チェンソーマン

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チェンソーマン
ジャンル 少年漫画ダーク・ファンタジー
サスペンスホラー漫画
漫画
作者 藤本タツキ
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ(第1部)
少年ジャンプ+(第2部予定)
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 第1部:2019年1号 - 2021年2号
発表期間 第1部:2018年12月3日 - 2020年12月14日[1][2]
巻数 既刊11巻(2021年3月現在)
話数 第1部:全97話
アニメ
原作 藤本タツキ
アニメーション制作 MAPPA
放送局
発表期間 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

チェンソーマン』(: Chain saw man)は、藤本タツキによる日本漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて第1部「公安編」が2019年1号から2021年2号まで連載され、第2部は『少年ジャンプ+』(同社)にて連載予定[1][2]。2021年3月時点で累計発行部数は930万部を突破している[3]。2021年、第66回小学館漫画賞少年向け部門を受賞した[4]

あらすじ[編集]

公安編
「悪魔」と呼ばれる存在が日常に蔓延る世界。少年デンジは死んだ父の借金を返すべく、「チェンソーの悪魔」であるポチタと共に、悪魔を駆除する「デビルハンター」として生計を立てていた。しかし借金は中々減らず、ごく普通の日常を願いながら、叶えるには到底届かなかった。ある日、デンジは仕事を斡旋していたヤクザに騙され、「ゾンビの悪魔」によってポチタと共に殺害されてしまう。しかし、ポチタはデンジの血を飲んで蘇生し、契約と引き換えにデンジの心臓となる。復活したデンジは「チェンソーの悪魔」へと変身する力を手に入れ、ゾンビの集団を一掃する。デンジは現場に駆け付けた公安のデビルハンターであるマキマに導かれ、その身を管理されることになる。
東京の公安本部へ移ったデンジは、マキマの命令を受けて先輩の早川アキ、デンジのバディとして選出された「血の魔人」パワーと同居する。公安ではかつて7分間で110万人を殺した「銃の悪魔」の討伐を掲げ、世界各地に散った銃の悪魔の肉片を集めていた。一方で銃の悪魔に従う悪魔や契約した人間、さらにデンジと同じ「人間でも悪魔でもない者」らがデンジの心臓を狙っていた。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

