いぬやしき

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いぬやしき
ジャンル 青年漫画SF
漫画
作者 奥浩哉
出版社 講談社
掲載誌 イブニング
レーベル イブニングKC
発表号 2014年4号 -
巻数 既刊9巻(2017年5月23日現在)
アニメ
原作 奥浩哉
総監督 さとうけいいち
監督 籔田修平
シリーズ構成 瀬古浩司
脚本 瀬古浩司
キャラクターデザイン 恩田尚之
アニメーション制作 MAPPA
製作 アニメ『いぬやしき』制作委員会
放送局 フジテレビほか
放送期間 2017年10月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

いぬやしき』は、奥浩哉による日本漫画。2014年より講談社イブニング』にて連載中。2015年4月22日発売の『週刊少年マガジン』第21・22合併号には、作者初の少年誌掲載となる出張掲載もされている[1]

宇宙人の手によって機械の身体となった初老の男性と高校生の活躍や苦悩、救済される人々や殺害される人々を描く。

ストーリー[編集]

老年を迎える冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎は、会社や家庭からも疎外された生活を送っており、ようやく購入した一戸建てすらも、家族の歓心を得ることができなかった。追い打ちをかけるように胃ガンだと診断され、余命3カ月を宣告される。ガンのことを家族に打ち明けるタイミングが見つからず、打ち明けたとして家族が悲しんでくれるか思い悩む犬屋敷だったが、犬の散歩中に、高校生・獅子神皓と共に非常に小さな宇宙人による事故に巻き込まれ死亡してしまう。事故を隠蔽したい宇宙人によって、生前の記憶や精神を持った機械の身体となって蘇る。

日常における肉体との相違から身体が機械となり本当の自分は死んだことを自覚した犬屋敷は、人でもなく犬屋敷壱郎でもない自分の存在意義を問い始める。そんな折、少年達からリンチされているホームレスを助けて感謝されたことをきっかけとして、人助けに存在意義を見出すようになる。さらに生物の命を助けることもできることに気付いた犬屋敷は、現代医療では助からない重病人の治癒も始め、ますますその力を他人のために使おうと考える。

犬屋敷と同じく機械の身体となったことを自覚した獅子神は、イジメを受け引きこもりとなっていた幼馴染・安堂直行に自らの能力を見せ、再び登校するよう説得する。獅子神は自分の身内や近い者には有用に能力を使う一方で、民家に押し入って殺戮を繰り返すなど平然と凶悪な犯罪行為を繰り返していた。しかし、ついにその犯罪行為が世間に明るみになり追われる身となると、追い詰められた獅子神は敵対する総ての人間を殲滅するため動き出す。

そのころ、直径50キロメートル以上の巨大な小惑星が地球に接近しつつあることが報道番組で発表された。

獅子神の無差別大量虐殺から人々を守るために犬屋敷は安堂と協力して阻止すべく活躍、そして獅子神との直接対決に突入する。都内上空で激しい攻防が繰り広げられ、互いに自動モードでの戦闘となり、先にエネルギー切れになった獅子神の隙をついて犬屋敷が勝利する。その後、犬屋敷は事故に巻き込まれていた娘・麻理の救出に向かい、さらに大勢の人々を救出、その様子がテレビやインターネットに公開されたことで、犬屋敷の存在は全国中に知れ渡る。

翌朝、自宅に帰った犬屋敷は機械の身体であることを家族に明かした。本当の自分は死んで、ここにいる自分は偽物かもしれないと告げ、家から去ろうとする犬屋敷だったが、妻・万理江や麻理が受け入れてくれたことで涙ながらに喜ぶ。息子・剛史だけは機械の体になった父を受け入れられずにいたが、ある日、下校中に父と街で遭遇し、女子高生の交通事故を目撃。治療能力を目の当たりにして、ようやく父を受け入れるようになり和解した。犬屋敷は大切な家族として扱われるようになった幸せな生活を過ごす。

