コンテンツにスキップ

松原智恵子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
まつばら ちえこ
松原 智恵子
松原 智恵子
『映画情報』1964年9月号(国際情報社)より
生年月日 (1945-01-06) 1945年1月6日(79歳)
出生地 日本の旗 岐阜県揖斐郡池田町[1]
血液型 O型
ジャンル 俳優
活動期間 1960年 -
活動内容 テレビドラマ映画
配偶者 黒木純一郎(ジャーナリスト、2022年2月16日死去)
事務所 日活株式会社 → 吉田名保美事務所 → 兒山美榮事務所 → グランパパプロダクション
主な作品
テレビドラマ
ある日わたしは[1]
時間ですよ
元禄太平記[1]
あぐり
龍馬伝
受賞
日本映画批評家大賞
助演女優賞
2013年トテチータ・チキチータ
TAMA映画祭
最優秀作品賞

2019年長いお別れ
毎日映画コンクール
田中絹代賞
2017年
テンプレートを表示

松原 智恵子(まつばら ちえこ、1945年1月6日 [1] - )は、日本女優タレント。所属事務所はグランパパプロダクション

岐阜県生まれ、愛知県名古屋市育ち[2]名古屋市立桜台高等学校から芸能活動が可能な菊華高等学校(現杉並学院高等学校)に転校し卒業[1]明治大学二部英米文学科出身[1]。身長157cm。血液型O型。特技は日本舞踊[注釈 1]乗馬

人物

[編集]
『映画情報』1965年2月号(国際情報社)より
明治乳業の「パイゲンC」の新聞広告(1967年)

実家は名古屋市南区銭湯を経営(現存)。戦時中、名古屋大空襲を避けるため、母親が疎開していた岐阜県で生まれ、戦後に実家のある名古屋に戻った[1]。4人兄姉の末っ子で三女。

1960年、高校生の時に日活が行った「ミス16歳コンテスト」に入賞し、副賞としての撮影所見学がきっかけで「夜の挑戦者」で端役デビュー[注釈 2][1]。 日活時代はアクション映画青春映画のヒロイン役を多く演じ、1969年『恋のつむじ風』で初の単独主演を果たした。1971年に日活の一般映画制作中断により日活を離れ、テレビドラマに主軸を移して活動。

吉永小百合和泉雅子と合わせて「日活三人娘」と呼ばれて人気を得る(1967年ブロマイド売り上げでは、吉永、藤純子(現・富司純子)、和泉、酒井和歌子内藤洋子らを抑えて女優部門のトップになったほどの人気ぶりであった)[1]。都会的で可憐な清純派スターとして、日活全盛期を代表する女優とされていた。

日活への入社が決まるや否や、父親が東京都調布市に一軒家を建ててくれたため、お手伝いさんと2人で住んでいたという。

16歳で軽自動車、18歳になると普通自動車免許を取得。結婚前はかなりのスピード狂で、高速道路で抜かれると「よくも!抜いたわね〜!(といった具合で)必ず抜き返していましたね」とコメントしている[3]

27歳で「女性自身」などに執筆するジャーナリストの黒木純一郎と結婚。新婚旅行ではアフリカ大陸に長期滞在。38歳で妊娠、39歳で長男を出産した[4][5]。長男は医師である。

代表作である『ある日わたしは』が48年ぶりにスカパー!にて再放送されることが読売新聞で報道された。

2016年12月、第1回ソチ国際映画祭で『ゆずの葉ゆれて』の演技が認められ、主演女優賞を受賞した[6]

2022年、女性自身のインタビューで50年連れ添った夫の黒木が2月16日に逝去したことを明らかにした[7]。同年12月26日放送の『徹子の部屋』ゲスト時に黒木が急逝した詳細を黒柳に話している。

出演

[編集]

映画

[編集]
いつでも夢を』(1963年)
青春のお通り』(1965年)
『青春のお通り 愛して泣いて突っ走れ』(1966年)

テレビドラマ

[編集]

NHK

[編集]

日本テレビ

[編集]

TBS

[編集]

フジテレビ

[編集]

テレビ朝日

[編集]

テレビ東京

[編集]

舞台

[編集]

テレビアニメ

[編集]

バラエティ

[編集]

ラジオ

[編集]

CM

[編集]

楽曲

[編集]

シングル

[編集]

