高知東生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
たかち のぼる
高知 東生
本名 大崎 丈二(おおさき じょうじ)
別名義 高知 東急
生年月日 (1964-12-22) 1964年12月22日(55歳)
出生地 日本の旗 日本高知県高知市
身長 182 cm
血液型 B型
職業 俳優歌手タレント
ジャンル 映画テレビドラマCM
活動期間 1993年 - 2015年
2018年 -
配偶者 あいだもも1991年 - 1996年
高島礼子1999年 - 2016年
テンプレートを表示

高知 東生(たかち のぼる、1964年12月22日 - )は、日本俳優歌手タレントである。高知県高知市出身。2015年秋頃芸能界を引退したが[1]2018年からフリーで芸能活動を再開。元妻は、あいだもも高島礼子

来歴・人物[編集]

幼少期[編集]

高知県高知市で幼少期を送る。物心ついた頃から両親はおらず、祖母と叔父夫婦に育てられた。家族の輪には入れてもらえず、誕生日ケーキや豪華な食事を自分だけ食べさせてもらえないこともあり、子供心ながらに辛かったという。祖母からは「あんたは犬と一緒に箱に入れられて、鏡川に捨てられていた」と聞かされた。

しかし、小学4年の時にそんな祖母から突然「あんたにとって大切なおばさんを紹介する」と告げられる。祖母に連れられて家の外に出ると真っ黒な車が数台並んでおり、車からスーツを着込んだ男性数人が出て来て、後部座席のドアに日傘を掲げられながら和服姿の女性が降りてきたという。この“おばさん”はたびたび彼の元に会いに来ては、野球のグローブやスパイクなどを気前よく買い与えた。

ほどなくして彼女が母だと祖母から知らされ、2人で一緒に暮らすことになる。当初は「自分にも母親がいた」という事実に喜んでいたが、実母は毎晩酔っぱらって帰ってくるような人間で、テーブルにお金だけ置いて2~3日帰ってこないため、いつの間にか嫌いになっていたという。「お父さんよ」と紹介された男性もいたが、彼もたまに家に来るかどうかという家庭環境であり、小学生ながらにして孤独な生活を過ごした。

この男性は暴力団関係者であり、高知では有名な親分だった。母はその愛人であり、デパートに行くときですらスーツを着た若い衆たちが何人も車に乗ってついてきたという。本人も「うちは普通じゃない」と薄々感づいてはいたが、「もう捨てられたくない」という気持ちもあり、真実を母に確認したことは終ぞなかったという。ちなみにこの小学生時代に高知市街でスカウトされ、四国電力のCMに出演した経験がある。複雑な家庭環境の中で母や家族に対する嫌悪感が増していき、家庭から逃げ出したい一心で全寮制の明徳義塾中学校・高等学校に進学した。

明徳義塾では野球部員となり、高校3年生の春、同校は初の甲子園出場を決めた(自身はベンチ入りせず)。この時期に長らく会っていなかった母と再会する。幼年期とは打って変わって仲の良い親子の時間を過ごしていたが、ある日突然母が自分で車を運転し、切羽詰まった様子で寮に押しかけ「今すぐ進路を決めて」と迫ったという。「任侠の世界だけは絶対にダメと言うので、じゃあ、普通に就職するよと言ったら安堵した様子でした」と後に本人が語っている。その直後に母は車でトンネルの入り口に突っ込み、自殺した。

母の死後、父親だと思っていた任侠の親分とは血のつながりがなく、実父は別の人物だったと知らされた。実父も暴力団関係者で、母はその人の愛人でもあった。「親父のくせに何してんだよ」という怒りをぶつけるために実の父親に会いに行ったが、彼が自分と同じ年齢くらいの息子と幸せそうに過ごす光景を見てしまい、何も言う気がなくなり引き返した。高知で暮らすことが苦しくなってしまい、地元を離れる決心をしたという。

俳優として[編集]

1993年、「高知東急」(たかちのぼる)名義で芸能活動を開始。その由来は、彼の芸能デビューが28歳と比較的遅く、「高知」県から「東」京に「急」いで「登る」というものであった。1996年に元妻と離婚。同年、東京急行電鉄側から「高知県に東急グループがあると誤解を招く恐れがある」として不正競争防止法を根拠に高知東急の芸名使用停止訴訟を受け、1998年に高知の敗訴が確定し、「東京で生きる」という意味を込めて東生に改名。(読みは変更なし)

1999年2月に高島礼子と再婚。あいだ、高島の両方との間に子はいない。仲の良い俳優は、嶋大輔中野英雄高橋克典小沢仁志など。2005年に出身地・高知のよさこい祭りに自らプロデュースしたチーム「飛龍〜灼と寂〜」で参加、地区競演場連合会奨励賞を受賞した。俳優としてはNHK大河ドラマ『元禄繚乱』や、『課長島耕作』、映画『新・仁義なき戦い/謀殺』などに出演。またテレビタレントとしても活動した。

2015年6月末をもって所属していたマジックカンパニーを退社[1]、同年秋頃に芸能界を引退した。同年12月公開の映画『W〜二つの顔を持つ女たち〜』が最後の出演作となった。なお、引退理由については、当時、介護の専念のためと報道されたが、高知東生本人がYoutube動画にて否定している。[2]