一方、犬屋敷との戦いの後、意識を取り戻した獅子神は後頭部と両腕を失った状態で安堂の前に現れる。獅子神の意図が読めなかった安堂は警戒しながら犬屋敷に電話で助けを求める。獅子神は再会の理由を説明したが、安堂には全く信用してもらえず涙を流す。安堂との友情が無くなった事を確信した獅子神は虚ろな表情で自分に関するニュースを見ながら町を彷徨う。警察に発見され追い詰められると飛行能力でその場から逃げ出す。今の獅子神には渡辺にも会わせる顔がなくなっていた。

犬屋敷は家族揃って休日にファミレスランチに訪れ、念願だった何でもない日常を送り、その後は家族揃って河原へ訪れ、「家族ではな子も泊まれる箱根の温泉旅行に行かないか?」と提案する。ところが、そんな矢先にアメリカの大統領が「3日後、巨大隕石は地球に衝突します……」とTVで速報した。

登場人物[編集]

主人公[編集]

犬屋敷 壱郎(いぬやしき いちろう)
本作の主人公。妻と高校生の娘、中学生の息子がいる58歳だが、娘の友達に「おじいちゃん?」と聞かれるほど、白髪に皺だらけの老け顔の冴えないサラリーマン。なぜかほぼ常に小刻みに震えている。正義感は強いが温厚かつ内向的な性格で、やや卑屈な面もある。社会から疎外されたような人生を歩み、最愛の家族からも疎まれ、やるせない日々を過ごす。理不尽な目に遭っている人を見ると怒りに燃えるが、それと同時に自分が無力という現実に耐えるしかなかった。追い打ちをかけるかのように健康診断で胃ガンが発覚、余命3ヵ月と宣告され絶望する。
愛犬・はな子との散歩中に非常に小さな宇宙人の事故に巻き込まれて死亡、兵器ユニットを搭載された機械の身体として蘇る。日常の中で自身の異常に気付き、機械の身体となったことを知ると自分の存在意義に悩むが、ホームレス狩りを行う少年達を撃退、ホームレスに感謝され自分が生きている人間であることを実感する。そうして人助けに自分の存在意義を見出す。
現代医療では助からない重病人や怪我人を完治させる能力に気付いてからは、休日の病院に潜入して重病人を治して周り、ネットで「謎の奇跡の人」として評判になる。そのニュースを安堂が偶然知ることで彼と知り合う切っ掛けとなり、意気投合し安堂の友人となる。
機械としての自身の能力については、獅子神と比べてまだ未知の部分が多い[注釈 1]。安堂と知り合ってからは、安堂が獅子神から知り得た情報をたよりに機能について特訓中。しかし機能を使いこなす獅子神の行動を追尾捕捉することができず、獅子神の暴走を許してしまう形となっている。
愛車はマツダ・デミオ
獅子神 皓(ししがみ ひろ)
犬屋敷と同じく非常に小さな宇宙人の事故に巻き込まれ、兵器ユニットを搭載する機械の身体にされた高校生。家族や友人には気の優しい好青年だが、それ以外の人間には全くの無関心という極端な二面性を持つ。
機械の身体であることを自覚すると、イジメられて引きこもりとなっていた親友・安堂を救うために能力を使う。徐々にイタズラの限度を超え、安堂をイジメていた同級生を射殺、ATMの不正操作で大金を引き出すといった過激な行動をとりはじめる。さらには、駅のホームで目撃した飛び込み自殺をきっかけに、自分が生きている人間であることを実感するため、無関係の一家を惨殺する連続事件を起こすなど、犬屋敷とは対照的な手段で自分の存在意義を見出す。
母親が末期の膵臓ガンと知らされると母を失いたくない一心で能力によってガンを治し、殺人をやめようと思い直した矢先、連続殺人事件の犯人であることが警察に発覚。その結果として母親を自殺に追い込んでしまう。
連続殺人事件の犯人として追われるようになってからは好意を持たれていた渡辺の家に身を寄せる。渡辺に胸中を吐露した際には逆に渡辺に説得され、今まで殺してきた人数分人助けをしていくことを約束する。数カ月間は約束に従い、SNSを通して募った重病人の治癒をおこない平穏な日々を過ごしていたが、渡辺の家にSATが投入され渡辺と渡辺の祖母が撃たれてしまう。これをきっかけに警察署を襲撃、さらに新宿で集団殺戮を行い、旅客機を市街地へ大量に墜落させる。その際に犬屋敷と再び対面し、犬屋敷も自分と同じ兵器ユニットだと知る。犬屋敷との激闘の末に後頭部と両腕を捥がれて敗北。現在は後頭部と両腕が無い状態になっている。

