SPY×FAMILY
SPY×FAMILY | |||
---|---|---|---|
![]() テレビアニメのロゴ | |||
ジャンル | ホームコメディ・シットコム シュール・コメディ | ||
漫画 | |||
作者 | 遠藤達哉 | ||
出版社 | 集英社 | ||
| |||
掲載サイト | 少年ジャンプ+ | ||
レーベル | ジャンプコミックス+ | ||
発表期間 | 2019年3月25日 - | ||
巻数 | 既刊9巻(2022年4月現在) | ||
アニメ | |||
原作 | 遠藤達哉 | ||
監督 | 古橋一浩 | ||
シリーズ構成 | 古橋一浩 | ||
キャラクターデザイン | 嶋田和晃 | ||
音楽 | (K)NoW_NAME:Makoto Miyazaki (K)NoW_NAME:Shuhei Mutsuki | ||
アニメーション制作 | WIT STUDIO、CloverWorks | ||
製作 | 『SPY×FAMILY』製作委員会 | ||
放送局 | テレビ東京系列ほか | ||
放送期間 | 2022年4月9日 - | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画・アニメ | ||
ポータル | 漫画・アニメ |
『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)は、遠藤達哉による日本の漫画。『少年ジャンプ+』(集英社、以下『J+』)2019年3月25日より隔週月曜更新で連載中。
製作
遠藤にとって3作目の連載作品。赤の他人だったスパイの男、殺し屋の女、超能力者の少女が「仮初の家族」を築き、「家族としての普通の日常」を送るために日々のトラブルと奮闘するホームコメディ。
本作の連載開始と同日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)2019年17号には、本作の予告漫画が掲載された。1巻発売直後の32号、2巻発売後の47号にも読切の出張掲載が行われた。
閲覧数・コメント数・発行部数における最高記録を次々と更新するなど[2]、『J+』史上初の大ヒット作となった[3]。
2022年4月よりテレビアニメが放送中[4]。2023年にはミュージカルが上演予定[5]。
テーマ・作風
遠藤が「正体を隠している」シチュエーションが好きだったため、本作はスパイが主人公となっている[2]。さらにその妻役には殺し屋が設定され、殺し屋夫婦を描いた映画『Mr.&Mrs. スミス』(2005年)のようなハリウッド映画的企画性が作品に付与されている[6]。加えて子ども役のアーニャが心が読めるエスパーとして、作品を崩さない絶妙なバランスで、作品を引き立てるアクセントとなっているとされる[6]。「鬱々とした」遠藤の連載デビュー作『TISTA』とは異なり[7]、本作は「愉快」かつ「心温まる」ストーリーで、赤の他人同士が互いに秘密を持ちつつ「本物の家族」になっていく過程が描かれる[8]。その一方で遠藤は先の展開はあまり想定せずに制作を行っているとインタビューで語っている[2]。
映画的な雰囲気でありながら、近年の少年漫画で良く見られる主人公が常に心の声で語る小説的手法が用いられる。特に、主人公の周囲にいる人物に心情を切り替えていく技法に優れると評される[6]。
本作の主人公たちは旧来の家族像にとらわれず、伝統校の教師達は古い家族観の持ち主として対比される。本作では家族で入試に挑む姿が、現代の日本で求められる「癒し」「応援」「仲間」と重なり、それがヒットにつながったとする見方もある[6]。
「本誌には連載されないかもしれないが「ジャンプ」を冠する媒体/作品としてどこか納得感のある」内容であり、その点で『とんかつDJアゲ太郎』・『忘却バッテリー』などと並び、『少年ジャンプ+』らしさを体現した作品の一つとも評されている[9]。
制作背景
『月華美刃』(2010年〜2012年)の連載終了後に、遠藤が描いた3作の読切の要素を組み合わせて作った漫画である[10]。 それまでの数年間、遠藤は連載企画を立てていなかったが、読切『I SPY』の好評を受けて、スパイをテーマにした作品の連載に取り掛かった。アイデア自体は打ち合わせ前日に作った荒いプロットをそのまま形にしたようなイメージだという[11]。遠藤は描線の多い緻密な絵も描けるが本作では読みづらさや分かりにくさを徹底的に減らそうと工夫して執筆しており、“分かりやすさ”を重視したシンプルな絵柄を心がけていると担当編集の林士平は語っている[12]。 2010年代末の日本では、2019年本屋大賞『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ)や第71回カンヌ国際映画祭パルム・ドール『万引き家族』(2018年6月公開)など、血のつながらない家族を描くヒット作が増えていた。家族のつながりが希薄化し、「仲が良い家族への憧れ」を持つ人の増加が背景にあるとされる[13]。また『J+』は創刊以来オリジナル作品を重視しており、作家の発掘に力を入れてきた。特に2016年春には『終末のハーレム』・『ファイアパンチ』・『彼方のアストラ』などの連載が始まり、これ以降はオリジナル作品がヒットする流れが生まれた[14]。一方で筒井大志・藤本タツキら『J+』の実績者が『週刊少年ジャンプ』に移籍するようになったことで、いずれ有力連載がなくなるという見方もあった。このような中で本作の連載は開始された[15]。
本作の連載開始とほぼ同時期(2019年4月)、『J+』のリニューアルが行われた。これ以降オリジナル連載作品がアプリで1回限り全話無料で閲覧可能となり、新規読者を呼び込みやすくなった。また、閲覧数公開により多様な作品間の自由競争が促されて活況を生み出し、閲覧数上位作品のヒット感と話題性をもたらすことに成功した[16]。これによって、評判を聞いて本作を読み始めた人々がアプリに定着する相乗効果が生み出された[15]。
社会的評価
『J+』史上初めて1話でコメント数が2000を超え、5話公開までに総閲覧数が300万を突破した[17]。1・2話は配信時にTwitterでトレンド入りした[18]。「今年度(2019年度)人気No.1WEBコミック[19]」、「少年ジャンプ+人気No.1作品[20]」、「(『J+』の)看板作品[21]」として紹介されたこともある。
集英社の日本国外向けプラットフォーム「MANGA Plus」でも『SPY×FAMILY』が翻訳・公開されており、連載当初から各国で人気を博した。通常日本の漫画作品が国外でヒットするのはアニメ化によるところが大きいが、本作は単行本化前に評価される異例の事態となった[22]。
更新される隔週月曜午前0時付近は閲覧者が多いため、負荷を考慮して『J+』のサーバーが増強されている。読者層としては比較的女性が多く、連載が始まって以降、『J+』全体の女性読者数の割合を5%近く増やしたという[15]。
