コンテンツにスキップ

時間ですよ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
時間ですよ
ジャンル テレビドラマ
脚本 橋田壽賀子
向田邦子 ほか
演出 久世光彦 ほか
出演者 森光子 ほか
製作
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間シリーズを参照
放送時間シリーズを参照
テンプレートを表示

時間ですよ』(じかんですよ)は、1965年から1990年までTBS系で放送されていたテレビドラマ銭湯を舞台にしたホームドラマ1970年代にシリーズ化され、1980年代にもリバイバルした。

概要

[編集]

主演は森光子。他には、堺正章や悠木千帆(樹木希林)らが出演。天地真理浅田美代子[1]らの出世作にもなった。

久世光彦が演出、プロデューサーを務めた。また、女湯シーンの女性エキストラ達のセミヌードが売り物の一つであった。

第4作目の『時間ですよ 昭和元年』は、荒井注ザ・ドリフターズ脱退後初の単独出演作であることや、放映期間中に近畿地区でネット局が変更になった朝日放送毎日放送)ことでも話題となった(毎日放送でのネットはラスト2話のみ)。

1987年には、お笑いコンビとんねるず石橋貴明木梨憲武)をキャスティングに加えた『時間ですよ ふたたび』が制作され、とんねるずは1988年に放送された『時間ですよ たびたび』にも出演している。また、1989年に制作された『時間ですよ 平成元年』には、チェッカーズ時代の藤井郁弥(現在:藤井フミヤ)や、結成されたばかりのSMAPから中居正広なども出演した。

内容

[編集]
時間ですよ(東芝日曜劇場、単発)
時間ですよ(第1シリーズ - 第3シリーズ)
東京五反田で銭湯「松の湯」を経営する松野家を中心としたホームドラマ。松野家の後継問題を描く一方で、各シリーズのオーディションで選ばれた新人(順番に川口晶西真澄浅田美代子)と堺正章悠木千帆が演じる従業員の「トリオ・ザ・銭湯」が主にボイラー室でドラマ本編のストーリーとは何の関係もないアドリブ風のトークやギャグを連発する。第2シリーズ森光子の強い推薦により天地真理が銭湯の隣に住むマリ役で芸能界デビューを果たし国民的人気を博した。
このシリーズから、営業時間になると従業員が「女将さ~ん!時間ですよ~!!」と叫ぶシーンが登場。
時間ですよ 昭和元年
東京・湯島で銭湯「亀乃湯」を経営する昭和元年の亀山家を舞台としている。前番組『寺内貫太郎一家』のレギュラー陣が多く、谷口世津が5万人の中からオーディションで選ばれて出演した。昭和元年という名前だが松野家の先祖という設定ではない。
時間ですよ ふたたび
東京・湯島で銭湯「梅の湯」が舞台。主演の森光子以外のキャストを一新した1980年代のリバイバル作品。とんねるずの出演が話題になり、スペシャルなども放送されている。銭湯を廃業しマンションに建て直すことを決めたウメの枕元に、30年来の従業員だった徳助の幽霊が現れる。
時間ですよ たびたび
東京・根津で銭湯「梅の湯」が舞台。キャスティングではとんねるずが続投し、レギュラーに谷啓工藤静香等が加わった。ウメの夫・半次が家を出てから15年ぶりに姿を現したことで起こる騒動。
時間ですよ 平成元年
前作と同じく「梅の湯」が舞台で、チェッカーズ時代の藤井郁弥(現・藤井フミヤ)、SMAP時代の中居正広(中居はこのシリーズで俳優デビュー)などがレギュラー出演。設定が変更されている。梅の湯の長男・彦一と商売敵であるミラノ湯の娘・桃子が恋に落ちる。

経緯

[編集]

1965年7月4日東芝日曜劇場で、単発ドラマとして『時間ですよ』が放送された(脚本:橋田壽賀子、演出:橋本信也、出演:十七代目中村勘三郎、森光子、中原ひとみ)。この、銭湯を舞台にした人情ドラマが好評であったため、5年後に連続ドラマ化されることになった。なお、連続ドラマ化の企画段階では『セントウ開始』というタイトルだった。