デンジ
本作の主人公。自称16歳。死別した父親の借金を背負い、自身の臓器を売るほど貧乏な生活を送っていた。瀕死のポチタと出会い血を与え契約して以来、ヤクザに雇われて主にデビルハンターとして活動して生計を立ててきた。ゾンビの悪魔と契約してゾンビ化したヤクザたちに一度は殺害されるが、ポチタが心臓となり身体を再生させたことでチェンソーの悪魔へと変身する能力を手に入れた。ゾンビの悪魔とヤクザたちを皆殺しにした後、マキマに拾われて公安所属のデビルハンターとなった。
肝が据わっており、凶悪な悪魔を前にしても物怖じしないなど大胆な性格の持ち主。また自身の欲望に正直で、女性の胸を揉んだりキスするためにやる気を出すなど不純な面がある。幼少から働いていたため学校に通っておらず、マナーや教養、社会性に疎い面があるが、パワーの好き嫌いを注意したり、悪魔との戦いに鉢合わせた民間人を助けたりと、一定の道徳は持ち合わせている。長らく極貧生活を送っていたため幸福の基準が人よりも低く、また栄養になるものは何でも食べようとする。パワー曰く「口に入った栄養になるものを飲み込む習性がある」。
マキマに恋をしており、姫野に性交渉を持ちかけられた際も断腸の思いで拒否をするなど一途であるが、一方で美人でフレンドリーなレゼにあっさり恋をするなど浮気性の一面も持ち合わせている。
サメの魔人ビームに「チェンソー様」と呼ばれ崇められている。ポチタことデンジの心臓が一部のデビルハンターに狙われている。日本のメディアに報道規制をかけるなど、公安からもその存在は外部に秘匿にされていたが、レゼとの戦闘においてその姿がTVで報道されたことにより全世界に存在が知られることとなってしまい、各国の政府に手配された刺客たちに命を狙われる羽目になった。
公安に入る前は「普通に生きて普通に死ぬ」ことを夢としていたが、現在はポチタとの「契約」を守るべく、かつての夢の続きを模索しながら生活している。現在の目標は、銃の悪魔を倒してマキマに何でも一つ望みを叶えてもらうこと。
作中での経験を通して様々なことを学び、人間的に成長を続けている。特にパワーとアキとの疑似的な家族関係の発達が顕著であり、家事を分担して行ったり、恐慌状態のパワーをアキと交代で世話したりといった描写にそれが表れている。銃の魔人と化したアキをやむなく殺した際には茫然自失としており、未来の悪魔に「チェンソーの少年にとって最悪の死に方」と評された。
アキとの戦いの後は遺族と分け合ったアキが遺した遺産でアパートを借り、パワーと共に過ごしていたが、アキを殺した負い目から飯が喉を通らなくなる程に精神を病んでしまう。そこに現れたマキマに自宅に誘われ、彼女に銃の悪魔を倒した見返りについて問われた際、彼女の家で飼われている犬たちを見た事と、何も考えたくないという思いから『マキマの犬になる事』を志願する。しかしその直後、マキマがパワーを殺害した事とデンジが過去に犯した罪を暴露された事から精神が完全に崩壊し、以後はマキマが助けを呼んだことを引き金に『チェンソーマン』に変身し、暴走の限りを尽くす。
チェンソーの悪魔
デンジが悪魔に変身した姿。胸から生えたスターターロープを引っ張ることで変身する。変身すると、頭部全体がチェンソーを模した形状になり、両腕からも腕を貫くようにガイドバーとソーチェンが生える。排気口のような頭部のスリットからは目と思しき丸い光が覗くことがあるが、それ以外の感覚器は確認できない。口は針のような牙が生える。刃は自分の意志で足からも出せるほか、引っ込めることもできる。刃は実際に体を裂いて出現しており、変身している間デンジの血が流出する。
体の各部のソーで切りつけたり、チェーンを拘束具にする、伸ばして物に掛ける、相手に巻き付けて動きを止めるなどできる。
レゼとの戦いのあと敵味方不明の「デンノコ悪魔」としてTVで報道されたことで、各国から刺客が送り込まれることになる。
チェンソーマン
岸辺の部隊の襲撃を受けたマキマに助けを求められた際に、デンジが変身した姿。変身の際には、腹から腸のようなものが出てマフラーのように首に巻き付く。頭部と手足のみが変化する普段とは違い、全身が刺々しく黒い鎧のようなもので包まれるほか、角の生えた悪魔らしい頭部になったり、腕が肘の先から4本になったりと、より大きな変化がある。マキマ曰く「悪魔に最も恐れられる」「地獄のヒーロー」。悪魔に助けを求められると現れるが、その悪魔ごとあらゆる悪魔を殺し回る。その活躍により、怒りや畏怖、崇敬など様々な感情を悪魔から向けられている。
悪魔から恐れられる更なる理由として、食べた悪魔と、その名前を持つ存在をこの世から消し去ってしまうという能力を持っていることが挙げられている。食べられた存在はあらゆる記録や個人の記憶から抹消され、支配の悪魔であり「物事を掌握する力」を持つマキマは唯一覚えていられるが、それでも完全には思い出すことができない。チェンソーマンに名前を持つ悪魔を食べられた結果、作中の世界には「ナチス」「第二次世界大戦」「エイズ」「核兵器」「第六感」といった事物や概念が存在しない。
ポチタ
に似た姿をした「チェンソーの悪魔」。前頭部からチェンソーの刃が生えており、後頭部と尻にはハンドルも付いている。尻尾はスターターロープになっており、これを引っ張ることで刃が伸張し、チェンソーとしての機能を十全に発揮できる。作中では、デンジが悪魔と闘う際の武器や、材木の伐採などに活用されている。
瀕死で倒れていたところにデンジと出会い、血を与えられ契約し協力するようになる。デンジが殺害された際には夢の中で『心臓をデンジにあげる代わりにデンジの夢を自分に見せてほしい』と言い、再び契約をしてデンジと一体化する。マキマによれば「浪漫的な意味ではなくデンジの中で生きている」らしく、それを聞いたデンジは心から安堵していた。デンジと一体化してからはたびたびデンジの夢の中に現れるようになるが、姿を見せることはなく、廃墟のような場所で紙が幾重にも貼られたドアの向こうから「絶対に開けちゃダメだ」と語りかけるばかりである。
様々な勢力から心臓を狙われているが理由は明らかになっておらず、そのことにはデンジも疑問を抱いている。