犬屋敷の家族[編集]

犬屋敷 万理江(いぬやしき まりえ)[2]
犬屋敷の妻。外見は典型的な中年女性。スーパーでパートをしている。気だるく風情で、夫婦仲は冷め気味なため非協力的である。何かと歯切れが悪い夫の性格もあり小言が多い。しかし、帰ってこない夫に対して「殺されてるんじゃないの?」という不謹慎な発言をした息子をたしなめる程度には気にかけている様子をみせている。夫が機械であることを打ち明けた際には麻理と共に涙ながらに大切な家族として受け入れた。
犬屋敷 麻理(いぬやしき まり)
犬屋敷の娘。容姿は両親に似ておらず美少女で友人も多く、典型的な今時の女子高生。獅子神と安堂のクラスメイトだが、特に接点はない。幼少期は父を慕っていたが、現在は老けた外見で冴えない父を疎ましく思っている。団地から一戸建てに引っ越した際に新居を見ても隣の有名漫画家の豪邸と比べて「こんなもんか」と不満を漏らし、犬を飼う際にも希望と違うはな子を見て「かわいくない」と文句を言うなど、ワガママな面を見せる。漫画家を志望しており、父のような平凡な人間には絶対になりたくないという思いと隣家の有名漫画家への敵愾心を密かに燃やしている。
ある日の帰宅時、父がクラスメイトの安堂と一緒にいるところを偶然目撃し尾行したことから父の秘密を知る。さらに進路相談でのやりとりをきっかけに父への態度が徐々に軟化し、父が機械であることを打ち明けた際には涙ながらに大切な家族として受け入れた。
作品中では数少ない美少女キャラであり、2016年8月23日発売の『イブニング』18号で表紙を飾った[3]
犬屋敷 剛史
犬屋敷の息子。中学生。外見は父親似であり、父親以上に内向的で卑屈な性格をしている。友人と下校途中に牛丼店で一人で食事をしている父を見かけた際に友人から「ああいう親父って何が楽しくて生きてるんだろう。家族とかいないのかな」と言われてショックを受ける。弱者が不良達に絡まれ虐げられている現場を目撃した際には、警察を呼ぼうとする父に対して、「(自分達のような人間は)隠れて怯えてやり過ごすべき」と言って愕然とさせる。
父が機械であることを打ち明けた際には家族の中で唯一困惑していたが、父が交通事故に巻き込まれた負傷者を治療能力で救う様子を目の当たりにし、ようやく父を受け入れ親子としても和解した。
はな子
犬屋敷が新居購入を機に動物愛護センターから譲り受けた柴犬系の犬。すでに成犬だが機械の身体になった犬屋敷にも懐いており、犬屋敷の唯一の心の支え。犬屋敷と獅子神と共に宇宙人の事故に巻き込まれそうになったが、直前に逃げたため事なきを得る。本作で宇宙人の姿と犬屋敷と獅子神が宇宙人によって機械にされる過程を目撃した唯一の存在である。

獅子神の近親者[編集]