初期に脚本を手がけた橋田が第3回をもって降板したのは、久世光彦が脚本にアドリブのシーンを入れるなど、橋田が思った通りの話を書けなかったからだという(「週刊朝日2009年5月の林真理子との対談より)。橋田はその後もTBSで多くの作品を手がけたが、久世とはそれ以後、一度も口を利くことがなかった[2]

シリーズ

[編集]

時間ですよ(単発)

[編集]

東芝日曜劇場、モノクロ放送。

放送年
  • 1965年7月4日(午後9時30分〜10時30分)、全1話
脚本
プロデューサー
ディレクター・監督
出演

時間ですよ(第1回 - 第30回)

[編集]

このシリーズはモノクロ放送であった。

放送期間
  • 1970年2月4日 - 8月26日、全30回
脚本
音楽
演出
プロデューサー
  • 山本和夫
出演
このシリーズのゲスト
主題歌

時間ですよ(第31回 - 第65回)

[編集]

このシリーズからカラー放送となる。CSのTBSチャンネルでは、第33回は2013年2月7日には放送されたが、欠番となっている(ソープランドの旧称であるトルコ風呂が題材に使われているためか?)。

放送期間
脚本
音楽
  • 山下毅雄
演出
  • 砂原幸雄
  • 高畠豊
  • 竹之下寛次
  • 伊藤勇
  • 山泉脩
  • 片島謙二
  • 久世光彦 ほか
プロデューサー
出演
  • 松野まつ(森光子)
  • 松野祥造(船越英二)
  • 松野一郎(松山英太郎)
  • 松野芙美(松原智恵子)
  • 児島浜子(悠木千帆
  • 宮崎健(堺正章)
  • 福井サチコ(西真澄):「松の湯」の新卒従業員
  • トミ子(紀比呂子):元「松の湯」の従業員 現在はラーメン屋で働いている
  • マリ(天地真理):「松の湯」の隣に住む 洋裁の学校に通っている
  • 亀井徳一(江戸家猫八)
  • 亀井はる(近松麗江)
  • 杉山警官(曾我廼家一二三)
  • ミヨ子(姫ゆり子):杉山警官の妻
  • りん子(鈴木紀子):小料理屋「ポン太」の女将
  • トン子(藤園貴巳子):りん子の遠縁 店を手伝っている
  • 釜田(かまやつひろし):健の先輩で質屋の主人 浜子が恋心を寄せる
  • 健の友達(はしだのりひこ
  • 健の友達(岸部シロー
  • 小山(小坂一也):釜田を諦めた浜子が新たに恋心を寄せる
  • 戸山(鈴木博三):小山の友達
  • 正司敏夫(正司玲児):夫婦で理容室を営んでいる
  • 正司玲子(正司敏江):敏夫の妻「松の湯」でいつも派手な夫婦喧嘩をする
  • たき(飯田蝶子)
  • すし幸(下川辰平)
  • 久子(富永美沙子)(第1シーズンでは石井富子が久子)
  • 初(石井富子)(第1シーズンでは美沙子が初)
  • 君江(島田多江)
  • 森山せい子(宝生あやこ)
  • 森山信行(細川俊夫):芙美の父
  • マリの弟(山本コウタロー
このシリーズのゲスト
主題歌
挿入歌

時間ですよ(第66回 - 第95回)

[編集]

