防諜

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防諜(ぼうちょう、Counter-intelligence;略語CI)とは、諜報戦において敵のスパイ活動に対抗、又はそれを無力化することである。例えば、日本では警察庁警備局アメリカFBIロシアFSBなどの公安警察イギリスMI5などの情報機関が担当する仕事である。軍事組織は、独自の防諜機関を設置している場合が多い。例えば日本では自衛隊情報保全隊である。

防諜手段[編集]

  • 防諜捜査(CI investigation):司法警察権を有する機関による法に基づく捜査活動。
  • 防諜作戦(― operation):支援作戦と機密作戦に分類される。
    • 防諜支援作戦(― support operation):情報保護、保全を支援するための防勢作戦。
    • 防諜機密作戦(― sensitive operation):一般に敵諜報機関に対する攻勢作戦。対スパイ(counter-espionage;略語CE)作戦を含む。
  • 防諜収集(― collection)
    • 収集活動(Collection activity):敵諜報機関に関する情報収集。
    • 連絡(Liaison):情報入手のための他機関との連絡。
    • 防諜収集活動・資料源作戦(CASO: Collection Activities and Source Operations):直接の脅威に関する情報収集。
    • 選別(Screening):主としてHUMINTを利用した人物の資格審査。人物の入隊・採用・雇用の際に実施される。
    • 聴取(Debriefing):友軍や民間人からの事情聴取。
    • 機能サービス(Functional Services):
      • 防諜脅威脆弱点見積(TVA:threat vulnerability assessment):
      • 敵諜報模擬(Adversary intelligence simulation):レッド・チーム評価(Red Team Evaluation)
      • 秘匿エージェント支援(Covering agent support)
    • 防諜技術サービス(― Technical Services)
      • 監視(Surveillance)
      • 諜報嘘発見器(Intelligence polygraph)
      • TSCM
      • コンピュータ・ネットワーク作戦(CNO:Computer Network Operation)
      • 情報作戦(IO)
      • 対信号諜報(C-SIGINT:Counter-Signals Intelligence)
  • 分析(Analysis):敵の諜報活動を定式化。
  • 生産(Production):情報資料、見積、報告書の作成。
  • 技術サービス(Technical services):防諜機関の技術的支援。

参考文献[編集]

  • Field Manual No.2(FM 2-0) "Intelligence" (Department of the Army, 17 May 2004)

関連項目[編集]