複数政党制
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政党政治 |
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複数政党制(ふくすうせいとうせい、英: Multi-party system)とは、政党制の一つ。競合的政党制、支配政党制、二党制、多党制とも。政治学者のジョヴァンニ・サルトーリが提唱した。
概要[編集]
多数派の二大政党が政権を争う場合(二大政党制)や、多数の少数政党が乱立して連立内閣を組織する場合などがある。前者は、アメリカやイギリスなどがその代表的な例で、後者はフランス、イタリアなどがその例となる。そのほか、単独で内閣を組織できる大政党と中小の少数派野党というケースもある。
開発途上国では、複数政党制と平和的政権交代を定着させることが課題である。
ソ連においては、社会革命党左派が政権から離脱した後、ソ連共産党による一党支配が行われたものの、スターリン主義体制に反対したレフ・トロツキーは、「ソ諸党」の合法化を主張した(『裏切られた革命』など)。
範疇[編集]
支配のもの[編集]
非競合的なもの[編集]
競合的なもの[編集]
- 一党優位政党制(55年体制下、自公連立政権の日本など)
- 二大ブロック制(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、フランス、イタリアなど)
- 穏健な多党制(現在のドイツなど)
- 分極的多党制(ヴァイマル共和国時代のドイツなど)
- 原子化政党制(マレーシアなど)