江藤拓
江藤 拓(えとう たく、1960年7月1日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(6期)。
江藤 拓 えとう たく | |
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![]() 農林水産大臣就任時 | |
生年月日 | 1960年7月1日(60歳) |
出生地 |
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出身校 | 成城大学経済学部経済学科 |
前職 | 江藤隆美総務庁長官政務担当秘書官 |
現職 | 衆議院議員 |
所属政党 |
(自由民主党→) (無所属→) 自由民主党(無派閥) |
称号 |
経済学士 国会議員政策担当秘書 |
親族 | 父・江藤隆美(元・衆議院議員) |
公式サイト | 衆議院議員江藤拓ホームページ |
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内閣 | 第4次安倍第2次改造内閣 |
在任期間 | 2019年9月11日 - 2020年9月16日 |
選挙区 | 宮崎2区 |
当選回数 | 6回 |
在任期間 | 2003年11月9日 - 現職 |
農林水産大臣(第63代)、農林水産副大臣(第2次安倍内閣)、内閣総理大臣補佐官(第4次安倍改造内閣)を歴任した。
来歴[編集]
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宮崎県門川町出身(現住所は日向市亀崎東[1])。父は、建設大臣、運輸大臣、総務庁長官を歴任した元衆議院議員の江藤隆美。
宮崎県立宮崎西高等学校を経て、1985年に成城大学経済学部経済学科を卒業。ハーバード大学国際問題研究所客員研究員、江藤隆美秘書などを経て、2003年の第43回衆議院議員総選挙に、父の地盤を引き継いで宮崎2区から無所属で立候補し、初当選。当選後の追加公認で自由民主党に入党、亀井派に所属する[要出典]。
2005年7月5日の郵政民営化法案の衆議院本会議採決で反対票を投じたため、同年9月11日の第44回衆議院議員総選挙では自民党の公認を得られず、無所属で宮崎2区から出馬。自民党公認候補の上杉光弘らを破って再選されたが、当選後の特別国会に再提出された郵政法案の採決では、一転して賛成票を投じた。その後、同年10月28日に党紀委員会からの離党勧告を受け、自民党を離党した。
2006年11月27日、自民党に復党届と誓約書を提出。同年12月4日に党紀委員会で復党が認められ、自民党に復帰した(郵政造反組復党問題)。復党後は無派閥となっていたが、2007年10月に、かつて所属していた亀井派の流れを汲む伊吹派に再入会した[要出典]。
2008年8月、福田康夫改造内閣において農林水産大臣政務官に就任。
2009年8月30日の第45回衆議院議員総選挙に自民党から出馬し3選。公明党の推薦も受けた[2]。
2010年6月、所属していた伊吹派を再び退会した[3]。以降は無派閥で活動している。
2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙で4選。同月発足した第2次安倍内閣において農林水産副大臣に就任。
2017年10月22日の第48回衆議院議員総選挙で6選[4]。
2018年10月2日に第4次安倍改造内閣にて、内閣総理大臣補佐官(ふるさとづくりの推進及び農林水産物の輸出振興担当)に任命された[5]。
2019年9月11日に第4次安倍第2次改造内閣にて、農林水産大臣に任命され、初入閣。
人物[編集]
- 農林水産大臣就任直後、農林水産省の広報室に「農水省のホームページを若いのが見るか?」「YouTuberとか流行っているだろ。あれをやれ」「面白ければなんでもいい」「そんなことまでやっちゃっていいの? ということに挑戦しろ」と発破をかけ、これが農水省公式YouTubeチャンネル「BUZZ MAFF」の立ち上げのきっかけとなった。動画内で自身がいじられることも許容しているという[6]。
- 新型コロナウイルス感染拡大をうけマスクを着用して公務にいそしんでいるが、奈良県のブランド木材「吉野ヒノキ」で作った木製マスクを着けて登場した。同県が地元の高市早苗総務大臣から贈られたという[7]。
- 子供のころの夢は消防士、大人になってからはすし職人になりたかったという[8]。
- 趣味は釣り[9]。
- 空手は三段の腕前[10]。
政策[編集]
- 慰安婦問題に関して、歴史事実委員会が2007年6月14日に出した意見広告「THE FACTS」に賛同者として名を連ねた[11]。
- 選択的夫婦別姓制度の導入に反対[12]。
- 党農林部会長代理、農林水産大臣政務官、党農林部会長(影の内閣 農林大臣)、農林水産副大臣、農林水産大臣と農業行政に精通している生粋の農林族議員である。
宮崎県で流行した口蹄疫問題への対応[編集]
