近江兄弟社中学校・高等学校

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近江兄弟社中学校・高等学校
Omi Brotherhood Schools 2013-10.JPG
過去の名称 近江兄弟社女学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人ヴォーリズ学園
校訓 地の塩・世の光
設立年月日 1933年(昭和8年)
創立者 W.M.ヴォーリズ、一柳満喜子
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
単位制・学年制 単位制(普通科単位制課程)
学年制(普通科学年制課程及び国際コミュニケーション科)
設置学科 普通科
国際コミュニケーション科
学科内専門コース 国際コミュニケーション科国際コミュニケーションクラス
普通科学年制課程アーツサイエンスクラス
普通科学年制課程グローバルクラス
普通科単位制課程ヒューマンネイチャークラス
学期 5学期制(中学校)
2学期制(高等学校)
高校コード 25504B
所在地 523-0851
外部リンク 中学校公式サイト
高等学校公式サイト
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近江兄弟社中学校・高等学校(おうみきょうだいしゃちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、滋賀県近江八幡市に所在するプロテスタント系キリスト教主義の私立中学校高等学校(併設型中高一貫校)である。設置者は学校法人ヴォーリズ学園で、学園はウィリアム・メレル・ヴォーリズ華族の令嬢で教育者一柳満喜子夫人によって創立された。

概要[編集]

1933年昭和8年)開校。近江兄弟社幼稚園近江兄弟社小学校と共に長い歴史を持ち、幼稚園・小学校~高校まで通うことができる滋賀県唯一の私学である。県立高校の男子制服にブレザーが浸透する以前から同校では伝統的にブレザーの制服を着用している。また、英語の校歌を持つ全国的にも珍しい学校の1つである。

同学園の中学校と高等学校は、1983年から再び合同運営になり、中高一貫教育が開始され、中高一貫コース(Hクラス)が設置される[1]1984年に高等学校に「特進コース」を新設し、改めて普通(Ⅰ類)コース、特進(Ⅱ類)コース及び中高一貫(Ⅲ類)コースの3コース制に再編される[2]。現在でも近江兄弟社中学校から近江兄弟社高等学校へ進学する者が最多数である[3]

中高通じて、古くから国際人教育や英語教育に熱心な学校として知られる。また、受験一辺倒に偏らない学究の校風も伝統的に息づく。[4][5][6]

コース[編集]

中学校[編集]

特別なコースは設定されていない。

2006年度入学生までは3クラスであったが、2007年度からは新校舎整備により4クラス制となった。定員は一学年140人である。ただし、2009年度入学生は志願者の大幅な増加により、新校舎の特別教室を普通教室に改築し、5クラス(170人)となった。1年間を5期に区分した「5term」制を導入している。

高等学校[編集]

学科は、全日制普通科及び国際コミュニケーション科のみ。

  • 学年制国際コミュニケーションクラス(International Communication Class:ICC)
  • 学年制アーツサイエンスクラス(Arts & Science Class)
  • 学年制グローバルクラス(Global Class)
  • 単位制ヒューマンネイチャークラス(Human Nature Class)

学年制グローバルクラスは、2年時にはアーツサイエンスクラスへの編入が可能である。それに対し、国際コミュニケーションクラスは3年間一貫のコースである。

年間行事[編集]

中学校[編集]

入学式・新入生オリエンテーション合宿・新入生歓迎体育祭・花の日礼拝・英語暗唱大会・平和礼拝・文化祭クリスマス礼拝・2年生沖縄研修旅行・1年生スキー合宿

  • 修学旅行としては、「沖縄研修旅行」があり、平和学習を中心に4泊5日の研修旅行。沖縄を中心とした平和事前学習に力を入れている。

高等学校[編集]

  • 修学旅行(分散型海外研修旅行)は、行き先をアジア諸国の7カ所から個人の希望に合わせて行く制度。

進学[編集]

中学校[編集]

併設の近江兄弟社高等学校への内部進学制度はないが、毎年卒業生の半数程度が同高校へ進学をしている。

高等学校[編集]

同志社大学との「キリスト教主義教育連携協定」のほか、立命館大学龍谷大学とは「高大連携協定」を結んでいる。創立者のウィリアム・メレル・ヴォーリズが同志社大学や関西学院大学をはじめとしたミッション系大学の校舎を多く建築していることもあって、これらの大学とは縁が深い。伝統的に同志社大学への指定校推薦があり、サンデー毎日などで発表される同校の一般入試合格者の数よりも、実際には多くの生徒が同志社大学へ進学している。同時に関西大学、関西学院大学、立命館大学などにも指定校推薦枠がある。関西のみならず、青山学院大学国際基督教大学立教大学など、東京の有名私立大学への指定校推薦枠を持ち、選択肢が多い。一方、京都大学をはじめとした旧帝大クラスに合格する者もある。

キャンパスの環境[編集]

教育会館とハイド記念館

中学校校舎は学園本館を兼ねており、シンボル的存在となっている。5階建ての最上階には「ヴォーリズ平和礼拝堂」があり、中学校を中心として礼拝などの宗教行事に使われているほか、さまざまなイベントに一般公開もされている。中学校・高等学校の校舎と隣接して、前庭が広がり、戦前にヘレン・ケラーが来校して講演を行った教育会館や、旧幼稚園舎のハイド記念館(ともに国の登録有形文化財)が建ち、古き良き戦前のキャンパスを感じることができる。キャンパスは、その美しさと雰囲気からパナソニックの広告や、映画「偉大なる、しゅららぼん」のロケに使用された。

交換留学制度[編集]

アジア各国・アメリカオーストラリアニュージーランドといった国の学生との、短期(2週間)~長期(6ヶ月)の交換留学制度がある。現在までに2,000名近くの生徒が留学し、1,000名程の留学生を受け入れている。

姉妹校[編集]

提携校[編集]

交通[編集]

同学園は近江鉄道バスとの特別契約を交わしており、朝夕の通学時間帯に限り近江八幡駅・学園前間での直行便を通常便と合わせて運行している。

著名な出身者[編集]

卒業生[編集]

教職員[編集]

関連項目[編集]

脚注及び参照[編集]

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  1. ^ 学園紹介-近江兄弟社学園の「沿革」による。
  2. ^ 前掲による。
  3. ^ 進路指導-近江兄弟社中学校の「学びがさらに発展していく「中高大連携」」による。
  4. ^ 一粒のからし種 国際人教育とヴォーリズ精神 山階鳥類研究所副所長で鳥類学者の尾崎清明氏(中学校・高校卒)が高校時代などを回想
  5. ^ 国際交流情報 ※ICC=近江兄弟社高校国際コミュニケーション科の略
  6. ^ 日本学生科学賞

外部リンク[編集]