中川俊直

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日本の旗 日本の政治家
中川 俊直
なかがわ としなお
Toshinao Nakagawa 201608.jpg
経済産業大臣政務官就任に際して
公表された肖像写真
生年月日 (1970-04-25) 1970年4月25日(47歳)
出生地 広島県東広島市
出身校 日本大学文理学部
早稲田大学大学院公共経営研究科専門職学位課程
前職 テレビ東京政治部記者
衆議院議員中川秀直秘書
現職 衆議院議員
所属政党 自由民主党→)
無所属
称号 公共経営修士(専門職)(早稲田大学)
親族 祖父・中川俊思
父・中川秀直
公式サイト 中川俊直 RUN OFFICIAL HOME PAGE

選挙区 広島4区
当選回数 2回
在任期間 2012年12月18日[1] - 現職
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中川 俊直(なかがわ としなお、1970年昭和45年)4月25日 - )は、日本政治家日本大学鶴ヶ丘高等学校日本大学文理学部社会学科、早稲田大学大学院公共経営研究科専門職学位課程修了。

衆議院議員(2期)、日本精神対話学会会長。元経済産業大臣政務官。元テレビ東京社員(政治部記者

父方の祖父は一級建築士三井建設常務の佐藤胖、母方の祖父は衆議院議員の中川俊思。父は自民党所属の元衆議院議員で科学技術庁長官内閣官房長官等を歴任した中川秀直

来歴[編集]

広島県東広島市出身。日本大学鶴ヶ丘高等学校日本大学文理学部社会学科卒業。日大卒業後、テレビ東京に入社。スポーツ局を経て報道局に配属された。政治記者となり、総理官邸・自民党・野党キャップの取材を担当した[2]

2001年のテレビ東京退社後は、父・秀直の公設・私設秘書として13年間勤めた(なお、この間の2006年4月、自らも東広島市長選挙に出馬。安倍晋三や麻生太郎など自民党幹部の応援演説を次々と受けたが、蔵田義雄に敗れ落選している)。

2009年4月23日の講演にて、秀直は世襲候補者を巡る議論について触れたうえで、「私には息子が2人いるが、自分の選挙区衆院広島4区)を継がせるつもりはまったくない」[3]と述べた。同年5月13日発売の『週刊文春』には息子の俊直と共に登場し、秀直は「自分の選挙区から息子を出さない」、俊直自身も「父の選挙区から立候補しません」と発言し、「世襲放棄宣言」をしていたが[4]、父の引退表明後、自民党の公募に応募し父の選挙区を引き継ぐ形で広島4区から出馬が決定。2012年第46回衆議院議員総選挙に出馬し、前回の選挙で父を下した空本誠喜を破り初当選した[5]2014年第47回衆議院議員総選挙で再選。

2016年8月5日、第3次安倍第2次改造内閣で、経済産業大臣政務官に就任[6]。2017年4月18日、経済産業大臣政務官を辞任[7][8]。21日、自民党を離党[9]

人物[編集]

バラク・オバマの広島訪問の際、大韓航空2708便エンジン火災事故の影響で滑走路が閉鎖し欠航となったため、広島市を選挙区とする議員で唯一、一連の式典に出席できなかった[10]

2017年4月に週刊新潮が中川の女性問題を掲載。この中で警察に「ストーカー登録」されたことを報道した。これを受けて中川は18日に経済産業大臣政務官を「一身上の都合」により辞任[11][12]、21日には自民党も離党した。

その後、『フライデー』が2017年5月12日・19日号において、中川が秘書時代に「集団レイプ」まがいの行為をして事件になりそうになったのをもみ消していたことを報じた。告発者は中川の父親である中川秀直の後援会「明秀会」を立ち上げ、会長をつとめた人物で、中川の事務所は完全否定した。当時の中川事務所で不祥事の処理にあたっていたとされる東広島市議の乗越耕司は「(俊直の女関係の不祥事は)ようけありすぎてわからん。」「(輪姦については)知らないというほうが正解なのかもしれん。でも、コメントは避けたい。」と述べている[13]

「俊直」という名は、祖父・俊思の「俊」と父・秀直の「直」をもらって名付けられた[14]。中学生のころから、相撲の千代の富士とマラソンの瀬古利彦を尊敬している[14]。中学も高校も陸上部に入っていた[14]

主張[編集]

六本木ヒルズにて内閣総理大臣安倍晋三からのメッセージを代読(2016年8月29日)
グラウビュンデン州プレティガウダボス区ダボスにて上級国務大臣シム・アン(右)と(2017年1月20日)
内政
  • ヘイトスピーチを法律で規制することに賛成[15]
  • 選択的夫婦別姓制度の導入にどちらかと言えば反対[16]
  • 首相が靖国神社に参拝してほしいかしてほしくないかについてはどちらかとも言えない[16]
  • 永住外国人の地方参政権を認めることに反対[16]
  • 外国人労働者の受け入れを進めることに反対[16]
  • 日本でもカジノを解禁することに賛成[16]
  • 特定秘密保護法が成立したことをどちらかと言えば評価する[16]
  • 集団的自衛権の行使を認める閣議決定が行われたことをどちらかと言えば評価する[16]
  • 日本の防衛力をもっと強化すべきことにどちらかと言えば賛成[16]
  • 企業が納めている法人税率を引き下げることに賛成[16]
  • 将来も原子力発電は電力源のひとつとして保つべきとどちらかと言えば思っている[16]
  • 公共事業による雇用確保は必要ということについてどちらかと言えば賛成[16]
  • 経済・教育の立て直しと道州制を推進[14]
外交
  • 外交の優先順位は「まず米国」かそれとも「まずアジア」かについてはどちらかと言えば「まず米国」である[16]
  • 北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきということについてはどちらとも言えない[16]

