武雄温泉駅

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武雄温泉駅*
Takeo-Onsen Station 20170429-1.jpg
駅舎楼門口(北口)(2017年4月)
たけおおんせん
Takeo-Onsen
所在地 佐賀県武雄市武雄町大字富岡8260
北緯33度11分46.6秒 東経130度1分22.4秒 / 北緯33.196278度 東経130.022889度 / 33.196278; 130.022889 (武雄温泉駅*)座標: 北緯33度11分46.6秒 東経130度1分22.4秒 / 北緯33.196278度 東経130.022889度 / 33.196278; 130.022889 (武雄温泉駅*)
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
電報略号 ケオ←タケヲ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線(新幹線)
2面3線(在来線)
乗車人員
-統計年度-
1,264人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1895年明治28年)5月5日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 西九州新幹線
キロ程 0.0 km(武雄温泉起点)
(10.9 km) 嬉野温泉
所属路線 佐世保線
キロ程 13.7 km(江北起点)
高橋 (2.3 km)
(4.6 km) 永尾
備考 直営駅
みどりの窓口
* 1975年に武雄駅から改称。
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武雄温泉駅(たけおおんせんえき)は、佐賀県武雄市武雄町大字富岡にある、九州旅客鉄道(JR九州)のである。

概要[編集]

佐賀県西部の主要都市であり、武雄温泉でも知られる武雄市の代表駅で全ての列車が停車する。

JR九州の佐世保線と現状当駅までの西九州新幹線の計2路線が乗り入れている。

新幹線と在来線特急列車が相互に対面乗り換えが可能である[2]

歴史[編集]

駅構造[編集]

直営駅で、みどりの窓口自動券売機が設置されている。(みどりの窓口は新幹線開業後新幹線改札側に移転し、従来の在来線改札口横のみどりの窓口は廃止された。)

構内には北口の「楼門口(ろうもんぐち)」(在来線駅舎)側にワーキングスペースを備えた武雄市観光案内所のほかカフェ店(駅弁店)の「カイロ堂」と在来線改札横にキヨスクが、南口の「御船山口(みふねやまぐち)」(新幹線駅舎)側にTSUTAYA・武雄市が運営するカフェや物産店を併設した書店「武雄 旅 書店」が設けられている。またイベントなどに利用可能な駅前広場が南口(御船山口)に整備されている。

在来線側ホームは単式ホーム1面1線(1番のりば)と島式ホーム1面2線(2番・10番(旧3番)のりば)[9]、新幹線ホームは在来線(10番のりば)と共用の島式ホーム1面1線(11番のりば)と単式ホーム1面1線(12番のりば)の、合計4面5線のホームを持つ高架駅。駅舎構造的には新幹線駅舎と従来の在来線駅舎は隣接して一体運用されているものの、それぞれ独立した建物となっていて両駅舎のコンコースを連絡通路を介して往来する。

11番のりばの新鳥栖方は電留線となっており、2022年9月時点では一部列車の折り返し準備作業に用いられている。

改札は「在来線改札口」(1・2番のりば)と「新幹線・リレー特急改札口」(10・11・12番のりば)の2つが設置されている。改札内に在来線と新幹線の乗り換え改札は設置されていない(乗り換える場合は一旦それぞれの改札を出る必要がある)。 なお、新幹線・リレー特急改札口には自動改札が設置され、在来線改札口は有人改札となっている。

エレベーターは各ホームに設置されている。エスカレーターは新幹線側は各ホームに、在来線側は2番のりばホームに上り専用のみが設置されている。

在来線ホーム、左が1番線、右が2番線

新幹線接続リレー特急を除く在来線の大半の列車は2番線を使用する。定期列車においては1番線は主に行き違いがある場合の一部の特急・普通列車や当駅始発・終着の観光特急「ふたつ星4047」のみ使用する。

リレー特急用10番線(旧3番線)、左の柵の反対側は在来線用2番線

在来線の島式ホームの南側の1線(旧3番のりば・現10番のりば)は新幹線ホームの設置工事開始時(リレー特急専用のりばへの転用に伴う)から供用停止となり、在来線改札口から入場する場合は事実上相対式ホーム2面2線となった。