ギャグの要素が前回に比べ増えた。

放送期間
  • 1973年2月14日 - 1973年9月5日、全30回
脚本
  • 小松君郎
  • 松田暢子
  • 福田陽一郎
  • 向田邦子 ほか
音楽
  • 山下毅雄
演出
  • 高畠豊
  • 竹之下寛次
  • 伊藤勇
  • 山泉脩
  • 片島謙二
  • 久世光彦
  • 近藤邦勝 ほか
プロデューサー
  • 久世光彦
出演
  • 松野まつ(森光子)
  • 松野祥造(船越英二)
  • 松野一郎(松山英太郎):次長昇進を引っ提げ徳島転勤から戻り、元々実家との別居志向があり、部下と家飲みもしたいとマンション住まいを強く望む。
  • 松野芙美(松原智恵子)
  • 大前田浜子(悠木千帆
  • 宮崎健(堺正章)
  • 相馬ミヨコ(浅田美代子):両親を亡くし群馬から上京 サチコに代わる「松の湯」従業員に
  • 福井サチコ(西真澄):元「松の湯」の従業員 現在はマリと共に下宿し近所の美容院に転職
  • マリ(天地真理)
  • 亀井徳一(江戸家猫八)
  • 亀井はる(近松麗江)
  • 平吉(由利徹):「だるま食堂」を営む。祥造・徳一とは飲み仲間
  • さゆり(研ナオコ):平吉の娘。よく浜子にケンカをふっかける手を焼く不良少女 後半で浅太郎と付き合いだす
  • ミナミ(中津川みなみ):さゆりの仲間
  • カヨ子(あおいひさこ):さゆりの仲間
  • 杉山警官(曾我廼家一二三)
  • 田村涼子(篠ヒロコ):小料理屋「おかめ」の女将。過去風間の舎弟と心中し一人だけ生き残った。終盤過労による貧血で倒れたが、医師から松野夫妻と藤野に白血病と真実を知らされる。
  • トン子(藤園貴三子):小料理屋「おかめ」の手伝い
  • 風間(藤竜也):元ヤクザ いつもおかめの片隅で飲んでいる
  • 釜田質店(かまやつひろし):妻に逃げられた質屋の主人
  • 猫田(鈴木ヒロミツ):釜田質店の従業員
  • 高倉浅太郎(左とん平)
  • 高倉勇吉(伴淳三郎
  • 総理(豊島泰三):「松の湯」の常連客 田中角栄のような風貌と話し方で周りから総理と呼ばれている
  • お岩(武智豊子):「松の湯」の常連客
  • お千代(山田桂子):「松の湯」の常連客
  • シズ子(池田和歌子):「松の湯」の常連客
  • すみ江(茜夕子):「松の湯」の常連客
  • 田中久美:「松の湯」の常連客
  • 野路きくみ:「松の湯」の常連客
  • 佳男(川口亮):ミヨコの男友達 

このシリーズの主なゲスト

主題歌
  • スリー・グレイセス「時間ですよのテーマ」
    • 作曲:山下毅雄
  • 森光子「東京下町あたり
    • 作詞:阿久悠 作曲:山下毅雄 編曲:高田弘(シリーズ後半のテーマソング。「時間ですよのテーマ」に歌詞をつけた作品)
    • 発売日:1973年4月21日
挿入歌

時間ですよ 昭和元年(全26回)

[編集]
放送期間
脚本
音楽
演出
プロデューサー
  • 久世光彦
タイトルバック
出演
  • 亀山てる(森光子):「亀の湯」の女将
  • 亀山平八郎(荒井注):「亀の湯」の主人
  • 亀山ツネ(悠木千帆):てるの母
  • 亀山忠治(千昌夫):亀山家の長男
  • 亀山信子(池波志乃):忠治の嫁
  • 亀山美代(浅田美代子):亀山家の長女
  • エツ子(谷口世津):亀山家のお手伝い
  • 浅太郎(左とん平)
  • 江口写真館(由利徹)
  • 釜田(かまやつひろし)
  • アキ子(小川美希
  • 菊(大楠道代):足抜け女郎
  • 十郎(細川俊之):肺病のヤクザ
  • 大久保老人(財津一郎
主題歌
挿入歌

時間ですよ ふたたび(全8回)

[編集]

『時間ですよ 昭和元年』以来12年2か月ぶりにテレビドラマ化された。ギャグ要素が増え続け、初期の後継問題等のホームドラマや人情話の要素はほぼ無くなり、シチュエーション・コメディーとなった。カップルが駆け落ちして住み込みで働くなど、脚本の松原敏春が過去に手掛けた「オレの愛妻物語」のリメイクのような設定になっている。

