天華えま
天華 えま(あまはな えま、8月28日[1][2] - )は、宝塚歌劇団星組に所属する男役スター[2]。
滋賀県近江八幡市[1][3]、近江兄弟社高等学校出身[1][2]。身長171cm[1][2]。愛称は「ぴーすけ」、「えりか」、「ペン」[1][3]。
来歴[編集]
2010年、宝塚音楽学校入学。
2012年、宝塚歌劇団に98期生として入団[4][5]。入団時の成績は3番[4]。宙組公演「華やかなりし日々/クライマックス」で初舞台[1]。
2016年、北翔海莉・妃海風トップコンビ退団公演となる「桜華に舞え」で、新人公演初主演[6][7]。その後も3度に渡って新人公演主演を務める[8][9]。
2023年のバウ・ワークショップ「Stella Voice」(バウホール公演)で、メインキャストを務める[10][2]。
主な舞台[編集]
初舞台[編集]
組まわり[編集]
- 2012年6 - 9月、月組『ロミオとジュリエット』
- 2012年11 - 2013年2月、星組『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』『めぐり会いは再び 2nd〜Star Bride〜』『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』
星組時代[編集]
- 2013年3 - 4月、『南太平洋』(ドラマシティ・日本青年館) - ロナルド・ウィリアムズ/エミールの屋敷の使用人
- 2013年5 - 8月、『ロミオとジュリエット』
- 2013年9 - 10月、柚希礼音スペシャル・ライブ『REON!!II』(東京国際フォーラム・博多座)
- 2014年1 - 3月、『眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯(はて)に-』 - 新人公演:ウジェーヌ(本役:礼真琴)
- 2014年5 - 6月、『太陽王〜ル・ロワ・ソレイユ〜』(東急シアターオーブ)
- 2014年7 - 10月、『The Lost Glory -美しき幻影-』 - 新人公演:レイモンド・ウォーカー(本役:天寿光希)『パッショネイト宝塚!』
- 2014年11 - 12月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー) - ウィリー
- 2015年2 - 5月、『黒豹(くろひょう)の如(ごと)く』 - セブンシーズ、新人公演:ラファエル・デ・ビスタシオ(本役:真風涼帆)『Dear DIAMOND!!』
- 2015年6 - 7月、『大海賊』 - ハリソン船長『Amour それは…』(全国ツアー)
- 2015年8 - 11月、『ガイズ&ドールズ』 - GI、新人公演:ベニー・サウスストリート(本役:七海ひろき)
- 2016年1月、『LOVE & DREAM』(東京国際フォーラム・梅田芸術劇場)
- 2016年3 - 6月、『こうもり』 - 新人公演:クリプトン(本役:十碧れいや)/開幕の紳士(本役:礼真琴)『THE ENTERTAINER!』
- 2016年8 - 11月、『桜華に舞え』 - 松平容保、新人公演:中村半次郎(桐野利秋)(本役:北翔海莉)『ロマンス!! (Romance)』 新人公演初主演[6][7][5]
- 2017年1月、『燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-』(バウホール) - 三郎太
- 2017年3 - 6月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - ベン、新人公演:パーシヴァル・ブレイクニー(本役:紅ゆずる) 新人公演主演[11][5]
- 2017年7 - 8月、『阿弖流為-ATERUI-』(ドラマシティ・日本青年館) - 飛良手
- 2017年9 - 12月、『ベルリン、わが愛』 - エルマー、新人公演:エーリッヒ・ケストナー(本役:礼真琴)『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』
- 2018年2月、『ドクトル・ジバゴ』(ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター) - ミハイル・グリゴーリエヴィチ・ゴルドン(ミーシャ)
- 2018年4 - 7月、『ANOTHER WORLD』 - 赤鬼赤五郎、新人公演:康次郎(本役:紅ゆずる)『Killer Rouge(キラー ルージュ)』 新人公演主演[8][9][5]
- 2018年8 - 11月、『Thunderbolt Fantasy(サンダーボルト ファンタジー)東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』 - 凋命(チョウメイ)『Killer Rouge/星秀☆煌紅』(梅田芸術劇場・日本青年館・國家戯劇院・高雄市文化中心至徳堂)
- 2019年1 - 3月、『霧深きエルベのほとり』 - リコ、新人公演:フロリアン・ザイデル(本役:礼真琴)『ESTRELLAS(エストレ―ジャス)〜星たち〜』
- 2019年7 - 10月、『GOD OF STARS -食聖-』 - P-heaven『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』
- 2019年11 - 12月、『龍の宮(たつのみや)物語』(バウホール) - 山彦
