神田憲次

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神田 憲次
かんだ けんじ
Kanda Kenji (2019).png
内閣府大臣政務官時
生年月日 (1963-02-19) 1963年2月19日(59歳)
出生地 日本の旗 日本 大分県玖珠郡玖珠町
出身校 中京大学大学院法学研究科修士課程修了
愛知学院大学大学院商学研究科修士課程修了
前職 税理士
所属政党 自由民主党安倍派
称号 修士
税理士
公式サイト 自民党 衆議院議員 神田けんじ

選挙区愛知5区→)
比例東海ブロック→)
愛知5区
当選回数 4回
在任期間 2012年12月16日[1] - 現職
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神田 憲次(かんだ けんじ、1963年2月19日 - )は、日本政治家税理士自由民主党所属の衆議院議員(4期)、元内閣府大臣政務官

来歴[編集]

大分県玖珠郡玖珠町出身[2][3]。現在は名古屋市中村区則武1丁目に在住[4]崇徳高等学校中京大学文学部英文学科卒業。1987年、中京大学大学院法学研究科修士課程修了。1989年愛知学院大学大学院商学研究科修士課程修了[3]1991年税理士登録し、名古屋税理士会名古屋東支部に所属[3]。以後、約20年にわたり、顧客や取引先の倒産や自殺、夜逃げ等の問題に直面した[5]2000年に神田憲次税理士事務所を開業し、総務省の政治資金監査人や日本国際社会事業団の評議員を務めた[3]

2012年第46回衆議院議員総選挙自由民主党公認で愛知5区から出馬し、民主党前職で元農林水産大臣赤松広隆を1,795票の僅差で破り、初当選した[6]2014年第47回衆議院議員総選挙では、愛知5区で前回下した赤松に敗れ、重複立候補していた比例東海ブロックで復活し、再選[7]

2017年第48回衆議院議員総選挙では、自由民主党公認で愛知5区から立候補。対立候補は立憲民主党に鞍替えした赤松と希望の党が擁立した前稲沢市議会議員の新人[8]。日本共産党は候補者を取り下げた[9]。赤松に敗れるも[10]、再び比例東海ブロックで復活した[11][12]

2019年9月、第4次安倍第2次改造内閣内閣府大臣政務官に就任[13]

2021年第49回衆議院議員総選挙では、自由民主党の公認で愛知5区より立候補し、立憲民主党西川厚志日本維新の会岬麻紀を破り、4選(岬は比例復活で初当選)[14][15]

政策・主張[編集]

人物[編集]

統一教会との関係[編集]

  • 2018年9月9日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が幕張メッセで開催した青年イベント「提言 JAPAN2050 ユース・フェスティバル」に来賓として出席し、審査員を務めた[17]
  • 2018年10月21日、統一教会の関連団体「世界平和青年学生連合」が2世信者ら4000人を動員し、愛知県武道館で青年イベント「神日本家庭連合 第3地区 HJ未来フェス 未来を動かすチカラ」を開催。世界平和女性連合会長の文姸娥(ヨナ)が主賓として参加した。神田は同イベントに来賓出席し、「わたくし自らも皆さまのお仲間と共に定例の家庭集会をさせていただき、そして日々、文鮮明先生のそのこれまでの話等々に感銘を受け学習をさせていただいておる一人でございます」と祝辞を述べた[18][17]
  • 2019年10月5日、統一教会の関連団体「天宙平和連合」(UPF-Japan)は、国際会議「ジャパンサミット&リーダーシップカンファレンス」をホテルナゴヤキャッスルで開催[19][20][21]。神田は会議にあわせて会場を訪れ、韓鶴子総裁、梶栗正義徳野英治ら教団幹部、島村大北村経夫江島潔山際大志郎工藤彰三東郷哲也と集合写真を撮った[22][23]
  • 2021年6月11日、「天宙平和連合」が創設した世界平和国会議員連合の日本の議員連盟「日本・世界平和議員連合懇談会」の総会が衆議院第一議員会館で開催された[24]。同議連は前年に設立された団体で、神田は幹事に就任し、原田義昭が会長に就任した[25][26]。教団は同年10月の衆院選に立候補した議連参加者を支援し、電話かけなどを熱心に行った[24]
  • 2022年6月13日、「日本・世界平和議員連合懇談会」の総会が開催。神田は前年に続いて幹事に選出された。総会では顧問である国際勝共連合会長の梶栗正義が講演をし、統一教会の関連団体「平和政策研究所(IPP)」が発行する「政策情報レポート」が配られた。総会資料のアンケート用紙には、梶栗が会長を務める統一教会の友好団体「世界平和連合[27]に関する記述があり、「次期参議院選挙の地方区で、世界平和連合の応援を希望する議員がおられればお書き下さい」と書かれてあった[28]
  • 2022年8月10日、中日新聞社が中部6県の全73人の衆参国会議員を対象に実施したアンケートを公表。全体の4人に1人が統一教会と何らかの関わりを持っていたことが明らかとなった[29]岸田文雄首相は8月8日の自民党臨時役員会で、統一教会をめぐり「政治家の責任で関係をそれぞれ点検し、適正に見直してもらいたい」と述べ、党所属国会議員全員に通達するよう指示[30]したが、神田ら10人の同党議員はアンケートに答えることを拒否した[29]
  • 2022年7月から8月にかけて、共同通信社は、全国会議員712人を対象に、統一教会との関わりを尋ねるアンケートを実施。8月31日に各議員の回答の全文を公表した。しかし神田はここでもアンケートに答えることを拒否した[31][32]

