「大江戸捜査網」の版間の差分

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;登場人物
;登場人物
*'''隠密同心 新十郎:[[並樹史朗|並木史朗]]'''
*'''隠密同心 新十郎:[[並樹史朗|並木史朗]]'''
:本シリーズのリーダー格。表向きは飛脚だが、雇われているわけではなく、長屋の住居が飛脚屋を兼ねている模様。情にもろい性格ゆえに、危機に立たされることもままあった。実は福山藩の隣国の今は取り潰された浅尾藩の殿の御落胤で、福山藩の下級武士の娘であるお袖と恋仲になるも身分の差で引き裂かれ山寺に一年閉じ込められたあと武士の身分を捨て江戸に来た(第17話)。第26話で役目を返上し、定信を失脚させて尾張藩主を将軍にと画策した江戸家老南原守膳らを負傷しながらも成敗して江戸から姿を消した。
:本シリーズのリーダー格。表向きは飛脚だが、雇われているわけではなく、長屋の住居が飛脚屋を兼ねている模様。粋で情にもろい性格ゆえに、危機に立たされることもままあった。実は福山藩の隣国の今は取り潰された浅尾藩の殿の御落胤で、福山藩の下級武士の娘であるお袖と恋仲になるも身分の差で引き裂かれ山寺に一年閉じ込められたあと武士の身分を捨て江戸に来た(第17話)。第26話で役目を返上し、定信を失脚させて尾張藩主を将軍にと画策した江戸家老南原守膳らを負傷しながらも成敗して仲間たちと共に江戸から姿を消した。
*'''隠密同心 銀次:[[三浦浩一]]'''
*'''隠密同心 銀次:[[三浦浩一]]'''
:楽天家で、お役者銀次を自称してはいるが、実際は現代でいうフリーターである。そのため毎回、松五郎の斡旋で、さまざまな仕事を買ってはいるが、いずれもまともなものではない。悪女集団に叩きのめされたりとこちらも受難が多い。成敗の際には総髪の浪人風情になる。後半では、必殺シリーズで用いられるような技で成敗を行ったこともある。
:楽天家で、お役者銀次を自称してはいるが、実際は現代でいうフリーターである。そのため毎回、松五郎の斡旋で、さまざまな仕事を買ってはいるが、いずれもまともなものではない。悪女集団に叩きのめされたりとこちらも受難が多い。成敗の際には総髪の浪人風情になる。後半では、必殺シリーズで用いられるような技で成敗を行ったこともある。
*'''隠密同心 お紺:[[佳那晃子]]'''
*'''隠密同心 お紺:[[佳那晃子]]'''
:表向きは、流し目のお紺という通り名のはぐれ芸者。主に情報収集が役目。主水正から承った御成敗書を敵の居場所に届けるのが役目で成敗には参加しないことが多いが第7話では悪人を簪で成敗していたり、第26話では新十郎たちと共に成敗に参加していた。また、御成敗書を矢につけて飛ばす際に悪人を倒したこともある。成敗時の装束は御成敗書を届ける際の紫の頭巾姿で鍔無しの黒色の鞘の刀を使用。
:表向きは、流し目のお紺という通り名のはぐれ芸者。主に情報収集主水正から承った御成敗書を敵の居場所に届けるのが役目で成敗には参加しないことが多いが第7話では悪人を簪で成敗していたり、第26話では新十郎たちと共に成敗に参加していた。また、御成敗書を矢につけて飛ばす際に悪人を倒したこともある。成敗時の装束は御成敗書を届ける際の紫の頭巾姿で鍔無しの黒色の鞘の刀を使用。
*'''隠密同心 榊原長庵:[[橋幸夫]]'''
*'''隠密同心 榊原長庵:[[橋幸夫]]'''
:長屋に住居を構える町医者で、貧しい人からは治療代を取らず、住人からの信頼も厚い。徹底した個人主義者で、隠密同心としての職務にはあまり関わりたがらないが、いざという時はメンバーの力になることもある。人差し指で、相手の体を貫通したり、関節を外したりと怪しげな秘術の使い手でもある。成敗の際は手甲を着け素手で戦うが、脇差を使うこともある
:長屋に住居を構える町医者で、貧しい人からは治療代を取らず、住人からの信頼も厚い。徹底した個人主義者で、隠密同心としての職務にはあまり関わりたがらないが、いざという時はメンバーの力になることもある。人差し指で、相手の体を貫通したり、関節を外したりと怪しげな秘術の使い手でもある。成敗の際は手甲を着け素手で戦うが、脇差を使うこともある
*'''隠密支配 日向主水正:瑳川哲朗'''
*'''隠密支配 日向主水正:瑳川哲朗'''
:新十郎たちから御支配と呼ばれている。松平定信からの御成敗書をお紺に渡している。新十郎たちと繋ぎを取る場面で出ることがほとんどで、成敗には参加せず立ち回りもしない。
:新十郎たちから御支配と呼ばれているが、表の役職は不明。松平定信からの御成敗書をお紺に渡している。新十郎たちと繋ぎを取る場面で出ることがほとんどで、成敗には参加せず立ち回りもしない。
*'''さすらいの松五郎:[[ガッツ石松]]'''
*'''さすらいの松五郎:[[ガッツ石松]]'''
:隠密同心の溜り場である居酒屋「いちょう屋」の主。居酒屋自体は、青と黄色を基調としたお洒落な外装。お清と夫婦になる前は喧嘩っ早い性格だったらしく、そのせいか時折、感情的になるとすぐ相手を殴ってしまう癖がある。毎度、銀次に仕事を斡旋している。新十郎たちが隠密同心であることは知らないが、後半は彼らをサポートする面が随所に見られた。
:隠密同心の溜り場である居酒屋「いちょう屋」の主。居酒屋自体は、青と黄色を基調としたお洒落な外装。お清と夫婦になる前は喧嘩っ早い性格だったらしく、そのせいか時折、感情的になるとすぐ相手を殴ってしまう癖がある。毎度、銀次に仕事を斡旋している。新十郎たちが隠密同心であることは知らないが、後半は彼らをサポートする面が随所に見られた。

2015年3月8日 (日) 00:13時点における版

大江戸捜査網』(おおえどそうさもう)は、東京12チャンネル(現・テレビ東京)などで放送されたテレビ時代劇番組シリーズ。全713話。初期は『大江戸捜査網 アンタッチャブル』とサブタイトルが付けられていた。

まず、一時休止期間を挟み1970年から1984年まで土曜夜に日産自動車グループ一社提供による『日産劇場』として放送され、杉良太郎里見浩太朗松方弘樹と後に時代劇の大看板となった俳優が主役を張った。終了後は引き続いて半年間並樹史朗主演で『新・大江戸捜査網』として放送されたが、日産の都合などで終わり、一旦幕を閉じた。平成に入ると、1990年から1年半の間に、橋爪淳主演で年度下半期の半年間ずつ金曜夜に計2シリーズ放送された。

2015年新春ワイド時代劇として、高橋克典(十文字小弥太役)、村上弘明(井坂十蔵役)らの出演で『大江戸捜査網2015』が放送された。前作からは23年ぶり。

本記事では、『新・大江戸捜査網』も含め、1970年から1992年に放送されたTVシリーズ、それに関係した映画版について説明する。

概要

秘密捜査員・隠密同心たちが、変装、潜入、囮など様々な手段を駆使しながら探索、事件の裏にはびこる江戸の悪を斬り捨てていく痛快時代劇。隠密同心とは松平定信が極秘に作った組織で、彼の命を受けた幕臣が隠密支配となって統括している。メンバーは、普段は町人として生活しており、江戸町内の地蔵の鉢巻きの合図を元に集結して、指令を受ける。メンバーは皆、隠密支配から承った証の懐剣を所持しており、ここぞというときに、悪人に見せつける場合もある(第3シリーズ第62話)。

テレビシリーズ本編で定信が直接隠密同心を統率したのは、平成版の第1シリーズだけである。それ以前、松平定信が登場した時は、日活製作編では堀雄二、三船プロ編では黒川弥太郎、ヴァンフィル編では永井秀明がそれぞれが定信役を、劇場版では三船敏郎が演じている。

隠密同心の活動拠点(アジト)は、日活制作編では「桜湯」の2階、第3シリーズでは浅草の小料理店「桔梗屋」の地下である。

オープニング及びナレーション

第1シリーズ第1話のみ未使用で、第2話から挿入されるようになる。第40話までのものと第41話からのものの2種類が使用された。第2シリーズで基本の形式が誕生し、第3シリーズで完成する。

以後『新・大江戸捜査網』を除き、平成第2シリーズまで形式に変化はなかったが、時期によって若干言い回しが異なる。詳細は下記を参照。

なお、ナレーターは杉編、里見編、松方編、橋爪編と一貫して黒沢良が担当し、『新・大江戸捜査網』のみ日下武史が担当した。

第1シリーズ

第2話 - 第40話
「隠密同心。それは時の老中・松平定信の命により、無役の旗本・内藤勘解由が悪の砦に向けて密かに放った、過酷非情の男たちだ。変装、囮、様々な手段を使い、彼らは身を挺(てい)して犯罪者及びその組織に挑戦する。相手を殺すのは自由だが、我が命を失っても省みる者はない。これは生と死のデッドラインを突っ走るアンタッチャブル。彼らに明日は無い」

第27話からオープニングに効果音が入り出し、梶芽衣子の紹介のシーンの映像が変わった。第40話まで、タイトルにアンタッチャブルの表示がついている。

第41話以降
「隠密同心。それは旗本寄合席・内藤勘解由に命を預け、いつの頃からか、人生の裏道を歩かねばならぬ宿命を背負った者たちである。凶悪な犯罪者を追及する一方、法の冷たさに泣く、大江戸八百八町の民衆を、ある時は炎の様な熱情を込めて、又、ある時は影のように支える、この男たち。だが、彼らの生命を補償する物は、何も無い」

オープニングの映像は、27話以降と変わらない。なお、この回よりアンタッチャブルの文字が消える。

第2シリーズ

「隠密同心 それは旗本寄合席 内藤勘解由に命を預け、人知れず人生の裏道を歩かねばならぬ宿命を、自らに求めた者たちである。極悪非道の犯罪を憎み、 過酷な法の冷たさに泣く、大江戸八百八町の人々を、ある時は助け、励まし、又、ある時は影のように支える男たち。だが、身をやつし、姿を変えて敢然と悪に挑む彼らに、明日と言う日はない」

第3シリーズ・平成第1シリーズ

「隠密同心 それは旗本寄合席 内藤勘解由に命を預け、人知れず人生の裏道を歩かねばならぬ宿命を、自らに求めた者たちである。極悪非道の悪に虐げられ、過酷な法の冷たさに泣く、大江戸八百八町の人々を、ある時は助け、励まし、また、ある時は影のように支える彼ら。だが、身をやつし、姿を変えて敢然と悪に挑む隠密同心に、明日という日はない」

※途中隠密支配の変更に合わせ「大番頭 藤堂対馬に命を預け」(第409話~第510話)、「影の支配 幻の御前に命を預け」(第511話~第536話)、平成第1シリーズは「老中 松平定信に命を預け」と、それぞれ言い回しが異なっていた。

「新・大江戸捜査網」

「風が舞う、殺気が走る、きらめく刃が闇を裂く。大江戸八百八町が眠る頃、隠密同心 推参仕る」

平成第2シリーズ

「隠密同心 筆頭老中 松平定信に命を預け、人知れず人生の裏道を歩まねばならぬ宿命を、自らに求めた者たちである。極悪非道の悪に虐げられ、過酷な法の冷たさに泣く、大江戸八百八町の人々を、ある時は助け、励まし、また、ある時は影のように支える彼らだが、身をやつし、姿を変えて敢然と悪に挑む隠密同心に、明日という日はない」

劇中のナレーション

隠密同心心得之條 我が命我がものと思わず 武門之儀あくまで陰にて 己の器量伏し 御下命如何にても果す可し 尚死して屍ひろう者なし 死して屍ひろう者なし」というナレーションが、日活から三船プロダクションに製作が移って以降、多く用いられた。なお、他に2バージョンの心得の条がある。一つは第2話の「およそ悪はその実態を見極め、その根源を断つべきこと。虎穴に入らば己の肉を斬らせ、しかる後、敵を倒すべし。この定め、忘れることなかれ」もう一つは第5話の「行動は風のごとく速やかに、いかなる窮地に陥るも、みだりに狼狽することなく、一度決すれば必ず敵を斬るべし。一度決すれば必ず敵を斬るべし。一度決すれば必ず敵を斬るべし。」の二つで、第三シリーズの杉良太郎編でのみ流れた珍しいものである。

本当に死んだ隠密同心は、第三シリーズ第27話(通算131話)に登場した山口太兵衛(左右田一平が演じた)と、くれないお蝶だけである。いずれも不憫に思った、伝法寺隼人(音次郎)以下の隠密同心たちが「心得の条」最終条に背いて、その屍を拾い、弔っている。また、第3シリーズの最終回では、幻の御前が自害という形で死亡している。なお「屍を拾う」という言い方は用語的に不自然、「骨を拾う」という表現の方が正しいという指摘もあった。

成敗時

悪の黒幕らの談合や宴席が最高潮に盛り上がる最中に隠密同心が乗り込み、罪状を読み上げる。追い詰められた悪人たちが「貴様ら一体何者だ!」(もしくはそれに類する台詞)と尋ね、それに各自が名前を名乗ってから、悪人たちとの立ち回りが始まる。この際、筆頭同心(杉、里見、松方)が「隠密同心○○」と名乗り、以下次々と「同じく○○」と名乗りを上げる。また、隠密同心たちと一緒に隠密支配も成敗に加わっている時には、最後に「そして隠密支配○○」(中村竹弥は初期には「旗本寄合席内藤勘解由」)と名乗っている。 また、主人公が名乗りを挙げる際に決め台詞を言うパターンも存在する。

  1. 杉良太郎(十文字小弥太):第3シリーズの初期で「俺たちが知ったが最後、悪の華は咲かさん」
  2. 里見浩太朗(伝法寺隼人):第3シリーズの終盤で「冥土の土産に聞かせてやろう」
  3. 松方弘樹(左文字右京):「三途の川の渡し守」(以降、名乗りへ)「たとえ世間が黙って見逃したとしても、この懐剣が承知できねぇとよ」「てめえたちに、明日のお天道様を拝ませるわけにはいかねぇ」(「三途の川」の前の台詞。松方編でも後期に用いられた)
  4. 並樹史朗(新十郎):相手を切り倒す際に、「役儀により、冥土への速飛脚、ご案内仕る!」

日活製作の第一、第二シーズンは、心得の条のナレーションはなく、隠密同心が名乗らずに成敗する事や、第三シリーズよりも出演回数が多かった隠密支配の内藤勘解由だけが「旗本寄合席内藤勘解由。松平定信様の命により、成敗をする」と言うと、隠密同心達に「それ!」と合図をしたり、そのまま成敗に入ることも多かった。 また、名乗る場合でも、町人(遊び人)や浪人姿のままで戦い、小波のみが忍者服を着用しているということも多かった。 第二シーズンになると名乗るシーンも増えてきて、「隠密同心十文字小弥太」、「同じく井坂十蔵」、「同じく小波」と、第三シリーズに通じるシーンが増えてくる。隠密同心では無い山猫お七も「同じく仲間の山猫お七だよ」などと名乗ったこともあった。 第三シーズンから、悪を斬り捨てに行く隠密同心の行進のシーンのバックに、「隠密同心心得之条(おんみつどうしんこころえのじょう)」がナレーションで入る様になる。第65話、第91話、第112話、第165話、第186話、第207話と、第408話以降では、成敗時の名乗りが終わって悪人たちとの立ち回りが始まってから心得之条が挿入されることが多くなり、心得之条をバックに行進する場面はあまり見られなくなっている。なお、第306(通算411)話から第330話までは、成敗時に隠密同心は白装束姿で現れた。