放送期間
  • 1987年6月23日 - 1987年8月11日
脚本
音楽
演出
  • 久世光彦
  • 小泉守
  • 高野正雄
プロデューサー
  • 三浦寛二(KANOX
  • 太田登(KANOX)
  • 内野建(TBS
出演
  • 宝田ウメ(森光子):梅の湯の女将(夫亡き後女手一つで店を切り盛りしている)
  • 今井(宝田)弥生:篠ひろ子:ウメの娘(姑とうまくいかず梅の湯に戻ってくる)
  • 近藤勝(石橋貴明):梅の湯の従業員(タイトルの後に「○回目!」と言う[4] 実は橘に送り込まれたスパイだが…。)
  • 遠藤明(木梨憲武):梅の湯の従業員
  • 花房まり子[5]真璃子):梅の湯のお手伝い
  • 畠中徳助(植木等):梅の湯の元従業員(第一話で死亡 その後はウメだけが見える幽霊で登場)
  • 平沼幸三郎(地井武男):梅の湯隣の貸衣装店主(弥生に片思いしている 南海ホークスの帽子がトレードマークの男やもめな2女の父)※最終話では太陽にほえろ!のトシさんばりの七曲署ではなく湯島署の刑事役でも登場
  • 真柴りさ(河合美智子):平沼貸衣装店の従業員(明の恋人)
  • 梶原昇(柄本明):元ボクサー(りさの前の恋人)
  • 絹代(増田恵子):小料理屋ひさごの女将
  • 野々山(桜井センリ):野々山葬儀店
  • 橘(ケーシー高峰):橘不動産(マンション建設を目論み梅の湯の土地を狙っている)
  • 長さん(高木ブー):梅の湯の常連客(間違えたと言いつつ裸見たさにわざと女湯入口を開けたり入り込んだりする洋菓子店のスケベ親父)
  • オカマ(おすぎ):梅の湯の常連客
  • もたいまさこ:梅の湯・ひさごの常連客(盲導犬ゴローを連れ、白い杖を突く女性)
  • 緋多景子:弥生の姑(結婚した相手、今井丈彦の母で6代続く呉服問屋のおかみ)
  • かつらぎ(中村久美):子連れで現れた梅の湯の一見客(明の高校時代演劇部の2つ上の先輩) ※第6話ゲスト出演
  • かつらぎとおる(中村勘太郎[6]):かつらぎの5歳の子ども ※第6話ゲスト出演
  • 曾我廼家一二三:警官(同シリーズではお馴染み)※第8話【終】ゲスト出演
  • 宮崎健(堺正章):劇中では、松野まつではないのに「おかみさん」「健ちゃん」と互いに懐かしがる(大分羽振りのいい様子だが実は…)※第8話【終】ゲスト出演
主題歌
  • 「時間ですよ ふたたびのテーマ」
挿入歌

時間ですよスペシャル~天使の誘惑~

[編集]
弥生と幸三郎の婚礼の支度で賑わう梅の湯で食べ物が消える珍事件が相次ぐ。その犯人とは?
放送日
脚本
音楽
  • 小林亜星
演出
  • 久世光彦
  • 高野正雄
プロデューサー
出演

時間ですよ たびたび(全13回)

[編集]
放送期間
  • 1988年7月11日 - 1988年10月3日
脚本
音楽
  • 小林亜星
演出
  • 久世光彦
  • 高野正雄
プロデューサー
  • 三浦寛二(KANOX
  • 太田登(KANOX)
  • 内野建(TBS
出演
  • 宝田ウメ(森光子)
  • 宝田半次(谷啓):ウメの夫 さつきが幼い頃愛人と蒸発した
  • 平沼弥生(篠ひろ子)
  • 平沼幸三郎(地井武男):弥生の夫 中学校教諭
  • 宝田さつき(工藤静香):宝田家の次女 看護学校の学生
  • 近藤勝(石橋貴明)
  • 遠藤明(木梨憲武)
  • みなみ(岡本南):「梅の湯」のお手伝い
  • 武藤平吉(由利徹):小料理屋の主人
  • 武藤マリコ(真璃子):平吉の娘、小料理屋の看板娘
  • 釜田(かまやつひろし):質屋店主
  • 菊田先生(小鹿番
  • 中村先生(北見治一
主題歌
挿入歌

