諫早駅

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諫早駅
Jr isahaya station.jpg
東口(2022年7月)
いさはや
Isahaya
(雲仙・島原口[1]
所在地 長崎県諫早市永昌町1番1号
北緯32度51分6.62秒 東経130度2分29.30秒 / 北緯32.8518389度 東経130.0414722度 / 32.8518389; 130.0414722座標: 北緯32度51分6.62秒 東経130度2分29.30秒 / 北緯32.8518389度 東経130.0414722度 / 32.8518389; 130.0414722
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
島原鉄道
電報略号 イハ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線(新幹線)
2面4線(在来線)
1面1線(島原鉄道)
乗車人員
-統計年度-
(JR九州) -2019年-
5,134人/日(降車客含まず)
(島原鉄道) -2017年-
867人/日(降車客含まず)
乗降人員
-統計年度-
(島原鉄道) -2017年-
1,646人/日
開業年月日 1898年明治31年)11月27日
乗入路線 4 路線
所属路線 西九州新幹線
キロ程 44.7 km(武雄温泉起点)
新大村 (12.5 km)
(24.9 km) 長崎
所属路線 長崎本線
キロ程 100.4 km(鳥栖起点)
東諫早 (2.6 km)
(2.8 km) 西諫早
所属路線 大村線
キロ程 47.6 km(早岐起点)
岩松 (7.6 km)
所属路線 島原鉄道線
キロ程 0.0 km(諫早起点)
(1.5 km) 本諫早
備考 共同使用駅(JR九州の管轄駅)
直営駅[2]
みどりの窓口[3]
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諫早駅(いさはやえき)は、長崎県諫早市永昌町にある、九州旅客鉄道(JR九州)・島原鉄道である。

概要[編集]

諫早市の中心駅で、長崎県内で長崎駅に次いで2番目、長崎本線の駅では3番目に利用者が多い。全列車が停車する。JR九州と島原鉄道の共同使用駅であるが、駅自体はJR九州が管轄する。

JR九州の長崎本線と大村線西九州新幹線、島原鉄道の島原鉄道線の計4路線が乗り入れている。大村線は当駅が終点、島原鉄道線は当駅が起点である。JR九州における当駅の所属線は長崎本線である[4]SUGOCAに対応するが、当駅がSUGOCA長崎エリアにおける長崎本線の東端駅であるため、長崎本線長崎方面(含む長与支線)と大村線の当駅から竹松までのみ利用可能であり、長崎本線鳥栖方面や島原鉄道島原方面へは利用できない(なお、島原鉄道は当初nimocaを導入することが決まっていたが、長崎自動車グループの傘下となったため白紙撤回になった)。

長崎本線の当駅と長崎駅の間は運転本数が多く設定されている。新線(市布経由)を通る列車は、普通列車が毎時上下各2本程度であり、ラッシュ時間帯以外で毎時上下各1本程度のピストン運転を行う。また、佐世保・大村線直通の快速列車も毎時上下各1本設定されており、当区間内の基本停車駅は喜々津駅・浦上駅のみだが、時間帯により諫早 - 長崎間は各駅に停車するものもある。旧線(長与経由)は普通列車のみの運転であるが、D&S列車「或る列車」と「ななつ星 in 九州」は長与経由のルートで運転する。

長崎本線上り湯江駅江北駅方面は普通列車が毎時1本程度で、一部時間帯では3時間程度普通列車の運転間隔が空く。大村線に関しては前述の快速列車と普通列車がそれぞれ毎時各1本ずつの運転である。

当駅を通る列車は回送列車や試運転も含めて、ほぼ全列車が停車し、通過する列車はごくわずかに限られている。

JRにおいてワンマン運転の際は当駅で精算方法が変わり、当駅 - 長崎駅間は長与支線(旧線)を含めて車内精算を行わない。

駅名標は「のんのこ踊り」がデザインされている。

歴史[編集]

2代目駅舎(1990年)
塗り替え後の2代目駅舎(2011年)

島原鉄道とJRの渡り線について[編集]

島原鉄道のりばから数100メートルJR線と並走した後、左右に分かれるが、その並走区間の途中には、国鉄時代に島原鉄道の列車が国鉄へ乗り入れていた名残としてJR線から島原鉄道に接続する渡り線がある。この渡り線を使用して急行列車が長崎駅・佐世保駅小倉駅まで乗り入れていた。

