薫る花は凛と咲く
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| 薫る花は凛と咲く | |
|---|---|
| ジャンル | ラブコメ[1]、青春 |
| 漫画 | |
| 作者 | 三香見サカ |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載サイト | マガジンポケット |
| レーベル | 講談社コミックス |
| 発表期間 | 2021年10月21日 - |
| 巻数 | 既刊22巻(2026年3月9日現在) |
| アニメ | |
| 原作 | 三香見サカ |
| 監督 | 黒木美幸 |
| シリーズ構成 | 山崎莉乃 |
| キャラクターデザイン | 徳岡紘平 |
| 音楽 | 原田萌喜 |
| アニメーション制作 | CloverWorks |
| 製作 | 「薫る花は凛と咲く」製作委員会 |
| 放送局 | TOKYO MXほか |
| 放送期間 | 2025年7月6日 - 9月28日 |
| 話数 | 全13話 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画・アニメ |
| ポータル | 漫画・アニメ |
『薫る花は凛と咲く』(かおるはなはりんとさく)は、三香見サカによる日本の漫画。『マガジンポケット』(講談社)にて、2021年10月21日より連載中[2]。
第6回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞第2位[3]、次にくるマンガ大賞2022 Webマンガ部門第6位[4]、三洋堂書店コミックアワード「でらコミ!4」にて準大賞を受賞[5]。2025年12月時点で累計発行部数は1000万部を突破している[6]。
あらすじ
[編集]- 1巻 - 6巻
- 高校2年生で、根は優しいが強面で高身長の紬 凛太郎は、馬鹿が集まる底辺男子校「都立千鳥高等学校(以下、千鳥)」に通い、実家のケーキ店「Patisserie Plain」の店番を時々任されていた。そして、同学年ですぐ隣の「私立桔梗学園女子高等学校(以下、桔梗女子)」に通う和栗 薫子は、店を手伝う凛太郎に密かに好意を抱き常連客になっていた。桔梗女子が千鳥を嫌う「溝の深さ」を痛感しながらも、凛太郎は薫子が会いたがる理由が気になり、目が離せなくなる。
- 2人が各々の勉強会で訪れた図書館で、幼少期のいじめが原因で男性も千鳥も人一倍毛嫌いする保科 昴は、幼馴染の薫子が凛太郎と話し込む様子に焦り、露骨に敵視してしまう。そして、彼女の不躾な態度が気に障った友人の夏沢 朔や宇佐美 翔平と口論になる。同伴の依田 絢斗こそ静観していたが、薫子が謝罪してしまい、余計に溝が深くなる。昴は薫子から凛太郎の印象を聞かされ後ろめたさを自覚しながらも、2人の関係に楔を打ち込む目的で身勝手なお願いをし、予想通りに断られる。罪悪感に苛まれた昴は薫子に謝罪し、ついに関係を受け入れる。
- 一方の凛太郎は薫子と昴について彼らに話せず苦悩していたが、事情を知るために尾行していた彼らに不良グループの襲撃から助けられ、翌日には一連の件でお互いに和解する。また、薫子のお願いで水族館でデートをした凛太郎は恋愛感情が強くなる。
- 6人での交流が増え、夏の海ではその場に居辛くしていた昴が薫子に励まされながら男性への苦手意識を打ち明け、それでも彼らと友達になりたい本心を認められる。昴の笑顔が増える切っ掛けになった凛太郎は薫子に感謝され、逆に好意が抑えられなくなる。ついに本音を漏らし薫子を困惑させてしまったが、後日の夏祭りでは改めて告白し、正式に交際を始める。この時、凛太郎は薫子が会いたがる理由を初めて知らされる。
- 7巻 - 12巻
- 凛太郎と薫子がデートを重ね、和栗家での挨拶が済んでいたある日、桔梗女子のクラスメイト4人にデートを目撃されてしまい、話を凛太郎から聞いた昴は友達として千鳥への誤解を解こうと顔合わせを企画する。2人の関係に興味津々だった柚原 まどかは忌憚なく即決で参加を表明し、嫌な顔をしていた沢渡 亜由美・源 千紗・浅倉 すずかは渋々続く。その頃、凛太郎は薫子の大切な人になるために金髪をやめる決意を表明し、白い目で見られると思い登校を怖がった薫子は涙する。
- カフェでの顔合わせで皆が打ち解ける中、終始暗い顔の亜由美は自身の強い劣等感などに耐えられず、歓談から突然抜け出す。それでも凛太郎と薫子に励まされて我に返り、当初の予定に無かった焼肉の場で謝罪する。翔平と意気投合したまどかは修学旅行を前に6人の輪に加わり、ゲームセンターなどに顔を出すようになる。また、交際について4人の理解を得られた薫子は、紬家で凛太郎の彼女として挨拶する。
- 冬が近付き、中学時代から凛太郎に密かに想いを寄せていた菜畑 皐月は彼と偶然再会したが、別の日に薫子との交際を確信させられ、告白したい気持ちに終止符を打つ。
- 13巻 - 18巻
- 時はクリスマスイブになり、凛太郎の実家のケーキ店で皆は繁忙期の店の手伝いに1日限りで加わるが、その最中に絢斗は常連客に危害を加えたグループを目撃し、逃走を図った1人を取り押さえる。高校卒業後の進路の話が次々に出る中、兄と同じ道を辿ると思い悩み続けた絢斗は、ようやく警察官になる意思を固める。
- 年越し後に凛太郎の要望で皆で行ったテーマパークで、朔は昴からT大学を「第一志望」と明かされ、同日模試の対策で一対一の勉強会を主催する。その当日に朔は中学時代に仲間割れをした飛鷹 怜央と思わぬ再会をしたが、2日目には昴の後押しもあり、中学以来の会話の末に和解する。朔と昴は、勉強会を機にお互いの距離が縮まっていることを自覚するようになる。
- 高校3年生になり、皆は夏の海まで動物園や神社を巡り、まどかを加えて1年振りに出向く。薫子よりも朔の進路を気にして落ち着かない昴は、海での彼への発言で返事に困らせた様子から「密かに進展していた特別な関係」を皆に確信される。寝耳に水の一言に困惑した薫子は、幼少期を知る側として発言の目的を質問し、逆に恋愛や異性との距離感が分からない昴の疑問に答える。
- 19巻 - 22巻
- 夏休み中の三者面談から進路で悩む凛太郎は就職に決め、最終的にリュカ・ドゥランが店主を務める「Patisserie Noisette」で怖気付きながらも彼に修行を申し込み、厳しい試用期間の末に就職を認められる。気分転換のアスレチックの場では、進路が白紙と化していた朔は教員になるためにT大学へ、翔平は保育士になるため短期大学への進学をそれぞれ表明する。予備校に通っていた薫子と昴は全国模試の会場で朔と怜央に偶然会い、T大学を怜央と共に目指す意向を直接表明される。
- 夏休みの終わりに、凛太郎は薫子と都合で延期していた交際一周年のデートに出向いたが、千鳥を生徒以上に敵視する土岐 菖蒲に発見され、桔梗女子の邪魔者としてその場から排除させられる。
- 翌日の桔梗女子で、菖蒲は校長の山吹 久継らの前で薫子に事情聴取を実施したが、腹癒せに退学を提案したために自身の教え子に抗議され、場が紛糾した末に話が久継に打ち切られる。同時に、両校の摩擦の決定的な原因である「2011年8月31日の傷害事件」の存在が公言される。
- 千鳥では、凛太郎らの担任の塚田 慎が桔梗女子との関係を報告され、渦中の薫子を助けたい思いを汲んで菖蒲に彼らとの話し合いを申し込む。説得の末に桔梗女子の応接室で話を始め、凛太郎は千鳥を再び信頼する機会を同席の久継に嘆願する。
登場人物
[編集]声の項は、特記がない限りテレビアニメ版の声優。
主要人物
[編集]作中では凛太郎と薫子を中心とした6人で交流するようになり、後にまどかを加えた7人になる。なお、連載前の三香見の設定では、最初からまどかを加えた7人で話を進める予定になっていた[8]。
- 紬 凛太郎(つむぎ りんたろう)
- 声 - 中山祥徳[7]、原涼子(小学生時代)/ 内田雄馬(ボイスコミック)
- 紬家の次男で、本作の主人公。 誕生日は1月28日で、千鳥高校の1年2組→2年1組→3年1組に所属する。金髪にピアスで、高身長(設定は190cm)かつ強面という典型的な不良の風貌のために招かれざる客が時に寄り、相手からも敬遠されがちだが、実際は優しい性格の好青年である。勉強が苦手で赤点をよく取り、補習の常連になる。時々、自宅の1階にあるケーキ店「Patisserie Plain」の店番を任されている。
- 小学生の時には友達がおらず、風貌が原因で実家のケーキ店が似合わない趣旨の陰口を叩かれ、何事もすぐ諦めがちで自己評価が低い壁のある人物と化す。中1の時には見兼ねた杏子に連れられ訪れたケーキ店「Patisserie Noisette」のリュカに憧れ、金髪とピアスの外見になる。小学校の時から知る人は「突然金髪になった」と公言しており、当時から誰かと喋っている様子が無い程近付かれていなかった。
- 高1には補習や文化祭を機に朔・翔平・絢斗と親しくなり、高2に店の常連客である薫子と出会う。顔を見て店を突然飛び出した後も[注釈 1]、風貌や千鳥である肩書きを少しも気にせず会いたがり、桔梗女子の特待生である身分を知るうちに、自身も交流したい気持ちが芽生える。一方で、不良2人の襲撃による額の傷や、校門や図書館での一件の後も密かに薫子と交流している理由を正直に話せず朔と摩擦が生じていたが、不良グループの襲撃後にはようやく事情を理解され、翌日には皆と和解する。勉強会のお礼で行った水族館のデートでは、一時的に保護した迷子の幼女・美佳の一言で恋愛感情が強くなっていることを自覚する。薫子の誕生日には、ある事へ初挑戦する。
- 夏休みは店の手伝いや、漫画や動画を見ることで漫然と自宅に籠りがちになっていたが、皆のために通信アプリのグループトークを作成する。夏の海では昴の件で薫子にお礼をされ、さらには勉強をすぐに諦めなくなった事情から「笑顔を絶やさず勇気や元気をくれる大切な人」として一緒に居たい気持ちが抑え切れず、好意を不意に呟き困惑させてしまったが、直後の夏祭りでは改めて告白し、彼氏として正式に交際を始める。この時に、薫子から会いたがっていた本当の理由を初めて知らされる。
- 突然現れた薫子の弟・洸介の強い要望で和栗家での挨拶が済んでいたある日、亜由美らにデートを目撃されてしまい、薫子の彼氏として大した弁解ができなかった不甲斐なさに苛立つ。自身が原因で薫子が白い目で見られる(何があっても平気なふりをして相談しない)可能性を危惧して昴に相談し、辛くても笑顔を絶やさない薫子には「金髪以上に大切な存在」と伝え、さらに「弱音を吐いてもいいと思える人」になるために金髪を躊躇なくやめる[注釈 2]。その後の昴の提案による桔梗女子との顔合わせでは、強い劣等感により突然カフェを抜け出した亜由美を励まし、感謝される。
- 高2の夏に昴から内緒で教えられた薫子の誕生日を切っ掛けに、時に疲労困憊になりながら圭一郎の指導の下で度々ケーキ作りに邁進し、渡すことに成功する。特にパティシエを目指しているわけではなかったが、朔や昴の誕生日などにも振る舞い、皆の喜ぶ顔が忘れられなくなった一方で、薫子からバレンタインデーに渡されたチョコマフィンのようにケーキ作りで苦労した経験が少なく、圭一郎らと技量を比較して悔しさが勝るようになったため、高3には正式にパティシエを目指す。
- 各々が進路を決める中、宇佐美家での勉強会では昴が朔の進路を内緒で聞き出そうをしたことを不可解に感じる。昴との勉強会の件は朔から直接聞かされており、当初の険悪な状態から特別な関係にまで発展していない様子に「考えすぎ」として思い過ごそうとしたが、1年振りの夏の海では2人の様子からついに確信させられ、朔に何か聞かれるまで昴の気持ちなどを敢えて静観する。
- 三者面談では専門学校への進学を明言したが、客の顔が見える場所で作ったケーキが届く緊張感や責任感の下で就職の意向を家族に明かし、客が居ない専門学校に行かない判断を下す。就職先に迷う中、翔平と朔が進路を明言した日から3回もリュカの店に通い、スタッフを通じて彼に気付かれる。専門学校を卒業したわけでもなく、コンクールなどの実績が無い身で就職したい意思の表明に尻込みしていたが、彼に声を掛けられた時に咄嗟に修行を申し込んでしまう。客として一線を越えた「軽はずみとも受け取られかねない発言」や、圭一郎にも通じる「職人として妥協の無い厳しい目」を知っていたために、彼に怖気付きながらも腹を括る。ケーキ作りを始めた動機を聞かれ、技量での悔しさなどで「逃げない自分でいたい」と、2人を越えたいことも序でに表明する。それでも当時の恐怖心が消えず薫子に打ち明け、パティシエへの一歩を踏み出した身として後悔しないよう背中を押される。働きたい気持ちがありながらも、厳しい指導を含む2週間の試用期間で手応えが分からなかったが、最終的に就職を認められる。
- 交際一周年のデートでは花韮公園で菖蒲に発見され、かつて昴が危惧していた事態に陥る。あまりに酷い動揺で菖蒲の質問に碌に答えられず、桔梗女子の邪魔者としてその場から排除させられてしまい、昴らにすぐ連絡する。翌日には、薫子を助けたい思いで桔梗女子との関係を慎に公表し、話し合いを嘆願する。彼の尽力で実現した桔梗女子での話し合いでは、他者との交流を諦めて金髪とピアスに固執した過去や、自身に真っ直ぐ接した薫子のために金髪をやめた経緯を話し、将来的に千鳥を信用してもらうための機会を懇願する。
- 和栗 薫子(わぐり かおるこ)
- 声 - 井上ほの花[7] / 和氣あず未(ボイスコミック)
- 和栗家の長女で、本作のヒロイン。誕生日は7月22日で、桔梗女子の1年A組→2年A組→3年A組に所属する。凛太郎が中学生と間違える程小柄(設定は148cm)で、普段は緩いウェーブの長髪にカチューシャを身に着けた姿である。外出時は三つ編みや一つ結びなどの種類が多く、伊達メガネを掛ける場合もある。幼少期はショートヘアで、中学時代はツインテールにしていた。「食事処 すずめ」の看板娘で、好物のケーキ代を稼ぐためにバイトをしている。食事を美味しそうに食べ、ホラー映画などの怖いものを苦手とする。
- 何事にも真っ直ぐで笑顔を絶やさない天真爛漫な性格で、悩みを抱えて辛そうな友人をよく元気付ける。人に対して壁が無く、凛太郎の風貌や千鳥である肩書を少しも気にしない稀有な人物である。一方で、自身に辛いことがあっても無理に平気な顔を続け、少しも弱音を吐かず抱え込むことがある。