公安警察[編集]

公安対魔特異課[編集]

公安警察における、対悪魔を目的とした部署の一つ。福利厚生が厚く、給与目当てで就職する者も多いが、その性質上民間で対処出来なかった強力な悪魔と対峙するため殉職者が後を立たない。所属する者は1年後に大抵死ぬか、民間のデビルハンターに転職するとのこと。とりわけ対魔特異4課は実験的部隊とされ、魔人や悪魔が隊員として所属している。作中で銃による襲撃で大半の人員が殉職したため、1〜3課と合併された。

マキマ
デンジの上司の女性。内閣官房長官直属のデビルハンターで、一介のデビルハンターでは契約悪魔を知ることすら許されない。基本的には優しく寛容だが、したたかでシビアな一面も持つ。ミステリアスな印象の美女で、デンジの憧れの存在。
生贄に攻撃対象の名前を言わせたのちに手をすり合わせることで、生贄の命と引き換えに遠隔で圧殺することができる。また、相手を睨みつけて目や鼻から出血させたり、銃撃されても死ななかったり、人間に大きな風穴を開けたり、ネズミの群れの中から突然現れたり、吉田によれば下等生物を通じてその周囲の音を聞くことができると能力には謎が多い。
映画鑑賞が趣味で休みの日にデンジを映画デートに誘ったり、東京への転勤を断った黒瀬と天童に「東京はおいしいお店がたくさんあるのに」と残念がったり、毎年秋に田舎の友人の畑仕事を手伝いに行くと話したり、有給を取って江ノ島に行こうとするなど、普通のOLのような生活をしている描写もある。また姫野とアキと飲み比べ対決をした際には二人が潰れても顔色一つ変えずに飲み続けており、結構な酒上戸である。
その正体は、内閣総理大臣と契約した『支配の悪魔』であり、契約によってマキマへの攻撃は適当な日本国民の事故や病気に変換される。格下と見なした相手を支配する能力を持ち、命令し操ったり、本人やその契約悪魔の能力を使用することができる。また「物事を掌握する力」を持ち、チェンソーマンが食べてしまった存在をも記憶し続けることができる(ただし、時間経過と共に思い出せなくなってゆく)。
チェンソーマンを支配し、その力で「なくなったほうが幸せになれるもの」を消し去ってより良い世界を作ろうとしている。デンジの心に深い傷を負わせ、夢だった普通の生活を送れなくすることでポチタとの契約を破棄させるため、デンジを雇い、家族を与え、幸せにしてからその破壊に加担させ、さらに「扉」の向こうに隠していた子供時代のトラウマをも思い出させた。
早川 アキ(はやかわ アキ)
デンジの3年先輩の男性。自分勝手で無礼なデンジには厳しく接しているが、戦力としては期待している。マキマは「命の恩人」とのことで、彼女に好意を抱いている。両親と、タイヨウという名の弟と暮らしていたが、銃の悪魔に家ごと吹き飛ばされ、復讐のためデビルハンターになった。仕事熱心で、普段は冷徹に振舞っているが、同居することになったデンジとパワーの面倒をきちんと見ていたり(特に料理はかなりの腕前)、仲間の死に涙を流したり(通常、デビルハンターは仲間の死に慣れて涙を流さなくなる)、寿命が縮むのを承知の上で天使の悪魔に触れて彼を助けたりするなど、根は心優しく情に厚い性格。バディの姫野に厚い信頼を置いており、姫野の影響で喫煙者になった他、彼女にピアスも開けられている。姫野が殉職してからは天使の悪魔とバディになった。
物語開始時点では「狐の悪魔」「呪いの悪魔」と契約していたが、サムライソードの戦いの際に狐の悪魔に見限られ、呪いの悪魔の代償で残りの寿命が2年にまで縮まったことから、新たな力として「未来の悪魔」と契約を結ぶ。その際に「未来で最悪な死に方をする」と予言された。台風の悪魔に吹き飛ばされそうになった天使を助けた際に、さらに寿命が2か月縮まってしまった。