安堂 直行(あんどう なおゆき)
獅子神の幼馴染。あだ名は名前を音読みした「チョッコー」。同級生にイジメられて引きこもっていたところ、獅子神に助けられる。当初は獅子神の超常的な力を目の当たりにしても興味本位から信頼感を持っていたが、やがて彼の異常性に困惑、彼が自分をイジメていた同級生たちを射殺したのを見せられるにいたり、連続一家惨殺事件の犯人であることも察知し、絶交する。
ネットで静かな話題になっていた「病院に潜入しては重病人を救う謎の奇跡の人」の記事を見つけたことが切っ掛けで、獅子神と同じ能力を持つ犬屋敷の存在に気付き、嘘の助けを求める叫びで彼を呼び出すと獅子神を止めるよう依頼。涙脆い性格で犬屋敷が獅子神と正反対の理由で生きている意義を見出していることに感動し、また能力を使いこなせていないことを知ると、獅子神の能力から知りえた情報を頼りに犬屋敷のアシスタント役を買って出るようになり、犬屋敷の友人となった。
渡辺 しおん(わたなべ しおん)
獅子神のクラスメイトの女子。クセ毛の髪の特徴から獅子神を含む男子生徒から「チンゲ」とあだ名されている。内向的だが優しい性格。両親はガンで他界しており、現在は祖母との二人暮らし。
イジメにあっていた安堂を助けた姿に惚れて獅子神に告白した。獅子神が連続一家惨殺事件の犯人として追われているとは思っていなかったため自宅に匿う。獅子神に真実を明かされ、機械の身体と能力を見せつけられて激しく動揺するが、それ以上に彼がいなくなることに耐えられず傍にいてほしいと懇願。獅子神を説得して今まで殺してきた人数分人助けをしていくことを約束させる。
数カ月間は獅子神と共に平穏な日々を過ごすが、自宅にSATが投入され撃たれてしまう。獅子神によって祖母と共に救出され治癒能力によって一命をとりとめる。その後も獅子神がお金を振り込んだり、渡辺に会いに来ては三人(獅子神、渡辺、渡辺の祖母)で一緒に暮らそうと誘われ続けている。
獅子神 優子
獅子神の母。夫とは離婚しており皓との二人暮し。皓の心の支え。一般的な道徳観を持っており、皓に自分が犯人ならどうするかという問いに対し、一緒に死ぬと答えた。その言葉が皓の人格に多少の変化をもたらすこととなる。
末期の膵臓ガンと診断されるが、皓の治癒能力によってガン細胞は消滅する。その後、束の間の幸せを手にするが、彼を追う警察が自宅に詰め寄せたことにより、自分の息子が連続一家惨殺事件の犯人であったことを知ってしまう。皓が逃亡した後はネット上での誹謗中傷や連日マスコミによる取材、そして何よりも凶悪犯の母となってしまった良心の呵責に耐えきれず、前述の発言通り自ら命を絶った。
獅子神の父
名前は不明。離婚後は別の女性と再婚、2人の子供がいる。釣りへ行く約束や自宅に招くなど離婚後も皓とは親子水入らずの関係にある。実の息子が連続一家惨殺事件の犯人であると発覚し元妻の自殺に関して取材を受けていた最中、皓が取材をしていたマスコミを襲撃。その場で撃たないよう懇願し一命をとりとめる。
渡辺の祖母
名前は不明。孫娘であるしおんと二人暮ししている。テレビをほとんど見ていないこともあり、獅子神がただの家出した少年だと思い、連続一家惨殺事件の犯人であったことを知らなかった。自宅にSATが獅子神を捕えるため投入された際に撃たれて重体となるが、獅子神によって孫娘のしおんと共に安全な場所に連れ出され治癒能力によって一命をとりとめる。

その他[編集]

