関西国際空港
| 関西国際空港 Kansai International Airport |
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| IATA:KIX-ICAO:RJBB | |||
| 概要 | |||
| 国・地域 | |||
| 設置場所 | 大阪府泉佐野市 泉南郡田尻町 泉南市 |
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| 空港種別 | 商業 | ||
| 運営者 | 新関西国際空港株式会社 | ||
| 運営時間 | 24時間 | ||
| 標高 | 4.5 m・14.8 ft | ||
| 位置 | 北緯34度26分03秒 東経135度13分58秒座標: 北緯34度26分03秒 東経135度13分58秒 |
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| ウェブサイト | |||
| 滑走路 | |||
| 方向 | ILS | 全長×全幅 (m) | 表面 |
| 06R/24L | II | 3,500×60 | 舗装 |
| 06L/24R | II | 4,000×60 | 舗装 |
| リスト | |||
| 国際空港の一覧 | |||
関西国際空港(かんさいこくさいくうこう、英語:Kansai International Airport)は、大阪市の南西38 km、大阪府南部にある空港。大阪湾内泉州沖5 kmの人工島に作られた完全24時間運用可能な国際空港であり、航空法上の混雑空港である。
目次 |
概要 [編集]
1994年9月4日に開港。空港所在地名は、泉佐野市泉州空港北・泉南郡田尻町泉州空港中・泉南市泉州空港南。
「すべてが人工島からなる海上空港[注 1]」「旅客・航空貨物の両方の24時間運用を開始[注 2]」は、日本初である。
関西三空港(伊丹・関空・神戸)で唯一国際線が就航する空港であり、関西の国際拠点空港として機能している。2本のオープンパラレルの並行滑走路を持ち、このうちB滑走路は成田国際空港のA滑走路と並んで日本最長の4000メートル滑走路である。
通称は、関空(かんくう)、関西空港(かんさいくうこう)。当初は「近畿中央国際空港」という名称案もあった。「関西国際空港」という名称に決定したあと、一時期、関西では「関西新空港」や「泉州空港」(せんしゅうくうこう)とも呼ばれた[誰によって?]。地元の泉佐野市や貝塚市などでは「泉州空港」の名称を定着させるため、行政主導で「泉州空港」の使用を呼びかけていた時期があり、現在でも泉佐野市・田尻町・泉南市などの地元自治体を中心に「泉州空港」の呼称も使用されている。現在、関西では略称の「関空」と呼ばれることが多く、空港関係者や旅行業界関係者は、当空港の空港コード(スリーレターコード)「KIX」から「キックス」と呼ぶ人もいる。
レンゾ・ピアノが設計した空港ターミナルビルは、翼を模した緩やかな円弧状のカーブを描く独特の形となっている。20世紀を代表する事業に贈られる「Monuments of Millennium」の「空港の設計・開発」部門に選定されたほか、空港の設備やサービスについて利用者の投票によって決める「Airport of the Year 2006」では世界第4位に選ばれるなど、建造物としての空港やその機能について、国内外から非常に高い評価を受けている。また、完全な海上空港という珍しい立地から「世界で最も奇妙な18の空港(ポピュラーメカニクス誌)」の第一位にも選定されている(詳細は#日本国外からの評価を参照)。
空港島と直結した対岸は、空港関連施設の広大な用地が埋め立てで造成され、りんくうタウンと称する。当初は進出する企業が少なかったが、近年[いつ?]企業負担を軽減し企業進出を促した結果、改善されつつある。
空港の設置・運営は、国の出資で設立された政府指定特殊会社「新関西国際空港株式会社(New Kansai International Airport Co., Ltd.、英略称:NKIAC)」が行う世界初の「民営の国際空港」である[注 3]。
マスコットは、地球儀に翼をつけて擬人化した「カンクン[1]」。2007年4月12日から、日本の空港で初めて、誰でも受信できる「関空メールマガジン」を発刊している[2]。2007年5月7日から、国が進める「水素・燃料電池実証試験」(JHFCプロジェクト)の一環として、空港島内で4年間かけて行われる水素エネルギーの実証実験が開始した。フェリーターミナル付近に水素充填施設「関西空港水素ステーション」が設置されている。近畿地方では初めての水素ステーションである。岩谷産業によって設置された。
利用状況 [編集]
2012年度(2012年4月 - 2013年3月)の発着回数、旅客数、貨物取扱量は下記のとおり[3]。
- 航空機発着回数: 12万8729回
- 航空旅客数: 1679万8760人
- うち国際線: 1142万3570人
- うち国内線: 537万5190人
- 航空貨物取扱量: 68万7425トン [4]
- うち国際線: 65万9007トン
- うち国内線: 2万8418トン
歴史 [編集]
大阪国際空港(伊丹)・神戸空港との関係については、関西三空港の経緯と現状を参照
開港まで [編集]
1960年代、航続距離・発着能力・利用者数など航空需要の拡大が当時想定されていたなか、拡張余地の乏しい伊丹空港のみでは将来の需要に対処できないとの想定から「関西第二空港」の建設が提起された[5]。また、1963年、総理府内近畿圏整備本部から提出された「大阪国際空港拡張整備と第2国際空港建設」計画が閣議了承された。
「関西第二空港」は、大阪南港沖・神戸沖・明石沖・淡路島・泉州沖などの予定地から泉州沖が建設地に選定された。1987年、515 haの人工島とターミナルビル1棟、滑走路1本の建設を含む第一期工事が着工された。空港島の建設予定地が大水深かつ軟弱な地盤であることは当時から認識されていたが、同規模・同様の環境での埋立を短期間に造成した事例はなく[6]、埋立地の地盤沈下に対してその対策に大きな懸念があった。
関西国際空港の建設費は、下記の要因により当初の想定を大幅に上回るものとなった。
- 騒音対策のため沿岸から5 km離れた水深の深い海の埋め立てとなったこと。近年の航空機の騒音の程度を勘案すると、海岸から3 km程度の距離で十分であるという指摘[誰によって?]もあるにもかかわらず、1974年に決定された空港の位置(沖合い5 km)で建設した。一期島工事のみならず、後述の二期工事においても、より安価に済む陸に近い側を埋め立てる案は採用されなかった。
- 物価の上昇の見誤り、予想を上回る建設中の沈下による追加工事と完成遅延に伴う金利負担、土砂購入先の吟味不足など、建設費用の管理が甘かったこと。
- 地元漁師などへの「漁業既得権」への補償額が当初想定を大幅に上回ったこと。漁業補償(補償金・協力金・見舞金・生活安定対策費とも)として、大阪府漁連に250億円、兵庫県漁連に323億円、和歌山県漁連に39億円が支払われた[7]。加えて、大阪府漁連は「操業権」なるこれまで認められたことすらない権利を主張した[8]。また、空港会社の支出ではないが、府県は各漁連の漁業振興基金に支出している。
算定法により諸説あるが、民主党の加藤敏幸は最終的な建設費を「1兆5000億円」としている。そのため、高額な着陸料や賃料などを設定することとなった。
空港1期島造成工事は1991年に完了し、1994年9月4日に開港した。
開港を記念して、3種類の80円記念切手が1994年9月2日に、記念貨幣として500円白銅貨が1994年8月23日に発行された。
開港から二期工事 [編集]
業績 [編集]
旅客数・発着回数などの業績は予想を下回った。そのため、航空会社から不満の強かった高額な着陸料を2005年などに値下げし、増便を図った(詳細は#着陸料等の総額を参照)[9]。
当初は、好調な国際線に比べて、国内線は2004年度までは伊丹空港に客足を奪われていたが、2005年度から国内線も増加に転じた。2005年11月15日には、利用客の累計が2億人の大台を突破した。1994年9月の開港から4,091日目(約11年2か月)での達成で、約14年9か月を要した成田国際空港のみならず、日本国内のどの空港よりも速かった。また、1億人に到達したのは開港から1,961日目(約5年5か月)であり、これも国内最速である。ただし、当空港は成田空港より20年近くあとに開港しており、経済の国際化の度合い、90年代後半以降の極端な円高により海外旅行の費用が国内旅行と差が無くなった事と格安航空会社による海外旅行需要の激増、主要な利用者である中華人民共和国や大韓民国の経済発展の程度など、開港後十数年間におかれた状況は異なることには留意する必要がある。なお、単年の年間利用者数で関西空港が成田空港を上回ったことはない。業績を見ると、一時は発着回数・利用者数共に減少していたが、2004年度以降は回復し、2005年以来、発着回数・利用者数共過去最高を記録し続けている。
2006年夏ダイヤでは、チャイナエアラインが伊丹空港時代から数えて32年ぶりに大阪に就航し、2007年夏ダイヤでは国際線が週776便と過去最高を更新した。発着回数が中国や韓国などのアジア路線を中心に増加を続けるほか、免税店などの物販施設の充実などにより収益が増加したことから、2007年には8億円の黒字[注 4]となった。ただし関空会社は、二期島の残りの埋め立て工事237ha分を、完成直前で中断していた。これは完成後には固定資産税がかかるほか、完成前は別勘定の借入金の利子のために現状では同社の決算が赤字になることも関係していると見られている[10]。
二期工事着工 [編集]
1996年からの第7次空港整備計画では、大都市圏における拠点空港整備を最優先課題とすることが目標とされた。同計画の見積もりでは、滑走路1本で年間16万回発着可能[11]であり4万回以上の「余力」があった状態であったが、二期工事として528 ha[10]の二期人工島の造成と4,000 mの平行滑走路の建設が着工した。この事業は成田平行滑走路、羽田沖合い展開、中部圏新空港、首都圏新空港と並び、最優先課題とされた。同計画では関西国際空港について「2003年には年間離着陸回数が16万回に達し、滑走路1本では処理能力の限界に達する」と予測していた[11][注 5]。
その後、二期工事は当空港の経営状況を考慮し、事業費の圧縮を図りつつ建設が進められることになった。当面は「二期限定供用」として滑走路と最小限の誘導路のみを先行整備し、周辺施設は順次整備することとした。また、2005~2006年度の2年間の施設整備事業費として国が400億円、民間が200億円の資金を出す予定だったが、費用削減効果[注 6]により2006年度の政府予算案が300億円から171億円に圧縮された。このため、施設整備事業費の3分の1となっている民間からの出資金も削減されることになる見通しである。このようにして進められてきた二期工事は、関西国際空港株式会社や地元自治体に望まれる一方で、自民党行革推進本部長の太田誠一は、本州四国連絡橋・東京湾アクアラインと並ぶ「20世紀末の三大バカ事業」であると酷評するなど、否定的な見解もなされた[12]。
B滑走路供用開始後 [編集]
2007年度 [編集]