生身の人間としては戦闘能力が高く、剣術を得意としている。カースを使わなくなってからは武器を天使が作った刀に持ち替え、刀による近接戦闘をメインにしている。
闇の悪魔との対峙後に左腕を失う。仕事には無事に復帰するが、デンジとパワーを失うことを恐れ、銃の悪魔討伐遠征は4課全体で不参加とすることを一時考える。しかしマキマの管理下にあるデンジとパワーを不参加にすることは叶わず、自分も参加を余儀なくされてしまう。二人を守る手段を求めてマキマに相談に赴くが、マキマの能力によって支配を受けてしまう。さらには突如侵攻してきた銃の悪魔に肉体を奪われ「銃の魔人」となり、故郷で幼い姿のまま雪合戦をするという幻影の中で虐殺を行い、デンジとも殺し合う。最終的にはデンジによって倒され、本人は弟と雪合戦をする幻を見続けたまま安らかに死んだが、既に兄弟のような関係を築いていたデンジにとっては「最悪の死に方」となった。死後、彼の遺した貯金は遺言に基づいて姫野の家族とデンジに半分ずつ送られる(デンジに700万円余りの金が入っていたため、若くして1400万円の貯金をしていたと思われる)。
パワー
デンジのバディ。「血の魔人」。悪魔の中では比較的知能が高く、マキマ曰く「理性が高く」、人間に近いためマキマに保護され育てられ、デビルハンターとしての訓練を受けていた。容姿はおよそ10代後半程度の女性で、頭頂部から2本のツノが生えている。一人称は「ワシ」で、老人語混じりの話し方をする。かつては悪魔だったためか、人間のマナーやエチケットといった概念に疎く、協調性も乏しい。見た目よりかなり発想や態度が子供っぽく我が儘で、言ったことをすぐ覆す虚言癖があり無責任、その言動にはまったく一貫性がない。自分の容姿を「可愛い」と自覚しており、プライドが高く、人間に対しても差別的、高圧的な態度をとるが、自身より強い相手とは積極的に戦おうとはせずに逃げる、逆に自分より弱いと見た相手には積極的に攻撃するなど、自分の身を守るためならなりふり構わない一面もある。マキマを恐れているようで彼女には忠実。元々さまざまな動物を食料にしていたものの、その中で食べずに情が移った猫に「ニャーコ」と名付け、とても大切にしている。公安に入ったのも、コウモリの悪魔にニャーコを人質に取られて人間の血を要求されたことがきっかけ。野菜全般が苦手だったが、早川の料理の上手さのおかげで徐々に食べられるようになる。
血を操る能力を持ち、血を固めて武器を生成することができる。自らの血を遠隔操作することもできるが、使いすぎると貧血になるデメリットもある。また、他者の外傷を止血することもできるが、本人曰く「他人の血を操作するのは難儀」。マキマ曰く「血を飲み過ぎると今より傲慢で恐ろしい悪魔になる」らしく、定期的にマキマが血抜きをしている。ゾンビの血を飲み過ぎた際には頭頂部のツノが伸び、側頭部からも曲がった2本のツノが生えた。
デンジ護衛任務の際、「免許を持っている」と偽りコベニの愛車を勝手に運転してアメリカの刺客三兄弟の長男(とデンジ)を誤って轢殺し、責任を持ち主のコベニに擦り付けた。闇の悪魔との対峙後、五体満足での生還を果たすが、しばらく恐慌状態に陥り、精神が退行した。その後は闇の悪魔を倒したと思い込み、さらにデンジたちにそれを肯定して貰ったことで自身を取り戻している。
アキとの戦いの後はデンジと共にアパートで暮らしていたが、彼に『パワーの殺害に加担した』負い目を背負わせるためにマキマに殺害される。
83話にて、チェンソーマンの眷属であったことが明らかとなった。
姫野(ひめの)
デンジの先輩で、早川のバディ。隻眼で眼帯がトレードマークの美女。明るくノリのいい性格。酒好きだが酒乱であり、酔うとキス魔になったり、奇行が増えたりする。特異課での飲み会の際にはデンジに「ゲロキス」(キスと同時に相手の口内で嘔吐する)をお見舞いした挙句自宅に連れ帰り、性行為におよびかけた。翌日の朝お互いの想い人を打ち明け、「友達」となった。父と妹がおり、実家に仕送りをしている描写がある。