時間ですよ 新春スペシャル「梅の湯はギャグでいっぱい」

[編集]
放送日
脚本
  • 山元清多
  • 橋本以蔵
音楽
  • 小林亜星
演出
  • 久世光彦
  • 高野正雄 ほか
プロデューサー
  • 三浦寛二(KANOX
  • 太田登(KANOX)
  • 内野建(TBS
出演
  • 宝田ウメ(森光子)
  • 宝田半次(谷啓)
  • 平沼弥生(篠ひろ子)
  • 平沼幸三郎(地井武男)
  • 宝田さつき(工藤静香)
  • 近藤勝(石橋貴明)
  • 遠藤明(木梨憲武)
  • みなみ(岡本南)
  • 武藤平吉(由利徹)
  • 武藤マリコ(真璃子)
  • 釜田(かまやつひろし)
  • 菊田先生(北見治一)
第1話「えっ、明くんがお見合い? そりゃあ、もう大変さ!」ゲスト

明のお見合いとその破談の顛末。

第2話「勝ちゃんが恋におちて そりゃあ、もう大変さ!」ゲスト

勝の命をかけた恋とその失恋の物語。

第3話「梅の湯は愛の嵐で そりゃあ、もう大変さ!」ゲスト

ウメの粋な計らいで明と勝の恋が成就するまで。

※3つのドラマの間に名場面を紹介する「カタログ時間ですよ」「思い出の時間ですよ」が挿入
第4部・バラエティー「時間ですよ・二十年史」ゲストほか
正月に当番組を部屋で見ている山形県出身の姉妹

時間ですよ 平成元年(全11回)

[編集]
放送期間
脚本
音楽
  • 小林亜星
演出
  • 久世光彦
  • 高野正雄
プロデューサー
  • 三浦寛二(KANOX
  • 太田登(KANOX)
  • 内野建(TBS
出演
  • 宝田ウメ(森光子):「梅の湯」の女将
  • 宝田半次(谷啓):「梅の湯」の主人
  • 平沼弥生(篠ひろ子):宝田家の長女
  • 平沼幸三郎(地井武男):弥生の夫
  • 宝田彦一(藤井郁弥):宝田家の長男 東大出で通産省勤務
  • 宝田ヒロシ(中居正広):宝田家の次男 
  • 伴雪之丞(柄本明):「梅の湯」の従業員
  • 花さん(広岡由里子):「梅の湯」の従業員
  • 金沢美和(川越美和):「梅の湯」のお手伝い
  • 林平吉(由利徹)
  • 釜田(かまやつひろし)
  • 菊田先生(小鹿番
  • 中村先生(北見治一)
  • 「ミラノ湯」主人(小林亜星):「梅の湯」とは犬猿の仲
  • 桃子(つみきみほ):「ミラノ湯」の娘 彦一と恋に落ちる
  • 坂本課長(三宅裕司):彦一の上司でもある通産省の課長
  • ヒロシの友達(草彅剛香取慎吾
主題歌
挿入歌

新春!時間ですよスペシャル「梅の湯の結婚式はギャグでいっぱい」

[編集]

大晦日から正月にかけて梅の湯で起こる騒動の数々を描く。

第一部

大晦日の梅の湯は彦一と桃子の婚礼を控えて大忙し。そこへ彦一の元恋人のナオミがウェデイング姿で飛び込んでくる。

第二部

森光子と懐かしのメンバーによるバラエティーコーナー。

第三部

正月二日の彦一と桃子の婚礼。そこへ彦一の幼馴染の鉄男がやってきてひと波乱を起こす。

放送日
脚本
  • 山元清多
  • 水谷竜二
音楽
  • 小林亜星
演出
  • 久世光彦
プロデューサー
  • 三浦寛二(KANOX
  • 太田登(KANOX)
  • 内野建(TBS
出演
  • 宝田ウメ(森光子)
  • 宝田半次(谷啓)
  • 平沼弥生(篠ひろ子)
  • 平沼幸三郎(地井武男)
  • 宝田彦一(藤井郁弥)
  • 宝田ヒロシ(中居正広)
  • 林平吉(由利徹)
  • 伴雪之丞(柄本明)
  • 金沢美和(川越美和)
  • 釜田(かまやつひろし)
  • 菊田先生(小鹿番)
  • 中村先生(北見治一)
  • 「ミラノ湯」主人(小林亜星)
  • 桃子(つみきみほ)
  • ヒロシの友達(木村拓哉稲垣吾郎森且行、草彅剛、香取慎吾)