2007年8月2日に二期工事(限定供用部分)291 ha[10]が完了し、4,000 mのB滑走路とその平行誘導路、第一期空港島との間の南側連絡誘導路などが供用された。完成時期は当初2007年10月を予定していたが、2007年8月2日に前倒して供用された。B滑走路は、一部の着陸機用として使用されているが、定期検査や事故によるA滑走路の閉鎖時には離陸にも使用される。また、A340クラスなどペイロードの多い長距離便の大型機は長い離陸滑走を必要とするため、機長からの要請に応じてB滑走路を離陸に用いることもある。当初の供用予定を前倒ししたため、8月2日には航空交通管制システムの工事が間に合わず、以降も夜間に引き続いて工事を行うことになり、完全24時間化は結局9月1日となった。管制システムの工事も10月完了の予定であったが1か月早められた。
二期限定供用で使用される施設以外の今後の建設計画に関しては、旅客施設(B滑走路の傍に建設が計画されている旅客ターミナルビル別棟など)よりも、近年飛躍的に伸びている国際貨物路線の増強を図るため、関西国際空港株式会社は貨物施設の早期着工を求めている。同社は、一期島には既に建設余地がなく、貨物施設は逼迫した状況となっているとしている[13]。ただし同社は上述の通り二期島の工事を、埋め立て中の部分は利用の見通しがまだ立っていないとして中断していた[10]。
これらの第二期工事費用の予算を認める条件として、当空港は「2007年度の年間発着回数13万回程度の達成」を財務省から求められていた。13万回という数字はA滑走路1本で処理できる発着回数として算出され、「13万回程度」とは、関西国際空港株式会社と財務省の合意では129,000回以上をもって目標達成とみなすことになっていた。関西国際空港株式会社の村山敦社長は「12万5000回と13万回の真ん中より上をいけば『程度』と言えるのではないか」(2007年2月21日の記者会見より)として127,500回をもって達成とする考えを示す一方、10月24日の記者会見では「関空会社としての需要予測は12万9000回」「結果的に500回や1,000回下回ったとしても、原油高の影響を考慮すればほぼ予測通り」「発着回数の論議はもう終わりにしたい」と発言しており、129,000回を下回ることも示唆していた。
2008年2月18日より3月31日までの期間、阪急航空(既に廃業)が当空港を離着陸する遊覧飛行を実施した。この遊覧飛行は、1日最大12回(24発着)程度行われ、3月末までに1,000回程度の発着実績を上げた[14]。この件に関して遊覧飛行は露骨な数合わせで発着回数の水増しであるとの指摘もある[15]が、関空会社と阪急航空は発着回数達成が目的であることを否定している[16]。4月18日、関西国際空港会社は、2007年度の発着回数を128,943回と発表し、12万9000回に57回及ばないことを明らかとした。
2008年度 [編集]
国が課した発着回数のノルマ達成に翻弄された2007年度であったが、翌年の2008年度は地元自治体との関係に苦心している。2008年4月、橋下徹大阪府知事(当時)直轄の改革プロジェクトチームが検討している「財政再建試案」で、2009年度から関空利用促進(関西国際空港ゲートウェイ機能強化促進事業)に当てられていた分配金を廃止する方針が打ち出された。これに対し関西国際空港株式会社は、「国が関空会社の経営安定のため毎年90億円の補給金を出している中で、地元の大阪府が予算を切ったら財務省が承知しない」と難色を示した[17]。結局、関西国際空港株式会社の指摘通り、国からの負担打ち切りを恐れた橋下知事が折れる形で地元負担の継続を打ち出した[18]。さらに、地元である泉佐野市とも関西国際空港連絡橋の売却による税源・通行料をめぐり両者間で議論となっている[19][20]。原油高による航空会社の経営難(国内主要三社が路線廃止・減便あるいは撤退を現在検討している[21][22][23])も重なり、関空は正念場を迎えることとなった[24]。
7月には国内3社の関空からの相次ぐ撤退・減便の打診を受け、これを重く見た橋下知事は、大阪国際空港(伊丹空港)の廃止を含めた関西三空港の在り方を抜本的に見直すべきだとの考えを表明し、物議を醸した。特に兵庫県知事である井戸敏三は強い反発を示している[25]。
一方で、B滑走路供用開始と前後して国際貨物便が増便され、主要路線であるアジア方面の便を利用した「アジアと日本国内各地をつなぐ際内ハブ空港」としての機能に加え、「国際貨物ハブ空港」として拡充を目指している[26]。現在の就航状況の詳細については、#就航路線の項目を参照のこと。
二期事業では一期島との連絡誘導路を南北の2箇所に設ける計画だったが、現在は二期限定供用として南側の連絡誘導路のみ供用されている。二期島の貨物施設と新旅客ターミナルビルの建設計画も未定である。これらの設備の予算獲得の条件として国から「2008年度の発着回数は13万5,000回程度」と提示されていた。しかし、不振の結果、関西国際空港株式会社はこの目標の達成を年度の中途で断念し、2008年度は前年度と同じく12万9,000回を目標とした。それでも目標の達成は厳しく、2008年度の発着回数は12万8,000回と前年度をも下回った[27]。
陸地から遠く離れた海上空港であるが、騒音問題と無縁というわけではない。2008年には住民団体「淡路の空を守る会」との間で関西国際空港の騒音問題が顕在化した。6月20日、騒音基準値を超す航空機に対して改善を求めるよう促す要望が淡路市と洲本市に出されている[28]。
2009年度 [編集]
「橋下徹#沖縄米軍機訓練の関西移設案」も参照
2009年12月1日、当時の大阪府知事・橋下徹(現・大阪市長)は、日米両国で揺れる沖縄の在日米軍普天間基地の移設問題に関連して、「沖縄の負担軽減につながるような議論を国から持ちかけられたら、全力を尽くしてこの問題を考えないといけない」と発言した。橋下知事は国から提案があれば、関西でも基地負担の軽減策を議論すべきだ という考えを示し、この中で「関西空港で基地の機能をすぐさま受け入れるとは言っていないが 、沖縄の基地負担を軽減するための議論は絶対にしなければいけない」と発言し、さらに「米軍基地は沖縄だけに負担させる問題ではないという認識を国民が持たないといけない。基地の機能を沖縄以外のどこかが受け入れないといけないというメッセージを政治家として発していきたい」との見解を示した。そのうえで「知事会で発言できる場があれば、この問題を提案したい」と述べ、全国知事会でも沖縄の負担軽減策について問題提起したいという考えを示した[29][30]。しかし、この件についてはその後具体的な議論の進展は見られない上、在日米軍側もこの案については消極的であるため、事実上実現はしないものと考えられている。[要出典]
2012年度 [編集]
この頃になると、着陸料値下げなどの効果もあり単年度決算では黒字を計上するようになった[31]が、多額の建設費負債が影響し経営の抜本改善には至らず、1株5万円で発⾏された株の株価が1円という事態になった。[32]。このような状況から、問題の抜本解決のために、大阪国際空港との経営統合及び当空港の上下分離が議論がなされるようになった。
2012年6月25日、完成直前で中断していた二期空港島の造成工事が竣工し、大阪府に認可された。2013年4月から、年6億円相当の固定資産税が新たに課税される[33]。
同年7月1日、大阪国際空港と関西国際空港の経営が統合され、二つの空港は新関西国際空港株式会社の運営となり、関西国際空港株式会社が抱える約1兆2千億円の負債のうち、約4千億円が新関西国際空港株式会社に引き継がれた。また、それまでの関西国際空港株式会社は関西国際空港土地保有株式会社と名前を変え、残りの8000億円の負債を引き受けたうえで新関空会社へ当空港の土地を貸与し、その貸与料金で負債を返済する予定である[34]。
関西三空港問題 [編集]
現在、近畿地方の主要空港としては、当空港を含め、国内線専用空港としての大阪国際空港(伊丹空港)と神戸空港の3空港が運用されている。これらの空港との関係や各空港のあり方について、各方面で議論されている。2010年5月17日に国土交通省の成長戦略会議がまとめた報告[35]においては、抜本的にバランスシートを改善し、貨物ハブ化、格安航空会社の拠点化に向けた投資を前向きにしていくことが求められた。また、2010年7月10日には、菅直人首相(当時)が「ハブ空港は、できれば関東と関西の二つに造るのが経済発展のためのお金の使い方だ」と述べ、羽田空港と同時に関西空港の機能強化を重点的に進めていく考えを示した[36]。
その他、関西三空港の詳細については関西三空港の経緯と現状を参照のこと。
今後の構想等 [編集]
第3ターミナル [編集]
第2ターミナルの建設により、各地の格安航空会社から就航要望を受けている[37]。新関西空港株式会社は、その旺盛な需要に応えるため、第3ターミナルとして新規のLCCターミナルを建設することを明らかにした[38]。この新ターミナルは現在の第2ターミナル(延べ床面積約3万平方メートル)より大規模になる見込みで、当空港の第2拠点化を決定しているジェットスター・ジャパンや、その他外資系LCCなどが利用する予定。利用を検討する航空会社からは、VIP用ラウンジや専用通路の設置、駐機場を大型機に対応させるといった要望があるという[39]。2015年開業予定。
C滑走路構想 [編集]
当初の全体構想によると、B滑走路の北側に3,500 mのC滑走路(横風用)の建設が計画されている[40][41]。全体構想が実現すると、空港全体の面積は約1,300 haになる。
施設 [編集]
空港島 [編集]
当空港の主要施設は、大阪湾内泉州沖5 kmの人工島にある。もともと何もない海を埋立て造られた完全な人工島であり、それぞれ、1994年供用開始の一期島(東側)は515 ha、2007年供用開始の二期島(西側)は545 haの巨大建造物である。2つの空港島は埋め立てた陸地で架橋されている。前述の通り、空港島の建設・維持は地盤沈下との闘いであり、安定な地盤を造るために様々な技術が投入された。その結果、開港当時は年に50 cmほどであった沈下量は、現在は年に7 cm程度に収束している。沈下について、関西国際空港株式会社は「慎重に監視していきたい」とコメントを発表している[42]。あるアメリカの航空専門家は、空港建設時に地球温暖化の影響を考慮していないのであれば、50年後には空港島が水没する可能性もあると述べている[43]。
滑走路・誘導路 [編集]
一期島には、3,500 mのA滑走路と2本の並行誘導路などが整備されている。二期島には、4,000 mのB滑走路と1本の並行誘導路などが開設されている。2つの空港島は、現在1箇所の埋め立てで架橋されており、両島を行き来するために一対の誘導路で結ばれている。オープンパラレルの2本の長大な滑走路を有し、その両側に計器着陸装置 (ILS) が整備されているのは、日本では関西国際空港と成田国際空港のみである[注 7]。ただし、関西国際空港のILSのカテゴリーはIIであり、成田国際空港のものより精度は劣る。
- A滑走路(第一滑走路、06R/24L):3,500 m×60 m; 06Rと24Lの双方にILSを装備
- B滑走路(第二滑走路、06L/24R):4,000 m×60 m; 06Lと24Rの双方にILSを装備
