寺田稔

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寺田 稔
てらだ みのる
Terada minoru.jpg
総務大臣就任時に公開された肖像写真
生年月日 (1958-01-24) 1958年1月24日(64歳)
出生地 日本の旗 日本 広島県広島市
出身校 東京大学法学部第2類[1]
ハーバード大学
前職 国家公務員大蔵省
所属政党 自由民主党岸田派
称号 M.P.P.(ハーバード大学)
親族 妻の義叔父・池田行彦(元外務大臣
公式サイト てらだ稔 Official Site

日本の旗 第27代 総務大臣
内閣 第2次岸田改造内閣
在任期間 2022年8月10日 - 現職

内閣 第2次岸田内閣
在任期間 2021年12月3日 - 2022年8月10日

選挙区 広島5区
当選回数 6回
在任期間 2004年 - 2009年
2012年 - 現職
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寺田 稔(てらだ みのる、1958年(昭和33年)1月24日 - )は、日本政治家大蔵財務官僚自由民主党所属の衆議院議員(6期)、総務大臣(第27代)。自由民主党広島県連会長。宏池会所属。元内閣総理大臣池田勇人と「丸ビル将軍」、「金融王」などと呼ばれた元近藤商事会長の近藤荒樹は義理の祖父に当たる[2][3]

内閣総理大臣補佐官国家安全保障に関する重要政策及び核軍縮・不拡散問題担当)、自民党国防部会長、自民党国会対策副委員長自民党副幹事長内閣府副大臣復興副大臣第2次安倍内閣)、衆議院安全保障委員長総務副大臣内閣府副大臣第4次安倍第2次改造内閣)を歴任した。

来歴[編集]

生い立ちから官僚時代まで[編集]

広島県広島市生まれ。広島大学附属中学校・高等学校東京大学法学部第2類(公法コース。雄川ゼミ、加藤ゼミ)卒業。1980年大蔵省へ入省[注 1]主計局に配属される。

1982年からハーバード大学ケネディースクールへ留学し、1984年に公共政策修士号MPP)を取得[4][5]。帰国後は、国際金融局国際機構課企画係長や長浜税務署長、在ワシントン日本大使館書記官、大臣官房文書課広報室長徳島県総務部長、財務省主計局主計官(内閣、司法・警察、財務係担当)、主計局主計官(防衛係担当)、内閣府政策統括官参事官(経済財政担当)を歴任する[6][7][8]。財務省防衛担当主計官時代の2002年に「呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)」の建設に尽力した[9]

国会議員[編集]

2004年に妻の義理の叔父にあたる池田行彦の死去に伴い財務省を退官し、行彦の選出選挙区である広島5区衆議院議員補欠選挙自由民主党公認で出馬し、民主党三谷光男らを破り初当選した。

当選後は、義理の祖父にあたる元内閣総理大臣池田勇人が設立した宏池会に入会。

2005年第44回衆議院議員総選挙で、広島5区で再選(三谷も比例復活)。2007年に発足した第1次安倍改造内閣防衛大臣政務官に任命され、福田康夫内閣で再任。

2009年第45回衆議院議員総選挙で、広島5区で三谷に敗れ比例復活もならず落選。

2012年第46回衆議院議員総選挙で、三谷に比例復活も許さず3期目の当選。選挙後に発足した第2次安倍内閣内閣府副大臣復興副大臣に就任する。2013年10月の内閣及び自民党役員人事で党副幹事長に就任する。2014年10月の自民党役員人事で党国会対策副委員長に就任する。

2014年第47回衆議院議員総選挙で、4期目の当選[10]。2014年の第186回国会で、大臣、副大臣、政務官、補佐官、議長、副議長、委員長、の要職に就かず、質問、議員立法、質問主意書、を提出していない[11][12]と指摘された。

2016年8月の自民党役員人事で党国防部会長[13]に就任する。

2017年第48回衆議院議員総選挙で、5期目の当選[14]