自身の右目を代償に幽霊の悪魔と契約しており、不可視、不可触の腕を自由自在に操ることができる。デビルハンターとしての経歴は長く、過去5人いた彼女のバディはいずれも殉職している。その影響か早川とバディを組む以前は暗くシビアな性格だった。早川に好意を持っており、彼のことは「アキくん」と呼ぶ。早川に少なからず依存している面があり、早川が犠牲を払うことを徹底して避けようとしたり、早川が任務中に負傷した際は取り乱したりする様子を見せた。愛煙家であり、元々は嫌煙だった早川をなし崩し的に喫煙者にした。
サムライソードとの戦いの際に、早川を護るため幽霊の悪魔に自身の全てを捧げて戦うも、ヘビの悪魔に幽霊の悪魔を喰われ肉体が全て消滅した。
荒井 ヒロカズ(あらい ヒロカズ)
デンジの同僚で新人の男性。22歳。趣味は俳句。姫野曰く「実力不足だけどやる気は十分」。狐の悪魔と契約している。堅物だが面倒見のいい性格で、当初はデンジのことは快く思っていなかったが、永遠の悪魔との戦いでデンジに助けられたことで認識を改める。幼少期は母親がよく酔って帰ってきたらしい。特異課襲撃の際にコベニを庇って射殺された。
東山 コベニ(ひがしやま コベニ)
デンジの同僚で新人の小柄な女性。20歳。特異課の統合以降は暴力の魔人とバディを組んでいる。姫野曰く「引っ込み思案だけどかなり動ける」。契約している悪魔は不明。本人は大学進学を望んでいたが、兄を大学に行かせるために風俗に行くかデビルハンターになるしかなかったためデビルハンターになった。9人姉妹で、私服は姉からのお下がりを着ている。また、暴力の魔人にご馳走されるまで人生でソフトクリームを一度しか食べたことがなかったと語るなど、荒んだ家庭環境であることが推測される。悪魔に対しては怖がりな面が目立つが、人並み外れた身体能力を持ち対人での戦闘力は非常に高い。作中では、変身前のサムライソードの腕を出刃包丁で切り落とし拳銃を奪う、銃撃される前に咄嗟にデンジの死体を盾にする、アキと戦闘中の沢渡の背後を悟られずに取るなどの活躍を見せた。
給料を貯めて自動車(フィアット・500)を購入したが、パワーからアメリカ三兄弟の長男が扮する黒瀬を撥ねた責任を擦り付けられ、自動車はその後の戦いの中で大破した。デンジらと共に地獄に送られてしまうが暴力の魔人に守られて生き延び、公安を辞める。
辞職後はハンバーガーチェーン店『ファミリーバーガー』に勤めていたが、店長や店員からパワハラを受け「助けて」と零した事がチェンソーマンを呼び寄せる。「女とデートをしたい」というデンジの夢に付き合わされる形でチェンソーマンに連れまわされる。
円(まどか)
特異4課所属デビルハンターだった男性。顔の切り傷と眼鏡が特徴。特異課襲撃の際に生き残ったものの公安を辞職し、民間のデビルハンターになった。
岸辺(きしべ)
姫野、早川の師匠の中年男性。初登場時は公安対魔特異1課所属で、後に合併された特異4課の隊長を務めることになった。口の左に裂けたような傷跡があり、いつも酒を飲んでいる。「悪魔が恐れるデビルハンターは頭のネジがぶっとんでるヤツ」が持論。自称「最強のデビルハンター」で、デンジとパワー二人同時に相手にしても実力で圧倒できるほど。特異課襲撃の後、サムライソード打倒に備えてデンジとパワーの稽古をつける。常に無表情で、デンジとパワーをおもちゃと称するなどエキセントリックな面が目立つが、根は人情家のようで、指導に当たった相手への愛情や、それを亡くすことへの悲しみを伺わせる発言もある。マキマの立ち回りに思うところがあるようで、「お前が人間様の味方でいるうちは見逃してやるよ」と面と向かって告げている。
