マルキョウ

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株式会社丸共ストアー[1]

株式会社マルキョウ[2]
Marukyo Corporation
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
816-8567
福岡県福岡市博多区銀天町[3]

福岡県大野城市山田5丁目3番1号
設立 1964年(昭和39年)12月3日[4]
業種 小売業
法人番号 6290001041190 ウィキデータを編集
事業内容 スーパーマーケット
代表者 斉田弥太郎[4]

代表取締役社長 斉田敏夫
資本金 400万円(設立時)[3]

1600万円[1]

3200万円[4]

59億9,620万円
発行済株式総数 15,675,000 株(2012年9月期)
売上高 連結833億円(2018年2月期)
営業利益 連結16.2億円(2012年9月期)
純利益 連結6億円(2012年9月期)
純資産 連結413億円(2012年9月期)
総資産 連結566億円(2012年9月期)
従業員数 522名(2,750名)()は平均臨時従業員数
決算期 9月30日
主要株主 リテールパートナーズ100%(2017年3月1日時点)
主要子会社 青木商事
外部リンク www.marukyo-web.co.jp
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株式会社マルキョウ(Marukyo Corporation)は、福岡県大野城市を拠点とするスーパーマーケット

歴史・概要[編集]

1964年(昭和39年)12月3日に斉田弥太郎と鍋島市右衛門が共同で「株式会社丸共ストアー」を[4]資本金で400万円で福岡県福岡市博多区銀天町に設立し[3]、第1号店として[2]同月に雑餉隈店を開店した[1]

1973年(昭和48年)に本部を現在地に変更した。 1985年(昭和60年)5月に現社名の「株式会社マルキョウ」に変更した[2]。(雑餉隈店は現在も営業している)。

創業者の一人である鍋島市右衛門が魚市場の買参権を保有していたことから、創業時から鮮魚の鮮度や安さを強みとして売り上げを伸ばした[4]

ユニード寿屋が福岡市周辺での多店舗展開を強化し始めたことを受けて[4]1978年(昭和53年)春に営業時間を朝8時から深夜である午前1時までの17時間へ延長し[4]、長時間営業する営業戦略を展開して売り上げを伸ばした[5]

また、大規模小売店舗法の規制強化に対しては、売り場面積500m²以下の小型店舗の運営ノウハウを開発する方針を採り[4]、売り場面積約150坪の店舗を福岡の都市部で集中出店してドミナントの構築を図った[5]

さらに、グロサリーなどは粗利益率を16%台に抑え[5]、低コスト運営で低価格を売りにする「ディスカウントストア型スーパーマーケット」を[6]長時間営業する業態へ発展させて売り上げを伸ばした[5]

しかし、この低価格志向は一方で、2008年(平成20年)5月23日に公正取引委員会から「納入業者との取引で、優越的地位を乱用した不公正な取引方法があった」として排除措置命令を受けることになった[7]

九州北部(福岡県・佐賀県長崎県大分県熊本県)でチェーン展開している。またFC店舗として、マイチェリーを展開していたが、現在はマルキョウ直営店舗として「マルキョウ」の屋号で営業されている。

グルメシティ九州(現:マックスバリュイオン)と共に、地元小売業におけるプライスリーダー的存在である。また、しょうゆなど独自ブランドの商品も展開している。

1996年(平成8年)、佐賀県で事業展開していた日祐(ニチユー)から創業地店舗を除く9店舗を譲り受け、一旦子会社により「マルユー」として運営していたが、その後子会社を吸収合併、直営に切り替えた。それまでは食品主体であったが、当該譲受後は日祐が扱っていた衣料品の販売にも力を入れている。

2013年(平成25年)9月4日に西日本鉄道と資本・業務提携に基本合意したと発表した[8][9][10][11]

この時点では西日本鉄道は、創業者一族で[10]筆頭株主だった斉田キミヨから[8]、発行済み株式の15%を取得し[8][9][10]、筆頭株主となるとされていた[8][10][11]