4,000 mのB滑走路が供用されたことで、エアバスA380やボーイング747といった超大型機が1万kmを越える長距離飛行のために燃料を多く積載した状態であっても、従来以上に安定した離陸滑走を行えるようになった。
原則として、A滑走路を離陸専用、B滑走路を着陸専用として運用するはずであったが、2008年現在、B滑走路の使用率は着陸機の35%程度にとどまっている。これは、B滑走路がターミナルビルから約4kmと遠く、地上走行時間が長くなるため、燃料の消費を抑えたい航空会社と時間を節約したい旅客がB滑走路の利用を嫌うことから、着陸の場合であっても極力A滑走路を使うようにしているためである。そのため、現在B滑走路の使用は、朝の混雑時の着陸機とA滑走路閉鎖時の離着陸機が主となっている[44]。
保守作業のため、滑走路と誘導路は定期的に閉鎖される(いずれも日本標準時)。
B滑走路供用開始前( -2007年8月1日)
- A滑走路
- 火曜日: 2時5分 - 4時30分
- 土曜日・日曜日: 2時00分 - 5時00分
B滑走路供用開始直後(2007年8月2日 - 8月31日)[45]
- A滑走路
- 火曜日: 2時5分 - 4時30分
- 土曜日・日曜日: 2時00分 - 5時00分
- B滑走路
- 毎日: 21時00分 - 翌7時00分(管制関連の工事が完了していなかったため。毎晩B滑走路が閉鎖されたため、その時間にA滑走路の閉鎖が重なると、空港全体が離着陸不可能になっていた)
管制システム工事の完了をもってB滑走路の夜間運用が可能になり、2007年9月1日よりすべての滑走路が閉鎖される時間帯が解消された[46]。当初は、B滑走路供用に伴う管制システムの工事は2007年10月以降に完了する予定だったが、当該工事が同年8月中に完了する目処がついたため、前倒しされた。これにより関西国際空港は「真の24時間空港」となった。B滑走路の夜間運用開始により、「24時間いずれかの滑走路で発着可能な状態」を保ちつつ、開港以来十分なメンテナンス時間がとれず舗装状態が悪化していたA滑走路の全面改良を行うための滑走路閉鎖スケジュールが組まれた。
A滑走路の全面改良期間(同年10月 - 翌年8月頃)
- A滑走路
- 日曜日・火曜日・水曜日・金曜日・土曜日: 23時10分 - 翌日6時40分
- B滑走路(B滑走路は一部の着陸機用だが、A滑走路閉鎖中は離陸にも使用する)
- 月曜日・木曜日: 21時00分 - 翌日6時40分
2012年現在
- A滑走路
- 水曜日・木曜日・土曜日: 0時0分 - 6時30分
- B滑走路
- 月曜日・木曜日: 21時0分 - 翌日6時30分
24時間空港 [編集]
日本の拠点空港(旧:第一種空港)としては初の24時間空港であり、深夜などでも貨物便を中心に運航されている。2007年9月1日以降は、二本の滑走路を活かして滑走路の保守点検に伴う空港閉鎖時間をなくし、完全な24時間運用が可能になった。
ターミナルビルやエアロプラザにある店舗のうち、ローソン、松屋、マクドナルド、すき家、KIX AIRPORT LOUNGEが24時間営業している。なお、貨物取扱区域内にあるファミリーマート(関空国際貨物地区店)とローソン(関空貨物ビル店)も24時間営業しているが、保安区域内にあるので関係者以外は利用できない。
2010年4月1日から、夜間巡回警備用にセグウェイ3台が導入された。22時から翌7時まで、立体駐車場や関西空港駅コンコースの警備に用いられている[47]。
国際拠点空港 [編集]
当空港は、国内初の本格的な24時間空港であることを活かして、日本のみならず韓国の仁川国際空港や中国の香港国際空港などを超える東アジアの拠点空港を目指している。近年は国際線の増便を受けて外国人利用者が急増しており、2011年度は開港以来最高の347万人が利用した。
現在は、上記の競合空港との競争などから関西国際空港は独自の路線を模索しており、国際線と国内線の乗り換えを主とする「際内ハブ空港」、国際貨物便の物流拠点とする「国際貨物拠点空港」としての機能拡充を図っている。
第1ターミナルビル [編集]
旅客ターミナルビル (PTB) は、地上4階地下1階建ての本館と、本館から南北に677 mずつ伸びるウイングで構成されている。泉佐野市と田尻町にまたがっており、若干田尻町部分の方が広い。エアロプラザ・鉄道駅・駐車場とはペデストリアンデッキで直結しており、容易に行き来できる。
設計は、建築設計競技の結果、イタリアの建築家レンゾ・ピアノが担当し、構造設計にアラップが携わった。屋根は、飛行機の翼をイメージした緩やかな円弧状のカーブを描く独特の形となっており、効率的に空調による風を館内に回すようになっている。天井内側に張られたテントは、空調の風を受け止めて流す役目と、下のライトからの照明を照り返して間接照明をする役目を果たしている。内外装はガラスが多く使われた開放感のあるものである。外観は「翼を休める鳥」を模している。
本館は、4階が国際線出発、2階が国内線の出発・到着、1階が国際線到着となっていて、利用者が垂直方向の移動だけで国内線と国際線を乗り継ぎできるサンドイッチ構造が採用されている。旅客の導線に合わせて、リムジンバスは4階に到着し、1階から出発する。
国際線は、出発と到着の旅客導線が分離され、制限区域内では到着旅客と出発旅客が混在しない設計となっている。出発旅客は、本館4階でチェックインの後、手荷物検査を受け、3階の税関・出国審査を経て出国エリア(トランジットエリア)へと進む。ここから主に「ウイングシャトル」と呼ばれる新交通システムで南北ウイングにある搭乗口に向かう。ウイングシャトルはトランジットエリアと南北ウイングの中間・先端をそれぞれ結んでおり、有効に使えば、本館から15分以内で全ての搭乗口へ行ける。到着旅客は、南北ウイング3階の到着コンコースを経てウイングシャトルで本館へと向かい、検疫、入国審査、手荷物引渡場を経て国際線到着口へと進む。
国内線は、本館2階に国内線チェックインカウンター、保安検査場、手荷物引渡場、搭乗口があり、出発・到着旅客とも段差なく移動できる構造になっている。一部の搭乗口は検査場からやや遠いため、動く歩道が設置されている。搭乗口のうち2箇所は国際線と共用となっており、一部の飛行機は国内線として運用後、国際線として運用される。
国際線出発の際に利用客にかかる空港施設使用料は大人2,650円、子供1,330円[48]。旅客ターミナルビル内には「かんくうアイパル」と呼ばれる案内係が常駐している。男性は青色のジャケット、女性は黄色のスーツを着用し、各案内カウンターなどで案内を行う。
1階の国際線到着口前には、2006年12月に103インチのプラズマディスプレーパネル(パナソニック製)を使った「ウェルカムボード」が設置された。15カ国語での歓迎メッセージや京都、奈良など近畿の観光映像、団体利用客向けの歓迎メッセージなどを上映する。また、1階、2階、4階には、無料の公衆無線LANスポットが設けられている。日本の空港で初めて、貨物便の発着情報の一覧を携帯電話やホームページで確認できるフライト情報サービス[49]が提供されている。
また、第2ターミナルビル(LCC専用ターミナル)の建設に伴い、2012年10月28日より名称を第1ターミナルビルに変更した[50]。
- 第1ターミナルビルの概要
-
本館 南北ウイング 一般区域 国際線・国内線制限区域 国際線制限区域 4階 - 国際線チェックインカウンター
(リムジンバス・タクシーおりば)
- 国際線出発口
- 保安検査場
3階 - レストラン・ショップエリア
- 航空会社ラウンジ
- クレジットカードメンバーズラウンジ
- 出国審査場
- 国際線出国エリア
- 免税店
- 飲食・物販店
- リフレッシュ施設
- キッズルーム
- 航空会社ラウンジ
- 国際線到着コンコース
- ウイングシャトル本館駅
- ウイングシャトル中間駅・先端駅
2階 - 国内線出発口・到着口
- 国内線出発・到着エリア
- 保安検査場
- 手荷物引渡場
- 国内線搭乗口
- 航空会社ラウンジ
- 国際線出国エリア
- 国際線搭乗口
- 免税店
- 航空会社ラウンジ
- クレジットカード会社ラウンジ
- 飲食・物販店
- 検疫
- 入国審査場
1階 - 関西観光情報センター
(リムジンバス・タクシーのりば)
- 国際線到着口
- 手荷物引渡場
- 税関検査場
地下1階 - ローソン[52]
ラウンジ [編集]
各航空会社、カード会社が運営するラウンジの他に、空港会社が運営する大型ラウンジ「KIX AIRPORT LOUNGE」が設置されている。
空港会社が運営するラウンジ
- KIX AIRPORT LOUNGE - 日本初となる、ネットカフェを融合したラウンジ。
航空会社が運営するラウンジ
- 国内線
- サクララウンジ
- ANA LOUNGE
- 国際線
- KIXエアサイドラウンジ
- 飛鳥
- ANA LOUNGE
- ラウンジパシフィック
- ロイヤルオーキッドラウンジ
- サクララウンジ
- 保安検査場外
- JALファミリーサービスラウンジ
- KALラウンジ
カード会社が運営するラウンジ
- 国内線
- カードメンバーラウンジ比叡
- 国際線
- ラウンジ六甲
- ラウンジ金剛
- スモーキングラウンジ六甲
第2ターミナル [編集]
2012年10月28日に供用を開始した格安航空会社(LCC)専用のターミナルビルである。二期空港島の連絡誘導路北側に所在している。
2011年10月に着工し、翌年7月31日の記者会見で供用開始日および正式名称を発表した[50]。
一部を除き平屋建てとするなど、徹底的なコスト削減を意識した設計となっており、規模は違うものの約1,500億円の整備費をかけた第1ターミナルに対し、第2ターミナルの整備費は約85億円に押さえられている。航空会社のカウンターのほか、物販や飲食などの店舗(後述)も入居している。
当面は当空港を拠点とするPeach Aviationのみが専用で使用する見通しだが、ジェットスター・ジャパンなど他のLCCも興味を示しているとされる[53]ことから、他のLCCのために第3ターミナルが整備される予定である。
同ターミナルへの一般客の連絡手段は、エアロプラザから無料連絡バス[54]が24時間運行しているほか、KIXそらぱーく経由による徒歩でも可能である[55]また、一部のリムジンバス本ターミナル発着となっている。
店舗は、当空港に初出店したコンビニエンスストア「セブンイレブン」のほか、カフェ・レストラン・保険カウンター・外貨両替所などが入居しており、ターミナルが24時間営業となっていることに伴い一部の店舗は24時間営業となっている。このほか、当ターミナルを利用するPeach Aviationによる直営物販店「Fuchsia by peach」が国内線制限エリア内に入居している。
KIXそらぱーく [編集]
第2ターミナルオープンと同時に開設された公園。[56]。空と海が同時に楽しめる公園をコンセプトとしており、農園も併設される。第1・第2のいずれのターミナルからも徒歩でのアクセスが可能で、両ターミナルを徒歩で連絡するためのバイパスの役目も担っている。なお、この公園は当初「KIXエコパーク(仮)」と名乗っており、2012年9月25日から14日間にわたり名前の公募を行った結果、「KIXそらぱーく」と命名された。[57]
エアロプラザ [編集]
「エアロプラザ」を参照
