人造人間

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人型ロボット「アクトロイド

人造人間(じんぞうにんげん)は、人型ロボットなど人間を模した機械や人工生命体の総称。SFフィクション作品、漫画映画小説などで取り扱われることが多い。

語としての人造人間[編集]

日本国語大辞典に掲載されている「人造人間」の最も古い用例は、1923年(大正12年)に出版された『人造人間』(宇賀伊津緒訳、戯曲R.U.R.』)にある。この本で宇賀は「人造人間」という語を、作中に登場するrobotロボット)の訳語とすると共に邦題としても用いている。序文中では「私はこれ(ロボットという語)を勝手に「人造人間」と譯(訳)しました。」と述べている。『人造人間』は翌1924年に築地小劇場において上演された。人造人間という語が宇賀による造語かどうかは定かではないが、これ以降「人造人間はロボットの訳語」と認識されている。現在発行されている多くの国語辞典で「人造人間」の項目に「人造人間とはロボットのこと」に類する記述をしている。より詳細な国語辞典では『R.U.R.』との関係を含めて記載されている。『R.U.R.』のロボットが「人の代わりに作業(労働)をさせるために、人(の姿と自律行動)を模して」作られたものであったため、人造人間という語も「人に代わって作業(労働)をする存在」や「人を模して作られた存在」、「人の(自律)行動を模して作られた存在」に対して用いられる。

『R.U.R.』のロボットは、人間そっくりに、人間とは異なる組成で作られた、まさに「人造人間」と呼ぶべき存在である。しかし、その後一般に広まった「ロボット」という語は、徐々にそれが用いられる対象や範囲を広げていった。現在ではペットロボットのように「人に代わって作業をするわけでも人を模して作られたものでもない」物もロボットと呼ばれている。それらは日本語としての「人造人間」という語の「人造の人間」というイメージからは逸脱するため、一般に「人造人間」とは呼ばれない。現在は、概念として「ロボット」を単純に「人造人間」に置き換えることはできない。

概念としての人造人間[編集]

ASIMO - 本田技研工業が開発した世界初の本格的な二足歩行ロボット

人造人間という語が広まる以前から「人造の人間」(自然な状態で生まれるのではなく、作り出されたもの)という概念は存在した。実在するものとしての「『R.U.R.』のロボット」のような人造人間は今のところ実現していないが、伝説上の存在や架空の存在としての「人造の人間」は古くから語られ、また作品として創作されている。それらの多くは大きく「人造人間」というカテゴリに分類されてはいるものの、個々の「人造の人間」の特徴や特性、呼び名は様々である。

伝説上の存在として、古くは、ギリシア神話タロースユダヤ伝説のゴーレムギルガメシュ叙事詩エンキドゥなどが挙げられ、日本でも鎌倉時代の説話集『撰集抄』巻五に、西行が故人恋しさに死人の骨を集めて復活させようとして失敗する話「高野山参詣事付骨にて人を造る事」がある。SF関連作品に登場するものとしては、『フランケンシュタイン』の被造物フランケンシュタインの怪物)以降、多数の「人造の人間」が創作されている。

実在のものとしては、日本では1928年(昭和3年)に西村真琴學天則を製作している。造られたのは上半身のみだが、腕を動かして文字を書いたり表情を変えたりすることができた。21世紀初頭の現在までには、ホンダの開発したASIMO富士ソフトが開発したパルロなど人間の動きに近いもの(二足歩行など)、株式会社ココロ大阪大学が共同で開発したアクトロイドのように瞬きや呼吸といった人の挙動を模倣したものなど、それぞれの分野に特化した形で実現しており、さらに研究開発が続けられている。

人造人間の定義[編集]

ロボットの定義が明確に定め難いのと同様に、何をもって人造人間とするか、という明確な定義も事実上存在しない。フィクションにおいても、定義づけに関する対応は作品によって異なっている。

人造人間の問題点[編集]

人間との境界[編集]

フィクションにおいて、外見や行動がより人間に近い人造人間が登場する場合、人造人間と人間との境界(精神的・抽象的なものから法的なものまで)がしばしば問題となる。この問題は「人間とは何か」、「生命とは何か」、「心・魂とは何か」といったより根源的な問題を含むこととなるため、各作品においても対応はまちまちで、そうした問題自体をテーマとした作品も頻繁に創作されている。