『新』では、成敗時に隠密支配・日向主水正から流し目のお紺によって、あらかじめ敵に成敗書が投函される。

音楽

玉木宏樹作曲によるオープニング・テーマ曲は、単純拍子と変拍子を巧みに使い分け、軽快かつ緊張感に満ちたもので、テレビ時代劇テーマ曲の代表作であり、チャンバラシーンでも用いられた。前奏は、使用時期によってメロディが全く異なる複数のバージョンがある。新と平成第1シリーズの初期のオープニングテーマ曲は、お馴染みのテーマ曲とは別バージョンである。なお、第1シリーズ(第26話まで)は、エンディングでもオープニングテーマ曲が使用されていた。

ステレオ録音のフルバージョンはCD「ちょんまげ天国 ~TV時代劇音楽集~」(2002年ソニーミュージック、MHCL-161)などで聞く事が出来る。

玉木自身の編曲・演奏の「ヴァイオリンのための“大江戸捜査網”」がCD「玉木宏樹の大冗談音楽会!!」(1995年コロムビア、COCO-78584)に収録。 シエナ・ウインド・オーケストラ演奏の原曲にほぼ忠実なカヴァー版(編曲:福田洋介)がCD「THE刑事☆究極の刑事ドラマ・テーマ集」(2009年avex-CLASSICS、AVCL-25459)に収録。その吹奏楽譜はウィンズスコアから発売。

玉木宏樹は2010年にジェイムズ・スウェアリンジェン作曲の吹奏楽曲インヴィクタ序曲(1981年発表)が大江戸捜査網のテーマ曲に似ていることをツイッターで指摘され、「これは完全にパクられましたね。短三度上の転調、そして変拍子、私は作曲家ですからパクリかどうかはすぐに判断出来ます。唯一の救いは、向こうはカッコ良くないと言うことですね。」とコメントしている[1]

2014年10月11日からテレビ朝日系列で放送中のバラエティ『世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団』のOPにも、本曲が使われている。

番組の歴史

1970年

10月3日:「時代劇版スパイ大作戦」のコンセプトでスタート。

1971年

9月25日:第1期シリーズ終了。

1972年

3月25日:第2期シリーズ開始。

1973年

3月17日:第2期シリーズ終了。 9月22日:製作会社を三船プロに変更、女性メンバーを一新し第3期スタート。 12月29日:第15話「大江戸残酷秘話」で杉良太郎が脚本を執筆。

1974年

2月-3月:スタート時からの主演だった杉良太郎とたった4回しか出演しなかったレギュラー・古城都が相次いで降板。新主演に里見浩太朗と新メンバー安田道代を迎えた。 11月23日:山口いづみが新メンバーに加わり6人になるも、一同に会するは回はないまま、翌75年3月にくれないお蝶が殉職という形で降板。以後レギュラーにおける隠密同心の殉職者は出ず。

1976年

9月-10月:女性メンバーを再度一新。アクション性が強化された。

1977年

7月16日:シリーズ300回記念作に三船プロの代表・三船敏郎がゲスト出演。 9月:志穂美悦子が「明日の刑事」出演のため降板。後任に安西マリアが登板。

1978年

4月:安西マリア降板。三船プロ期待の新星だった、かたせ梨乃が参入。

1979年

9月:里見浩太朗が京都での仕事の多忙化のため降板。3人目の主役に松方弘樹登場。 12月1日:シリーズ初の映画化となる「隠密同心・大江戸捜査網」が封切り。

1980年

3月-5月:高瀬春奈が土田早苗の代理メンバーとして短期出演。

1981年

5月-6月:500回記念シリーズ。中島ゆたかが土田早苗の代理メンバーとして短期出演。佐渡ロケーション敢行。 この時期「心得の状」の口上が立ち回りのシーンに流れるなど若干の作風の変化が起こり始める。

9月26日:土田早苗とスタート時からのメンバーだった中村竹弥が降板。 10月3日:新隠密支配に大山勝巳が登場。メンバーも一新され心機一転のスタート。 これ以降サスペンスドラマ色が強まる。

1982年

9月-10月:女性メンバーを再び一新。製作会社もそれまでの三船プロからヴァンフィルに移る。

1983年

この年に入ると「積木くずし」や「蒲田行進曲」など当時のヒット作をストーリーに取り入れたエピソードや、「悪女シリーズ」「衝撃事件シリーズ」などの集中したテーマ、さらには小森和子や大川栄策など当時のテレビの人気者を出演させるなどエンターテイメント重視の路線になる。
10月1日:当シリーズ最後の新メンバー清原美華加入。

1984年

3月いっぱいで10年半に及ぶ第3期が終了。続いて4月から出演者を一新した「新大江戸捜査網」がスタート。しかし視聴率的に苦戦を強いられたまま半年で終了。足かけ14年にわたる「大江戸捜査網」シリーズはひとまず終了した。

シリーズ一覧

1970年 - 1984年放送

第1シリーズ

1970年10月3日 - 1971年9月25日放送(制作:日活 東京12チャンネル)。

第26話までは、エンディングで、オープニングテーマ曲が流れていた。第27話から、杉良太郎が歌う主題歌「江戸の夜明け」が流れるようになった。第1作では立ち回りで、オープニングテーマ曲が流れることはあまりなかった(第6話、第20話、第22話など)。

スタッフ
主題歌
  • 『江戸の夜明け』(第27話から)
    • 作詞:川内康範、作曲・編曲:曽根幸明、唄:杉良太郎、コロムビア男声合唱団

杉が後年コロムビアからCBSソニーに移籍してから録音したセルフカヴァー版は演奏、歌い方がかなり異なるが、ソニー・ミュージックのCDでは放送当時の音源のような扱いで収録されることがある[2]

登場人物
普段は、「相模無宿の珊次郎」として活動。髪型は、当初は月代だったが第6話でムシリになって以降、交互に使い分けるようになる。任務に対する非情さと江戸庶民を愛する人情を持ち合わせている。村育ちの島帰りだったが、勘解由に拾われて隠密同心となる。初期には着流しではなく、密偵で入り込んだままでの衣装や、黒の忍者服を着て成敗をし、また、名乗るのは一緒に来ていた時に内藤勘解由のみが名乗ることが多かった。後期の隠密装束は黒の着流しになる。
普段は、素浪人としての活動が多い。髪型は、当初は御家人ムシリだったが第23話で総髪になって以降、交互に使い分けるようになる。珊次郎とは対照的に情にもろく、対立したりすることがある。椿の花を武器に愛用している。初期は紋付のつぎはぎの袴姿が多かったが、次第に黒の着流しが多くなる。
勘解由配下の密偵で、元々は任侠一家の娘(第2シリーズ第18話で明かされる)。勘解由と小弥太、十蔵との橋渡し的な役割も務める。身分は隠密同心であり、懐剣も所持している。隠密装束は特に決まっていないが黒の忍装束が多い。
  • 山猫お七:岡田可愛(第1話 - 第28話、第31話、第32話 - 第41話。第43話、第44話、第47話、第48話、第50話、第51話)
男装の女掏り師。年齢17歳。珊次郎たちが隠密同心であることを知らずにいたが、第4話で見破ってからは協力するようになる。珊次郎を「アニキ」と呼んで好意を抱いている。天涯孤独の身の上で、生き別れになった兄(演;夏八木勲)がいるらしい(第7話)。常に伸縮自在の釣竿を携帯している。
四千石をたまわる旗本。かつては幕府の要職に就いていたが、無類の道楽好きが祟り、無役となり、旧友でもある定信の頼みで、隠密支配という裏の職に就き、隠密同心に指令を送る。
  • おとら:悠木千帆(第4、18、20、23、26、27、31、36、38 - 44、46、49 - 51話を除く)
将棋の駒で占いをする占い師。何かとお七と行動を共にすることが多い。井坂に惚れている。
  • おかん:白木マリ(第1 - 17、21 - 27、34、37、38、40、42、46、47、49、51話)
音吉の元・師匠の女房。未亡人になり、居酒屋を営んでいる。どんな相手にも物怖じしない肝っ玉女将。
元・無宿人でおかんの家に居候している飴売り。珊次郎を最初は煙たがっていたが、義兄弟の契りを交わし、探索などに協力する。珊次郎を「アニキ」と呼ぶ。
お七の友人。珊次郎を「アニキ」と呼ぶ。何かとお七と行動を共にすることが多い。お調子者で減らず口を叩くことが多いが、友人のために命を捨てようとする一本気な面がある。
  • 島田又五郎:深江章喜(第1話 - 第3話、第5話、第6話、第8話 - 第11話、第14話 - 第17話)
北町奉行所同心。責任感が強く、真面目な性格。此の話数以降深江章喜は、忠義者や、悪役でのゲスト出演に代わって行く。

第2シリーズ

1972年4月3日 - 1973年3月17日放送(制作:日活 東京12チャンネル)。

スタッフ
主題歌
  • 『江戸の夜明け』
    • 作詞:川内康範、作曲・編曲:曽根幸明、唄:杉良太郎
登場人物
  • 隠密同心 十文字小弥太:杉良太郎
前作と同じく、「相模無宿の珊次郎」で活躍をしている。成敗時に名乗ることが格段に増えてくる。
  • 隠密同心 井坂十蔵:瑳川哲朗
前作と同じく素浪人姿で活躍をするが、第1シリーズのようにつぎはぎの袴姿は減り、黒の着流しが多くなった。珊次郎には‘山猫お七’が居るが、十蔵の‘おとら’は早耳金太と交代で居なくなった。
  • 隠密同心 小波:梶芽衣子
ポジションは前作と同じであるが、正式に隠密同心と表記されるようになった。また、出生の事や当初から隠密同心であった(松平家の家紋入りの懐剣を所持)も、このシリーズで正式に明かされる。
  • 隠密補佐 山猫お七:岡田可愛
このシリーズからは、内藤邸への出入りや、正式に捜査を担当したり、名乗りを上げるシーンにも出ているが、あくまで隠密同心ではなかった。第26話(通算第78話)を最後に、姿を消す。尚岡田可愛は、第三シリーズで、娘瓦版売りの`お花′としてゲスト出演をする。
  • 旗本寄合席 内藤勘解由:中村竹弥
前作と同じ旗本寄合席で、隠密支配をしている。第3シリーズ以降に比べ、出演話数も多かった。
  • おかん:白木マリ
前作と同じく、居酒屋の女将である。ただし、居候の音吉は登場しない。
珊次郎たちと旧知の瓦版売り。前作のおとら、仙吉に代わり登場。
  • おせん:太田とも子
  • 萩乃:花ノ本以知子
  • 第17(通算69)話「琉球の女」(1972年7月15日放送)では3日間の沖縄ロケが行われた。ロケ地は那覇市内の名所、玉城村玉泉洞奥武島など。沖縄本土復帰に合わせる予定が出演者のスケジュールが合わなかったという。前年12月までは第1シリーズが沖縄テレビで放送されていた事もあり、見物にファンが押し寄せた。ロケを伝える新聞記事では「美しき哉、琉球」というタイトルだった[3]

第3シリーズ

1973年9月22日 - 1984年3月31日放送。制作は三船プロに移行するも、お家騒動の余波から、1982年10月より、ヴァンフィルに(ただし「制作協力」として、三船プロのクレジットは終盤まで続けられた)。2007年1月に発売されたパチンコ「CR大江戸捜査網」のモチーフになっているのは、このシリーズである。また、2014年現在テレビ東京メディアネットと朝日新聞出版からDVDコレクションとして発売されているのもこのシリーズである。

なお、2003年にキングレコードから発売された「大江戸捜査網オリジナルサウンドトラック」はジャケットに「アンタッチャブル」と記されているが、収録されているメインテーマは第3シリーズ里見浩太朗編のものである。