朝日新聞は、一見話が破綻しそうな設定だが、「ハードなアクションとギャグとサスペンスが絶妙にからみ合い、読者に疑問を抱く暇を与えずに、テンポよくドラマが展開する」「心にぐっと響くものもあるファミリードラマ」であると評している[23]。産経新聞は、「誰にでも人に言えない秘密はある」という命題を持ちつつ、「疑似家族」が「本物の家族」になる過程が描かれ、「たとえつかの間であっても、読む人の心を温めてくれる作品」であると評した[24]。
J+編集長の細野修平は、総合力の高さと話を展開しやすい初期設定であることを評価し、「暗くなってもおかしくない背景を持った疑似家族」であるにも関わらず、コメディで楽しませることで「明るいものが見たい」という時代の空気に応えていると分析している[15]。また、本作によって『J+』読者の規模が大きくなり、信頼感も増したことが、『怪獣8号』のヒットの早さに繋がったと語っている[3]。
商業的評価
1巻は発売から即重版がかかり[25]、22日目で発行部数30万部を突破した[26]。また、2019年7月〜9月発売の漫画作品第1巻としては同期間で最も売れた作品となった[27]。2020年12月28日には、コミックス第6巻が『J+』作品史上初めて初版100万部を記録し[28]、翌2021年6月4日には、コミックス第7巻の発売をもって電子版を含む累計発行部数が同じく『J+』作品史上初めて1000万部を突破した[29]。2022年4月のミュージカル化発表時点で、シリーズ累計発行部数は1500万部を突破している[5]。
細野は本作について、ジャンプ史上『暗殺教室』に次ぐ勢いで売れており、以前からの目標である『J+』発の「単巻100万部の作品[30]」に近い作品として期待していると述べていた[15]。
受賞歴
受賞年 | セレモニー | 部門・賞 | 受賞対象 | 備考・出典 |
---|---|---|---|---|
2019年 | 次にくるマンガ大賞2019 | Webマンガ部門・1位 | SPY×FAMILY | [31] |
コミックス第1巻ランキング(2019年7月〜9月) | 1位 | SPY×FAMILY | 期間中に第1巻が発売された作品の売上を集計[27] | |
Google Play「ベスト オブ 2019」 | ユーザー投票部門・マンガカテゴリ・ノミネート | SPY×FAMILY | [32] | |
読者が選ぶ、2019年新作おすすめマンガベスト100ランキング | 2位 | SPY×FAMILY | BookLive!ユーザー対象のアンケート結果[33] | |
Apple Books Store「Best of Books 2019」 | ベスト少年マンガ | SPY×FAMILY | [34] | |
このマンガがすごい!2020 | オトコ編・1位 | SPY×FAMILY | [35] | |
2020年 | 全国書店員が選んだおすすめコミック2020 | 1位 | SPY×FAMILY | [36] |
第24回手塚治虫文化賞 | ノミネート | SPY×FAMILY | [37] | |
マンガ大賞2020 | 2位 | SPY×FAMILY | [38] | |
第4回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞 | 大賞 | SPY×FAMILY | [39] |
あらすじ
東西の間に鉄のカーテンが下りて十余年、隣り合う東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)の間には仮初の平和が成り立っていた。
西国から東国に送られた凄腕スパイ・黄昏(たそがれ)は、東国の政治家ドノバン・デズモンドと接触するため、偽装家族を作ってデズモンドの息子が通う名門イーデン校に養子を入学させる任務オペレーション〈梟〉(ストリクス)を命じられる。黄昏は精神科医ロイド・フォージャーを名乗り、養子を探して孤児院で少女アーニャと出会う。ロイドは知らないがアーニャは心を読むことができ、彼の心を読んで賢いふりをしたため、難関イーデン校に合格できると考えたロイドは彼女を養子にする。実はそれほど賢くないアーニャにロイドは四苦八苦させられるが、なんとか筆記試験に合格。しかし次の面接試験に「両親」揃って来るよう指示されたため、ロイドは急いで妻役の女性を探すことになる。
その矢先、二人はヨル・ブライアという女性と出会う。彼女は公務員をする傍らいばら姫のコードネームで密かに殺し屋をしていたが、婚期の遅れを周囲に揶揄され、他人の注目を避けるために形式上の恋人を探していた。心を読む能力によってヨルが殺し屋であることを知ったアーニャは、好奇心からヨルが母親になってくれるよう仕向ける。恋人役を探していたヨルと、妻役を捜していたロイド、そして「わくわく」を求めるアーニャの利害が一致し、3人は互いに素性を隠しつつ、即席の家族としての生活をスタートさせる。
用語
![]() |
地理
- 東人民共和国(東国、オスタニア OSTANIA)
- 本作の舞台となる架空の国。首都:バーリント。
- 通貨単位はダルク。通貨の補助単位はペント。政治的には複数政党制がとられ、「国家統一党」「国民党」などの政党が存在する。
- かつて戦争で深刻な被害を受けており、未だに復興途上にある。
- 西国(ウェスタリス WESTALIS)
- 東国の西側にある架空の国。黄昏の祖国。
- 東国と同じくかつて戦争で深刻な被害を受けた(黄昏も戦災孤児となった)。東国とは互いに諜報員を放ち合っている。
東国関連
- イーデン校(イーデン・カレッジ)
- 東国バーリントにあるエリート校。
- 全校生徒2500人。6〜19歳までの13学年制。1年生(アーニャの同級生)は228名。
- 学業・スポーツで優秀な成績を収めたり、社会奉仕活動で表彰されたりするなどで星(ステラ)と呼ばれる褒賞を貰える。星を8つ獲得すれば、皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)と呼ばれる特待生となり、親と共に懇親会に出席できる。
- 反対に定期考査で赤点を取ったり、暴力行為などの不品行をしたりすることで雷(トニト)と呼ばれる罰点を受ける。雷が8つ溜まると即時退学となる。
- 親がイーデン校OBであるかどうかや、寮生と通学生の間で対立・不仲があり、イジメを生んでいる。
- 国家統一党
- デズモンド率いる東国の政党。対西国強硬派であり東西平和を脅かす存在。
- 国家保安局(STATE SECURITY SERVICE、SSS)
- 東国の防諜機関。いわゆる秘密警察。国内の治安維持を担い、スパイ狩りや市民の監視を任務とする組織。
- ユーリが所属しており、黄昏の行方を追っている。スパイの情報提供者(スティンカー)とみなした者には拷問を加えることも辞さない。
- SPYWARS
- アーニャが好きなスパイアニメ。書籍もある。
- プロジェクト〈アップル〉
- IQの高い動物を人為的に生み出す研究。
- 東国政府が軍事目的で行っていたが、研究途上で当時の政権が崩壊し、中途半端な成果に終わったとされる。
- 研究機関が解散した後、実験動物たちは裏社会に流され、テロなどに悪用されている
- ガーデン
- ヨルこと「いばら姫」が所属する組織。依頼を受け、対象人物の殺害・(襲撃者の排除という形での)護衛などを請け負う。