- 桔梗女子にはお嬢様としてではなく、一般家庭の特待生として父・遥介に我儘を言って2020年に入学したため、その資格を剥奪されないよう、さらには自身のプライドのために常に成績1位を保つ。校内では特に高飛車な様子もなく、亜由美らには勉強を教え、誕生日会を開いてもらえるなど慕われている。
- 高1では特待生であるために、周りに浮いた印象を持たれ通学したくない気持ちがあったが、幼馴染の昴に支えられ、亜由美らと親しくなる。その年の12月には母・楓子が再び倒れ辛い時期を過ごしていたが、雪の日に「Patisserie Plain」にたまたま立ち寄り、ケーキを食べて涙を流していた時に凛太郎に励まされる。やがて店のケーキを嗜みつつ、彼と再び話をしようと一日千秋の思いで常連客になり、顔を見れず諦めていた高2のある日、ケーキを大食いしていた時に再会する。あまりに驚き赤面して店を飛び出してしまったが[注釈 1]、話をしたい気持ちが抑えられず、翌日には杏子を通じて呼び出し、ようやく実現する。帰りに不良2人の襲撃から庇った凛太郎が負傷し落ち着かなくなっていたが、さらに翌日の校舎越しにはたまたま目が合ってしまい、強い恋愛感情を自覚する。
- より親密になろうと千鳥の校門の前で凛太郎を出待ちするも、桔梗女子を良く思わない翔平に威嚇され、亜由美とすずかに連れ戻されるなどの「溝の深さ」を痛感させられる。それでも彼への好意を一切曲げずに一対一の勉強会などで会い、不良グループの襲撃後には凛太郎と昴も助けた朔や絢斗とも打ち解ける。水族館や自身が主催したファミレスでの勉強会などで交流を深め、夏の海では凛太郎に昴の笑顔が増える切っ掛けになったことを感謝する。その時に彼が不意に呟いた自身への好意を聞き赤面してしまったが、夏祭りで再び告白された時には「辛い時期に元気や勇気をくれた人」として、正式に彼女になる。
- 交際が進む中、亜由美らに凛太郎とのデートを目撃され、親しい間柄でありながら嫌な顔をされる。この一件を機に金髪をやめる決意を表明した凛太郎には、彼の「大切な個性を奪う」と戸惑いながらも理由を受け入れ、校内で白い目で見られると思いその日の登校が怖くなった(普段より遅れた)ことを明かして涙する[注釈 2]。顔合わせでは、突然カフェを飛び出した亜由美を凛太郎に続いて励まし、その翌日には交際について皆の理解を得られる。
- 凛太郎が金髪をやめた時、交際中であることを知らされた杏子から紬家に招かれ、好きになった経緯を明かす。いつも優しくされて好意が底無しになり、年越し後にはまどかの追及でクリスマスでの出来事を桔梗女子の面々に話して驚愕される。
- 高3には、凛太郎に誰よりも早く産婦人科医を目指していることを明かす。洸介が産まれた時の光景や雰囲気が忘れられなかった一方で、楓子が倒れて搬送される忌まわしい光景が焼き付いたために「命を扱う恐怖心」で躊躇していたが、凛太郎に背中を押され意思を明確にする。
- 幼馴染の昴とは、公園で男子3人によるいじめからを助けた時に知り合う。桔梗女子ではよく行動を共にしているが、高2に(自身を心配したためとは言え)図書館で見掛けた凛太郎らを露骨に敵視した不躾な態度や、彼に薫子と二度と会わないよう身勝手なお願いをした罪悪感による強い自己嫌悪など、あまりの見苦しさに我慢できず苦言を呈することもあったが、和解後からは彼らとの交流のお陰で本来の人柄や笑顔を取り戻し、その冬には異性の朔と一対一の勉強会や同日模試に出掛けた進歩に感動する。しかし、1年振りの夏の海では彼との特別な関係を確信させられる寝耳に水の発言で、異性に極端に距離を詰めている様子に困惑する。険悪な状態から一転して朔を信頼する気持ちを理解したものの、いじめが原因で異性との接し方や距離感が分からず、昴の笑顔が朔の優しさや痛みで保たれていることに嫌な予感がしたため、発言の意図を「友達としてか異性としてかどうか」について考えさせ、無自覚に他人を傷つけて後悔などをしてほしくない(自身を卑下する「泣き虫昴」を見たくない)ために困らせる覚悟で質問する。昴からの質問には「朔が異性として好きな人(片想い)の可能性」を伝え、凛太郎への愛情表現までうっかり披露する一幕も見せたが、少なからず理解を得られる。凛太郎には、昴の答えを尊重する意向を自宅での誕生日会で話す。
- 夏休みは1日の半分以上を勉強に費やしており、昴には全国模試と医学部の模試の対策で予備校の夏期講習に誘われる。全国模試の会場では、偶然会った朔からT大学を志望する話を聞き、怜央と初対面を果たす。この時には、昴の言動から朔に対する当時の恋の見解に違和感を覚える。
- 交際一周年のデートでは、まどかから教えられた花韮公園で菖蒲に発見され、凛太郎と知り合った経緯などを全て話す。それでも菖蒲には聞き入れられず、翌日には事情聴取のために呼び出された校長室での退学を促す発言に戦慄させられたが、話を酷な仕打ちに感じたクラスメイトの抗議で打ち切られ、最悪の事態は回避される。
- 宇佐美 翔平(うさみ しょうへい)
- 声 - 戸谷菊之介[7]
- 宇佐美家の長男で、千鳥高校では1年1組→2年1組→3年1組に所属する。赤っぽい髪色が特徴で、学ランの下に山吹色のパーカーをよく着込み、外では赤いスニーカーを愛用する。勉強が苦手で赤点が多く、凛太郎と共に補習の常連になる。居眠りも目立つため、現国の教師・実和によく目を付けられる。彼女が欲しいと思っており、女性に危害を加えることは認めない。隠し事が苦手なために思ったことが口に出やすく、空気が読めないところが多いものの[注釈 3]、友人思いで交友関係が広く、人と人を繋ぐムードメーカーのような存在で、凛太郎とは高1の補習から親しくなる。子供好きで、家庭内では弟妹・空と舞の世話に忙しいが、面倒見は良い。
- 千鳥が桔梗女子に嫌われているため関わらないようにしていたが、高2になると薫子や昴らの言動が癪に障り、思わず血が上ることもあった。しかしながら、凛太郎がその後も密かに薫子と交流していた理由を話さず落ち着きが無かったため、真相を知るべく朔と絢斗も連れて尾行する。薫子と昴に会っていることに腰を抜かしてしまうが、ファミレスでの盗み聞きで凛太郎が「隠し事をしたくないこと」を理解する。直後には不良グループに襲撃された彼らを発見し、昴に危害を加えた1人を退け、翌日には皆と和解する。
- 皆と交流を深め、凛太郎が薫子への好意が強いことを見抜く。夏の海ではその場に居辛くしていた昴を友達として認める。2人が正式に交際を始めた時には、念願の成就に気分を良くしていた。2人のデートが亜由美らに目撃された直後には「誰かが悲しむと皆が悲しくなること」を薫子に話し、悩みを抱え込まないように諭す。顔合わせでは、校門での一件で嫌な顔をしていた亜由美とすずかに大声を出したことを謝罪する。千鳥の文化祭の映像に興味を示したまどかとは意気投合し、グループトークに加える切っ掛けになる。
- 男女共学の学校と彼女持ちが羨ましいために、バレンタインデーではチョコを欲しがる。周囲に「二月の宇佐美は荒む」と予言されていたが、当日には朔や絢斗と共に昴とまどかからチョコを渡されている(直後のホワイトデーにはお返しをしている)。その頃には将来の進路を「高校生(事実上の留年)」と周囲に堂々と公言し、進路の調査票を長らく提出していなかった事情から、高3の実家の勉強会では皆に何も発表できず焦りを感じる。それでも以前から近所の母親の意見を聞いていたため、夏休みの気分転換のアスレチックの場では保育士になろうと短期大学に進学する意向を表明する。
- 自身の成績が悪さが原因で、高2には4人の通信アプリのグループ名を勝手に「赤点回避」と命名し[注釈 4]、赤点を取らない朔を不満にさせていたが、高3の夏には「赤点回避王」に改名している。朔や薫子が主催した勉強会には感謝しており、分からないことが理解できた経験で桔梗女子の学力も認めるようになる。その頃には、朔と昴の特別な関係を確信させられる夏の海に居たが、高2の時と異なり何故か気付いていない。
- 凛太郎と薫子の関係が菖蒲に知られた翌日には慎に桔梗女子との仲の良さを伝え[注釈 5]、慎に渦中の薫子の件で助けを求める。彼女への事情聴取については、まどかに知らされた内容に強い不満を表明していたが、桔梗女子での話し合いでは普段通りに振る舞い、千鳥へのイメージをそのまま伝える。
- 依田 絢斗(よりた あやと)
- 声 - 石橋陽彩[7]
- 依田家の四男(末っ子)で、千鳥高校では高1から翔平のクラスメイトになっている。普段は学ランを着込み、灰色のスクエアリュックを背負う。おかっぱ気味の髪型とアホ毛が特徴で、音痴である。平和主義者で喧嘩を好まないが、腕っぷしは異様に強く、無意味に誰かが一方的に傷付けられることが許せない。人当たりが良く、桔梗女子を煙たがっていない。負けず嫌いで時たま何故か怖い顔や、まとめ役として母親のような一面も見せる。趣味はスノーボードで、テストの成績では苦労する様子が無く、幼少期は恐竜を飼うことが夢だった。
- 将来は兄・省吾に憧れて警察官を目指し、当時の採用試験の問題集を持ち続けていたが、職務に心が折れて突然退職していたため、二の舞になる可能性が頭を過ぎり自信を無くす。意思が揺らいだが、問題集はそれでも捨てられなかった。
- 高1では、朔が高3の集団に因縁を付けられ、仲裁が上手くいかず殴られそうになった時に反撃し、1人で制圧する。目標を諦めていたが、朔に感謝されて諦めきれなくなった。
- 高2になり、薫子が関与してから様子がおかしい凛太郎を不審に思う朔には、理由を「言いたくない」と初めて自身の感情で伝えたことに納得させる。翔平に連れられ朔と尾行した時には、薫子と昴も不良グループに襲撃されている現場に居合わせ、彼らを逃すと同時に1人で制圧し[注釈 6]、翌日に皆と打ち解ける。薫子との付き合い方で悩む凛太郎から初めて相談を受けた時には、異性と付き合う意味を「よく分かんない」と返してすっきりさせ、校内では2年連続で文化祭の実行委員を任されるなど、頼もしい存在となる。顔合わせの前には、薫子に「凛太郎とのデートの件が桔梗女子で広まっていた可能性」を危険視し、友達として嫌な思いをしてほしくないために「彼が昴に連絡して難を逃れたこと」を敢えて忠告した。
- その冬には飲食店への就職を公言していたが、凛太郎に当時の問題集の存在に気付かれ、警察官を目指すか怖がっていることを話す。繁忙期の凛太郎のケーキ店では手伝いに参加したものの、厨房が忙しい様子に自身の仕事に対する熱量の低さを痛感し、飲食店で働けない懸念も生じる。進路での考え事が多いあまりに、顔色が悪い姿をまどかに見られ心配されたが、その最中に母の誕生日に渡すケーキを買いに来た常連客の兄弟が財布を取り上げるグループに捕まっている様子を目撃する。警察官になりたい意思を捨て切れていなかったため、助けを求めた弟の思いに応え、自ら通報した警察官を前に逃走しようとした1人を咄嗟に投げ飛ばす。杏子に心配こそされたが、圭一郎には感謝される。また、店員から仕事の話を聞き、省吾が退職を後悔していないことを知って迷いが消え、子供に何かあった時に安心してもらえる警察官を目指す意思を固める。
- 高3の夏の海では、朔と昴の特別な関係を確信させられ驚愕したが、凛太郎と同じ理由で静観する。一方で、凛太郎と薫子の関係が菖蒲に知られた時には、両校の摩擦について生徒同士での問題の解決を不可能に感じる。翌日には「大人に頼るしかない」と確信し、自身の提案で慎に助けを求める。桔梗女子での話し合いでは、これまでに傷害を負わせる可能性がある人物を「運良く」撃退していた現状を鑑みて、千鳥に所属する生徒として話し合いを久継に勧める。
- 夏沢 朔(なつさわ さく)
- 声 - 内山昂輝[7]
- 夏沢家の長男で、千鳥高校では高1から凛太郎のクラスメイトになっている。誕生日は8月21日で、姉と妹がいる。髪が長めで右眼が度々隠れ、女性にイケメンとして見られることがあり、グレーのカーディガンを着込む。ドーナツが好物で、小説をよく読む。かつては進学校である小手鞠高校を志望しており、理系が得意なようである。学力は桔梗女子の参考書を難なく解く程優秀で、千鳥でのテストは満点である。クールな性格かつ負けず嫌いだが、口下手なためか素直になりきれないことが多い。仲間を敵視した相手には嫌味が容赦無いものの、後述の通り「舌禍」として自身を精神的に苦しめる場合がある。
- 中学時代は普通の公立だったが、勉強の出来の良さに天才などと持て囃され、次第に白い目で見られる。中3の時のクラス替えからは学内の成績が万年2位のクラスメイトである怜央に中間試験で勝負を挑まれ、共に小手鞠を志望していたために余計にくっつかれ面倒に感じていたが、お互いに教え合うことで周囲の目を気にしなくなっていた。しかし、常に好成績で努力と無縁な状態であったために、彼が成績不振に陥った時に勉強好きな姿勢を「理解できない」と一蹴してしまい、その強い反発として嫌味をぶつけられ、ついに口を聞かなくなる。この時の苦悶に満ちた表情が長年頭から離れず、相手に線引きした感覚や学校生活に嫌気が差し、分け隔てなく誰にでも接する様子(後の担任である慎と当時の生徒)をたまたま目撃した千鳥高校に進路を変える。
- 高1の時は、文化祭の居残り作業の理由を翔平に話せず不穏な空気が漂っていたが、その後は凛太郎や絢斗にも理由(高3によるサプライズ企画が原因とする口止め)を明かし、誤解を解く。また、勉強会では自宅などで凛太郎と翔平の赤点を何度も回避させる[注釈 4]。
- 高2では、勉強会のために訪れた図書館で彼らを露骨に敵視した昴の言動に虫酸が走り嫌味を返したが、容姿などを手加減無く貶してしまい、凛太郎に止められる。中間試験ではスポーツ大会に参加させるべく凛太郎と翔平の赤点を回避させたが、凛太郎に至っては薫子の関与にも気付き、額の傷の理由が一向に明かされなかったために怪訝に思う。それでも凛太郎のお陰で千鳥に馴染めたため、何らかの事情があると考え力になりたい気持ちだけは変えず、絢斗に宥められる。翔平に連れられ絢斗と3人で凛太郎を尾行した際には、彼らを不良グループの襲撃から助けた後に事情を理解し、凛太郎と昴にそれぞれ謝罪した末に和解する。