スタッフ
主題歌
挿入歌
  • 『愛しいバラのように』
    • 作詞:大津あきら、作曲:小田裕一郎、編曲・唄:ノーザン・ライツ
登場人物
  • 隠密同心 十文字小弥太:杉良太郎
第7話(通算112話)以降、能面をつけて悪人の前に現れることがある。野性味あふれる太刀さばきが特徴。隠密装束は黒や紺の着流しを着用する。第26話で、定信を失脚させようとした若年寄の堀田と北町与力の森川の野望を阻止し、勘定吟味役与力に任命されて仲間の前から去った。
  • 隠密同心 伝法寺隼人(でんぽうじ はやと):里見浩太朗
小弥太の後任として、第27話(通算131話)から登場。表向きは音次郎(おとじろう)として、新内流しや遊び人風体で活動。仲間からは「音さん」と呼ばれる。一刀流が中心だが、実は二刀流の達人。元々は200石の旗本出身。第38話の時点から8年前までは、矢作二刀流道場で親友の小早川と共に竜虎の異名をとるほどで、回数は少ないが二刀流で戦うこともある(第27、28、30~32、38、46、53、54、62、80、116、127、178、194、205、220、243、300話など)。その太刀さばきは華麗。遊び人では素手や鎖(第29、31、37、46、47、51、55話)または仕込み煙草入れ(第47話、第52話)、新内流しでは棹や撥に刃を内蔵した仕込み三味線で闘うこともある。隠密装束は青や紺、紫(第60・273話)の着流しを着用。リーダーシップに長け、使命感に強い。第305話で、爆破事件の黒幕が筆頭若年寄の菅沼だったため、切腹を覚悟で成敗するが、定信の計らいで菅沼は病死となり、上方に新設される隠密同心組織の隠密支配に任命され、旅立って行った。
  • 隠密同心 左文字右京(さもんじ うきょう):松方弘樹
隼人の後任として、第306話(通算410話)から登場。表向きは桔梗屋の板前・清次郎で、「清さん」の愛称で呼ばれる。元は御家人の次男坊で、御家人の仕組みに嫌気がさして刀を捨てたが、内藤勘解由にその腕を見込まれ、1年間、隠密同心としての修行を積んだ。直心影流の使い手で、野性味と華麗さを併せ持った太刀さばきを見せる。隠密装束は当初白の着流しだが、1年経ってからは浅葱色、さらに終盤は紺の着流しで一本差になる。気さくな性格で江戸庶民との交友関係も幅広いが、許せぬ悪人に対しては荒っぽい言葉遣いを発するほど直情的になる。江戸の第536話で幻の御前の死と旧知の町人たちを自らの暗殺計画に利用された怒りから、隠密同心の証の懐剣を返上。全ての黒幕である将軍家御家紋・立花左馬介を成敗した後、いずこともなく去っていった。
  • 隠密同心 井坂十蔵(いさか じゅうぞう):瑳川哲朗(第4、9、10、15、18、23、216、234、310、313、314、351話を除く)
前作同様、虚無僧や同心などの活動が多いが、第122話で寺子屋の先生をしてからはシリーズ後半の表向きとして定着するようになる。第27話から椿の花の代わりに、太刀の柄と鞘を組み合わせた即席の長巻を武器とし(第27、29、31 - 34、39、40、48 - 50、53話)、髪型も総髪から第1シリーズ初期の御家人ムシリにマイナーチェンジされる(第27話 - 第39話)。第306話(通算410話)からは髪型が総髪から月代の武家髷に一時期変更されていた。仲間からは「旦那」と呼ばれる。剣の流派は神明一刀流。かつて父親は普請方に勤めていたが、上役の賄賂による不正に巻き込まれ切腹し、お家断絶で天涯孤独となり、神明一刀流道場主の脇坂玄藩に育てられた(第122話)。隠密装束は初期は薄いグレー、第27話以降は黒の着流しが多い。第536話で清次郎らと共に江戸から姿を消した。
  • 隠密同心 夕霧:古城都(第1話、第17話、第18話、第23話)
第1話(通算105話)から登場。芸者、武家女中、男装の剣士などの顔を持つ女隠密。演じた古城のスケジュールの影響か、わずか4回の出演回数にとどまり、特に説明のないまま姿を消した。隠密装束は赤紫の忍装束。
  • 隠密同心 不知火お吉(しらぬい おきち):江崎英子[第132話から、江崎由梨に、改名](第32、34 - 36、42、49、60、71 - 75、157話を除く)
第1話(通算第105話)で隠密同心に加入。初代魚屋隠密。盗賊・不知火吉兵衛の娘。9歳の頃から掏りをしていたことがあった。幼い頃、内藤勘解由に拾われ、鞍馬山のぜんこう和尚に預け、修行させた。隠密装束は初期は半袖の黒地上着に、黒のショートパンツと網タイツ、髪型はポニーテール。中期からは下半身はパンタロンになり髪型も下ろした簡単な一つ結びに。後期は黒地に朱色の細い斑線の革製半袖上着に左手に手甲を装着、終盤は赤と黒の斑模様襟の黒地の長袖上着、赤と黒の斑模様の細い帯に両手首に黒のリストバンドを装着(装着してない回もある。)、第158話で、幼馴染の新吉を救おうとして、屋形船で銃弾を浴びる。重傷の身でどうにか事件の黒幕を成敗した後、勘解由の計らいもあり、新吉の故郷で治療するため、彼と共に江戸を去った。
  • 隠密同心 くれないお蝶:安田道代(第26 - 30、32 - 36、38、42 - 47、49、59、60、66、67、69 - 73、78話)
戦力補充のため、第26話から登場。普段は胡蝶(こちょう)という名の芸者で活動。成敗時は、唯一焦げ茶色や紫色の仕込み和傘の刀を逆手持ちで戦う。隠密装束は青の着物。髪型はやや丸みのある結髪。第78話で、敵の仕掛けた罠から少女を庇い、爆発に巻き込まれて死亡。遺骨は音次郎によって故郷へ帰された。
  • 隠密同心 いさり火お紺:山口いづみ(第66、67、69、70、78、110、114、125、137話を除く)
第62話から登場。これにより女隠密がシリーズ唯一の3人体制になる(が、女隠密が3人同時に出演することはなかった)。基本的にはお蝶の代役だが第71話ではそのお蝶とコンビを組んでいる。表向きは芸者、酒豪で壷振りの名手でもある。隠密装束は、初期は桃色の着流しに髪はポニーテールで青い柄の刀だったが、第76話からは朱鞘の合口の小太刀を使用。さらに第86話からは赤の着物に髪は結髪に変更される。第158話を最後に将軍の護衛につくため、隠密同心の任を退いた。
  • 隠密同心 稲妻お竜(いなづま おりゅう):土田早苗(第169話、第273話、第328話 - 第336話を除く)
第159話から登場(第328話から第336話の間は急病のため、出演していない)。表向きは芸者玉竜(たまりゅう)として活動する。花札占いを得意とし、鉄火肌で男相手にも引けをとらない性格の持ち主。元々は武家の娘。隠密装束は、初期は黒の袖に白の飾りの付いた半袖の赤紫色の忍装束に両手首に赤紫色のリストバンドで、紫色の柄の刀を逆手(順手の時もあり)で使用。髪型は三人官女風の結髪。第203話~第305話からは青の着物→紫の着物を着用、髪はキッチリした結髪に変更、刀は鍔無しの紺色の鞘の刀を使用。第306話からは白の着物に紫白の帯、終盤は青色地に白い胡蝶柄の着物。第408話で、事件に巻き込まれた少年の目を治すため、亡くなった母親に代わり、少年と共に長崎へ旅立った。
  • 隠密同心 風(かぜ):志穂美悦子(第165話、第185話、第186話、第199話、第201話を除く)
第159話から登場。風では呼びづらいこともあり、勘解由からお新(おしん)と名づけられ、二代目魚屋隠密として活躍。空手と男勝りの大胆なアクションで、新風を巻き起こす。隠密装束は背中に風の文字が書かれた赤い袖なしの忍装束で、両手と下半身は紺のタイツ、髪型はポニーテール、刀は背中に差している。第202話で、恋仲になった友吉の娘おさきを救出する際、爆風によって失明寸前になるが、自力で敵を討ち、友吉親子と共に治療のため、江戸を旅立った。
  • 隠密同心 はやぶさお銀:安西マリア(第206話、第215話、第218話、第222話、第227話を除く)
三代目魚屋隠密。第203話から登場。年齢19歳。抜荷の疑いをかけられ死罪になった、長崎の回船問屋南海屋の娘。その仇を探し求めていくうちに、女郎屋の下働きとして売り飛ばされた過去がある。身請け寸前に手裏剣の師匠と出会い、その際に手裏剣技を会得。そのため、普段から護衛用にくない型手裏剣を隠し持っている。隠密装束は上半身、赤色地の縦横白線一本線模様で、下半身は黒のレオタードスパッツ姿の岡っ引き風、髪型はポニーテール。左手首に棒手裏剣を携帯している。第230話で、自分と似た境遇の千太との出会いが縁で役目を退いて彼と共に旅出った。
  • 隠密同心 流れ星おりん:かたせ梨乃(第326話を除く)
第231話から登場した、四代目魚屋隠密。お竜との女隠密最強コンビは、シリーズ全盛期を支えた。松平定信の身代わりとなって、地雷の犠牲となった側近片桐十郎太の娘で、本名は楓。亡き父の願いで、隠密同心になるべく修行を重ねていた。初期の武器は赤鞘の刀だが、第254話で赤い短槍と脇差に変更、槍の先に鞘が付いていたが、数話で省略された。隠密装束は初期は、上半身赤色地の縦白線の二本線模様で、岡っ引き風の上着に黒の帯、両手に黒のリストバンドを装着。254話からは真紅色地に細い針状花弁の花模様の岡っ引き風上着に黒の帯に両手首に黒のリストバンドを装着し、前髪を下げたポニーテールから整髪されたポニーテールに、306話からは白の岡っ引き風上着で赤白の帯に、両手に黒の手甲当てを装着。後期も真紅色地に細い針状花弁模様の岡っ引き風の上着で黒の帯に両手に薄い紺色の手甲当てを装着、下半身は黒ショートパンツに膝下黒の足当て姿。第459話で、春香と共に敵の罠によって重傷を負い、治療のため、江戸を離れた。
第409話から登場。隠密支配の座を退いた内藤勘解由の置き土産という形で加入。表の顔は芸者春香として、情報収集などに活動。ただし、本人は芸者の仕事はあまり好きではない様子。本当の名はお春で、材木問屋の娘だったが幼少の頃に両親を賊に殺され危ういところを根来忍者の残党だった疾風の源次に助けられ妹同然に育てられたが江戸の父の知り合いによって引き取られた(第434話)。第459話で、おりんと共に隠密同心を引退した。
第409話から登場。春香と同じ理由で加入。表の顔は小石川養生所の見習い医者だが、表の仕事に積極的でないらしく、養生所にもめったに顔を見せないので医者たちを困らせている。清次郎や春香からは「新の字」と呼ばれる。清次郎に借金をしてまで女郎屋に通ったりするほど大の女好きだが、それが原因でトラブルを起こしてしまうことも多く、自分の身代わりで捕縛された清次郎を処刑寸前の危機に晒してしまう事態に発展したこともあった(第518話)。髪型は最初の頃は総髪髷だったが第423話からポニーテールに変わり、普段の着物も最初は灰色だったが第423話から緑色、第511話から紺色に変わった。隠密装束は前半は青の着流し、中盤は紺の半袖忍装束に左腕に手甲を装着、終盤は緑の半袖忍装束。第536話で清次郎らと共に江戸から姿を消した。
第460話から登場。 雑賀衆(さいかしゅう)の出身。普段は芸者菊丸として、情報収集などに活動。隠密装束は青地に白の白鷺柄の着物。得物は白い藤巻合口拵えの刀。吹雪という双子の妹(夏樹二役)がいる。第536話で清次郎らと共に江戸から姿を消した。
五代目魚屋隠密、第460話から登場。 隠密装束は袖なしの黄色の忍び上着に黄色のショートパンツ、髪型はポニーテール、額は鉢巻代わりの三色の組紐、鞭が付いた特殊な小太刀で戦う。第499話を最後に、プライベートな事情から降板。
第511話から登場。魚屋隠密ポジションではあるが、男装の遊び人が表向きの模様。髪結いに扮して情報収集を行うこともある。隠密装束は赤地に金の花柄入りの岡っ引き風長袖に、黒のショートパンツ姿に黒の足当てを着用、髪型はポニーテール。逆手持ちで戦うこともある。第536話で清次郎らと共に江戸から姿を消した。
実の父親は、南町奉行所与力で勘解由の将棋仲間だったが、抜荷の犯人に撃たれて死亡。勘解由の計らいで、町火消し「は」組の頭(かしら)辰造の娘として育てられた。辰造が殺された復讐を果たすべく、勘解由に懇願して隠密同心に加入した。
土田早苗の急病で、第331話 - 第336話の短期間の出演。
根来忍者の生き残りで、菊弥という名前で芸者をしている。内藤勘解由が隠密同心に入れようと育てていたが、悪阻で倒れていた所を町医者・高木新之助(第356話)に救われ、彼に恋をしてしまい、隠密同心の申し出を一度は断った。しかし、高木新之助の死をきっかけに、隠密同心に加入する。おもん同様お竜の代理による臨時参加で、第388話 - 第390話・第401話・第402話の短期間の出演だった。
  • 旗本寄合席(初代隠密支配) 内藤勘解由(ないとう かげゆ):中村竹弥
第51話で、7年前に勘定奉行に任命されるが爆薬で妻子を殺され、政に対する自責の念から、勘定奉行の役職を退いた過去が判明している。同回で再び勘定奉行に推挙されるも「庶民を犠牲にする政には興味がない」との一念から拒否している。名乗りの際は初期の「旗本寄合席〜」パターンと「そして隠密支配〜」のパターンがある。隠密装束は特に決まっていないが、第306話、第307話のみ白の着流し、後半は紫の着流しが多い。第404話が最後の出演となったが、特に理由を説明されないまま姿を消した。
  • 大番頭(おおばんがしら:二代目隠密支配) 藤堂対馬(とうどう つしま):大山勝巳
第409話から登場。内藤勘解由より隠密支配を引継いだ。清次郎たちには「お頭」と呼ぶよう頼んでいる。第416話で、佐竹藩藩主小池左馬介の義理の弟であることが明かされた。隠密装束は紫の着流し。第497話が最後の出演であるが、第511話で御子神安房守から大坂城代となったため隠密支配の職を辞したことが語られた。
  • 影の支配(三代目隠密支配) 幻の御前(声):黒沢良
第511話から登場。本名や素性などは一切謎で、顔も編笠で隠れたり、姿を見せず声だけだったりと正体不明の存在。第525話で「隠密同心支配 土屋伊賀守[4]」とのナレーションがあるが、詳細は不明。第513話で側用人の地位にあるらしいことが語られる。最終回にあたる第536話で、清次郎たちの素性を洩らし、それが敵の隠密同心抹殺計画に利用されたことを苦に切腹し、果てた。
  • 早耳金太:古今亭志ん駒
瓦版屋。事件解決のために貢献するが、大麻入りの煙草を吸わされたり、囮にされて殺されかけたりとロクな目に遭わない。いつも「桔梗屋」にいる珊次郎や音次郎、清次郎、井坂らの正体が隠密同心であることは知らない。
  • 萩乃:花ノ本以知子
当シリーズ初期における「桔梗屋」の女将。
  • おかん:白木万理
「桔梗屋」の女将。
「桔梗屋」の女中。
当初は井坂を親の仇と思っていたが、後に違うことがわかり、奉行所から目明しとして十手を授かる。お調子者で清次郎達に大きなことを言っては空回りをするが、憎めない存在。後に、早耳金太と共に姿を見せなくなる。
第409話~。「桔梗屋」の女中。
「桔梗」の女中。清次郎と昔知り合ったことがある。
  • 第109話(通算213話)「火花散る隠密七変化」で、元隠密同心「葉隠れお雪」役で、美空ひばりが出演し、仇討ちを果たしている。
  • 稲妻お竜役の土田早苗は、2回、長期病欠している。そのため、芸者隠密同心のピンチヒッターとして、火車おもん(高瀬春奈)と矢車お菊(中島ゆたか)が登場しているが、それぞれ約2か月、3か月しか登場していないため、オープニングには登場せず、エンドクレジットのゲスト扱いである。

新・大江戸捜査網

  • 1984年4月7日 - 1984年9月29日(制作:ヴァンフィル テレビ東京)

スタッフ

  • 企画:時崎克彦、元村武
  • プロデューサー:石川博、田辺隆史
  • 音楽:玉木宏樹
  • 撮影:緒方博
  • 照明:嶋田宣代士
  • 選曲:合田豊
  • 殺陣:高倉英二
  • レーザーサウンド:横浜シネマ
  • ナレーター:日下武史
  • 協力:84プロモーション
  • 脚本:山崎巖、小川英、胡桃哲、和久田正明、土橋成男、大工原正泰、下飯坂菊馬、富田富美
  • 監督:長谷部安春、猪崎宣昭、岡康季、小澤啓一、手銭弘喜、宮越澄、白井政一、山城新伍吉田啓一郎、大久保直実
主題歌
登場人物
本シリーズのリーダー格。表向きは飛脚だが、雇われているわけではなく、長屋の住居が飛脚屋を兼ねている模様。粋で情にもろい性格ゆえに、危機に立たされることもままあった。実は福山藩の隣国の今は取り潰された浅尾藩の殿の御落胤で、福山藩の下級武士の娘であるお袖と恋仲になるも身分の差で引き裂かれ山寺に一年閉じ込められたあと武士の身分を捨て江戸に来た(第17話)。第26話で役目を返上し、定信を失脚させて尾張藩主を将軍にと画策した江戸家老南原守膳らを負傷しながらも成敗して仲間たちと共に江戸から姿を消した。
楽天家で、お役者銀次を自称してはいるが、実際は現代でいうフリーターである。そのため毎回、松五郎の斡旋で、さまざまな仕事を買ってはいるが、いずれもまともなものではない。悪女集団に叩きのめされたりとこちらも受難が多い。成敗の際には総髪の浪人風情になる。後半では、必殺シリーズで用いられるような技で成敗を行ったこともある。
表向きは、流し目のお紺という通り名のはぐれ芸者。主に情報収集と主水正から承った御成敗書を敵の居場所に届けるのが役目で成敗には参加しないことが多いが第7話では悪人を簪で成敗していたり、第26話では新十郎たちと共に成敗に参加していた。また、御成敗書を矢につけて飛ばす際に悪人を倒したこともある。成敗時の装束は御成敗書を届ける際の紫の頭巾姿で鍔無しの黒色の鞘の刀を使用。
長屋に住居を構える町医者で、貧しい人からは治療代を取らず、住人からの信頼も厚い。徹底した個人主義者で、隠密同心としての職務にはあまり関わりたがらないが、いざという時はメンバーの力になることもある。人差し指で、相手の体を貫通したり、関節を外したりと怪しげな秘術の使い手でもある。成敗の際は手甲を着け素手で戦うが、脇差を使うこともある
  • 隠密支配 日向主水正:瑳川哲朗
新十郎たちから御支配と呼ばれているが、表の役職は不明。松平定信からの御成敗書をお紺に渡している。新十郎たちと繋ぎを取る場面で出ることがほとんどで、成敗には参加せず立ち回りもしない。
隠密同心の溜り場である居酒屋「いちょう屋」の主。居酒屋自体は、青と黄色を基調としたお洒落な外装。お清と夫婦になる前は喧嘩っ早い性格だったらしく、そのせいか時折、感情的になるとすぐ相手を殴ってしまう癖がある。毎度、銀次に仕事を斡旋している。新十郎たちが隠密同心であることは知らないが、後半は彼らをサポートする面が随所に見られた。
松五郎の妻。松五郎との夫婦仲は良く、喧嘩をすることもあるがすぐに仲直りする。たまに新十郎に気があるかのようなことを口にする。
長庵のところに住み込んで手伝いをしている子供。長庵とは親子ではないようだが父親のように慕っている

