穂坂泰

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穂坂 泰
ほさか やすし
生年月日 (1974-02-17) 1974年2月17日(50歳)
出生地 日本の旗 埼玉県志木市
出身校 青山学院大学理工学部卒業
帝京大学大学院経済学研究科修士課程修了
前職 志木市議会議員
現職 衆議院議員
所属政党 自由民主党菅義偉G
親族 父・穂坂邦夫(元志木市長)
公式サイト 衆議院議員ほさかやすしOfficialSite

選挙区 埼玉4区
当選回数 2回
在任期間 2017年10月22日[1] - 現職

当選回数 1回
在任期間 2016年4月23日[2] - 2017年
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穂坂 泰 (ほさか やすし、1974年2月17日 - )は、日本政治家税理士自由民主党所属の衆議院議員(2期)、外務大臣政務官

環境大臣政務官内閣府大臣政務官志木市議会議員(1期)を歴任。

父は志木市長を務めた穂坂邦夫

経歴[編集]

埼玉県志木市出身(現住所は同市幸町3丁目[3])。志木市立宗岡小学校志木市立宗岡第二中学校青山学院高等部卒業[4]青山学院大学理工学部経営工学科卒業[4]

帝京大学大学院経済学研究科修士課程修了[5]税理士となり[4]日本青年会議所埼玉ブロック協議会会長[4][6]社会福祉法人学校法人の各理事[4][6]などを務めた。

2015年4月、第18回埼玉県議会議員選挙に南第17区(志木市)から、自由民主党から出馬するも現職の鈴木正人に敗れ、落選[7]

2016年4月、志木市議会議員に初当選[6]

2017年6月22日、埼玉4区豊田真由子が自民党へ離党届を提出[8]、8月10日に了承される。9月22日、自民党県連は次期衆院選の埼玉4区に穂坂を擁立する方針を決定した[9]

同年10月に行われた第48回衆議院議員総選挙の埼玉4区から出馬し初当選[10][11]

2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で再選[12]

政策・主張[編集]

憲法[編集]

  • 改正すべき項目として、2021年の朝日新聞社のアンケートで「自衛隊の保持を明記する」「教育の充実に向けた環境整備を行う旨を明記する」「各都道府県から必ず1人は参議院議員を選出するよう明記する」「緊急事態に関する条項を新設する」と主張[15]
  • 合区をなくすため、憲法を改正することに賛成[16]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2021年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[17]

外交・安全保障[編集]

  • 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2017年、2021年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[13][14]
  • 北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2017年のアンケートで「賛成」と回答[13]。2021年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[14]

ジェンダー[編集]

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2017年のアンケートでは「どちらかといえば賛成」と回答[13]。2021年のアンケートでは「どちらとも言えない」と回答[14]
  • 2021年1月30日、穂坂ら自民党国会議員有志50人は、47都道府県議会議長のうち同党所属の約40人に、選択的夫婦別姓の導入に賛同する意見書を採択しないよう求める文書を郵送した。地方議員や市民団体は、地方議会の独立性を脅かす行為だとして穂坂らを批判した[18][19][20][21][22]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年の朝日新聞社のアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[14]。「同性婚を制度として認めるべきだと考えますか」との2021年の毎日新聞社のアンケートに対し、「認めるべきでない」と回答[17]
  • LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[14]
  • クオータ制の導入について、2021年のアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[23]

消費税増税[編集]

  • 2017年の消費増税の先送りを評価する[13]
  • 消費税増収分は幼児教育の無償化や高等教育の負担軽減に使うべきだ[13]
  • 「消費税0%の検討」を掲げた『国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言』に賛同している[24]

その他[編集]

  • 森友学園への国有地売却をめぐる公文書改竄問題で、2021年5月6日、国は「赤木ファイル」の存在を初めて認めた[25]。しかし5月13日、菅義偉首相はファイルの存在を踏まえた再調査を行わない考えを報道各社に書面で示した[26]9月の自民党総裁選挙で総裁に選出された岸田文雄も10月11日、衆議院本会議の代表質問で再調査の実施を否定した[27]。国の対応をどう考えるかとの同年の毎日新聞社のアンケートに対し「これ以上、調査や説明は必要ない」と回答[17]
  • 安倍内閣による北朝鮮問題への取り組みについて、2017年のアンケートで「評価する」と回答[13]
  • 共謀罪法について、2017年のアンケートで「評価する」と回答[13]
  • 財政赤字は危機的水準であるので、国債発行を抑制すべきだ[13]