宗教・思想上の問題点[編集]

アブラハムの宗教キリスト教ユダヤ教イスラム教)では、旧約聖書天地創造にあるように、人間(アダムとイブ)はヤハウェ・エロヒムに造られたとされており、人間を造るのは「神の行為」とされている。そのため、人間が人間を造るという行為は神への挑戦、あるいは冒涜と見做される場合がある。

初期の人造人間が登場するフィクションが制作された背景には、社会の近代化や科学技術の進歩に対する漠然とした不安があった。この心理が人造人間そのものへの不安フランケンシュタイン・コンプレックスに反映されているとする見方がある。

同義語・類義語[編集]

人造人間やロボットのように「人造の人間」を表す語は多い。フィクション作品においては、作品独自の造語や誤訳、語のイメージ重視の使用(意図的な誤用)なども見られる。以下に、主なもの(主に当記事にリダイレクトされている語)について記す。

主な種族[編集]

他作品としては人間型もしくは人造人間とは言い難しいだが、ロボットなどを含めた人造人間としては、多くは人間に似せて作られた人外や人間に近い姿の人外あるいは無生物として分類されやすいだが、一部の種族では改造人間だったり人間もしくは地球人がベースとなっているものも多数存在する。ロボットの他にも宇宙人精霊サンドボックス天使などといったものの、人間に近い姿と見なせることも殆どとされている。異人というべきでもある。