補足

1990年 - 1992年放送

第1期

1990年10月12日 - 1991年3月29日放送(制作:G・カンパニー、テレビ東京)。

スタッフ
主題歌
キャスト
普段は、寺子屋の先生。みなし子で、義憤から悪人狩りをしていたが、松平定信を狙った事や親代わりの住職が斬殺された事がきっかけで、隠密同心に加入した。隠密装束は青い着流しを着用し、髪型も総髪に変わる。
普段は、酒・女・博打大好きな南町奉行所の高積み見回り役(往来に積んである貨物の高さを監視し、荷崩れ事故を防止する役目)同心。同心のため、過去の事件の洗い出しにはもってこいの切れ者で、女形役者、太鼓もち、若旦那などに変装する。十手術や居合を得意とする。グレーの着流し着用。
普段は、剣術道場の道場主。火の車なので、傘張りや道場破りで、小銭を稼いでいる。隠密装束は、黒の着流しを着用していたが途中から茶色の着流し着用。刀や槍を使用する。
  • 隠密同心 花の小路お光(はなのこうじ おこう):中村あずさ
的屋(てきや)「花の小路一家」に生まれ、さる旗本に見初められるも、夫に先立たれ、家は断絶。強制的に落髪させられ、光明尼という名で、一人尼寺で夫の先祖の墓の墓守をしながら、夜には賭場でお金稼いだり賭場荒らしを行う。捨て身の度胸と小太刀の腕を定信に買われて、隠密同心となる。探索時には、芸者として振舞う。隠密装束は薄紫色の尼頭巾に紫の着物、手には数珠を携帯。刀は黒色鍔無しの鞘の刀を、普段は逆手持ちで使って応戦、刀の柄の下部と鞘の下部は接続出来る仕掛けがあり、薙刀のようにしての応戦も可能。
なお、隠密同心四人は成敗時には、額に正の一文字の入った金属性の額当て鉢巻を巻いている(花の小路お光は尼頭巾に縫いつけている)。
普段は、魚屋。主に情報収集と定信との繋ぎ役。
普段は、裕之介たちが屯する小料理屋の主人兼板前。もともとは義賊と謳われた盗賊で、町方与力に捕縛されかけたがその与力に情けを掛けられたことで足を洗い、その後、裕之介と出会ったことで彼の悪人狩りのための情報収集をしていた。裕之介が隠密同心となった後も、引き続き情報収集を担当する。
なお、六助の過去にまつわる話は本編11話で語られている。
老中着任後、田沼政権がもたらした悪政を根絶やしにし、江戸庶民に平和と安らぎを与えるべく伝説の存在だった隠密同心を結成。自らその支配として直接、隠密同心たちを束ねている。
  • ナレーター:黒沢良
松平定信の娘。
六助の妻。
新十郎の上司の南町奉行所与力。口調が独特でオカマの気があり、新十郎に「相撲取りみてぇな身体しやがって」と陰で言われている。新十郎を「新十郎」、または「新ちゃん」と呼ぶ。
定信の用人。
小料理屋の店員。

第2期

1991年10月11日 - 1992年3月27日放送(制作:G・カンパニー、テレビ東京)

好評だった前作に続いて製作。キャスト及び設定は前作の流れをついでいるものの、役が代わったり、オープニングなど昭和シリーズのオマージュ的部分が濃厚となっている。

スタッフ
  • 制作:江津兵太、元村武
  • プロデューサー:鈴木一巳、藤原幣吉、真鍋和己
  • 音楽:玉木宏樹
  • 選曲:合田豊
  • 撮影:中間政治
  • 美術:松井敏行
  • 録音:秋山一三
  • 制作担当:土肥裕二
  • 殺陣:高倉英二、中瀬博文
  • 効果:宮田音響
  • 整音:星一郎(アオイスタジオ)
  • 現像:東映化学
  • 衣裳:東宝コスチューム
  • かつら:アートネイチャー
  • 大道具:KHKアート
  • スタジオ:東宝ビルト、生田スタジオ
  • 車輌:マエダ・オート
  • 協力:根津神社
主題歌
キャスト
  • 隠密同心 天竜寺隼人(てんりゅうじ はやと):橋爪淳
普段は、小料理屋の板前の直次郎(なおじろう)。元は忍の出身で、いち丸が本名。隠密装束は白い着流しを着用。
  • 隠密同心 秋草新十郎(あきくさ しんじゅうろう):京本政樹
南町奉行所をクビとなり、浪人になった(普段は易者として働いている)。井坂十蔵を意識してか、虚無僧の姿で活動するようになる。情報収集は、元上司の同心から聞きだすことが多い。元上司の桂馬からは、相変わらず詰め寄られている様子。隠密装束は紫の着流しを着用。
  • 隠密同心 流れ星お蝶:中村あずさ
普段は芸者。蝶丸として、情報収集など行う。紀州根来衆忍者で、幼い頃から隠密になるために奉公された。隠密装束は、赤の着物。刀は濃い茶色の鍔無し竹鞘の刀。
普段は魚屋。第19話まで情報収集と小笠原との繋ぎ役の隠密補佐で、第20話にて命の恩人である相良藩の家老の仇討ちを志願し、隠密同心として加入した。初参戦に成敗した仇相手がその家老が在籍していた相良藩藩主と部下である。隠密装束は黄色地に赤い風車柄の岡っ引き風の上着に、黒のショートパンツに膝下は黒の足当て。成敗時は、手槍を使用して戦う。
  • 旗本寄合席(隠密支配) 小笠原甚内(おがさわら じんない):和崎俊哉
隼人が敵のアジトに侵入した際、敵を欺くにはまず味方から騙すため、先回りして、浪人姿で潜入していた切れ者の隼人たちの上司。
前作より引き続き隠密支配を兼任していたが、その役目を甚内に譲った。
  • ナレーター:黒沢良
直次郎が働く小料理屋「桔梗」の女将。酒癖が悪く酒が入るとリンダの持ち歌である「狙い撃ち」を十八番として熱唱する。直次郎に好意を持っている。
  • 白壁桂馬:龍虎
南町奉行所与力。新十郎とは、依然つながりがある。
小料理屋「桔梗」の看板娘。
第24話に登場した元老中。賂を取り続けていたのを理由に老中の座を追われ、一万石の大名に甘んじていた。自らの老中返り咲きと相良藩の再興を目的に、隠密同心の全滅と江戸の大火事の混乱に乗じた定信の暗殺を計画するが、チームワークと執念で危機を乗り越えた隠密同心の敵ではなく、隼人、新十郎に成敗された。その後定信の計らいで孫の田沼意明が田沼家の家督を継いだ。

放送リスト

CS放送局の番組表などでは、このリストと違い第2・3シリーズは第1シリーズからの通算話数となっている事が多い。朝日新聞出版とのコラボレーションで発売されている第3シリーズのDVDコレクションの、特典映像内で示されるフリップにも通算での話数が記載されているのが確認できる。

いずれのシリーズも、伸縮型のメニューとして掲載する。右にある[表示]をクリックすると一覧表示される。

第1シリーズ

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト 備考
第1話 1970年10月3日 命知らずが闇を斬る 星川清司 松尾昭典 市川小太夫須賀不二夫田中三津子江角英明町田祥子河野弘久遠利三伊豆見英輔桂小かん佐野厚子牧まさみ
第2話 1970年10月10日 裏街道に命を賭けて 大工原正泰 見明凡太朗高木二朗松本錦四郎弘松三郎柳瀬志郎雪丘恵介高橋明水木京一橘田良江 OPナレーション追加
第3話 1970年10月17日 魔の剣が海を呼ぶ 星川清司 辰巳柳太郎潮万太郎丹羽又三郎桜川ぴん助城所英夫榎木兵衛大浜詩郎佐野厚子玉村駿太郎八代康二小泉郁之助牧まさみ
第4話 1970年10月24日 火を吐く幻の罠 松本孝二 長谷部安春 小山田宗徳北沢典子藤竜也小林昭二加原武門雪丘恵介中井啓輔長弘露木護荒井岩衛
第5話 1970年10月31日 ねずみ小僧只今参上 生田直親 柴田米幸 松山英太郎佐山俊二玉川伊佐男花ノ本寿有沢正子鴨田喜由、高橋明
第6話 1970年11月7日 火の海からの脱出 大工原正泰 西村昭五郎 山本耕一葵千代地井武男黒部進福山象三鮎川浩天坊準神山勝西原泰江
第7話 1970年11月14日 オランダ銃が悪を射つ 佐藤道雄
中西隆三
西山正輝 夏八木勲外山高士稲吉靖穂積隆信堀田眞三小笠原弘湊俊一八代康二
第8話 1970年11月21日 花のお江戸の暴れん坊 宮川一郎 榊原るみ川合伸旺細川俊夫白樹栞小泉郁之助久遠利三高山千草
第9話 1970年11月28日 過去を持つ女 神尾久義 手銭弘喜 二本柳敏恵田口計大塚吾郎土方弘夏海千佳子杉山元千代田弘
第10話 1970年12月5日 天狗に踊る黒い影 柴英三郎 西村昭五郎 土屋嘉男弓恵子高島新太郎堀雄二加藤嘉浜村純河野弘沢美鶴
第11話 1970年12月12日 殴り込み風来坊 三ツ木清隆 欠番
第12話 1970年12月19日 八百八町のいかす奴 大工原正泰
松本孝二
西山正輝 京春上有川由紀伊沢一郎村上不二夫永井柳太郎青木富夫田畑善彦
第13話 1970年12月26日 白い肌の誘惑 生田直親 手銭弘喜 北林早苗宮口二郎高品格服部哲治池田昌子松川勉中村哲堀川真智子 次回予告では「琉球恋い唄」
第14話 1971年1月2日 初姿! 花の喧嘩状 松尾昭典 松原智恵子和崎俊哉徳大寺伸三ツ木清隆太刀川寛川口英樹桂小かん中平哲仟 OPナレーション変更
第15話 1971年1月9日 花吹雪あばれ獅子 柴英三郎 西山正輝 三ツ木清隆磯部玉枝睦五郎高野真二小堀明男桜川ぴん助原恵子荒井岩衛晴海勇三田中康郎たかのこ香中平哲仟
第16話 1971年1月16日 喧嘩渡世 命売ります 佐治乾 松尾昭典 天知茂天草四郎京春上志摩燎子長谷川峯子小畑道子奥野匡宗近晴見吉原正皓
第17話 1971年1月23日 斬り込み大作戦 山浦弘靖 斉藤光正 田崎潤露原千草森次浩司川島育恵幸田宗丸大浜詩郎 OPナレーション変更
第18話 1971年1月30日 男度胸の血が燃える 松本孝二 西村昭五郎 初井言栄中村竜三郎杉山俊夫富田仲次郎植村謙二郎小畑道子榎木兵衛若原初子木島一郎
第19話 1971年2月6日 怪盗 江戸を駈ける男 小川英
中野顕彰
斉藤光正 吉田義夫戸上城太郎須藤健玉井謙介近江大介田畑善彦岡部正純倉島襄
第20話 1971年2月13日 三度笠が悪を斬る 大工原正泰 柴田米幸 正司敏江・玲児増田順司望月真理子弘松三郎中島正二柳瀬志郎長弘西條満玉村駿太郎浜田ちひろ
第21話 1971年2月20日 怪談すすり泣く怪刀 山浦弘靖
中野顕彰
西山正輝 石橋雅史北上弥太郎吉田瑠美子三原有美子池田忠夫有馬昌彦吉原正皓伊豆見英輔
第22話 1971年2月27日 恐怖の連続殺人事件 曽根義忠・
大工原正泰
美川陽一郎木島一郎安城由貴田浦正己生田三津子小泉郁之助鴨田喜由青木富夫小倉雄二久松洪介
第23話 1971年3月6日 大金庫をぶち破れ! 山浦弘靖 手銭弘喜 玉川良一高樹蓉子
第24話 1971年3月13日 殺人予告一番纒 柴英三郎 松原光二
第25話 1971年3月20日 元禄ぐれん隊 中野顕彰 鮎川いづみ剣持伴紀
第26話 1971年3月27日 地獄砦 死の攻防戦! 山浦弘靖 長谷部安春 三上真一郎睦五朗
第27話 1971年4月3日 一攫千金 地獄の待伏せ! 星川清司 遠藤三郎 小林勝彦伊吹聰太朗 OP(梶芽衣子登場シーン変更)・ED(杉のボーカルへ変更)変更
第28話 1971年4月10日 ヤバいことなら銭になる! 蘇武路夫 柴田米幸 三浦布美子高城丈二|杉二役
第29話 1971年4月17日 嵐を呼ぶ必殺剣! 小川英
胡桃哲
土屋嘉男
第30話 1971年4月24日 涙の初恋武士道 山浦弘靖 手銭弘喜 伊藤雄之助
第31話 1971年5月1日 暁の二十七人斬り 樋口弘美 入川保則伊達三郎
第32話 1971年5月8日 逃亡者の掟 大工原正泰 手銭弘喜 岡崎二朗
第33話 1971年5月15日 ゆすり 蘇武路夫 弓恵子
第34話 1971年5月22日 おんなの刺青 山浦弘靖 斉藤光正 丹羽又三郎
第35話 1971年5月29日 やくざ子守唄 大工原正泰 江崎実生 内田良平牧紀子
第36話 1971年6月5日 消えた十手 蘇武路夫
中野顕彰
手銭弘喜 小栗一也木村元
第37話 1971年6月12日 男の意地 山浦弘靖 斉藤光正 工藤堅太郎小林勝彦岸久美子高樹蓉子
第38話 1971年6月19日 人情親子草子 土田早苗玉川伊佐男川口英樹沼田曜一
第39話 1971年6月26日 傷だらけの愛情 中野顕彰
蘇武路夫
手銭弘喜 深江章喜池田昌子
第40話 1971年7月3日 友情への挑戦 赤座美代子曽根晴美  アンタッチャブル表示最終回。OPアナウンス変更
第41話 1971年7月10日 帰ってきた花嫁 神波史男
佐脇徹
林功 白木万理佐脇徹伊吹聰太朗
第42話 1971年7月17日 夏祭り無法一代 山浦弘靖 斉藤光正 品川隆二御影京子幸田宗丸
第43話 1971年7月24日 謎の浮世絵 大工原正泰 川地民夫
第44話 1971年7月31日 狂った狼の群れ 小川英
胡桃哲
手銭弘喜 長谷川明男藤本三重子
第45話 1971年8月7日 小判に秘めた恋 宮内婦貴子
首藤剛志
剣持伴紀
第46話 1971年8月14日 巡礼姉妹 永田俊夫 長谷川弘沢宏美
第47話 1971年8月21日 目撃者 蘇武路夫 磯見忠彦 大橋一元
第48話 1971年8月28日 八百八町富狂い 中野顕彰 林功 下条アトム八木孝子永山一夫
第49話 1971年9月4日 御金蔵破りの謎 横田与志 岩井友見黒木進柳生博江見俊太郎
第50話 1971年9月11日 大暴れ! ろくでなし稼業 立原清
曽根義忠
曽根義忠 天本英世
第51話 1971年9月18日 仇討ち情話 山浦弘靖 手銭弘喜 郷鍈治葵千代高木二朗鮎川浩
第52話 1971年9月25日 男一匹殴り込み 川内康範
蘇武路夫
水上竜子隅田和世石立和男田中春男 EDロングバージョン