- 夏の海では昴が皆と馴染めず居辛くしている様子をいち早く察し、友達として認める。常に後ろを歩き暗い顔をした姿を見ていたためか、食べたがっていたドーナツを序でに差し入れるなど、この頃から昴の様子を気に掛けるようになる。桔梗女子を普段から煙たがり、前述の昴の言動には「あいつに馬鹿にされるお前らが悪い」と翔平に漏らしていたが、当時の非を認めて謝罪し、温かい人になろうと前を向く姿に悲しい顔にさせた罪悪感で自分を責めるようになる。自身の誕生日会では、昴が男性に苦手意識があった可能性を薄々感じていたことも明かし、自分を責めず暗い顔をしないよう背中を押される。顔合わせでは、千鳥に敢えて進学した経緯を翔平から突っ込まれて初めて公表し、自身と逆に人と仲良くできる亜由美にその長所を伝える。
- 大学への進学を志望しながらも何をすべきか分からず漠然とする中、年越し後のテーマパークでは昴に「T大学への進学を冗談半分で勧められている件」を公表する。彼女からは「第一志望」と明かされたため、模試の対策として一対一の勉強会を主催する。薫子が主催したファミレスでの勉強会では絢斗から教え方が「下手」だと突っ込まれ、さらには薫子と昴を解説で困らせてしまったため、先生の教え方を長く観察した末に相手の目線に立って教えることを試す。また、昴が女子大学ではなく敢えて共学のT大学を受ける意向(荒療治)に「前に進む勇気を出せる人」と好意的に捉え、自身も模試を受けようと話した時には一緒に行けることに「安心する」と告げられるが、当日は会場で怜央との思わぬ再会に落ち込み、見兼ねた昴に謝罪する機会を何度も逃した経緯を聞かれ、励まされる。2日目にも居た怜央とは、中学以来の会話で関係を壊したことを互いに謝罪し、ついに和解する。勉強会を切っ掛けに昴には何らかの好意を自覚するようになるが、勉強の邪魔をしたくない気持ちや、勝手に惹かれただけだと思っている心境のためか、感情を押し殺してでも口を固く閉ざすことにしている。
- しかし、高3になると昴に自身の進路を気にされ、夏には「気になる異性」として好意を隠し切れない様子を滲ませる[注釈 7]。1年振りの夏の海では特別な関係を皆に確信され、彼女には「友達が居ない場所(大学)でも安心する人を見つけられること」を告げるが、適切な返事に困り果て、突き放す印象を与えた可能性に逡巡する。
- 夏休み中でも、興味がある事柄も大学の選び方も分からず、自宅から近い順に当時の学力で行けそうな偏差値の大学を3校も雑に列挙する有り様だったが、三者面談ではクラスメイトに勉強を付きっきりで教える評判の良さや、赤点の常連である凛太郎と翔平を補習の対象外にさせた貢献で「(塾か学校かを問わず)人に何かを教える仕事」を勧められ、嫌ではない様子も理解される。それでも凛太郎らには勉強で苦労した経験が乏しかったために、アスレチックの場で「高校の教師になる資格があるかどうか」を打ち明ける。彼らの自慢になりたい思いや、いつも自身の背中を押す「精神的な支え」である昴の気持ちに応えるために、T大学に進学する意向を表明する[注釈 8]。その頃には中学時代と同様に怜央との勉強を再開し、彼に誘われて出向いた全国模試の会場では薫子と昴に偶然会い、進路の件を正式に公表する。
- 凛太郎と薫子の関係が菖蒲に知られた時には、相手が教員であるために「(亜由美らと異なり)話が通じない難敵」だと察知する。それでも友達である渦中の彼女を見捨てられず、翌日には慎に助けを求める。桔梗女子での話し合いでは、乱暴な先輩が原因でトラブルが起きる可能性を、変えられない事実として話す。
- 保科 昴(ほしな すばる)
- 声 - 山根綺[7]
- 薫子の幼馴染かつ桔梗女子のクラスメイトで、誕生日は11月19日である。普段は腰までの長い銀髪(地毛)と上げ気味のポニーテールで、前髪は右目を隠すように垂らす。稀に髪をバンスクリップで留めることや、一切結ばないストレートの場合もある。高校生に見えない容姿端麗さと長身(設定は172cm)で目立つために、外では見ず知らずの人物に声を掛けられそうになりやすい。カフェに詳しく、自宅でもコーヒーをよく嗜み、朔と同じくドーナツを好物とする。翔平が思わず「音痴」と突っ込む程に運動や機械の操作が苦手で、通信アプリはメッセージよりも通話が多い。外出時はワイシャツやワイドフレアのデニムを好む。暑がりでバテやすく、夏場は黒のバケットハットを被ることもある。人付き合いが得意ではないため、初対面の人の前では緊張で震えやすい。実家は渦巻模様のロートアイアンの門扉を設えた洋館らしき外観で、自宅には陶磁器(主にコーヒー用)が多数見られるため、かなり裕福と思われる[注釈 9]。
- 薫子が「いい子」と認める人想いの優しい性格で、時に精神的に辛そうな友人の支えになり、自身に非がある言動はしっかり向き合う一面もある。また、幼少期には雲梯にぶら下がる薫子を怒らず心配した時や、小学生の時に薫子の誕生日会に用事で参加できなかった時には大泣きしていた。しかし、銀髪が原因で男子3人にいじめを受け、男性を「平気で女性を傷付けることに気付かない存在(野蛮な人)」と見做して苦手意識や嫌悪感を抱え、人一倍毛嫌いする[注釈 10]。この時に泣いてばかりの自分を助けた薫子を「英雄(ヒーロー)」として慕い、高1では特待生であるために浮いた印象を持たれる彼女を孤立させないための支えになる。それ故に薫子を守りたい気持ち(威嚇で目つきが鋭い傾向)が強く、和栗家とは全員と面識がある程に付き合いが長い[注釈 11]。
- 千鳥と関わると「学校の関係者に印象が悪くなること(特待生は尚更)」を危惧しており、高2のある日に勉強会で訪れた図書館で薫子が凛太郎と話し込む様子に焦りを見せる。初見の彼に強面かつ露骨な態度で威嚇し、彼女に嫌な顔をさせてでも強引に連れ戻そうとしたが、居合わせた朔や翔平と口論になり、校門での一件が引き金に感じた彼女が謝罪してしまう。また、凛太郎が朔の嫌味を打ち切らせ、薫子から人柄を知らされたために、男性に対する悪い価値観への違和感や後ろめたさを自覚する。
- その後は凛太郎を薫子との勉強会の帰りにたまたま発見し、連れ込んだ喫茶店で今後薫子に会わないよう「事実上の絶交」を彼女に嫌われる覚悟でお願いする。彼女が桔梗女子に入学した苦労を知る一方で、その時に笑顔も見ていたために自己矛盾を抱えた正しくない方法(彼に会いたがる側にとっては背信行為)と化していたために、良心との呵責で強面な態度から一変して心苦しい様子を見せる。彼を「悪い人ではない」と確信して図書館の一件を謝罪したが、お願いは予想通りに断られ、特に反発もせず遣る瀬無い思いを抱えたまま受け入れる。このやり取りを何も知らない薫子を見て沈黙しようとしたが、精神的に楽になろうと保身に走った自分自身を「狡い人間」に感じ、次第に強い罪悪感に苛まれる。
- 双方の気持ちを斟酌しなかった板挟みでついに心が折れ、薫子には身勝手なお願いの件を苦しそうに謝罪する。背が伸びても、彼女を真似て身嗜みを短髪から長髪にするなどしても、外見を強そうに取り繕っただけの「精神的に脆い泣き虫のまま(慰められてばかり)」に過ぎなかった。そのお願いの目的は見抜かれ、さらには心配を掛けさせたために意図しない謝罪までされ、彼女を思った行動が「ただの迷惑」に感じて強い自己嫌悪に陥ったが、高校に居辛い時期に支えてくれた友人として自分自身を否定しないよう励まされる。同時に凛太郎への好意の強さを認め、恋路を応援する。彼に話を申し込まれた時には、彼女と学校から遠くで会うことや、自身から彼と友達になるお願いをし、態度や認識を改める。薫子を交えた話し合いでは、彼女に彼らと友達になろうとした勧めもあり、当時の一件を謝罪する意向も表明する。直後には彼らによって不良グループの襲撃から助けられ、翌日に薫子とお礼を述べると共に当時の言動を「最低だった」と認めて深々と謝罪し、和解する。この件をあまり気にしていない翔平からは、仲良くなろうと交流を促される。
- 薫子の付き添いで、彼らと交流を始める[注釈 12]。夏の海では苦手意識を引き摺っていたために皆と馴染めず居辛くしていたが、彼女に背中を押され胸中を打ち明ける。自身に固着した悪い価値観を壊してもらい、温かい人になる意思で苦手意識と向き合いながらも、少しも面倒な顔をせずに接する厚意に応えたい気持ちで友達になりたい本心を認められ、彼らには心を許し笑顔を見せる。この時に食べたがっていたドーナツを差し入れるなど、いつも自身を気に掛けてくれる朔には、誕生日会にて当時の嫌味で未だに自分を責めていることを明かされ、口論を引き起こした後悔が消えない側(本気で嫌味を吐かせた原因)として「お互い様」と宥め、暗い顔をしないよう励ます。
- 夢現つで突然実家に顔を出したバイト前の薫子から、凛太郎との正式な交際開始を報告されて嬉しくなり、自身の価値観を変えた彼女に何かあった時には、千鳥と交流する桔梗女子として(過保護の自覚はあったが)唯一の味方になる決意を固める。2人のデートを亜由美らに目撃され、大した弁解ができず手詰まりになった凛太郎から相談を受けた翌日には、友達として千鳥への誤解を解きたい思いでカフェでの顔合わせを提案し、彼らには企画を感謝される。何とか成功に終わり、皆に信頼されるようになった後の自身の誕生日には、サプライズで凛太郎らにケーキなどのプレゼントが用意された。2学期の期末試験の慰労会(カラオケ)では、中学時代から学校問題に強い弁護士を目指していることを公表した。
- 年越し後のテーマパークでは、朔から出た自身の第一志望であるT大学の話に咄嗟に反応し、その模試の対策として一対一の勉強会の提案に乗る。当日は女子大学を目指してT大学を躊躇し、彼らとの交流を機に色々な人と話したくなった心境や、苦手意識から逃げて後悔したくない思いも明かす。この勉強会を機に朔との連絡が増え、会場に単独で行くことが心細かったために「安心する」と通信アプリのメッセージにも発するようになる。彼が会った怜央の件では、自身を友達として認めて前を向かせ、当時の嫌味を謝罪した姿勢を無下にしてほしくない思いで励まし、最終的に和解したことに安堵する。
- 高3では他人の進路への口出しを避けようとしながらも、付き合いの長い薫子を差し置いて朔の進路を気にし、宇佐美家での勉強会では凛太郎から内緒で聞き出そうとして勘付かれた(結局は彼に直接聞くよう促される)が、彼に直接聞いても明言されず表情を曇らせる[注釈 7]。
- 桔梗女子のクラスメイトには、男性への苦手意識や薫子の付き人のような様子から「薫子一筋」と突っ込まれる一方で[注釈 13]、前述のいじめが原因で男性を恐怖と嫌悪の対象として忌避していたために、皆が楽しそうに話す恋バナに一度も共感できず、反応が素っ気ない遠因と化していた。しかしながら、勉強を嬉しそうに教える朔との距離が近くなり、1年振りの夏の海では彼に「あなたがいるのは安心するから」と当たり障り無く発言したために特別な関係を皆に確信され、困惑した薫子に真剣な顔で質問される。恋愛に縁遠い人生で「友達の好き」と「異性の好き」の違いや「異性への特別な感情」が理解できず混乱したが、彼への気持ちが浮ついた状態を「恋ではない」と薫子に話し、凛太郎を好きになった経緯や質問の意図を聞く。異性との接し方を意識する上で、彼への発言が「特別な異性に発するような言葉に聞こえたこと」を理解し[注釈 14]、その面々と同じような表情や愛情表現を無意識にしていた可能性に、男女の話で初めて赤面する。大切な友人として認めた千鳥の4人の中で、彼のみ「心の中で特別な位置にいる人物」になる。
- 薫子を予備校の夏期講習に誘った夏休みは、グループトークが進路や勉強の忙しさで動かない状態でも朔の進路に限り依然として気にしており、海での一件から異性との距離感を意識し始めた矢先に、全国模試の会場で怜央にも偶然再会する。怜央には当時のお礼をし、朔からはT大学の教育学部を共に志望していることを正式に表明され、歓喜する。しかし、何回も顔を見ている朔の前で緊張で顔が引き攣り、異性との距離感や足元が浮ついた様子を意識していたため、薫子に話した恋の見解に違和感を与えてしまう。
- 夏休みの終わりには、凛太郎の一報でかつて彼に喫茶店で告げた事態を知る。絢斗にはこの件の弁解で「千鳥を故意に敵視させる選択肢」を提案されたが、彼らとの関係を壊したくないために断り、立ち向かうことを約束する。翌日の薫子の事情聴取にはまどかと共に先陣を切って入り、千鳥への本当の印象を菖蒲に「ただの先入観と偏見」と諫言する。
主要人物の関係者
[編集]紬家
[編集]- 紬 圭一郎(つむぎ けいいちろう)
- 声 - 置鮎龍太郎
- 凛太郎と颯太郎の父で、自宅の1階にあるケーキ店「Patisserie Plain」を営むオーナーパティシエである。誕生日は4月18日で、妻の杏子には「圭ちゃん」や「ケーキオタク」とも呼ばれる。職人として自身のケーキ作りには妥協が無く、相手の喜ぶ顔を大切にしているため、仕事を辞めようと思っていない。しかし、厨房に籠る程の没頭ぶりに普段から疲労困憊であり、自宅の2階のソファまで惜しくも届かず階段(繁忙期は店のテーブル)で寝込むこともある。
- ケーキ作りは親戚の影響が色濃く、なおかつ将来的に出店する気で高校時代には家庭科部に入部する。製作中は家庭科室に鍵を掛けて閉じ籠っていた(後に顧問の田丸から注意されて鍵を使わなくなった)が、その時に後輩の杏子とたまたま会い、ケーキの味見を頼むようになる。部活に専念したい杏子への最後の味見で涙を流す様を見て、味で「美味しい」と言わせるためにケーキ作りに一層打ち込み、伯父が「人と関わること」を勧めた真意をようやく理解する。その後も味見に自ら姿を出した杏子に元気になってほしくなり、相手を知りたい感情も大きく動く。高校の卒業時には自身からデートに誘った杏子に告白し、後に旦那になる。
- 高2の凛太郎が誕生日の近い薫子のために渡すプレゼントが必要になり、ケーキ作りの指導を頼まれる。店の商品として渡す姿勢や技術を凛太郎が時に疲労困憊になるまで教え込み、皆を笑顔にできたことに安堵する。冗談のつもりで、凛太郎への指導を厳しくする趣旨の発言をして杏子に止められたことがあったが、パティシエになりたい意向を聞いてからは厨房で職人として少々厳しく接しており、高校の卒業後には実家で働かせない方針を伝える。
- 三者面談の後も、専門学校に進学するか就職するかどうかを悩む高3の凛太郎から違和感の話を聞く。家族との回転寿司の場で才能や長所を確信し、就職を促す。また、自宅を訪れたリュカから凛太郎の発言や様子を聞き、序でに2時間もケーキについて語る。話の末に技術で彼の「越えるべき壁」になる決意をし、尚更ケーキ作りを続ける気になる。
