井戸敏三

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日本の旗 日本の政治家
井戸敏三
いど としぞう
井戸敏三
2009年10月4日神戸市長田区で開催された鉄人28号像完成記念式典にて
生年月日 1945年8月10日(66歳)
出生地 兵庫県揖保郡新宮町(現・たつの市
出身校 東京大学法学部
所属政党 無所属
公式サイト いどとしねっと

日本の旗 兵庫県の旗 公選第6代 兵庫県知事
当選回数 3回
任期 2001年8月1日 - 現職
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井戸 敏三(いど としぞう、1945年(昭和20年)8月10日 - )は、兵庫県知事。元兵庫県副知事兵庫県揖保郡新宮町(現たつの市)出身。神奈川県育ち。東京大学法学部卒業。知事3期目。

自民公明社民と、民主兵庫県連推薦の無所属。

目次

[編集] 略歴

材木の仲介等をおこなっていた父の仕事の関係で、小学校3年生の時に横浜市に転居。新宮小学校のクラスメートに弁護士の丸山和也がいた。

[編集] 人物

[編集] 政策

  • 道州制を拒否しており、「国が権限を持ったまま道州制になれば、国の出先機関になってしまう」と発言している[1]
  • 井戸以外に、道州制の拒否を明言する知事には、佐藤栄佐久福島県知事(当時)がいたが、佐藤栄佐久は汚職事件で2006年秋に辞任した。近隣の府県では、井戸以外に、西川一誠福井県知事が、道州制に反対する立場を示している[2]
  • 大阪府知事であった橋下徹大阪国際空港(伊丹空港)廃港案に強く反対する一方、莫大な赤字を垂れ流す関西国際空港こそを廃港にし、神戸空港に二つ目の滑走路を造るべきだと近畿ブロック知事会で表明している[3]。井戸は「廃港を前提とした議論には興味もないし意味もない、ナンセンスだ」と発言し、批判を受けている。橋下徹は「住宅密集地に伊丹空港があること自体ナンセンスだ」と反論した。これについては、大阪空港訴訟を発端とした問題を抱えたが故にその代替施設として関西国際空港を建設し、さらに神戸空港について多数の神戸市民が着工前から反対の立場を示していたにもかかわらず建設されたことから、強い不信感を抱く者が少なくない[要出典]。その後も橋下徹とは関西3空港共存問題で平行線をたどっている。

[編集] 発言

[編集] NHK大河ドラマへの批判

2012年NHK大河ドラマ平清盛』の初回(1月8日)の視聴率が低かったことに関して、井戸は9日の会見で「うちのテレビの調子が悪くなったのかと思うような画面で、鮮やかさが無く薄汚れた感じだった」などと批判する発言を行い、その上で、NHKへの改善を申し入れる可能性もあるとコメントした[6]。この発言に対しては、兵庫県庁電話電子メールで「番組内容に介入するような発言はすべきでない」などの批判が多数寄せられている[7]

知事の大河ドラマへの発言はこれだけにとどまらず、16日の会見では2回目(15日)の放送に関して「おもしろくなりそう」としながらも「もう少し明るい画面に」と批判[8]。さらに23日の会見では3回目(22日)の放送に関して「真っ青な海の色が出てこないようでは瀬戸内海と言えるのかという話になりかねない。瀬戸内海の自然をきちんと映してほしい」と3週連続にわたってNHKの映像演出を批判している[9]

[編集] 石原都知事「2000人が余計に死んだ」発言への反駁

2007年4月8日夜、石原慎太郎東京都知事選挙で3選された直後のインタビューにて「阪神大震災では、当時の首長(当時の貝原俊民・兵庫県知事か、村山富市首相を指すのかは不明)の判断が遅れたため、2000人が余計に死んだ」と発言したことに対して、翌9日の会見で以下のように反駁した。

どういう趣旨でそういう発言をされたかよく分からないのですが、報道を見ておりますと、自衛隊の派遣要請をもっと早くしておけば、犠牲者は2千人減っていたのではと言われたようです。阪神・淡路大震災は、不意打ちだったということと、非常に上下動の激しい震度7の地震でしたので、犠牲になられた方々はほとんどが圧死だったと分析されています。私は、公的な救済機関が入る以前に、地域の防災力をどう高めておくかということが、緊急時の第一次的な救出、人命救助にとって、一番大事なことであり、その反省の上に立ち、地域防災力を強化するための自主防災組織の組織化や、防災訓練に努めてきたと思っています。自衛隊の派遣要請の早さと、犠牲者の数は、阪神・淡路大震災のケースではあまり脈絡のないことと思うだけに、今後一番危険視されている首都直下地震に対する備えとして、防災に対する総責任者がそのような認識を持たれているのだとすると、いささか心配ですね。東京都の人たちは夜も眠れなくなるのではという思いがします。だから、きちっと私たちは私たちなりの分析をしておりますが、あわせて東京都は東京都の分析を明確にしていただいて、防災計画なり、防災体制の整備を行っていただきたいと思います。何故、自衛隊の派遣が遅れ、犠牲者が2千人増えたなどと言われるのでしょうか。いい加減な議論はしていただきたくないというのが、私の率直な気持ちであり、誠に失礼だと思っています。

兵庫県/知事定例記者会見(2007年4月9日)