第2シリーズ

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト 備考
第1話 1972年3月25日 花のお江戸の喧嘩鳶 中野顕彰 斉藤光正 和泉雅子清川新吾御木本伸介
第2話 1972年4月1日 花吹雪いのち子守唄! 山浦弘靖 西山正輝 御木本伸介、吉沢京子十朱久雄岡部健
第3話 1972年4月8日 月夜に消えた女 蘇武路夫 斉藤光正 円山理恵子工藤堅太郎福山象三
第4話 1972年4月15日 さすらい殺法乱れ斬り! 山崎巌 下條正巳長内美那子草薙幸二郎、剣持伴紀
第5話 1972年4月22日 峠に地獄の雨が降る 小川英
胡桃哲
手銭弘喜 川津祐介戸上城太郎杉江廣太郎植田峻大前均榎木兵衛
第6話 1972年4月29日 盗まれた花嫁 宮内婦貴子
大野武雄
西山正輝 川合伸旺葉山葉子鮎川浩田所千鶴子原田千枝子
第7話 1972年5月6日 天狗を見た娘 小川英
胡桃哲
松原智恵子、河原崎長一郎村上冬樹、天草四郎
第8話 1972年5月13日 傷だらけの決闘 中野顕彰 寺田農香川良介明星雅子水上保広遠藤征慈
第9話 1972年5月20日 帰って来た狼 山崎巌 手銭弘喜 佐々木功堀永子黒木進田崎潤
第10話 1972年5月27日 恋と喧嘩の七変化 斉藤光正 夏純子見明凡太朗江見俊太郎
第11話 1972年6月3日 過去を捨てた謎の女 中野顕彰 城野ゆき田村保市村昌治根岸一正土屋靖雄郷鍈治
第12話 1972年6月10日 花火の夜に狂った女 山浦弘靖 岩本多代織本順吉幸田宗丸遠藤征慈、福山象三
第13話 1972年6月17日 江戸っ子義賊夜に泣く 横田与志 小沢啓一 玉川良一、亀井光代、高品格、日野道夫
第14話 1972年6月24日 おんな一代いのちの舞い 中西隆三 三浦布美子、鈴木やすし蜷川幸雄、北上弥太郎
第15話 1972年7月1日 三匹の用心棒 蘇武路夫
久保田圭司
樋口弘美 土屋嘉男、高木均八代順子冷泉公裕
第16話 1972年7月8日 十手をすてた男 山浦弘靖 富川徹夫光川環世、長谷川明男、高城淳一
第17話 1972年7月15日 琉球の女 中野顕彰 斉藤光正 松原智恵子、嘉手納清美高城丈二、田口計
第18話 1972年7月22日 女隠密故郷へ帰る 山浦弘靖 美樹克彦、大山勝巳、河野秋武
第19話 1972年7月29日 瞼の花嫁衣裳 尾中洋一 樋口弘美 葉山葉子、辰巳柳太郎、郡司良、幸田宗丸
第20話 1972年8月5日 太陽に背いた男 大和久守正 磯見忠彦 団次郎浜田晃小栗一也中谷一郎
第21話 1972年8月12日 血煙り代官屋敷 山崎巌 鷲尾真知子小野進也、丹羽又三郎、宮口二朗
第22話 1972年8月19日 虹をつかむ男 大和久守正 品川隆二金井由美、江見俊太郎、福山象三、黒部進中山昭二峰夕子
第23話 1972年8月26日 おふくろ慕情 中野顕彰 樋口弘美 下條アトム丹阿弥谷津子岸田森庄司永建
第24話 1972年9月2日 夏の終りに咲いた花 山浦弘靖 加茂さくら永井秀明細川俊夫大塚吾郎
第25話 1972年9月9日 走れ! 娘飛脚 西山正輝 ジュディ・オング石山 律松谷紀代子、吉田義夫
第26話 1972年9月16日 悪人と笛吹き少女 武末勝 麻田ルミ、中谷一郎、桑山正一中田浩二 山猫お七最終出演
第27話 1972年9月23日 てまり騒動危機一発! 山崎巌 磯見忠彦 太田トモ子、加藤嘉、島田淳子 OPタイトル変更
第28話 1972年9月30日 兄と妹の詩 中野顕彰 永井秀和田村亮隈田和代水上竜子、伊達三郎
第29話 1972年10月7日 賭場荒し 大和久守正 西山正輝 磯野洋子古今亭志ん朝上野山功一、河村弘二
第30話 1972年10月14日 凧に恋風江戸の空 武末勝 岡田由紀子三島史郎松川純子池田忠夫
第31話 1972年10月21日 恋に生き海に泣く女 山浦弘靖 斉藤光正 佐藤友美北原義郎小笠原弘原田千枝子
第32話 1972年10月28日 幸福を拾った娘 山崎巌 京春上花沢徳衛佐藤吉伸五藤雅博
第33話 1972年11月4日 母の愛に泣いた男 山浦弘靖 小沢啓一 桜むつ子、長谷川明男、藤田弓子
第34話 1972年11月11日 いのち捧げます 山崎巌 志摩みずえ、夏八木勲、早瀬久美、清川新吾、幸田宗丸、木田三千雄桂小かん
第35話 1972年11月18日 殺し屋がやって来る! 中野顕彰 西山正輝 花ノ本以知子安部徹小野恵子須藤健堀田真三加藤和恵泉田洋志
第36話 1972年11月25日 小指に賭けためおと傘 小川英
胡桃哲
佐々木功、江見俊太郎、二本柳敏恵市村昌治増田順司早川研吉久遠利三北九州男グレート宇野
第37話 1972年12月2日 庖丁殺人事件 吉岡昭三 斉藤光正 神田隆沢井孝子六本木真木村元樋浦勉
第38話 1972年12月9日 大暴れ! 娘スリ 山浦弘靖 大原麗子、村上冬樹、下條アトム
第39話 1972年12月16日 不知火小僧は女でござる! 山崎巌 小沢啓一 田坂都成瀬昌彦茂木みゆき木島一郎
第40話 1972年12月23日 図々しい男 中野顕彰 西山正輝 林成年金井由美山田吾一、細川俊夫、木田三千雄、安田隆
第41話 1972年12月30日 除夜の鐘にて参上 武末勝 小沢啓一 和田浩治小栗一也、玉川伊佐男
第42話 1973年1月6日 恐怖の街の暴れん坊 服部一久 西山正輝 隈田和世、高品格
第43話 1973年1月13日 変死体におびえる女 神波史男 樋口弘美 松岡きっこ戸浦六宏
第44話 1973年1月20日 女賊 暗闇のお竜 吉岡昭三 榊ひろみ高橋長英、庄司永建
第45話 1973年1月27日 御神火太鼓に男が燃える 小川英
胡桃哲
斉藤光正 真山知子林ゆたか
第46話 1973年2月3日 明日を賭けた賞金首 中野顕彰 光川環世、剣持伴紀、真山知子
第47話 1973年2月10日 心やさしき暗殺者 武末勝 樋口弘美 峰岸隆之介波多野憲
第48話 1973年2月17日 命を贈った男 吉岡昭三 藤竜也、赤座美代子
第49話 1973年2月24日 怒りをこめた殴り込み! 中野顕彰 斉藤光正 榊原るみ、山本紀彦
第50話 1973年3月3日 般若を背負った女 吉岡昭三
岡部俊夫
水原麻記雪代敬子
第51話 1973年3月10日 裏切られた男の約束 中西隆三 手銭弘喜 御木本伸介、小林勝彦
第52話 1973年3月17日 勢揃い隠密同心 佐治乾 竜崎勝勝部演之

第3シリーズ

新大江戸捜査網

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト 備考
第1話 1984年4月7日 激闘! 御成敗書が闇に舞う 山崎巌 長谷部安春 おみつ:三原順子、宗吉:丹波義隆、おかね:三條美紀、伝兵衛:内田勝正、菊池:片岡五郎、仙造:千波丈太郎、宅次:内田喜郎原田君事三島新太郎深大寺敏己賀川幸史朗藤崎和子岩瀬威司江崎洋子甲斐武戸塚孝
第2話 1984年4月14日 走れ炎のごとく新隠密軍団 小川英
胡桃哲
お葉:斉藤慶子、飛八方:鹿内孝、政:片桐竜次、太助:星正人、三州屋:小笠原弘、黒岩兵部:久富惟晴、利助:奥村公延人見きよし、角屋:花上晃、高島甚内:石山雄大三島史郎庄司三郎、岩瀬威司、江崎洋子、宮川せい六小島和夫
第3話 1984年4月21日 からくり極悪絵図 和久田正明 猪崎宣昭 お京:金沢碧、卯之助:亀石征一郎、袈裟三:砂塚英夫、巨漢:サンダー杉山、勘兵衛:稲吉靖司、年寄:吉田義夫兼松隆、岩瀬威司、江崎洋子、谷本小代子香川ゆみ荻原紀村上久勝、高橋正昭、大貫幸雄若狭厚
第4話 1984年4月28日 密会は殺しの誘い 土橋成男 岡康季 おひろ:千野弘美、平戸屋源造:犬塚弘、徳二郎:保積ペペ、田丸豊後守:佐原健二、奈良屋重兵衛:大林丈史、武藤:中村孝雄岡部正純姫ゆり子上野綾子野川愛金子勝美黒沢拓中島元若林哲行、江崎洋子
第5話 1984年5月5日 女房殺し疑惑の刀 山崎巌 小澤啓一 文字春:大信田礼子、佐倉直次郎:長塚京三、辰次:沖田駿一郎、佐倉忠信:外山高士、おかよ:新谷由美子高崎隆一、瓦版売り:石山克巳高品正宏玉井謙介大竹義夫中島恵美子長江英和新富重夫石崎洋光小林加奈子
第6話 1984年5月12日 女隠密やわ肌勝負 胡桃哲 長門半四郎:志垣太郎、伊之助:加納竜、おしま:大塚良重、吉右衛門:増田順司、岡ッ引き:稲吉靖司田原千之右都家歌六鹿島信哉、お夏:原田千枝子橘田良江梶草介世上真小島正川上久枝
第7話 1984年5月19日 鬼同心獄中の標的 和久田正明 手銭弘喜 寺尾文造:伊吹剛、羅宇屋円造:小鹿番、お房:亀井光代、美音:佐藤恵利桑原大輔長尾深雪、古川源吾:渕野俊太坂田金太郎斎藤吏絵子岩瀬威司星野晃深作覚、戸塚孝
第8話 1984年5月26日 変幻殺し屋人別帳 土橋成男 おりん:山本みどり、はやぶさの竜:中田譲治、吉岡:宮口二郎、浅野主計亮:石橋雅史高木二朗池田武志一ノ瀬浩道池田功、岩瀬威司、江崎洋子、甲斐武、荻原紀、大貫幸雄森岡隆見中瀬博文
第9話 1984年6月2日 鈴の音は女の涙唄 和久田正明 長谷部安春 おつる:丸山秀美、一色縫殿助:佐藤仁哉、喜三太:不破万作森大河、鏑木主膳:松本朝夫鶴岡修河合絃司望月太郎喜田普平小島和夫番哲也高杉良砂子祐輝
第10話 1984年6月9日 涙の子連れ犯科帳 山崎巌 宮越澄 おきぬ:松本留美、大月良順:船戸順、向井:椎谷建治、黒田修理亮:北原義郎、常吉:溝口舜亮吉中六大竹義夫岡幸次郎大木史朗岩崎威司、江崎洋子、深尾真理
第11話 1984年6月16日 暴走娘 涙の五千両 胡桃哲 長谷部安春 お文:小林聡美、秋葉屋:中山昭二、勝造:佐藤京一、喜三郎:中田博久、暁大二郎:伊達三郎、関川軍兵衛:森幹太玉村駿太郎、千次:剣持伴紀船場杜丹宮沢元永井政春田野倉智英木田愛子、岩瀬威司、今村エリ香海野弘昌高橋亜規子
第12話 1984年6月23日 さらば極道情け節 和久田正明 宮越澄 お軽:香坂みゆき、朝吉:森川正太、樽屋仁吉:瀬川新蔵、大田黒の久六:南道郎、おらん:牧れい人見きよし大下哲矢高杉玄粟津號晴乃ピーチク横山あきお小沢雅子尾形明美大念寺誠
第13話 1984年6月30日 花と嵐と鉄拳一家 土橋成男 白井政一 お絹:香山まり子、弥吉:和崎俊哉、庄田隼人:平泉成福山象三沢田情児、清太郎:内田喜郎田原千之右、須藤:新海丈夫中尾敷鉄也伊吹礼一岸井あや子、岩瀬威司、江崎洋子、三宅加代子特別出演(さるとびの功一郎:輪島功一、情けの国造:柴田国明、ハブの高助:具志堅用高、仏の義助:白井義男
第14話 1984年7月7日 浮草慕情おんな節 大工原正泰 山城新伍 おその:風祭ゆき、おくみ:藤吉久美子、佐吉:星正人、弥平:唐沢民賢、田島主水:浜田晃、西尾勘助:黒部進三崎奈美、木曽屋:汐路章八幡源太郎サイトウヒロシ荻原紀大島光幸宮脇敏
第15話 1984年7月14日 決闘! 会津急ぎ旅 山崎巌 宮越澄 宗吉:川崎公明、おかよ:秋谷陽子、西條頼母:庄司永建、阿部主膳(沢田千之介):苅谷俊介、源造:丹古母鬼馬二きくち英一高崎隆二野瀬哲男松本ひでき野坂信一森下明赤坂長治長島豊紀大貫幸雄、高橋正昭、郷内栄喜、甲斐武
第16話 1984年7月21日 父子星さすらい旅 和久田正明 加賀爪兵庫:宮内洋、登勢:根本律子、仙三:多々良純、加賀爪外記:伊沢一郎、伊太八:江幡高志、与三郎:浅見小四郎、おせき:原田千枝子松井きみ江堺美紀子多賀基史武藤積弘
第17話 1984年7月28日 初恋 飛脚別れ唄 土橋成男 手銭弘喜 お袖:白都真理、浦部政之助:伊吹剛、荒瀬将監:高城淳一早川雄三姿鐵太朗、加川:鶴賀二郎、岩瀬威司、江崎洋子、杉山孝小野田充利、甲斐武、竜のり子
第18話 1984年8月4日 おんな牢しのび肌 山崎巌 おさと:新藤恵美、香山健太郎:柴田侊彦佐藤晟也、辰次:沖田駿一郎、吉兵衛:灰地順、木曽屋仙造:長沢大、石出帯刀:北町嘉朗近藤準畑中猛木村寿美代橘雪子松尾文人、戸塚孝、藤崎和子川上久枝
第19話 1984年8月11日 夜霧の津軽三味線 下飯坂菊馬 吉田啓一郎 鯉千代:丘祐子、金兵衛:南利明、勘兵衛:稲吉靖司、おりん:茜ゆう子兼松隆信実徳、弥七:うえずみのる青木卓竹中蔵司永谷悟一小山満、望月采女:竜崎勝
第20話 1984年8月18日 男を誘うはぐれ蝶 和久田正明 長谷部安春 お鈴:浅沼友紀子、おはん:沢井桂子、嶋屋治兵衛:小林勝彦、島造:友金敏雄三島史郎鶴岡修早川研吉上地雄大高杉哲平今村エリ香山田由起、戸塚孝
第21話 1984年8月25日 深川隠れ宿無頼帖 土橋成男 半兵衛:垂水悟郎、清次:石田信之優ひかり、和泉屋源造:三角八朗千田孝之、高田備前守:石山雄大佐藤了芹沢常夫鹿島信哉、岩瀬威司、賀川幸史朗森下明田野倉智英大念寺誠永妻晃倉屋烈鈴木実大村一郎
第22話 1984年9月1日 恐怖! 妖女軍団 手銭弘喜 佐竹圧太郎:本郷直樹、加納安之助(美津):ミミ萩原、おはる:デビル雅美、おまさ:ジャガー横田、おたき:立野記代、芝田主膳:田中浩近藤準、倉田仙之介:相原巨典伊吹徹大木史朗永谷悟一土井千恵子山本日出一坂本由英小野田允利小林一師黒田正貴世上真
第23話 1984年9月8日 色街 おんな怨み歌 胡桃哲
富田富美
お遊:三浦真弓、花菱屋:江角英明、野上陣十郎:高野眞二伊藤豪、美保代:牧口昌代、三沢:小池雄介原口三和子、吾妻屋:鶴田忍天草四郎津野哲郎森大河一ノ瀬浩道竹内久和川口千晴坂田祥一朗
第24話 1984年9月15日 魔の甲州路暴れ旅 和久田正明 岡康季 お蝶:風祭ゆき、京極雅楽頭:木村元紗貴めぐみ、丹羽:中村竜三郎北條清嗣倉島襄北九州男、伊佐山久造:溝口舜亮、戸塚孝、若い女:中原美樹
第25話 1984年9月22日 絶唱! 幻の夫婦花 土橋成男 大久保直実 秀松:丹波義隆、お京:秋谷陽子、勘五郎:浜田晃、松浦甲斐守:大林丈史、源造:中田譲治石崎洋光保科三良、岩瀬威司、泉よし子大蔵晶江藤漢渡辺有希子?川豊英本名陽子岡村真美荻野直樹
第26話 1984年9月29日 さらば隠密同心 山崎巌 長谷部安春 志乃:早川絵美、柳生仙之助:下塚誠、多吉:柴田侊彦、おみね:今出川西紀吉中六加藤大樹鹿島信哉、岩瀬威司、武藤積弘竹部かほり五味正雄、南原守膳:和崎俊哉 隠密同心(主水正チーム)解散