フタクチによれば「爪の悪魔」「ナイフの悪魔」「針の悪魔」と契約しているが、契約の対価として払えるものは体に残っていない。
かつては9年以上クァンシとバディを組み、また彼女に惚れてアプローチをかけていたが、彼女が女の方が好きである事から諦めている。
ビーム
サメの魔人」。頭の上半分がサメの頭部と背鰭を模したような形になっており、耳も人間のものより尖っている。戦闘時には頭部全体がサメになり、目標に喰らいついて攻撃する。短時間であれば悪魔本来の姿にもなれる。地中や壁などあらゆる場所を泳ぐことが可能で、普段のパトロールの際には頭頂部の鰭だけ地上に出して地面に潜んでいる。非常に凶暴で普段は会話もできないほどだが、なぜかデンジのことを「チェンソー様」と呼び慕っており、デンジの言うことは聞く。マキマの言うことも聞く。
爆弾&台風との戦いでは大いに活躍する。闇の悪魔との戦いでは、デンジを復活させるために彼に血液を分け与えた後、殺されてしまう。83話にて、チェンソーマンの眷属であったことが明らかになった。
サメの悪魔 
ビームの本来の姿。丸く大きな3対の目、たてがみのような複数の背鰭、昆虫の足のように変化した2対の胸鰭など、通常のサメの特徴を誇張したような見た目をしている。機動力に長け、作中では、デンジを背に乗せて台風の悪魔の体表を駆け回り、その撃破に大きく貢献した。
天使の悪魔(エンジェル)
頭上の光輪と一対の羽を備えた、中性的な天使の姿をした悪魔。性別は男性。姫野の後任でアキのバディとなる。覇気に欠け、常に気だるそうにしているほか、「働くくらいなら死んだほうがマシ」など、自らの死を望むような発言も多いが、マキマによれば、怠け癖がなければ岸辺の次に強い。他の悪魔の例にもれず、人の苦しみを望んでいる旨の発言をしている一方、天使らしい慈悲や気遣いを覗かせる面もある。
悪魔だが人間に敵意を抱いておらず、だが意思とは無関係に、触れた人間の寿命を吸い取る能力を持っている。吸い取った寿命を変換して武器を造ることができる。アキの新しい刀も彼の能力で造ったもの。実は、マキマに操られて故郷の村の人間の寿命を全て吸い取っており、その記憶を消されている。
闇の悪魔との戦いで両腕を失う。アキと共にマキマに相談に行き、アキがマキマに操られる様子を見て記憶を取り戻し、反旗を翻すが、再支配されてしまう。83話にて、チェンソーマンの眷属であったことが明らかになった。
暴力の魔人(ガルガリ)
ペストマスクを装着し、パーカーのフードを被った男性。特異課の統合以降は、コベニとバディを組んで活動している。能力は不明だが、蹴り技を得意としており、蹴る際に足を肥大化させる描写も確認できる。魔人の身でありながら強すぎるため、常に毒の出るマスクで力を制御されている。マスクの下は人間に近い顔をしているが目が2対ある。
気さくな性格をしており、バディであるコベニに仕事の度に奢ったりフレンドリーな言行が多く、本人も暴力など好きではないと言う。乗っ取った人物が生前に通っていた学校や定食屋の記憶が残っており、マキマに助けられたことは覚えているがなぜその人物が亡くなったかは覚えていない。
闇の悪魔との戦いでマスクを外し抵抗を試みるも、あえなく敗れ死亡した。
83話にて、チェンソーマンの眷属であったことが明らかになった。
蜘蛛の悪魔(プリンシ)
人間の女性に似た上半身と蜘蛛のような多脚を備えた悪魔。顔には正中線に沿ってファスナーのような溝が走っている。人間に友好的だが、癇癪で安易に人を殺すとして警戒されている。マキマを様付けで呼び、従っている。
天井を移動したり、脚で敵を貫いたり切り裂いたりする。闇の悪魔との戦いでは体のファスナーを開いてマキマを召喚する能力を見せた。
83話にて、チェンソーマンの眷属であったことが明らかになった。
公安対魔特異5課 [編集]