- 依頼の際は花屋にまつわる隠語を用いて殺し屋へと連絡するのが特徴で、標的を「お客様」、暗殺行為そのものを「接客」と呼ぶ独特の文化がある。
- 裏社会では名の知れた組織であること、ヨル以外にも複数の殺し屋を雇っていることが示唆されている。
西国関連
- 西国情報局
- 西国の政府機関。
- 対東課〈WISE〉(たいひがしか〈ワイズ〉)
- 黄昏の所属する諜報機関。シンボルマークは眼を模しており「東国を見張っている」という意味がこめられている。
- オペレーション〈梟〉(オペレーション〈ストリクス〉)
- 黄昏に与えられた作戦。「デズモンドに接触するために、偽装家族を作って彼の次男ダミアンが通うイーデン校に養子を通わせる」ことが任務。「入試の達成」がフェイズ1、「懇親会への出席」がフェイズ2となっている。黄昏はアーニャの成績不良からフェイズ2(プランA)達成は困難とみなし、独自にアーニャとダミアンを仲良くさせてデズモンド家に接触するプランBを計画する。
その他
- 戦争
- かつて東国・西国を巻き込んだ大規模な戦争。
- これにより西国に住んでいた黄昏は住む町を破壊され戦災孤児となる。東国でも大きな戦禍を残しており、未だ復興期にある。また、この戦争にかかわった多くの軍人らが精神を病んでいる。
- 現在では仮初の平和が保たれているものの、戦争を知らない世代が増えており、東側では対西国強硬派が台頭している描写がある。
- きめらちょうかん
- アーニャのぬいぐるみ。ライオンのような顔で二本の角と蝙蝠のような羽を生やした姿をしている。「ひみつそしき〈ぴーつー〉」のボスという設定。
- ぺんぎんマン
- 黄昏が水族館で手に入れたペンギンのぬいぐるみ。大きさはアーニャの倍以上。「ひみつそしき〈ぴーつー〉」の新人という設定。
- ボンドの嫉妬を買ったために破かれてしまうが、黄昏によって修復される。
登場人物
![]() |
声の項はテレビアニメ版の声優。
フォージャー家
- “黄昏(たそがれ)” ロイド・フォージャー(Loid Forger)
- 声 - 江口拓也[40]
- 本作の主人公[40]。東国で諜報を行う、西国組織WISE(ワイズ)の敏腕スパイ。〈黄昏〉はコードネームで、本名はスパイになった時に捨てた。カバー裏のプロフィールでは出身地・年齢などの個人情報は全て黒塗りにされており、のちに彼の過去が描かれたシーンでも、名前は塗り潰されている。
- 変装が得意。オペレーション〈梟〉ではバーリント総合病院勤務の精神科医「ロイド・フォージャー」の偽装身分を用いる。
- 並外れた戦闘力・記憶力・情報処理能力を持ち、任務ごとに様々な顔・名前を使い分ける。元戦災孤児で、「(幼いころの自分のような)子どもが泣かない世界」を作るためにスパイとなった。普段は冷徹だが、本来は人間味溢れる性格で、作戦に巻き込んでしまったヨルとアーニャの日常生活にも気を配る。しかし、スパイらしく合理的な考えに至りがちで、一般的な考えからズレることがある。
- 任務のため正体を隠してアーニャやヨルと偽装家族になり、予想外の行動をとる彼女らに振り回されつつ任務をこなす。なお、ヨルには「死別した前妻(架空)のためにも、アーニャを名門イーデン校に入学させ良い人生を送らせようと」妻役を探していたと説明している。
- “いばら姫” ヨル・フォージャー(Yor Forger) / ヨル・ブライア(Yor Briar)<旧姓>
- 声 - 早見沙織[41]
- 本作のヒロイン。バーリント市役所の女性事務員。裏の顔は凄腕の殺し屋。27歳。身内・年齢問わず、相手には基本的に敬語で話す[注 1]。好物はリンゴ、嫌いなものは虫。
- 幼少期に両親を亡くし、殺し屋の「いばら姫」として働きながら弟のユーリを養った。"ガーデン"の店長(声 - 諏訪部順一[42])から指示を受け、お客さま(対象者)を接客(殺害)する。幼少期から培った殺人術に長け、猛毒にも耐性がある。暗殺ではなく単身で真正面から乗り込むため、接客終了時には周囲のSPもろとも皆殺しにしていることが多い。接客時は武器である針をクナイのように駆使して戦う。細身でありながら凄まじい剛力を持ち、走行中の車を蹴り飛ばす等、純粋な戦闘力・身体能力では黄昏をも凌ぐ。
- 普段は温厚かつ天然な性格で、突飛な妄想に陥ることがある上、嘘が下手など心理的な駆け引きは苦手。かなり酒癖が悪く、少量の酒で前後不覚に陥る。
- 本人は無自覚だが整った容姿の美人。人間関係の問題や怪しまれることを回避するために、妻役を探していたロイド(黄昏)と偽装結婚しアーニャの義母となる。黄昏の工作で戸籍上は1年前にロイドと入籍したことにしている。
- 接客(殺害)の後始末に慣れているため掃除は得意だが、それ以外の家事は苦手。特に料理は壊滅的で、手料理を食べた者は悶絶する。そのため、フォージャー家の食事は基本的にロイドが担当する。後にカミラに料理特訓を請い、昔ユーリとよく食べていた母親の自慢料理と同じ味のシチューは作れるようになり、ロイドとアーニャからも好評。
- “被検体007” アーニャ・フォージャー(Anya Forger)
- 声 - 種﨑敦美[41]
- 他人の心が読める超能力者の少女。推定4、5歳だが、イーデン校の入学条件を満たすため6歳を自称する。
- ある組織の実験体「被検体007」として生み出されたが、「お勉強」ばかりの生活に嫌気が差して逃亡。以後は自ら「アーニャ」と名乗り、能力を隠しながら施設や里親を転々とした。任務で養子を探しに孤児院を訪れた黄昏の素性に興味を抱き、彼の養女となる。ヨルを含め対外的にはロイドの実子(死去した前妻との子)という設定。
- テレパシー能力を持ち、他人の思考の映像や心の声を見聞きできる。動物に対しても有効で、ボンドの未来予知ビジョンを視る事が出来る。ただし、能力のオンオフは本人にもできず、絶え間なく他人の思考が流れ込む人ごみが苦手。また、新月の日には能力が使えなくなる。
- 正規教育を受けたことがないため勉強が苦手。言葉遣いもたどたどしく[注 2]、ロイドを「ちち」、ヨルを「はは」と呼ぶ。字の読み書きすらおぼつかないが、定期試験では自力で赤点を回避する。
- 家族の秘密を能力を通して漠然と知り、家族生活を楽しむために知らないふりを通そうとしているものの、裏稼業に対する理解が甘いこともあり度々ボロを出しかける。一方で密かにロイドやヨルの裏稼業のフォローや手助けをする事もある。好物はピーナッツで、スパイアニメ『SPYWARS』を毎週欠かさず視聴する。趣味はスパイごっこで、「ひみつそしき〈ぴーつー〉」を立ち上げ、ぬいぐるみを用いることもある。
- “プロジェクト〈アップル〉の被検体” ボンド・フォージャー
- 未来予知能力を持つ犬。フォージャー家のペット。名前は『SPYWARS』の主人公ボンドマンよりアーニャが命名。
- アーニャを背に乗せたまま走行できる大型犬。プロジェクト〈アップル〉によって生み出され、長い間実験動物として扱われた。犬種は不定だが、作者はグレート・ピレニーズを参考に描いているという。
- 排外主義学生グループの爆破テロに使われそうになったところでフォージャー家と出会い、アーニャとのコンビでテロ阻止に陰ながら尽力する。事件後は他の実験体の犬たち共々WISEに引き取られそうになるが、アーニャの懇願でフォージャー家の一員となる。
