鈴木俊一 (衆議院議員)
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鈴木 俊一 すずき しゅんいち | |
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生年月日 | 1953年4月13日(66歳) |
出生地 |
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出身校 | 早稲田大学教育学部社会科 |
前職 |
全国漁業協同組合連合会職員 衆議院議員秘書 |
所属政党 | 自由民主党(岸田派→無派閥→麻生派) |
称号 | 学士 |
親族 |
父・鈴木善幸 義兄・麻生太郎 |
公式サイト | 鈴木俊一ホームページ |
内閣 | 第4次安倍第1次改造内閣 |
在任期間 | 2019年4月11日 - 2019年9月11日 |
内閣 |
第3次安倍第3次改造内閣 第4次安倍内閣 |
在任期間 | 2017年8月3日 - 2018年10月2日 |
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内閣 | 第1次小泉第1次改造内閣 |
在任期間 | 2002年9月30日 - 2003年9月22日 |
選挙区 |
(旧岩手1区→) 岩手2区 |
当選回数 | 9回 |
在任期間 |
1990年2月18日 - 2009年7月21日 2012年12月19日[1] - 現職 |
鈴木 俊一(すずき しゅんいち、1953年4月13日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(9期)、自由民主党総務会長(第57代)。
国務大臣(東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当)、環境大臣(第4代)、外務副大臣(第2次安倍内閣)、厚生政務次官(第1次橋本内閣)、衆議院東日本大震災復興特別委員長、衆議院厚生労働委員長、衆議院外務委員長、国民健康保険中央会会長等を務めた。
第70代内閣総理大臣の鈴木善幸は父、第92代内閣総理大臣、現副総理兼財務大臣の麻生太郎は義兄。
来歴[編集]
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東京都出身(現住所は岩手県滝沢市鵜飼狐洞)[2][3]。東京都港区の麻布高等学校、早稲田大学教育学部社会科卒業。大学卒業後、父・鈴木善幸もかつて勤務していた全国漁業協同組合連合会に就職する[要出典]。1985年に退職し、鈴木善幸の秘書に転じた[要出典]。
1990年、善幸の引退に伴い、第39回衆議院議員総選挙に自由民主党公認で旧岩手1区から出馬し、初当選。
1994年、自由民主党政務調査会水産部会長に就任。1996年、第1次橋本内閣で厚生政務次官に就任。その後も衆議院厚生労働委員長や自民党社会部会長、社会保障制度調査会副会長[4]等のポストを歴任する。2001年、自民党副幹事長及び衆議院厚生労働委員長に就任。2002年、第1次小泉第1次改造内閣で環境大臣に任命され、当選4回で初入閣。
2007年、国民健康保険中央会会長に就任。2009年の第45回衆議院議員総選挙で民主党の畑浩治に岩手2区で敗れ、比例東北ブロックでも落選した。
2012年の第46回衆議院議員総選挙で民主党離党後、日本未来の党から出馬していた畑を破り、7選(畑も比例復活)。選挙後に発足した第2次安倍内閣で外務副大臣に任命された。
2013年9月30日、外務副大臣を退任。同年衆議院外務委員長に就任。
2014年の第47回衆議院議員総選挙で生活の党の畑を比例復活も許さずに破り、8選。2015年2月、それまで所属していた岸田派を退会して無派閥となった[5]。同年自由民主党総務会長代理及び自由民主党財務委員長に就任。岸田派離脱後はしばらく無所属だったが、その後、義兄の麻生が領袖を務める麻生派に入会[6]。
2017年8月3日、第3次安倍第3次改造内閣で東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣に就任。同年の第48回衆議院議員総選挙でも希望の党公認となった畑を破り、9選。同年11月発足の第4次安倍内閣でも再任。
2018年10月2日、第4次安倍改造内閣発足に伴い退任したが、後任の桜田義孝が自身の不適切発言を理由として2019年4月11日に辞任したことから桜田の後任として国務大臣・東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣に再び起用されることとなった[7]。
2019年4月30日に明仁天皇が退位。明仁天皇から任命書を受け取った最後の国務大臣となった。
2019年9月11日、自由民主党総務会長に就任。
政策・主張[編集]
受動喫煙問題[編集]
受動喫煙防止を目的に飲食店などの建物内を原則禁煙とする健康増進法改正に反対。
- 2017年3月7日の自民党たばこ議員連盟の臨時総会において、厚生労働省がまとめた原則屋内禁煙の健康増進法改正案について、「箸の上げ下げまで法律で規制する考えは党の理念に反する」として反対した[8]。
- 五輪相に就任した直後のインタビューにおいて、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた受動喫煙対策について、「禁煙を原則とするのではなく、徹底した分煙で実現すべきだ」と主張した[9][10]。このことはたばこのない五輪を推進する国際オリンピック委員会(IOC)や世界保健機関(WHO)の方針と反することから、五輪相の立場として発言したことを問題視された。報道各社から整合性を問われたところ、「過去の自民党内の議論を紹介したもの」として、発言を事実上撤回した[11]。
選択的夫婦別姓制度[編集]
- 2002年の第154回国会において「夫婦別姓制度の導入を図る民法改正反対に関する請願」を提出している[12]。
- 2014年の朝日新聞によるアンケートにおいて「どちらとも言えない」と回答している[13]。
- 2017年の朝日新聞によるアンケートにおいて「どちらかと言えば反対」と回答している[14]。
その他[編集]
- 憲法改正に賛成[15]。
- 集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すことに賛成[15]。
- 日本の核武装について検討すべきでないとしている[15]。
- 女性宮家の創設に反対[15]。
- 日本のTPP参加に反対[15]。
