フィンランド航空

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フィンランド航空
IATA
AY
ICAO
FIN
コールサイン
Finnair
設立日 1923年
ハブ空港 ヘルシンキ・ヴァンター国際空港
マイレージサービス Finnair Plus
会員ラウンジ Finnair Lounge
同盟 ワンワールド
保有機材数 60機
就航地 65都市
親会社 Finnair Group
本拠地 フィンランド共和国 ヴァンター
代表者 Jukka Hienonen (CEO)
  

フィンランド航空( フィンランドこうくう、Finnair フィンエアー、フィンランド語Finnair Oy フィンナイル・オイ)は、フィンランドを拠点とする航空会社である。

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港をハブにしてフィンランド国内、ヨーロッパ内、アジア・アメリカ方面などへ路線を展開している。フィンランド航空およびその子会社は、フィンランドにおいて国内線と国際線の双方における航空旅行市場で優位に立っている。2004年の利用客数は約810万人。フィンランド航空はワンワールドに加盟しており、路線網は国内16都市、国際約55都市におよぶ。

目次

[編集] 歴史

フィンランド航空 A320-200型機
フィンランド航空 MD-11

1923年に民間航空会社として設立されたその名も「アエロ・オイ(フィンランド語で航空会社の意)」が前身で、同社は1924年にヘルシンキとエストニアの首都タリンの間で水上飛行機により運航を開始したが、1936年には国際空港の基準に準拠したヘルシンキ・マルミ空港が開港するなど各地で飛行場の建設が行われ、早くも水上飛行機の時代は終わった。その後1946年政府が同社の株式の3分の1を買収して1954年にはヨーロッパ各地への路線を拡大。1955年には西側の航空会社として初めてソ連の首都モスクワに乗り入れた。東西諸国間の架け橋となったフィンランド航空会社ならではの現象といえるだろう。

現在の社名になったのは1968年で、翌年に初の北大西洋便となるニューヨーク線を開設し、ヘルシンキ・ヴァンター空港ターミナルがオープンした。日本への乗り入れは1983年4月だが、ここでフィンランド航空は、当時の日欧路線では考えられないような発想を日本路線に持ち込んだ。保有していたDC-10型機のうち1機の燃料タンクを増強し、3クラス200席強の旅客キャパシティでの10時間を越えるノン・ストップ飛行を可能にし、この機材を日本路線の専用機材と位置付け、ベーリング海上空経由のノン・ストップで結ぶ路線として話題になった。また、成田に到着した機材をその日のうちに折り返さず、1日ステイさせて折り返すスケジュールを組んだことで、同社が古くから誇りとしている定時性の確保も図られ、同社は日本でも「絶対に遅れないエアライン」としても注目を集めた。旧ソ連が崩壊した1991年からはシベリア上空通過ルートとなり、所要時間が大幅に短縮した。1994年から数年間、ムーミンサンタクロースの特別塗装機(いずれもダグラスDC10型機)で話題を呼んだ。2008年、会社設立85周年を迎えると共に、日本就航25周年を迎えた。

ハブ空港ヘルシンキ・ヴァンター国際空港であるが、第二ハブ空港としてスウェーデンストックホルムアーランダ国際空港がある。

[編集] 日本からの利用

2008年10月現在、ヘルシンキから成田国際空港へ週4便、関西国際空港へ週7便 (冬期週5便)、中部国際空港へ週4便(冬季週3便)を運航している。機種は、成田線・中部線はエアバスA340-300、関西線はマクドネル・ダグラスMD-11型機を利用している。2006年1月のヴァリグ・ブラジル航空 の運休に伴い、現在MD-11型機を日本路線に定期就航させているのは同社だけである。世界的に見ても、MD-11型機を旅客定期便として使用しているエアラインは決して多いとはいえない。2009年7月1日(関西発は7月2日)からは、そのMD-11も日本路線から姿を消し、最新機材のエアバスA340-300になる予定である。

ただ、フィンランドに対する直接の利用は夏季の観光客や冬季のオーロラ観光を除いて極めて少ない。これはフィンランド政府・フィンランド航空も織り込み済みであり、ヴァンター空港におけるヨーロッパ各地への乗り継ぎを前提に考えている。また利用者からも、「定時性が極めて高い」「その先の乗り継ぎが良い」(ほとんどの欧州主要地に路線がある)、「日本から最速最短時間で行ける欧州」(飛行時間:9時間30分)などの理由から、欧州各地へのビジネス旅客輸送において一定の評価を得ている。2010年、現行週4便の成田線を増便し、通年週7便のデイリー運航を開始予定。

[編集] 就航路線

[編集] フィンランド フィンランド(国内路線)

[編集] ヨーロッパ

[編集] 北アメリカ

[編集] アジア

[編集] 保有機材

A340-300

フィンランド航空の機材は以下の航空機で構成される (2008年1月現在):

2005年12月7日にフィンランド航空は2007年から引き渡しを受ける3機のエアバスA340-300E型機及び2011年から引き渡しを受ける4機のオプションをプラスした9機のエアバスA350-900s型機を発注したと発表した。A350s は、2012年に引退する事になっているマクドネル・ダグラスMD11型機を置き換える事となるだろう [1]

[編集] マイレージプログラム

フィンランド航空ではマイレージプログラムとして"Finnair Plus"(「フィンエアー・プラス」)を運営している。2歳以上であれば誰でも加入することができ、フィンランド航空およびワンワールド加盟航空会社での利用距離に応じて4種類のカードが用意されている(その他に18歳未満のホルダー対象のカードが1種類ある)。

ワンワールド加盟航空会社およびその他の航空会社への搭乗や提携しているホテル、レンタカーなどの利用でポイントをためることができる。なおフィンエアー・プラスでは、航空会社利用でのポイント加算は他社のマイレージサービスで一般的に利用されているマイルに依るものではなく、飛行距離1キロメートルにつき1ポイントとして積算している。その他、ポイント獲得からの失効期間が5年となっている、ワンワールド加盟航空会社のマイレージプログラムの中ではエコノミークラスの割引運賃利用時の加算率が比較的高く設定されている、航空会社の搭乗利用以外のポイント獲得手段が他社のマイレージサービスに比べると限られていることなどの特徴がある。

ちなみに例として日本航空の日本国内線の特典航空券を獲得するには、フィンエアープラスで20,000ポイント(普通席)もしくは30,000ポイント(クラスJ)が必要となる。

フィンエアー・プラスへのポイントの加算および特典航空券で利用できる航空会社は次の通り。

[編集] 機内誌

フィンランド航空では、日本語機内誌『キートス(KIITOS)』を、年4回発行している。1996年に創刊された。定期購読も可能で、1,240円分(機内誌は無料だが、日本国内での送料分のみ負担)の郵便切手を日本国内の事務所に封書で送ると、誰でも機内誌を購読出来る。「キートス」とは、フィンランド語で「ありがとう」という意味である。創刊以来、順調に刊行されていたが、残念な事に、2009年冬号をもって、休刊する事となった。

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