- 見えた未来の光景は絶対不変ではなく、行動によってある程度干渉できる。ただし、犬であるため内容への理解は浅く、見たものを他人に伝えることもできない。アーニャだけは読心で同じ光景を見ることができるが、彼女の知識の範疇での解釈に留まる。
イーデン校関係者
教師
- ヘンリー・ヘンダーソン
- 声 - 山路和弘[43]
- 66歳の男性教師。担当教科:歴史学。
- エレガントであることを重視し、入試基準でもエレガントを求める。入試以来フォージャー家に一目置く。
- アーニャ入学後はクラス担任を務める。作中では他教科の教師が休み、その代理を務めることが多い。
- ウォルター・エバンス
- 声 - 家中宏
- 59歳の男性教師。担当教科:国語。
- 誠実な人柄で、アーニャからも「いい人」と言われる。
- マードック・スワン
- 声 - 浦山迅
- 47歳の男性教師。担当教科:経済学。
- イーデン校先代校長の一人息子。父親の威光を笠に着る悪漢で、性格の悪さから妻と娘に逃げられた。面接では嫌がらせのような質問で憂さ晴らしをする。
- フォージャー家の面接でも無神経な質問でアーニャを泣かせ、ロイドとヨルを激怒させイーデン校入学をこちらから願い下げと言われ退席される。それに対し「我が校への侮辱」と吐き捨てたが、ヘンダーソンに「我が校を侮辱したのはどちらだ」として顔面を殴られる。
1年3組
アーニャの所属クラス。担任はヘンダーソン。東国要人の子ども達が多く在籍する。
- ダミアン・デズモンド(Damian Desmond)
- 声 - 藤原夏海[44]
- 男子生徒。ドノバン・デズモンドの次男。アーニャからの呼び名は「じなん」。
- 父親の権威をかさに威張るガキ大将。入学当初から子分もいる。しかし、父親に認めてもらえるよう研鑽を惜しまない努力家で、男気ある一面も見せる。
- 生意気なアーニャをいじめの標的にするが、制裁として殴られた上に涙ながらに謝罪されたことを機に、彼女のことを気にするようになる。
- 兄は特待生のデミトリアス。マックスという名の犬を飼っている。
- ベッキー・ブラックベル
- 声 - 加藤英美里[44]
- 女子生徒。アーニャの友人。
- 気が強くワガママな性格。当初はアーニャを扱き使おうと思っていたが、ダミアンと対立していた際に、アーニャがダミアンを殴った理由を「ダミアンがベッキーの足を踏んだから」と言ったのがきっかけで仲良くなる。
- 親は大手軍事企業ブラックベルのCEOで、デズモンド・グループとつながりがある。ビーゼルという名の犬を飼っている。
- エミール・エルマン
- 声 - 佐藤はな[44]
- 男子生徒。ダミアンの子分。
- おかっぱ頭で丸顔、出っ歯なのが特徴的。
- ユーイン・エッジバーグ
- 声 - 岡村明香[44]
- 男子生徒。ダミアンの子分。
- 高く結い上げた髪と面長なのが特徴的。
- ジョージ・グルーマン
- 男子生徒。アーニャのクラスメート。
- 父親が経営するグルーマン製薬がデズモンドグループに買収される。その際、家を失い退学させられると誤解し、逆恨みで東雲を雇ってデズモンド兄弟の試験結果改竄を試みる。その後、自分の境遇を盾に好き勝手するが、実は友好的買収だったため大恥をかく。
生徒の身内
イーデン生の家族・使用人など。
- ドノバン・デズモンド(Donovan Desmond)
- 国家統一党総裁。東西平和を脅かす危険人物。
- 東国の政財界に大きな影響力を持つ。用心深い性格で、めったに表舞台に姿を現さないが、息子が通うイーデン校の懇親会には出席する。
- デズモンド・グループなる組織も存在する。
- マーサ
- ブラックベル家に仕える使用人。
- ベッキーの送迎などを担当する。身のこなしからロイドからは場数を踏んだ元・軍人であると推察されている。
バーリント市役所
- ドミニク
- 声 - 梶川翔平[45]
- バーリント市役所の男性職員。カミラと付き合っている。人当たりがよく、ヨルにキツく当たる女性陣の嫌がらせのフォローに回ることが多い。ユーリとも面識がある。
- カミラ
- 声 - 庄司宇芽香[45]
- 女性職員。ヨルの後輩でドミニクの恋人。ヨルには敵対的で頻繁に嫌味を言うが、料理が得意で何だかんだ言いつつヨルの料理特訓に付き合う面倒見のいい一面もある。
- ミリー
- 声 - 石見舞菜香[45]
- 女性職員。ヨルの後輩。軽い性格で、しばしばヨルに対して無神経なことを言いシャロンに窘められる。
- シャロン
- 声 - 熊谷海麗[45]
- 女性職員。ヨルの後輩。ヘビースモーカー。イーデン校を受験する息子がいる。冷静沈着で常識的な態度を装っているが、裏では他の二人同様にヨルを見下している。
その他の東国国民
- フランキー・フランクリン
- 声 - 吉野裕行[43]
- 黄昏の協力者。表向きはバーリントでタバコ屋をしながら、裏では情報屋として情報収集や書類偽造で黄昏をサポートする。
- 独身で彼女を欲しがっているが出会いに恵まれず、偽装とはいえ家族がいる黄昏を羨む。
- 黄昏とヨルのデートなどの際はアーニャの子守を、家族旅行の際はボンドの世話を任されるなど、なんだかんだ面倒見は良い。
- 髪型がアフロなので、アーニャからは「もじゃもじゃ」とあだ名をつけられている。
- ユーリ・ブライア
- 声 - 小野賢章[45]
- ヨルの弟。国家保安局少尉。20歳。アーニャからは「おじ」と呼ばれる。
- 唯一の肉親であるヨルの援助でエリートコースを進む。外務省に就職したが、1年ほど前に国家保安局へ異動。東国に潜む黄昏を追う。
- 普段は真面目な好青年。重度のシスコンで、姉のことになると理性を失い、彼女のどんなに御粗末な言い訳も信じてしまう。姉と同じく酒癖が悪い。
- 知らぬ間に姉と結婚した(ことになっている)ロイドを警戒するが、フォージャー家の裏の顔は知らない。自身も裏の顔をヨルにすら隠しているが、ロイドに初対面で看破される。
- エドガー
- 声 - 斧アツシ
- 対西強硬派。宥和派の外務大臣を失脚させるため、カツラを着けている事実を暴露しようとするが、黄昏に邪魔され失敗する。
- 何らかの諜報機関に所属しているようだが詳細は不明。カレン(声 - 大井麻利衣)と言う娘がいる。
- 服屋の女主人
- 声 - 竹内恵美子
- イーデン校の制服を扱う服屋の中年の女主人。未婚。政治活動で逮捕歴がある。
- 黄昏とヨルは彼女の店で出会う。
- キース・ケプラー
- バーリントン大学の男子学生。排外主義学生グループのリーダー。
- 東西和平崩壊を目論み、爆破テロを引き起こしてブランツの殺害を図るが、フォージャー家やWISEの介入により失敗、拘束される。
- “東雲(しののめ)”
- ジョージがデズモンド兄弟の試験結果改竄のために雇った自称スパイ。暗号名は凄腕スパイとしてその筋に知られている黄昏に対抗して自分で命名した。
- 実態は「自信過剰な目立ちたがり屋」というスパイにあるまじき性格。技能もお粗末で、改竄任務も一部始終を傍観していた黄昏が後で修正したため、失敗し解雇される。
西国政府関係者
- “鋼鉄の淑女(フルメタル・レディ)” シルヴィア・シャーウッド
- 声 - 甲斐田裕子[43]
- WISEの女性管理官(ハンドラー)。黄昏の上司。
- 東国では在東西国大使館で外交官として潜みつつ黄昏に指示を出す。かつてアーニャと同年代の娘がいたらしく彼女には甘い。戦争を激しく憎悪している。
