変な家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
変な家
著者 雨穴
発行日 2021年7月20日
発行元 飛鳥新社
ジャンル ミステリ
日本
言語 日本語
形態 四六判 並製
ページ数 248
次作 変な絵
公式サイト 『変な家』公式サイト
コード 9784864108454
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

変な家』(へんないえ)は、ウェブライター雨穴によるウェブメディア記事、YouTube動画[1]、その動画と連動した不動産ミステリ小説[2]

また、映画化が決定している[3]

概要[編集]

2020年10月12日にウェブメディアオモコロに投稿された記事が初出。同年10月30日に、YouTubeに「【不動産ミステリー】変な家[1]」として公開。2022年11月時点で1000万回以上再生されているなど、好評を博し、続編を書籍として書き下ろした作品を2021年7月20日に小説として発売した。小説版「変な家」は2022年11月時点で40万部を突破している[4]

あらすじ[編集]

ある日、覆面ホラー作家の雨穴は知人の柳岡から「この家に不可解なところがある」と、都内のある中古一軒家の間取り図を貰う。そして雨穴は知り合いの建築士栗原とその間取り図に秘められた謎を解き明かす。物語が進むにつれて、次々と恐ろしい真実が明かされていく。

登場人物[編集]

雨穴 / 「私」
本作の語り手。ホラー作家。知人の柳岡から相談を受ける。
小説版や漫画版ではオカルト専門のフリーライターという設定で、後者では長髪の青年として描かれる。
柳岡
都内の中古一軒家の購入を検討している雨穴の知人。不可解な間取りの謎解きを雨穴に依頼する。
栗原
大手設計事務所に勤める設計士。オカルト好きでもあるため雨穴の動画や、作者の次作『変な絵』にも登場している。

書籍情報[編集]

  • 雨穴『変な家』2021年7月20日発売、飛鳥新社、ISBN 978-4-86410-845-4

漫画[編集]

本作のコミカライズが、マンガレーベル「comic HOWL」(一迅社)の創刊にあわせて、2023年1月25日より連載されている[5]。漫画は綾野暁が担当[6]。原作とは異なり、語り手は雨穴ではなくオカルト専門ライターの「私」になっている。1巻発売記念として1話のシーンでの「私」の顔を雨穴のマスクに差し替えた特別編が公開された。

  • 雨穴(原作)、綾野暁(漫画) 『変な家』 一迅社、既刊1巻(2023年6月16日現在)
    1. 2023年6月16日発売[7]ISBN 978-4-7580-2550-8

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b (日本語) 【不動産ミステリー】変な家, https://www.youtube.com/watch?v=CBIL0eAwDs8 2022年11月12日閲覧。 
  2. ^ 変な家 | 株式会社 飛鳥新社”. www.asukashinsha.co.jp. 2022年11月12日閲覧。
  3. ^ 映画『すずめの戸締まり』の新海誠監督が自ら執筆した原作小説が総合ランキング1位を獲得! 電子書籍ランキングはBLコミックが上位3位を独占”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年1月5日閲覧。
  4. ^ 覆面作家の雨穴さん、ベストセラー続々 編集者も知らないその素顔:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年11月8日). 2022年11月12日閲覧。
  5. ^ “一迅社の新Webマンガレーベル・comic HOWL創刊、ボカロ曲コミカライズやホラーなど”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年1月25日). https://natalie.mu/comic/news/510195 2023年1月25日閲覧。 
  6. ^ 変な家”. 一迅プラス. 一迅社. 2023年1月25日閲覧。
  7. ^ “オカルト専門ライターが奇妙な間取りの物件の謎に迫る「変な家」マンガ版1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年6月16日). https://natalie.mu/comic/news/529067 2023年6月16日閲覧。 

外部リンク[編集]