デンジを仕留めるため、マキマが作り指揮をとる組織。様々な武器の名を冠した悪魔に変身する、悪魔でも魔人でもない存在7人から構成されている。87話のサブタイトルや読者から『武器人間』と呼ばれている。マキマの能力か本心かは不明だが、皆マキマを慕う。

公安対魔2課[編集]

野茂 (のも)
右頬から口にかけて大きな傷痕がある男性。狐の悪魔の手を使う。2課時代の早川の先輩。早川に期待しており、自身が副隊長になった暁には彼を2課に引き抜くと言っている。レゼの襲撃に遭い、重傷を負いながらも交戦するが死亡。
加藤、田辺
カビの悪魔と契約。遠隔で相手の内臓にカビを生やす必殺の戦法を持っているが、不死の再生能力を持つレゼを倒すことはできなかった。レゼの爆発に巻き込まれたが生死不明。
副隊長
対魔2課の副隊長。アキと同様に契約悪魔は狐(頭)。死の間際に合コンの心配をするなど飄々とした男。レゼの襲撃に遭い死亡した。

京都公安[編集]

黒瀬 ユウタロウ(くろせ ユウタロウ)
京都公安所属の男性。鼻から左頬にかけて切り傷がある。契約悪魔は「罰の悪魔」。特異課襲撃の後に特異4課の指導に来て、早川に未来の悪魔との契約を結ばせた。早川同様に銃の悪魔への恨みでデビルハンターになったが、復讐はすでに諦めている。ゆえに愚直に復讐を目指す早川には苛立ちを感じているが、一方でその身を案じて激励を送った。
学生時代はサッカー部に所属していた。兄がいたが、悪魔に食べられ亡くなっている。東京にミサという名の恋人がいる。マキマの要請を受け、デンジ護衛任務に参加するべく東京まで車で移動する道中で、アメリカからの刺客の三兄弟によって天童・スバルと共に射殺された。
天童 ミチコ(てんどう ミチコ)
京都公安所属の女性。長身で、鼻から右頬にかけて切り傷がある。ジョーイ曰く「いい女」。契約悪魔は黒瀬と同じく「罰の悪魔」。黒瀬とバディを組んでおり、ともに特異4課の指導に来た。黒瀬・スバルと共に、デンジ護衛任務に召集されるも道中で射殺される。
スバル
京都公安対魔1課所属の男性。黒瀬の師匠であるほか、宮城公安の指導に当たったこともある。実力者のようだが、黒瀬らとともに射殺されてしまう。

宮城公安[編集]

日下部(くさかべ)
宮城公安対魔2課所属の男性。明るい色の髪をオールバックにし、黒縁眼鏡をかけている。几帳面な性格で、デンジの言葉遣いやパワーの偏食にも厳しく注意する。石の悪魔と契約しており、魔法陣の上に立ち息を吹くことで相手を石に変えることができる。
対人護衛のエキスパートとして、玉置や吉田とともにマキマからの要請でデンジ護衛任務に参加する。闇の悪魔との戦いでは、両腕を奪われながらも血で魔法陣を描き石の悪魔の力で立ちむかうが敵わず、逆に石の悪魔を砕かれて自身の体も石になり砕けてしまった。
玉置(たまき)
宮城公安対魔2課所属の男性。日下部のバディ。坊主の髪型で額にホクロがあり、目の下に隈ができている。冷静沈着で寡黙な仕事人だが、デンジを囮に使ったことを本人に謝罪するなど良識も弁えている。
日下部と共にマキマの要請でデンジ護衛任務に参加する。闇の悪魔との戦いではクァンシと共に闇の悪魔に立ち向かうが、返り討ちに逢い死亡する。

その他 [編集]