駅構造[編集]

駅舎[編集]

JR線の駅舎3代目は、2018年8月より東口(永昌東町)と西口(永昌町)を結ぶ自由通路と接続した橋上駅舎となっている[9]。駅舎にはJR線専用の改札口や待合室、みどりの窓口が設置され[3]、JR線の各ホームとは階段とエレベーターとで接続されている[14]。東口側は諌早市が駅周辺再開発整備の一環で整備した「再開発ビル1棟」と接続しており、島原鉄道線の駅舎(改札口・乗り場)の出入口が設けられている[9][14]。島原鉄道は改札の分離に併せて駅員が配置されるようになり、自動券売機も1台設置されている。

先代の2代目駅舎は有明線が開通した[5]1934年(昭和9年)竣工の木造2階建て(一部)で、外観は2か所の出入り口部のみ上った上屋軒先に、駅舎内も構成的な意匠が施された柱や梁、折り上げ天井の待合室など、洋館風のモダンなものであった[7]。1990年代末期に外観の塗色が従来の緑色から茶色に塗り替えられたがそのほかの大きな変化はなかった。駅舎は駅の東側に位置しており、西側とは地下道で結ばれていたが、自由通路の供用開始により閉鎖された[9]

ホーム[編集]

JR新幹線は2面2線、JR在来線は2面4線(1 - 4番線)、島原鉄道線は1面1線を有する[15][14]。JR線と島原鉄道線との乗り継ぎには、改札口を出て自由通路を経由する必要がある[16]

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
島原鉄道
0 島原鉄道線 本諫早島原島原港方面
JR九州
1 長崎本線 下り 浦上長崎方面
2 長崎本線 下り 浦上・長崎方面
大村線 ハウステンボス佐世保方面
3 長崎本線 下り 浦上・長崎方面
上り 佐賀鳥栖方面 一部の列車
大村線 ハウステンボス・佐世保方面
4 長崎本線 上り 佐賀・鳥栖・博多方面
大村線 ハウステンボス・佐世保方面
11 ■ 西九州新幹線 上り 武雄温泉方面
12 下り 長崎方面

(出典:JR九州駅情報一覧

ギャラリー[編集]

駅弁[編集]

2022年9月17日からファミリーマート銘品蔵諫早駅店で販売される。

販売される駅弁は下記の通り[17]

  • 新幹線かもめ弁当
  • 鉄道開業150周年記念九州巡り旅弁当
  • ミッキーマウス GO!GO!ランチ BOX

利用状況[編集]

  • JR九州 - 2019年度の1日平均乗車人員5,134人である。[18]。長崎県内の駅では長崎駅に次いで、長崎本線では佐賀駅、長崎駅に次いで3番目に利用者が多い駅である。
  • 島原鉄道 - 2017年度の1日平均乗車人員は867人である。
年度 JR九州 島原鉄道
1日平均
乗車人員
1日平均
乗車人員
2000年 5,828 683
2001年 5,791 743
2002年 5,562 771
2003年 5,629 797
2004年 5,579 771
2005年 5,604 795
2006年 5,533 790
2007年 5,561 844
2008年 5,582 863
2009年 5,495 858
2010年 5,433 892
2011年 5,365 921
2012年 5,389 951
2013年 5,510 1,019
2014年 5,396 977
2015年 5,403 956
2016年 5,228 911
2017年 5,188 867
2018年 5,203
2019年 5,134

駅周辺[編集]

駅前の様子(東口)

駅前にはバスターミナルビジネスホテルがあり、マンションも多い。諫早市役所など、市の中心部へは隣の島原鉄道本諫早駅の方が近い。

バス路線[編集]

  • 長崎県営バス - 路線バス・長崎空港連絡バス・高速シャトルバス
  • 島鉄バス - 路線バス・高速バス(福岡行き島原号)・長崎空港連絡バス
    両社とも東口駅前にある長崎県営バス諫早駅前ターミナルに発着する。かつては島鉄バスは県営バスターミナル向かいの諫早ターミナルホテルに併設された島鉄諫早バスターミナルに発着しており県営バスと島鉄バスで乗り場が異なっていたが、2007年3月31日をもって島鉄諫早ターミナルが廃止され、県営バスターミナルに統合された。その後、諫早駅再開発に伴い、2022年5月16日からは県営バスの諫早バスターミナルが新施設に移転し[19]、ターミナル(発券カウンター・待合室等)は諫早駅再開発ビル(イーサ)1階に設置され、その前面の諫早駅東公共交通広場内に乗降場7バースが設置される構成となった[19]

