伊賀
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伊賀(いが)とは、かつての令制国のひとつである伊賀国および、その領域にほぼ該当する現在の三重県西部・上野盆地一帯に当たる地域に対する呼称である。本項では現在の三重県の一地方である伊賀地方について記述する。
伊賀地方[編集]
伊賀地方のデータ | |
伊賀生活創造圏 | |
推計人口 | 159,467人 (全県比:9.2%) (2023年4月1日) |
三重県庁は、三重県を「北勢」「伊賀」「中勢」「南勢(伊勢志摩)」「東紀州」の5つの地域に区分しており、旧伊賀国の地域は「伊賀地方」と呼ばれる。
生活創造圏[編集]
県下では、9つの生活創造圏が県庁により設定されている。
伊賀地方はこのうちの「伊賀生活創造圏」に相当し、伊賀県民センターにより管轄されている。
都市圏[編集]
都市雇用圏[編集]
- 都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷
- 10% 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
府県 | 自治体 ('80) |
1980年 | 1990年 | 2000年 | 2005年 | 2010年 | 2015年 | 自治体 (現在) |
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京都府 | 南山城村 | 大阪 都市圏 | 大阪 都市圏 | 上野 都市圏 10万0382人 |
伊賀 都市圏 | 伊賀 都市圏 | 伊賀 都市圏 | 南山城村 |
奈良県 | 山添村 | - | - | - | 山添村 | |||
月ヶ瀬村 | - | 上野 都市圏 8万9803人 |
大阪 都市圏 | 大阪 都市圏 | 大阪 都市圏 | 奈良市 | ||
三重県 | 上野市 | 上野 都市圏 8万7948人 |
伊賀 都市圏 19万0804人 |
伊賀 都市圏 18万8673人 |
伊賀 都市圏 17万9010人 |
伊賀市 | ||
伊賀町 | ||||||||
阿山町 | ||||||||
大山田村 | ||||||||
島ヶ原村 | ||||||||
青山町 | 大阪 都市圏 | 大阪 都市圏 | 大阪 都市圏 | |||||
名張市 | 名張市 | |||||||
奈良県 | 曽爾村 | - | - | - | 曽爾村 | |||
御杖村 | - | - | - | 御杖村 |
- 2004年11月1日:旧上野市、阿山郡伊賀町、阿山町、大山田村、島ヶ原村、名賀郡青山町の三重県6市町村が対等合併して伊賀市となった。
- 2005年4月1日:奈良県奈良市が同県山辺郡都祁村、添上郡月ヶ瀬村を編入合併した。
定住自立圏[編集]
伊賀市は笠置町、南山城村、山添村と定住自立圏形成協定を結び、伊賀城和定住自立圏を形成している。 ちなみに「城和」とは、山城国・大和国のうち、藤堂藩上野城の管轄下にあった地域を指す言葉である。
鉄道[編集]
特に全線複線かつ電化されている近鉄大阪線が当地方における鉄道の大動脈となっており、同線を利用しての大阪市内などへの通勤通学客も多い。
道路[編集]
名古屋から大阪へ一般国道を通って行く際に、中山道ルート(米原・京都経由)や、東海道ルート(鈴鹿峠・京都経由)の方が近いと思われがちだが、実際には伊賀越奈良道ルート(伊賀上野・木津経由)の方が近い。
メディア[編集]
新聞[編集]
全国紙は、伊賀地方の全域が、大阪本社のエリアに属している。また名古屋市に本社を置くブロック紙の中日新聞や三重県の地方紙伊勢新聞は伊賀地区でも販売されている。
地域メディア[編集]
- 伊賀上野ケーブルテレビ(伊賀市)
- アドバンスコープ(ケーブルテレビ)(名張市)
- ads.FM(コミュニティFM局)(名張市)
- 伊賀タウン情報YOU(タウン情報誌)(名張市)
市外局番[編集]
- 伊賀市、名張市とも 0595(上野MA)
- 亀山MAと市外局番は同一だが、通話には市外局番が必要。