家族・親族[編集]

中川家

広島県東広島市豊栄町・同市西条朝日町、東京都

  • 祖父・俊思(政治家、元新聞記者)
1903年 - 1973年
広島県竹原市出身[17]。旧姓・堀川[17]中央大学法学部中退[17]中国新聞國民新聞記者をつとめた[17]1947年第23回衆議院議員総選挙(広島2区)で日本農民党から出馬し、落選した[18]1949年第24回衆議院議員総選挙広島2区)で民主自由党から出馬し当選、衆議院議員となった[17][19]。通算8回当選した[17]。厚生、通産各政務次官などを歴任した[17]。宗教は仏教[20]。趣味はゴルフ、囲碁、読書[20]
  • 父・秀直(政治家、元新聞記者)
1944年 -
東京都出身[17]。旧姓・佐藤。1966年慶應義塾大学法学部卒業[17]日本経済新聞社入社[17]1976年新自由クラブ公認で衆議院議員となった[17]。のち自民党に移る。1996年第1次橋本内閣で国務大臣科学技術庁長官に就任。2000年第2次森内閣で国務大臣内閣官房長官兼沖縄開発庁長官に就任。
  • 母(広島、中川俊思の長女)[20]
父・秀直と母は、高校3年生のときに通っていた予備校で教室が一緒だったのだが、大学で運命的な再会となり、交際が始まり大学を卒業した年に結婚した[21]
  • 妻、子供(3人)
妻は中川が高校の陸上部だった時のマネージャー[14]。1995年5月、25歳のときに結婚した[14]

所属団体・議員連盟[編集]

  • 神道政治連盟国会議員懇談会 [22]
  • パチンコチェーンストア協会(政治分野アドバイザー、2015年1月時点)[23]

脚注[編集]

  1. ^ 平成24年(2012年)12月18日広島県選挙管理委員会告示第81号(衆議院小選挙区選出議員選挙において当選した者の住所及び氏名並びに当該当選人に係る候補者届出政党の名称)
  2. ^ [1]
  3. ^ 「自民・中川元幹事長が『子供に世襲させない』宣言」『自民・中川元幹事長が「子供に世襲させない」宣言 - MSN産経ニュース産経デジタル2009年4月23日
  4. ^ 中川秀直・中川俊直「わが『世襲放棄』宣言――『二世天国』自民に捨て身の提言」『週刊文春』51巻19号、文藝春秋2009年5月21日、40-43頁。
  5. ^ 地盤引き継ぎ 4区・中川氏、初産経新聞 2012年12月22日閲覧
  6. ^ 副大臣.20人交代 閣議決定
  7. ^ 中川 俊直 - 心よりお詫び申し上げます。
  8. ^ 中川俊直経済産業政務官が辞任 女性問題で“更迭” 後任は大串正樹衆院議員産経新聞 2017年4月18日閲覧
  9. ^ 自民・中川氏が離党 女性問題報道で引責 Archived 2017年4月22日, at the Wayback Machine.中国新聞 2017年4月22日閲覧
  10. ^ “広島選出議員、帰広できず”. http://mainichi.jp/articles/20160528/k00/00m/040/120000c 2016年6月9日閲覧。 
  11. ^ 中川経産政務官が辞任 「一身上の都合」、後任は大串氏 東京新聞
  12. ^ 中川・経産政務官が辞任 女性問題原因か、後任は大串氏 朝日新聞
  13. ^ 不倫&ストーカー問題で政務官辞任の中川俊直に今度は「集団レイプ」疑惑報道! 父の元後援会長が実名証言、リテラ、2017年4月30日
  14. ^ a b c d e f 中川俊直さんに聞きました63問63答、中川俊直 公式サイト、2013年2月26日収録。
  15. ^ 毎日新聞2014年衆院選アンケート
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  17. ^ a b c d e f g h i j k 『政治家人名事典』日外アソシエーツ、1990年、368-369頁。
  18. ^ 『衆議院議員総選挙一覧 第23回』衆議院事務局、1948年、463頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年6月24日閲覧。
  19. ^ 『衆議院議員総選挙一覧 第24回』衆議院事務局、1949年、649頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年6月24日閲覧。
  20. ^ a b c 『大衆人事録 第二十三版 西日本編』広瀬弘、帝国秘密探偵社、1963年8月10日、な580頁。
  21. ^ 中川秀直物語、衆議院議員 中川秀直 公式サイト。
  22. ^ 神道政治連盟国会議員懇談会
  23. ^ 「パチンコ業界 これが『御用政治家』」、しんぶん赤旗、2015年1月10日

外部リンク[編集]