冨樫博之
冨樫 博之 とがし ひろゆき | |
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![]() 復興副大臣就任に際し公開された公式肖像写真 | |
生年月日 | 1955年4月27日(68歳) |
出生地 |
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出身校 | 秋田経済大学経済学部卒業 |
所属政党 | 自由民主党(石破G) |
公式サイト | とがし博之オフィシャルサイト |
選挙区 | 秋田1区 |
当選回数 | 4回 |
在任期間 | 2012年12月16日 - 現職 |
在任期間 | 2009年8月6日 - 2011年4月29日 |
選挙区 | 秋田市選挙区 |
当選回数 | 5回 |
在任期間 | 1995年 - 2012年 |
冨樫 博之(とがし ひろゆき、1955年4月27日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(4期)。
復興副大臣、総務大臣政務官、自民党秋田県連会長、秋田県議会議長(第62代)、秋田県議会議員(5期)等を務めた。
来歴[編集]
秋田県秋田市太平生まれ[1]。生家は農家[1]。秋田県立秋田工業高等学校定時制、秋田経済大学(現ノースアジア大学)経済学部経済学科卒業[1]。大学卒業後、16年にわたり野呂田芳成参議院議員(後に衆議院議員)の秘書を務める[1][2]。
1995年、秋田県議会議員選挙に出馬し、初当選した[1][3]。県議を5期務め、2009年に第62代秋田県議会議長に選出された[1]。
2012年11月、秋田県議会議員を5期目の任期途中で辞職し、第46回衆議院議員総選挙に秋田1区から自由民主党公認で出馬[4]。民主党前職の寺田学、日本維新の会元職の近江屋信広、民主党の比例単独候補から日本未来の党に鞍替えした高松和夫らを破り、当選した[5]。
2014年の第47回衆議院議員総選挙に秋田1区から自民党公認で出馬し、再び民主党元職の寺田を破り、再選(寺田も比例復活)[6]。2015年9月28日、石破派の結成に参加した[7][8]。
2016年、第3次安倍第2次改造内閣で総務大臣政務官に任命された[3][9]。2017年の第48回衆議院議員総選挙では、希望の党は秋田1区に元参議院議員の松浦大悟を擁立し、前職の寺田学は比例東北ブロック単独で立候補[10]。秋田1区で冨樫が松浦を2万5千票あまりの大差で破って3選を果たし、松浦は落選したが、寺田は比例東北ブロックで議席を獲得して当選した[11]。
2019年6月16日、自民党秋田県連会長に就任。しかし、2019年参院選の秋田選挙区で党公認候補が敗れた責任を取り、会長就任からわずか1カ月半後の7月30日に会長を辞任[12]。2021年、復興副大臣に就任。
2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で4選。
政策・主張[編集]
憲法改正[編集]
消費税増税[編集]
- 2012年の公開アンケートにおいて、消費税を2014年4月に8%、2015年10月に10%まで引き上げる法律が成立したことについて「法律通りに引き上げるべきだ」と回答している[14]。
- 2014年の公開アンケートにおいて、「2017年4月に消費税率を10%に引き上げるべきだ」と回答している[15]。
- 2017年の公開アンケートにおいて、消費税を2019年10月に10%に引き上げることについて「賛成」と回答している[13]。
- 「消費税0%の検討」を掲げた『国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言』に賛同している[16]。
その他[編集]
- 原子力発電は日本に「必要だ」としている[13]。
- 非核三原則の「持ち込ませず」の部分について、「議論すべきだ」としている[13]。
- 2013年11月26日、特定秘密保護法案の採決で賛成票を投じた[17]。
不祥事[編集]
- 2012年の第46回衆議院議員総選挙に際し、冨樫への投票を呼びかける文書を配布した公職選挙法違反(事前運動、法定外文書頒布)の疑いで、冨樫の後援会事務所の60歳代の男性幹部が、秋田地検に書類送検された[18]。
- 2016年6月、選挙区内の祭りで主催団体に対し日本酒を提供していた[19]。公職選挙法は選挙区内での寄付行為を禁じており、冨樫の事務所は「町内活動の一環として20年ほど前から慣例的に渡していた。地域住民にも迷惑をかけてしまい、申し訳ない。今後は控える」と釈明した[19]。