  • 見た目が人間そっくりなものと人間に似せて作られたものといった人間に近い姿をした人外
    • アンドロイド - 全てが人工素材で無から造られた人間そっくりのロボット。
    • その他 - 全ては人間そっくりなものも用されており、宇宙人、精霊、天使などに該当される。
  • 人間や生物等の一部を改造することで、機械化および強化されるように改造された生物。
    • 改造生物(バイオ人造人間・サンドボックス・天使など) - 身体の一部を機械化と超化されたとして改造された生物。
    • バイオノイド(もしくはバイオロイド) - バイオテクノロジーで造られた人工生命体として改造された生物。
    • ネットナビ - 改造されて擬似人格プログラムを持った生物。
    • サイボーグ - 身体の一部を機械化されたことにより、生物と機械が融合した存在。
人型ロボット(ひとがたロボット)、人間型ロボット(にんげんがたロボット)、人造人間(じんぞうにんげん)
外見を人間に似せて作られたロボットのことで、「人型でないロボット」との区別のために使われる言い回し。ヒューマノイドロボット(humanoid robot、人間そっくりのロボット)とも言われる。アイザック・アシモフは、『鋼鉄都市』に登場する人型ロボットを指す語としてヒューマンフォームロボット(humaniform robot、人間型ロボット)を用いている。
鉄腕アトム』におけるロボットは、無から造られた機械のようで人間のように成長することが出来ないという設定で、外見を人間に似せて完全に機械で作られた存在として扱われており、作品内の主人公であるアトムは交通事故死した博士の息子の「天馬飛雄」に似せて作られ、当初は「トビオ」と呼ばれている。『ドラゴンボール』の16号も同様に大柄なロボットタイプとされており、作中では明かされていないが、ドクター・ゲロが若くして亡くなった自分の息子をモデルとして作成している。これらをアンドロイドとして分類される。
ロックマンシリーズ』や『ロックマンゼクスシリーズ』等におけるロックマンヴァンといった家庭用の人型ロボットなどは、原作やゲーム中ではロボットやヒューマノイドとして表しているが、作品内では性別や生殖そして成長も一部存在するなので、身体の一部を機械化した人間の事を指すためとされており、アンドロイドのように外見を人間に似せて完全に無から造られた機械だけで作られたものではなく、サイボーグに近いほどの体を一部機械化された人間とされている。アニメカートゥーンなどでは、その中身である骨格を除くと筋肉の身体については生体部品として人間の皮膚組織を持つ機種ではあると描写することが多い。ロックマンシリーズ一覧の人型ロボットとしては、アンドロイドとするメカタイプのものではなく生身の人間をベースにしたバイオタイプもしくはバイオ人造人間として分類される。『バトルサーキット』のサイバー・ブルーについても同様とされている。
アンドロイド(android、ラテン語:androides)
ギリシア語andro-(人、男性)と接尾辞-oid(-のようなもの、-もどき)の組み合わせで、人型ロボットなどの人に似せて作られた存在を指す。ヒューマノイド(humanoid、英語human(人)と-oidの組み合わせ)とは、由来する言語が異なる同じ構造の語であり、ほぼ同義である。「andro-」が男性の意味も持つことから、女性型アンドロイドをガイノイドと呼び分けている作品も見られる。
人間そっくりなロボットの総称とされており、全てが人工素材で無から造られたものではあるため、和訳では「機械人形」として表していることも多いので、主に人間ではないこと。
サイボーグホムンクルスクローン生命体(機械生命体)に相当するもの、物理的実体無き人工知能や機械仕掛けのオートマタ等は、この定義としては全く別物なので除外である。
作中に登場する人造人間に対して「アンドロイド(フランス語:androïde)」という語を初めて用いた作品は、小説未来のイヴ』(オーギュスト・ヴィリエ・ド・リラダン著、1886年)とされているが、語自体の歴史はさらに古く、1728年イーフレイム・チェンバーズが編纂・出版した百科事典サイクロペディア』(Cyclopaedia, or Universal Dictionary of Arts and Sciences)には、既にANDROIDESの項目があり[1]18世紀初頭には使われていた語であることが窺える。この中でアンドロイドの意味は「オートマトンオートマタ)のこと」とされており、用例として「アルベルトゥス・マグヌスはアンドロイドを作ったと記録されている」という記述が挙げられている。
ヒューマノイド英語:humanoid)
人間に似た姿をしているが、人間ではないもの。簡単に言うと、人間に似せて作られた人外や人間に近い姿の人外のこと。
英語のhuman(人)と接尾辞-oid(-のようなもの、-もどき)の組み合わせで、形容詞としては「人間そっくりの」や「人間によく似た」という意味で、名詞としては、人間に似た生物や人型ロボットなどを指して用いられる。
アンドロイドが概ね人造人間などの造られた存在に用いられるのに対して、ヒューマノイドは造られた存在だけでなく自然発生したもの(人間に似た生物)にも用いられる。
ガイノイド(gynoid)
人間の女性に似せて作られたヒューマノイドのことで、もしくは女性のアンドロイドを意味する。ただし、外見を人間に似せて完全に機械で作られたものは厳密に言うと無性別である。
ゼノサーガシリーズ』のKOS-MOSはヴェクターによって対グノーシス用に開発された生体部品を一切用いない100%機械式で青色の長髪と赤色の瞳を持つ女性型戦闘用アンドロイドである。
ドラえもん』のロボ子リルル、『日常』に登場する東雲なの、『プリキュアシリーズ』のキュアアムールことルールー・アムール、『UTAU』の桃音モモとデフォ子、『鉄腕アトム』に登場するウラン(アトムの妹として)はいずれも女性型アンドロイドとされている。
『ロックマンシリーズ』の登場人物であるロールエールは、種族としてはロボットやヒューマノイドだが、分類上では完全機械製とする女性型アンドロイドではなく体を一部機械化された人間の女性ではあるとされている(これは女性型レプリロイドに分類されるアイリスエイリアらにも同様である)。