- ブランツ
- 西国外務大臣。東国との融和政策に取り組む。
- “夜帷(とばり)” フィオナ・フロスト
- WISEの女性諜報員。表向きの身分はバーリント総合病院の事務員。
- 感情を一切顔に出さず淡々と任務をこなすため、WISE内部では敬遠される。しかし内心では、スパイの基礎を叩き込んだ先輩である黄昏に強烈な恋心を抱いており、隙あらばヨルを追い出してフォージャー家の妻の座を奪おうとする。
- 黄昏以外の人間を軽視しており、本性を知ったアーニャには警戒される。
ガーデン関係者
- 店長
- ガ-デンの長。
- マシュー・マクマホン
- 市役所部長でガーデンの一員。ヨルの表裏両方での上司で彼女の任務をサポ-トする。自身も高い戦闘能力の持ち主。
書誌情報
漫画
- 遠藤達哉 『SPY×FAMILY』 集英社〈ジャンプコミックス+〉、既刊9巻(2022年4月4日現在)
- 2019年7月4日発売[46]、ISBN 978-4-08-882011-8
- 2019年10月4日発売[47]、ISBN 978-4-08-882120-7
- 2020年1月4日発売[48]、ISBN 978-4-08-882183-2
- 2020年5月13日発売[49]、ISBN 978-4-08-882229-7
- 2020年9月4日発売[50]、ISBN 978-4-08-882463-5
- 2020年12月28日発売[51]、ISBN 978-4-08-882545-8
- 2021年6月4日発売[52]、ISBN 978-4-08-882669-1
- 2021年11月4日発売[53]、ISBN 978-4-08-882843-5
- 『遠藤達哉描き下ろし特製ラバーストラップ(4種)付き同梱版』 同日発売[54]、ISBN 978-4-08-908415-1
- 2022年4月4日発売[55]、ISBN 978-4-08-908415-1
- 遠藤達哉『SPY×FAMILY 1〜3巻セット』、2022年3月3日発売[56]、ISBN 978-4-08-883029-2
小説
- 遠藤達哉(原作)、矢島綾(小説) 『SPY×FAMILY 家族の肖像』 集英社〈JUMP jBOOKS〉、2021年7月2日発売[57]、ISBN 978-4-08-703512-4
ファンブック
- 遠藤達哉 『SPY×FAMILY 公式ファンブック EYES ONLY』 集英社〈ジャンプコミックス〉、2022年5月2日発売[58]、ISBN 978-4-08-883118-3
前身『I SPY』
遠藤達哉による日本の読切漫画作品。『SPY×FAMILY』のプロトタイプ。スパイの男性と女子高生を描いたラブコメディ。『ジャンプSQ』(集英社)2018年3月号掲載。
「顔のない幽霊(ファントム)」と称される防衛省お抱えの男性スパイ・A4は、様々な顔を使い分けて日本を守るための諜報活動をしていた。しかし、常人離れした女子高生・甲斐まみるはA4に好意を寄せ、A4は彼女を敵と勘違いする[59]。
テレビアニメ
テレビ東京系列ほかにて分割2クールで放送され、第1クールは2022年4月より放送中[4][60]。ナレーションは松田健一郎[61]。
- 製作
企画は東宝がWIT STUDIOに企画コンペを相談したことがはじまりとなる。その当時、中武哲也がWIT STUDIO主催のイベント「アニスタ」でCloverWorksの福島祐一と共演した際に「一緒に作品を作りたい」という話しをしていたため、「スタジオ同士で中長期的なプロジェクトをやってみたい」「本作のポテンシャルを考えても2社体制が良い」という理由から2社共同の制作体制で企画が進んだ[62]。
2社共同制作体制は、話数の多い長期シリーズにおいてスタッフへの負担を通常のアニメ制作より分散・削減できるほか、地力のあるスタジオ同士が組むことで2クール以上の作品になった場合でも安定した映像を提供できるメリットがある。本作では奇数話数をWIT STUDIO、偶数話数をCloverWorksに別けて制作。担当話数では作画や仕上げのほか、背景美術も両スタジオの社内美術部門がそれぞれの回で担当する体制となっている。撮影・3DCGに関してはマッドハウスの子会社であるMADBOXが担当しているが、撮影工程はCloverWorksと共同制作となる。また、CloverWorks担当回では脚本を同社所属の山崎莉乃が担当しているほか、WIT STUDIO回でも同社所属の河口友美が一部担当回で脚本を務める[62]。
制作には原作の担当編集である集英社の林士平も参加している。監督には「両スタジオがスケジュール管理の点で連携を保てる適切なスピードで絵コンテを描き続けれる実力があるスタッフ」として古橋一浩が起用された。古橋はシリーズ構成も担当する。キャラクターデザイン・総作画監督はCloverWorks側から原作者の遠藤に数人のスタッフのデザインを提案したうえで、同社が制作した『約束のネバーランド』のキャラクターデザイン・総作画監督を務めた嶋田和晃を遠藤が指名した[62]。
スタッフ
- 原作 - 遠藤達哉
- 監督・シリーズ構成 - 古橋一浩
- 製作 - 大田圭二、瓶子吉久、丸茂礼、和田丈嗣、清水暁、藤田亮
- キャラクターデザイン - 嶋田和晃
- 総作画監督 - 嶋田和晃、浅野恭司
- 助監督 - 片桐崇、高橋謙仁、原田孝宏
- 美術監督 - 永井一男、薄井久代
- 美術設定 - 谷内優穂、杉本智美、金平和茂[4]
- 色彩設計 - 橋本賢
- 3DCG監督 - 今垣佳奈
- 撮影監督 - 伏原あかね
- 副撮影監督 - 佐久間悠也
- 編集 - 齋藤朱里
- 音響監督 - はたしょう二
- 音響効果 - 出雲範子[4]
- 音楽プロデュース - (K)NoW_NAME
- 音楽プロデューサー - 小林健樹
- 音楽ディレクター - 佐藤優
- 音楽 - (K)NoW_NAME: Makoto Miyazaki & Shuhei Mutsuki
- エグゼクティブプロデューサー - 大島孝幸、藤尾明史
- チーフプロデューサー - 山中一孝、高橋敦司、林辰朗
- プロデューサー - 齋藤雅哉、村上真麻、山内未來、中武哲也、福島祐一、山守貴子
- 編集担当プロデューサー - 林士平
- 企画協力 - 「少年ジャンプ+」編集部:細野修平、内田聡司
- アニメーションプロデューサー - 林加都恵、山中一樹、伊藤泰斗
- 制作 - WIT STUDIO × CloverWorks
主題歌
- 「ミックスナッツ」[63]
- Official髭男dismによるオープニングテーマ。作詞・作曲は藤原聡、編曲はOfficial髭男dism。
- 「喜劇」[63]
- 星野源によるエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲は星野源。
- 「TBD」[44]
- (K)NoW_NAMEによる挿入歌。作詞は(K)NoW_NAME:AIJ、作曲・編曲は(K)NoW_NAME:Makoto Miyazaki、歌は(K)NoW_NAME:Ayaka Tachibana。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MISSION:1 | オペレーション〈 | 河口友美 | 古橋一浩 | 古橋一浩 |