- 紬 杏子(つむぎ きょうこ)
- 声 - 日笠陽子
- 凛太郎と颯太郎の母。気前が良く、勘が鋭い。誕生日は12月5日で、金髪をよく一つ結びにしており、店が忙しい時には凛太郎を手伝いに駆り出す。
- 旧姓は「張崎(はりさき)」で、高校時代はショートヘアである。高1の冬に提出物の出し忘れで、田丸を探していた時に圭一郎と知り合う。甘い匂いが苦手で、すぐに家庭科室に鍵を掛けて閉じ籠る無愛想な姿に「変な人」だと思い込んでいたが、いつしかケーキの味見を頼まれ、ひたすら製作に没頭する姿に惹かれる。
- 高2にはバレーボール部の主将になったものの、責任感や不安で相手にその場を取り繕う発言が度々出る。部活に専念する意向を聞いた圭一郎からは最後の味見である優しい味につい涙してしまい、彼が田丸に怒られ鍵を掛けなくなった頃には味見を再開する。
- 彼が高校を卒業する頃には好意を抱き、デートに誘われる。ケーキ作りの邪魔をしたくない一方で、やがて彼に会えなくなることだけは避けようとしていたが、その矢先に自身と過ごしたい気持ちを告白され、後に妻になる。
- 当初は髪を染めていなかったが、物事を諦めがちな凛太郎が中学生の時に金髪とピアスの姿になりたいことを表明したため、安心させるために率先して染める。しかしながら、その姿勢が校則違反を看過できない教員から正論として指摘され、心苦しい思いを抱える。
- 圭一郎のケーキの味には自信があり、いつしか店のメニューを制覇する勢いの高2の薫子を常連客として覚え、凛太郎の顔を見て店を飛び出した彼女を味で振り向かせようと対抗心を燃やす[注釈 1]。薫子と親しくなった凛太郎には、千鳥の生徒と知った後も一度も態度を変えなかったことを指摘し、次第に凛太郎が勉強を諦めずに赤点を回避したこと、自宅でクラスメイトと親しくする様子には成長を感じて涙を流しそうになる。薫子の誕生日プレゼントに悩む凛太郎が他店のケーキの話題を出した時には、自作のケーキを勧める。
- 凛太郎が突然金髪をやめた時、薫子との交際を知らされる。彼女として自宅に呼んだ際には、彼の好きな部分を「誰に対しても誠実で優しいところ」と聞き、愛称として「かおちゃん」と呼ぶ。
- 高3の薫子が産婦人科医を目指すための猛勉強ぶりを聞き、凛太郎には最低限の気遣いのために連絡を促す。この頃には「Patisserie Noisette」のケーキを何度も持ち帰っていたために、圭一郎のケーキの味に凛太郎が「飽きた」と思い込んでしまう。
- 紬 颯太郎(つむぎ そうたろう)
- 紬家の長男で、凛太郎より3歳年上である。彼が小学生の時の数少ない遊び相手であり、キャッチボールやゲームの相手になる。誕生日は12月26日で、圭一郎のように何故か自宅の階段で寝込むことがある。好きなことに一直線で、高校生までは遅刻が多かった。美容師になり、金髪の凛太郎が長髪気味だった時には短髪にして気に入られる。
- 「お客さんを絶対笑顔で帰せる美容師」を仕事の矜持としており、朝と営業後の自主練に相当打ち込んでいたが、休みを与えられて実家に帰り、金髪をやめた凛太郎と再会する。杏子から薫子との交際を知り驚愕していたが、かつてのようにホラー映画を観ている時には雰囲気が柔らかくなったことを感じる。また、圭一郎には高校時代以来のケーキ作りを手伝わされたが、仕事について凛太郎に心配されていることを知らされる。美容室での失敗が積み重なり、自身の仕事への意志が簡単に揺らぎ悩んでいたが、その悩みこそが「仕事に真剣に向き合っている証拠」として馬鹿にせず向き合うよう諭される。
- 高校時代に彼女が居たためか、薫子の詳細を少しも語らない凛太郎にやきもちを妬いていた(パフェを嗜む写真を不注意で見たことはあった)が、初詣に薫子が来ていると予想して会う気満々で行き、念願の初対面が叶う。凛太郎が怒りそうな話は伏せたが、薫子との出会いを嬉しく思っていた。
- 高3の薫子の誕生日には凛太郎からプレゼントを聞かれ、バスボムに決める。その頃には進路を決められない彼を心配していたが、回転寿司の場で就職の意向を表明され、安堵する。
- 圭一郎の伯父
- ケーキ店「プレジール」の店主で、高2の圭一郎がケーキを作る切っ掛けになる。杏子が味見を始めてから腕の上達を理解する一方で、あまり感情を出さない様子などを見て、美味しいケーキを作るために「人と関わること」を勧める。
和栗家
[編集]- 和栗 遥介(わぐり ようすけ)
- 薫子と洸介の父で、四角い眼鏡を掛ける。普段から仕事で、夜の帰宅が遅い。
- 凛太郎とは、楓子が倒れた時のお見舞いで初対面となる。和栗家でのたこ焼きパーティー中での買い出しで、薫子が高1の時(中3の時以来)に倒れた際に凛太郎の実家のケーキ店を知り、その時に彼に励まされて持ち帰ったケーキを嬉しそうに食べたことを教える。
- 中学時代の薫子が突如として桔梗女子を受験したい決意や、たとえ合格しても特待生でなければ進学しない意向を汲んでおり、厳しい道を自力で切り拓く姿に呆気に取られることもあった。高3の薫子が6年制の医学部を志望し、親に迷惑を掛けることを相談された時、その覚悟を受け入れ承諾する。
- 和栗 楓子(わぐり ふうこ)
- 薫子と洸介の母で、誕生日は11月22日である。昴には「おばさま」と慕われ、薫子と昴には肉巻きおにぎりをよく振る舞う。若かりし日はロングヘアーで、その後はショートボブにしている。
- 高2の薫子に彼氏が居ることを洸介から聞き、凛太郎にケーキのお礼をするためご飯をご馳走する。凛太郎には彼氏として挨拶され、自作のケーキに気持ちが籠っていることを認める。
- 体が弱く病気がちで度々倒れており、家族に心配されている。高3になった薫子らの花見が自身が倒れて中止になり、退院後には和栗家でのたこ焼きパーティーを主催する。薫子の18歳の誕生日には、彼女の日頃の労いを込めて凛太郎を部屋にまで案内する。
- 和栗 洸介(わぐり こうすけ)
- 薫子の3歳年下の弟で、好奇心旺盛な性格である。昴を「昴姉ちゃん」と慕う[注釈 11]。幼少期から薫子とお菓子の取り合いがあった時の絶望的な顔や、何かあった時に平気なふりをした怖い顔を知る。
- 高2の凛太郎が薫子の誕生日に渡したケーキを気に入り、勝手に半分も平らげる。中2の夏の部活帰りには2人のデートを目撃し、薫子の制止を振り切り暴走してしまう。楓子に彼氏の存在を勝手に報告し、さらに詳細を知るために凛太郎に声を掛け、和栗家での食事に招きつつ楓子に挨拶する流れを作る。食事中でも薫子を赤面させたが、その後は凛太郎にゲームで遊んでもらっていた。
- 普段は薫子を「口うるさい」「怒ると怖い」と思っているが、楓子の入院で自身が不安になっても笑顔を絶やさず、逆に当たってしまう自分自身を情け無く思っていた。しかし、凛太郎のお陰で普段見られない薫子の赤面や慌てた様子が見られたため、弱い部分を見せられる大切な人になるようお願いした。
- バスケットボール部に所属しており、中3にはスタメンになっている。
宇佐美家
[編集]- 宇佐美家の父
- 翔平と性格がそっくりで、顎に髭を蓄える。家ではビールをよく嗜んでおり、翔平のテストの成績が悪くても心配していない。
- 宇佐美家の母
- 短髪で、双子の空と舞を「チビ」と呼ぶ。実家での勉強会では、翔平から進路の話が出ていたか気にしていた。
- 心配性で、翔平のテストの成績がいつも気掛かりだが、旦那を信用している。
- 宇佐美 空(うさみ そら)
- 翔平と年の離れた弟で、舞とは双子である。凛太郎のことは金髪の時から面識があり、舞からはゲーム機を横取りすることがある。
- 勉強会に来た絢斗とまどかには、ゲームで遊んでもらっていた。
- 宇佐美 舞(うさみ まい)
- 翔平と年の離れた妹で、恋バナに興味がある。髪は肩から下まで伸ばしており、額の上をヘアクリップで留めている。空との兄妹喧嘩では、思わず玩具を投げ付けることがある。
- 勉強会に来た薫子の髪のウェーブを真似したいと思っており、宿題を教えてもらっていた。
依田家
[編集]- 依田家の父
- メガネを掛けている。
- 依田家の母
- 警察官を退職した省吾を宥める。
- 依田 省吾(よりた しょうご)
- 長男で、左目下のほくろが特徴。絢斗とは14歳も離れており[注釈 15]、幼少期の絢斗にとって正義感の強い人物である。絢斗が友達をいじめた小5の5人と喧嘩をした時には、喧嘩ではなく「人との向き合い方を増やすこと(対話)」を教えたが、正義感のために喧嘩っ早い性分が変わらないことは薄々感じていた。
- 高1の時にある女子高生が不良グループに囲まれている様子を目撃し、助けようと正当防衛を理由に反撃を試みるが、居合わせた警察官に止められる。
- その一件を切っ掛けに警察官になったが、職務に心が折れて突然退職してしまう。職務中の現場で目を輝かせていた絢斗に「情けないところを見せた」と涙ながらに親に打ち明けていたが、進路で悩む高2の絢斗には退職を後悔していないことを告げる。
- 2010年より前の千鳥の卒業生で、桔梗女子と不仲ではなかった時代を知る。
- 依田 律樹(よりた りつき)
- 次男で、幼少期は斗真と喧嘩になりやすかった。
- 依田 斗真(よりた とうま)
- 三男で、メガネを掛けている。
夏沢家
[編集]- 夏沢家の母
- 楕円形の眼鏡にピアスで、髪をバンスクリップで束ねている。三者面談で高3の朔が適当に大学を選び、慎との個人面談で偏差値が視野に入っていない様子を聞いて「放任すぎた」と評し、鼻持ちならず家で話し合うことにしたが、校内での本当の評判を知らされる。
- 夏沢家の姉[注釈 9]
- 朔と澪の姉。作中では高2の朔の誕生日会を前に通信アプリのメッセージで存在が言及されているが、詳細は不明。
- 夏沢 澪(なつさわ みお)
- 朔の3歳年下の妹で、誕生日は2月11日である。ショートヘアの明るい性格で、きなこの散歩によく行っている。
- 昔から朔について「友達をなかなか作れない」と思っており、高1の凛太郎らを自宅に勉強会で呼んだ時のように交友関係を根掘り葉掘り聞く癖がある。時に胸ぐらを掴まれる朔は、説明を毎回面倒に感じている。
- 高2の朔の誕生日会に薫子と昴が加わった時も同様だった(桔梗女子に関する情報は流石に伏せた)が、2人と仲良くなろうとしており、彼女ができることを期待している[注釈 16]。
- きなこ
- 飼い犬のゴールデン・レトリバーで、澪とよく散歩に行く。
千鳥高校
[編集]凛太郎らのクラスメイト
[編集]教員
[編集]- 塚田 慎(つかだ まこと)[注釈 18]
- 声 - 小林親弘
- 凛太郎らの代で2年1組→3年1組の担任で、数学を担当する。30代後半で、愛称は「塚っちゃん」である。普段からスーツ姿で、黒縁の四角い眼鏡を掛ける。親が教育熱心で、成績は決して良い方ではなかったが、人に教えることを得意に感じて教師になる。ただ、教師が将来の夢ではなかったため、当初は職務にため息を吐いていた。
- 校内が生徒同士の喧嘩で荒れていた頃から千鳥の教師で、授業が進まず自ら止めに入ることもあった。直接の当事者ではないが、2011年の傷害事件を知る。
- 教室では気前の良い人気者であり、生徒がスポーツ大会(スポ大)で好成績を収めた場合には景品を用意している。赤点を取った生徒には補習を受けさせている(時期によっては夏休みの返上もある)が、その常連である高2の凛太郎と翔平が回避したことには驚きが隠せなかった。
- 「生徒の成長を見届けること」を、教員を続ける原動力とする。三者面談で、高3の凛太郎について周囲と関わりを持たない印象を持っていたが、高2からは何か(実際は薫子との交流)が切っ掛けで良い印象に変わったことを心に留めていた。夏休み中には、突然職員室を訪れた凛太郎の正式な進路の決定を祝する。また、勉強する様子無しに普段から試験で満点を取る朔には、クラスでの評判から「人に何かを教える仕事」への適性を告げる[注釈 19]。
- その夏休み明けには、凛太郎らによってお忍びと化していた桔梗女子との関係を公表される。薫子の身が気掛かりな彼らに助けを嘆願され、翌日には特に面識の無かった菖蒲に彼らとの話し合いを申し込む。丁重にお断りを表明した菖蒲に、一連の言動に「怒りを覚える気にならない姿勢」を同じ教師として示し、花韮公園を巡回していた目的を認める。一方で、トラブルを起こさないようにお互いに距離を取る「歪な関係」に向き合わない「昨日まで」の自分を情け無く感じ、大人が是正すべき両校の摩擦が続く現状を憂いていたため、凛太郎らの言動に「全責任を負う覚悟」を示し、ついに承諾される。
- 桔梗女子での話し合いでは、彼らの引率になる。
- 千草 実和(ちぐさ みわ)
- 声 - 瀬戸麻沙美
- 茶髪のショートウルフ(時に一つ結び)が特徴で、職員室ではコーヒーをよく淹れる。凛太郎らが高3の時には3年2組の担任で、現代文を担当する。授業中に薫子に関する考え事でよそ見をしがちな凛太郎や居眠り中の翔平をよく注意しており、不意打ちで距離を詰める場合もある。
- 気が強い元気な性格でありながら落ち込みやすい。凛太郎が金髪をやめた時には、恋人(薫子)の存在を薄々感じ取っていた。
- 担当する3年2組の生徒から「実和ちゃん」と呼ばれ、非常に慕われている。その時のスポーツ大会(スポ大)では3年1組のような景品の有無を生徒に突っ込まれ、2連覇の暁に「授業を潰してピザパーティーをする」と出費を考えずに豪語してしまったが、大会に熱心な生徒の本気を見届ける。夏休み中は、2学期に向けた準備の多さに歳を感じる。
桔梗女子高校
[編集]アニメでは、登場人物の出番や台詞が減る傾向にある。生徒は菖蒲が担任を務める傾向が多い。
薫子と昴のクラスメイト
[編集]- 沢渡 亜由美(さわたり あゆみ)
- 声 - 水野朔
- ストレートのロングヘアーと奥二重が特徴で、幼少期はツインテールにしていた。誕生日は3月25日で、設定では兄と姉がいる。愛称は「あゆ」で、まどかのことは中学時代から知る。薫子と昴にはよく勉強を教えてもらう関係で、高1では特待生として浮いた印象があった薫子と親しくなろうと自ら声を掛けた。高2の夏休みは家庭教師を付けられる。
- 千鳥の生徒を「放課後に遊んでばかり」だと思い、将来を考えているか疑問視していた。また、校門で凛太郎を出待ちする薫子を「ばかが移る」と注意して連れ戻し、翔平を睨んでいる。
