NEWS. 2024年11月21日. 2024年11月26日閲覧.
  46. 維新 “国会議員13人が旧統一教会関連団体イベント出席など” | NHK | 安倍晋三元首相 銃撃”. web.archive.org (2022年7月30日). 2024年12月2日閲覧。
  47. 維新・13人国会議員が旧統一教会と接点 関連団体イベント参加と申告テレビ大阪2022年7月30日付
  48. “維新・藤田幹事長、旧文通費からの寄付60万円を不記載”. 朝日新聞. 2023年9月11日. 2023年9月11日閲覧.
  49. “「政策活動費」自民ダントツ8.5億円 各党の廃止論と一線…「使途を言わなくていいカネ」何とか残したい”. 東京新聞. 2024年11月29日. 2025年3月10日閲覧.
  50. “「政策活動費」使途を公開 支出先は塗りつぶし―維新”. 時事通信. 2024年5月28日. 2025年3月10日閲覧.
  51. “維新「説明会」で“口撃” 執行部批判に馬場代表は「あなたは選挙を知らない」と応戦 幹部が語る“自維交渉”の裏側”. FNNプライムオンライン. 2024年6月29日. 2025年3月10日閲覧.
  52. “維新に影響力残す橋下徹氏、現代表らは「飲み食い政治」古巣批判をXに連投”. 産経新聞. 2024年11月14日. 2025年3月10日閲覧.
  53. “スクープ 維新・藤田共同代表 重大疑惑 公設秘書側に公金2千万円 「身を切る」どころか 身内へ税金還流”. しんぶん赤旗. 2025年10月30日閲覧.
  54. @@fumi_fuji (2025年10月29日). “<しんぶん赤旗の記事について>”. X(旧Twitter)より2025年10月30日閲覧.
  55. “維新・藤田文武共同代表「正当な取引」 赤旗報道「公設秘書側に公金2千万円支出」に反論”. 産経新聞THE SANKEI SHIMBUN. 2025年10月30日. 2025年10月30日閲覧.
  56. 公設秘書側への発注中止 維新藤田氏、疑惑報道受け”. 共同通信 (2025年11月2日). 2025年11月3日閲覧。
  57. “秘書側への公金支出「禁止」 維新の内規改正へ 吉村代表「取引は適正でも疑義生じ得る」”. 産経新聞. 2025年11月4日. 2025年11月4日閲覧.
  58. https://www.asahi.com/articles/ASV5M2498V5MUSPT00CM.html 朝日新聞,2026年5月19日(2026年7月2日閲覧)

外部リンク

[編集]
党職
先代
前原誠司
日本維新の会共同代表
第5代:2025年 -
次代
現職
先代
前原誠司
日本維新の会国会議員団代表
第4代:2025年 -
次代
現職
先代
馬場伸幸
日本維新の会幹事長
第3代:2021年 - 2024年
次代
岩谷良平