谷川弥一

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日本の旗 日本の政治家
谷川 弥一
Y tanigawa.jpg
生年月日 (1941-08-12) 1941年8月12日(76歳)
出生地 日本の旗長崎県南松浦郡岐宿町(現:五島市
出身校 長崎県立長崎東高等学校
前職 長崎県議会議員
株式会社谷川建設会長
所属政党 自由民主党細田派
公式サイト 谷川弥一(たにがわやいち)オフィシャルサイト

選挙区 長崎3区→)
比例九州ブロック→)
長崎3区
当選回数 5回
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谷川 弥一(たにがわ やいち、1941年8月12日 - )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(5期)、自民党長崎県連会長。文部科学副大臣第2次安倍内閣)、長崎県議会議員(5期)を務めた。

概要[編集]

略歴[編集]

長崎県南松浦郡岐宿町(現:五島市)出身。1960年長崎県立長崎東高等学校を卒業後、家業(製材所)の手伝いを行う。1971年に株式会社谷川建設を自身で設立。1987年に同社会長に就任した[要出典]。同年、長崎県議会議員選挙に出馬し、初当選する。以後、県議を5期17年にわたって務め、2003年に長崎県議会議長に就任。

同年、第43回衆議院議員総選挙に出馬せず引退する虎島和夫防衛庁長官から後継指名を受け[要出典]長崎3区から自由民主党公認で出馬。民主党山田正彦を破り、初当選(山田も比例復活)。2005年第44回衆議院議員総選挙では再度山田を下し、再選。2007年、自民党長崎県連会長に就任。また同年の安倍改造内閣農林水産大臣政務官に就任。

2009年第45回衆議院議員総選挙では、長崎3区で初めて山田に敗れるが、重複立候補していた比例九州ブロックで復活し、3選。

2010年、自民党内において、小池百合子総務会長に就任した際に総務会副会長に就任[1]

2012年第46回衆議院議員総選挙では、長崎3区で山田を破り4選。第2次安倍内閣文部科学副大臣に就任。

2014年第47回衆議院議員総選挙で、5選。

2016年1月、衆議院文部科学委員長に就任[2]

政策[編集]

人物[編集]

  • かつて代表取締役や会長を務めた生家の株式会社谷川建設は、長男の谷川喜一が経営を引き継いでいる[要出典]。谷川喜一の義父(夫人の父親)は元長崎県知事参議院議員金子原二郎[要出典]
  • 日本共産党の機関紙しんぶん赤旗は、上記谷川建設に関し、関連会社「TGF社」(代表は谷川建設社長が兼務)が虚偽申告による農業生産法人の認可を受け、諫早湾干拓事業による干拓地に入植し[8]、この件で金子と共に長崎県議会から証人出頭を求められたが拒否したため、地方自治法違反により刑事告発を受けていると報じた[9]

不祥事[編集]

政治資金不正支出[編集]

2009年10月14日、谷川が代表を務める自由民主党長崎県第3選挙区支部が、2008年の政治資金収支報告書に、会食に呼んだ芸者の料金15万5736円を組織活動費として記載していたことが判明した。同支部は「谷川氏の個人的な会食で、不適切な支出だった」として、谷川から全額返金を受け、収支報告書も訂正するとした[10]

般若心経朗読問題[編集]

2016年11月30日カジノ解禁法案(IR法案)を審議する衆議院内閣委員会で、40分間の質問時間をもらって最初に質問に立った谷川は、28分が過ぎた時点で「一応質問が終わったのですが、あまりにも時間が余っているので」と述べ、「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄……」と般若心経を唱え始めた[11] [12][13][14][15]。般若心経の朗読や解説で持ち時間を消費しようとしたが、それでも時間が余ったため、「夏目漱石が好きだ」と述べて、今度は夏目漱石の作品を紹介し始めた[13][14]

法案審議に費やされた時間はわずか6時間であり、そのため野党だけでなく与党内からも審議「不十分」の声が上がっていた[13]。さらに審議内容も不十分であったと指摘される[11]。そんな中で国会での審議を放棄した谷川に対して野党議員からは「まともな姿ではない」との批判も上がった[11]民進党蓮舫代表も「国会軽視だ」と批判した[16]