- 千紗が誘ったコンサートの帰りに凛太郎と薫子のデートを目撃し、桔梗女子が嫌う千鳥との交流が気に入らず、嫌な顔をしてしまう。翌日には千鳥に対する誤解を解きたい昴から顔合わせを提案され、2人と気まずくなりたくない思いで参加を率先して表明するが、行きたくない気持ちが非常に強かった。幼少期から家族の中で勉強も習い事も上手くいかず、桔梗女子で成績不振になった強い劣等感で現実に目を背けるようになり、千鳥を卑下して安心する卑屈な考えが根付いたことが原因である。
- 当日は終始暗い顔のまま渋々参加するが、彼らが評判通りではなかった現実[注釈 20]とあまりの乖離を突き付けられために長年の価値観やプライドが崩壊し、自棄になる。まどかに続いて謝罪する機会を逃し、薫子と昴の気持ちを踏み躙った自覚をしながらも苦痛に感じた本心を吐露し、皆をドン引きさせて歓談から抜け出す。
- 心配して追い掛けた凛太郎には「だめで姑息で嫌な人間」として自嘲気味に抜け出した理由を話すが、参加を表明した経緯を薫子から聞いており、友達を大切にする人の良さに気付かれる。また、薫子には成績の良さに嫉妬していながらも努力を認めていたことを明かすが、高校に行きたくなかった時期に「皆と仲良くする切っ掛けを作った優しい友人」として励まされ、皆の「人と人との繋ぎ役」という評価を初めて知り、涙ながらに我に返る。
- 自身の性格が災いして謝罪の言葉を躊躇していたが、カフェの続きとして予定に無かった焼肉には帰らず参加し、一連の言動をようやく謝罪する。朔からは「他人を知って自分が嫌になる気持ち」や「人と人を自然に繋ぐ上手さ」を理解され、千鳥への認識を改める。最終的に参加した甲斐を感じ、嫌になった自分が皆に励まされた恩を忘れないよう肝に銘じる。
- 凛太郎と薫子を何処か「似た物同士」に感じ、顔合わせの翌日には2人の交際を受け入れる。また、恋バナに多少興味があるためか、薫子をつい赤面させてしまうことがある。
- 高3には、もう1つレベルの高い大学を志望していることを明かす。薫子への事情聴取では、顔合わせで励まされた恩返しや、友達としていたい不退転の決意や後悔したくない思いで彼女の味方になる。千鳥との関わりを菖蒲に公表し、凛太郎らを「友達」と宣言する。
- 柚原 まどか(ゆずはら まどか)
- 声 - 土屋李央
- 黒縁の四角い眼鏡と、2つに分けた三つ編み(本来はセミロング)が特徴の桔梗女子のムードメーカー。丸い眼鏡や、三つ編みを1つに結んだ姿も見られる。誕生日は6月11日で、設定では兄がいる。社交的かつ好奇心旺盛な明るい性格で足が速く、公園の遊具やゲームセンターで遊ぶことを好む。薫子や昴とよく勉強する仲だが、難しいことを考えたくないため、試験前に勉強せずゲームをする場合もあり、学内で成績が悪い(特に古典を苦手にしている)自覚がある。恋バナに興味津々で毎回声が大きく、朔が「翔平が二人になったみたいだ」と漏らしてしまう程で、校内では「コミュ力のバケモノ」とも呼ばれる。
- 薫子のように千鳥の評判を少しも気にしない人物で、普通に交流したい気持ちが強い。凛太郎と薫子のデートを目撃した高2では唯一嫌な顔をせず、寧ろ好意的な表情を見せていた。その翌日には、桔梗女子が一方的に敵意を剥き出しにする態度や偏見が鼻に付いていたことを明かし、千紗の偏見を論破する。また、亜由美らの嫌な顔が失礼だと感じ、2人の関係に興味津々だったため、昴の顔合わせの提案に対し参加を即決で表明する。
- 当日は3人が嫌な顔をしたことを率先して謝罪し、千紗とすずかにも促す。千鳥の文化祭の映像欲しさに翔平と連絡先を交換し、6人のグループトークに加わる。ゲームセンターなどで皆が楽しそうにしている様子に、学校同士の溝を理由に気を使わなくなることを強く望む。その年の終わりには期末試験の慰労会(カラオケ)を主催し、繁忙期の凛太郎のケーキ店を手伝う。
- 年越し後に昴が異性の朔と勉強会や模試のために一対一で出掛けた進歩に驚きが隠せなかったが、彼について当たり障りなく「嬉しい」「安心する」と度々発言する「異性に特別な感情が無い様子」に違和感を感じるようになり、高3の夏の海(初の参加)では的中する。薫子の昴に対する単刀直入な質問には呆気に取られたが、自身も「昴が朔を特別扱いして気持ちが浮ついた様子」に気付いていたため、後にその趣旨を聞く。
- 夏休みの終わりには、花韮公園を自身が教えたために凛太郎と薫子の交際が居合わせた菖蒲に知られ、序でにお忍びと化した関係も何とかしたい心境を皆に表明する。翌日の薫子への事情聴取には昴と共に先陣を切って入り、菖蒲に「自身も退学の対象かどうか」を問い、彼らを知ろうともせずに極端に嫌う態度と現実との大きな乖離に強い不満を表明する。彼女への仕打ちには誰よりも激しく抗議し、事情聴取を終了に追い込む。
- 将来何がしたいかは未定だが、高3には大学に進学してから探すことを表明している。
- 源 千紗(みなもと ちさ)
- 声 - 橘茉莉花
- ショートボブが特徴。誕生日は1月14日で、設定では妹がいる。高2の夏休みは家庭教師を付けられ、ほぼ毎日勉強漬けになる。
- 千鳥の生徒に対する偏見が強いために「将来のことを考えていない」と冷ややかだが、テーマパークに行ったことが無い(設定ではその後行った)ためか、ゲームセンターに集団で出入りする様子を目撃して何処か楽しそうに感じる。一方で、亜由美らをコンサートに誘った帰りに目撃した凛太郎と薫子のデートには、苦虫を潰したような顔をする。
- 校門での一件で、千鳥を人一倍嫌っていた昴が亜由美とすずかに凄い剣幕で詰め寄っている様子を目撃していたが、一転して彼らと友達になっている現実や顔合わせの提案に困惑し、否定的な発言までしていたものの、まどかには偏見が「イメージだけ」だと論破されてしまった。渋々参加を表明した顔合わせの当日は気が重かったものの、皆と打ち解ける。
- 恋バナによく参加しており、年越し後にはクリスマスに薫子が凛太郎に何をしたか的中させてしまう。
- 将来はチェリストになるため、高3には音楽大学を志望していることを明かす。昔から目標を変えておらず、その熱意は学校を休んでコンクールに行く程である。
- 薫子への事情聴取では、彼女の味方として亜由美に続く。
- 浅倉 すずか(あさくら すずか)
- 声 - 下地紫野
- ツインテールが特徴。誕生日は6月25日で、設定では一人娘である。千鳥の生徒について「髪を染めている人が多い」という印象を抱く。校門で凛太郎を出待ちする薫子を亜由美と共に連れ戻しており、翔平の手を本気で振り払っていた[注釈 21]。
- 高2の夏の勉強合宿では疲労困憊で、恋バナによく参加している身として薫子に「彼氏が欲しい」と漏らし、共感される。しかしながら、凛太郎とのデートを目撃した時には校門で彼の顔を覚えていたために、交際している理由が理解できず拒否感を示す。
- 勉強ができる薫子と昴を有望視しており、翌日には2人が千鳥と交流している様子に「メリットが無い」として否定的な意見を並べ、まどかが嫌な顔を一切しなかったことに困惑する。渋々参加した顔合わせでは亜由美と共に翔平に顔を覚えられていた(昴からは事前に参加を聞かされていた)ため、当時の一件を根に持っている可能性が頭を過ったが、逆に謝罪されて皆と打ち解ける。
- 将来は美術学部の油絵学科を志望していたが、高3では画家になっている自分が想像できず、有名な建築を見ることが好きだったため、建築学科に変える。
- 薫子への事情聴取では、顔合わせを昴が主催した真意をようやく理解し、彼女の味方になる。
その他の生徒
[編集]- 河原(かわはら)
- ショートヘアの生徒で、2011年に所属していた。
- 松笠(まつかさ)
- 2011年の3年A組に所属していた生徒で、ロングヘアをハーフアップにしている。父が厳しく、家庭が好きではなかった。高1から菖蒲の教え子で、授業で緊張しいが治らない彼女について知ろうと、親しげに話し掛ける。
- 校内では友達が多く、成績も優秀な模範的な生徒で、後の薫子と似通った人物である。千鳥の生徒をあまりよく思っていなかったものの、相手を理解をしたい気持ちもあった。千鳥に所属する自身の好きな人に話し掛け、高3の夏に誘われた花韮花火大会のデートの予定を楽しそうに菖蒲に話していたが、当日の8月31日に転落事故に遭う。
- みく
- 薫子らの同級生で、右耳を出すアシメショートが特徴。夏の勉強合宿で、誕生日の薫子の思い出作りに行きたい場所を聞かれ、何故か憧れとして「彼氏が欲しい」と公言した。
- アニメでは、勉強合宿の様子が13話のエンディングのイラストで紹介された程度のため、未登場である。
教員
[編集]- 山吹 久継(やまぶき ひさつぐ)
- 白髪の年配の男性で、校長を務める。薫子への事情聴取では、教え子の抗議で血が上る菖蒲を退席させ、話し合いを打ち切る。
- 菖蒲の申し出で、千鳥との話し合いに自らも同席する。両校の距離について現状通りにしたい意向を伝達し、絢斗の提案で千鳥の生徒としての話し合いを続けるが、凛太郎の話に思わず共感する。
- 学年主任
- 両耳にイヤリングをした短髪の女性。頭脳明晰で人望の厚い薫子を特待生に相応しい生徒と認める。薫子への事情聴取では、千鳥の生徒である凛太郎と家族ぐるみの付き合いを聞き入れながらも、これまでの注意喚起が聞かれていない様子を残念がる。
- その後、2011年8月31日の傷害事件の存在を公表する。
- 教務主任
- 年配の男性。薫子への事情聴取では、千鳥の生徒である凛太郎との交際を続ける気かどうか、学年主任の意見を聞いた上で問う。
- 土岐 菖蒲(とき あやめ)
- 現代文を担当する教師で、薫子らの代では2年A組→3年A組の担任を務める。右目下の泣きぼくろや下げ気味のショートボブ(20代では耳出し)が特徴で、幼少期はセミロングやツインテールにしていた。普段はスーツに祖父の形見のループタイを身に付ける。生徒指導も務める教師として桔梗女子の伝統や品格を重んじており、時に身嗜みや学業の進捗に釘を刺す。
- 幼少期から祖父母に可愛がられる。当時から人前に出ることが苦手で、緊張しいを抑えるために怖い顔が出やすくなっていた。12歳の時に最愛の祖父の他界を深く悲しむが、葬儀の参列者が生前に教師をしていた時の教え子であったため、誰かの人生を支えるために自身も教師を目指す。
- 2011年には28歳で、桔梗女子の教員になっていたが、聡明な生徒を育てたい気持ちとは裏腹に幼少期から続く癖が治らず、圧が強いために新入生に怖がられていた。生徒とのコミュニケーションには難があり、不器用な自覚があったが、それでも人柄について興味津々の教え子の松笠からは「菖蒲ちゃん」と慕われる。
- 千鳥については自身にも絡む生徒が所属していたため、当時からあまりよく思っていなかった。松笠の好きな人が千鳥の生徒であっても、花韮花火大会でのデートを楽しみに話す姿や、受験生の身でも思い出作りをしてほしかったために注意喚起に留めていたが、それも空しく彼女が巻き込まれた傷害事件の一報を2学期早々に木村から知らされる。その一件を機に生徒よりも人一倍偏見が強くなり[注釈 22]、全校集会や教室では時折「カーテンの向こう側」と称し、交流しないよう訓示する。
- 2022年の夏には、千鳥の校門の前(日陰)に座り込む姿をたまたま目撃した高3の凛太郎を「柄の悪い人物」として顔を覚える。毎年8月31日に巡回していた花韮公園では薫子とのデートを発見し、桔梗女子の邪魔者として彼を悍ましい形相で排除する。
- 内心は腸が煮えくり返っており、薫子が彼と知り合った経緯などを顧慮する気は微塵も無かった。翌日には校長室での事情聴取で、凛太郎との交際を続ける気の彼女を「桔梗女子に相応しくない不届き者」と見做したためか、腹癒せに自校から排除しようと情け容赦無く退学を促す提案をするが、彼に強気に「大切な教え子」と表明した側とは思えない真逆の主張(悪手かつ彼女への否定)であり、酷な仕打ちに他の教員から懸念を示される。さらには薫子を助けたい教え子の反発まで招き、千鳥との関係を次々に公表される。自身の持論と現実との大きな乖離を訴える趣旨の発言や抗議を立て続けに受け、ついに校長からは「彼女らも自分自身も傷付ける」として退席を命じられる。長年の持論も偏見も教え子に通用しなくなり、やり場の無い混沌とした感情に襲われる。
- 凛太郎らに桔梗女子との交友関係を知らされた慎に話し合いを申し込まれ、強く糾弾されても教師として対応する覚悟をしていたが、批判的な発言(恐らく凛太郎への態度に対する抗議)が少しも見られず、自身の教え子について眩しそうに話す様子に拍子抜けしてしまう。両校の摩擦に大人が向き合わなかった責任の話や、凛太郎らの言動に責任を持つ覚悟を示され、一度お断りを表明した彼らとの話し合いの機会を承諾し、当日は久継と同席する。
- アニメでは、高2の薫子らの前で千鳥について訓示する場面が描かれず、未登場である。
- 木村(きむら)
- 四角い眼鏡の年配の教員で、数学を担当する[注釈 23]。高2の薫子が図書館に持ち込んでいたノートには、似顔絵を落書きされていた。菖蒲が千鳥を目の敵にする菖蒲の発言をあまり良く思っていない。
- 2011年の地点ではセミロングで、菖蒲を「生徒想いの教師」と評価する。千鳥で授業がまともにできていない噂を聞き、年々評判が悪くなる様子を見て菖蒲に「徹底的に距離を置くべき」だと漏らす。
- 花韮公園での事件では、松笠の母から来た連絡を菖蒲に伝え、木苺病院に向かわせる。
生徒及び教員の関係者
[編集]土岐家
[編集]- 菖蒲の祖父
- 普段から四角い眼鏡を掛け、ループタイを身に付ける。幼少期の菖蒲を大変可愛がっており、花を育てる大切さを教える。
- 故人で、菖蒲が12歳の時に他界した。生前はかつての生徒に慕われていた教師で、ループタイは形見として菖蒲に継承される。
- 菖蒲の祖母
- 作中では写真のみの登場に留まっており、菖蒲の幼少期の地点で故人と思われる。
松笠家
[編集]- 松笠家の父
- 家庭では娘に厳しい。
- 松笠家の母
- 花韮公園で娘が負傷した時、菖蒲を木苺病院に向かわせるよう木村に連絡する。
Patisserie Plain の店員
[編集]- 井口(いぐち)
- 高校の時に好きな女性に5回も告白して振られた男性で、当時はパティシエを目指していなかった。話が長い。
- 柏木(かしわぎ)
