宝塚歌劇団96期生
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宝塚歌劇団96期生(たからづかかげきだん96きせい)は、2008年に宝塚音楽学校に入学、2010年に宝塚歌劇団に入団した38名を指す[1]。
概要
2008年の音楽学校の受験者数は854人、合格者40人、競争倍率21.38倍となった[2]。
初舞台の演目は、霧矢大夢・蒼乃夕妃トップコンビ大劇場お披露目となる月組公演「THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)」[1]。
2010年5月19日付で組配属となる[1]。
新人公演主演(ヒロイン)経験者に優波慧、夢奈瑠音、和希そら、紫藤りゅう、花乃まりあ、叶羽時、咲妃みゆ、夢華あみ、朝月希和、綺咲愛里がいる。
バウホール公演主演(ヒロイン)経験者に和希そら、紫藤りゅう、花乃まりあ、咲妃みゆ、夢華あみがいる。
東上公演主演(ヒロイン)経験者に和希そら、咲妃みゆ、朝月希和、綺咲愛里がいる。
大劇場公演ヒロイン経験者に夢華あみがいる。
エトワール経験者に和希そら、花乃まりあ、乙羽映見、更紗那知、朝月希和、夢華あみ、妃華ゆきの、音咲いつき、瀬戸花まりがいる。
生徒退学問題
2008年に音楽学校に入学した生徒の1人が本科在学中に退学処分を受け、自主退学(後に復学し98期生として卒業したが入団辞退[3])。1人が予科在学中に退学処分を受けた[4]。この退学処分を受けた生徒が、同期生による虚偽の報告で退学処分を受けたとして、音楽学校を被告とする訴訟を起こした[4]。裁判の結果、退学処分は取り消され卒業資格が認められたが、調停条項により生徒は入団していない[5][4]。
→詳細は「宝塚音楽学校 § 96期生生徒退学問題」を参照
主な生徒
OG
現役
一覧
芸名[6] | 読み仮名[6] | 誕生日[6] | 出身地[6] | 出身校[6] | 身長[6] | 愛称[6] | 役柄[1] | 配属[1] | 退団年 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
夢華あみ | ゆめか あみ | 6月19日 | 千葉県千葉市 | 慶應義塾女子高校 | 164.5㎝ | あみ | 娘役 | 雪組 | 2014年 | |
和希そら | かずき そら | 10月5日 | 岡山県岡山市 | 市立旭東中学 | 168㎝ | かず | 男役 | 宙組→雪組 | ||
空波輝 | そらなみ こう | 10月2日 | 兵庫県三田市 | 神戸龍谷中学 | 168㎝ | ちこ | 男役 | 雪組 | 2012年 | |
優波慧 | ゆうなみ けい | 6月7日 | 東京都大田区 | 田園調布雙葉高校 | 171㎝ | しお、だし | 男役 | 花組 | 2022年 | |
乙羽映見 | おとはね えみ | 7月27日 | 大分県大分市 | 市立碩田中学 | 165㎝ | Emi | 娘役 | 花組 | 2019年 | |
音咲いつき | おとさき いつき | 6月27日 | 神奈川県藤沢市 | 市立御所見中学 | 167㎝ | SAI | 男役→娘役 | 星組 | ||
夢奈瑠音 | ゆめな るね | 2月25日 | 東京都世田谷区 | 桐朋女子中学 | 168㎝ | ルネ | 男役 | 月組 | ||
秋音光 | あきね ひかる | 11月23日 | 福岡県古賀市 | 明治学園高校 | 168㎝ | あきも | 男役 | 宙組 | 2023年 | |
瀬戸花まり | せとはな まり | 12月28日 | 徳島県名西郡 | 徳島市立高校 | 163㎝ | せとはな | 娘役 | 宙組 | 2022年 | |
春海ゆう | はるみ ゆう | 12月19日 | 大阪府大阪市 | 清明学院高校 | 168㎝ | ぐつ | 男役 | 月組 | ||
咲妃みゆ | さきひ みゆ | 3月16日 | 宮崎県児湯郡 | 日向学院高校 | 160㎝ | みゆりん | 娘役 | 月組→雪組 | 2017年 | |
蘭舞ゆう | らんま ゆう | 9月12日 | 山口県下関市 | 梅光女学院高校 | 171㎝ | ゆりえ、らんま | 男役 | 花組 | 2013年 | |
更紗那知 | さらさ なち | 6月1日 | 佐賀県佐賀市 | 佐賀女子高校 | 162㎝ | りえ、なち | 娘役 | 花組 | 2021年 | |
橘幸 | たちばな こう | 12月3日 | 岐阜県多治見市 | 名古屋女子大学高校 | 167㎝ | めーこ | 男役 | 雪組 | 2021年 | |
叶羽時 | かのは とき | 9月25日 | 兵庫県芦屋市 | 市立精道中学 | 163㎝ | ときちゅん | 娘役 | 月組 | 2019年 | |
紫藤りゅう | しどう りゅう | 5月5日 | 東京都文京区 | 大妻高校 | 174㎝ | るりこ | 男役 | 星組→宙組 | 2023年 | |
綺咲愛里 | きさき あいり | 10月30日 | 兵庫県川西市 | 県立宝塚北高校 | 162㎝ | まいこちゅ | 娘役 | 星組 | 2019年 | 妹は美里玲菜[7] |
蒼井美樹 | あおい みき | 2月26日 | 東京都世田谷区 | 都立国際高校 | 163㎝ | りょこ、リョン | 娘役 | 雪組 | 2017年 | |