総務副大臣兼内閣府副大臣在任中に公開された肖像写真

2019年9月、第4次安倍第2次改造内閣総務副大臣内閣府副大臣に就任[15]

2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で6選。

内閣総理大臣補佐官在任中に公開された肖像写真

同年12月3日、第2次岸田内閣内閣総理大臣補佐官国家安全保障に関する重要政策及び核軍縮・不拡散問題担当)に就任[16][17]。また岸田文雄内閣総理大臣自由民主党総裁に就いたために自由民主党広島県支部連合会会長を退くことになり、その後任会長に寺田が推挙され、年内に正式就任する運びとなっている[18]

2022年8月10日、第2次岸田改造内閣総務大臣に就任。

政策[編集]

  • 大宏池会構想論者[19]であり、2013年から2014年の一時期は宏池会に加えて為公会にも参加していた[20]が2014年7月ごろに退会し、宏池会のみの所属となった[要出典]
  • 原爆議員懇の代表世話人であり、被爆者救済に取り組んでいる[21]

新聞アンケートへの回答[編集]

  • 選択的夫婦別姓制度導入にどちらかといえば反対[22]。(2014年衆院選朝日新聞)
  • 女性宮家の創設に反対[23]。(2012年衆院選毎日新聞)
  • 集団的自衛権の行使について「我が国の安全保障のために必要な範囲、また、我が国国民の生命を守るために必要な範囲において集団的自衛権の行使を限定的に認めるべきだ。」としている[24]

人物[編集]

選挙歴[編集]

当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第43回衆議院議員補欠選挙 2004年4月25日 46 広島5区 自由民主党 7万8769票 50.51% 1 1/3 /
第44回衆議院議員総選挙 2005年9月11日 47 広島5区 自由民主党 9万7383票 49.62% 1 1/3 /
第45回衆議院議員総選挙 2009年8月30日 51 広島5区 自由民主党 9万3594票 47.73% 1 2/3 /
第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 54 広島5区 自由民主党 9万9842票 63.06% 1 1/3 /
第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 56 広島5区 自由民主党 9万5526票 77.71% 1 1/2 /
第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 59 広島5区 自由民主党 8万6193票 67.10% 1 1/3 /
第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 63 広島5区 自由民主党 8万7434票 67.66% 1 1/2 /

