星組 (宝塚歌劇)
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星組(ほしぐみ、英称:Star troupe)は、宝塚歌劇団第4番目の組。イメージカラーは青。組長は美稀千種、副組長は白妙なつ。
組の特色
[編集]1933年に創設された。1939年に、時局悪化のためにいったん廃止され、花・月・雪の3組体制を経て、太平洋戦争後の1948年に労働基準法に対応するため復活し、現在に至る。
90年代初頭には「コスチュームの星組」と称され、現在に至るまで存在感のあるスターを多く輩出している。また、一本物作品の上演も多く、『虞美人』[注釈 1]をはじめ、『王家に捧ぐ歌』や『THE SCARLET PIMPERNEL』などを初演している[1]。
2004年の『ロマンチカ宝塚’04 - ドルチェ・ヴィータ! -』の成果が評価され、第59回芸術祭優秀賞(演劇・関西参加公演の部)を受賞[2]。
組の体制
[編集]在籍中の星組生徒一覧
[編集]男役
[編集]娘役
[編集]歴代トップスター
[編集]- 春日野八千代(1936年雪組へ異動)[3]
- 葦原邦子(1939年退団)[3]
- 南悠子(1971年退団)[3]
- 寿美花代(1962年声楽専科へ異動。1963年退団)[3]
- 那智わたる(1965年演劇専科へ異動。1968年退団)[3]
- 上月晃(1969年声楽専科へ異動。1970年退団)[3]
- 鳳蘭&安奈淳(1970年5月9日?[注釈 2]〜1974年2月1日?[注釈 3]。74年に安奈が花組へ異動)
- 鳳蘭(1974年2月2日?〜1979年3月28日?)
- 瀬戸内美八(1979年3月29日?〜1983年8月10日)
- 峰さを理(1983年8月11日〜1987年11月29日)
- 日向薫(1987年11月30日〜1992年3月31日)
- 紫苑ゆう(1992年4月1日〜1994年12月26日)
- 麻路さき(1994年12月27日〜1998年11月23日)
- 稔幸(1998年11月24日〜2001年10月1日)
- 香寿たつき(2001年10月2日〜2003年3月23日)
- 湖月わたる(2003年3月24日〜2006年11月12日)
- 安蘭けい(2006年11月13日〜2009年4月26日)
- 柚希礼音(2009年4月27日〜2015年5月10日)
- 北翔海莉(2015年5月11日〜2016年11月20日)
- 紅ゆずる(2016年11月21日〜2019年10月13日)
- 礼真琴(2019年10月14日〜)
歴代トップ娘役
[編集]- 梓真弓(1986年退団)
- 浅茅しのぶ(1954年退団)
- 宮城野由美子(1951年退団)
- 初風諄(1967年10月30日?〜1970年5月8日?[注釈 4]、1976年退団)
- 大原ますみ(1970年5月9日?〜1974年6月30日)
- 遥くらら(1977年5月12日?〜1980年4月7日?。1980年4月8日?、雪組トップ娘役に異動)
- 東千晃(1979年3月26日?〜1982年4月30日)
- 姿晴香(1982年5月1日〜1983年11月29日)
- 南風まい(1983年11月30日〜1988年12月31日)
- 湖条れいか(1984年6月29日?〜1986年7月31日。南風と共にダブルトップ娘役)
- 毬藻えり(1989年1月1日〜1992年3月31日)
- 白城あやか(1992年4月1日〜1997年3月31日)
- 月影瞳(1997年4月1日〜1997年9月30日。1998年1月1日、雪組トップ娘役に就任)
- 星奈優里(1997年10月1日〜2001年10月1日)
- 渚あき(2001年10月2日〜2003年3月23日)
- 檀れい(2003年3月24日〜2005年8月14日)
- 白羽ゆり(2005年8月15日〜2006年11月12日。2006年12月25日、雪組トップ娘役に就任)
- 遠野あすか(2006年11月13日〜2009年4月26日)
- 夢咲ねね(2009年4月27日〜2015年5月10日)
- 妃海風(2015年5月11日〜2016年11月20日)
- 綺咲愛里(2016年11月21日〜2019年10月13日)
- 舞空瞳(2019年10月14日〜)
歴代組長
[編集]- 門田芦子(1933年〜1937年)
- 汐見洋子(1937年〜1939年)
- 神代錦(1948年〜1951年)
- 水原節子(1951年〜1952年)
- 御山櫻(1952年〜1953年)
- 天城月江(1953年〜1969年)
- 美吉左久子(1969年〜1975年)
- 淡路通子(1975年〜1979年)
- 葉山三千子(1979年〜1993年4月30日)
- 一樹千尋(1993年5月1日〜1996年12月16日)
- 夏美よう(1996年12月17日〜2000年9月30日)
- 英真なおき(2000年10月1日〜2012年2月5日)
- 万里柚美(2012年2月6日〜2020年9月20日)