この問題は、日本だけでなく海外メディアでも報じられた[17][18][19]

所属団体・議員連盟[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 自民党総務副会長に就任しました。
  2. ^ 衆議院文部科学委員長に就任
  3. ^ 「<憲法特集>九州・沖縄の国会議員アンケート(3)主なテーマ」、西日本新聞、2016年4月30日。
  4. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  5. ^ カネミ救済を協議 超党派議連が発足 - 長崎新聞2011年8月11日
  6. ^ 患者たち自、民の救済策見極め - 長崎新聞2009年6月21日
  7. ^ 「いじめ防止に武道家の先生を」 谷川文科副大臣が持論 -朝日新聞2012年12月28日(2013年1月9日閲覧)
  8. ^ 自民議員系企業が不正諫早入植 認可時に虚偽記載 - しんぶん赤旗2012年1月11日
  9. ^ 自民党国会議員を相次いで刑事告発 - しんぶん赤旗 2012年6月18日
  10. ^ “芸者の花代を組織活動費に計上 長崎の自民支部が15万円”. 共同通信社. 47NEWS. (2009年10月14日). http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009101401000377.html 2012年1月15日閲覧。 
  11. ^ a b c “カジノ法案の衆院通過 審議6時間弱 「時間余った」質疑で般若心経”. 東京新聞. (2016年12月8日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/CK2016120702000129.html 2016年12月12日閲覧。 
  12. ^ “カジノ法案質問で般若心経 「採決前」6時間審議の中身”. J-CASTニュース. (2016年12月5日). http://www.j-cast.com/2016/12/05285311.html?p=all 2016年12月12日閲覧。 
  13. ^ a b c “IR法案が衆院通過、自民議員は質問で「お経読み」”. TBS. (2016年12月6日). http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2931783.html 2016年12月12日閲覧。 
  14. ^ a b “カジノ審議中、「般若心経」唱え時間消費 自民・谷川氏”. 朝日新聞. (2016年12月5日). http://digital.asahi.com/articles/ASJD556HXJD5UTFK00C.html 2016年12月12日閲覧。 
  15. ^ “【報ステ】審議で般若心経“カジノ法案”衆院通過”. テレビ朝日. (2015年12月6日). http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000089463.html 2016年12月12日閲覧。 
  16. ^ “自民・谷川氏「時間余って」般若心経に野党反発 蓮舫代表も批判”. スポーツニッポン. (2016-12-0). http://www.sponichi.co.jp/society/news/2016/12/08/kiji/K20161208013865650.html 2016年12月12日閲覧。 
  17. ^ “【아니 뭐 이런 뉴스】 법안 심의하는데 '반야심경' 암송한 의원들”. 경향신문. (2016年12月7日). http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201612071011001&code=970203 2016年12月13日閲覧。 
  18. ^ “日本眾院通過賭場法案 自民黨議員發問時間念般若心經”. 香港01. (2016年12月7日). http://www.hk01.com/%E5%9C%8B%E9%9A%9B/58499/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%9C%BE%E9%99%A2%E9%80%9A%E9%81%8E%E8%B3%AD%E5%A0%B4%E6%B3%95%E6%A1%88-%E8%87%AA%E6%B0%91%E9%BB%A8%E8%AD%B0%E5%93%A1%E7%99%BC%E5%95%8F%E6%99%82%E9%96%93%E5%BF%B5%E8%88%AC%E8%8B%A5%E5%BF%83%E7%B6%93 2016年12月13日閲覧。 
  19. ^ “日本众议院通过极具争议的“赌场法案””. 国际在线. (2016年12月7日). http://news.cri.cn/20161207/a7861c2b-d0b8-8192-3a00-9474ccaca7bb.html 2016年12月13日閲覧。 
  20. ^ a b c 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

議会
先代:
福井照
日本の旗 衆議院文部科学委員長
2016年
次代:
永岡桂子
公職
先代:
笠浩史松本大輔
日本の旗 文部科学副大臣
福井照と共同
2012年 -2013年
次代:
櫻田義孝西川京子
先代:
永岡桂子福井照
日本の旗 農林水産大臣政務官
澤雄二と共同

2007年 - 2008年
次代:
野村哲郎江藤拓