所属団体・議員連盟[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 聞蔵Ⅱ > 人物
  2. ^ 寺田稔 近現代・系図ワールド~池田勇人・行彦”. kingendaikeizu.net. 2022年8月9日閲覧。
  3. ^ 閨閥学 (2021年9月6日). “寺田家(寺田稔・寺田宏の家系図)” (日本語). 閨閥学. 2022年8月9日閲覧。
  4. ^ MPP (Master in Public Policy) 1984.
  5. ^ Harvard University John F. Kennedy School Of Government 1998 Alumni Directory. Bernard C. Harris Publishing Company, Inc.. (1998). p. 346 
  6. ^ 『東大人名録,第1部』1986年発行、52頁
  7. ^ 国会議員情報 寺田 稔(てらだ みのる) JIJI. COM
  8. ^ 『職員録 第1部』大蔵省印刷局、1985年発行、513頁
  9. ^ てらだ稔 Official Site
  10. ^ 広島 - 開票速報 - 2014衆院選:朝日新聞デジタル
  11. ^ 「国会議員三ツ星データブック」、186国会版 国会議員三ツ星データブック、特定非営利法人「万年野党」著。ISBN 978-4905239239
  12. ^ 「国会質問も議員立法も質問主意書もない『オールゼロ議員』、64人全氏名を公開、BLOGOS 2014年10月15日
  13. ^ 自民党.部会長が内定 農林部は小泉進次郎氏が留任
  14. ^ 広島-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
  15. ^ “副大臣決まる、第4次安倍第2次改造内閣”. Qnewニュース. https://qnew-news.net/news/2019-9/2019091601.html 2019年9月17日閲覧。 
  16. ^ "首相補佐官に寺田氏、石原氏は内閣官房参与に". 産経ニュース. 産経デジタル. 3 December 2021. 2021年12月3日閲覧
  17. ^ “内閣辞令” (プレスリリース), 内閣官房, (2021年12月3日), https://www.kantei.go.jp/jp/content/20211203_houdou.pdf 2021年12月4日閲覧。 
  18. ^ "自民広島県連の新会長に寺田氏推薦 岸田氏の辞意で". 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 3 December 2021. 2021年12月7日閲覧
  19. ^ ブログ - 『7月10日(木)』 | 衆議院議員 寺田稔の政治実感日誌
  20. ^ 為公会2013麻生太郎政策集団
  21. ^ 政策 ー てらだ稔 Official Site - 衆議院議員 寺田稔 オフィシャルサイト” (日本語). てらだ稔 Official Site - 衆議院議員 寺田稔 オフィシャルサイト. 2021年9月8日閲覧。
  22. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  23. ^ 毎日新聞2012年衆院選アンケート
  24. ^ “(集団的自衛権)自民8氏、半数「無回答」 県選出国会議員アンケート /広島県”. 朝日新聞(広島). (2014年6月18日) 
  25. ^ 創立50周年大会に議員・有識者ら500人が結集”. 国際勝共連合 (2018年11月13日). 2022年7月16日閲覧。
  26. ^ 自民・寺田稔氏、旧統一教会系の関連会合に会費2万円”. 中國新聞 (2022年8月10日). 2022年8月10日閲覧。
  27. ^ a b c d てらだ稔 Official Site
  28. ^ [1]NPO法人日中国会議員書画展実行委員会
  29. ^ 内部文書入手 NTTが総務大臣、副大臣も接待していた 週刊文春 2021年3月18日号
  30. ^ NTT、歴代総務相も接待 武田氏は有無明言せず―週刊誌報道時事通信2021年03月10日20時37分
  31. ^ 自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
  32. ^ a b c 俵義文 『日本会議の全貌』 花伝社、2016年
  33. ^ ブログ - 『10月17日』|衆議院議員 寺田稔の政治実感日誌
  34. ^ 公益財団法人 日本相撲連盟

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

公職
先代
金子恭之
日本の旗 総務大臣
第27代:2022年 -
次代
現職
先代
木原誠二
日本の旗 内閣総理大臣補佐官
(国家安全保障に関する重要政策及び核軍縮・不拡散問題担当)

2021年 - 2022年
次代
岸信夫
先代
鈴木淳司
佐藤ゆかり
日本の旗 総務副大臣
長谷川岳と共同

2019年 - 2020年
次代
熊田裕通
新谷正義
先代
左藤章
田中良生
中根一幸
佐藤ゆかり
浮島智子
磯﨑仁彦
牧野京夫
秋元司
原田憲治
日本の旗 内閣府副大臣
大塚拓
平将明
宮下一郎
亀岡偉民
松本洋平
御法川信英
石原宏高
山本朋広と共同

2019年 - 2020年
次代
赤沢亮正
藤井比早之
三ッ林裕巳
田野瀬太道
長坂康正
江島潔
堀内詔子
中山泰秀
岩井茂樹
先代
黄川田徹
今野東
前川清成
日本の旗 復興副大臣
浜田昌良
谷公一
秋葉賢也と共同

2012年12月 - 2013年9月
次代
浜田昌良
谷公一
岡田広
愛知治郎
先代
白真勲
藤本祐司
前川清成
今野東
園田康博
大島敦
松宮勲
日本の旗 内閣府副大臣
西村康稔
伊達忠一
坂本哲志
赤羽一嘉
井上信治と共同

2012年12月 - 2013年9月
次代
西村康稔
後藤田正純
岡田広
関口昌一
赤羽一嘉
井上信治
先代
大前繁雄
北川イッセイ
日本の旗 防衛大臣政務官
秋元司と共同

2007年 - 2008年
次代
武田良太
岸信夫
議会
先代
山口壮
日本の旗 衆議院安全保障委員長
2017年 - 2018年
次代
岸信夫