福田達夫

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福田 達夫
ふくだ たつお
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防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官在任中に公表された肖像写真
生年月日 (1967-03-05) 1967年3月5日(55歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都
出身校 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
前職 三菱商事従業員
福田康夫衆議院議員秘書
現職 自由民主党筆頭副幹事長
所属政党 自由民主党安倍派
称号 法学士
親族 祖父・福田赳夫(元首相
大叔父・福田宏一(元参議院議員
父・福田康夫(元首相
伯父・越智通雄(元経済企画庁長官
従兄・越智隆雄衆議院議員
公式サイト 衆議院議員 福田達夫 Official Site

選挙区 群馬4区
当選回数 4回
在任期間 2012年12月16日 - 現職

その他の職歴
Liberal Democratic Party (Japan) Emblem.jpg 第59代 自由民主党総務会長
(総裁:岸田文雄
2021年10月1日 - 2022年8月10日
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福田 達夫(ふくだ たつお、1967年3月5日 - )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(4期)、自由民主党筆頭副幹事長

自由民主党総務会長(第59代)、防衛大臣政務官内閣府大臣政務官第3次安倍第3次改造内閣第4次安倍内閣)を歴任。

祖父は第67代内閣総理大臣福田赳夫、父は第91代内閣総理大臣の福田康夫衆議院議員越智隆雄は従兄、元経済企画庁長官越智通雄は義理の伯父にあたる。

来歴

生い立ち

東京都出身(現住所は群馬県高崎市貝沢町[1])。父・康夫は当時、丸善石油に勤務していた。慶應義塾幼稚舎慶應義塾普通部慶應義塾高校慶應義塾大学法学部法律学科卒業。大学卒業後はアメリカ合衆国ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係学研究所の研究員を経て、帰国後は三菱商事に入社。三菱商事では主に調査部門に勤務した。

政界入り

父が第2次小泉内閣内閣官房長官を務めていた2004年三菱商事を退社。福田康夫事務所に入所し、私設秘書を務める。2007年、父が内閣総理大臣に就任した際は内閣総理大臣秘書官を務めた[2]

2012年9月26日、父が高崎市内で開いた後援会の会合で、次期衆議院議員総選挙に立候補せず、政界を引退する意向を表明した[3]。福田の引退表明を受け、自由民主党群馬県連が候補者の公募を行ったが、自身以外の応募がなく[4]、達夫が公認を受けた。同年12月の第46回衆議院議員総選挙では、群馬4区で民主維新の新人らを破り、初当選した[5]。当選後しばらくは特定の派閥に所属していなかったが、2013年12月5日に祖父が創設し、父も所属していた清和政策研究会に入会した[6]2014年第47回衆議院議員総選挙で再選。

2015年5月、武井俊輔國場幸之助石崎徹が立ち上げた勉強会「過去を学び“分厚い保守政治”を目指す若手議員の会」に参加した[7][8]

2017年8月7日第3次安倍第3次改造内閣にて防衛大臣政務官内閣府大臣政務官に就任[9]。同年の第48回衆議院議員総選挙で、希望の党公認の不破弘樹ら2候補を破り3選[10]

2021年9月10日2021年自由民主党総裁選挙に際し自民党の派閥横断の若手国会議員有志による議員連盟「党風一新の会」を設立し、代表世話人に就任した[11]。総裁選では岸田文雄を支持し、10月、党総裁に就任した岸田より、当選3回で閣僚未経験ながら党総務会長に抜擢された[12]

同年10月31日投開票の第49回衆議院議員総選挙において4選。

2022年8月10日、党役員人事に伴い総務会長を退任し、後任には遠藤利明選対委員長が就任した[13]

同年8月31日、党臨時総務会において筆頭副幹事長への就任が了承された[14]

政策・主張

憲法

  • 憲法改正について、2021年のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[15]
  • 憲法9条への自衛隊の明記について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[16]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2021年の毎日新聞社のアンケートで回答しなかった[17]

外交・安全保障

  • 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[15]
  • 北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[15]

ジェンダー

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2021年の朝日新聞社のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[15]。同年のNHKのアンケートで回答しなかった[16]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年の朝日新聞社のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[15]。同年のNHKのアンケートで回答しなかった[16]
  • LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[15]
  • クオータ制の導入について、2021年のアンケートで「どちらかと言えば反対」と回答[16]

その他

  • 原子力発電への依存度について今後どうするべきか」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「下げるべき」と回答[16]
  • 新型コロナウイルス対策として、消費税率の一時的な引き下げは「必要でない」と回答[16]
  • 森友学園を巡る公文書改竄問題で、財務省が開示を拒んでいた「赤木ファイル」が2021年6月22日、大阪地裁の命令によって公開された[18]。国の対応をどう考えるかとの問いに対し、2021年の毎日新聞社のアンケートで「これ以上、調査や説明は必要ない」と回答[17]
  • 女性宮家の創設について、2012年のアンケートで「賛成」と回答[19]

人物・発言

  • 安倍晋三が射殺されたことを受け、安倍派は2022年7月21日に党本部で総会を開き、後任の派閥会長は空席とすること、当面は7人の世話人会による合議制で運営すること、派閥名称を変えないことなどを決定した[20][21]。同年7月27日、福田は東京都内で講演。安倍派について「100人単位の派閥が揺らぐと、結局、日本の政治自身が揺らぐ」と述べ、「いま(課題の解決への取り組みを)やらないと本当に日本は貨幣価値の意味で二等国になってしまう」と強調した[22]
  • 2022年7月11日午後から、日本でも、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家との繋がりが大手メディアで取り沙汰されるようになる[23][24]。7月28日には元参議院議長伊達忠一が、安倍が統一教会の組織票の割り振りを行っていたことを証言した[25]。福田は7月29日の記者会見で、自民党の議員が統一教会から支援を受けていることについて、「僕自身が個人的に全く関係がないので」と前置きしたあと、「正直言います。何が問題なのか僕はよく分かんないです」「お相手の方もだいぶご迷惑なのかなと正直思っております」と述べた[26][27]

