Romance de Paris

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ミュージカル・プレイ『Romance de Paris』(ロマンス・ド・パリ)は、正塚晴彦作・演出による宝塚歌劇団の芝居の演目。宝塚・東京は14場[1][2]

専科(当時)の未沙のえるも出演し、会長、国王、通行人と多数の役をこなした。

概要[編集]

ローマの休日」を髣髴させる、身分違いの恋を描くストーリー。正塚独特の人海戦術、盆とせり、またそれにあわせた音楽が多用された舞台演出も特徴。

背後に小国のクーデターが絡むあらすじとなっているが、実際にクーデターの場面は登場せず、出演者の台詞の中だけで起こる。

上演期間[編集]

スタッフ(宝塚・東京)[編集]

※氏名の後ろに「宝塚」、「東京」の文字がなければ両劇場共通。

配役[編集]

( )は新人公演、/は中日劇場での変更。

物語[編集]

20世紀初頭のパリ。石油会社アラカト社会長の愛人の子供であるヴァンサン朝海ひかる)は、一見クールな遊び人を装っているが内面は情熱を秘めた若者。愛人の子供であるが故に会社の経営に参画することはなく、クラブのオーナーを勤めながらも適当な日々を送っていた。

ある日、パリに留学中で、本国の武官ラシッド樹里咲穂)に追われている小国の王女ナディア舞風りら)を助ける。ナディアは本国で起きたクーデターのため身の危険に晒されており、そのクーデターの裏に義理の兄であり現在アラカト社の実権を握るディディエ壮一帆)の思惑が潜んでいることに気づいたヴァンサンは、ナディア、領事館付き広報官ムジャヒド貴城けい)と共にクーデターを阻止することを決意。

お互いに協力していくうちにヴァンサンとナディアの間には恋心が芽生えていく。しかしお互いの立場をよく理解している二人の身分違いの恋には切ない結末が……。

主な劇中歌[編集]

主な劇中歌は全て作詞:正塚晴彦、作曲:高橋城。他の作曲家には鞍富真一青木朝子

  • 綴れ織り
    プロローグの幻想の場面のラストに物語の主要人物の掛け合いによって歌われる。
  • 憂いのように時は流れる~レクイエム~
    ヴァンサンが父シルヴァン氏の死を悼んで歌う曲。
  • 微熱
    ヴァンサンとナディアがそれぞれの心の葛藤を歌い上げる。
  • 理想の果てに~光を遮る影 影に射す光~
    出演者が胸に抱く理想を掛け合いで歌いコーラスに発展する物語の中詰の曲。
  • ロマンス・ド・パリ
    主題歌。ヴァンサンとナディアの別れのデュエットソング。
  • 風のように
    ヴァンサンの人物像、心境を表現した曲。物語のラストを飾る。

脚注[編集]

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参考文献[編集]

外部リンク[編集]