地獄楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
地獄楽
ジャンル 忍法浪漫活劇
漫画
作者 賀来ゆうじ
出版社 集英社
掲載誌 少年ジャンプ+
レーベル ジャンプコミックス
発表期間 2018年1月22日 - 連載中
巻数 既刊7巻(2019年9月4日現在)
テンプレート - ノート

地獄楽』(じごくらく)は、賀来ゆうじによる日本漫画

概要[編集]

賀来にとって2作目の連載作品。ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(集英社)2018年1月22日より連載中。

江戸時代後期、死罪人・画眉丸らが免罪を条件に極楽浄土と噂される島へ不老不死の仙薬を探しに向かう忍法浪漫。江戸時代が舞台だが、英語などの外来語が使われることがある。これについて、賀来は「読者にとって漫画はラーメン待っている間の暇つぶし」という考えのもと、気軽に読めるようにするためだとしている[1]

単行本は新刊が出るたびに即重版出来になっており、『少年ジャンプ+』人気No.1作品とされたことがある[注 1]。2018年10月には『地獄楽』の原画展が開催された[4]。2019年には、「集英社PUSH3作品」に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されている『呪術廻戦』『アクタージュ act-age』と並んで選出された[5]。2019年9月には小説版が発売された。

制作[編集]

エピソード全体の流れ→印象的なシーン→キャラクターに言ってほしいセリフ、の順でネームが作られている。“気持ち良さ”に繋がるとして、フィクションの中にリアルな要素が「ほんのちょこっと」入れられている。賀来は、人間同士が出会うことで変わらざるをえない部分を描きたいとしている[6]

処刑人と死罪人が閉鎖空間にいるという所から物語の構想された。しかし、設定説明だけの漫画になりそうだったため、キャラクターを作って改めてストーリーとキャラをすり合わせられた[7]。賀来によると、過去作『FANTASMA』では他人に向けて描き続けていたが人気が出ず、『地獄楽』では自分の好きに描いたが、その方が好評だったという。そのため、本作で自分がまず楽しむことで、読者も感化されて楽しんでもらえるのではないかと述べている[6]

本作連載前、編集者から絵に課題点がある指摘されたため、賀来は『首斬り朝』など小池一夫劇画作品を研究し、特に連載初期は劇画タッチを意識して描いていた。また、他作品と差をつけるために、バンド・デシネフランスなどの漫画)を参考のひとつにした[6]

読者から「残酷だ」と言われることもある。賀来は『北斗の拳』、『覚悟のススメ』、『グラップラー刃牙』、『ベルセルク』、『寄生獣』などの影響を受けており、「熱い話を描こうとすると血みどろになっちゃうというのは普通」という感覚で描いているとしている。また本作の連載準備中、親戚の殺陣師から殺陣のレクチャーを受け、「基本的に刀は、一度抜いたからにはどちらかが死なない限り絶対に納めることはない」ということを学んだ。そのとき、刀を扱うからには残酷な描写は避けられないと思ったという[6]

あらすじ[編集]

かつて忍の里の筆頭として活躍していた死罪人・画眉丸が、無罪放免の条件として極楽浄土と噂される島にあるとされる「不老不死の仙薬」を持ち帰ることを命じられる。死罪人の監視のため同行する打ち首執行人・山田浅右衛門一族や無罪放免を求める他の死罪人達と仙薬を奪い合う。

登場人物[編集]

画眉丸(がびまる)
本作の主人公。渾名は「がらんの画眉丸」。元・忍の里の筆頭で死罪人。既婚。
山田浅ェ門佐切(やまだあさえもん さぎり)
打ち首執行人。責任感が強い。女性。
徳川家斉(とくがわ いえなり)
実在の人物。江戸幕府の第11代征夷大将軍

書誌情報[編集]

全て集英社発行

書誌情報[編集]

小説[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 本作以前には『カラダ探し』・『終末のハーレム』・『ファイアパンチ』が「歴代TOP3」として挙げられていた[2]。また、『SPY×FAMILY』台頭後は本作に代わりそちらが人気No.1作品とみなされるようになる[3]

出典[編集]

  1. ^ 賀来ゆうじTitter 2019年3月19日”. 2019年5月6日閲覧。
  2. ^ "億ヒット連発しなければ、業界として失敗『少年ジャンプ+』編集長のマンガ論". Retrieved 2019年8月2日.
  3. ^ 『週刊少年ジャンプ』2019年46号次号予告。
  4. ^ 即重版出来の人気漫画『地獄楽』初の原画展開催 原稿と複製原画40点以上を展示 ORICON NEWS 2018年10月22日公開 2019年5月6日閲覧
  5. ^ 公式Titter 2019年2月27日”. 2019年5月6日閲覧。
  6. ^ a b c d 賀来ゆうじ×三浦建太郎 対談”. 2019年5月6日閲覧。
  7. ^ 【20話】持ち込め!新人作家!持ち込みの極意!!”. 2019年5月6日閲覧。
  8. ^ 地獄楽 1”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2019年9月4日閲覧。
  9. ^ 地獄楽 2”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2019年9月4日閲覧。
  10. ^ 地獄楽 3”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2019年9月4日閲覧。
  11. ^ 地獄楽 4”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2019年9月4日閲覧。
  12. ^ 地獄楽 5”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2019年9月4日閲覧。
  13. ^ 地獄楽 6”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2019年9月4日閲覧。
  14. ^ 地獄楽 7”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2019年9月4日閲覧。
  15. ^ 地獄楽 うたかたの夢|賀来ゆうじ / 菱川さかく|JUMP jBOOKS|”. 2019年9月4日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]