時間ですよ殺人事件! 梅の湯に死体が一つ浮んだ

[編集]

時代設定を1923年(大正12年)にずらした「梅の湯」が舞台のミステリー。

放送日
脚本
音楽
  • 小林亜星
演出
  • 久世光彦
プロデューサー
  • 三浦寛二
  • 内野建
出演
  • 宝田ウメ(森光子):「梅の湯」の女将
  • 宝田半次(谷啓):「梅の湯」の主人
  • 英太郎(地井武男):宝田家の長男 梅の湯の土地の権利書を持ち出してエノキンから借金をする
  • 金沢美和(川越美和):過去に秘密のある英太郎の恋人
  • 徳子(井森美幸):ウメの姪 江戸川乱歩に心酔し、推理小説家を目指して上京
  • 榎本金蔵(エノキン)(柄本明):高利貸し「梅の湯」の浴槽で殺されているのを発見される

ネット局

[編集]

関連作品

[編集]
  • 寺内貫太郎一家西城秀樹がギターを弾き、浅田美代子が屋根の上で歌うシーンがあるのも、同じ水曜劇場で久世プロデューサー作品によるもの(「時間ですよ」では堺がギターを弾き、天地が屋根の上で歌っている印象が強いが[要出典]、実際は堺、西、天地、浅田ら挿入歌も多く多様であった。例えば天地が自室窓辺で単独で弾き語りするのを堺が聴いているとか、浅田の曲を堺と天地の3人でボイラー室で歌うなどがあり、屋根の上はそれらよりは少なかった)。
  • ムームー一族:水曜劇場で久世プロデューサーの「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」に続く作品で、郷ひろみ樹木希林の「お化けのロック」「林檎殺人事件」が印象に強いが、やはり岸本加世子桂木文の挿入歌も、屋根の上で歌われたこともある。

脚注

[編集]
  1. ^ 浅田美代子「役者で初めての賞」日本映画批評家大賞助演女優賞受賞で涙”. 日刊スポーツ (2021年5月31日). 2021年10月5日閲覧。
  2. ^ 「私の履歴書」18回「となりの芝生」 日本経済新聞2019年5月19日
  3. ^ 久世光彦「“顔”づくりに夢中-制作者の思い入れ 〈特集:番組タイトル考〉」『月刊民放』第12巻第8号、日本民間放送連盟、1982年8月、27頁、NDLJP:3470960/14 
  4. ^ a b 2021年のトゥエルビでの再放送では確認できず
  5. ^ 時間ですよふたたび
  6. ^ 単発の1作目の森光子(泉初子)の夫役は、勘太郎の祖父にあたる中村勘三郎(泉昌造)であることから、劇中のウメのセリフが勘三郎の演じた昌造を懐かしむようなセリフであったり、その実の孫を愛でている様子がファンにはたまらなかった
  7. ^ ただし、再放送については、ネットチェンジ後も第1シリーズから一貫して毎日放送で実施。
  8. ^ 「ふたたび」以降は、作品によってネット局が異なっていた。
  9. ^ 高知新聞』1970年4月6日、テレビ欄。

外部リンク

[編集]
TBS 水曜劇場(1970年2月 - 8月)
前番組 番組名 次番組
時間ですよ(第1シリーズ)
TBS 水曜劇場(1971年4月 - 1972年3月)
時間ですよ(第2シリーズ)
TBS 水曜劇場(1973年2月 - 9月)
時間ですよ(第3シリーズ)
TBS 水曜劇場(1974年10月 - 1975年4月)
時間ですよ 昭和元年
寺内貫太郎一家2
TBS 火曜20時台連続ドラマ枠(1987年6月 - 8月)
時間ですよ ふたたび
TBS 月曜21時台連続ドラマ枠(1988年7月 - 10月)
時間ですよ たびたび
3年B組金八先生
(第3シリーズ)
TBS 火曜20時台連続ドラマ枠(1989年10月 - 12月)
※本番組より連続ドラマ枠
時間ですよ 平成元年