井上 ふみの(いのうえ ふみの)
弁当屋で働く美女。背が低いことを気にしている。鮫島に気に入られたことで拉致されてしまい、覚醒剤を注射された上に強姦されそうになるが、日本刀で鮫島の手を斬りつけ逃走。悟の待つ自宅に帰るが再び鮫島に拉致されてしまう。鮫島含め暴力団を壊滅させた犬屋敷に助けられ、無事に悟の元へ帰る。
悟(さとる)
ふみのの彼氏。美人のふみのとは対照的に冴えない見かけだが、誠実な性格。ふみのが拉致されそうになった際には非力ながらも逃げずに何とか活路を見出そうとするが、苛立った鮫島に首を絞められ心肺停止に陥る。その後、駆け付けた犬屋敷によって蘇生、無事に助けられたふみのを迎え入れる。
鮫島(さめじま)
指定危険暴力団「講談組」幹部。残忍非道な性格で、自らの欲求を満たすためなら手段を選ばない。目をつけた女性を拉致し薬漬けにし強姦、死亡したら遺棄を繰り返していた悪党。ふみのに日本刀で事故で手首を斬られ大量出血を起こしても問題なく活動が可能なほど屈強な肉体を持つ。
逃げられたふみのに執着して再び拉致、悟を殺害した上、犬屋敷を銃で撃ち停止させる。その後、復帰し暴力団の会合に乗り込んできた犬屋敷を迎え撃つが、今度は銃でも刃が立たず、殴られて倒れる。さらに犬屋敷によって眼球と脊髄を破壊され、今までの非道を悔いながら生きるよう宣告される。しかしそのような状態でもなぜ犬屋敷に自分が闘って負けたかを理解できず、自分のした悪事を反省したそぶりは一切ない。
仲尾(なかお)
ガンを患っている女性会社員。痛み止めの薬を飲みながら、生きることを渇望する日々を送っていた。SNSで治療希望者を募っていた獅子神のアカウントを見つけ、半信半疑ながらもメッセージを送る。
ミヤノ
ニュースキャスター。獅子神が乱射事件を起こした際にテレビ番組を通して避難を促していたが、生放送中に獅子神からの電話に出たことによって殺されてしまう。
大統領
合衆国大統領。獅子神を凶悪なテロリストとして名指しで批判し、破壊を宣言。その後、目前に迫った巨大隕石の衝突を阻止することができず、緊急会見を開き非常事態宣言を行う。

兵器ユニット[編集]

犬屋敷と獅子神を復元する際に流用された機械兵器。素材や原理については不明だが、エネルギー源は水分であることが示唆されている。ビールや缶ジュース、さらには雨水や川の水など、飲料であれば成分に関わらず補給が可能。全身の表面は本物の人間との識別が非常に難しい物質で覆われており、レントゲン撮影では内部を可視化できない。注射針やカッターナイフの刃、空中からの落下、被弾や殴打による衝撃は伝わるものの対物ライフルにすら耐える耐久力を持つ。

銃撃能力
人差し指を向けた状態で「ばんっ」と叫ぶと銃のような不可視攻撃が可能。更に同じく人差し指を向けた状態で「だだだだだっ」と叫ぶとマシンガンのように連続発射することもできる。狙撃も可能で射程距離は10km以上に及ぶ。後述の能力と併用することで、体内に埋め込まれたカメラとあらゆる電子機器のディスプレイを経由して遠隔地にいる対象への攻撃も可能。
爆撃能力
両腕内部および背中に搭載された兵器から無数の光線を射出して攻撃する。照準は目視(内蔵カメラ)で行われ、自動モードの場合は威力が補正されピンポイントで着弾するものの、任意の場合は精度が落ちるうえに破壊規模が大きくなりがちである。腕からの射出の際は直前にプラズマが発生する。
ハッキング能力
テレビ放送や警察無線の傍受、ATMやSNSや監視カメラへのクラッキング、放送周波数帯を掌握することで街頭ビジョンや家庭用テレビやスマートフォンへの電波ジャックが可能。
遠隔操作能力
手をかざすだけで思いのままに機械を遠隔操作することが可能。テレビのチャンネル切り替えから、自動車の運転や大型旅客機の操縦、さらには宇宙ステーションの操作まで行える。
飛行能力
背中に内蔵されたロケットエンジンの噴射による飛行が可能。地球上での飛行はもちろん大気圏突入や宇宙空間での移動も可能。離陸時に大きな運動エネルギーが生じるため、離陸地点の箇所はクレーター状に減り込む。服を着用したまま飛ぶと服が破けてしまう欠点がある。
治癒能力
手をかざすだけで軽度の創傷から現代医学では治療が困難な病気まで治すことができる。ただし心肺停止からの蘇生はできないため、心臓マッサージが必要。
電話能力
人差し指の爪が開くようになっており、指先からスキャンすることでUSBポートを搭載できる。そこへ接続するとスマートフォンの全機能を体内へ移し替えることも可能で着信時には着信音が頭の中で流れ視界内に連絡相手の顔と電話番号が表示される。通話は体内通信で行う。
自動モード
意識を失うと自動操縦状態に切り替わり、頭部から出現するカメラで視認した対象が無力化するまで攻撃を継続する[注釈 2]。同じ自動モードでも、犬屋敷の場合は対象を戦意喪失に留めるのに対し、獅子神の場合は対象を全滅するまで攻撃し続けるなど、自動モード時の行動が当人の性格や行動パターンに左右されていることが伺える。