平成版第1シリーズ

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト 備考(役名は当て字)
第1話 1990年10月12日 隠密同心参上! 小川英
中野顕彰
胡桃哲
江崎実生 田沼意次藤岡琢也、真善和尚:ケーシー高峰、大山勘助:加藤武、北泉義之:田中明夫、大山道場の師範:多々良純、川辺:亀石征一郎、山中忠次郎:葉山良二、西澤半兵衛:山田吾一、与作:樋浦勉、前原:高野真二、北泉主税:辻萬長、森:粟津號根岸一正椎谷建治夏木ゆたか荒勢、瓦版屋:でんでん野見山夏子日原浩福田有美子戸塚孝村上久勝 2時間スペシャル
OPなし
EDロングバージョン
新隠密同心結成
第2話 1990年10月19日 賽の目に泣く父娘の絆 山崎巌 居川靖彦 佐七:橋本功、唐津屋:内藤武敏、おしん:万里洋子、口入屋源造:浜田晃、浜田屋:高城淳一、黒川主膳:山本清河原さぶ寺杣昌紀川口敬史新富重夫奈須真司北斗辰典
第3話 1990年10月26日 神隠し! 悲しい母子の秘密 大西信行 長谷部安春 おたね:沢井孝子、和助:垂水悟郎、山城丹波:久富惟晴、川添:石山律雄、佐吾平:三角八朗、三吉:杉山裕紀
第4話 1990年11月2日 山男に抱かれた女 石川孝人 与助:阿部祐二、山上陣内:睦五朗、松崎屋庄三郎:加藤和夫、伝右衛門:永井秀明、口入屋勘造:井上博一唐沢民賢友金敏雄宮城健太郎森一太田久美小寺大介村上幹夫酒井郷博浅野健太
第5話 1990年11月9日 対決! 隠密同心VS火盗改め 山崎巖 居川靖彦 仙吉の母:水野久美、仙吉:澤登伸一、おりん:伊藤真美、南条新太郎:中田博久、杉本典膳:小林勝彦、医者:河合絃司奈辺悟堰会美保子
第6話 1990年11月16日 美女連続失踪! 女の館に潜入せよ! 大西信行 お竜:山本みどり、桜田剛右衛門:田中浩、上総屋総兵衛:北町嘉朗、不動の権三:重久剛一、檜山大膳太夫:久保忠郎福岡正剛千葉裕子高岡良平小川翼窪園純一矢野いずみ有名恵子広瀬清一園田正美
第7話 1990年11月23日 魔の黄金地獄を暴け! 武末勝 関本郁夫 お美代:未來貴子、辰吉:加藤純平、磯部権九郎:遠藤征慈、河内屋:早川雄三、大倉典膳:中村孝雄武藤章生矢野宣大村波彦山中康司辻靖美奈須真司長谷川千佳平田まり和田真理子山本真由美
第8話 1990年11月30日 小さな目撃者の危機! 大平洋 弥吉:小栗一也、近江屋伊右衛門:長谷川明男、おしず:木村弓美、織田和直:原口剛、おみつ:中野美穂(子役)、丸太屋勝造:大木正司、笹伝十郎:伊東和則若林哲行竹井美佳谷津勲荻原紀龍駿介
第9話 1990年12月7日 無差別殺人! 辻斬りの正体を暴け! 山崎巌 岡康季 長田真之助:高岡健二、久松頼母:土屋嘉男、妙:三浦リカ、依田左馬介:白竜入江正徳宇尾将亜吉見純麿安威宗治松本じゅん岡村典子杉村由紀
第10話 1990年12月14日 御用金強奪! 操を賭けた仇討 いずみ玲 白井政一 志乃:安永亜衣、榊原刑部:和崎俊哉、鳴海屋伝造:黒部進、小倉伊織:新兵衛(幕末塾)、間垣:吉佐登戸塚孝北斗辰典星野晃須部浩美佐藤孝助花村誠一郎高橋千夏
第11話 1990年12月21日 怪盗霞小僧! 獄門の罠を突破しろ 胡桃哲 宮越澄 小野寺作左衛門:河原崎建三、川茂益蔵:中井啓輔、西崎豊前守忠之:小沢象、下田作兵衛:吉田豊明久仁亮子原田千枝子花上晃佐藤孝雄田中洋介小林令子森岡隆見藤井映子
第12話 1991年1月11日 死を呼ぶ剣鬼! 父子に迫る邪悪剣 中野顕彰 西尾数馬:平泉成、富岡一刀斎:内田勝正、小笠原監物:石橋雅史、大屋:庄司永建、島崎左内:松本朝生塙紀子中山竜三重水直人大念寺誠上原由恵矢山治佐藤和雄小林令子牧野友美
第13話 1991年1月18日 新宿 地獄宿を潰せ 武末勝 居川靖彦 安右衛門:藤木悠、おせん:伊藤真美、佐吉:荒谷公之、勘五郎:江幡高志、白野甚内:江見俊太郎野添義弘、稲葉平八郎:森一、三次:高井清史薗田正美広瀬清一鈴木実加藤三千恵相沢美樹
第14話 1991年1月25日 暗殺集団を葬れ! 山崎巌 岡康季 相良:佐久田修、小菊:大寶智子、島田主膳:石田太郎、伊藤屋:唐沢民賢深作覚戸塚孝大島光幸本城裕小田島隆山口令年脇田栄雄吉田愛弓
第15話 1991年2月1日 命がけの逃亡者 中野顕彰 長谷部安春 おあき:遠藤真理子、朝吉:美角優介、五十嵐:椎谷建治、今村左内:中村孝雄、おあきの父:相馬剛三、佐兵衛:若林哲行北斗辰典荻原紀林寛一
第16話 1991年2月8日 姫君危機一髪! 秘めごとの恋 いずみ玲 白井政一 綾姫:伊藤智恵理、富永定憲:原口剛、和尚:森章二、藤堂河内守:志賀圭二郎、大槻大膳:秋沢秀介杜澤泰文鎌倉俊明松浪志保須部浩美長谷川純代相沢美樹奈須真司大竹義夫佐藤孝輔日吉孝明
第17話 1991年2月15日 十手秘話 娘目明し一番手柄 胡桃哲 大久保直実 お秀:浜田朱里、吉野屋友吉:下塚誠、北島軍兵衛:宮口二朗、升造:江角英明、高坂左馬之助:黒部進、才次:大林丈史星野晃村上幹夫佐藤和雄北斗辰典
第18話 1991年2月22日 吉原恋模様 居残り新十郎 中野顕彰 山城新伍 佐八:山田辰夫、玉菊:生田智子、小笠原和喜:睦五朗、山形屋伍平:菅貫太郎、遊女屋の主人:小島三児、卯助:三角八朗、小雪:木築沙絵子、源造:早川純一田嶋基吉湯田邦晶荻原紀加藤茂雄門脇三郎高山千草
第19話 1991年3月1日 女ねずみ小僧秘話! 仇討ち佐渡情話 石川孝人 居川靖彦 おりょう:芦川よしみ、黒崎刑部:川辺久造、岩見屋吉兵衛:長谷川弘、伊造:野中二郎、旗本:高井清史吉中六野添義弘戸塚孝浅野健太薗田正美大島光幸有賀秦三増島剛之清水進一根本明江
第20話 1991年3月8日 血欲にまみれた辻ヶ花染 杉昌英 杉村六郎 染吉:草薙幸二郎、伊助:米山善吉、おいと:遠藤眞希、伊勢屋:早川雄三、鬼熊:丹古母鬼馬二、瀬川忠幸:金子研三北斗辰典星野晃大藤登谷津勲
第21話 1991年3月15日 血ぬられた友情 大平洋 岡康季 永井新吾:藤堂新二、但馬屋重蔵:石田太郎、桜井新助:高川裕也、本多弾正:松本朝生、青山大膳:小笠原弘、小雪:徳元かずみ新海丈夫本城裕舛田徳寿
第22話 1991年3月22日 恐怖の逃がし屋 胡桃哲
久保田圭司
大久保直実 深町竜太郎:篠塚勝、およう:玉岡加奈未、朽木田無幻:遠藤征慈、塚原:浅見小四郎山根久幸大島光幸にしうちあきら長澤隆相沢美樹大野善博斎藤由里鈴木実小田島隆重水直人深作覚
第23話 1991年3月29日 賭場破り桜吹雪 山崎巌 江崎実生 佐吉(遠山景清):堤大二郎(友情出演)、大門辰五郎:和崎俊哉、内山玄章:八名信夫、田代義次:田口計、鹿野主膳:加藤和夫、弁天の辰:カルーセル麻紀、沢村安之介:千波丈太郎、平出幹二郎:堀田真三、大門正太郎:阿川藤太松井千佳戸塚孝奈須真司笹森みみ森恒夫清水忠前田恵子清水望帆佐々木順子北斗辰典小田嶋隆 2時間スペシャル
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平成版第2シリーズ

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト 備考
第1話 1991年10月11日 五万両の謎 やわ肌いれずみ秘帳 山崎巌 関本郁夫 おみつ:未來貴子、佐吉:石田新、源次:山西道広、金竜:朝比奈順子中田石翁高城淳一、片山:宮口二郎、唐津屋:灰地順、浪人:金子研三森一大島幸光伊藤敦史岡田正典高市好行根本達雄芦沢孝子春日亀千尋北原歩 2時間スペシャル
EDロングバージョン
小笠原、新隠密支配着任
第2話 1991年10月18日 隠密に惚れた女 中野顕彰 白井政一 おあき:三浦リカ、丸目監物:小林勝彦、丸目の配下:中村孝雄、喜助:海津亮介、黒瀬:荻原紀、大山主膳:大竹義夫伊予博史川内春樹門脇三郎後藤修
第3話 1991年10月25日 娘スリ・深川慕情 いずみ玲 大久保直実 かわせみのお京:北原佐和子、清吉:宮下直紀、石川備前守:佐原健二、丑寅の五郎蔵:西田良友金敏雄野口ふみえ福岡正剛浅見小四郎星野晃本庄和子谷代浩幸山本寛加藤治北斗辰雄藤森ルリ子
第4話 1991年11月1日 父上が残した謎を追え! 中野顕彰 長谷部安春 小雪:大川陽子、藤崎玄十郎:森下哲夫、藤崎主税:藪下博文(子役)、阿部頼母:早川雄三、日下:椎谷建治、稲葉:古岡一郎辰馬伸伊藤洋三郎宮沢正北原歩谷代浩幸米澤浩
第5話 1991年11月8日 蛍のいのち もっと生きて輝いて 大平洋 小澤啓一 蛍:立原ちえみ、永井主膳:中田浩二、伊藤屋重兵衛:原田清人、弥七:江角英明、三吉:粟津號、清吉:阿川藤太野中二郎高野良平出口博久田野良樹牧原一義谷津勲中沢敦子伊奈由美子
第6話 1991年11月15日 密通無情 山崎巌 長谷部安春 脇田竜太郎:佐藤仁哉、千鶴:山本郁子、関口庄之助:下塚誠、関口健太郎:鎌手宣行(子役)、宗田甲之助:山本清、時津屋甚助:長谷川弘松川信竹内靖市川勉
第7話 1991年11月22日 闇に消えた逃亡者 久保田圭司 小澤啓一 十佐:池田政典、お紺:加藤由美、北山隼人正:高野真二、山崎屋:灰地順、浪人:武藤章生、弥蔵:根岸一正金子研三木村栄伊藤正博藤田啓而山崎満高崎隆二秋月美有紀松原彩
第8話 1991年11月29日 少女は見た! 蘇る地獄絵図の記憶 胡桃哲 岡康季 隼人の軍兵衛:中田博久、勝造:河原さぶ、盗ッ人の親分:三角八朗、お美代:中野美穂(子役)、大場甚左衛門:中村孝雄、圭吉:田村貫岡田正典平井隆博岡本征雄柴田美保北斗辰典米澤浩田中正太郎大竹修一宮田博一
第9話 1991年12月6日 揺れる愛憎 過去を秘めた女 いずみ玲 岡康季 おゆき:岩本千春、弥助:米山善吉、巳之吉:海津亮介、大黒屋喜兵衛:森章二、小田惣右衛門:小笠原弘、山形屋伍平:石山雄大吉中六新海丈夫久保晶ト字たかお山中康司田中正太郎森喜行
第10話 1991年12月13日 美男美女恐怖の神隠し 武末勝 白井政一 仁吉:北村行正、お駒:桑田和美、関絋斎:杜澤泰文、大野但馬守:脇坂奎平、江戸家老:久木念、藩士:荻原紀山本真由美花悠子市川さきこ松永太郎田中正太郎川崎季如高橋政則清水進一武田和明三上伸次
第11話 1991年12月20日 五万石騒動! にわか若君との哀しき初恋 大平洋 大久保直実 草太:西川弘志、楢󠄀原:左右田一平、織田刑部:原口剛、内藤宗憲:加藤和夫、大滝:中田譲治、三田村数馬:長谷川恒之相馬剛三城谷光俊奈須真司岡村学村上久勝大念寺誠丸山秀也
第12話 1991年12月27日 除夜の鐘 江戸は燃えているか 山崎巖 大久保直実 はな:大沢逸美、風の佐平太:佐藤仁哉、黒蜘蛛の源蔵:井上博一、島田左近:小瀬格今井耐介小笠原裕子高橋千代美谷代浩幸橋本一輝森下明、娘目明し:大石加奈子
第13話 1992年1月10日 無情の町 有情の町 大平洋 白井政一 おしの:浅野愛子、幸吉:山中康仁、庄太:山崎勘太、近江屋重兵衛:森幹太、内藤勝信:辰馬伸、鬼沢:小倉雄三、女将:原田千枝子、辰三:石原辰己後藤修鎌倉俊明小寺大介逸見慶子
第14話 1992年1月17日 じゃじゃ馬勘当娘 涙の恩返し 中野顕彰 金佑彦 お京:北原佐和子、木曽屋喜兵衛:深江章喜、喜平:小鹿番、おさと:上野めぐみ、佐平次:大林丈史、加納義量:宮口二郎松本朝生村野友美甲斐道夫重水直人石川秀樹喜多ゆかり椿田昇耶松平友樹春田智絵
第15話 1992年1月24日 阿片地獄! 復讐の怨み肌 いずみ玲 猪崎宣昭 お初:杉田かおる、久世右京亮:菅貫太郎、能登屋弥左衛門:鶴田忍、お園の亭主:佐久田修、お園:小野沢智子、浪人:浅見小四郎藤崎卓也吉中六田嶋基吉千葉裕子原田晴美山崎広久川下敦史高橋豊原麻衣
第16話 1992年1月31日 母恋道中 危うし八万石! 胡桃哲 猪崎宣昭 伊佐吉:関根信行、坂巻勝之助(新太):吉田友紀、お俊:和田有加、坂巻主計頭:田口計、秋葉修理:深水三章、お牧の方:相沢美樹、殿村内記:大場健二志賀圭二郎北斗辰典舞小雪執行佐智子小田島隆大久保運加藤茂雄大山豊高山千草
第17話 1992年2月7日 抜け荷の闇を追え! 大工原正泰 白井政一 巳之吉:江藤潤、叶屋喜平次:内田直哉、おこう:生田智子、村岡右京亮:原口剛荻原紀後藤修伊予博史角田よしこ太田久美佐藤文太郎
第18話 1992年2月14日 面影の女 隠密同心が消えた! 大平洋 白井政一 お夕:斎藤林子、潮典膳:横光克彦、伊藤屋宗兵衛:穂積隆信、多十:三角八朗、澤井将監:永井秀明稲吉靖司長谷川恒之原田千枝子藤田典子阿部六郎
第19話 1992年2月21日 極悪非道の罠! 悲しみの島帰り 中野顕彰 岡康季 冬吉:丹波義隆、お葉:山本ゆか里、和助:田中浩、菊池政義:堀田真三、升屋徳兵衛(風の喜三郎):江角英明、川瀬源之介:根岸一正福田正剛山崎広久大島光幸阿部光子高崎隆三浦野眞彦広瀬清一宮沢正高橋玲子
第20話 1992年2月28日 恐怖の人狩り! 隠密同心新参!! 山崎巌 岡康季 坂巻:鈴木瑞穂、庄吉:高川裕也、相良修理亮:石山律雄、向井竜太郎:金子研三相馬剛三山口夏海市川浩三浦由貴子 お仙、隠密同心に拝命
第21話 1992年3月6日 江戸城八孔の謎を解け! 胡桃哲 大久保直実 川久保塔馬:篠塚勝、小りん:岡本舞、新庄内膳:黒部進、野々村:辰馬伸、藤井:中田譲治、掛田誠ドン貫太郎蘭江徹丸山秀也藤田啓而羽生田信ただのあっ子山口杏子
第22話 1992年3月13日 地獄から来た虚無僧 武末勝 大久保直実 佐吉:新井つねひろ、お志乃:伊藤真美、岩崎典膳:加藤和夫、木曽屋総右衛門:早川雄三、黒田右近:石山雄大、戸部陣九郎:伴直弥久保晶川口節子鹿島信哉谷代浩幸猿田修二大道寺俊寛米沢浩宮田博一
第23話 1992年3月20日 浮世絵は殺しの匂い 久保田圭司 猪崎宣昭 吉川千四郎:河原崎建三、木津屋(大場伴六):江幡高志、水野修理:吉澤健、浪路:浅見美那、お雪の方:呉恵美子、堀田備中守:奥野匡、三浦対馬守:野添義弘、大場の配下:松川信森一原田千枝子大山豊村上幹夫篠田薫稲川善谷津勲奈須真司高市好行酒井麻吏原田晴美吉見尚子
第24話 1992年3月27日 隠密同心最後の闘い! 大工原正泰 猪崎宣昭 田沼意次青木義朗、小六:山田辰夫、本間主膳:小沢象、池田丹後守:水村泰三、山崎屋:入江正徳、村瀬源四郎:甲斐道夫松本幸三今井耐介、娘目明し:大石加奈子 隠密同心(小笠原チーム)解散