| 嶋田和晃 | 2022年 4月9日 |
MISSION:2 | 妻役を確保せよ | 山崎莉乃 | 原田孝宏 |
| 4月16日 | ||
MISSION:3 | 受験対策をせよ | 谷村大四郎 | 片桐崇 |
| 浅野恭司 | 4月23日 | |
MISSION:4 | 名門校面接試験 | 山崎莉乃 | 長井龍雪 | 松井健人 |
| 嶋田和晃 | 4月30日 |
MISSION:5 | 合否の行方 | 河口友美 | 笹木信作 | 高橋謙仁 |
| 浅野恭司 | 5月7日 |
MISSION:6 | ナカヨシ作戦 | 谷村大四郎 | 山本陽介 |
| 髙田晃 | 5月14日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域・備考 [64] |
---|---|---|---|
2022年4月9日 - | 土曜 23:00 - 23:30 | テレビ東京(製作参加) ほか系列全6局 | 北海道・関東広域圏・愛知県・ 大阪府・岡山県・香川県・福岡県 |
2022年4月11日 - | 月曜 0:35 - 1:05(日曜深夜) | BSテレ東 | BS/BS4K放送 |
月曜 22:00 - 22:30 | AT-X | CS放送 / リピート放送あり[65] | |
2022年4月12日 - | 火曜 1:45 - 2:15(月曜深夜) | 新潟テレビ21 | 新潟県 |
火曜 2:00 - 2:30(月曜深夜) | テレビ静岡 | 静岡県 | |
2022年4月13日 - | 水曜 1:00 - 1:30(火曜深夜) | 東北放送 | 宮城県 / 『寝られなアニメ』枠 |
2022年4月14日 - | 木曜 1:25 - 1:55(水曜深夜) | 中国放送 | 広島県 |
2022年4月23日 - | 土曜 1:55 - 2:25(金曜深夜) | テレビユー福島 | 福島県 |
2022年4月25日 - | 月曜 0:50 - 1:20(日曜深夜) | テレビ山梨 | 山梨県 / 『にちようスクエア』枠 |
2022年4月29日 - | 金曜 0:35 - 1:05(木曜深夜) | テレビ和歌山 | 和歌山県 |
2022年5月3日 - | 火曜 0:55 - 1:25(月曜深夜) | 南日本放送 | 鹿児島県 |
2022年5月7日 - | 土曜 16:00 - 16:30 | 長野朝日放送 | 長野県 |
土曜 20:30 - 21:00 | アニマックス | BS/CS放送[66] | |
2022年5月9日 - | 月曜 1:30 - 2:00(日曜深夜) | びわ湖放送 | 滋賀県 |
2022年5月22日 - | 日曜 1:28 - 1:58(土曜深夜) | 長崎放送 | 長崎県 |
テレビ東京系列(BSテレ東・AT-Xを含む)・アニマックスでは字幕放送を実施[67][68][69]。 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2022年4月9日 | 土曜 23:30 更新 |
|
土曜 23:30 - 日曜 0:00 | ABEMA[70] |
テレビ東京系列 土曜 23:00 - 23:30 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
モヤモヤさまぁ〜ず2
【ここまでバラエティ番組枠】 【火曜 23:06 - 23:55に移動・24分拡大の上継続】 ※23:00 - 23:25 CHOTeN 〜今週、誰を予想する?〜 【ここまでバラエティ番組枠】 【5分繰り下げて継続】 ※23:25 - 23:55 |
SPY×FAMILY
【ここからアニメ枠】 |
-
|
BD / DVD
巻 | 発売日[71] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
1 | 2022年7月20日予定 | 第1話 - 第4話 | TBR-31352D | TDV-31353D |
2 | 2022年9月21日予定 | 第5話 - 第8話 | TBR-31362D | TDV-31363D |
3 | 2022年11月16日予定 | 第9話 - 第12話 | TBR-31365D | TDV-31366D |
4 | 2023年1月18日予定 | 第13話 - 第16話 | TBR-31368D | TDV-31369D |
5 | 2023年3月15日予定 | 第17話 - 第20話 | TBR-31371D | TDV-31372D |
6 | 2023年5月17日予定 | 第21話 - 第25話 | TBR-31374D | TDV-31375D |
ポッドキャスト
Spotifyにて『SPY×FAMILY オペレーション〈ポッドキャスト〉』が、2022年4月10日より毎週日曜12時ごろに配信。パーソナリティはロイド・フォージャー役の江口拓也[72][73]。
関連書籍
- 遠藤達哉 『TVアニメ「SPY×FAMILY」公式スタートガイド ANIMATION×1st MISSION』 小学館〈愛蔵版コミック〉、2022年4月4日発売[74]、ISBN 978-4-08-792594-4
ミュージカル
2023年3月に帝国劇場で上演の後、同年4月から5月に全国ツアーが実施予定[5]。
脚注
注釈
出典
- ^ Spy x Family 1 ― CREW, 閲覧年月日: 2022年5月12日
- ^ a b c サクライタケシ『すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!』“【35話】SPY×ONIGIRI 『SPY×FAMILY』を調査せよ!”. 2020年1月4日閲覧。
- ^ a b 目標は鬼滅超え。大ヒットを生み出す「少年ジャンプ+」 SPY×FAMILY・怪獣8号(2021年4月3日閲覧)
- ^ a b c d “「SPY×FAMILY」ロイドたちの表と裏を描いたコンセプトビジュアル公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年3月7日) 2022年3月7日閲覧。
- ^ a b c “「SPY×FAMILY」ミュージカル化!帝国劇場で来年3月上演、全国ツアーも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年4月30日) 2022年5月1日閲覧。
- ^ a b c d “『進撃の巨人』以来となる「社会的大ヒット」の予感!『SPY×FAMILY』を解説”. 2019年9月27日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “遠藤Twitter 2019年7月1日”. 2019年7月20日閲覧。