左側が西九州新幹線用の11番線、右側が「リレーかもめ」用の10番線

新幹線側ホームは、島式ホームは在来線との乗り換え利便性を図るため、供用停止となった旧3番のりばの線路との新在共用の島式ホームとなり、在来線リレー特急の専用ホームとなる10番のりば(旧3番)と、新幹線の発着する11番のりばで対面乗り換えができるような構造となっている[10]

当駅発着の定期新幹線列車は現状、すべてリレー特急と接続(対面乗り換え)する前提のダイヤとなっており、すべての定期新幹線列車は11番ホームから発着する。12番ホームは異常時などの予備として使用される。(但し、今後リレー特急に接続しない新幹線列車が設定された場合は12番ホームを使用する場合があるとされている。[11]

また、在来線特急列車においては、西九州新幹線「かもめ」号へのリレー接続専用の特急「リレーかもめ」号(当駅始発・終着)はすべて10番のりばからの発着となる。

リレーかもめ号とは別に、新幹線開業前から当駅を発着する博多 - 佐世保方面間の特急「みどり」号・「ハウステンボス」号(通常は博多 - 早岐間でみどり号と併結運転)に新幹線リレー接続の設定を持たせた「みどり(リレーかもめ)」号・「ハウステンボス(リレーかもめ)」号が発着し当列車は10番のりばからの発着となる。(ハウステンボス(リレーかもめ)は2022年9月改正時点では土休日の増発便のみ設定。前述通り通常みどり号と併結運転されるためハウステンボス(リレーかもめ)号単独の設定はない。)

(上記「みどり(リレーかもめ)・ハウステンボス(リレーかもめ)」」は下り列車は博多方面から運行し長崎方面ゆきの新幹線へ接続後、佐世保方面へ運行。上りは佐世保方面から運行し当駅止まりの新幹線と接続後、博多方面へ運行。)

リレー接続の設定のない通常の特急「みどり」号・「ハウステンボス」号は従来通り在来線2番のりばからの発着となる。なお、10番のりば(旧3番のりば)には供用停止時点で在来線ホーム側に柵が設けられ、在来線改札側からはリレー特急へ乗降できない構造となっているため新幹線・リレー特急と在来線間の乗換には注意が必要となる。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
1・2 佐世保線 下り 早岐佐世保方面 特急「みどり」・「ハウステンボス
観光特急「ふたつ星4047
(1番線は主に当駅発着・行き違い列車が使用)
上り 江北佐賀鳥栖方面
10 下り 早岐・佐世保方面
(当駅止りも含む)
リレー特急「リレーかもめ
(リレー特急「みどり(リレーかもめ)」・「ハウステンボス(リレーかもめ)」も含む)
上り 佐賀・鳥栖・博多方面
11 ■ 西九州新幹線 下り 諫早長崎方面 新幹線「かもめ
(12番線は通常時は使用されない)
12

(出典:JR九州 駅情報一覧

ギャラリー[編集]

駅弁[編集]

新駅舎完成後に駅構内に開店したカフェ「カイロ堂」が駅弁の製造・販売を開始した。「佐賀牛すき焼き弁当」は「九州の駅弁グランプリ」で初エントリーした第8回(2011年度)から2回連続で、「佐賀牛 極上カルビ焼肉弁当」は第10回(2013年度)で優勝している(第7回の優勝は有田駅の「有田焼カレー」のため佐賀県勢としては4連覇した)。なお、駅弁はカフェ内で定食として食べることができる。

  • 佐賀牛 極上カルビ焼肉弁当
  • 佐賀牛すき焼き弁当
  • 佐賀牛サーロインステーキ&焼肉弁当

利用状況[編集]

2019年度の1日平均乗車人員は1,700人である[12]