しかし、西日本鉄道が取得する株式は、9月4日時点の15%・235.2万株を約11.97億円[10]から 12月19日の合意では10%・156.8万株を約9.4億円へ縮小し[12]、 西日本鉄道は3位の株主になると共に創業者家が引き続き当社の筆頭株主に留まることになった[12]。 また、取得は12月25日付けで行われることになった[13][14][15]

2017年(平成29年)3月1日、丸久山口県)、マルミヤストア(大分県)などを傘下に持つリテールパートナーズ(山口県防府市)との株式交換により、同社の完全子会社となった[16]。同時に、西日本鉄道との資本提携は解消した。

年表[編集]

  • 1964年(昭和39年)
    • 12月3日 - 斉田弥太郎と鍋島市右衛門が共同で「株式会社丸共ストアー」を[4]資本金で400万円で福岡市博多区銀天町に設立[3]
    • 12月 - 福岡市博多区銀天町に雑餉隈店を開店[1]。(第1号店[2]
  • 1978年(昭和53年)春 - 営業時間を朝8時から深夜1時までの17時間へ延長[4]
  • 1985年(昭和60年)5月 - 現社名の「株式会社マルキョウ」に変更[2]
  • 2008年(平成20年)5月23日 - 公正取引委員会から「納入業者との取引で、優越的地位を乱用した不公正な取引方法があった」として排除措置命令を受ける[7]
  • 2013年(平成25年)
    • 9月4日 - 西日本鉄道と資本業務提携に基本合意したと発表[8][9][10]
    • 12月19日 - 西日本鉄道が発行済み株式の10%・156.8万株を約9.4億円を取得することで合意したと発表[1]
    • 12月3日 - 西日本鉄道が株式を取得し、資本・業務提携[13][14][15]
  • 2017年(平成29年)3月1日 - リテールパートナーズの完全子会社となる[16]

店舗[編集]

マルキョウ高田店(福岡県糸島市)
マルキョウ香椎店(福岡県福岡市東区)

過去に存在した店舗[編集]

福岡県[編集]

福岡市[編集]

  • 唐人店 - 福岡市中央区唐人町1-12-6[1]、店舗面積462m²[1]
  • 比恵店 - 福岡市博多区東比恵4-6-6[1]
  • 対馬小路店 - 福岡市博多区対馬小路[2]、1978年(昭和53年)12月開店[2]、店舗面積290m²[2]
  • 馬出店 - 福岡市東区馬出[2]、1978年(昭和53年)6月開店[2]、店舗面積561m²[2]
  • 馬出南店 - 福岡市東区馬出[2]1979年(昭和54年)8月開店[2]、店舗面積851m²[2]
  • 初代・和白店 - 福岡市東区大字上和白692-1[1]1974年(昭和49年)12月開店[2]、店舗面積461m²[2]
  • 長住店 - 福岡市南区長住2-22-2[1]、店舗面積511m²[1]
  • 平尾店 - 福岡市南区市崎町1-1[1]1970年(昭和45年)5月開店[2]、店舗面積360m²[2]
  • 名島店 - 福岡市西区名島2120-8[1]1969年(昭和44年)6月開店[2]、店舗面積464m²[2]
  • 西新店 - 福岡市西区曙1-188[1]、店舗面積477m²[1]
  • 田島店 - 福岡市西区大字田島字垣添216-4[1]、店舗面積459m²[1]
  • 堤店 - 福岡市西区大字字原の前178[1]、店舗面積479m²[1]
  • 姪浜店 - 福岡市西区姪浜町3081[1]1971年(昭和46年)8月開店[2]、店舗面積552m²[2]
  • 周船寺店 - 福岡市西区周船寺[2]、1979年(昭和54年)9月開店[2]、店舗面積757m²[2]
  • 早良店 - 福岡市西区大字野芥字上六井手453-1[1]1976年(昭和54年)7月開店[2]、店舗面積819m²[2]
  • 柳橋店 - 福岡市中央区柳橋連合市場隣接

糸島郡[編集]

春日市[編集]