- ^ “父はスパイ、母は殺し屋、娘が超能力者!秘密を隠しあう〈偽りの家族〉が世界の危機に立ち向かう!『SPY×FAMILY』”. 2019年7月20日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 『とんかつDJアゲ太郎』テーマは文化の継承? ”伝統と革新”を体現するオールドスクールな魅力(2020年11月21日閲覧)
- ^ “『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』編集者が語る、新しい才能への期待 「何かひとつでも光るところがあればいい」”. 2021年4月27日閲覧。
- ^ COMIC NEWS 6(2020年7月21日閲覧)
- ^ “『SPY×FAMILY』の快進撃 ウェブ発で累計発行部数800万部突破”. 2021年4月27日閲覧。
- ^ "「SNS受け」を狙うよりも、「圧倒的な面白さ」を突き詰めるべし。『SPY×FAMILY』&『チェンソーマン』担当編集者に聞く、マンガづくりのセオリー". 2019年10月6日閲覧。
- ^ “「少年ジャンプ+」1700万DL突破 ウェブ発人気漫画を生む仕組み”. 2021年4月27日閲覧。
- ^ a b c d e "「少年ジャンプ+」編集長が語る、画期的マンガアプリ誕生の背景 「オリジナルマンガで行くという戦略は間違っていなかった」". 2020年3月2日閲覧。
- ^ “漫画アプリ「ジャンプ+」が週刊少年ジャンプを超える日 創刊5年、出始めたヒット...その取り組みとは”. 2019年9月18日閲覧。
- ^ “ジャンプ+の人気漫画『SPY×FAMILY』コミックス1巻発売 8日には本誌の番外編掲載”. 2019年7月7日閲覧。
- ^ “林士平Twitter 2019年4月21日”. 2019年7月20日閲覧。
- ^ 『彼女の野性が手に負えない』1巻推薦帯 [1]。
- ^ 『週刊少年ジャンプ』2019年46号次号予告。
- ^ “重版続き『SPY×FAMILY』累計550万部突破 既刊1〜4巻それぞれ100万部超の人気作”. 2020年8月29日閲覧。
- ^ “【IMARTレポート】[特別講演]ジャンプの世界戦略:MANGA Plus海外配信の狙い伊東敦+籾山悠太”. 2019年12月7日閲覧。
- ^ "(コミック)『SPY×FAMILY』(1) 遠藤達哉〈著〉". 2019年8月23日閲覧。
- ^ "【話題の本】『SPY×FAMILY(1)』遠藤達哉著 心温まる「本物の家族」の物語". 2019年11月3日閲覧。
- ^ “林士平Twitter 2019年7月8日”. 2019年7月20日閲覧。
- ^ “林士平Twitter 2019年8月5日”. 2019年8月23日閲覧。
- ^ a b "一番売れた新作漫画は『SPY×FAMILY』! コミックス第1巻ランキング(2019年7月〜9月)". 2019年10月6日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY:コミックス最新6巻が初版100万部 「ジャンプ+」初の快挙 累計800万部突破”. MANTANWEB (MANTAN). (2020年12月20日) 2020年12月21日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY:コミックス最新7巻で累計1000万部突破 「ジャンプ+」初の快挙”. MANTANWEB (MANTAN). (2021年5月17日) 2021年6月4日閲覧。
- ^ 第8回 ジャンププラス新人発掘と育成が強み/オリジナル作品の大ヒット目指す(2020年5月22日閲覧)
- ^ “次にくるマンガ大賞 2019”. 2019年8月23日閲覧。
- ^ “マンガ部門ノミネート10作品発表! Google Play「ベスト オブ 2019」ユーザー投票部門の投票受付中!”. 2019年11月19日閲覧。
- ^ “読者が選ぶ、2019年新作おすすめマンガベスト100ランキング結果発表!”. 2019年11月19日閲覧。
- ^ “アップルがBest of Books 2019公開 『どうしても生きてる』など選出”. 2019年12月7日閲覧。
- ^ “【速報】『このマンガがすごい!2020』令和初のランキングトップ10公開!!【公式発表】”. このマンガがすごい!WEB. 2019年12月11日閲覧。
- ^ “全国書店員が選んだおすすめコミック 2020”. オンライン書店Honya Club com. 2020年1月31日閲覧。
- ^ “第24回手塚治虫文化賞、マンガ大賞最終候補8作品が決定”. 2020年3月2日閲覧。
- ^ “マンガ大賞2020、大賞は「ブルーピリオド」に決定”. 2020年3月18日閲覧。
- ^ “2020年イチオシコミック、大賞は『SPY×FAMILY』に決定! TSUTAYA×comicspace「第4回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2020年6月18日閲覧。
- ^ a b “「SPY×FAMILY」来年TVアニメ化!ロイド役は江口拓也、WIT STUDIO×CloverWorks制作”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年11月1日) 2021年11月1日閲覧。
- ^ a b “アニメ「SPY×FAMILY」アーニャ役は種崎敦美、ヨル役は早見沙織”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年12月18日) 2021年12月18日閲覧。
- ^ spyfamily_animeの2022年4月16日23:28のツイート、2022年4月18日閲覧。
- ^ a b c “SPY×FAMILY:吉野裕行がフランキーに テレビアニメ追加キャストに甲斐田裕子、山路和弘も”. MANTANWEB (MANTAN). (2022年3月17日) 2022年3月17日閲覧。
- ^ a b c d e “TVアニメ「SPY×FAMILY」ダミアン役を藤原夏海、ベッキー役を加藤英美里が担当”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年5月7日) 2022年5月7日閲覧。