その他[編集]

不祥事[編集]

  • 神田の資金管理団体「神友会」と政治団体「神田憲次後援会」、神田が支部長を務める「自由民主党愛知県第五選挙区支部」の3団体[35][36][37]はいずれも、2019年まで4年連続で政治資金収支報告書を法定の期限までに提出していなかった。神田は税理士で、かつ総務省の政治資金適正化委員会に監査人登録しているにかかわらず、長きにわたり期限を守ることできなかった[38][39]
  • 2022年6月9日、衆議院本会議に遅刻し、細田博之衆議院議長に対する不信任決議案の採決に間に合わなかった。翌6月10日、自民党の高木毅国会対策委員長は神田を厳重注意した[40]

所属団体・議員連盟[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “議員や首長の任期はいつからカウントするか。”. レファレンス協同データベース. (2011年6月16日). https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000087399 2021年8月18日閲覧。 
  2. ^ 衆議院 神田憲次 | 国会審議映像検索システム
  3. ^ a b c d プロフィール - 自由民主党 神田けんじ 公式サイト
  4. ^ 自由民主党愛知県支部連合会 政治資金収支報告書(平成30年分定期公表) (PDF)”. 愛知県選挙管理委員会 (2019年11月28日). 2019年11月29日閲覧。
  5. ^ a b “候補者の横顔<5区>”. 中日新聞. (2012年12月12日). http://www.chunichi.co.jp/hold/shuin2012/aichi/CK2012120802000231.html 2017年4月22日閲覧。 
  6. ^ “愛知 小選挙区:開票結果:2012衆院選”. 読売新聞. http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/kaihyou/ya23.htm#k005 2017年4月22日閲覧。 
  7. ^ “愛知 - 開票速報 - 2014衆院選”. 朝日新聞. http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo47/kaihyo/A23.html#Area005 2017年4月22日閲覧。 
  8. ^ “1、3、5区は三つどもえ=愛知【衆院選情勢】”. 時事通信. (2017年10月7日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100700547&g=pol 2017年10月28日閲覧。 
  9. ^ 中村禎一郎 (2017年9月28日). “3、4、5、7区で候補擁立せず 共産”. 中日新聞. https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2017/aic/CK2017092802000250.html 2020年2月13日閲覧。 
  10. ^ “衆院選:赤松広隆氏に当確 神田憲次氏ら破る 愛知5区”. 毎日新聞. (2017年10月23日). https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171023/k00/00m/010/148000c 2017年10月28日閲覧。 
  11. ^ 愛知-開票速報-2017衆議院選挙”. 2017衆院選:朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2021年12月9日閲覧。
  12. ^ 東海ブロック(比例区)-開票速報-2017衆議院選挙”. 2017衆院選:朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2021年12月9日閲覧。
  13. ^ “政務官決まる、第4次安倍第2次改造”. Qnewニュース. https://qnew-news.net/news/2019-9/2019091602.html 2019年10月24日閲覧。 
  14. ^ 衆議院選挙2021 愛知(名古屋・豊橋など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  15. ^ 【2021年 衆院選】東海ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  16. ^ a b c d e f “2014衆院選 東海ブロック 神田 憲次”. 毎日新聞. http://senkyo.mainichi.jp/47shu/meikan.html?mid=D07001001018&st=tk 2017年4月22日閲覧。 
  17. ^ a b 自民党代議士が統一教会青年イベントに連続出席、来賓祝辞で教祖への感銘を“鮮明”に語る”. やや日刊カルト新聞 (2018年10月23日). 2022年8月2日閲覧。
  18. ^ 鈴木エイト (2019年5月16日). “<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第12回> 原田環境大臣、就任前に杉田水脈議員との講演会で韓国大統領を「文鮮明」と失言”. ハーバー・ビジネス・オンライン. 扶桑社. 2022年11月22日閲覧。