- 2020年2 - 3月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - クリチェ『Ray-星の光線-』(宝塚大劇場)
- 2020年7 - 9月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - クリチェ『Ray-星の光線-』(東京宝塚劇場)
- 2020年11月、『エル・アルコン-鷹-』 - エドウィン・グレイム『Ray-星の光線-』(梅田芸術劇場)
- 2021年2 - 5月、『ロミオとジュリエット』 - 死[注釈 1]/マーキューシオ[注釈 2][3]
- 2021年7月、『婆娑羅(ばさら)の玄孫(やしゃご)』(ドラマシティ・プレイハウス) - 阿部四郎五郎/西川頼母/鳶頭[3]
- 2021年9 - 12月、『柳生忍法帖』 - 平賀孫兵衛『モアー・ダンディズム!』
- 2022年2月、『王家に捧ぐ歌』(御園座) - ケペル
- 2022年4 - 7月、『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』 - セシル・ピーター・ウェルズ『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』
- 2022年9月、『モンテ・クリスト伯』 - ルイジ・ヴァンパ『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』(全国ツアー)[注釈 3]
- 2022年11 - 2023年2月、『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』 - アン・ナサウィー『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』
- 2023年4月、『Stella Voice』(バウホール) メインキャスト[10][2]
- 2023年6 - 8月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - ジョルジュ・ジャック・ダントン/代役:カミーユ・デムーラン(本役:暁千星)[注釈 4][12][13]
- 2023年10 - 11月、『ME AND MY GIRL』(博多座) - ジェラルド・ボリングボーク[14]
- 2024年1 - 4月、『RRR×TAKA"R"AZUKA〜√Bheem〜(アールアールアール バイ タカラヅカ〜ルートビーム〜)』『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』
出演イベント[編集]
- 2016年7月、『宝塚巴里祭2016』[15]
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
- 2019年4 - 5月、轟悠ディナーショー『Yū 35, A new world』[16]
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d e f 『宝塚おとめ 2023年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、107頁。ISBN 978-4-86649-223-0。
- ^ a b c d e f 宝塚星組・天華えま コンテンポラリーダンスで発揮した新たな一面!初体験自信に飛躍期待 スポニチAnnex。
- ^ a b c d <華宝塚>役を掘り下げて成長 天華えま(星組) 東京新聞。
- ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 124.
- ^ a b c d e “吉本新喜劇大好き「茂造じいさん」参考に/天華えま”. 日刊スポーツ. 2018年4月26日閲覧。
- ^ a b “星組天華えま「放心状態です」新人公演初主演に感涙”. 日刊スポーツ. 2016年9月13日閲覧。
- ^ a b “宝塚星組新人公演 天華えまが初主演で涙「出し切った感があった」”. スポーツニッポン. 2019年5月22日閲覧。
- ^ a b “宝塚星組・天華えまが“あの世”で3度目センター快演「御霊の触れ合いを感じて幸せ」”. スポーツ報知. (2018年5月15日) 2019年10月10日閲覧。
- ^ a b “天華えま、3度目の新人公演主演 宝塚歌劇”. 朝日新聞. 2019年5月22日閲覧。
- ^ a b 宝塚歌劇星組・天華えまのバウワークショップ開幕「成長させていただけることに感謝」 スポーツ報知。
- ^ “天華えま「ドーンといったらええねん」に救われた”. 日刊スポーツ. 2019年5月22日閲覧。
- ^ 【宝塚】星組トップ礼真琴が当面休養 東京宝塚劇場公演は15日から中止、代演で19日から再開 日刊スポーツ。
- ^ 休演中の礼真琴、あす24日から公演復帰「喜びと責任を感じております」 宝塚歌劇団が報告 ORICON NEWS。
- ^ 【宝塚】傑作コメディー「ME AND MY GIRL」開幕 水美舞斗と星組・暁千星が主演役代わり 日刊スポーツ。
- ^ 宝塚巴里祭2016('16年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 轟悠ディナーショー「Yu 35, A new world」('19年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
参考文献[編集]
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。