- ^ a b c d e “追加キャラクター・キャスト情報解禁!”. TVアニメ『SPY×FAMILY』 (2022年4月16日). 2022年4月18日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 1”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2019年8月6日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 2”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2019年10月13日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 3”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2020年1月4日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 4”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2020年5月13日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 5”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2020年9月4日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 6”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 7”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2021年6月4日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 8”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2021年11月4日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 8 遠藤達哉描き下ろし特製ラバーストラップ(4種)付き同梱版”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2021年11月4日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 8”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2022年4月4日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 1〜3巻セット”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2022年3月4日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 家族の肖像”. 集英社の本. 2021年7月2日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY 公式ファンブック EYES ONLY”. 集英社の本. 2022年5月2日閲覧。
- ^ 「月華美刃」の遠藤達哉、凄腕スパイと女子高生のラブコメ読切でSQ.に 2020年9月2日閲覧
- ^ a b c “ON AIR”. TVアニメ『SPY×FAMILY』. 2022年4月17日閲覧。
- ^ “STAFF&CAST”. TVアニメ『SPY×FAMILY』. 2022年4月18日閲覧。
- ^ a b c 日経エンタテインメント! 2022年5月号 2022年4月4日発行 P12
- ^ a b “アニメ「SPY×FAMILY」オープニングはヒゲダン、エンディングは星野源!主題歌入り予告映像公開”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2022年3月18日) 2022年3月18日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2) (PDF)”. 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2018年10月24日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2018年10月24日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2022年3月17日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY(スパイファミリー)”. アニマックス. アニマックスブロードキャスト・ジャパン. 2022年3月25日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY(テレビ東京、2022/4/9 23:00 OA)の番組情報ページ”. テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式). テレビ東京、BSテレビ東京. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY(BSテレ東、2022/4/10 24:35 OA)の番組情報ページ”. テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式). テレビ東京、BSテレビ東京. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “週間番組表 (2022/04/11〜2022/04/17)”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2022年3月25日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY #1【最新話】”. ABEMA. AbemaTV. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “Blu-ray&DVD”. TVアニメ『SPY×FAMILY』. 2022年4月10日閲覧。
- ^ spyfamily_animeの2022年4月10日12:00のツイート、2022年4月18日閲覧。
- ^ “SPY×FAMILY オペレーション〈ポッドキャスト〉”. Spotify. スポティファイジャパン. 2022年4月18日閲覧。
- ^ “TVアニメ「SPY×FAMILY」公式スタートガイド ANIMATION×1st MISSION”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2022年4月4日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 少年ジャンプ+連載ページ
- SPY×FAMILY 公式ブログ オペレーション OSHIRASE
- まいにちアーニャ (@spyfamily_official) - Instagram
- TVアニメ『SPY×FAMILY』
- 『SPY×FAMILY』アニメ公式 (@spyfamily_anime) - Twitter
- TVアニメ『SPY×FAMILY』 (@188qqtda) - LINE公式アカウント
- 『SPY×FAMILY』アニメ公式 (@spy_family_official) - Instagram
- 帝国劇場 ミュージカル『SPY×FAMILY』
- Musical『SPY×FAMILY』Official (@spyfamily_stage) - Twitter