劇場映画版

隠密同心・大江戸捜査網
監督 松尾昭典
脚本 小川英胡桃哲
製作 元村武小川清澄内藤三郎
製作総指揮 国保徳丸
出演者 松方弘樹
瑳川哲朗
土田早苗
かたせ梨乃
中村竹弥
岡田奈々
伊吹吾郎
大和田獏
三船敏郎
音楽 玉木宏樹
撮影 山田一夫
編集 井上親弥
配給 東宝
公開 1979年12月1日
上映時間 86分
製作国 日本
言語 日本語
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放送していた東京12チャンネルの開局15周年企画として、1979年12月1日に劇場版が公開された。配給は東宝。併映は岡本喜八監督『英霊たちの応援歌・最後の早慶戦』。

物語は将軍の御落胤を巡る、松平定信失脚を図る鳴神鉄山と、松平定信・隠密同心達の暗闘を描いている。芦田が鉄山を、三船が松平定信を演じた。

ストーリー

  • 寛政11年、秋、10数人の侍たちが、武州小牧村を襲い、村人達を斬殺した。そのころ、江戸では、老中松平定信の邸に、将軍家斉の御落胤と称する徳川信吾と用人・稲村重兵衛が訪れ信吾は2年前に亡くなった家斉側室・お牧の方の子で、18歳だと言い、将軍との対面を6日以内に取りはからうように申し入れた。

出演者

大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る!

大江戸捜査網2015
〜隠密同心、悪を斬る!
ジャンル テレビドラマ
企画 元村武(Gカンパニー、企画監修)
脚本 山本むつみ
監督 猪原達三
出演者 高橋克典
藤原紀香
夏菜
柄本時生
村上弘明
ナレーター 山寺宏一
製作
制作 テレビ東京
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2015年1月2日
放送時間金曜18:00 - 23:10
回数1
公式サイト
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大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る!』(おおえどそうさもう2015 おんみつどうしん あくをきる)のタイトルにより、テレビ東京系で毎年正月に放送されているYAMADA新春ワイド時代劇で、同局の開局50周年記念特別企画として2015年1月2日に放送された。

キャスト

本作での隠密同心は、歴代のシリーズに登場した隠密同心の名前を再利用している。

  • 十文字小弥太:高橋克典
    • 表向きは珊次郎(さんじろう)として、粋な江戸の遊び人を名乗っているが、その腕前を内藤勘解由に見込まれて隠密同心となる。
    • 元々は、名字帯刀を許された豪農の出だったが、凶賊に一家を惨殺された際に侍が役に立たなかったことから、侍嫌いとなり無宿人になる。剣の腕前も一流であり頭脳明晰な、隠密同心の筆頭格である。
  • 井坂十蔵:村上弘明
    • 剣の腕も確かな実直な人情肌の浪人。元々は、歴とした侍だったが、目付の人足締め上げによる暴動の責任を取らされ、浪人となった過去があるため、幕府を毛嫌いしている。
  • 稲妻お竜:藤原紀香
    • 剣術も学んだ御家人の家の娘だが、貧しい暮らし故に芸者となる。
    • 表向きは玉竜(たまりゅう)という芸者として、情報探索の役目を負う。
  • 不知火お吉:夏菜
    • 父は義賊の不知火吉兵衛であり、内藤勘解由の計らいで減刑された恩義から、いち早く隠密同心となる。錠前破りもお手の物で、普段は男勝りの鯔背な魚屋である。
  • 榊原長庵:柄本時生
    • 飄々とした若者だが、杉田玄白に師事した優秀な蘭学医であり、優れた検死官でもある。元々は内気な性格であり、町道場で稽古に励んでいた。お結に思いを寄せていたが…。
  • 秋草新十郎:松岡昌宏
    • 養子に出された先の義父が同心株を買ったことから、同心となって北町奉行所勤めとなる。当初は、何かと珊次郎と対立する。
  • 田沼早苗:波瑠
    • 田沼意次の娘。並外れた記憶力(瞬間記憶能力)を持ち、珊次郎に惹かれる。
  • 平賀源内小林稔侍
    • 表向きは死罪となっていたが、田沼意次の計らいで生きており、早苗を匿っている。
  • 春朗(後の葛飾北斎):永井大
    • 源内と早苗と行動を共にする若者。元は、田沼意次に仕える間者であった。
  • 松平定信加藤雅也
    • 田沼意次に代わって老中となり、内藤勘解由に隠密同心を結成させた。
  • 内藤勘解由:里見浩太朗
    • 旗本寄合跡で隠密支配。江戸の治安を守るべく、珊次郎達を集めて隠密同心を結成した。
    • 表だって感情を露わにすることはないが、誰よりも珊次郎達を案じている。
  • 田沼意次瑳川哲朗
    • 経済と文化を活性化させたが、賄賂が蔓延る政治をもたらしたとして、老中の座から失脚した。
  • 松島(御中臈):かたせ梨乃
    • 御台所付き。家斉の女癖の悪さを案じ、憤りこぼしていたが御台所に窘められた。
  • お栄(お道の母親):山口いづみ
  • 一橋治済御三卿一橋家当主):西村雅彦
  • 伊兵衛(隠密同心の集合場所 わび助の主人):笹野高史
    • 元は吉兵衛の配下で、お吉をお嬢と呼ぶ初老の主人。隠密同心の集合場所としてわび助を提供する理解者。
  • 町村典膳(北町奉行):榎木孝明
  • 巴屋忠兵衛(吉原の楼主):鶴田忍
  • 蔦屋重三郎(版元):山田純大
  • お結(伊兵衛の孫娘):新川優愛
  • 山川喜八郎(十蔵の元部下):宮川一朗太
  • 近衛寔子(家斉の正室(御台所)):小芝風花
    • 家斉の御台所となるが、夫は女癖が悪くあまり省みられていない様子。
    • 松島が家斉の女癖の悪さに憤っていたが、「将軍家には跡継ぎが必要です」と窘めた。
  • 五十鈴屋の女将:滝沢沙織
  • 山川智寿(山川喜八郎の娘):谷花音
    • 父喜八郎亡き後、新十郎のもとに身を寄せる。
  • 善太(瓦版屋):林家三平
    • 珊次郎達の知り合いの瓦版屋で、情報提供者である。
  • 平太(瓦版屋):スギちゃん
    • 善太と何かにつけて張り合うライバルの瓦版屋。
  • 田沼意知高知東生
    • 意次の嫡男。江戸城内で、佐野善左衛門(後述)に斬殺された。
  • 佐野善左衛門佐野圭亮
    • 江戸城内で、田沼意知を斬殺。その後、江戸市民から「世直し大明神」と褒め称えられた。
  • 川路左太夫(根来衆の棟梁、治済の配下):小沢和義
  • 孫六(寄場の人足):近藤芳正
  • 島津重豪(寔子の父、薩摩藩第8代藩主):伊吹吾郎
  • 徳川家斉江戸幕府11代将軍):小澤亮太
    • 先の将軍・家冶の後を継ぎ、征夷大将軍となるが女癖が悪い。そのせいか『オットセイ将軍』と渾名された。
  • 中瀬彦十郎:和田聰宏
  • 松原裕之介:嘉島典俊
  • 切見世の遊女:宮地真緒
  • お道:松本花奈
  • 海原かなた増田修一朗ひろみどり白井滋郎峰蘭太郎稲田龍雄 ほか

スタッフ

隠密同心の組み合わせ

時期ごとの隠密同心の組み合わせを以下に記す。なお、1980年3月22日~1980年5月3日には高瀬春奈演じる矢車おもんが、1981年5月9日~1981年9月26日には中島ゆたか演じる矢車お菊が出てくるが、これは稲妻お竜:土田早苗の一時的な代役で、OPにはクレジットされていないのでこの表からは除外した。

シリーズと放送期間 シリーズ  主人公 浪人・男隠密同心 芸者 魚屋(遊び人や補佐) 隠密支配
1970年10月3日 1971年9月25日 1 杉良太郎 瑳川哲朗 梶芽衣子 岡田可愛 中村竹弥
1972年4月3日 1973年3月17日 2  
1973年9月22日 1974年3月16日 3 古城都 江崎英子
1974年3月23日 1974年11月16日 3 里見浩太朗 安田道代
1974年11月23日 1975年3月15日 3 〃・山口いづみ
1975年3月24日 1976年9月25日 3 山口いづみ
1976年10月2日 1977年9月17日 3 土田早苗 志穂美悦子
1977年9月24日 1978年4月8日 3 安西マリア
1978年4月15日 1979年9月15日 3 かたせ梨乃
1979年9月22日 1981年9月26日 3 松方弘樹
1981年10月3日 1982年9月25日 3 〃・南条弘二 岡江久美子 大山勝巳
1982年10月2日 1983年5月14日 3 〃・〃 夏樹陽子 山田由紀子
1983年10月1日 1984年3月31日 3 〃・〃 清原美華 黒沢良
1984年4月7日 1984年9月29日 並木史朗 三浦浩一橋幸夫 佳那晃子 瑳川哲朗
1990年10月12日 1991年3月29日 90年版 橋爪淳 京本政樹隆大介 中村あずさ 吉野真弓 田村高廣
1991年10月11日 1992年3月27日 91年版 京本政樹 荒井乃梨子 和崎俊哉
2015年1月2日 2015 高橋克典 村上弘明 藤原紀香 夏菜 里見浩太朗