延床面積 65,000 m² 11階建て
- ホテル日航関西空港
- 関西空港会議場
- レンタカーカウンター
- レストラン街
- ローソン関空エアロプラザ店
- 関空ペットホテルプロムナード(第2駐車場ビル2階)
関空展望ホール(スカイビュー) [編集]
- 展望デッキ
- レストラン(レジェンド・オブ・コンコルド)
- ショップ(スカイショップタウン)
- 「スカイミュージアム」
関空展望ホールへは、ターミナルビル前からの連絡バスで約6分。運賃は無料。
貨物地区 [編集]
1期空港島の南西部分26.4 haには、国際貨物地区などが存在する。同地区には、給油施設、発電所、熱供給施設、機内食工場、関係官庁の庁舎、大阪国際郵便局、飛行機の格納庫、下水浄化プラント、廃棄物処分施設の他に、18棟・延床面積21万2千 m²の国際貨物施設がある。また1期空港島の北側には、4.5 haの国内貨物地区がある。近年の貨物取扱高の増加に伴い、既に1期島には貨物施設の建設余地がなく、2期島での新たな貨物施設の早期着工が求められている。
貨物施設の詳細については貨物施設の項を、その他の施設についてはその他の施設を参照。
貨物施設 [編集]
- 保税蔵置場
- DHL関西国際空港ゲートウェイ(延床面積 1万100 m²)
- 貨物仕分能力-1時間当たり7,500個、書類仕分能力-同2,000通
- 日本貨物航空(延床面積 6,200 m²)
- 日本通運(延床面積 9,400 m²)
- 日本航空(延床面積 6,200 m²)
- FedEx(延床面積 1,000 m²、2014年春までに25,000 m²に拡張する予定[58])
- 郵船航空サービス(延床面積 6,230 m²)
- 航空集配サービス(延床面積 3,500 m²)
- 空港関連施設としては国内最大級の定温温庫
- 阪急交通社(延床面積 4,000 m²)
- 代理店ビル
- 燻蒸庫
- 国内貨物代理店ビル
管制施設 [編集]
管制塔の高さは約80 m。
当空港の周辺空域には、有視界飛行を管制する関西ターミナルコントロールエリア (TCA) と関西進入管制区が設定されている。関西進入管制区には、当空港のほか、伊丹空港、神戸空港、八尾空港が存在し、日本で初めて付近の空港の進入管制業務を一括して行なう一元管制が行なわれている。さらに、2011年6月2日から高知進入管制区と関西進入管制区が統合され、高知空港周辺空域の進入管制業務も関西空港事務所にて行われている[59]。今後、高松空港周辺の高松進入管制区の統合も予定されている。
2012年現在、計器飛行方式 (IFR) で当空港に離着陸するルートは、地上への騒音被害を抑えるために極力海上(明石海峡・紀伊水道・大阪湾・瀬戸内海)を飛行するように設定されている。さらに、伊丹空港・神戸空港などと近接し飛行ルートが錯綜するため、関西国際空港の東側や北側から到着する航空機にとっては大周りの到着経路となっている。また、神戸空港開港後は、摩耶埠頭近辺の空域が神戸空港離着陸機に割り当てられたため、当空港の空域を制限することになっており、当空港・神戸空港双方の便に負担を強いている。
なお、国土交通省によって「陸上ルート」が大阪国際空港が運用終了し空域が空く夜21時以降に限って認められ、2007年9月27日より運用開始した。これにより、東京国際空港から関西国際空港に向かう便は、これまでの和歌山市付近を通過するルートではなく、東から飛来して関西国際空港上空を西向きに突っ切ることで最短ルートで大阪湾に出て、小回りして降下し着陸できる。従来の標準計器到着方式を辿る方法と比較して、空港の南側からランウェイ06に着陸する場合5分、北側からランウェイ24に着陸する場合10分の時間短縮が見込まれるという。なお、出発便に関しては、ちょうどこのルートを逆にたどるかたちの出発ルート(標準計器出発方式、 SID; Standard Instrument Departure)が、東京方面便などに対して設定されていた。今回はより高度の低い着陸経路でも騒音が問題とならずに飛行できるかが可否の争点となっていた。
その他施設 [編集]
- 大阪府警関西空港警察署
- 泉佐野市りんくう消防署空港分署
- 空港島のうち泉南市・田尻町の区域も担当する。
- 消防所本所・分所
- 新関西国際空港株式会社が設置する自衛消防組織の施設。子会社の関西国際空港セキュリティ株式会社の消防部が担当。
- 国土交通省 大阪航空局関西空港事務所
- 日本航空格納庫
- 排水処理施設
- 下水処理のほか、再利用処理を行う。処理能力は約2万 m³/日と、中規模下水処理施設並みである。
- 廃棄物処理施設
- 海上保安庁 関西空港海上保安航空基地
- 郵便事業大阪国際郵便局
- 国際郵便交換業務を行っている。
- CIQ合同庁舎
- 大阪税関大阪外郵出張所
- 郵便事業大阪国際支店内で国際郵便物の通関手続を行っている。
- 大阪税関麻薬探知犬管理センター
- 関西電力エネルギーセンター (天然ガスによる火力発電所)
- 熱供給センター
- 関西電力エネルギーセンターで発電の際、生じた排熱を温水と空調に利用する施設。島内に3箇所設置されている。コジェネレーションの項を参照。
- 給油施設
- 容量12,000キロリットルの燃料タンクを10基備える。
- 空港島には、タンカーが3隻着隻できるタンカーバースがあり、油送パイプで燃料タンクに備蓄される。
- 南海電気鉄道関西空港駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)関西空港駅
- 建設棟
周辺施設 [編集]
りんくうタウン・りんくうプレミアムアウトレット・イオンモールりんくう泉南の各項を参照
空港島と直結した対岸には、空港関連施設の広大な用地りんくうタウンがあり、ホテルや病院、ショッピングセンターやオフィスビルが立地している。当初は、大阪府や地元の泉佐野市が買収した用地を民間企業に分譲することで収益を上げる予定だったが、進出する企業が少なく、一部の処分方法を企業負担の少ない定期借地権方式に切り替え、企業の進出を促した結果、改善され、進出企業が100社を超えた[60]。
こうした空港周辺の企業進出を促進するためのインフラ整備においては、1985年(昭和60年)12月に当時の中曽根内閣が「関西国際空港関連施設整備大綱」を閣議決定し、鉄道、高速道路網、上水道などの整備が図られた。水道に関しては紀の川からの取水が検討され、当時建設省が計画していた紀の川大堰からの分水(大阪分水)に依存することとしたが、水利権を有する和歌山県が反発し交渉妥結まで2年を費やした。
ハブ空港としている航空会社 [編集]
4社が当空港をハブ空港として指定している。
就航路線 [編集]
国内線 [編集]
国内線は近接する大阪国際空港(伊丹空港)との競合などから減便が続いたが、伊丹空港での大型機材やジェット機に対する発着規制により、2005年より一部路線・一部の便は当空港に移動し、2005年上半期は利用客が前年度比11%増となった。2008年には原油価格高騰による路線再編に伴い、当空港発着路線においても運休・減便が行われることとなった[61][62]。その対策として、国土交通省は外国籍の航空会社に、関空発着路線に限り、国内線を開放することが検討された[63]。
その後、当空港を拠点にするPeach Aviation(2012年3月1日就航)やジェットスター・ジャパン(同年7月9日就航)などのLCCや、スカイマーク(同年3月25日就航)の就航により、当空港の国内線便数は大幅増加に転じた[64][65]。なおその後、ジェットスター・ジャパンが当空港の拠点化を発表した[66]ほか、スカイマークが2013年3月31日限りで運休した。[67]
第1ターミナルビル [編集]
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| 日本航空 (JAL) (OW)[注 8] | 新千歳空港、東京国際空港 |
| 日本トランスオーシャン航空 (JTA) (OW) | 那覇空港、新石垣空港、宮古空港(季節運航) |
| ジェットスター・ジャパン (JJP)・日本航空(国際線乗継の場合のみ) ★ | 新千歳空港、成田国際空港、福岡空港、那覇空港 |
| 全日本空輸 (ANA) (SA) | 女満別空港(5月末-9月のみ運航)、旭川空港(6月-9月のみ運航)、新千歳空港、函館空港、東京国際空港、福岡空港、那覇空港、新石垣空港 |
| スターフライヤー (SFJ) ・ 全日本空輸 (ANA) | 東京国際空港、福岡空港(2013年下期から就航開始予定) |
※ 上記の記号は右記のとおり。SA : スターアライアンス、OW : ワンワールド
※ 語末の★は、格安航空会社 (LCC)
第2ターミナルビル [編集]
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| Peach Aviation (APJ) ★ | 新千歳空港、仙台空港[68]、福岡空港、長崎空港、鹿児島空港、那覇空港、新石垣空港(2013年6月14日就航予定[68]) |
就航都市 [編集]
統計 [編集]
| 行き先 | 旅客数 | 国内線順位 |
|---|---|---|
| 東京国際空港 | 約115万人 | 上位13位 |
| 新千歳空港 | 約99万人 | 上位20位 |
| 那覇空港 | 約95万人 | 上位22位 |
国土交通省 平成22年度航空運輸統計速報、上位50位までを記載。
国際線 [編集]
2007年夏ダイヤでは、貨物便を含め世界29か国・地域の71都市に週782便の定期便が就航[69]し、開港以来最多となった。2011年夏期ダイヤでは、貨物便を含め世界25か国・地域の69都市に週728便の定期便(うち旅客便は週581便)が就航した[70]。
中国を含めたアジア方面の路線が充実しており、2007年夏ダイヤにおいては、香港を除く中国路線は253便、中国を含む東アジアおよび東南アジア方面へは458便であった。一方で北米路線は他方面に比べ少なく、日系航空会社による北米線は休止されている。2006年から2007年にかけ、日本航空のロサンゼルス線・アメリカン航空のダラスフォートワース線、ユナイテッド航空のシカゴ線と北米便の運休が相次いだほか、2008年に就航した台湾のエバー航空の台北発の当空港経由ロサンゼルス線(週3便)は、翌年に運休。2008年冬ダイヤから就航予定だったタイ国際航空のバンコク発当空港経由ロサンゼルス線は、アメリカを中心とする世界経済の不安定化を懸念し、急遽延期となった。しかしその後、2010年6月にデルタ航空が2001年10月のノースウエスト航空運休以来約9年ぶりにシアトル線を再開、さらに、2011年4月からは当空港としては開港以来初となる東海岸直行便であるニューヨーク/JFK線がチャイナエアラインにより就航開始された。また、既存便においても2012年冬季ダイヤで例年冬季減便を行っていたユナイテッド航空のサンフランシスコ線が夏季同様の1日1便運航となり、さらに2013年3月31日より今までB777-200ERだった運航がB747-400に切り替わるなど、低迷を極めていた北米線の復調傾向が見られるようになった。