  19. ^ 鈴木エイト (2019年10月17日). “<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第18回> “統一教会”の国際会議に自民党国会議員大量出席、清和会会長が来賓として講演”. ハーバー・ビジネス・オンライン. 扶桑社. 2022年11月22日閲覧。
  20. ^ 【独自】統一教会・名古屋4万人イベントの内部写真《来日した韓鶴子総裁と、礼賛した有名政治家たち》(現代ビジネス編集部) @gendai_biz” (日本語). 現代ビジネス (2022年7月14日). 2022年7月18日閲覧。
  21. ^ HJ PeaceTV (2019年10月12日). “HJグローバルニュース (2019年 10月 12日)”. YouTube. 2022年10月21日閲覧。
  22. ^ 山際大臣、19年にも教団総裁と面会 写真で確認も「覚えていない」”. 朝日新聞 (2022年10月21日). 2022年10月21日閲覧。
  23. ^ 読売テレビ情報ライブ ミヤネ屋』2022年10月21日放送。
  24. ^ a b “21人のガッツポーズ”細田衆院議長の姿も・・・旧統一教会と自民党が国会内で集会、出席した元閣僚「選挙にプラスになる」”. TBS NEWS DIG. TBSテレビ (2022年7月26日). 2022年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月9日閲覧。
  25. ^ 日テレNEWS (2022年7月25日). “【“統一教会”と政治家】2年前設立の議員連合“顧問”に… 名簿を入手”. YouTube. 2022年8月2日閲覧。
  26. ^ 原田義昭 Facebook 2021年6月15日” (2021年6月15日). 2022年7月18日閲覧。
  27. ^ 会長挨拶”. 世界平和連合. 2022年8月2日閲覧。
  28. ^ 今西憲之、吉崎洋夫 (2022年7月29日). “旧統一教会系団体に参院選の応援「希望する議員いれば記入を」 自民党が幹部の議連でアンケート”. AERA dot.. 2022年8月1日閲覧。
  29. ^ a b 4人に1人、旧統一教会と関係 中部国会議員調査、行事出席や祝電”. 中日新聞 (2022年8月10日). 2022年8月10日閲覧。
  30. ^ 旧統一教会との関係点検指示 首相、自民の全国会議員に通達へ”. 共同通信 (2022年8月8日). 2022年8月10日閲覧。
  31. ^ 旧統一教会との接点、全国会議員712人に聞いてみた【全回答の一覧付き】FAXで回答”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
  32. ^ 全国会議員712人アンケート 旧統一教会と政治の関係”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
  33. ^ a b 北九州市医報(平成29年7月)第720号 - オリンピックと屋内全面禁煙法・条例(その33)”. 北九州市医師会 (2017年7月1日). 2018年7月21日閲覧。
  34. ^ 清和政策研究会 会員紹介
  35. ^ 神友会 政治資金収支報告書(平成30年分定期公表) (PDF)”. 総務省 (2019年11月29日). 2019年11月29日閲覧。
  36. ^ 神田憲次後援会 政治資金収支報告書(平成29年分定期公表) (PDF)”. 愛知県選挙管理委員会 (2019年1月25日). 2019年11月29日閲覧。
  37. ^ 自由民主党愛知県第五選挙区支部 政治資金収支報告書(平成29年分定期公表) (PDF)”. 愛知県選挙管理委員会 (2019年1月25日). 2019年11月29日閲覧。
  38. ^ “神田政務官の3団体が4年連続で期限守らず 収支報告提出”. 中日新聞. (2019年12月5日). https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20191205/CK2019120502000055.html 2019年12月6日閲覧。 
  39. ^ “神田政務官、4年連続提出遅れる 政治資金収支報告書”. 佐賀新聞. (2019年12月5日). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/462264 2019年12月6日閲覧。 
  40. ^ 不信任決議案の採決に遅刻、自民2議員を高木国対委員長が厳重注意”. 読売新聞 (2022年6月10日). 2022年8月4日閲覧。
  41. ^ 自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
  42. ^ “自民党新役員にも多数/カジノ議連メンバー”. しんぶん赤旗. (2014年9月15日). http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-09-15/2014091515_01_1.html 2017年4月22日閲覧。 
[脚注の使い方]

外部リンク[編集]

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