千葉県第10区
千葉県第10区 | |
---|---|
行政区域 |
銚子市、香取市、成田市、旭市、匝瑳市、香取郡 (2024年1月1日現在) |
比例区 | 南関東ブロック |
設置年 |
1994年 (2022年区割変更) |
選出議員 | 小池正昭 |
有権者数 |
326,317人 1.439 倍(一票の格差・鳥取1区との比較) (総務省・2023年9月1日) |
千葉県第10区(ちばけんだい10く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。
区域
[編集]現在の区域
[編集]2022年(令和4年)公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]。横芝光町の旧光町域が11区に移行した。
2022年以前の区域
[編集]2013年(平成25年)公職選挙法改正から2022年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[3][4]。
1994年(平成6年)公職選挙法改正から2013年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[5]。
歴史
[編集]旧千葉2区の大部分から構成されており、1993年に引退した林大幹(元環境庁長官)の息子である幹雄が地盤を継ぎ、小選挙区に移行してからも他の候補が比例復活せず当選を重ねている。
政権交代の選挙となった2009年の第45回衆議院議員総選挙では民主党の谷田川元が当選し、林幹雄は比例復活になった。それ以降は民主党政権への逆風もあり林が連勝を続けていたが、2021年の第49回衆議院議員総選挙では林が年齢制限により比例重複立候補ができず、2,891票差で辛くも逃げ切った。谷田川は立憲民主党から出馬して比例復活を果たした。2024年の第50回衆議院議員総選挙では自民党から林に代わり小池正昭が立候補して勝利し、谷田川は再び惜敗となり比例復活した。
小選挙区選出議員
[編集]選挙結果
[編集]時の内閣:石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日
当日有権者数:32万1502人 最終投票率:50.78%(前回比:2.50%) (全国投票率:53.85%(2.08%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 小池正昭 | 58 | 自由民主党 | 新 | 69,563票 | 43.79% | ―― | 公明党推薦 | ○ |
比当 | 谷田川元 | 61 | 立憲民主党 | 前 | 67,920票 | 42.76% | 97.64% | ○ | |
椎名亮太 | 40 | 参政党 | 新 | 11,494票 | 7.24% | 16.52% | |||
仲幸子 | 69 | 日本共産党 | 新 | 8,018票 | 5.05% | 11.53% | |||
今留尚人 | 59 | 無所属 | 新 | 1,852票 | 1.17% | 2.66% | × |
時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:34万1141人 最終投票率:53.28%(前回比:5.29%) (全国投票率:55.93%(2.25%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 林幹雄 | 74 | 自由民主党 | 前 | 83,822票 | 47.29% | ―― | 公明党推薦 | |
比当 | 谷田川元 | 58 | 立憲民主党 | 前 | 80,971票 | 45.68% | 96.60% | ○ | |
梓まり | 50 | 新党くにもり | 新 | 10,272票 | 5.80% | 12.25% | |||
今留尚人 | 56 | 無所属 | 新 | 2,173票 | 1.23% | 2.59% | × |
- 梓は第26回参議院議員通常選挙に千葉県選挙区より立候補したが落選。
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:35万6116人 最終投票率:47.99%(前回比:3.68%) (全国投票率:53.68%(1.02%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 林幹雄 | 70 | 自由民主党 | 前 | 88,398票 | 53.12% | ―― | 公明党推薦 | ○ |
谷田川元 | 54 | 希望の党 | 元 | 65,256票 | 39.21% | 73.82% | ○ | ||
笠原正実 | 63 | 日本共産党 | 新 | 12,758票 | 7.67% | 14.43% |
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:35万6470人 最終投票率:51.67%(前回比:4.26%) (全国投票率:52.66%(6.66%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 林幹雄 | 67 | 自由民主党 | 前 | 97,783票 | 55.05% | ―― | 公明党推薦 | ○ |
谷田川元 | 51 | 民主党 | 元 | 65,809票 | 37.05% | 67.30% | ○ | ||
笠原正実 | 60 | 日本共産党 | 新 | 14,049票 | 7.91% | 14.37% |
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日
当日有権者数:36万459人 最終投票率:55.93%(前回比:8.09%) (全国投票率:59.32%(9.96%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 林幹雄 | 65 | 自由民主党 | 前 | 110,139票 | 57.10% | ―― | 公明党推薦 | ○ |