- 美稀千種(2020年9月21日〜)
歴代副組長
[編集]- 美吉左久子(1948年?〜1950年?)[4]
- 汐風享子(1950年?〜1951年?)[4]
- 瑠璃豊美(1951年?〜1952年?)[4]
- 由美あづさ(1952年?〜1953年?)[4]
- 汐風享子(1953年?〜1958年?)[4]
- 畷克美(1958年?〜1960年?)[4]
- 鳴海潮(1960年?〜1967年?)[4]
- 瑠璃豊美(1967年?〜1975年?)[4]
- 木花咲耶&水代玉藻(1975年?〜1976年?)[4]
- 木花咲耶(1976年?〜1979年?)[4]
- 麻月鞠緒(1979年〜1981年)[4]
- 但馬久美(1981年〜1983年)[4]
- 新城まゆみ(1983年〜1986年)[4]
- 萬あきら(1986年〜1990年6月30日)[4]
- 一樹千尋(1990年7月1日〜1993年4月30日)[4]
- 夏美よう(1993年5月1日〜1996年12月16日)[4]
- 英真なおき(1996年12月17日〜2000年9月30日)[4]
- 万里柚美(2000年10月1日〜2012年2月5日)[4]
- 美稀千種(2012年2月6日〜2020年9月20日)
- 白妙なつ(2020年9月21日〜)
星組出身のトップ
[編集]星組出身のトップスター
[編集]- 藤里美保(元月組トップスター、1964年退団)
- 内重のぼる(元月組トップスター、1967年退団)
- 松あきら(元花組トップスター、1982年退団)
- 麻実れい(元雪組トップスター、1985年退団)
- 高汐巴(元花組トップスター、1987年退団)
- 絵麻緒ゆう(元雪組トップスター、2002年退団)
- 真飛聖(元花組トップスター、2011年退団)
- 真風涼帆(元宙組トップスター、2023年退団)
- 芹香斗亜(現宙組トップスター)
星組在籍経験のあるトップスター
[編集]- 順みつき(元花組トップスター、1983年退団)※雪組出身
- 大浦みずき(元花組トップスター、1991年退団)※雪組出身
- 紫吹淳(元月組トップスター、2004年退団)※花組出身
- 彩輝直(元月組トップスター、2005年退団)※月組出身
- 凰稀かなめ(元宙組トップスター、2015年退団)※雪組出身
星組出身のトップ娘役
[編集]- 秋篠美帆(元花組トップ娘役、1987年退団)
- 映美くらら(元月組トップ娘役、2004年退団)
- 花總まり(元宙組・雪組トップ娘役、2006年退団)
- 陽月華(元宙組トップ娘役、2009年退団)
- 蒼乃夕妃(元月組トップ娘役、2012年退団)
星組在籍経験のあるトップ娘役
[編集]- 真彩希帆(元雪組トップ娘役、2021年退団)※花組出身
星組出身のスター
[編集]星組出身の男役
[編集]- 大輝ゆう(1990年退団)
- 朝香じゅん(元花組男役、1991年退団)
- 海峡ひろき(元花組男役、1997年退団)
- 朝澄けい(2003年退団)
- 麻尋しゅん(2009年退団)
- 涼紫央(2012年退団)
- 夢乃聖夏(元雪組男役、2015年退団)
- 十碧れいや(2018年退団)
- 美弥るりか(元月組男役、2019年退団)
- 麻央侑希(2019年退団)
- 綾凰華(元雪組男役、2022年退団)
- 紫藤りゅう(元宙組男役、2023年退団)
- 天華えま(2024年退団)
- 咲城けい(現雪組男役)
- 瀬央ゆりあ(現専科男役)
星組在籍経験のある男役
[編集]- 寿ひずる(元花組男役、1982年退団)※花組出身
- 山城はるか(1984年退団)※雪組出身
- 真織由季(1996年退団)※月組出身
- 夢輝のあ(2003年退団)※雪組出身
- 汐美真帆(2004年退団)※雪組出身
- 立樹遥(2009年退団)※雪組出身
- 和涼華(2009年退団)※宙組出身
- 十輝いりす(2016年退団)※宙組出身
- 七海ひろき(2019年退団)※宙組出身
- 愛月ひかる(2021年退団)※宙組出身
- 綺城ひか理(現花組男役)※花組出身
星組出身の娘役
[編集]- 花愛望都(1991年退団)
- 洲悠花(1994年退団)
- 万理沙ひとみ(1998年退団)
- 羽純るい(2000年退団)
- 妃里梨江(2000年退団)
- 陵あきの(元宙組娘役、2001年退団)
- 秋園美緒(2002年退団)
- 南海まり(2008年退団)
- 羽桜しずく(元月組娘役、2009年退団)
- 琴まりえ(2010年退団)
- 妃咲せあら(2011年退団)
- 稀鳥まりや(2012年退団)
- 早乙女わかば(元月組娘役、2018年退団)
- 城妃美伶(元花組娘役、2019年退団)
- 星蘭ひとみ(元専科娘役、2020年退団)
- 音波みのり(2022年退団)
- 華雅りりか(元花組娘役、2023年退団)
- 天彩峰里(現宙組娘役)
星組在籍経験のある娘役
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。