東アジアおよび東南アジアと北米を結ぶ路線は、北米系航空会社の旅客便就航数が他方面の場合(アジア - 欧州路線における欧州系航空会社の旅客便就航数など)と比べ少ないケースがほとんどで、例えば直行便の便数では、関西国際空港が国際線の定期便全体週776便中21便に対し、仁川国際空港が約1,500便中24便、台湾桃園国際空港が約1,000便中7便、香港国際空港が約2,500便中42便などとなっている。
東アジアに位置する空港であるため、関西国際空港とアメリカ本土を結ぶ路線の場合、緊急着陸出来る空港が少ない長距離洋上ルートを取ることになる。そのため、アメリカ当局などから、2000年3月まで双発機での運航を制限されていた。双発機は3発機や4発機より燃料効率が良いが、ETOPS-207を満たすことや代替機を用意することが要求されている。
就航都市 [編集]
- 東アジア
- 東南アジア
- 南アジア
- 中近東
- 北米
- ヨーロッパ
- オセアニア・太平洋
- アフリカ
※ 下記の記号は右記のとおり。SA : スターアライアンス、ST : スカイチーム、OW : ワンワールド
※ 語末の★は、格安航空会社 (LCC)
※ 語末の☆は、日本への定期便が当空港のみ就航している路線
第1ターミナルビル北ウイング [編集]
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| 北京首都国際空港(北京)、大連周水子国際空港(大連)、青島流亭国際空港(青島)、杭州蕭山国際空港(杭州)、上海浦東国際空港(上海)、香港国際空港(香港) | |
| 仁川国際空港(ソウル)、金浦国際空港(ソウル)、金海国際空港(釜山)、サイパン国際空港(サイパン)(季節運航) | |
| 金海国際空港(釜山) | |
| クアラルンプール国際空港(クアラルンプール) | |
| インディラ・ガンディー国際空港(デリー)(香港経由)、チャットラパティー・シヴァージー国際空港(ムンバイ)(香港・デリー経由)、香港国際空港(香港) | |
| 台湾桃園国際空港(台北) | |
| ドーハ国際空港(ドーハ) | |
| 香港国際空港(香港)、台湾桃園国際空港(台北) | |
| シドニー国際空港(シドニー)(ケアンズまたはゴールドコースト経由)、ケアンズ国際空港(ケアンズ)、ゴールドコースト空港(ゴールドコースト)、シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)、ダーウィン国際空港(ダーウィン)(シンガポール経由) | |
| シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)(台北/桃園又はマニラ経由)、台湾桃園国際空港(台北)、ニノイ・アキノ国際空港(マニラ) | |
| 上海浦東国際空港(上海)、鄭州新鄭国際空港(鄭州)(上海経由)☆ | |
| 福州長楽国際空港(福州)☆、無錫蘇南国際空港(無錫)☆、深圳宝安国際空港(深圳)(福州経由) | |
| ニノイ・アキノ国際空港(マニラ) | |
| 仁川国際空港(ソウル)、金浦国際空港(ソウル)、金海国際空港(釜山)、済州国際空港(済州)、グアム国際空港(グアム) | |
| 仁川国際空港(ソウル)、金浦国際空港(ソウル) | |
| アタテュルク国際空港(イスタンブール) | |
| シアトル・タコマ国際空港(シアトル)、ホノルル国際空港(ホノルル)、グアム国際空港(グアム) | |
| ホノルル国際空港(ホノルル) | |
| ヘルシンキ・ヴァンター国際空港(ヘルシンキ) | |
| クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)、コタキナバル国際空港(コタキナバル)☆ | |
| チンギスハーン国際空港(ウランバートル)(夏季期間のみ運航) | |
| スワンナプーム国際空港(バンコク) | |
| サンフランシスコ国際空港(サンフランシスコ)、グアム国際空港(グアム) | |
| フランクフルト国際空港(フランクフルト) |
第1ターミナルビル南ウイング [編集]
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| 上海浦東国際空港(上海)、台湾桃園国際空港(台北)、金浦国際空港(ソウル)、スワンナプーム国際空港(バンコク)、ホノルル国際空港(ホノルル) | |
| フィウミチーノ空港(ローマ) | |
| 仁川国際空港(ソウル) | |
| ヌメア国際空港(ヌーメア) | |
| シャルル・ド・ゴール国際空港(パリ) | |
| カイロ国際空港(カイロ) | |
| ドバイ国際空港(ドバイ) | |
| スカルノハッタ国際空港(ジャカルタ)(2013年10月から運航再開予定)、デンパサール国際空港(デンパサール) | |
| スキポール空港(アムステルダム) | |
| 済南遥墻国際空港(済南)☆ | |
| シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール) | |
| 台湾桃園国際空港(台北)、高雄国際空港(高雄)、ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク) | |
| 北京首都国際空港(北京)、上海浦東国際空港(上海)、大連周水子国際空港(大連)、成都双流国際空港(成都)(大連経由) | |
| 北京首都国際空港(北京)、上海浦東国際空港(上海)、南京禄口国際空港(南京)(2013年6月29日から運航再開予定)、煙台莱山国際空港(煙台)☆、青島流亭国際空港(青島)、昆明長水国際空港(昆明)(上海経由)☆ | |
| 大連周水子国際空港(大連)、広州白雲国際空港(広州)、瀋陽桃仙国際空港(瀋陽)(大連経由)、ハルビン太平国際空港(ハルビン) | |
| 台湾桃園国際空港(台北) | |
| オークランド国際空港(オークランド)(限定日のみ運航、2013年7月18日から運航再開予定、2013年9月28日をもって運休予定) | |
| ニノイ・アキノ国際空港(マニラ) | |
| ノイバイ国際空港(ハノイ)、タンソンニャット国際空港(ホーチミン) | |
| マカオ国際空港(マカオ) |
第2ターミナルビル [編集]
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| 仁川国際空港(ソウル)、金海国際空港(釜山)(2013年9月13日から就航開始予定[71][68])、香港国際空港(香港)、台湾桃園国際空港(台北) |
貨物便 [編集]
2008年冬ダイヤでは、開港以来最多となる週201便の国際貨物便が就航した[70]が、2011年夏ダイヤでは週147便[70]となった。なお、世界最大の貨物航空会社であるフェデラルエクスプレスは、2010年1月に増便して週36便体制となり、関西国際空港を北東アジアにおける準ハブ空港とすることを発表し[72]、2012年5月には「北太平洋地区ハブ」を2014年春頃に開設すると発表した[73]。
就航都市 [編集]
- 東アジア
- 東南アジア
- 南アジア
- ヨーロッパ
- ロシア
- 中央アジア
- 北米
- 中近東
※ 下記の記号は右記のとおり。WO : WOW、ST : スカイチーム・カーゴ
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| 東京国際空港(東京)、成田国際空港(東京)、佐賀空港(佐賀)、那覇空港(沖縄)、天津浜海国際空港(天津)、青島流亭国際空港(青島)、 大連周水子国際空港(大連)、台湾桃園国際空港(台北)(2013年8月28日から就航開始予定) | |
| 成田国際空港(東京)、スワンナプーム国際空港(バンコク)、シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール) | |
| 仁川国際空港(ソウル) | |
| 仁川国際空港(ソウル) | |
| 北京首都国際空港(北京)(上海経由)、上海浦東国際空港(上海)、大連周水子国際空港(大連) | |
| 上海浦東国際空港(上海) | |
| 上海浦東国際空港(上海)、天津浜海国際空港(天津)(大連経由)、大連周水子国際空港(大連) | |
| 上海浦東国際空港(上海) | |
| 仁川国際空港(ソウル)、香港国際空港(香港) | |
| 香港国際空港(香港) | |
| 香港国際空港(香港) | |
| 台湾桃園国際空港(台北)、スワンナプーム国際空港(バンコク)、ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク)、ロサンゼルス国際空港(ロサンゼルス)、シカゴ・オヘア国際空港(シカゴ) | |
| 台湾桃園国際空港(台北)、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(アンカレッジ)、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(アトランタ) | |
| ミラノ・マルペンサ国際空港(ミラノ)、アルマトイ国際空港(アルマトイ)、香港国際空港(香港)、 | |
| 天津浜海国際空港(天津)、イェメリャノヴォ空港(クラスノヤルスク)、フランクフルト国際空港(フランクフルト)(天津・クラスノヤルスク経由) | |
| 成田国際空港(東京)、北京首都国際空港(北京)、上海浦東国際空港(上海)、広州白雲国際空港(広州)、台湾桃園国際空港(台北)、香港国際空港(香港)、シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)、スワンナプーム国際空港(バンコク)、スカルノハッタ国際空港(ジャカルタ)、インディラ・ガンディー国際空港(デリー)、ニューアーク・リバティー国際空港(ニューヨーク)、ロサンゼルス国際空港(ロサンゼルス)、メンフィス国際空港(メンフィス)、インディアナポリス国際空港(インディアナポリス) | |
| 上海浦東国際空港(上海)、深圳宝安国際空港(深圳)、テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(アンカレッジ) | |
| ドバイ国際空港(ドバイ) |
就航開始・運航再開予定(旅客便) [編集]
全日本空輸 : 2013年5月31日から女満別線を1日1便で運航再開予定
全日本空輸 : 2013年6月1日から旭川線を1日1便で運航再開予定
Peach Aviation : 2013年6月14日から新石垣線を1日1便で就航開始予定
中国東方航空 : 2013年6月29日から南京線を週2便(火・金)で運航再開予定
中国国際航空 : 2013年7月1日から大連経由成都線を週3便(月・水・土)で運航再開予定
アシアナ航空 : 2013年7月13日からサイパン線を1日1便で運航再開予定
ニュージーランド航空 : 2013年7月18日からオークランド線を週3便(月・木・土)で運航再開予定(現在は、限定日のみ運航)
Peach Aviation : 2013年9月13日から釜山線を1日1便を就航開始予定
ガルーダ・インドネシア航空 : 2013年10月からジャカルタ線を週4便 (月・火・木・土)で運航再開予定[74][75]
スターフライヤー : 2013年下半期から福岡線を1日4便を就航開始予定
増便・減便・運休・その他変更予定(旅客便) [編集]