谷田川元 | 49 | 民主党 | 前 | 62,690票 | 32.50% | 56.92% | ○ | ||
笠原正実 | 58 | 日本共産党 | 新 | 12,230票 | 6.34% | 11.10% | |||
有田恵子 | 59 | 当たり前党 | 新 | 7,831票 | 4.06% | 7.11% |
- 有田は2013年の旭市議会議員選挙に無所属で立候補し当選。
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日
当日有権者数:36万5443人 最終投票率:64.02%(前回比:0.70%) (全国投票率:69.28%(1.77%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 谷田川元 | 46 | 民主党 | 新 | 118,564票 | 51.67% | ―― | ○ | |
比当 | 林幹雄 | 62 | 自由民主党 | 前 | 107,745票 | 46.95% | 90.87% | ○ | |
金井貴雄 | 38 | 幸福実現党 | 新 | 3,158票 | 1.38% | 2.66% |
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日
当日有権者数:36万7402人 最終投票率:63.32%(前回比:2.49%) (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 林幹雄 | 58 | 自由民主党 | 前 | 128,174票 | 56.27% | ―― | ○ | |
谷田川元 | 42 | 民主党 | 新 | 89,183票 | 39.15% | 69.58% | ○ | ||
坂本弘毅 | 61 | 日本共産党 | 新 | 10,414票 | 4.57% | 8.12% |
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日
当日有権者数:36万7073人 最終投票率:60.83%(前回比:3.84%) (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 林幹雄 | 56 | 自由民主党 | 前 | 94,946票 | 43.57% | ―― | ○ | |
谷田川元 | 40 | 無所属 | 新 | 81,950票 | 37.61% | 86.31% | × | ||
中沢健 | 48 | 民主党 | 新 | 31,864票 | 14.62% | 33.56% | ○ | ||
坂本弘毅 | 59 | 日本共産党 | 新 | 7,595票 | 3.49% | 8.00% | |||
加瀬博 | 72 | 無所属 | 新 | 1,539票 | 0.71% | 1.62% | × |
- 中沢は第46回は千葉県第7区から立候補したが落選。第25回参議院議員通常選挙に比例区から国民民主党公認で立候補したが落選。
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日
当日有権者数:36万4381人 最終投票率:56.99% (全国投票率:62.49%(2.84%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 林幹雄 | 53 | 自由民主党 | 前 | 126,837票 | 63.89% | ―― | ○ | |
黒柳博司 | 41 | 民主党 | 新 | 38,207票 | 19.25% | 30.12% | ○ | ||
高田範子 | 47 | 日本共産党 | 新 | 25,446票 | 12.82% | 20.06% | |||
林秋男 | 47 | 無所属 | 新 | 8,038票 | 4.05% | 6.34% | × |
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(8.11%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 林幹雄 | 49 | 自由民主党 | 前 | 114,010票 | 63.87% | ―― | ○ | |
須藤浩 | 39 | 新進党 | 前 | 44,408票 | 24.88% | 38.95% | ○ | ||
一河普 | 41 | 日本共産党 | 新 | 17,234票 | 9.65% | 15.12% | |||
川村康之 | 49 | 自由連合 | 新 | 2,854票 | 1.60% | 2.50% |
- 須藤は第42回から千葉県第9区で活動。(42回~44回は民主党公認、46回は無所属)
脚注
[編集]- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第210回国会 制定法律の一覧 >公職選挙法の一部を改正する法律 法律第八十九号(令四・一一・二八)”. 衆議院 (2022年11月28日). 2023年2月22日閲覧。住居表示などにより変更する可能性がある。
- ^ “千葉県”. 総務省. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第183回国会 制定法律の一覧 >衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律 法律第六十八号(平二五・六・二八)”. 衆議院 (2013年6月28日). 2021年10月1日閲覧。地名は2013年(平成25年)当時のものである。
- ^ “千葉県”. 総務省. 2021年10月1日閲覧。
- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第131回国会 制定法律の一覧 >法律第百四号(平六・一一・二五)”. 衆議院 (1994年11月25日). 2021年10月1日閲覧。地名は1994年(平成6年)当時のものである。