- 一流のパティシエを目指し、彼女との結婚資金を稼ぐために働いている男性。高3の凛太郎が「Patisserie Noisette」で修行を始めたため、店として対抗意識を持つ。
- 斉藤(さいとう)
- 推しのライブツアーのグッズ代を稼ぎたい女性。凛太郎には、クリスマスにお手伝いの人員を確保し、従業員に毎回断られていたサンタクロースの帽子をダメ元で被ってもらい感謝していた。
- 関(せき)
- 店内で新人の男性。仕事で落ち込んだ時に乗り越えられる方法を模索している。
- 真山(まやま)
- ショートヘアの女性。色っぽく見られている。凛太郎の修行の件には驚きが隠せなかった。
Patisserie Noisette の店員と常連客
[編集]- リュカ・ドゥラン
- フランス出身の店主で、ケーキ作りを楽しむ明るい性格である。国際コンクールで金賞を受賞した経験があり、職人としてはスタッフが作ったケーキを納得できるまで、時に何回もやり直しをさせる程厳しい。定休日には試作品の製作に打ち込む。
- 忙しい時でも気になる客と会話をしたがる癖があり、ケーキの味で悔しそうな表情をしている高2の凛太郎に話し掛ける。パティシエになろうと思った深い理由が無いことを明かし、彼にはケーキ作りでの悔しさを忘れないよう助言した。
- 夏休み中の高3の凛太郎にスタッフが気付き、再び話し掛ける。店では求人を出していなかったが、咄嗟に修行を申し込まれ、彼が本気かどうかを図るために質問する。指導が厳しいことを予め通告したが、自身の質問への答えや彼の肝が据わった姿勢を見て、かつてと同じ金賞を取るように命じる。また、彼が店に相応しい人物かスタッフに判断させるため、独断で2週間の試用期間(定休日ごとにシフトを連絡する方式)で夏休み中の彼を働かせ、最終的にチーフの判断を汲んで認める。高卒となる彼の採用は異例で、飛び入りを嫌がるスタッフが居ても彼の印象に心が躍った。
- 凛太郎が実家で働いていることや「Patisserie Plain」の存在は知っており、彼の件で紬家に挨拶する。技量で2人を越えようとした宣言や、採用を決めた経緯を明かし、序でに圭一郎とケーキについて2時間近くも語る。
- 日本で開店した動機は客の反応が気になり、感情や直感に任せたためで深い理由が無いが、日本の文化が好きな影響や母方の祖母が日本人で言葉を教えてもらった事情もある。
- 凛太郎が金髪とピアスの姿になる切っ掛けになった人物で、自身は店でピアスを外し忘れることがある。
- チーフ
- 指導に厳しい男性の店員で、忙しい時でも気になる客と話をしたがるリュカには、厨房を抜けてほしくない気持ちが強い。
- ケーキ作りを始めて1年の凛太郎が、厨房の回し方を2週間の試用期間で理解している様子に、店の基準に合わせて行動する「何らかの技量を英才教育として叩き込まれた可能性」に舌を巻き、最終的に採用を決める。
- 今野(こんの)
- 女性のスタッフで、時間の流れを早く感じている。
- 尾崎(おざき)
- 店の常連客で、ウェーブを掛けたポニーテールの女性。働き盛りだが、6歳の息子のために予約の誕生日ケーキを買いに来ていた。
食事処 すずめ の店員
[編集]- 茂(しげる)
- 店主で、美代子には頭が上がらない。「桑さん」とも呼ばれる。
- 美代子(みよこ)
- 気前が良いおばちゃんで、薫子を店の看板娘として慕っている。凛太郎が薫子と知り合った経緯などを聞き、良い人だと確信する。
皐月とその友人
[編集]- 菜畑 皐月(なばた さつき)
- 中3の1学期に凛太郎の隣だった女子。
- 中学時代は黒髪のショートヘアに丸眼鏡で、当時から金髪だった(周囲から「グレた」と思われていた)凛太郎と関わることが無いと思っていたが、掃除当番の時に穏やかに話して柔らかく笑う姿が忘れられなくなっていた。凛太郎からは、見た目が怖いために「人前で関わらない方がよいこと」を直接知らされ、朝の挨拶をする勇気こそ無かったが、優しい人であることを知ったために、彼について知りたい気持ちや、密かに抱いていた好意が抑えられなくなる。
- 受験勉強のために大切にしていた自習ノートを見つけてもらった時には、在校生が卒業式の片付けで来てしまい、負い目を感じて礼を言う機会を逃す。気持ちを伝えられずに切歯扼腕し、ノートを捨てられないまま時が流れていた。
- 高校からは変わりたい一心で眼鏡を外し、髪を染めて若干外ハネ気味にする。冬が近付くある日、自身についてうろ覚えの凛太郎と紅が丘駅で偶然再会する。一連の経緯を恋バナとして蘭と飛鳥に話すうちに、蘭の一言で未練が残ったままにできなくなり、聞きそびれた連絡先を交換できる可能性に縋り再び駅に行ったものの、薫子と歩いている姿を目撃してしまう。近付きにくかった凛太郎を笑顔にしている様子を見て、交際中である(出る幕が無くなった)ことや自身の失恋を確信する。お互いに面識の無い薫子を「笑顔の可愛い素敵な子」と認め、未練が無くなり晴れやかな気持ちになる。
- 飛鳥と蘭とは、通信アプリのグループ「焼肉食べたい(後ろにパンダの絵文字付き)」で連絡をやり取りする。
- 飛鳥(あすか)
- 団子のように束ねた髪と揃えた前髪が特徴で、涙脆い。
- 蘭(らん)
- 長髪にウェーブを掛けたギャルで、飛鳥と一緒に居ることが多い。
その他
[編集]- 不良[注釈 24]
- 声 - 堂島颯人、町本成史
- 凛太郎に御用の2人組の男。1人は刈り上げを入れた茶髪で、もう1人はアッシュグレーの髪色にマッシュヘアである。ストーカー気質で、女性を我が物顔で連れ回そうとすることがある。強気な言動の割には陰に隠れることもある臆病者で、凛太郎に関するありもしない噂を流す。先輩らしき取り巻き5人を加えてグループと化すこともあり、他人に危害を加えることも厭わない。凛太郎らより年上と思われるが、経歴や名前等は全員不詳である。
- 後輩が凛太郎に浮気を原因とする口論で世話になった(実際には風貌に怖気付いて逃走した)ために、朔・翔平・絢斗に因縁を付けていたが、凛太郎を前に逃走する。別の日には凛太郎と話をした直後の薫子の腕を掴み、噂を吹き込み抵抗しているところを殴りかかったが、凛太郎が庇い再び逃走する。
- それでも性懲りも無く取り巻き(声 - 野田航弥、光部樹)を5人も加えた日には、1人が昴の髪を掴む卑劣さまで見せ付けたが、凛太郎を尾行していた彼らが代わりに相手になる。最終的に、朔の嫌味に逆上して凛太郎の怪我の原因を「女(薫子)を庇って血まみれになった」とご丁寧に暴露し、挙句に「ダサい」と扱き下ろして絢斗の逆鱗に触れ、一網打尽にされる。
- 美佳(みか)
- 声 - ラマルファミッシェル立山
- 凛太郎と薫子の水族館デートの最中に、迷子になった三つ編みの幼稚園児。凛太郎を「りんちゃん」と呼び、話しで「梅組のだいきくんとデートを希望していること」などを打ち明ける。薫子の尽力で両親(声 - 近衛秀馬、千葉彩子)と再会し、別れ際に2人が「お似合い」と凛太郎にこっそり告げる。
- 「だいきくんの笑顔を見ると嬉しくなること」を聞いた凛太郎は、薫子への恋愛感情に気付かされる。
- ゆうすけ[注釈 25]
- 声 - 小柳日菜
- 凛太郎が昴に連れられた喫茶店に母親(声 - 村井美里)と出入りしていた少年。玩具を拾ってもらい、昴の銀髪を褒める。榛公園では昴と話し中の凛太郎にサッカーボールをぶつけてしまったが、2人を「仲良しなお友達」だと思う。
- 飛鷹 怜央(ひだか れお)
- 朔の中3のクラスメイトで、四角い眼鏡に口元のほくろが特徴。勉強好きであり、幼少期は勉強を通して自身が成長していることが楽しかったが、次第に「人の期待に応えるだけの義務」と感じてしまう。
- 中学受験の失敗が原因で他人に失望されることが怖くなっていたが、中3の時はクラスメイトの朔に試験のライバルとして勝負を挑む。以降は時に勉強を教え合う関係になり、周りに勉強を教えることもあった。好成績が原因で周囲に疎ましく思われていた朔の「成績に拘らない姿勢」に憧れ、昔のように勉強に打ち込める時間が唯一楽しく思えていた。
- 母の期待に応えるために1位に拘るも、朔に勝てず万年2位が続く。志望校である小手鞠高校の共通テストでは結果がC判定(これまではB判定以上)と振るわず、さらには朔に勉強好きの姿勢を否定されてしまい、受験に失敗したトラウマや成績が低下したストレスを嫌味として沢山ぶつけ、口を利かなくなる。しかしながら、自身の発言で朔を遠ざけた罪悪感を抱えていた。
- 朔と袂を分かち小手鞠に通っていたが、高2の冬にT大学の模試に来ていた朔と思いがけず再会する。初日は話をしたがらなかったが、2日目には朔と一緒に居た昴に居場所を聞き、この時に「誠実に向き合ってくれる人」として話を勧められる。最終的に関係を壊したことを涙ながらに謝罪し、和解する。朔がT大学に進学した場合には再びライバルになることを申し込み、昴には感謝の意を彼を通じて伝えた。
- 将来は教師になるためにT大学の教育学部を志望し、高3の夏休みには朔との勉強を再開する。彼を誘った全国模試の会場では、偶然会った昴に当時のお礼をし、薫子と初対面を果たす。
- 田丸(たまる)
- 圭一郎らが所属していた高校の家庭科部の顧問で、彼には家庭科室の鍵を掛けないよう指導した。
- 秦 智子(はた ともこ)[注釈 26]
- 杏子の高校時代の友達で、ロングヘアーが特徴である。出席番号が近いことで仲良くなり、ある日には圭一郎から伝言を頼まれる。
- 結婚後の苗字は「杉村」で、ショートボブになる。杏子とは大人になっても交流があり、金髪の姿に驚きが隠せなくなっていた。
用語
[編集]- 教育機関
- 千鳥高校(ちどりこうこう)
- 凛太郎らが通う、馬鹿が集まる底辺男子校で、正式な表記は「都立千鳥高等学校」である。
- 高校でありながら中学の参考書も使用しており、テストで30点未満の赤点を取ると学内のスポーツ大会の参加資格を失う(補習の結果次第では参加が認められる)。2年から3年に進級する場合のクラス替えは行われない。
- 省吾が所属していた2010年以前は桔梗女子と不仲ではなかったが、2011年頃の校内は生徒同士の喧嘩で授業が進まず、校外では桔梗女子の生徒や教員を揶揄う目的で絡む生徒も所属していたため、年々酷くなる悪評が伝わっていた。校門はひびや雑草が目立つ有り様で、その年には生徒が松笠を負傷させる事件を起こしてしまう。両校とはついに摩擦を抱えた「歪な関係」と化し、嫌われるようになる。
- 凛太郎らの代でも桔梗女子による偏見や悪評が消えていなかった[注釈 22]。2021年の顔合わせ後に、絢斗は亜由美らに「そのイメージが間違っていないこと」を告げている。
- 2022年に慎は凛太郎らに桔梗女子との関係を知らされ、両校の「歪な関係」を是正したい思いで彼らとの話し合いを菖蒲に申し込む。
- スポーツ大会
- 校内では毎年5月の恒例行事で、通称「スポ大」と呼ばれる。作中では野球、ドッジボール、バスケットボールが行われ、年によって競技が異なる。
- 文化祭
- 毎年10月の恒例行事である。絢斗は高1と高2、凛太郎は高3に文化祭の実行委員になっている。
- 凛太郎らは千鳥の印象を理由に、桔梗女子に対して文化祭に出入りしないよう伝達している。
- 桔梗女子高校(ききょうじょしこうこう)
- 薫子や昴らが通う、通称「桔梗女子」と呼ばれる由緒正しい名門のお嬢様校で、正式な表記は「私立桔梗学園女子高等学校」である。薫子が「高校から入った生徒」とされていたため、中高一貫と思われる。高2の夏には勉強合宿もあり、校内でのスマートフォンの使用は禁止されている。好成績を収めている生徒に限り、特待生として認められる(逆の剥奪も薫子から示唆されている)。2年から3年に進級する場合のクラス替えはある模様だが、作中で人員が変更された様子は見られない。
- お嬢様校のためか、例によって薫子の誕生日には高級品のプレゼントやレストランの貸切の話題などが出ることや、男子との交流や外での遊びが少ない趣旨の発言がある。
- 2010年以前は教室のカーテンを閉めていなかったらしく、千鳥と交流が無くとも不仲ではなかったが、次第に生徒や教員を揶揄う目的で絡まれるようになる。2011年8月31日には学校側が傷害事件と認識するトラブルで松笠が被害を受け、ついに教室をカーテンで千鳥から見えないよう(誰の方針か不明だが)常に閉める。生徒は何かしらの偏見を持つ傾向があり、凛太郎はその面々に「お嬢様のカケラも無い」と評している。また、薫子らの代では事件について生徒に伏せられていたようである。
- 中には菖蒲のように千鳥を生徒以上に嫌う教員も存在し、教員からは交流しないよう注意喚起がされている。もし発覚すると事情聴取の対象として槍玉に挙げられる場合があるが、悪評や注意喚起に関係無く交流する生徒が松笠や薫子らのように少なからず見られる。
- 校舎のモデルは千鳥と共に長野県松本深志高等学校とされている[13]。
- ベンチ
- 校舎の外にある。2011年は菖蒲と松笠、2022年は薫子と昴が弁当を食べるために座っている。
- 小手鞠高校(こでまりこうこう)
- 怜央が通う進学校で、かつては朔も志望していた。
- T大学
- 怜央と昴が第一志望にしている大学である。桔梗女子からは昴以外にも模試を受ける生徒がおり、進学校の受験者ですら結果が振るわなかった趣旨の発言が見られるため、難関と思われる。
- 高2の朔は千鳥で進学を冗談半分に勧められた程度で、進学したい理由が見つからず模試のみ受けていたが、高3の夏休みには正式に志望する。
- 蒲生塾(がもうじゅく)
- 高3の昴が夏期講習で薫子を誘い、共に出入りした予備校である。
- 公園
- 一華公園(いちかこうえん)
- 薫子と昴が不良グループの襲撃から助けられたお礼を凛太郎らに述べ、図書館での一件で皆が和解した公園。その後も事ある毎によく登場する。
- 榛公園(はしばみこうえん)
- 昴が凛太郎と待ち合わせをした公園で、ゆうすけと再会した。
- 花韮公園(はなにらこうえん)[注釈 27]
- 人が少ない公園で、夏祭りの花火が見やすい。桔梗女子にとっては14回目の花韮花火大会が開催された2011年8月31日に、松笠への傷害事件が発生した曰く付きの公園である。2022年に、まどかにこの地を教えられた凛太郎と薫子は交際一周年を記念したデートで花火を見に行ったものの、毎年8月31日に巡回していた菖蒲に発見される。
- 花韮花火大会(はなにらはなびたいかい)