シンガポール航空 : 2013年5月31日からシンガポール線を1日1便+週4便(月・木・金・日)から1日2便に増便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年6月6日から東京/成田線を1日2便から1日1便に減便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年6月6日から札幌/千歳線を1日1便から1日2便∔週4便(月・金・土・日)に増便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年6月11日から東京/成田線を1日1便から1日1便∔週4便(月・金・土・日)に増便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年6月11日から福岡線を1日1便から1日2便∔週4便(月・金・土・日)に増便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年6月11日から沖縄/那覇線を1日1便から1日1便∔週4便(月・金・土・日)に増便予定
Peach Aviation : 2013年6月14日から札幌/新千歳線を1日3便∔週6便(金・土・日1日5便)から1日5便に増便予定
Peach Aviation : 2013年6月14日から沖縄/那覇線を1日2便∔週1便(土)から1日3便に増便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年6月20日から東京/成田線を1日1便∔週4便(月・金・土・日)から1日2便に増便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年6月20日から札幌/千歳線を1日2便∔週4便(月・金・土・日)から1日3便に増便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年6月20日から福岡線を1日2便∔週4便(月・金・土・日)から1日3便に増便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年6月20日から沖縄/那覇線を1日1便∔週4便(月・金・土・日)から1日2便に増便予定
チャイナエアライン : 2013年7月1日から高雄線を週2便 (水・土)から週5便 (火・水・金・土・日)に増便予定
中国国際航空 : 2013年7月1日から北京/首都線を1日2便から1日3便に増便予定
Peach Aviation : 2013年7月12日から鹿児島線を1日2便∔週1便(土)から1日3便に増便予定
Peach Aviation : 2013年7月12日から沖縄/那覇線を1日3便から1日4便に増便予定
Peach Aviation : 2013年8月1日から長崎線を1日1便から1日2便に増便予定
Peach Aviation : 2013年8月10日から福岡線を1日4便から1日5便に増便予定
Peach Aviation : 2013年8月10日から鹿児島線を1日3便から1日4便に増便予定
Peach Aviation : 2013年8月19日から福岡線を1日5便から1日4便に減便予定
Peach Aviation : 2013年8月19日から鹿児島線を1日4便から1日3便に減便予定
Peach Aviation : 2013年9月1日から仙台線を1日2便から1日3便に増便予定
Peach Aviation : 2013年9月1日から長崎線を1日2便から1日1便に減便予定
アシアナ航空:2013年9月2日をもってサイパン線(1日1便)を運休予定
Peach Aviation : 2013年9月24日から札幌/新千歳線を1日5便から1日3便∔週6便(金・土・日1日5便)に減便予定
Peach Aviation : 2013年9月24日から沖縄/那覇線を1日4便から1日3便に増便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年9月24日から東京/成田線を1日2便から1日1便∔週2便(土・日)に減便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年9月24日から札幌/千歳線を1日3便から1日2便∔週2便(土・日)に減便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年9月24日から福岡線を1日3便から1日2便∔週2便(土・日)に減便予定
ジェットスター・ジャパン:2013年9月24日から沖縄/那覇線を1日2便から1日1便∔週2便(土・日)に減便予定
ニュージーランド航空 : 2013年9月28日をもってオークランド線を週3便 (月・木・土)を運休予定[76]
貨物便関連 [編集]
かつて定期便で就航していた航空会社 [編集]
現存する会社 [編集]
日本エアコミューター(日本)
フェアリンク(現・アイベックスエアラインズ)(日本)
ジェイエア(日本)
スカイマーク(日本)
香港エクスプレス航空(香港)
アエロフロート・ロシア航空(ロシア)
アメリカン航空(アメリカ)
カンタス航空(オーストラリア)
ウズベキスタン航空(ウズベキスタン)
エア・カナダ(カナダ)
エア タヒチ ヌイ(タヒチ)
エア・パシフィック航空(フィジー)
エンジェルエアー(タイ)
オーストリア航空(オーストリア)
サウジアラビア航空(サウジアラビア)

スカンジナビア航空(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー)
ニューギニア航空(パプアニューギニア)
ネパール航空
ブリティッシュ・エアウェイズ(イギリス)
南アフリカ航空(南アフリカ)
ロイヤルブルネイ航空(ブルネイ)
現存しない会社 [編集]
日本エアシステム(日本/吸収合併)
日本アジア航空(日本/日本航空インターナショナルに吸収)
ノースウエスト航空(アメリカ/デルタ航空に吸収)
コンチネンタル航空(アメリカ/ユナイテッド航空に吸収)
アンセットオーストラリア航空(オーストラリア/倒産)
オーストラリア航空(オーストラリア。現在はジェットスター航空に路線権を移管し運航終了)
エアーパラダイス国際航空(インドネシア/倒産)
中国西南航空(中国/中国国際航空に吸収)
中国北方航空(中国/中国南方航空に吸収)
スイス航空(スイス/倒産)
VASP航空(ブラジル/倒産)
カーゴイタリア(イタリア/倒産)
エンジェルエア(タイ/倒産)
休止・廃止された路線 [編集]
国内線 [編集]
☆マークの空港は大阪国際空港便あり
- 北海道 : 稚内、☆釧路、とかち帯広
- 東北 : ☆青森、☆三沢、庄内、☆秋田、☆いわて花巻、☆山形、☆福島
- 北陸 : ☆新潟、富山
- 中国・四国 : 広島西、米子、高松、徳島、☆松山、☆高知
- 九州・沖縄 : 対馬、五島福江、☆大分、☆熊本、☆宮崎、☆奄美、石垣
国際線 [編集]
航空会社別過去の就航路線一覧 [編集]
国内線 [編集]
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| 日本航空 [注 9] | (北海道) 女満別、旭川、釧路、とかち帯広、函館
(関東) 東京/成田 |
| 全日本空輸 | 稚内、仙台、東京/成田、新潟、富山、松山、高松、高知、大分、長崎、五島福江、熊本、宮崎、鹿児島、宮古 |
| 日本エアシステム | 旭川、釧路、とかち帯広、札幌/新千歳、青森、いわて花巻、三沢、秋田、山形、新潟、東京/羽田、高知、奄美 |
| スカイマーク | 札幌/新千歳、東京/羽田、沖縄/那覇 |
国際線 [編集]
貨物便 [編集]
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| JALカーゴ | 東京/成田、ソウル/仁川、香港、上海/浦東、シンガポール、バンコク、アンカレッジ、ロサンゼルス、アトランタ、ニューヨーク/ケネディ |
| 日本貨物航空 | 香港、マニラ、クアラルンプール、フランクフルト、ミラノ、アムステルダム、アンカレッジ、シカゴ、サンフランシスコ、ニューヨーク/ケネディ |
| エバー航空 | ロサンゼルス |
| 中国貨運航空 | 廈門、青島 |
| タイ国際航空 | バンコク、ロサンゼルス |
| マレーシア航空 | 東京/成田、クアラルンプール、ペナン |
| シンガポール航空 | シンガポール、香港 |
| スカンジナビア航空 | イェーテポリ |
| エールフランス | 香港、バンコク、ドバイ、パリ/ドゴール |
| アリタリア-イタリア航空 | 香港、デリー、ミラノ、ローマ |
| カーゴイタリア | ミラノ |
| KLMオランダ航空 | アンカレッジ、アルマトイ、アムステルダム |
| ブリティッシュ・エアウェイズ | アンカレッジ、グラスゴー、ロンドン/ヒースロー |
| フェデラルエクスプレス | (アジア) 沖縄/那覇、ソウル/仁川、深圳、高雄、ペナン、マニラ、スービック、クアラルンプール、ムンバイ
(米) ホノルル、サンフランシスコ、シカゴ、デトロイト、コロンバス、ダラス・フォートワース、デンバー、アトランタ |
| ユナイテッド・パーセル・サービス | 台北/桃園、シンガポール、シカゴ、ルイビル |
| ポーラーエアカーゴ | ソウル/仁川、アンカレッジ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴ、アトランタ、ニューヨーク/ケネディ |
| ノースウエスト航空 | 東京/成田、ソウル/仁川、台北/桃園、香港、マニラ、アンカレッジ、シカゴ、シアトル、ロサンゼルス、ミネアポリス、シンシナティ、ニューヨーク/ケネディ |
| ユナイテッド航空 | 台北/桃園、マニラ、アンカレッジ、ロサンゼルス、サンフランシスコ |
空港へのアクセス [編集]
空港島には南海電気鉄道と西日本旅客鉄道(JR西日本)が乗り入れ、鉄道アクセスを担っている。また、関西各地とを結ぶリムジンバス路線網が形成されている。リムジンバスは、深夜便に接続しない路線もあるが、成田国際空港に比べて途中の渋滞が少ないなど道路事情も比較的良いので利用客も多い。また、海上空港であることを生かして高速船も運航している。
空港島への鉄道・車でのアクセスは、海上にかかる長さ3.7kmの連絡橋を利用している。開港以来数回、台風で連絡橋が一時的に閉鎖されるなど、風雨による速度制限・閉鎖という弱点を抱えている。2005年から2008年に、連絡橋に防風柵が設置され、現在では風速30メートル以内であれば列車の運行ができるようにしている[79]。
一方、地元住民を対象とした調査では、アクセスに必要な交通費の高さや所要時間の長さなどに不満を感じるとの回答が多かった。[80]。関西国際空港に一時間以内に到達することのできる地域は大阪府南部と和歌山県北部に限られており、その居住人口は近畿2府4県の人口2100万人のうちわずか400万人に過ぎない[81]。
そこでアクセスを改善するため、2009年頃からなにわ筋線の建設が活発に議論されるようになった。この計画の実現により、大阪府の主要ターミナルである大阪駅からのアクセス時間を30分台程度に短縮することを目標としている[82]。
鉄道 [編集]