バイオノイド(bionoid)、バイオロイド(bioroid)
いずれもバイオ(バイオニクスバイオテクノロジー)とアンドロイドを組み合わせた語であり、SF作品に登場する人型のロボットを指す。
バイオノイドは1980年頃から用いられている語で、初期の用例としては、映画スペース・サタン』(アメリカ、1980年)が日本公開された際のチラシやパンフレットにおいて、同作に登場するロボット「ヘクター」を「バイオノイド」と紹介している。用語辞典では、
  • SF アニメなどに登場する、人間に近い生体や心を持つ人造人間[2]
  • 人間の体をしているロボット[3]
と記載されている。
バイオロイドも1980年代から用いられている語で、初期の用例としては、1983年に発表され、1985年に出版された漫画ブラックマジック』(士郎正宗[注 1])や1984年放送のテレビアニメ超時空騎団サザンクロス』(タツノコプロ制作)がある。
『ドラゴンボール』に登場するセルなどでは、バイオテクノロジーで造られた人工生命体とされているものが一般的である。
本家ロックマンやロックマンの派生シリーズについては、いろんな呼称も存在しており、モチーフとしては実在の生物や架空の生物として登場することが多い。
サポートロボット (Support Robot)
本家ロックマンシリーズにおけるサポートをする生物型ロボット(バイオロイド)のことで、相棒もしくは体型の変形可能ができるものであること。一般的には、ロックマンの相棒などとして登場したラッシュビートタンゴといったペット用の動物をモチーフとしたサポートロボットのことである。人型ロボットでは唯一にデューオとして該当するが、ラッシュと同じくロックマンの相棒や体型の変形可能であることは共通するが、ラッシュのようにサポートすることはほとんど無いため、通常の人型ロボットとして扱われる。
レプリロイド (Repliroid)
ロックマンXシリーズ』に登場する人間に近い思考回路を持つ高度なAIを搭載した生物型ロボット(バイオロイド)の総称であり、続編的な位置づけにある『ロックマンゼロシリーズ』と『ロックマンゼクスシリーズ』にも同様の概念が存在する。
名称の由来は「レプリカ(Replica)(複製)」と「アンドロイド(Android)(人間型ロボット)」を組み合わせた語でもある。
日本国外版での英名は「reploid(レプロイド)」である。これと区別され、ザコ敵などとして出てくる単純な思考ルーチンしかもたないものがメカニロイドという。なお、人型のメカニロイドや、獣型のレプリロイドも存在するため「人型=レプリロイド」というわけではない。『ロックマンX8』では新世代型レプリロイド、ゼロシリーズではミュートスレプリロイド、ゼクスシリーズではフォルスロイドという名称も存在する。
メカニロイド (Mechaniroid)
『ロックマンXシリーズ』のザコ敵などとして出てくる単純な思考ルーチンしかもたないもので命令されたプログラム通りに動く生物型ロボット(バイオロイド)として区別されている。
名称の由来は「メカニズム(mechanism)(仕組み)」と「アンドロイド(Android)(人間型ロボット)」を組み合わせた語でもある。
こちらも当然ながらイレギュラー化し、ハンターが破壊するケースががあるが、 こちらはレプリロイドと違って自我を持っていないためイレギュラーとなるということ。
新世代型レプリロイド (New Generation Repliroid)
『ロックマンX8』におけるDNAデータを利用する事で、誰にでも変身できるといった性能を持つレプリロイドのことである。
ミュートスレプリロイド (Mythus Repliroid)
ロックマンゼロシリーズに登場し、ネオ・アルカディアの中でも特に地位の高いレプリロイドの総称で、「ミュートス(神話)」の名前を取っているように、その個体のほとんどは神話などに登場する怪物や神がモデルとなっている。
フォルスロイド
『ロックマンゼクスシリーズ』に登場し、ライブメタルの力を引き出すために作られたレプリロイドで、作中では「擬似ロックマン」とも揶揄されている。
半レプリロイド化
『ロックマンゼロシリーズ』に登場。 「不死の刑」の別名であり、機械化手術でレプリロイドに近い体となった人間のことで、サイボーグに近い現象とされている。
デコイ (Decoy、英語:Carbon)
ロックマンDASHシリーズ』に登場する種族であり、古代に存在していたオリジナルの人類が作った人工生命体で、一定数数が増えると市政官によって間引きが行われる。 基本的には普通の人間と同じ姿をしており、繁殖も食事、成長も行う。一方で、機械を体に難なく接続・換装するなどの行為が日常茶飯事である為、本家シリーズのロボット、Xやゼロシリーズのレプリロイド、ゼクスシリーズのヒューマノイドとの関連性が疑われている。
ネットナビ (Net Navi)
ロックマンエグゼシリーズ』に登場するキャラクター群の総称で、擬似人格プログラム。 『ネットワークナビゲーションプログラム』を略してネットナビないしはナビと呼ぶ。 また、アニメ版では「ネットワークナビゲーター」という名称も出ている。
エグゼの200年後を描く『流星のロックマンシリーズ』ではネットナビの戦闘が無く、電波変換して電波体と戦うストーリーのため、ナビはあまり登場しない。というか、流星の世界ではネットワーク技術をより発達させ高度な電波文明を築いているので尚更である。 しかし一応『ナビ』という概念は存在し、ナビカードと呼ばれるカードをトランサーに読み込ませることによりナビを起動させ電子機器の操作を行う。エグゼ時代と異なり、一人一体という制限は無い。
サイボーグ (cyborg)
サイボーグに扮する男性(スタートレック に登場するサイボーグのボーグ)
該当記事にあるように「自動制御系の技術で人間や動物が身体機能の補助や強化を行った」もので、日本においては一般的に「機械で身体や能力を強化された人間」のことを指すが、人間の部分がどれだけ残っていれば(あるいは使われていれば)サイボーグか、といった問題もあり、実際には「人造人間」や「ロボット」と混用されている場合がある[注 2]。また、英和辞典においても「cyborg」の和訳として「人造人間」を記載しているもの[4][5]も見られる。