ネット局

このシリーズはTXN誕生前からの放送だったこともあり、TXN系列局でも同時ネットしていない回が多いという特徴がある。このため、各地域ごとに解説する。

関東広域圏
東京12チャンネル→テレビ東京(制作局、1973年11月以降は同一法人。1981年10月1日社名変更)
  • 昭和期:土曜 21:00 - 21:56→21:55→21:54(『新‐』を含む)「日産劇場」の字幕は、提供スポンサー表示テロップベースでオープニング画面から後付けされて表示された。
  • 平成期:金曜 21:00 - 21:54
  • その後同時ネットに移行した地域は上記時間で放送。
大阪府
毎日放送(MBS、当時12ch系列の準キー局。1981年末まで)→一時休止→TXN テレビ大阪(開局は1982年3月)
  • MBSでは、日曜15:00 - 15:55→土曜13:00 - 13:55の枠で放送していた。ネットチェンジ前後とも日産自動車提供ではなくローカルスポンサーによる放送だった。
  • 再放送は朝日放送(ABC)で実施されることが多かった。
    • 1975年4月編成では、ABCで平日の16:00 - 16:55に帯放送されていたが、同局で同時期に放送されたNET・TBSの再放送番組と異なり(再)マークがないため、MBSから一時的に初回放送を移譲されたのか、過去の再放送を実施したのかは不明。
  • MBSの打ち切り後、テレビ大阪が土曜夜のサービス放送を開始するまでは放送が無かった。
中京広域圏
中京テレビ→TXN テレビ愛知(1983年9月開局)
  • 中京テレビは系列外にもかかわらず、当時出資していた日本経済新聞との関係や、当時の名古屋テレビとの変則クロスネットの名残から、12chとは準系列局的な関係があったことから、初期は日曜20:00に放送。途中から金曜16:15に変更となる。
  • 第3シリーズから土曜22:00の放送となり、1975年4月に日本テレビで放送を開始した『ウィークエンダー』のゴールデンでの放送を拒否したため土曜22:00の枠を維持していた。1975年10月に『ウィークエンダー』のプライム帯での放送を開始してからは、金曜19:00に移動[5]。その後、1977年4月から金曜22:00での放送となり、中京テレビでの末期は土曜23:55からの放送となった。
  • 中京テレビではキー局と同じく『日産劇場』として、冒頭の「世界の恋人」入りの提供クレジットも含めての、日産グループの一社提供という形でネットしていた。後に継承したTXN系のテレビ愛知も同様。なお岐阜放送三重テレビへの継承はなかった(版権が切れた後は放送)。
岡山県・香川県
テレビ岡山(OHK、昭和編のみ放送)→テレビせとうち(平成橋爪編のみ放送、1985年10月開局)
  • OHKで放送されていたが放送時間は不明。ただし平日14:00に再放送されていた。
  • テレビせとうち開局後は、昭和編の放送を1990年代半ばまで平日14:00から放送されていた。2013年2月より朝のドラマ再放送枠【おはようドラマ】にて、杉良太郎出演版を再放送。2014年12月現在、松方弘樹版を再放送している。
山陽放送(RSK)でも放送された。
北海道
北海道放送(HBC、第1シリーズのみ放送)→北海道文化放送(uhb、昭和編のみ放送)→TXN テレビ北海道(平成橋爪編のみ放送、1989年10月開局)
  • 放送開始当時、HBCで毎週土曜日の午後に放送されていた。
  • uhbでは、水曜(1976年9月まで)と木曜(1982年3月まで)の22:00 - 23:00の時間帯をローカルセールス枠としていたため、昭和編を1976年まで木曜22:00 - 22:54の枠で放送し、水曜日のフジ系列同時枠化に伴い、同じく東京12チャンネル制作の『金曜スペシャル』を水曜から移動させたため[6]、土曜正午からの放送に移行した。スポンサーは、北の誉酒造とダイヤグロ紋付だった。この関係で、関西テレビ制作の全国ネット番組『凡児の娘をよろしく』→『恋のトリプルチャンス』→『三枝の爆笑美女対談』が、土曜午後に遅れネットとなっていた。
  • uhbでの昭和編ネットが終了した後、HBCが再放送扱いで平日の17時に放送していた。
  • テレビ北海道は平成編をフルネットしたが、全道ネットワークの整備が困難だったため見られない地域の方が多かった。
福岡県
RKB毎日放送(RKB、昭和編のみ放送)→休止→TXN TVQ九州放送(TVQ、最終シリーズのみ放送、1991年4月開局)
  • 昭和編放送期間中、福岡県苅田町に日産九州工場(現:日産自動車九州)が開業したという事情があり、RKBが開始時期不明ながら昭和編を最後まで日産自動車をメインスポンサーとして日曜10:00 - 10:55→日曜23:56-月曜0:51→金曜深夜→土曜13:00 - 13:55(2週遅れ)に放送していた[7]
  • TVQ開局が平成橋爪編第1シリーズ終了後のため、同時ネットは最終シリーズのみで、ほかは朝9時台のアンコールドラマ枠で放送した。
  • TVQ開局後の再放送で杉編に関しては、日曜日の早朝に放送されていた。これは『眠狂四郎シリーズ』でも同様の再放送となった。
  • 昭和50年代後半には、午前中に杉編を九州朝日放送テレビ西日本で時差放送されていた時期もあり、一方のRKBでは、昭和61年夏ごろに里見編を平日17:00 - 18:00枠で再放送。よって、4局時代からTVQ開局後も、福岡地区ではFBSでの放送実績は無い。
その他地上波
  • 山口県では12ch時代からテレビ山口で土曜24:30から放送。
  • 新潟県では12ch時代から新潟総合テレビで日曜15:15(1983年10月以降は15:00)から約2ヶ月遅れで放送。
  • 宮城県では12ch時代からの作品を1980年代まで仙台放送で放送(当初は日曜午後放送→土曜13:00 - )していた他、東日本放送が1980年代に初期作品(杉~里見編)の再放送を平日10:00から行っていた。なお、橋爪編については、東北放送2009年4月から5月にかけてpart1を、2009年8月からはPART2を『ドラマシアター』枠(9:58 - 10:50)で放送。
  • 広島県では、中国放送が土曜午後に放送していた他、広島ホームテレビが、初期作品(杉〜里見編)の再放送を行っていた。
  • 沖縄県では、沖縄テレビ放送が昭和編第一期のみを土曜深夜に放送していた。
  • TOKYO MXでは2009年8月から、杉良太郎出演の昭和編第1シリーズより順次継続して放送されていた。
  • 奈良県では、奈良テレビ放送では2012年1月から、杉良太郎出演の昭和編第3シリーズより順次継続して放送。
  • 埼玉県では、テレビ埼玉では2012年6月から、杉良太郎出演の昭和編第3シリーズより順次継続して放送。
  • 長崎県では、テレビ長崎が土曜深夜に放送していた。
  • 愛媛県では、南海放送が木曜深夜に放送していた。
  • 静岡県では、静岡放送(SBS)が当初、里見編の途中まで水曜16時台に放送していたが( - 1979年6月)、同年7月に静岡第一テレビ(SDT)が開局するのを受けて、それまで火曜日22時台のローカルセールス枠で放送されていた「グランド劇場」が、SDTの土曜21時台に移動するのに伴い、SBSでの同番組の後番組として火曜日22時枠に移動し、放送した[8]。なお、平成橋爪編は第1・第2シリーズともに、土曜10時30分から放送していた。ちなみに1986年から1987年に掛けて、杉編の第1・第2シリーズがSDTの平日10時30分からの時代劇枠で放送されている。
衛星波
  • 時代劇専門チャンネル』では、2004年9月7日から2007年7月11日まで、第11話を除く、全715話[9]が再放送された。同チャンネルでは、2007年9月18日から2010年9月30日にかけて再び、第1話から再放送された。なお、第11話は原版破損のため、現在では放送できない。また、保存状態が比較的良くない作品を放送するときは、冒頭及び末尾にその旨を説明するテロップが挿入されている。
  • テレビ東京系列のBSデジタル放送局・BSジャパンでは、出演者の肖像権問題により(BSジャパンの当該項参照)開局以来放送できずにいたが、2010年4月4日から放送を開始。当初は日曜正午枠で毎週1話ずつ放送し、その後、月 - 木曜の正午枠で2011年12月5日まで連日放送されていた。視聴契約が必要な有料系専門局での放送を除くと初めての全国放送で、BSデジタルの受信に対応した受信機器があれば、日本全域で視聴可能だった。
  • 2014年1月6日から里見編第3シリーズ第27話から月 - 金曜の朝に再放送が開始された。2014年の1月から3月まで、月初めの1週間は2話連続で放送された。開始日は後述のDVDコレクション発売日の前日である。

パチンコ

藤商事からパチンコ台『CR大江戸捜査網』がリリースされ、2007年1月より、全国のパチンコ店に設置されていた。

制作の事情

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日産自動車の当時の宣伝部長の石原俊(後の日産自動車社長・会長・相談役)が、大の時代劇ファンで「土曜日の夜に時代劇を見たい」という後押しもあり、14年のロングランとなった[10]
番組開始冒頭では日産のコマーシャルソング世界の恋人」(シンガーズ・スリーバージョン。作曲:芥川也寸志/編曲:大野雄二)が30秒流れ、最後の数秒で「人とクルマの明日をめざす、技術の日産グループの提供でお送りします。」のあとに、オープニングとなった。また、(キー局での)本放送時のオープニング冒頭に『日産劇場』というテロップを挿入していた時期もあった。
『大江戸捜査網』の後輩番組(『テレビあっとランダム』など)は、日産が筆頭スポンサーになっているが、複数社提供になっている。
題名
放送開始時の時代劇ドラマは股旅物や主人公が単独のものが主流であり、複数人の主人公による集団捜査劇は異例である。そのため、初期はエリオット・ネス率いる捜査チームがアル・カポネを追い詰める、米国の集団捜査テレビドラマアンタッチャブルのタイトルを借りて、「大江戸捜査網 アンタッチャブル」という題名だった(杉編・第1シリーズ 第1話 - 第40話まで)。当時の日活は現代劇中心の制作体制を取っていたために、時代劇の制作ノウハウがなかったので、それを逆手に取り、現代劇の手法で時代劇を作ることを狙ったのが背景にあったという[11]
OP(横書き)では「捜査網」の下、台本(縦書き)では右に「アンタッチャブル」の文字があった[12]が、それをルビと解釈している関係者もいる。杉良太郎へのインタビューによると、初めは「大江戸アンタッチャブル」であり、世間から「時代劇にアンタッチャブルとは何事だ」と言われ、大江戸捜査網に変更をしたと語っている。また、作曲家の玉木宏樹も最初は大江戸捜査網に「大江戸アンタッチャブル」のルビがあったと述べている[13]。ただし、初期から次回予告では単に「大江戸捜査網」と読まれていてた。
日活と杉とテレビ局
杉良太郎はもともと、日活での映画出演歴がありながらも、他社で時代劇スターとしての知名度が上がりつつあった。この番組は、彼を再び自社制作で育てるために企画された、日活初のテレビ時代劇である。日活はテレビ時代劇の制作では後発だったために、東京12チャンネル(現:テレビ東京)に放送を依頼せざるを得なかった。
生みの親
『大江戸捜査網』の生みの親は元村武である。日活のプロデューサーとして、本作を企画した元村は、日活の事情で製作が打ち切られた後も、東京12チャンネルと日産自動車の意向で放送復活が決まると、三船プロダクションに移籍して『大江戸捜査網』の制作を続けた。その後、三船プロダクション重役にまで登りつめた元村は1981年、伊藤満らとともに、自ら制作会社・ヴァンフィルを設立し独立。

三船プロの実質製作は松方弘樹版で終了し、ヴァンフィルに移行した。半年で終了した『新・大江戸捜査網』から数年後、ヴァンフィルは解散し、ジーカンパニーとして、大江戸捜査網の新作を製作。1992年まで『大江戸捜査網』の制作を継続した。

スタッフ
本作は東京を本拠にして制作された。日活撮影所東宝ビルト、自社所有の時代劇のオープンセットをもった三船プロ、同様のオープンセットをもった国際放映生田スタジオの各所が使われた。時代劇の量産体制が整っている京都と違い、東京ではロケ地やスタッフが限られている中、黒澤組のスタッフ、東宝・大映のスタッフたちが集結し、良質の時代劇を作り続けた。東京での時代劇制作が途絶えた1985年以降、メインスタッフの多くは京都に招聘されている。[要出典]
出演者
流れ星おりん役のかたせ梨乃は売れっ子のCMモデルだったが、役者になりたい、大江戸捜査網に出たいと売り込みに来て出演することになった。胸が大きいため激しく動くとさらしがずれて胸が露出しそうになることが良くあり、何か所もピンで留めさせられた[14]
設定年代
作中の設定年代は、松平定信の老中在任期間から1787年(天明7年)-1793年(寛政5年)となる。東京12チャンネル神山安平映画製作部長は、番組開始当初「歴史的背景、出演者が使う小道具など時代考証はきちんと守りますが、セリフ回しやアクションなどは現代風に」と語っている[15]。ただし、設定年代より後の1830年代に実用化されたリボルバー式拳銃[16]が登場するなど、必ずしも時代考証は徹底されてはいなかった。

ソフト化

第1シリーズ
2004年にポニーキャニオンから発売。欠番の第11話を除き、第1話から第19話まで次回予告を含め収録。各巻単品の発売はされていないが、DMMぽすれんで宅配レンタルは行われている。
第3シリーズ
2000年にバップビデオから里見浩太朗主演期の厳選エピソードを2話ずつ収録したVHSが3巻発売。
2014年1月7日より、第3シリーズを厳選し各号4話ずつ収録した『大江戸捜査網DVDコレクション』(分冊百科)が、朝日新聞出版から月2回刊行されている。全75号の予定。次回予告は収録されておらず、DVD冒頭の断りの通り一部の台詞の音声がカットがされている。
平成シリーズ
2013年に全話収録したDVD-BOXがエイベックス・マーケティングから発売。
映画版
2001年にキングレコードからDVDが発売。

サウンドトラック

  • 2002年にキングレコードからCD「大江戸捜査網 オリジナル・サウンド・トラック」(KICS-2376)が発売。ジャケットに「アンタッチャブル」の文字があるが、第3シリーズの里見編製作の際に新録されたBGMを収録。全曲モノラル。オープニングテーマはTVサイズ1種のみ収録し、エンディングテーマは未収録。エンディングテーマ「ながれ橋」のアレンジBGMは「挿入歌いろはにほへと バリエーション」と誤って表記されている。

ブックレットには玉木宏樹(作曲)と合田豊(選曲)のメッセージを掲載。チャンバラシーンで多く使用された曲[17]などが未収録のため、選曲の不備にファンから不満の声が上がっている[18]。2014年10月に、これに新たに発掘された音源を20トラック追加して再発売された(KICS-3083)[19]。前述の曲は、音源を発見出来なかったといい、未収録のままだった。

  • 1979年、CBSソニーから劇場版の公開に合わせLPレコード「大江戸捜査網「隠密同心」オリジナル・サウンドトラック」(25AH-910)が発売。ステレオ録音されたオープニングテーマ、BGMと「燃えよ夕陽」の計12曲が収録されている。このサウンドトラックのCD化はオムニバス盤などに収録されたオープニングテーマを除いて実現していない。なお、「オーダーメイドファクトリー」でアルバムのCD化が企画され、2015年4月14日までに予約が規定数に達し次第、商品化される予定である[20]
  • 新世紀エヴァンゲリオン(テレビ東京系)の監督として知られる庵野秀明がテレビ東京ミュージック社長(当時)の金子明雄と飲んだ際、「金子さん!是非とも大江戸捜査網をLD化してくださいよ!それが駄目ならせめて番組音楽のCDだけでも出してください。お願いします!」と懇願し、金子が真剣に検討したという逸話がある[21]

脚注

  1. ^ Togetter/インヴィクタ序曲は @tamakihiroki 「大江戸捜査網のテーマ」のパクリか?玉木宏樹の2010年11月15日のツイート2014年1月27日閲覧
  2. ^ 「ちょんまげ天国 in DEEP 大江戸サラウンド仕様」(2003年ソニーミュージック、MHCL-289)など
  3. ^ 読売新聞1972年6月18日朝刊21面『隠密同心、沖縄に参上 東京12「大江戸捜査網」ロケ 一行、暑さに悲鳴』
  4. ^ 表記は異なる可能性あり
  5. ^ この改編によって、これまで金曜19:00で放送されていた『日米対抗ローラーゲーム』は、土曜17:00に移り、同時間でそれまで放送されていた日本テレビ系列の『金曜10時!うわさのチャンネル!!』は『ウィークエンダー』が放送されていた土曜23:45に移動した。
  6. ^ 『金曜スペシャル』は成人向けの内容が多く、昼間の放送に適さないためと考えられる。1982年4月以降は金曜深夜に移動
  7. ^ なお昭和編終了後のTXN日産枠番組『テレビあっとランダム』も、遅れネットで放送された福岡放送(FBS)で、日産がメインスポンサーとなっていた。
  8. ^ なお、『そこが知りたい』が同枠に移動してからの放送枠の扱いについては不明
  9. ^ 2時間スペシャル版が3話存在し、それぞれ1時間枠で分割放映しているため、全体の話数713話より多くなる
  10. ^ 「東京12チャンネルの挑戦」(金子明雄著、三一書房)p.140
  11. ^ 「東京12チャンネルの挑戦」p.139
  12. ^ 立命館大学ARCシナリオ検索システム 大江戸捜査網(アンタッチャブル) 初姿、花の喧嘩状(2015年2月11日閲覧)
  13. ^ 『大江戸捜査網 オリジナル・サウンド・トラック』(キングレコード)解説書
  14. ^ 「東京12チャンネルの挑戦」p.140-141
  15. ^ 読売新聞1970年9月10日朝刊23面『大江戸捜査網 東京12の型破り捕り物帳 アクションは現代風に』
  16. ^ 作中では短筒(たんづつ)、連発銃と呼ばれる。
  17. ^ 第3シリーズ第1話では隠密同心心得の条のシーンで使用。
  18. ^ カスタマーレビュー: 大江戸捜査網 オリジナル・サウンド・トラック/Amazon.co.jp2014年1月23日閲覧
  19. ^ 大江戸捜査網 オリジナル・サウンド・トラック/Amazon.co.jp2014年8月7日閲覧
  20. ^ オリジナル・サウンドトラック 大江戸捜査網「隠密同心」/Sony Music Shop2015年2月11日閲覧。
  21. ^ 「東京12チャンネルの挑戦」p.141

関連項目

  • 世界の恋人:日産自動車のテーマ曲。『大江戸捜査網』で初めて放送された。
  • Gメン'75:裏番組の刑事ドラマ。TBS系列。

外部リンク

前後番組

東京12チャンネル→テレビ東京 土曜21時台
前番組 番組名 次番組
大江戸捜査網(第1シリーズ)
土曜邦画劇場(第2期)
(21:00 - 22:26)
大江戸捜査網(第2シリーズ)
旅人異三郎
大江戸捜査網(第3シリーズ)
新大江戸捜査網
※本番組まで時代劇枠
東京12チャンネル 土曜21:55 - 21:56枠
旅人異三郎
(21:00 - 21:56)
大江戸捜査網(第3シリーズ)
(1973.9 - 1974.9)
【1分縮小して継続】
天気予報
(21:55 - 22:00)
【1分拡大して継続】
東京12チャンネル 土曜21:54 - 21:55枠
大江戸捜査網(第3シリーズ)
(21:00 - 21:56)
大江戸捜査網(第3シリーズ)
(1974.10 - 1975.9)
【更に1分縮小して継続】
天気予報
(21:54 - 22:00)
【更に1分拡大して継続】
テレビ東京 金曜21時台の時代劇枠
江戸中町奉行所(第1シリーズ)
大江戸捜査網(1990年)
あばれ八州御用旅(第2シリーズ)
あばれ八州御用旅(第2シリーズ)
大江戸捜査網(1991年)
江戸中町奉行所(第2シリーズ)
テレビ東京 新春ワイド時代劇
大江戸捜査網2015
(2015年)
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