  • 岡本店 - 春日市岡本町1-9[1]、1972年(昭和47年)12月開店[2]、店舗面積202m²[2]

筑紫野市[編集]

大牟田市[編集]

  • 四ツ山店 - 大牟田市三里町3-5-5[1]、1972年(昭和47年)7月開店[2]、店舗面積722m²[2]
  • 吉野店 - 大牟田市大字橘1441-1[1]1977年(昭和52年)5月開店[2]、店舗面積117m²[2]
  • 草木店 - 大牟田市[2]、1978年(昭和53年)1月開店[2]、店舗面積747m²[2]
  • 小浜店 - 大牟田市[2]、1978年(昭和53年)8月開店[2]、店舗面積453m²[2]
  • ニュー吉野店 - 大牟田市大字吉野茶屋ヶ浦875-1 2020年(令和2年)4月5日(日曜日)閉店

飯塚市[編集]

  • 飯塚店 - 飯塚市大字飯塚1228-1[1]、1973年(昭和48年)3月開店[2]、店舗面積612m²[2]

田川市[編集]

  • 後藤寺店 - 田川市本町2-14[1]、1971年(昭和46年)11月開店[2]、店舗面積2,820m²[2]

北九州市[編集]

店舗面積263m²[1]
  • 三ケ森店 - 北九州市八幡西区大字永犬丸字三ケ森537-18[1]
店舗面積183m²[1]
  • 折尾店 - 北九州市八幡西区大字折尾1371[1]、1978年(昭和53年)8月開店[2]、店舗面積1,299m²[2]
  • 二島店 - 北九州市若松区二島3丁目1−40
  • 町上津役店 - 北九州市八幡西区町上津役西1丁目3-12

佐賀県[編集]

地場スーパーの「日祐」の旧本店建物を買収し[21]、「マルユー佐賀店」として[19][21]佐賀市中心部の中央大通り沿いに出店した[21][20]
敷地は約2,100m²で[22]、鉄骨5階建て・延べ床面積約7,500m²の建物で[19][21][20]、1階を駐車場[19][21][20]、2階と3階を食料品と衣料品売り場[19][20]、4階と5階は事務所や倉庫などにしていた[19][21][20]
郊外へ大型商業施設が相次いで出店して中心市街地の空洞化が進んだ影響に加えて[21][20]、店舗周辺住民の高齢化が進んだことから売上の減少が続き[21][20]、2011年(平成23年)から売り場を2階に集約して3階は空き店舗化した[20]
不採算店となったことから[18]2013年(平成25年)11月に閉店した[22][23][24]
店舗跡は隣接地を含めて佐賀市が購入し[22]、改装して[24]バルーンミュージアムが新設する計画を[22][24]、2014年(平成26年)1月31日に佐賀市が市議会全員協議会で表明した[23]
  • 唐津店 - 唐津市本町1901-1[1]、1973年(昭和48年)8月開店[2]、店舗面積612m²[2]

熊本県[編集]

店舗面積203m²[1]

その他[編集]

小説『嫌われ松子の一生』の一場面としても登場する。開店当時、スーパーマーケットとしては画期的だったベルトコンベア式のレジスターなどが、細かく描写されている。

納入された商品に独自の期限を設定し、期限を過ぎた商品を業者に返品していたなどとして、公正取引委員会に独占禁止法違反(不公正な取引方法)で排除措置命令を出された。公正取引委員会によると、2005年11月から2007年12月までの間、調味料や加工食品などについてメーカーが定めた賞味期限よりも短い独自の期限を設定。それを過ぎた約4億5100万円分の商品を納入業者に返品していた。

2020年現在、POSレジスターは東芝テック製のものを採用している。また、支払い方法は一部店舗(井尻店、福重店、東油山店、清水店、和白店、原田店)でクレジットカードが使える。また、一部のレジスターではセミセルフ式(チェッカーは店舗スタッフが行い、支払いを利用者自身の手で行う)の精算を導入している。

