三一書房

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三一書房
正式名称 株式会社三一書房
英文名称 San-ichi Publishing Co., Ltd.
出版者記号 380
取次コード 2726
設立日 1945
本社郵便番号 101-0051
本社所在地 東京都千代田区神田神保町3-1-6
外部リンク 公式サイト
Twitter 三一書房 (@31shobo) - Twitter
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株式会社三一書房(さんいちしょぼう、San-ichi Publishing Co., Ltd.)は、 人文社会系の書籍を中心としながら、幅広い出版をしてきた日本の出版社

沿革[編集]

1945年京都で創業。 創業時に間借りしていた古書店の屋号が「三一書店」であったことから「三一書房」を社名にしたといわれる。

 処女出版は『人民の子』(M・トレーズ)。

労働争議[編集]

1998年11月から本社をロックアウトし、全組合員懲戒解雇など組合嫌悪の不当労働行為による労働争議に。 外部からの経営介入(事件屋の介入)であったため、既存株主との係争ともなる。 出版労連他、地域産別からなる「支援共闘会議」や、「三一書房の良心の灯を支える表現者の会」、「三一労組を支える会」などが結成。組合が労働委員会への救済申し立てた事件で地労委命令中労委とも組合救済命令 <確定命令>救済命令(解雇無効、賃金支払命令、職場復帰、謝罪、ほか)が出された。その後、朝霞倉庫の競売という事態を迎え、労働債権の仮差押を入れていた組合との交渉に会社は応じる。2005年7月に東京高等裁判所和解勧告を労使双方が受けいれ。会社は、「懲戒解雇ほか、一切の処分を撤回」「ロックアウトの解除」「労働協約破棄の撤回」「組合、組合員、家族への謝罪表明」「希望する組合員の職場復帰」の5項目を認め2005年に解決。

しかし、再び組合への不利益取り扱いが始まる。2009年から解雇、賃金不払い、団交拒否、パワハラ、その他労働協約違反多発都労委救済命令交付 2011年5月 労使確認書で争議解決を確認。2011年6月10日、三一書房臨時株主総会で出版部門の免責的事業譲渡が決議。出版部門の免責的事業譲渡により、従業員に労働債権と引き換えに三一書房が譲渡された。

現在の所在地[編集]

(かつては、千代田区神田駿河台2-9。その後、文京区本郷二丁目11-3、争議以降、一時は世田谷区に移転していた。)

著名な刊行物[編集]

  • 三一新書シリーズ。60年代から70年代を中心に多くの若者の支持を得た。例として、『人間の條件』(五味川純平)、『戦争と人間』全18巻(同)、『人しれず微笑まん』(樺美智子)、『現代落語論』立川談志)、『日本女性史』(井上清)、『全学連』(中島誠)、『唯物史観の原像』(廣松渉)、『伝習館自立闘争宣言』(伝習館救援会)など。
  • 金一勉著『韓国の運命と原点―米軍政・李承晩・朝鮮戦争 』
  • 労働運動史研究会、 労働者教育協会著『日本労働運動の歴史〈戦前編〉』
  • 樺美智子遺稿集『人しれず微笑まん』
  • 蔵田計成著 『安保全学連』
  • 夢野久作著 『夢野久作全集』7巻
  • 久生十蘭著 『久生十蘭全集』7巻

外部リンク[編集]