花乃まりあ | かの まりあ | 10月12日 | 東京都多摩市 | 恵泉女学園中学 | 164㎝ | りおるん | 娘役 | 宙組→花組 | 2017年 | |
妃華ゆきの | ひめはな ゆきの | 6月26日 | 兵庫県西宮市 | 雲雀丘学園高校 | 162㎝ | みどり | 娘役 | 雪組 | ||
茜小夏 | あかね こなつ | 9月5日 | 東京都渋谷区 | 田園調布学園高等部 | 162㎝ | こなつ | 娘役 | 月組 | 2018年 | |
真地佑果 | まち ゆうか | 11月22日 | 大阪府大阪市 | 帝塚山高校 | 175㎝ | まっち、まち、ゆっちん | 男役 | 雪組 | 2021年 | |
朝月希和 | あさづき きわ | 1月6日 | 東京都世田谷区 | 昭和女子大学附属昭和高校 | 163㎝ | ひらめ、ともこ | 娘役 | 花組→雪組→花組→雪組 | 2022年 | |
桜奈あい | さくらな あい | 4月12日 | 大阪府東大阪市 | 帝塚山高校 | 164㎝ | あいにゃ、えなっち | 娘役 | 月組 | 2021年 | |
美桜エリナ | みおう えりな | 10月22日 | 福岡県太宰府市 | 県立博多青松高校 | 162㎝ | ふみな、エリナ | 娘役 | 宙組 | 2016年 | |
華蓮エミリ | かれん えみり | 1月18日 | 香川県高松市 | ノートルダム清心学園清心中学 | 161㎝ | エミリン、エリコ | 娘役 | 雪組 | 2021年 | |
白鳥ゆりや | しらとり ゆりや | 8月26日 | 兵庫県西宮市 | 神戸松蔭高校 | 164㎝ | ゆりやん | 娘役 | 星組 | 2018年 | |
桜舞しおん | おうま しおん | 9月11日 | 福岡県北九州市 | 西南女学院高校 | 169㎝ | おーま、りり | 男役 | 花組 | 2018年 | |
蒼矢朋季 | そうや ともき | 1月8日 | 千葉県市川市 | 県立国分高校 | 169㎝ | マミー、ともき | 男役 | 月組 | 2017年 | |
千幸あき | ちゆき あき | 10月24日 | 千葉県八千代市 | 千葉敬愛高校 | 170㎝ | ちゆき | 男役 | 花組 | 2020年 | |
五條まりな | ごじょう まりな | 10月30日 | 北海道札幌市 | 市立藻岩中学 | 159㎝ | かえ | 娘役 | 星組 | 2015年 | |
颯希有翔 | はやき ゆうと | 9月16日 | 埼玉県さいたま市 | 山脇学園中学 | 169㎝ | つっちー、つっちゃん | 男役 | 月組 | 2021年 | |
夢月せら | むつき せら | 7月16日 | 宮崎県宮崎郡 | 日向学院 | 171㎝ | ちゅん、せら | 男役 | 宙組 | 2013年 | |
拓斗れい | たくと れい | 6月7日 | 大阪府堺市 | 帝塚山学院中学 | 171㎝ | たくと | 男役 | 星組 | 2021年 | |
里咲しぐれ | りさき しぐれ | 5月1日 | 東京都小金井市 | 都立小金井北高校 | 165㎝ | むっく | 娘役 | 宙組 | 2021年 | |
凰いぶき | おう いぶき | 5月12日 | 奈良県吉野郡 | 県立高取国際高校 | 172㎝ | みの | 男役 | 雪組 | 2014年 | |
貴姿りょう | たかしな りょう | 10月3日 | 大分県大分市 | 岩田学園岩田中学 | 171㎝ | たかしな、あっち | 男役 | 宙組 | 2013年 | |
朝水りょう | あさみず りょう | 4月19日 | 東京都中央区 | 岡山商科大学附属高校 | 168㎝ | モッピー、P | 男役 | 星組 |
脚注
出典
- ^ a b c d e 100年史(人物) 2014, p. 122.
- ^ 宝塚音楽学校にもコロナの影響 受験者150人以上減で今世紀最少倍率 デイリースポーツ。
- ^ 薮下哲司 (2012年2月19日). “宝塚音楽学校第98期生の文化祭”. スポーツニッポン 2013年1月14日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c 「退学処分撤回、女性と調停成立 宝塚音楽学校訴訟」 神戸新聞、2010年7月15日(2010年7月17日時点のアーカイブ)
- ^ “宝塚音楽学校と元生徒、調停成立 退学撤回、卒業と認定”. スポーツニッポン. (2010年7月14日) 2020年10月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『宝塚おとめ 2010年度版』 阪急コミュニケーションズ、2010年、149-155頁。ISBN 978-4-484-10506-2。
- ^ 『母娘・姉妹ジェンヌ一覧/宝塚おとめ 2020年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2020年、121頁。ISBN 978-4-86649-125-7。
参考文献
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。