小野ひずる

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おの ひずる
小野 ひずる
本名 小野 日出
生年月日 (1955-02-01) 1955年2月1日(69歳)
出生地 日本の旗 日本東京都
職業 女優
ジャンル テレビドラマ
配偶者 あり
著名な家族 小野千春(姉)
主な作品
テレビドラマ
仮面ライダーV3
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小野 ひずる(おの ひずる、1955年2月1日[1][2][3] - )は、日本の元女優。本名・小野 日出(読み同じ)[2][3]

東京都[3]杉並区出身[1]明星学園高等学校自由が丘産能短期大学卒業。

姉は、元女優で『笑点』の大喜利コーナーで座布団運びを務めたこともある小野千春[2][3]

来歴[編集]

姉・千春の誘いを受けて、芸能プロダクション・東京新社に所属[2]国立音楽大学付属高校1年のとき、ニッポン放送東芝ワイドワイドサンデー」に坂本九のアシスタントとして1年間出演したことがきっかけで芸能界に入る[1][注釈 1]。高校2年から明星学園に編入して本格的に活動する。

1972年(昭和47年)、『夕映えに明日は消えた』(東宝)でデビューするが[1][2]、作品自体は未公開となる。同年に「まえぶれ」(MGMレコード)でレコードデビュー[2]。同年10月より、フジテレビテレビドラマ『一姫二太郎』にレギュラー出演。当時の紹介記事では「今はセリフを覚えるのが精一杯で、間の取り方や表情までは気が回りません」と述べている[4]

1973年(昭和48年)、特撮テレビドラマ仮面ライダーV3』(毎日放送)で、ヒロインの珠純子を演じる[2][3]

23歳のとき、結婚のため芸能界を引退[1]

2007年(平成19年)、「ヒロインステーション2007Vol1」(大洋書房)[要文献特定詳細情報]の取材に応え、預かっている姉・千春の孫と共に久々に姿を見せた。

2009年4月26日のイベント『スーパーフェスティバル』でサイン会に登場。100人を超えるファンがサイン会に来場している。

2011年3月20日のFMラジオ『大相撲甚句』にゲスト出演したことがパーソナリティーのブログ[5]にて紹介されている。

出演作品[編集]

テレビドラマ[編集]

  • 緊急指令10-4・10-10 第13話「海獣半魚人の反逆」(1972年)- 南和子
  • 一姫二太郎(1972年) - 奈々
  • 仮面ライダーV3(1973年 - 1974年) - 珠純子
  • ボクは女学生(1973年)
  • 白い滑走路(1974年) - 沢京子
  • ウルトラマンレオ 第32話「日本名作民話シリーズ! さよならかぐや姫 - 竹取り物語より - 」(1974年) - 中島弥生(かぐや姫)
  • 破れ傘刀舟悪人狩り
    • 第23話「母恋い童唄」(1975年)
    • 第37話「傷だらけの烙印」(1975年)
    • 第72話「闇に咲いた渡世花」(1976年)
    • 第115話「十八年目の女」(1976年)
  • 三日月情話(1976年)
  • 特別機動捜査隊 (1976年)
    • 第754話「ドキュメント・暴行」 - 池上夏子
    • 第784話「女子高生と野獣」 - 小田切慶子
  • 太陽にほえろ! 第218話「殿下とスコッチ」(1976年) - 松山綾子
  • 5年3組魔法組 第35話「ステキー鬼姫先生」 - 第41話「くたばれ魔法組!」(1977年) - 乙竹姫子先生
  • 大江戸捜査網 第281話「雨の朝江戸に死す」(1977年) - おなつ

その他のテレビ番組[編集]

映画[編集]

ディスコグラフィー[編集]

  • 「まえぶれ」

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1973年の紹介記事では、千春がラジオ収録の際、忘れ物を届けに行った際にスカウトされたと紹介されている[3]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 『仮面ライダーV3大全』双葉社、2001年、44頁。ISBN 4-575-29235-4 
  2. ^ a b c d e f g OFM仮面ライダー4 2004, pp. 24–25, 「特集 ライダーガールズグラフィティー 美しきヒロインたちの肖像」
  3. ^ a b c d e f 河北新報』1973年6月2日付朝刊、10面。
  4. ^ 毎日新聞』1972年11月25日付朝刊、24面。
  5. ^ 北脇貴士の大相撲甚句2011年3月12日

参考文献[編集]

  • 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー』 Vol.4《ライダーマン》、講談社、2004年9月24日。ISBN 4-06-367091-0