- 毎年8月31日に開催されている。2011年で14回目、2022年で25回目になる。
- 着物レンタル ひより[注釈 28]
- 高3の薫子が、凛太郎との花韮花火大会でのデートを前に出入りした店で、着物のレンタル代は遥介が出している。
- 雲梯のある公園
- 名称は不明。薫子と昴の自宅から近い。幼少期の薫子と昴が遊んでいた時や、凛太郎が金髪をやめる表明をした時などに登場する。
- 駅
- 病院
- 木苺病院(きいちごびょういん)
- 花韮公園での事件で、松笠が運ばれた病院。
- 紅が丘総合病院(べにがおかそうごうびょういん)
- 楓子が度々入院している病院で、凛太郎の家の最寄りである。
- 飲食店
- 食事処 すずめ
- 遥介の知り合いの定食屋で、看板娘の薫子が居ると満席になりやすい。
- 凛太郎にバイト先の場所を話していなかった薫子は、ボルダリングの帰りに通り掛かった凛太郎らにたまたま発見され、赤面して隠れてしまった。その後は美代子と共に接客している。
- 月乃珈琲店 / TSUKINO COFFEE
- 慎が菖蒲に、凛太郎らへの話し合いを申し込んだ喫茶店。
- プレジール
- 圭一郎の伯父のケーキ店。
- napori
- 薫子が行きたかったカフェで、凛太郎と一対一の勉強会で二度出入りしている。
- Patisserie Plain
- 凛太郎の実家の1階にあるケーキ店で、店主は圭一郎である。割引デーが時々ある。
- 店名の「plain」は「飾り気がない」「無地」「純粋」といった意味があり、訪れた客が自然体で居られる温かい店にしたい圭一郎の意向が込められている。
- Patisserie Noisette
- 凛太郎が小学生の時に家族で行ったケーキ店で、当時から話題になっていた。リュカはその時から店主である。「Patisserie Plain」のスタッフの間では「ノワゼット」と呼ばれる。
- 高2の薫子は凛太郎と来店した時に「自分を元気づけてくれるような味」と評価し、家族の分のお遣いもしている。
- 特に求人を出していない店だが、高3の凛太郎は店主のリュカに怖気付きながらも修行を申し込む。
書誌情報
[編集]- 三香見サカ 『薫る花は凛と咲く』 講談社〈講談社コミックス〉、既刊22巻(2026年3月9日現在)
- 2022年3月9日発売[14][15]、ISBN 978-4-06-526609-0
- 2022年5月9日発売[16]、ISBN 978-4-06-527851-2
- 2022年7月8日発売[17]、ISBN 978-4-06-528386-8
- 2022年9月9日発売[18]、ISBN 978-4-06-529144-3
- 2022年11月9日発売[19]、ISBN 978-4-06-529641-7
- 2023年1月6日発売[20]、ISBN 978-4-06-530334-4
- 2023年3月9日発売[21]、ISBN 978-4-06-530959-9
- 2023年5月9日発売[22]、ISBN 978-4-06-531601-6
- 2023年8月8日発売[23]、ISBN 978-4-06-532607-7
- 2023年11月9日発売[24]、ISBN 978-4-06-533508-6
- 2024年1月9日発売[25]、ISBN 978-4-06-534168-1
- 2024年4月9日発売[26]、ISBN 978-4-06-535156-7
- 2024年7月9日発売[27]、ISBN 978-4-06-536120-7
- 2024年10月8日発売[28]、ISBN 978-4-06-537044-5
- 2025年1月8日発売[29]、ISBN 978-4-06-538053-6
- 2025年4月9日発売[30]、ISBN 978-4-06-539040-5
- 2025年6月9日発売[31]、ISBN 978-4-06-539745-9
- 2025年8月7日発売[32]、ISBN 978-4-06-540356-3
- 2025年9月9日発売[33]、ISBN 978-4-06-540813-1
- 2025年10月9日発売[34]、ISBN 978-4-06-540814-8
- 2025年12月9日発売[35]、ISBN 978-4-06-541886-4
- 2026年3月9日発売[36]、ISBN 978-4-06-542955-6
ボイスコミック・PV
[編集]2022年4月24から5月29日まで、週刊少年マガジンの公式Youtubeチャンネルにて、3話までを各話前編後編に分けてボイスコミックとして毎週配信された。また、7月8日には、紬凛太郎役を内田雄馬・和栗薫子役を和氣あず未がそれぞれ担当したPVが公開されている。
テレビアニメ
[編集]2025年7月から9月までTOKYO MXほかにて放送された[37]。
スタッフ
[編集]- 原作 - 三香見サカ[1]
- 監督 - 黒木美幸[7]
- 准監督 - 山口智[7]
- シリーズ構成 - 山崎莉乃[7]
- シリーズ演出 - 都築遥[7]
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 徳岡紘平[7]
- サブキャラクターデザイン・衣装デザイン - 梅下麻奈未[37]
- ケーキデザイン - 田村恭穂[37]
- プロップデザイン - 吉田優子[37]
- 美術監督 - 幸喜あすか[37]
- 美術設定 - 塩澤良憲[37]
- 色彩設計 - 横田明日香[37]
- 撮影監督 - 長瀬由起子[37]
- 3Dディレクター - 渡邉啓太[37]
- 2Dワークス - ステロタイプ
- 編集 - 新居和弘[37]
- 音響監督 - 濱野高年[37]
- 音響制作 - マジックカプセル[37]
- 音楽 - 原田萌喜[7]
- 音楽制作 - アニプレックス
- 音楽プロデューサー - 山内真治
- チーフプロデューサー - 瓜生恭子、福島祐一
- プロデューサー - 堀祥子、大和雅恵、長嶺利江子、大和田智之、小笠原由記、田中健吾
- アニメーションプロデューサー - 辻俊一
- 制作 - CloverWorks[7]
- 製作 - 「薫る花は凛と咲く」製作委員会(アニプレックス、講談社、TOKYO MX、CloverWorks、BS11、ムービック、丸井グループ)
主題歌
[編集]受賞
[編集]- FILMARKS AWARDS 2025 アニメ部門 優秀賞[39]
- 日本アニメトレンド大賞2025 オープニングアニメーション賞[40]
各話リスト
[編集]| 話数 | サブタイトル | シナリオ | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 初放送日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 凛太郎と薫子 Rintaro and Kaoruko | 山崎莉乃 | 黒木美幸 |
| 2025年 7月6日 | |
| 第2話 | 千鳥と桔梗 Chidori and Kikyo | 都築遥 |
| 7月13日 | ||
| 第3話 | 優しい人 A Kind Person | 加藤穂乃伽 | 山口智 | 7月20日 | ||
| 第4話 | 心の温度 Warmth of the Heart | 山崎莉乃 | 黒木美幸 | ありもとじろう |
| 7月27日 |
| 第5話 | はじまりの予感 Premonition of New Beginning |
| 岡亮佑 |
| 8月3日 | |
| 第6話 | 大嫌い 大好き Self-Loathing / I love you! | 加藤誠 | 梅下麻奈未 | 8月10日 | ||
| 第7話 | かっこいい男 Coolest Guy Ever |
| 高橋秀明 |
| 8月17日 | |
| 第8話 | 感情の正体 The Meaning of These Feelings | 加藤穂乃伽 | 都築遥 |
| 8月24日 | |
| 第9話 | 金髪とピアス Blond Hair and Pierced Ears |
|
| 8月31日 | ||
| 第10話 | 青い嵐 Summer Storm | 山崎莉乃 | 日下部智津子 | 中野友貴 | 日下部智津子 | 9月7日 |
| 第11話 | ぬくもりのひとくち A Morsel of Warmth | 加藤穂乃伽 |
| 山口ひかる |
| 9月14日 |
| 第12話 | 海辺の惑い Bewilderment at the Beachside | 山崎莉乃 | 田口智久 | 下平佑一 |
| 9月21日 |
| 第13話 | 薫子と凛太郎 Kaoruko and Rintaro |
|
| 9月28日 | ||
放送局
[編集]| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [42] | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年7月6日 - 9月28日 | 日曜 0:30 - 1:00(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | 製作参加 |
| とちぎテレビ | 栃木県 | |||
| 群馬テレビ | 群馬県 | |||
| BS11 | 日本全域 | 製作参加 / BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
| 日曜 3:08 - 3:38(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第3部 | |
| 2025年7月7日 - 9月29日 | 月曜 23:30 - 火曜 0:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送[43] / リピート放送あり |
| 配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2025年7月6日 | 日曜 1:00(土曜深夜) 更新 | Netflix | 先行配信 |
| 2025年7月13日 | |||
| 日曜 19:00 - 19:30 | ニコニコ生放送 | ||
| 2025年7月14日 | 月曜 0:00 更新 |
|
BD / DVD
[編集]| 巻 | 発売日[44] | 収録話 | 規格品番 | |
|---|---|---|---|---|
| BD | DVD | |||
| 1 | 2025年8月27日 | 第1話 | ANZX-17971/2 | ANZB-17971/2 |
| 2 | 2025年9月24日 | 第2話 - 第3話 | ANZX-17973/4 | ANZB-17973/4 |
| 3 | 2025年10月29日 | 第4話 - 第5話 | ANZX-17975/6 | ANZB-17975/6 |
| 4 | 2025年11月26日 | 第6話 - 第7話 | ANZX-17977/8 | ANZB-17977/8 |
| 5 | 2025年12月24日 | 第8話 - 第9話 | ANZX-17979/80 | ANZB-17979/80 |
| 6 | 2026年1月28日 | 第10話 - 第11話 | ANZX-17981/2 | ANZB-17981/2 |
| 7 | 2026年2月25日 | 第12話 - 第13話 | ANZX-17983/4 | ANZB-17983/4 |
Webミニラジオ
[編集]「『薫る花は凛と咲く』公式ミニラジオ」
- 2025年7月8日(火)より毎週、TVアニメ放送開始に合わせた連動企画として、アニプレックスの公式YouTubeチャンネルにて配信された。毎回Web予告内のお題にちなんだトークを展開している。
- パーソナリティ: 中山祥徳(紬 凛太郎 役)、井上ほの花 (和栗 薫子 役)。
『薫る花は凛と咲く』公式ミニラジオ 回 配信日 テーマ ゲスト 第1回 2025年7月8日 「最近見た楽しい夢は?」 第2回 7月15日 「好きな景気の種類」 第3回 7月22日 「歌うのは得意?」 石橋陽彩(依田 絢斗 役) 第4回 7月29日 「相手を動物に例えると?」 第5回 8月5日 「超能力が使えるとしたらどんな能力がいい?」 内山昂輝(夏沢 朔 役) 第6回 8月12日 「得意/やっていたスポーツは?」 第7回 8月19日 「子供のころ遊んでいた遊具は?」 第8回 8月26日 「生まれ変わるならなにになりたい?」 山根綺(保科 昴 役) 第9回 9月2日 「好きな季節は?」 第10回 9月9日 「知ってる雑学を教えてください!」 戸谷菊之介(宇佐美 翔平 役) 第11回 9月16日 「特別な日に食べるならなにがいい?」 第12回 9月23日 「なんでも一つ買えるとしたらなにいい?」 第13回 9月30日(最終回) 「全13回!やってみてどうでしたか?」
ロケ企画番組
[編集]『薫る花を巡ろう!』
- 2025年7月より不定期で、アニプレックスの公式YouTubeチャンネルにて配信された。中山祥徳(紬 凛太郎 役)と井上ほの花 (和栗 薫子 役)の2人が『薫る花は凛と咲く』にゆかりのある地を巡るロケ企画番組。
『薫る花を巡ろう!』 回 配信日 ロケ地 第1回 2025年7月26日 茅ヶ崎市立図書館 第2回 8月24日 マクセルアクアパーク品川 第3回 9月14日 東京製菓学校 Vol.1(ケーキ作り編) 第4回 9月21日(最終回) 東京製菓学校 Vol.2(実食編)
脚注
[編集]注釈
[編集]- 1 2 3 薫子はケーキ店に行く日に凛太郎に会おうと毎回身嗜みを整えていたが、奇しくも再び顔を見られた日に限って何もしておらず、男性に顔を見られることに慣れていなかったため。なお、凛太郎は薫子と初めて会った日を覚えていなかったが、薫子にとっては思い出さない方が嬉しいようである。
- 1 2 9巻の特別編で、薫子は凛太郎に金髪を「結果的にやめさせた」と思い詰めていたが、その現実を受け入れる覚悟を決めている。