年度 1日平均
乗車人員(人)
2000年(平成12年) 1,615
2001年(平成13年) 1,543
2002年(平成14年) 1,493
2003年(平成15年) 1,458
2004年(平成16年) 1,410
2005年(平成17年) 1,399
2006年(平成18年) 1,409
2007年(平成19年) 1,462
2008年(平成20年) 1,536
2009年(平成21年) 1,552
2010年(平成22年) 1,622
2011年(平成23年) 1,658
2017年(平成29年) 1,763
2018年(平成30年) 1,781
2019年(平成31年/令和元年) 1,700
2020年 (令和2年) 1,292

博多駅方面への特急列車の利用が多い。

当駅を発着とする企画乗車券「2枚きっぷ」は博多 - 武雄温泉間の「2枚きっぷ」のみが設定されている。

駐車場[編集]

高架下に駅レンタカー九州が管理する駐車場が設けられている。20分以内の利用(送迎等)が無料、月極料金には定期券利用者への割引がある。

駅周辺[編集]

駅周辺は武雄市の中心部にあたる。

楼門口(北口)[編集]

御船山口(南口)[編集]

当駅が登場する作品[編集]

  • 列車運転ゲーム『電車でGO!』シリーズの「電車でGO! プロフェッショナル2」には武雄温泉駅を含めた佐世保線が登場し、仮設駅となる以前の当駅が再現されている。他に肥前山口方には建設途中の高架橋も登場する。
  • 大和田建樹作詞の鉄道唱歌山陽・九州編において、「疲れて浴びる武雄の湯 土産にするは有田焼」と書かれている。佐賀県内で登場する4駅(鳥栖、佐賀、武雄、有田)の1つである。

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道(JR九州)

■ 西九州新幹線「かもめ

武雄温泉駅 - 嬉野温泉駅

佐世保線

普通
高橋駅 - 武雄温泉駅 - 永尾駅

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、728頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b “西九州新幹線の開業日について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2022年2月22日), オリジナルの2022年2月22日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20220222054752/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/02/22/220222_nishikyushu_kaigyoubi.pdf 2022年2月22日閲覧。 
  3. ^ 柄崎駅(つかざきえき)として開業し、1897年(明治30年)7月10日の長崎線延伸開業に併せてに武雄駅に改称したとする説については、逓信省鉄道局『明治二十八年度 鉄道局年報』では開業区間が「佐賀武雄間」、同書の明治29年3月現在の鉄道路線図「運輸開業免許状」『官報』1895年5月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)でも「武雄」となっており、根拠が薄弱である。
  4. ^ 「武雄温泉駅、新駅舎で営業開始」『交通新聞』交通協力会、1975年6月20日、1面。
  5. ^ “佐世保線武雄温泉駅に「みどりの窓口」”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1979年4月17日) 
  6. ^ “2022年9月23日ダイヤ改正 西九州新幹線が開業します 在来線各線区でダイヤを見直します” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2022年6月10日), pp. 12 - 13, オリジナルの2022年6月10日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20220610082713/https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/06/10/220610_september_23rd.pdf 2022年6月10日閲覧。 
  7. ^ “西九州新幹線が開業、「かもめ」が出発…博多―長崎間は最速1時間20分に”. 読売新聞 (読売新聞社). (2022年9月23日). オリジナルの2022年9月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220923003230/https://www.yomiuri.co.jp/national/20220923-OYT1T50120/ 2022年9月23日閲覧。 
  8. ^ “西九州エリアにICカード乗車券SUGOCAを導入します!” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道/佐賀県/長崎県, (2022年8月22日), オリジナルの2022年8月22日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20220822121407/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/08/22/220822_sugoca_area.pdf 2022年8月22日閲覧。 
  9. ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 27号 長崎駅・佐世保駅・大村駅ほか75駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年2月17日、24頁。 
  10. ^ “<九州新幹線>「対面乗り換えホーム」披露、武雄温泉駅一般公開”. 佐賀新聞LIVE. (2021年11月21日). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/771762 
  11. ^ “西九州新幹線「武雄温泉駅」で一足先に「対面乗り換え」してみた 駅名標も「一体的」”. 乗りものニュース. (2022年9月10日). https://trafficnews.jp/post/121862 
  12. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2019年度) (PDF)”. 九州旅客鉄道. 2020年12月29日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]