サイボーグとアンドロイドとの違いについては、サイボーグの原点は「生物の機械化」であるのに対し、アンドロイドは人間の姿形によく似せた「人間型ロボット」となる(さらに厳密に言えば男性の人型ロボットを指し、女性の場合は『ガイノイド』と呼称する)。
しかし、20世紀ごろの映画などにおいては、サイボーグとアンドロイド(ガイノイド)の違いが非常に曖昧だったこともあり、考証不足や、「サイボーグ」という用語の一般的浸透度の高さによる営業的側面でのタイトルへの使用といった誤用もあった。 例を挙げれば、 『ターミネーター』は純粋なロボットであるT-800などを「サイボーグ」と劇中で呼称され、『スターウォーズ帝国の逆襲』はドロイドのC-3POがサイボーグだと自己紹介しており、『ロボコップ』はサイボーグであるロボコップは「ロボット警官」と劇中で呼称されているがサイボーグである事実を隠蔽するため、オムニ社が「ロボット」の名称を冠しているので、誤認ではなく意図して呼ばれているものである。『サイボーグ(洋画)』シリーズの第一作のヒロインはサイボーグだが、第二作、第三作のヒロインはアンドロイドで、『僕の彼女はサイボーグ』のヒロインはアンドロイドでありガイノイドを自称する。『ドラゴンボール』の「人造人間」というカテゴリー(海外版ではAndroid表記)の中にサイボーグやアンドロイド、バイオ生物が混在されている。
人型宇宙人(ひとがたうちゅうじん)、人間型宇宙人(にんげんがたうちゅうじん)
地球の人類と類似した形質を持つもの。上述した人型ロボットと同じくヒューマノイドとして扱う作品も存在する。一言に人間型といっても、地球人とほとんど同じ姿・体格のものから、宇宙人のステレオタイプであるグレイなどのような体格などが大きく異なるもの、ファンタジー作品の亜人獣人のようなもの、動物ではなく植物から進化したものなど、さまざまなバリエーションがある。映画『スター・ウォーズシリーズ』などによく現れるパターンで、スタジオでの撮影が容易である。
収斂進化の考えや、フィクション作品の作中で地球人と同様の扱い方が出来るというのもあり、フィクションでもこの種族が多い。
『ドラゴンボール』ではサイヤ人という名称で、惑星ベジータに住む地球人に似た姿をしている架空の宇宙人のことを表している。
ケロロ軍曹』と『ソニックシリーズ』も宇宙人を代表となった作品であり、動物をモチーフとなった異星人や超能力者が多く含まれるだが、『ケロロ軍曹』に登場するアンゴル=モアはケロン星と同盟関係にあるアンゴル族の少女で、架空の人型宇宙人である。『ソニックシリーズ』のドクター・エッグマンについても、ドクター・エッグマンの種族は人間だが、宇宙戦争が得意となっているものでラスボスでは宇宙戦争が行なっている。
『プリキュアシリーズ』のキュアパルフェことキラ星シエルは妖精が変身するタイプのプリキュアだが、本作の妖精は地球由来の存在なので異世界出身のプリキュアには属さないものとして人間界の妖精である点に留意する必要があり、地球人とは異なる亜人プリキュアとも呼べるシリーズ初の存在でもあることで、キュアミルキーこと羽衣ララは惑星サマーン出身の異星人で、頭からセンサー(触覚)と呼ばれる感覚器官が生えており、耳がとんがり耳で肌は地球人よりも白いという外見のもので、キュアコスモことユニは惑星レインボー出身の猫の獣人型異星人とされている。
涼宮ハルヒシリーズ』の長門有希情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースで、簡単に言えば宇宙人のことである。
這いよれ! ニャル子さん』のニャル子は見た目は銀髪の美少女だが、クトゥルフ神話に登場する「無貌の神」ニャルラトホテプという宇宙人であり、種族特性として容姿の変化は自由自在とされている。
精霊 (Spirit)
草木動物無生物人工物などひとつひとつに宿っているとされる超自然的な存在とされている。いわゆる亜人として扱うとされているケースも存在する。仏像透明人間といったものも含まれることも多い。上述したロボットや宇宙人と同じく人間に近い姿をした人外としてもほとんど存在する。
『プリキュアシリーズ』のキュアアースこと風鈴アスミは地球が生み出した精霊の女性で、人間ではないとされている。『映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』に登場するミラクルンとリフレイン、『映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』のカグヤについても種族が精霊であること。
他にも『精霊幻想記』や『テイルズオブシリーズ』などにも登場している。『ドラゴンクエストシリーズ』のルビスは「精霊ルビス」と呼ばれる。
サンドボックス (Sandbox)
コンピュータセキュリティ技術において、外部から受け取ったプログラムを保護された領域で動作させることによってシステムが不正に操作されるのを防ぐセキュリティ機構のことをいう。
Minecraft』において、プレイヤーのスティーブとアレックスとして該当される。これは、『ロックマンシリーズ』においての原作やゲーム中ではロボットやヒューマノイドとして表すことも同じ理由とも言える。
天使 (Angel)
歌を歌う天使達。ウィリアム・アドルフ・ブグロー (1881)。
殆どの天使は人間に近い姿をした人外の一つであり、ユダヤ教キリスト教イスラム教聖典や伝承に登場するの使いである。人間に白鳥を持ったことにして描かれることが多く、白鳥の翼を持ったとしてはペガサスユニコーンというべきもあったりする。
ファイナルファンタジーシリーズ』におけるセフィロスは、「片翼の天使」とも呼ばれており、作中内では胎児期にジェノバ細胞を移植された人間とされている。同じくスマブラSPのファイターパスVol.2として参戦した『鉄拳シリーズ』の三島一八悪魔として扱われているため、上半身裸とロングコート着用の両方があったり、黒い翼が生えたり、非常に複雑な家庭環境に、邪悪で執念深いヴィランでラスボス経験者といったものはセフィロスとは共通している。これは人間に近い姿をした人外ではなく、人間を改造したものと認めている。