※ すべて日本コロムビア

  • 「泣いてもいいかしら」作詞:植田俤子、作曲:戸塚三博(1967年、SAS-959)
    • c/w ひとりで歩くのが好き
  • 「淋しいあの人」作詞・作曲:万里村ゆき子(1967年、SAS-998)
    • c/w ひとりの雨降り
  • 「心から愛した人」作詞:秋川由美、作曲:戸塚三博(1968年、SAS-1093)
    • c/w 私にだけ
  • 「ブルー・レディー」作詞:万里村ゆき子、作曲:櫻田誠一(1968年10月、SAS-1192)
    • c/w 痛い指輪
  • 「恋の眠り姫」作詞:吉岡治、作曲:櫻井順(1969年、SAS-1229)
    • c/w 夕陽の中のチコ

CDアルバム

[編集]
  • 「コンプリート・シングル・コレクション」(2014年9月24日発売)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 藤間流勘右衛門派、「最近名取式を行なった」と、家元の口より語られた。(紀尾井町家話、2021年5月3日配信)
  2. ^ 高橋英樹中尾彬竜崎勝らは同期生である。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k 別冊宝島2551『日本の女優 100人』p.65.
  2. ^ 日活時代の公式プロフィールなど多数
  3. ^ いつみても波乱万丈』出演時のコメントより。
  4. ^ 松原智恵子語る50年の結婚生活 母の猛反対退けてまで夫に週刊誌記者を選んだ理由”. 女性自身. 光文社 (2022年6月2日). 2022年6月20日閲覧。
  5. ^ 松原智恵子「素敵な世界を見せてくれてありがとう」50年連れ添った夫へ贈るラブレター”. 女性自身. 光文社 (2022年6月2日). 2022年6月20日閲覧。
  6. ^ 「ゆずの葉ゆれて」の松原智恵子 ソチ国際映画祭で主演女優賞”. スポニチ Sponichi Annex (2016年12月17日). 2016年12月17日閲覧。
  7. ^ "松原智恵子「素敵な世界を見せてくれてありがとう」50年連れ添った夫へ贈るラブレター". 女性自身. 光文社. 2 June 2022. 2022年6月2日閲覧
  8. ^ 恋のつむじ風”. 日活. 2022年7月16日閲覧。
  9. ^ 鏡の中の笑顔たち | 映画.com”. 映画.com. 2015年4月20日閲覧。
  10. ^ 中島裕翔、初の恋愛映画主演!「僕らのごはんは明日で待ってる」ヒロインは新木優子”. 映画ナタリー (2016年2月1日). 2016年2月1日閲覧。
  11. ^ “そこに泊まれば再会が叶う「宮古島物語ふたたヴィラ」公開、松原智恵子が主演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年2月17日). https://natalie.mu/eiga/news/513213 2023年2月17日閲覧。 
  12. ^ “「宮古島物語ふたたヴィラ」の続編が公開決定、マドリード国際映画祭でダブル受賞”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年9月8日). https://natalie.mu/eiga/news/540192 2023年9月8日閲覧。 
  13. ^ 映画「てっぺんの剣」 作品完成・ロケ地先行公開決定!』(プレスリリース)株式会社キネマ旬報社、2024年8月1日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000026364.html2024年8月1日閲覧 
  14. ^ <京都編> 新たな出演者を発表!”. NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』 (2021年11月4日). 2021年11月4日閲覧。
  15. ^ “新旧・大岡越前が白洲で対決 東山紀之、加藤剛との共演は「ご褒美」”. ORICON STYLE. (2016年12月6日). https://www.oricon.co.jp/news/2082600/full/ 2016年12月6日閲覧。 
  16. ^ 特集ドラマ『大岡越前スペシャル~大波乱!宿命の白洲~』放送日&ゲスト出演者決定!”. NHK. 日本放送協会 (2023年12月1日). 2023年12月30日閲覧。
  17. ^ 出演者・キャストほか”. 大岡越前7. 日本放送協会. 2024年6月23日閲覧。
  18. ^ 松嶋菜々子主演ドラマ、DAIGOら追加キャスト発表「YYD!」<コメント到着>”. モデルプレス (2016年6月13日). 2016年6月13日閲覧。
  19. ^ 名古屋ほじくりバラエティ ザキロバケイコ - 名古屋テレビ【メ~テレ】”. 名古屋テレビ. 2016年8月18日閲覧。

外部リンク

[編集]