2010年4月に発生した宮崎県の口蹄疫問題について、5月11日の衆議院農林水産委員会において、「民主党に現場の本当の苦しみをわかってほしい」「地元では赤松農水相の解任を求める声が上がっているが、今は一丸となって取り組むべきだ」と述べた[13][14][15]。
不祥事[編集]
- 2014年、江藤が支部長を務める自民党支部が、支援者にカレンダー約2万部を無料で配っていたことが報じられた[16]。公職選挙法は、政治家が選挙区内の人へ現金や物品などの「財産上の利益」を贈る「寄付」を禁じている[16]。
- 2016年11月、2017年12月、2018年12月に東京都千代田区のホテルで開かれた政治資金パーティーで、いずれも宮崎県庁東京事務所の職員が業務の一部を担っていたことが、2019年11月に発覚した[17]。
所属団体・議員連盟[編集]
- 創生「日本」(副幹事長)
- 日本会議国会議員懇談会(幹事)
- 神道政治連盟国会議員懇談会
- TPP交渉における国益を守り抜く会(会長)
- 真の人権擁護を考える懇談会
- 平和を願い真の国益を考え靖国神社参拝を支持する若手国会議員の会
- 価値観外交を推進する議員の会
- 天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟(事務局次長)
- 北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟(拉致議連)
- 高速道路建設推進議員連盟
- トラック輸送振興議員連盟
脚注[編集]
- ^ “自由民主党宮崎県支部連合会 政治資金収支報告書(平成30年分定期公表) (PDF)”. 宮崎県選挙管理委員会 (2019年11月29日). 2019年11月29日閲覧。
- ^ 比例貢献が基準?公明が自民92候補を推薦(2009年7月30日20時25分 読売新聞)。
- ^ 決断 : 江藤拓 日常活動報告2010年6月8日
- ^ 宮崎-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
- ^ “首相補佐官に江藤拓氏 ほかの4人は続投”. 産経ニュース. 産業経済新聞社. (2018年10月2日) 2018年10月3日閲覧。
- ^ 藤澤志穂子 (2020年5月12日). “大臣いじりも事後報告「日本初の官僚系ユーチューバー」がバズった本当の理由”. プレジデント・オンライン. 2020年8月29日閲覧。
- ^ “江藤農水相、木製マスクで会見に登場:時事ドットコム” (日本語). 時事ドットコム. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “江藤拓農相は郵船造反組から復党した安倍首相の“お友達””. 日刊ゲンダイ. 2020年6月10日閲覧。
- ^ “江藤拓農相は郵船造反組から復党した安倍首相の“お友達”|安倍“お友達ねぎらい”内閣を丸裸”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2020年6月9日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2019年9月12日). “第4次安倍再改造内閣 閣僚19人の横顔” (日本語). 産経ニュース. 2020年6月9日閲覧。
- ^ 歴史事実委員会の全面広告画像
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
- ^ 【口蹄疫】20100511 農水委員会 江藤拓(自民質疑1/5)【政権野党】
- ^ 【口蹄疫】20100511 農水委員会 江藤拓(自民質疑2/5)【政権野党】
- ^ 【口蹄疫】20100511 農水委員会 江藤拓・長島忠美(自民質疑3/5)【政権野党】
- ^ a b 「江藤拓氏、支援者にカレンダー2万部を無料配布」、朝日新聞、2014年11月1日
- ^ 大山稜、松本真弥、伊藤秀樹 (2019年11月27日). “農水相パーティーで宮崎県・市の職員が手伝い 常態化か”. 朝日新聞 2019年11月29日閲覧。
外部リンク[編集]
議会 | ||
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先代: 城内実 |
![]() 問題等に関する特別委員長 2017年 - 2018年 |
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先代: 坂本哲志 |
![]() 2014年 - 2016年 |
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公職 | ||
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次代: 阿部俊子 小泉昭男 |
先代: 谷川弥一 澤雄二 |
![]() 野村哲郎と共同 2008年 - 2009年 |
次代: 佐々木隆博 舟山康江 |
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