南海電気鉄道とJR西日本の2社が運行している。両社合わせて5時台から23時台の間に概ね1時間あたり11本(南海6本・JR5本、うち有料特急は南海「ラピート」が2本・JR「はるか」が1 - 2本)発着している。
両社の鉄道駅は駅舎が共同であり、改札口はPTB2階とペデストリアンデッキでつながっている。
リムジンバス・タクシー [編集]
リムジンバスの降り場はPTB4階(国際線出発ロビー)、乗り場は1階(到着ロビー)である。24の系統が6時台から23時台の間、運行されている。
タクシー乗り場は1階にある。
自動車・レンタカー [編集]
- 関西国際空港連絡橋 (スカイゲートブリッジR) 連絡橋通行台数/往復(台):7,385,018台(平成16年度)
駐車場(2012年7月から値下げ。KIXカード(無料の会員制カード)割引、レシート割引あり。併用可。)
- P2駐車場・P4駐車場:国際線北出発カウンターに近い。
- P1駐車場・P3駐車場:国際線南出発カウンターに近い。
- P5駐車場:第2ターミナルビル向かい。
- 200V急速充電器が、展望ホール駐車場内に1台設置されており、 利用時間は8:00~22:00(年中無休)。充電にはチャデモチャージカード(月額有料制)が必要で、事前予約が可能。別途駐車料金がかかる。また200V普通充電器がP1、P2駐車場にそれぞれ2基ずつ(共に5階、24・25番)計4台設置されており、駐車料金のみで利用できる(24時間・年中無休・先着順)。
高速船 [編集]
空港島北端には大阪府港湾局が管理する地方港湾泉州港がある。泉州港のポートターミナルから高速船航路がある。ポートターミナルとターミナルビルとの間は船のダイヤに合わせて南海バスが運行している。
- 神戸-関空ベイ・シャトル:関西空港ポートターミナル - 神戸空港海上アクセスターミナル(1日16往復32便、所要31分)
かつては徳島港・洲本港・津名港にも出ていたが、現在は廃止されている。徳島港への航路は大阪(天保山) - 徳島航路の一部の便が寄港する形で、大阪 - 関空間のみの乗船もできた。
なお、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の救助活動においては、阪神間の陸上交通が寸断・混雑している箇所が多かったことから、泉州港から今津港・神戸港などへの海上交通が、人員・物資等輸送の上で多大な役割を果たした。また、少なくない支援者が空港から船へ乗り継いで神戸へ向かうルートを利用した[83]。
事件・事故・インシデント [編集]
- 1997年1月23日、空港の清掃業務受注における収賄事件。(詳しくは関西国際空港土地保有を参照のこと)
- 2005年8月、カンタス航空の成田発パース行きQF70便 (A330-300) が断続的に煙警報が作動するために太平洋上から日本に引き返して関西空港に緊急着陸したところ、管制官から"smoke"が出ていると告げられたため緊急脱出を行い、乗客9名が重軽傷を負う事態となった。実際には火災は全く発生していなかったのであるが、臨場した消防隊員が機首部から放出されている水蒸気が結露した霧状の水分について、「ノーズあたり、少し白煙みたいなのが見える」と日本語で管制に報告したところ、コックピットには、"smoke appears around nose"といった形の英語で伝えられ、この報告を聞いた機長が火災が発生していると断定して、緊急脱出を即決したものであった[84]。産経新聞はこれを「英会話の行き違いで脱出決意」と報じた[85]。
- 2006年、関西国際空港株式会社の未公開株に関する不正事件。(詳しくは関西国際空港土地保有を参照のこと)
- 2007年10月20日、日本航空2576便(那覇発)が着陸許可を得て関西国際空港の滑走路24Lに着陸しようとしていたところ、同滑走路に「滑走路手前での待機」を指示されていたエアカナダ36便(バンクーバー行き)が誤進入した。18時11分頃、JAL2576便は管制官の指示により着陸復行した。エアカナダ機は管制指示とは異なる復唱を行い、そのまま滑走路に入っていた[86]。
- 2008年1月14日、中国・大連行きの日本航空便に搭乗する予定だった中国人男性が、ボーディングブリッジのドアを開け、職員用階段から駐機場に下りて制限区域に侵入した。さらに、空港の警備体制の甘さを突き、そのまま空港警備をすり抜けて空港外に出た。関西空港署員らも発見できず、男性はチェックゲートの外に出て、関西空港駅から電車で対岸まで渡った。のちに、男性は出入国管理法違反の疑いで逮捕された。ボーディングブリッジのドアは外側から施錠できたが、事件当時は、職員が出入りしやすいよう無施錠であった[87]。
- 2008年3月16日に、日航702便(香港発)で、中国人の客室乗務員(訓練生)が、乗客が降りるのとは別のドアを誤って開け、脱出用シューターが飛び出すトラブルがあったことが、同月18日に判明。シューターを交換するため、同機の折り返しのグアム行きが約1時間半に亘り遅延[88]。
- 2008年3月21日、この日未明に第1滑走路の06Rエンド寄りでアスファルトが剥がれるトラブルが発生し、補修のため同滑走路が2時間40分にわたり閉鎖された。付近から剥がれたアスファルトと同じサイズのベニヤ板が発見された。関西国際空港株式会社は工事ミスによりベニヤ板が滑走路に混入し、アスファルトの剥離につながったとみている[89]。
- 2008年9月26日、未明に第1滑走路に航空機のタイヤ片が散乱しているのが見つかり、同日午前1時34分から午前6時まで同滑走路を閉鎖、第2滑走路の夜間メンテナンス作業も中止し、第2滑走路による発着を行った。この影響で計6便に最大10分の遅れが出た。落下していたタイヤ片は、午前1時34分発のアメリカのアトラス航空(貨物機)のタイヤの一部で、同機は約6時間半後に、目的地のアンカレジ空港に無事着陸した[90]。
- 2009年2月11日午後0時40分ごろ、パリ行きエールフランス291便が管制の許可を得ずに滑走路に進入した。これを受けて、同じ滑走路に降りる態勢だった北京発の中国国際航空927便が着陸復航した。国土交通省によると、エールフランス機が待機位置で止まりきれず滑走路に入ってしまったとみられる[91]。
- 2009年6月6日午後8時20分頃(現地時間)、同空港発台北行き日本航空653便(ボーイング767-300型)で、着陸直前に座席から出火し緊急着陸。火はすぐに消し止められ、怪我人はなかった。日航の調べでは、機内からライターが発見されたものの、発火との因果関係は不明[92]。
- 2010年6月20日午前6時半頃、バンコク発関西空港行タイ航空622便(ボーイング777)が、高知県安芸市の南約10キロ地点の太平洋上空で乱気流に巻き込まれた。乗員のうち3人が腰などに軽傷を負い、関西空港着陸後に病院に搬送された[94]。
- 2011年10月12日午後9時35分、離陸待機中のホノルル行きハワイアン航空450便(ボーイング767-300型機)がA滑走路に誤進入し、着陸態勢に入っていた全日空の貨物便(ボーイング767-300型機)が着陸を中止するトラブルが発生。両機ともその後無事離着陸し、けが人はなかったたが、一歩間違えると大惨事になるところであった。管制官はハワイアン機に滑走路手前で待機するよう指示したが、突然、進入を始めたという。[95]
- 2011年10月15日、同空港でコカイン約13キロ(末端価格にして約7億8,000万円相当)の密輸を図ったとして、茨城県常総市在住の日系ブラジル人女性が大阪府警関西空港署及び大阪税関関西空港支署に逮捕され、その後11月4日に大阪地検に起訴された。2011年現在、同空港開港以来最大のコカイン密輸量であるとされている[96]。
- 2011年11月28日午後1時47分頃、関西空港発上海行き中国東方航空516便(エアバスA330-200)が、管制官の許可を得ないまま離陸した。当時、管制官は、同空港に着陸しようとしていた海上保安庁のヘリコプターと無線交信中で、同便の滑走路への進入に気付いた管制官は即座に停止するよう指示したが、同便はそのまま離陸した[97]。
日本国外からの評価 [編集]
- Airport of the Year
- 2009年、イギリスの調査会社Skytraxによる「Airport of the Year 2009」で世界第6位の空港に選ばれた。2003年の同調査では関西国際空港は12位、2004年は9位、2005年は5位、2006年は4位、2007年は9位、2008年は6位と上位にあり、2004年から2009年は常にトップ10に入っていた。トイレの清潔さでは世界第1位も獲得していた。空港の清潔さや、預けた荷物が短い待ち時間で受け取れること、出入国時の手続きがスムーズに行われること等が評価されての結果であった。現在は、ランクを下げ、トップ10圏外となっている[98]。
- Monuments of Millennium
- 米国土木学会 (ASCE) によって、20世紀の10大プロジェクト選ぶ「Monuments of Millennium」の「空港の設計・開発」部門に選定され、20世紀最高の空港プロジェクトと認められた。海上を埋め立てられるなどが評価された結果である[99]。二期工事見学ホールには、学会から送られたプレートが展示されている。
- エアカーゴワールド
- イギリスの航空貨物専門誌「エアカーゴワールド」の2007年度読者アンケートで、アジア・中近東地域の取扱量50万~100万トン部門における最優秀貨物空港に2年連続で1位に選ばれた[100]。
- 世界で最も奇妙な18の空港
- 2010年アメリカの記述専門誌「ポピュラーメカニクス」が選定した「世界で最も奇妙な18の空港」の一つに選ばれた。ジブラルタル空港やマデイラ空港といった奇妙な立地や特徴的な構造をもつ空港も選ばれており、関西国際空港は海上の人工島の空港という立地が評価された[43]。
着陸料等の総額 [編集]
開港以来、高額な着陸料を敬遠して旅客数・発着回数などが伸びなかったため、2001年4月に着陸料を約83万円まで値下げを行った。しかし、仁川国際空港の同時期の着陸料が約33万円、同じく香港国際空港の39万円、上海浦東国際空港の66万円などと比較しても割高な状況は続いた。
2009年8月31日、関西国際空港会社は同年10月から1年半の間、増便を実施する航空会社に対して着陸料の割引率を30%から80%に拡大するという緊急施策を発表した。この割引を適用した場合、着陸料は約16万円となり、手荷物取り扱い施設使用料と旅客搭乗橋施設使用料を含む着陸料等の総額は約30万円となる。また、新規就航路線については20%の補助を適用し着陸料が実質無料になるため、着陸料等の総額は約13万円となる。この水準は仁川国際空港の着陸料等の総額の約22万円、香港国際空港の約27万円、上海浦東国際空港の約32万円、シンガポール・チャンギ国際空港の約17万円などと比較しても競争力を持つことになる。[101]
周辺海域 [編集]
空港島が造成されたため周辺海域の魚類資源に影響が出ていたが、2004年7月から9月の期間において一般公募により集まった調査員50組による魚釣りでの魚類資源実態調査を行った結果、カサゴ・スズメダイ・メバルなどが多いときは日に1,846匹、少ないときでも日に299匹釣れるなど魚類資源が回復していることが判明した。なお、空港島の周囲は人工的に藻場が形成されており、大阪府では毎年稚魚の放流を行うことで大阪湾全体の魚を増やす計画のため、空港島と周囲500 m圏内は大阪府漁業調整規則により釣りが禁止されている。しかし、これらの施策の効果により逆に今では豊かな漁場となってしまい、密漁による摘発が年間10件程度起こっている他、先の調査目的による魚釣り一般開放でも入れ食い状態だったという。[102]