書誌情報[編集]

テレビアニメ[編集]

2017年10月よりフジテレビノイタミナ」ほかにて放送開始予定[15]

スタッフ[編集]

実写映画[編集]

いぬやしき
監督 佐藤信介
原作 奥浩哉
出演者 木梨憲武
佐藤健
本郷奏多
二階堂ふみ
三吉彩花
福崎那由他
濱田マリ
斉藤由貴
伊勢谷友介
配給 東宝
公開 2018年予定
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

2018年に公開予定[15][17]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ホームレス狩りの少年やヤクザたちと戦闘した際には、途中で意識を失った後に兵器ユニットの自動モードのような状態に入り、気付いた際には全てが終わっていたといった具合であるが、対象を不殺で対処しながら相応の悪行の報いを受ける状態にしている。
  2. ^ 犬屋敷の気絶後すぐに鮫島たちが立ち去った時のように、反撃対象がその場で視認できない場合は何も起こらず元の状態に切り替わる[4]

出典[編集]

  1. ^ 「GANTZ」の奥浩哉、少年誌に初登場!「いぬやしき」がマガジンに出張”. マイナビニュース (2015年4月22日). 2015年7月28日閲覧。
  2. ^ 『いぬやしき』8巻68話
  3. ^ 本日発売のイブニング18号表紙をチェック! イブニング公式サイト 2016年8月23日。
  4. ^ 『いぬやしき』3巻23話
  5. ^ 『いぬやしき(1)』(奥浩哉)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2016年5月8日閲覧。
  6. ^ 『いぬやしき(2)』(奥浩哉)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2016年5月8日閲覧。
  7. ^ 『いぬやしき(3)』(奥浩哉)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2016年5月8日閲覧。
  8. ^ 『いぬやしき(4)』(奥浩哉)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2016年5月8日閲覧。
  9. ^ 『いぬやしき(5)』(奥浩哉)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2016年5月8日閲覧。
  10. ^ 『いぬやしき(6)』(奥浩哉)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2016年5月8日閲覧。
  11. ^ 『いぬやしき(7)』(奥浩哉)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2016年8月23日閲覧。
  12. ^ 『いぬやしき(8)』(奥浩哉)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2017年1月23日閲覧。
  13. ^ 『いぬやしき(9)』(奥浩哉)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2017年5月23日閲覧。
  14. ^ 『カラーコミック付き いぬやしき(9)特装版』(奥浩哉)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2017年5月23日閲覧。
  15. ^ a b “奥浩哉の「いぬやしき」がTVアニメ化&実写映画化!アニメ制作はMAPPA”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2016年12月15日). http://natalie.mu/comic/news/213361 2016年12月16日閲覧。 
  16. ^ a b c d e f g “TVアニメ『いぬやしき』の主人公・犬屋敷壱郎、獅子神皓のアニメビジュアルが初公開! 豪華スタッフ陣からは熱い意気込みコメントが到着!”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2017年5月23日). http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1495436363 2017年5月23日閲覧。 
  17. ^ “実写版「いぬやしき」木梨憲武&佐藤健が出演!本郷奏多や二階堂ふみ、伊勢谷友介も”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年3月17日). http://natalie.mu/eiga/news/224944 2016年4月27日閲覧。 

関連項目[編集]

  • GANTZ - 奥浩哉が連載していた漫画。登場人物の安堂直行が大ファンで、部屋にポスターを多数飾っている。

外部リンク[編集]

フジテレビ/カンテレ ノイタミナ
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いぬやしき