所属団体・議員連盟[編集]
- 自民党たばこ議員連盟[20]
- 日本会議国会議員懇談会
- 神道政治連盟国会議員懇談会
- みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会
- イーストベガス推進協議会[21]
脚注[編集]
- ^ a b c d e f プロフィール - とがし博之オフィシャルサイト
- ^ “衆院選2017:候補者の横顔 1区/秋田”. 毎日新聞. (2017年10月12日) 2018年3月18日閲覧。
- ^ a b “【衆院選】私の横顔[1区・冨樫博之候補]再び夢持てる秋田に”. 秋田魁新報. (2017年10月18日) 2018年3月18日閲覧。
- ^ “2012衆院選:秋田1区 冨樫氏が県議辞職、自民公認で出馬へ/秋田”. 毎日新聞. (2012年11月22日) 2012年11月22日閲覧。
- ^ “秋田 小選挙区:開票結果:総選挙2012”. 読売新聞 2018年3月18日閲覧。
- ^ “【衆院選】:衆院選2014:開票結果・速報:小選挙区・秋田”. 読売新聞 2018年3月18日閲覧。
- ^ “「石破派」を旗揚げ 20人が参加”. 産経新聞. (2015年9月28日) 2018年3月18日閲覧。
- ^ “石破派「水月会」が発足 参加した20人の国会議員は?”. ハフィントンポスト. (2015年9月29日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ 総務大臣政務官 冨樫 博之 - 第3次安倍第2次改造内閣 大臣政務官名簿
- ^ “決戦前夜:2017衆院選/上 1区 読めない「新党」票 冨樫氏に2新人挑む/秋田”. 毎日新聞. (2017年10月7日) 2018年3月18日閲覧。
- ^ “【衆院選】戦いの軌跡(下) [1区]冨樫氏盤石、票固め”. 秋田魁新報. (2017年10月7日) 2018年3月18日閲覧。
- ^ “自民秋田県連会長が辞任 後任は金田氏、参院選敗北で引責”. 河北新報. (2019年7月31日) 2019年8月25日閲覧。
- ^ a b c d e f “第48回衆院選 自民 秋田1区 冨樫 博之”. 毎日新聞 2018年3月11日閲覧。
- ^ “2012衆院選 秋田1区 冨樫 博之”. 毎日新聞 (毎日新聞社) 2020年11月30日閲覧。
- ^ “2014衆院選”. 朝日新聞 (朝日新聞社) 2020年11月30日閲覧。
- ^ “賛同者一覧 国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月24日閲覧。
- ^ “特定秘密保護法 国会議員の投票行動”. 東京新聞 2014年12月13日閲覧。
- ^ “冨樫氏陣営幹部、書類送検 公選法違反容疑:秋田”. 読売新聞. (2013年1月10日) 2013年1月13日閲覧。
- ^ a b “公選法抵触の恐れ:自民・冨樫議員、祭りで酒贈る 秋田”. 毎日新聞. (2016年6月19日) 2018年3月18日閲覧。
- ^ “2019年12月号_2面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2019年11月25日) 2020年7月21日閲覧。
- ^ “"官民"で秋田カジノPR ギャンブルは「本質的魅力」!?/居直る誘致団体、政治家関与に批判”. しんぶん赤旗. (2014年3月23日) 2014年3月23日閲覧。
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト
- 冨樫博之 (@hiroyukitogash) - Twitter
- 冨樫博之 (h.togachan) - Facebook
- とがし博之 (@togashi.hiroyuki0427) - Instagram
公職 | ||
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先代 亀岡偉民 横山信一 渡辺猛之 |
![]() 横山信一→新妻秀規 渡辺猛之と共同 2021年 - 2022年 |
次代 小島敏文 竹谷とし子 石井浩郎 |
先代 輿水恵一 森屋宏 古賀篤 |
![]() 金子恵美 島田三郎と共同 2016年 - 2017年 |
次代 小倉將信 山田修路 小林史明 |