  • 後に石原は先の発言について「ちょっと数字が違うかもしれない」と釈明。「佐々淳行さんの受け売り。詳しくは佐々さんに聞いてください」と根拠の説明を避けた。

[編集] 震災チャンス発言

2008年11月11日に行われた近畿ブロックの知事会議において、「東京一極集中を打破するための旗を揚げなければならない。関東で震災が起きれば東京は相当なダメージを受ける。これはチャンスですね。チャンスを生かす、そのための準備をしておかないといけない。機能的には、金融なんです。金融とマスコミが東京一極集中になっている。東京に行った企業をもう一度、関西に戻せというカムバック作戦を展開していく必要がある。〔中略〕そういう意味では、防災首都機能を関西が引き受けられるように、あるいは第2首都機能を関西が引き受けられるような準備をしておかないといけない」と発言した[10]

発言の報道後、兵庫県民を含む各方面から「不適切だ」との非難の声が上がった(識者や知事の中には「特に問題視しない」と答える者もいた)。井戸は同日午後8時には「言葉使いが適切でなかったことは反省しなければならない」と釈明したが、同時に「なぜこういう質問を受けているのか理解できない」「そんな変わったことを言ったつもりはない」と発言した[11]。謝罪の必要性を指摘する記者に対しては、「関東で震災が起きた時に、関西が首都機能を引き受けざるを得ないという意味だった。大災害が望ましいとは言っていない」と発言した。さらに「(関東圏に住む人に)もっと関東大震災に対して自覚を持ってもらわないといけない」と述べ、「何で謝らなければいけないのか!?」と反発し発言の撤回や謝罪をする意思がないことを明らかにした[12]

兵庫県は近年被災した地域であることから、県民の中にも大きな反発が広がっており[13]、その後兵庫県庁に知事に対する電話やメールが350件ほど寄せられ、大半が知事の発言を問題視するものであったと報道された[14]。 この井戸の発言に対しては、「(前述の)石原知事発言への意趣返しではないか」との都庁職員の発言が報道された[15]。石原はこの発言に関して「(旧自治省出身である)役人の浅知恵だな。他人の不幸をチャンスと言うのは日本人の感性に合わない。言葉を大事にしないとね」と述べ、関西復権に関しては「自分で努力して活力を取り戻すべきだろう」と喝破した[16]

同年11月13日、「『チャンス』という言葉を使って誤解を招いた。こういう状況を作り出したこと、混乱を招いたことをおわび申し上げる」と公式に謝罪、発言も撤回した[17]

[編集] 著書

  • 地方自治総合講座(編集代表)
  • 随筆集 歩みながら/続/続々
  • 随筆集 一歩いっぽ/続/続々
  • 随筆集 新一歩いっぽ/続/続々
  • 新々 一歩いっぽ

[編集] 脚注

  1. ^ 日本海新聞 2006年7月14日付記事[リンク切れ]
  2. ^ 福井新聞 2007年1月19日付記事[リンク切れ]
  3. ^ asahi.com(朝日新聞社):橋下知事の伊丹廃港論へ…兵庫「関空こそ廃止したら」 - 関西交通・旅ニュース 2009年11月5日
  4. ^ 朝鮮学校の除外、兵庫知事が批判 新年度、独自に補助 朝日新聞 2010年3月17日
  5. ^ 無償化除外を批判の兵庫知事と朝鮮学校に脅迫状 銃の薬莢も 産経新聞 2010年3月26日
  6. ^ 薄汚れた画面…大河「平清盛」を兵庫知事が批判 読売新聞 2012年1月10日
  7. ^ 立場わきまえろ…「平清盛」酷評知事に批判殺到 読売新聞 2012年1月12日
  8. ^ 大河ドラマ「平清盛」:兵庫知事「おもしろくなりそう」 毎日新聞 2012年1月17日
  9. ^ 兵庫知事:また大河ドラマ批判…「瀬戸内海の青出てない」 毎日新聞 2012年1月23日
  10. ^ 朝日新聞ニュース “井戸・兵庫知事「関東大震災起きればチャンスになる」”[リンク切れ]
  11. ^ 「受け止め方違う」短絡的な言い方は反省 知事震災発言 神戸新聞 2008年11月12日 閲覧
  12. ^ 震災チャンス発言 井戸・兵庫知事、撤回も謝罪もなし 朝日新聞 2008年11月12日 閲覧
  13. ^ 朝日新聞ニュース “震災チャンス発言 井戸・兵庫知事、撤回も謝罪もなし”[リンク切れ]
  14. ^ 兵庫県庁に批判の電話 「関東大震災はチャンス」発言で 朝日新聞 2008年11月12日 閲覧
  15. ^ NHKニュース “関東で震災ならチャンス”[リンク切れ]
  16. ^ 石原都知事「震災はチャンス、役人の浅知恵」 兵庫知事発言 日本経済新聞 2008年11月12日 閲覧
  17. ^ 井戸知事:関東大震災発言 知事が謝罪 県への意見370件超 /兵庫 毎日新聞 2008年11月13日 閲覧

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

官職
先代:
貝原俊民
兵庫県の旗 兵庫県知事 Shadow picture of Hyogo prefecture.png
民選:2001年 -
次代:
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