2016年6月24日、覚醒剤と大麻所持の容疑で横浜市内のラブホテルで逮捕され、同時に不倫も発覚。逮捕時に麻薬取締官に対し、これで薬物を止められると思い「本当に来てくれてありがとうございます。」と伝えた[3]

同年8月1日、高島との離婚を発表[4]。同年9月15日、懲役2年執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を受けた。逮捕前からエステ店を経営していたが、2017年12月に閉店が報じられた。2018年4月、Twitterを2年ぶりに更新する。

2019年2月、依存症の当事者が体験を語り合い回復支援を行う自助グループに出会い、現在も自身の回復のために出席し続けている。 同年9月「ASK依存症予防教育アドバイザー」の資格を取得し、現在は依存症の啓発や予防教育のイベントなどで講演活動をしている[5]

2020年に執行猶予期間が終了することを受け、女性セブンからのインタビューで初めて幼少期の生い立ちについて詳しく語った[6]。現在はYouTubeチャンネル「ギャンブル依存症問題を考える会」のMCとして活動している。

2020年3月1日に厚生労働省主催のイベント「依存症の理解を深めるための普及啓発イベント」に清原和博杉田あきひろ塚本堅一と共に登壇した際、ウェブ配信ドラマの撮影に参加したことを明かし[7]、5月11日、Twitter配信ドラマ『ミセス・ロスト〜インタベンショニスト・アヤメ』での俳優業復帰が発表された[8][9]

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

NHK[編集]

日本テレビ[編集]

TBS[編集]

フジテレビ[編集]

テレビ朝日[編集]

テレビ東京[編集]

WOWOW[編集]

  • 隠蔽指令(2009年10月 - 11月) - 菊川礼次郎 役

バラエティ番組ほか[編集]

映画[編集]

Vシネマ[編集]

  • 実録・鯨道1 土佐遊侠外伝 青春編(2000年) - 中井組組長 中井啓一
    • 実録・鯨道2 土佐遊侠外伝 抗争完結編(2000年)
  • 実録・日本ヤクザ抗争史 鯨道5 侠骨 死闘編(2001年)
    • 実録・日本ヤクザ抗争史 鯨道6 侠骨 完結篇(2001年)
  • 実録・鯨道8 瀬戸内戦争「道後白昼市街戦」矢嶋長次(2001年) - 主演・矢嶋長次
  • 実録・日本やくざ烈伝 義戦2 昇華篇(2001年)
  • 実録・広島四代目 シリーズ(2004年) - 竹野博士
    • 実録・広島四代目 第一次抗争編(2004年3月)
    • 実録・広島四代目 第二次抗争編(2004年4月)
    • 実録・広島四代目 抗争完結編(2004年5月)
  • 実録・名古屋やくざ戦争〜統一への道3〜(2004年3月)
  • 実録・名古屋やくざ戦争〜統一への道 完結編〜(2004年6月)
  • 浪商のヤマモトじゃ! 鬼監督のヤマモトじゃ!(2005年)
  • ネオン蝶 第二幕(2013年)

舞台[編集]

  • コシノものがたり(2005年)

CM[編集]

ゲーム[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 高知東生、退社していた! 義父介護のため今秋めどに引退”. スポーツ報知 (2015年7月2日). 2015年7月3日閲覧。
  2. ^ "【衝撃告白】高知東生の黒いウワサ【事実】".YouTube|2020年2月2日閲覧
  3. ^ “麻薬取締官に「ありがとう」高知東生さんが語った半生”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2020年2月6日). https://www.asahi.com/articles/ASN2636LXN25ULZU00M.html 2020年2月6日閲覧。 
  4. ^ “高島礼子が離婚を発表 所属事務所「今後とも温かく見守ってください」”. ORICON STYLE. (2016年8月1日). http://www.oricon.co.jp/news/2076088/full/ 2016年8月1日閲覧。 
  5. ^ “覚せい剤で逮捕された、高知東生の今「妻を泣かせた日から…」”. 婦人公論.jp (中央公論新社). (2020年1月16日). https://fujinkoron.jp/articles/-/1486 2020年1月16日閲覧。 
  6. ^ 高知東生の壮絶半生 “父”は「有名な任侠」実母は愛人で自殺 女性セブン2020年4月23日号2020年4月9日閲覧
  7. ^ “清原和博氏、薬物依存度が大きく「副作用でうつ病も発症した」”. SANSPO.COM. (2020年3月1日). https://www.sanspo.com/baseball/news/20200301/npb20030117510003-n1.html 2020年6月9日閲覧。 
  8. ^ “高知東生が俳優復帰を発表「応援と後押しを頂いて…」依存症のギャンブラー役”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年5月11日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/05/11/kiji/20200511s00041000194000c.html 2020年5月11日閲覧。 
  9. ^ 高知東生 [@noborutakachi] (2020年5月11日). "このドラマにギャンブラー本人役として出演しています。ギャンブル等依存症問題啓発週間企画 Twitter連続ドラマ 『ミセス・ロスト~インタベンショニスト・アヤメ』 5月14日(木)21時スタート 毎週火曜・木曜 ギャンブル依存症問題を考える会Twitterにて配信 #青木さやか #鈴木まりや #高知東生" (ツイート). Twitterより2020年5月11日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]