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道(JR九州)
■ 西九州新幹線
新大村駅 - 諫早駅 - 長崎駅
長崎本線
快速「シーサイドライナー」
(大村線) - 諫早駅 - (一部西諫早駅) - 喜々津駅
区間快速「シーサイドライナー」
(大村線) - 諫早駅 - 喜々津駅
普通
東諫早駅 - 諫早駅 - 西諫早駅
大村線
  • 特急「ふたつ星4047」停車駅(武雄温泉行きのみ)
快速「シーサイドライナー」・区間快速「シーサイドライナー」
大村駅 - 諫早駅 - (長崎本線長崎方面)
普通
岩松駅 - 諫早駅 - (長崎本線長崎方面)
島原鉄道
島原鉄道線
急行(土曜・休日に上り1本のみ運転)
諫早駅 - 本諫早駅
普通
諫早駅 - 本諫早駅

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 島原鉄道が設定
  2. ^ 『学研の大図鑑 JR全駅・全駅舎西日本編(JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州)』学習研究社、2004年4月30日、235頁。 
  3. ^ a b 駅情報 - JR九州.2021年12月6日閲覧
  4. ^ a b c 石野 1998, p. 716.
  5. ^ a b 九州鉄道の記憶III, p. 151.
  6. ^ 石野 1998, p. 715.
  7. ^ a b 長崎県98, p. 126.
  8. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日) 
  9. ^ a b c d e “諫早駅の東西結ぶ「自由通路」きょう供用開始 「まちづくりの核へ大きな一歩」”. 長崎新聞. (2018年8月4日). オリジナルの2020年12月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201213035458/https://this.kiji.is/398120143173190753 2020年12月13日閲覧。 
  10. ^ “九州新幹線(西九州)諫早駅新築工事の安全祈願について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構, (2019年1月28日), オリジナルの2020年12月12日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20201212034907/https://www.jrtt.go.jp/corporate/public_relations/pdf/pressh310128-1.pdf 2020年12月13日閲覧。 
  11. ^ “10月以降の鉄道・バスの各種変更について” (日本語) (プレスリリース), 島原鉄道, (2019年9月30日), オリジナルの2020年12月13日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20201213030658/https://www.shimatetsu.co.jp/infos/detail/?id=131 2020年12月13日閲覧。 
  12. ^ “西九州新幹線の開業日について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2022年2月22日), オリジナルの2022年2月22日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20220222054752/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/02/22/220222_nishikyushu_kaigyoubi.pdf 2022年2月22日閲覧。 
  13. ^ “西九州新幹線が開業、「かもめ」が出発…博多―長崎間は最速1時間20分に”. 読売新聞 (読売新聞社). (2022年9月23日). オリジナルの2022年9月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220923003230/https://www.yomiuri.co.jp/national/20220923-OYT1T50120/ 2022年9月23日閲覧。 
  14. ^ a b c 諫早駅構内図 (PDF)”. 九州旅客鉄道 (2018年8月3日). 2018年8月12日閲覧。
  15. ^ 長崎新聞20180804-13.
  16. ^ 「島原鉄道 諫早駅」 新駅舎のご案内”. 島原鉄道 (2018年8月10日). 2018年8月12日閲覧。
  17. ^ “\もうすぐ西九州新幹線開業!/長崎の駅弁、増えています!!” (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2022年9月9日), オリジナルの2022年9月17日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20220917033959/https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/09/14/nagasaki_ekiben2_hp.pdf 2022年9月17日閲覧。 
  18. ^ 駅別乗車人員(2019年度)
  19. ^ a b 長崎県交通局「諫早バスターミナルが新しくなります。」(2022年4月19日付長崎県交通局新着情報。2022年5月16日閲覧)

参考文献[編集]

  • 諫早市史編纂室 『諫早市史 第1巻』諫早市役所、1955年。 
  • 長崎県教育委員会編 『長崎県の近代化遺産』長崎県教育委員会、1998年。 
  • 宇都宮照信 『九州鉄道の記憶III』西日本新聞社、2004年。 
  • 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]