関空建設を描いた著作 [編集]
- 佐藤章 『関西国際空港 生者のためのピラミッド』 中公新書 1994年
- 新井洋一 『巨大人工島の創造 関西国際空港』 彰国社 1995年
脚注 [編集]
注釈 [編集]
- ^ 日本初の海上空港は長崎空港であるが、元あった島を拡張・造成したものであり、ゼロから海を埋め立てて空港としたのは当空港が初である。
- ^ 24時間運用開始は新千歳空港が先であるが、新千歳は貨物便のみの運用であった。
- ^ 2012年6月30日までは、・地方自治体・民間の出資で設立された関西国際空港株式会社が運営していた。
- ^ 2007年の3月期連結決算での98億円の最終黒字から、90億円の政府補給金を除いた値。
- ^ なお、第二滑走路は開業当時、東側に増設される計画があり、当時の地図帳など一部の地図には計画図にも記載されていた。
- ^ 1.誘導路及び舗装路の路盤と舗装部分の厚さを従来の計画の約半分にした。2.車両通路及び誘導路の立体交差部分の工法を簡略化した。3.値段の安い汎用品を灯火などに取り入れた、など
- ^ 日本においてオープンパラレル滑走路を有する空港は、他に東京国際空港と新千歳空港(千歳基地を含めた場合)があるが、いずれの空港もILSは滑走路の片側にしか整備されていない。
- ^ 日本トランスオーシャン航空・JALエクスプレスの機材・乗務員で運航する便あり
- ^ JALエクスプレス、ジェイエア、日本エアコミューター便を含む
- ^ 日本航空便としては廃止。現在は日本トランスオーシャン航空便として運航
- ^ 堺東⇒中もず駅前 中もず駅前⇒堺東駅前は後に延長されたものである。堺東・中もず線は空港営業所のみが単独担当しており、堺営業所・金剛車庫 泉北営業所・河内長野営業所は、関わっていない
出典 [編集]
- ^ “キャラクター紹介”. 関西国際空港 (2006年). 2012年10月16日閲覧。
- ^ “関空メールマガジン”. 関西国際空港 (2006年). 2012年10月16日閲覧。
- ^ “2013年(平成25年)関西国際空港・大阪国際空港 3月及び年度運営概況 (速報値)” (PDF) (プレスリリース), 関西国際空港, (2013年4月24日)
- ^ Airport Council Internationalのデータでは、2010年度(2010年4月 - 2011年3月)は75万9278トンで世界26位ACI Cargo Traffic 2010 FINAL。
- ^ 参考文献:「数字で見る航空2007」-航空振興財団(2007年)
- ^ 参考文献:「巨大建設の世界3海上空港・沈下との闘い」-NHK出版(1993年)、「関西国際空港生者のためのピラミッド」-佐藤章、中央公論社(1994年)
- ^ 財団法人関西空港調査会の発表による[要文献特定詳細情報]
- ^ 『財界展望』1994年5月号、財界展望新社、1994年。
- ^ 1999年9月3日共同通信記事では、関空会社が航空会社に対して行ったアンケートで、着陸料を含む空港施設使用料を高いと表明している航空会社が97%であることを紹介している。それに対し、関空会社では、2007年12月14日付朝日新聞記事などにあるように、高額な着陸料は航空会社の誘致の障害と認識しており、2005年などに着陸料の値下げを行っている。
- ^ a b c d 朝日新聞、2010年8月1日、東京版朝刊、34面。同Web版[リンク切れ]
- ^ a b 平成8年度運輸白書 第2部 第9章 第1節 2(3)関西国際空港の2期事業
- ^ 2001年11月末の太田の講演での発言より[リンク切れ]
- ^ “国際貨物施設のさらなる増強について” (PDF) (プレスリリース), 関西国際空港, (2006年12月20日)
- ^ 2008年4月18日付 朝日新聞
- ^ 宮本岳志 (2008年). “「関西空港」二期事業…「水増し」と「粉飾」の化けの皮はがれる”. 2012年10月16日閲覧。
- ^ “国際空港国内初、関空で遊覧飛行いかが 10分2人1万8000円 発着回数増狙い?”. 読売新聞. (2008年2月16日)
- ^ 2008年4月12日付け 日本経済新聞
- ^ “地元負担なしでも関空支援継続を”. 読売新聞. (2008年6月9日)
- ^ “関空連絡橋国有化 消える税めぐり、泉佐野市と国が攻防”. 朝日新聞. (2008年2月18日)
- ^ “関空連絡橋の通行税徴収を検討 大阪府泉佐野市”. 産経新聞. (2008年6月16日)
- ^ “JAL、関空―ロンドン、東北路線など6路線運休へ”. 朝日新聞. (2008年7月24日)
- ^ “全日空、関空発着の3路線減便検討”. 日本経済新聞. (2008年7月15日)
- ^ “スターフライヤー、関空からの撤退検討”. 日本経済新聞. (2008年7月16日)
- ^ 読売新聞. (2008年4月19日)
- ^ “橋下・大阪府知事:伊丹「廃港を検討」 関空活性化へ?発言 大阪府に権限なし”. 毎日新聞. (2008年7月31日)
- ^ “24時間 眠らない「国際貨物ハブ空港」”. 関西国際空港. 2012年10月16日閲覧。
- ^ “関空発着回数、大幅目標割れ 08年度、2期島整備に支障も”. 共同通信. (2009年4月13日)
- ^ “問題飛行:改善求め関西・神戸空港に働きかけ 住民団体が淡路・洲本市に要望/兵庫”. 毎日新聞. (2008年6月21日)
- ^ “普天間会談/失われた13年を繰り返すな 海兵隊駐留の是非も論議を”. 琉球新報. (2009年12月1日)
- ^ “普天間移設、橋下知事「提案あれば議論」 全国知事会に提起”. 琉球新報. (2009年12月3日)
- ^ 平成24年3月期 決算概況(新関西国際空港株式会社)
- ^ 2012年8月6日 産経新聞 「「1株1円は納得できぬ!」…関空株主、買い取り価格決定申し立てへ」
- ^ “関空2期島やっと完成…工事先送り着工13年”. 読売新聞. (2012年6月27日)[リンク切れ]
- ^ “関空・伊丹が経営統合 借金1兆2千億円の解消めざす”. 朝日新聞. (2012年7月1日)
- ^ 国土交通省成長戦略会議 (2010-5-17). “国土交通省成長戦略(抜粋) 航空分野” (PDF). 国土交通省
- ^ 羽田・関西空港を強化=菅首相[リンク切れ]
- ^ 和歌山放送情報懇談会:新しい空の時代、関空社長が講演 /和歌山(毎日新聞和歌山版 2012年10月17日付)
- ^ “関空にLCCターミナル増設へ 15年に開業の見通し”. 東京新聞. (2012年10月17日) 2012年10月19日閲覧。
- ^ 北川慧一「関空 次は第3ターミナル 15年度供用 LCC 富裕層対応探る」『朝日新聞』2012年10月27日付朝刊、第14版、第8面。
- ^ 1985年関西国際空港関係閣僚会議における関西国際空港関連施設整備大綱による。
- ^ “関西国際空港全体構想について”. 関西国際空港事業について. 関西国際空港全体構想促進協議会. 2012年10月18日閲覧。
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- ^ ガルーダ、関西/ジャカルタ線は月、火、木、土に運航
- ^ 【オーストラリア】NZ航空、9月30日から関空便の運航を停止へ NNA.ASIA 2013年5月16日付
- ^ ANAの貨物事業がさらに拡充 〜 沖縄貨物ハブのネットワ-クを拡充し利便性を向上 〜 〜 ANA貨物便ネットワ-クの更なる充実 〜 〜 事業拡大を支える『貨物事業会社』の設立 〜
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- ^ 『1995年1月・神戸-「阪神大震災」下の精神科医たち』 中井久夫、1995年、39頁。
- ^ 航空・鉄道事故調査委員会 (2008年3月28日). “I カンタス航空所属VH-QPE (PDF)”. 航空事故調査報告書 AA2008-3. 2008年6月9日閲覧。
- ^ 英会話の行き違いで脱出決意 平成17年関空カンタス機事故原因 産経新聞3月28日
- ^ 関西国際空港における滑走路誤進入事案に係る特別監察 事案発生状況参考資料-平成19年10月31日付け国土交通省航空局監理部総務課安全・危機管理監察官
- ^ 1月21日付産経新聞「関空制限区域に中国人、搭乗直前に「逃亡」」
- ^ JAL訓練生が誤操作でドア開け、シューター飛び出す 朝日新聞2008年3月18日
- ^ 3月21日付 読売新聞「関空の第1滑走路、舗装はく離」
- ^ 関空 タイヤ片散乱、滑走路1本閉鎖 朝日新聞2008年9月26日
- ^ 2月11日付け 日本経済新聞
- ^ 着陸直前に座席から出火…日航、ぼや公表せず 読売新聞 2009年6月8日
- ^ 時事通信10月28日付「アシアナ機が尻もち=尾部損傷、けが人なし-関空」
- ^ 乱気流で乗員3人けが 関空行きタイ航空 産経新聞 2010年6月20日
- ^ 『ハワイアン航空が滑走路に誤進入 関空、けが人なし』日本経済新聞2011年10月13日
- ^ 日系ブラジル人の女、関空でコカイン大量密輸 読売新聞 2011年11月8日
- ^ 中国東方航空機、管制官の許可得ずに離陸 読売新聞 2011年11月28日
- ^ “関空、世界12位…7年連続のベスト10ならず”. 読売新聞. (2010年5月8日)
- ^ American Society of Civil Engineers (ASCE) (2001). Kansai International Airport: A Monument of the Millennium.
- ^ 『KANSAI空港レビュー』2008年4月号、関西空港調査会、2008年。
- ^ 関空、着陸料を大幅割引…国際線、新規就航なら実質無料 読売新聞[リンク切れ]
- ^ VOICE 2010年2月17日(水)[リンク切れ]
関連項目 [編集]
- 新関西国際空港
- 関西国際空港土地保有
- 関西国際空港全体構想促進協議会
- KANKU CLUBカード(現在はKIXカードに移行)
- メガフロート
- コンコルド - 本港の開港翌日に飛来した。なお、この飛来が最後の来日となった。
- 淡路三原中継局(関空会社が、在阪広域民放テレビ局SHF中継局免許人になっていた)
- 紀の川大堰
- 中山太郎
- なにわ筋線
- 関空リニア構想
- 内閣総理大臣顕彰
外部リンク [編集]
- 関西国際空港株式会社 公式サイト
- 関西国際空港(KIX) - Facebook
- 新関西国際空港株式会社(NKIAC) - 企業情報サイト
- 関西国際空港土地保有株式会社
- 財団法人関西空港調査会
- りんくうタウン
- OpenNav: KIX / RJBB 飛行場図
関係法令 [編集]
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