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朝海ひかる

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あさみ ひかる
朝海 ひかる
本名 小室徳子
生年月日 (1972-01-24) 1972年1月24日(52歳)
出生地 宮城県
職業 女優
ジャンル 舞台
活動期間 1991年 -
活動内容 1991年宝塚歌劇団入団
1992年花組に配属
1998年宙組に異動
1999年雪組に異動
2002年:雪組トップスター就任
2006年:宝塚歌劇団退団、以降舞台中心に活躍。
主な作品
ベルサイユのばら
エリザベート
ノバ・ボサ・ノバ
霧のミラノ
備考
宝塚歌劇団卒業生
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朝海ひかる(あさみ ひかる、1972年1月24日 - )は宝塚歌劇団雪組トップスターで現在、女優。梅田芸術劇場所属。

愛称は「コム[1]

宮城県出身。血液型O型、身長167cm[2]

略歴

幼少期からモダンダンスやクラシックバレエを習っており、踊ることが好きだった。高校の音楽の先生に勧められて受験した。

それまで、将来は語学を習ってスチュワーデスになりたいと思っていたという。「後々の話のタネにでもと受験して、せっかく合格したんだから入ろうかと」とのこと[3]

1991年77期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は月組「ベルサイユのばら-オスカル編-」。同期生に安蘭けい(元星組トップスター)、春野寿美礼(元花組トップスター)、花總まり(元宙組トップ娘役)、成瀬こうき(元専科男役スター)など。

芸名は、「父親のひらめきで出てきた名前」だという。「けっこう投げやりに決めたんです。でも、朝の海が光っていていいじゃないか、縁起がいい名前で覚えやすいといわれます。今では、あの時の父のひらめきは正解だったのかなと思っています」と語っている。1992年、春野らとともに花組に配属される。花組配属後はダンサーとして頭角を現し、1994年には最下級生でロンドン公演に参加する。

1998年には新設された宙組に異動。『エリザベート』では皇太子ルドルフ役に抜擢。翌年の1999年、雪組に異動。当時のトップスター轟悠のもと、安蘭、成瀬と共に同期生トリオとして注目を集める。2000年には『凱旋門』役替わり公演で初主演をはたす。新人公演の主演経験がない唯一のトップスターである。2002年、『風と共に去りぬ』でスカーレットを演じ、3度目の女役。同年、絵麻緒ゆうの後任として雪組トップスターに就任。花組出身者のトップスターは1985年就任の平みち以来、17年ぶりだった。相手役に花組時代の後輩である舞風りらを迎え、ダンサーコンビとしてスタートした。

2006年12月24日、『堕天使の涙』『タランテラ』東京公演千秋楽をもち宝塚歌劇団を退団。その後主に舞台で女優として活躍している。

人物・エピソード

在団中は、仙台市の菓子メーカー「菓匠 三全」の製造している「萩の月」のイメージキャラクターをつとめていた。また、「みやぎ夢大使」も務めている。

2011年東日本大震災で出身地の宮城県が被災したことを受けて、朝海ひかる<ふるさと義援金>を設立。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

花組時代

宙組時代

雪組時代

  • 1999年4 - 8月、「再会ノバ・ボサ・ノバ」ブリーザ・マール・メール夫人の三役を安蘭・成瀬と役替りでこなす。
  • 1999年「The Wonder Three〜ザ・ワンダー・スリー〜」(安蘭・成瀬とのトリプル主演コンサート)
  • 2000年6 - 8月、宝塚大劇場公演「デパートメント・ストア/凱旋門」ローゼンフェルト 役替り公演:ラヴィック(本役・轟悠) *初主演
  • 2000年9 - 10月、東京宝塚劇場公演「デパートメント・ストア/凱旋門」ハイメ
  • 2000年『月夜歌聲』アンシア(女役)
  • 2001年8月、バウホール・日本青年館公演「アンナ・カレーニナ」アレクセイ・ヴィロンスキー *バウ単独初主演
  • 2002年4月、日生劇場公演「風と共に去りぬ」スカーレット・オハラ(女役)産經新聞・舞台写真