曜日により安い売り出し商品が違い、チラシスマートフォンアプリ、Webサイトなどで確認をすることが出来る。

類似スーパーのサニーと違い、2019年2月まではレジ袋が全サイズ無料マイバッグを持参すると2円引きを行っていた。(2020年の容器包装リサイクル法の改正により多くの小売店でのレジ袋が有料化したためマルキョウもレジ袋を有料化している。2020年10月現在マイバッグ持参による値引きは行っていない。)

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai 『流通会社年鑑 1978年版』 日本経済新聞社、1977年10月25日。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az 『流通会社年鑑 1990年版』 日本経済新聞社、1990年11月24日。
  3. ^ a b c d 『流通会社年鑑 2001年版』 日本経済新聞社、2000年12月11日。
  4. ^ a b c d e f g h i j 『流通会社年鑑 1979年版』 日本経済新聞社、1978年10月20日。
  5. ^ a b c d “九州地区で異彩放つスーパーマーケットマルキョウ。年商900億に迫る”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (1992年10月9日)
  6. ^ “待ったなしの生存をかけたSM大競争時代に突入(下)”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (1995年10月9日)
  7. ^ a b “公正取引委員会、マルキョウに排除措置命令 不当返品・値引き・従業員使用で”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2008年5月28日)
  8. ^ a b c d e 小原擁 (2013年9月5日). “西鉄:スーパーのマルキョウと提携 「効率化目指す」”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  9. ^ a b c “西鉄、食品スーパーのマルキョウに15%出資”.日本経済新聞(日本経済新聞社). (2013年9月5日)
  10. ^ a b c d e f “西鉄、マルキョウの筆頭株主に 資本・業務提携で合意”. 西日本新聞(西日本新聞社). (2013年9月4日)
  11. ^ a b 堀江勝(2013年9月6日). “西鉄ストア親会社、マルキョウと資本・業務提携 事業効率向上目指す”.日本食糧新聞(日本食糧新聞社)
  12. ^ a b 中山裕司(2013年12月20日). “西鉄:スーパーのマルキョウと提携 株式取得は10%に”. 毎日新聞(毎日新聞社)
  13. ^ a b 西日本鉄道株式会社との資本・業務提携に関するお知らせ (PDF) - マルキョウ、2013年12月19日
  14. ^ a b 株式の売出し、主要株主の異動の予定に関するお知らせ (PDF) - マルキョウ、2013年12月19日
  15. ^ a b 株式会社マルキョウとの資本・業務提携に関するお知らせ (PDF) - 西日本鉄道、2013年12月19日
  16. ^ a b 株式会社リテールパートナーズと株式会社マルキョウの株式交換による経営統合に向けた基本合意書締結に関するお知らせ(PDF) - マルキョウ、2016年7月21日
  17. ^ 後に前原市、現在は糸島市。
  18. ^ a b c “マルキョウ佐賀店、来月閉店 中心市街地活性化に影響も”. 朝日新聞(朝日新聞社). (2013年10月30日)
  19. ^ a b c d e f g “マルキョウ佐賀店閉店へ 11月にも、人口減や高齢化響く”. 西日本新聞(西日本新聞社). (2013年10月29日)
  20. ^ a b c d e f g h i j “マルキョウ佐賀店19日閉店、高齢化や郊外店影響”. 読売新聞(読売新聞社). (2013年11月6日)
  21. ^ a b c d e f g h i “マルキョウ佐賀店、11月19日で閉店”. 佐賀新聞(佐賀新聞社). (2013年10月30日)
  22. ^ a b c d 田中韻(2014年2月1日). “バルーン博物館:整備へ 旧スーパー建物に佐賀市、熱気球資料など展示”. 毎日新聞(毎日新聞社)
  23. ^ a b 山中由睦 (2014年2月1日). “マルキョウ跡にバルーンミュージアム 佐賀市”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  24. ^ a b c “旧・商工会館跡ぽっかり 旧・県病院も解体急ぐ”. 佐賀新聞(佐賀新聞社). (2014年10月13日)

外部リンク[編集]