所属団体・議員連盟[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “国会議員の任期満了日等”. 鳥取県公式サイト. https://www.pref.tottori.lg.jp/178443.htm 2021年8月18日閲覧。 
  2. ^ 志木市議会議員一般選挙の日程について - 志木市役所
  3. ^ 政治資金収支報告書 自由民主党埼玉県支部連合会(令和4年分 定期公表)”. 埼玉県選挙管理委員会 (2023年11月29日). 2023年12月19日閲覧。
  4. ^ a b c d e 穂坂泰Webサイト経歴
  5. ^ 平成28年4月10日執行 志木市議会議員一般選挙公報” (PDF). 志木市選挙管理委員会. 2021年6月23日閲覧。
  6. ^ a b c 穂坂泰|国会議員|議員情報|議員・役員情報|自由民主党
  7. ^ 埼玉県議会議員選挙結果・南第17区 志木市
  8. ^ “豊田真由子衆院議員が自民党に離党届を提出 元秘書への暴行・暴言報道で引責”. 産経新聞. (2017年6月22日). https://www.sankei.com/article/20170622-VI3GQU7LM5IQNIMNLRBLJAGB3I/ 2017年6月22日閲覧。 
  9. ^ “埼玉県連、豊田真由子氏の4区で穂坂泰氏擁立へ”. 産経新聞. (2017年9月23日). https://www.sankei.com/article/20170923-VSHETEN6KBJU7MQELEULMOT6S4/ 2017年11月2日閲覧。 
  10. ^ 埼玉-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
  11. ^ 平成29年10月24日埼玉県選管告示第63号(衆議院小選挙区選出議員選挙において当選した者の住所及び氏名並びに候補者届出政党の名称)
  12. ^ 衆議院選挙2021 埼玉(川越・越谷など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 穂坂泰”. 2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査). 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g 穂坂泰”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  15. ^ 憲法改正 改正すべき項目”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  16. ^ a b “第48回衆院選 自民 埼玉4区 穂坂  泰”. 毎日新聞 (毎日新聞社). https://mainichi.jp/senkyo/48shu/meikan/?mid=A11004005005 2020年11月30日閲覧。 
  17. ^ a b c 自民 埼玉4区 穂坂泰”. 第49回衆院選. 毎日新聞社. 2022年6月7日閲覧。
  18. ^ 【全文】夫婦別姓反対を求める丸川大臣ら自民議員の文書、議員50人の一覧”. 東京新聞 TOKYO Web (2021年2月25日). 2021年2月25日閲覧。
  19. ^ “全国40議長に別姓反対文書 自民・丸川氏、高市氏ら閣僚経験者も連名”. 東京新聞. (2021年2月25日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/88139 2021年3月2日閲覧。 
  20. ^ 飯田樹与 (2021年2月25日). “夫婦別姓反対を求める丸川担当相らの文書 「地方の意思決定を無視、失礼だ」埼玉県議長が不快感”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/88152 2021年3月2日閲覧。 
  21. ^ “丸川大臣「残念すぎる」選択的夫婦別姓、反対議員50人へ質問状 市民団体”. 東京新聞. (2021年2月27日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/88547 2021年3月2日閲覧。 
  22. ^ 奥野斐 (2021年4月1日). “選択的夫婦別姓 自民議員が反対派に思うこと「理解不足と差別思想を感じた」”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/94526 2021年4月7日閲覧。 
  23. ^ 埼玉4区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
  24. ^ 賛同者一覧 国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月18日閲覧。
  25. ^ 「赤木ファイル」の存在、国側が認める 森友文書改ざん訴訟 確認に1年以上”. 東京新聞 (2021年5月6日). 2023年5月8日閲覧。
  26. ^ 石井潤一郎 (2021年5月13日). “菅首相、再調査を否定 「赤木ファイル」所在確認も”. 朝日新聞. 2023年5月12日閲覧。
  27. ^ 皆川剛 (2021年10月11日). “岸田首相、森友問題再調査を否定 赤木さん妻「再調査を期待していたので残念」”. 東京新聞. 2023年5月12日閲覧。
  28. ^ 会員一覧”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月18日閲覧。
  29. ^ “2019年12月号_2面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2019年11月25日). http://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2020/07/2019%E5%B9%B412%E6%9C%88_%EF%BC%92%E9%9D%A2.pdf 2020年7月21日閲覧。 

外部リンク[編集]

公職
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吉川有美
日本の旗 外務大臣政務官
高村正大
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2023年 -
次代
現職
先代
宮崎勝
神谷昇
日本の旗 環境大臣政務官
宮崎勝中川康洋と共同

2021年 - 2022年
次代
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先代
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日本の旗 内閣府大臣政務官
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大西宏幸中曽根康隆
宗清皇一
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高橋はるみ
岩田和親と共同

2021年 - 2022年
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