- ↑ 昴との口論の内容をよく覚えていない、凛太郎を尾行したことや朔へのサプライズを(企図が「超得意」と豪語していながら)うっかり漏らす、亜由美がカフェを突然飛び出した時の言葉の意味をよく分かっていない、など。
- 1 2 朔は赤点の常連である凛太郎と翔平に、勉強会を主催しても改善が見られず次を渋ることもあった(後に教え方が下手だったことは認めた)が、結局教えている。その様子を傍観する絢斗にはよく宥められているが、手伝ってほしいようである。
- ↑ 18巻の書影(7人で鎌倉駅西口の店で抹茶のアイスを嗜む様子)が写真として使用された。なお、書影は人物以外の背景が白抜きであるため、18巻のように全体まで描いたものは初(他は21巻)である。
- ↑ この件を昴に突っ込まれた時には「話し合い」として誤魔化している。
- 1 2 昴が朔の進路を気にする理由は不明だが、夏の海で彼と進路が分かれる可能性を残念がり、彼が写ったその日の写真をよく見ていた様子から、気になる異性が身近から去る寂寥感や、進路が揃ってほしい期待感があったためと思われる。なお、朔は進路を誰に聞かれても長らく明言しなかったため、昴の当時の期待感は「ただの早合点」にしか過ぎなかった。
- ↑ 教師を目指すためだけにT大学に進学すべき大義名分は何一つ無かったが、高2の地点でT大学を志望校に定めていた怜央と昴には、過去に舌禍を引き起こした強い後悔と向き合いたい思いもあり、敢えて選択した。
- 1 2 単行本の設定で公表されている主要人物の家族構成において、22巻の地点で夏沢家は父と姉が未登場である。保科家に至っては回想シーンを含めても、設定の両親と姉について言及すら無い。
- ↑ 幼少期から銀髪で髪を染めた描写が無いが、他人には「染めている」と思い込まれがちで、マガジンポケットでは「生まれつき」とされている[9]。また、朔との口論では銀髪への嫌味に怒りではなく悲しい顔をしており、いじめの原因になったトラウマとして引き摺っているようである。なお、三香見のイラストやアニメでは銀色が表現しにくいためか、薄い緑を帯びていることが多い。
- 1 2 4巻・16巻の特別編では、昴が凛太郎らに少しも嫌な顔をされずに和解でき、通信アプリのグループトークの一員として認められたことを不思議に感じ、それまで男性とまともに交流したがらない身でありながら凛太郎に薫子の誕生日を教えている。また、幼少期の洸介が昴と外で遊んでおり、当時より男性に慣れていることが明かされている。
- ↑ 顔合わせ以降は凛太郎と薫子がデートで不在の時があり、まどかが代役になっている。但し、T大学の模試の勉強会や会場では、異性の朔と一対一で一貫している。
- ↑ 薫子が大切なあまり、お互いに親しくなる前の凛太郎に「どうすれば薫子に会うことを許してくれるか」を聞かれ、つい「薫子のお母さんじゃないのよ」と突っ込んだことはあった。
- ↑ 薫子が異性に「安心する」「大好き」と発言する場合は凛太郎のみに決めているが、彼が薫子以外の異性にも同じような発言をしていた場合は嫌になる(恐らく他の異性に好意や興味を抱いている可能性を感じる)ことを説明している。
- ↑ 94話の配信時に、小学2年生の絢斗の年齢が「7歳」ではなく「6歳」と誤植されていたことが三香見から告知された。なお、この時の省吾の年齢は21歳である[10]。
- ↑ 澪は「薫子と昴のどちらかが朔の彼女」だと思い込んでいた。なお、この地点で薫子は凛太郎と交際中である。
- ↑ 原作では「須藤」と「高橋」の存在が語られており、他の人物の苗字や名前はアニメ1~7話のエンディングで判明
- ↑ 名前はアニメ1話のエンディングで初めて公表され、正式な読みは三香見から告知された[11]。なお、その前のマガジンポケットでは読みが「しん」にされていた[12]。
- ↑ 高3の朔が進路として明記した3校は、合格すれば千鳥の「大快挙」とされる。また、T大学の模試を受け、その結果がC判定(全国と比較した場合が不明)でも千鳥に居ることを不思議に思っていた。
- ↑ 凛太郎が薫子のために金髪をやめたこと、千鳥を嫌っていた千紗やすずかまで打ち解けていたこと、翔平と絢斗が優しかったこと、朔が桔梗女子の問題集をすらすら解いていた(自身よりも勉強ができていた)ことなど。
- ↑ 翔平の手が自身の顎に返ったためか、読み切り(20巻に再録)では「顎アタック」という名称が付けられている。
- 1 2 菖蒲曰く、名門である桔梗女子と対極で付き合うメリットが無い、品性の欠片もない、生徒の目の毒、野蛮な不良がいる、勉強ができずやろうともしない、将来を考えずに遊び呆けている、など。その影響もあり、桔梗女子では生徒にも同じような発言が見られる。
- ↑ 担当の教科は19巻の特別編で判明した。また、薫子による自身の似顔絵の落書き(消し忘れ)を発見したことがある。
- ↑ 不良の髪色はアニメで判明した。なお、省吾やケーキ店の手伝い中に絢斗が相手にした不良との関連性は見られない。
- ↑ 原作の表記は「ゆーすけ」
- ↑ 本編では名前すら記載されていなかったが、詳細は20巻で判明
- ↑ 花韮の花言葉には「悲しい別れ、卑劣、恨み」といった負の要素があるため、意図的な名称と思われる。
- ↑ 詳細は21巻の特別編で判明
- ↑ 作中では夕日が相模湾の彼方に沈んでいるが、実際には冬の光景であり、夏は山梨県の方向に沈むため、季節が真逆に描かれている。
出典
[編集]- 1 2 “三香見サカ「薫る花は凛と咲く」CloverWorks制作で2025年にTVアニメ化、PV公開”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年9月16日). 2024年9月16日閲覧。
- ↑ 『【情報解禁】『薫る花は凛と咲く』ポップアップショップ開催!舞台は渋谷モディ』(プレスリリース)二葉企画、2024年4月18日。2024年11月13日閲覧。
- ↑ “歴代の受賞作品・入賞作品 トップ10”. みんなが選ぶ第6回TSUTAYAコミック大賞. TSUTAYA. カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 (2022年). 2024年11月13日閲覧。
- ↑ “歴代受賞作品”. 次にくるマンガ大賞. KADOKAWA, ドワンゴ (2022年). 2023年5月5日閲覧。
- ↑ “三洋堂書店コミックアワード「#でらコミ!4」結果発表!”. 三洋堂書店 (2023年3月2日). 2024年11月13日閲覧。
- ↑ 薫る花は凛と咲く【公式】 [@kaoruhana_mp]「累計1000万部突破」2025年12月8日。X(旧Twitter)より2025年12月8日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 “薫る花は凛と咲く:テレビアニメが7月スタート 主人公の声優に中山祥徳 ヒロインは井上ほの花”. まんたんウェブ. MANTAN (2025年3月22日). 2025年3月22日閲覧。
- ↑ 三香見サカの2025年6月12日の投稿、2025年6月12日閲覧。
- ↑ “大人顔負けな美少女集合! ミステリアスなマガポケ&週マガヒロインたち!”. マガジンポケット. 講談社 (2024年1月8日). 2025年3月2日閲覧。
- ↑ 三香見サカの2023年12月29日の投稿、2025年6月17日閲覧。
- ↑ 三香見サカの2025年10月25日の投稿、2025年10月25日閲覧。
- ↑ “TVアニメ絶賛放送中! 『薫る花は凛と咲く』凛太郎と薫子をとりまく温かい人々【大人たち編】”. マガジンポケット. 講談社 (2025年9月11日). 2025年10月25日閲覧。
- ↑ “TVアニメ『薫る花は凛と咲く』プロデューサーインタビュー――アニメ化の動機は原作のなかにあふれる“優しい言葉”②”. COCOTAME. COCOTAME (2025年7月5日). 2025年7月7日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(1)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “底辺男子校に通う強面男子とお嬢様校の少女を描く「薫る花は凛と咲く」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年3月9日) 2023年5月11日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(2)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(3)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(4)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(5)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(6)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(7)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(8)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(9)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(10)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(11)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(12)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(13)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(14)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(15)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(16)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月6日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(17)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年6月9日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(18)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年8月7日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(19)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年8月7日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(20)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年10月9日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(21)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2025年12月9日閲覧。
- ↑ “『薫る花は凛と咲く(22)』(三香見 サカ)”. 講談社. 2026年3月9日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 “『薫る花は凛と咲く』7月5日より放送開始! キービジュアル第2弾&本PV公開|OPはキタニタツヤさんの「まなざしは光」、EDは汐れいらさんの「ハレの日に」”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2025年6月6日). 2025年6月6日閲覧。
- 1 2 “新アニメ「薫る花は凛と咲く」OPテーマをキタニタツヤ、EDテーマを汐れいらが担当”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2025年6月6日. 2025年6月6日閲覧.
- ↑ 『「Filmarks Awards 2025」全9部門の優秀賞を発表!』(プレスリリース)株式会社つみき、2025年12月17日。2025年12月18日閲覧。
- ↑ 「「ABEMA」による国内最大級のアニメアワード『日本アニメトレンド大賞2025』 2025年最も輝いたアニメ「日本アニメトレンド大賞」は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に決定」『ABEMA』(プレスリリース)、2025年12月27日。2025年12月28日閲覧。
- 1 2 “ONAIR”. TVアニメ『薫る花は凛と咲く』公式サイト. アニプレックス. 2025年6月29日閲覧。
- ↑ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ↑ “週間番組表(2025/07/07~2025/07/13)”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2025年6月13日閲覧。
- ↑ “Blu-ray&DVD”. TVアニメ『薫る花は凛と咲く』公式サイト. 2025年7月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- 薫る花は凛と咲く - マガジンポケット
- 薫る花は凛と咲く【公式】 (@kaoruhana_mp) - X(旧Twitter)
- TVアニメ『薫る花は凛と咲く』公式サイト