- 2013年11月26日、特定秘密保護法案の採決で賛成票を投じている[16]。
政治資金[編集]
- 日本共産党の調査によると、2000年の第42回衆議院議員総選挙直前に公共事業受注企業から690万円の献金を受けていた[17]。
- 日本共産党の機関紙しんぶん赤旗に、毎年3000万円を超す事務所費を計上していたが、2007年になって突如それぞれの年の事務所費を750万円前後に訂正し、理由については「担当者(会計責任者)がかわったので、わからない」と説明したと報じられた[18]。
- 日本禁煙学会の調査によると、全国たばこ販売政治連盟・全国たばこ耕作者政治連盟のいずれかから2011年から2015年まで6年間で125万の資金提供を受け、自民党たばこ特別委員会の委員長を務めている[19]。
- 鈴木が代表である資金管理団体「清鈴会」の政治資金収支報告書には、2013年から2015年のガソリン代が合計1412万円、2015年1月には1回分が174万円と記載されていたと時事通信は報じている[20]。鈴木の事務所は、7台が1日250~300キロを走っていると説明している事と、高額過ぎるという見方も出ている事を時事通信は報じている[20]。
親族[編集]
姉・千賀子の夫・麻生太郎は義兄にあたる。なお鈴木の妻・敦子は堤甲子三の孫娘であるが、甲子三の義弟・堤徳蔵は作曲家・本居長世の長女で童謡歌手のみどりと結婚した。敦子の父・平五は小川平吉の五男で甲子三の婿養子となった。敦子は宮澤喜一のいとこでもある。
所属団体・議員連盟[編集]
- 日韓議員連盟
- 自民党たばこ議員連盟[21]
- 自民党たばこ特別委員会(委員長)[21][22]
- 神道政治連盟国会議員懇談会[23]
- みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会[23]
- 日本会議国会議員懇談会
脚注[編集]
- ^ 平成24年(2012年)12月19日岩手県選挙管理委員会告示第111号(衆議院小選挙区選出議員選挙の各選挙区における当選人の住所及び氏名並びに当該当選人に係る候補者届出政党の名称)
- ^ 「国会議員情報」『時事ドットコム:国会議員 鈴木 俊一(すずき しゅんいち)』時事通信社。
- ^ “清鈴会 政治資金収支報告書(平成29年分定期公表) (PDF)”. 総務省 (2018年11月30日). 2019年10月31日閲覧。
- ^ “すずき俊一 ヒストリー 四期目”. 2016年3月11日閲覧。
- ^ 鈴木俊一氏が宏池会退会 当面は無派閥で 産経新聞 2016年5月27日
- ^ 鈴木俊一元環境相が麻生派入り 産経新聞 2016年8月1日
- ^ “桜田義孝五輪相、問題発言で辞任 後任に鈴木俊一氏再起用”. 産経ニュース. 産業経済新聞社. (2019年4月10日) 2019年4月11日閲覧。
- ^ “受動喫煙防止で自民慎重派と厚労省が対立 議連「憂さ晴らしも国の締め付けか」VS厚労省「妊婦ら守る」”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2017年3月15日) 2018年7月19日閲覧。
- ^ “鈴木五輪相:「原則禁煙でなく分煙徹底で」厚労省案に異議”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2017年2月16日) 2018年7月19日閲覧。
- ^ “【新閣僚に聞く】鈴木俊一五輪相 「受動喫煙…禁煙原則にするのではなく、徹底した分煙で実現すべき」”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2017年8月10日) 2018年7月19日閲覧。
- ^ 皆川剛 (2017年8月18日). “五輪相「分煙で実現」発言に波紋”. 東京新聞 (東京新聞社) 2018年4月13日閲覧。
- ^ 第154回国会 請願2119号
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査
- ^ 2017年衆院選、候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査)
- ^ a b c d e “2012衆院選 岩手2区 鈴木俊一”. 毎日jp (毎日新聞社) 2014年8月20日閲覧。
- ^ “特定秘密保護法 国会議員の投票行動”. 東京新聞. 2014年12月13日閲覧。
- ^ “首相ら19人に違法献金? 選挙中に、共産が調査”. 47NEWS. 共同通信社. (2003年2月7日) 2012年5月13日閲覧。
- ^ 「事務所費」/鈴木元環境相/3千万円を750万円にしんぶん赤旗、2007年8月22日
- ^ タバコ業界からの政治献金が 受動喫煙防止の立法を妨げている -国民世論も国際的協定・趨勢も許すものではない- 子どもに無煙環境を推進協議会、日本禁煙学会理事 野上浩志
- ^ a b ガソリン代、3年で1400万円=鈴木五輪相の収支報告 時事通信
- ^ a b “自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “プロフィール”. 2017年7月25日閲覧。
- ^ a b 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
外部リンク[編集]
公職 | ||
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先代: 丸川珠代 桜田義孝 |
![]() 第3代:2017年 - 2018年 第5代:2019年 |
次代: 桜田義孝 |
先代: 大木浩 |
![]() 第4代:2002年 - 2003年 |
次代: 小池百合子 |
先代: 吉良州司 榛葉賀津也 |
![]() 松山政司と共同 2012年 - 2013年 |
次代: 岸信夫 三ツ矢憲生 |
議会 | ||
先代: 吉野正芳 |
![]() 第9代:2017年 |
次代: 谷公一 |
先代: 河井克行 |
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次代: 土屋品子 |
先代: 創設 |
![]() 2001年 - 2002年 |
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党職 | ||
先代: 加藤勝信 |
自由民主党総務会長 第57代:2019年 - |
次代: 現職 |
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