その他[編集]

フィクションにおいて人造人間として扱われることのある用語で、ウィキペディア日本語版内に記事のあるもの。

  • オートマタ - 機械人形のこと。何らかの技術で自律行動する場合、人造人間として扱われることがある。
  • クローン - 分子DNA・細胞・生体などのコピーのこと。クローニングによって生まれた人間は、場合により人造人間として扱われることがある。
  • デザイナーベビー - 遺伝子操作を受けた子供のこと。操作に用いられる技術や操作の内容(結果)によっては、人造人間として扱われることがある。
  • ホムンクルス - 錬金術で作り出された人工生命体のこと。人型のものが人造人間として扱われることがある。

人造人間を題材とした作品[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ なお、士郎正宗の漫画『アップルシード』では「遺伝子に加工を施したクローン人間」を意味する言葉としてバイオロイドが登場する。
  2. ^ 人造人間キカイダー』に登場するハカイダー(サブロー)は、ロボットの頭部に人間の脳を入れたものだが、作中では「人造人間」とされており、挿入歌『三郎のテーマ』の歌詞には「俺はロボット、サイボーグ」とある。

出典[編集]

  1. ^ イーフレイム・チェンバーズ『Cyclopaedia, or Universal Dictionary of Arts and Sciences』1728年 Androidesの項が記載されたページウィスコンシン大学デジタルコレクション収蔵)
  2. ^ 『コンサイスカタカナ語辞典第4版』三省堂、2010年、788頁。
  3. ^ 現代用語の基礎知識2006』自由国民社、2005年、1435頁。※他年度版(2013等)にも記載あり。
  4. ^ 『英和中辞典』旺文社、1975年。
  5. ^ 『Eゲイト英和辞典』ベネッセコーポレーション、2003年。

関連項目[編集]