音波みのり

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おとは みのり
音波 みのり
生年月日 11月29日
出身地 日本の旗 日本 神奈川県横浜市
身長 160cm
血液型 O型
職業 女優
ジャンル 舞台
活動期間 2005年 -
活動内容 2005年:宝塚歌劇団入団、星組配属
2022年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
公式サイト 音波みのりオフィシャルウェブサイト
主な作品
宝塚歌劇
メイちゃんの執事
風と共に去りぬ
アルジェの男
『婆娑羅の玄孫』
備考
宝塚歌劇団卒業生
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音波 みのり(おとは みのり、11月29日[1] - )は、元宝塚歌劇団星組の娘役スター[2]

神奈川県横浜市[1]八雲学園高等学校出身[1]。身長160㎝[1]。血液型O型[3]。愛称は「はるこ」[1]

来歴[編集]

2003年、宝塚音楽学校入学。

2005年、宝塚歌劇団に91期生として入団[4]。入団時の成績は29番[4]花組公演「マラケシュ・紅の墓標エンター・ザ・レビュー」で初舞台[4][2]。その後、星組に配属[4][2]

2010年の「摩天楼狂詩曲」で、華雅りりかとダブルキャストでバウホール公演初ヒロイン[5][6]。続く「愛と青春の旅だち」で新人公演初ヒロイン[7][2]

2011年の「メイちゃんの執事」(バウホール・日本青年館公演)で、東上公演初ヒロイン[8][6]。同年の「オーシャンズ11」で2度目の新人公演ヒロイン[9][2]

2012年の「天使のはしご」(日本青年館・バウホール公演)で、2度目の東上公演ヒロイン[8][10]

2019年の「アルジェの男/ESTRELLAS」で、全国ツアー公演初ヒロイン[11][2]

その後も幅広い役柄を演じ、星組の貴重な戦力として活躍してきたが、2022年7月24日、「めぐり会いは再び next generation/Gran Cantante!!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[2]

人物[編集]

小学3年の頃からモダンバレエを習っていた[6]

宝塚初観劇は中学生の時で、1000days劇場で観た花組公演「夜明けの序曲[6]。いつか舞台人になりたいと思っており、母に教えられて音楽学校を受験するが、一次も通らずに不合格となる[10]。一度は夢を諦めるが、大学進学が内定していた高校3年の秋に、未練を断ち切れずにレッスンを再開[10]。試験まで4ヶ月、家族との約束で大学受験と並行して挑んだ2度目の受験の際には、怪我のため直前まで松葉杖とギブスでの生活を強いられたが、「燃え滾る情熱とありのままの自分をみていただこう」と体当たりで挑み、念願の夢を勝ち取った[6][10]

宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]

初舞台[編集]

星組時代[編集]

出演イベント[編集]

  • 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
  • 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
  • 2016年7月、『宝塚巴里祭2016』[12]
  • 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
  • 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
  • 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』

宝塚歌劇団退団後の主な活動[編集]

舞台[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 『宝塚おとめ 2022年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、100頁。ISBN 978-4-86649-189-9
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Memories of 音波みのり タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  3. ^ 『波瀾爆笑!? 我が人生 音波みのり/宝塚GRAPH 2014年9月号』 阪急コミュニケーションズ、2014年、74-76頁。
  4. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 117.
  5. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 242.
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m 101年の星組公演は宝塚ならではのミュージカルと煌びやかなショーで始まる/星組 音波みのり”. ウィズたからづか. 2015年3月13日閲覧。
  7. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 318.
  8. ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 243.
  9. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 319.
  10. ^ a b c d e f g h i 村上久美子 (2012年3月8日). “目覚めた遅咲き姫/音波みのり”. 日刊スポーツ. http://www5.nikkansports.com/entertainment/column/takarazuka/archives/25567.html 2019年10月10日閲覧。 
  11. ^ a b c 橘涼香 (2019年3月24日). “紅ゆずるによって蘇る菊田一夫の名作と、星組が紡ぐ星々のレビュー。”. 宝塚ジャーナル. http://enbu.co.jp/takarazuka/kurenaiyuzuru-hoshigumi-review/ 2019年10月10日閲覧。 
  12. ^ 宝塚巴里祭2016('16年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  13. ^ 20周年の「CLUB SEVEN」玉野和紀・吉野圭吾・東山義久・西村直人ら16名が登場 ステージナタリー。

注釈[編集]

  1. ^ a b 華雅りりかと役替わり。

参考文献[編集]

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク[編集]