家族・親族

著書

寄稿

脚注

  1. ^ 自由民主党群馬県第四選挙区支部 政治資金収支報告書(平成30年分定期公表) (PDF)”. 群馬県選挙管理委員会 (2019年11月27日). 2019年11月29日閲覧。
  2. ^ 福田たつお プロフィール 福田たつおオフィシャルサイト
  3. ^ “福田康夫元首相が引退を表明”. J-CASTニュース. (2012年9月27日). http://www.j-cast.com/2012/09/27147893.html 2015年10月3日閲覧。 
  4. ^ “群馬4区に福田元首相長男達夫氏/自民、公募も応募は1人”. 四国新聞. (2012年10月21日). http://www.shikoku-np.co.jp/national/political/20121021000367 2012年10月21日閲覧。 
  5. ^ “福田元首相長男が初当選 強固な後援会、世襲批判かわす”. スポーツニッポン. (2012年12月16日). https://archive.fo/6CoV7 2015年10月3日閲覧。 
  6. ^ “福田達夫氏が町村派入り=自民”. 時事通信. (2013年12月5日). https://archive.fo/3Zobb 2015年10月3日閲覧。 
  7. ^ “「過去に学ぶ保守」目指す = 若手穏健派が勉強会 - 自民”. 時事通信. (2015年5月7日). https://archive.fo/ynFV0 2015年10月3日閲覧。 
  8. ^ “自民ハト派が結集へ 7日に若手12人が初会合 「過剰なナショナリズム排す…」”. 産経新聞. (2015年5月7日). https://archive.fo/2F8Gt 2015年10月3日閲覧。 
  9. ^ “外務副大臣に「ヒゲの隊長」佐藤正久元防衛政務官 副大臣・政務官名簿発表”. 産経新聞. (2017年8月7日). https://www.sankei.com/article/20170807-YVJFX5K7HRLAVOL6IJQKOOUADQ/ 2017年8月8日閲覧。 
  10. ^ 群馬-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
  11. ^ 自民若手が「党風一新の会」 総裁選候補と意見交換の場を:時事ドットコム
  12. ^ 福田総務会長「走り回って汗かいて運営」”. 産経新聞 (2021年10月1日). 2021年10月11日閲覧。
  13. ^ 自民党役員人事 顔ぶれは”. NHK (2022年8月10日). 2022年8月10日閲覧。
  14. ^ 自民 幹事長代理などの人事了承 筆頭副幹事長に福田達夫前総務会長を起用”. TBS (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g 福田達夫”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  16. ^ a b c d e f 群馬4区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
  17. ^ a b 自民 群馬4区 福田達夫”. 第49回衆院選. 毎日新聞社. 2022年6月7日閲覧。
  18. ^ 原田晋也、皆川剛 (2021年6月23日). “森友問題「赤木ファイル」黒塗りでも読み解けたこと、残った謎 安倍昭恵氏の削除は初日に指示”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/112153 2021年9月21日閲覧。 
  19. ^ “2012衆院選 群馬4区 福田達夫”. 毎日jp (毎日新聞社). http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A10004001001 2014年4月3日閲覧。 
  20. ^ “安倍派、現体制維持を決定 元首相死去後初の総会”. 共同通信. (2022年7月21日). https://nordot.app/922696143681830912 2022年7月22日閲覧。 
  21. ^ 安倍派、後継会長を置かず 塩谷氏ら7人が集団指導」『時事ドットコム』、2022年7月13日。2022年7月13日閲覧。
  22. ^ 「安倍派が揺らぐと日本政治が揺らぐ」自民・福田達夫氏”. 朝日新聞 (2022年7月27日). 2022年7月29日閲覧。
  23. ^ 斎藤文太郎 (2022年7月11日). “安倍氏銃撃で旧統一教会会見 「○○容疑者は在籍せず、母親は会員」”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/articles/20220711/k00/00m/040/163000c 2022年7月11日閲覧。 
  24. ^ 林香里 (2022年7月28日). “(論壇時評)元首相銃撃事件 知られぬ事象、拾う報道こそ 東京大学大学院教授・林香里”. 朝日新聞. 2022年7月29日閲覧。
  25. ^ 【前参院議長の告白 完全版】伊達忠一氏 安倍元総理に旧統一教会票を依頼”. 北海道テレビ (2022年7月28日). 2022年7月29日閲覧。
  26. ^ 旧統一教会問題 自民・福田総務会長「正直、何が問題かよく分からない」”. TBS NEWS DIG. TBSテレビ (2022年7月29日). 2022年7月29日閲覧。
  27. ^ 旧統一教会と党の関係否定 「何が問題か分からない」―自民・福田氏”. 時事ドットコムニュース (2022年7月29日). 2022年7月29日閲覧。
  28. ^ https://tatsuo-f.jp/about/story/
  29. ^ https://tatsuo-f.jp/about/story/
  30. ^ https://tatsuo-f.jp/about/tatsuodayori/index.html

外部リンク

公職
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