雪組トップ時代

  • 2002年10 - 11月、全国ツアー「再会/華麗なる千拍子2002」ジェラール *トップコンビ披露公演
  • 2003年1 - 5月、「春麗の淡き光に/Joyful!!」藤原保輔・藤原保昌(二役) *大劇場披露公演
  • 2003年6 - 7月、全国ツアー「春麗の淡き光に/Joyful!!」同
  • 2003年8 - 12月、「Romance de Paris/レ・コラージュ」ヴァンサン
  • 2004年1 - 2月、中日劇場公演「Romance de Paris/レ・コラージュ」同
  • 2004年4 - 7月、「スサノオ/タカラヅカ・グローリー!」スサノオ
  • 2004年8 - 9月、日本青年館・ドラマシティ公演「あの日見た夢に」マイケル
  • 2004年11月 - 2005年2月、「青い鳥を捜して/タカラヅカ・ドリーム・キングダム」フィンセント
  • 2005年3 - 4月、ドラマシティ他公演「睡れる月」浜松中納言
  • 2005年6 - 10月、「霧のミラノ/ワンダーランド」ロレンツォ
  • 2005年11月 全国ツアー「銀の狼/ワンダーランド」シルバ
  • 2006年2 - 5月、「ベルサイユのばら -オスカル編-」オスカル
  • 2006年7 - 8月、日本青年館・バウホール公演「朝海ひかる バウ・スペシャル アルバトロス、南へ」
  • 2006年9 - 12月、「堕天使の涙/タランテラ!」ルシファー *退団公演

宝塚歌劇団退団後の主な活動

舞台

2007年

2008年

  • 『トライアンフ・オブ・ラヴ〜愛の勝利』(2008年4月、天王洲銀河劇場・兵庫県立芸術文化センター/中ホール) - プリンセス・レオニード
  • 『Calli〜炎の女カルメン』(2008年5月31日 - 6月8日、天王洲銀河劇場) - カルメン 役
  • エリザベート』(2008年8月 - 2009年1月、中日劇場博多座・帝国劇場・梅田芸術劇場) - エリザベート 役(涼風真世とWキャスト)

2009年

  • ミュージカル『シラノ』(2009年5月5日 - 28日、日生劇場)- ロクサーヌ 役
  • 暗くなるまで待って』(2009年12月- シアター1010‧ シアター・ドラマシティ‧ 東京グローブ座、2010年1月-名古屋 名鉄ホール.仙台イズミティ21) - スージー 役

2010年

  • 『MATERIAL』〜波津彬子作"雨柳堂夢咄"より〜(2010年2月、天王洲銀河劇場。3月、シアター・ドラマシティ)
  • ローマの休日』(2010年4月~5月- 天王洲銀河劇場、シアター・ドラマシティ)- アン王女 役 
  • 『LOVE LETTERS 2010 20周年記念公演』(2010年6月22日、パルコ劇場
  • 『エリザベート』(2010年8月 - 2010年10月、帝国劇場) - エリザベート 役(瀬奈じゅんとWキャスト)

2011年

  • 『Dream Trail -宝塚伝説-』(2011年1月、青山劇場・シアター・ドラマシティ)
  • ミュージカル『おもひでぽろぽろ』(2011年4月、わらび座・天王洲銀河劇場)- タエ子役
  • 『6月のビターオレンジ』(2011年6月 - 7月、東京グローブ座・森ノ宮ピロティホール)
  • 朗読劇『星の牧場 〜朗読×歌×ダンス〜』(2011年8月、日本青年館・シアタードラマシティ)
  • 『みんな我が子』(2011年12月、梅田芸術劇場)- アン役

2012年

2013年

  • 『DREAM LADIES』 - ゲスト出演
  • 『天翔ける風に』 - 三条英 役 *主演
  • 『源氏物語 女の怨み~六条御息所と葵上』 - 第2部読み語り
  • 『DREAM, A DREAM』

2014年

  • ミュージカル『おもひでぽろぽろ』 - タエ子役 (再演) 
  • 東京喜劇『熱海五郎一座』 - ゲスト出演 
  • 『ASAMI LIVE THE LEGENDARY LADIES OF HOLLYWOOD ハリウッドの伝説の女優たち』*予定
  • CHICAGO』 - ロキシー・ハート 役(貴城けい大和悠河と役替わり)*予定

2015年

  • 『ボンベイドリームズ』 - ラニ 役 *予定

テレビドラマ

脚注

  1. ^ 小学校の時からこの愛称だという
  2. ^ 阪急コミュニケーションズ発行「宝塚おとめ」2006年版より
  3. ^ 産経ENAK SUMIRE STYLE タカラジェンヌ 夢の軌跡:雪組 朝海ひかる編より

外部リンク