中村(なかむら)
公安のデビルハンター。宮城か東京かは不明だが対魔2課に所属。デパートで刺客に襲われたデンジ一行に加勢したが、自己紹介をしようとしても他の人間に遮られるなど不憫な扱いを受けている。狐の悪魔と契約している。クァンシに奇襲された際に首を切断されて死亡。
人気投票ではサムライソードや荒井を抑えて20位にランクイン。

民間デビルハンター[編集]

吉田 ヒロフミ
マキマの要請でデンジ護衛任務のために雇われた民間のデビルハンターで、現役高校生。黒塗りにされた目に、左耳に大量のピアスを開けている。常に口元に笑みを浮かべており、デンジに「仲良くしようぜ」と挨拶するなど気さくな性格だが、実力は高く、敵に対しては容赦しない。アメリカの三兄弟の長男がパワーに轢き殺された後、現場近くの路地裏にいた次男を、民間人に化けていたにも関わらず正体を一瞬で見抜いて殺害した後、嘔吐している三男を一瞥して「プロはゲロ吐かないか…」と見逃した。また、クァンシの一撃を目視し素手で受け止めるなどかなりの身体能力を持つ。彼女とはデパートで二度戦ったが共に敵わず、デパートの窓から投げ捨てられた。その後は岸辺と共にデパートの外で人形たちの制圧を行った。「蛸の悪魔」と契約しており、足で攻撃をする、墨で煙幕を張る、足を命綱のように使うなど、様々な戦法を持つ。

チェンソーの心臓を狙う者たち[編集]

永遠の悪魔
ホテルに潜み、同化していた悪魔。出動した特異4課を閉じ込め、デンジの心臓を要求したものの、デンジに三日三晩、死を望むまで痛めつけられ、自らの心臓を差し出す最期を迎えた。
沢渡 アカネ(さわたり アカネ)
ショートカットの少女。元は民間のデビルハンター。ヘビの悪魔と契約している。自身の爪などを代償に、尻尾で攻撃させたり、対象を丸呑みさせたりする。丸呑みした悪魔を吐き出させ、そのまま使役することもできる。この能力で沢渡は姫野の幽霊の悪魔を使役し、アキと戦った。
詳しい経緯は不明だが、銃の悪魔と契約して2万円と交換でヤクザたちに銃を流し、またサムライソードを改造して刀の悪魔の心臓を移植し、特異課を襲撃させた。最終的には特異課に捕らえらたが、尋問の前にヘビの悪魔に首を刎ねられ、謎を多く残したまま死亡した。死体はマキマに回収されており、銃の悪魔との決戦時、彼女の能力の生け贄の一人として再登場した。
サムライソード
デンジを雇っていたヤクザの孫。本名は不明。モミアゲが特徴的な男で、デンジからはモミアゲマンとも呼ばれる。デンジに祖父を殺されたことを恨んでいる。祖父のことを半ば盲目的に敬愛しており、自分や祖父の正当性を疑わない身勝手な人物。他者に対しては高圧的で見下すような態度をとる。
沢渡に身体を改造されて心臓が刀の悪魔になっているとのことで、刀の悪魔に変身することができる。デンジと同じ、悪魔でも魔人でもない存在とされる。初戦ではデンジを圧倒したが、再戦にて敗北して捕らえられた。警察に引き渡される前に、姫野の復讐という名目でデンジと早川に股間を蹴られ続け悶絶した。
逮捕後の処遇は不明であったが、後にデンジに対抗するためのマキマからの刺客として、記憶を書き換えられた形で再登場する。居合斬りでデンジを真っ二つにしようとするも敵わず、逆にバラバラに解体され殺される。
刀の悪魔
サムライソードが悪魔に変身した姿。仕込み刀のようになった左手を引き抜いて抜刀することで変身する。
変身すると、長大な刀が頭を後ろから前に貫くようにして水平に生え、その刃の部分とツバが一体化した軍帽のようなものも現れる。頭部は黒い肉質に覆われ目などの感覚器は確認できないが、口は歯が剥き出しになったものになる。腕からも、腕を貫くように刃が生える。
戦闘では主に両腕の刃を使うが、攻撃は居合斬りのような形で放つことが多い。居合斬りの際には、しゃがみ込んで刀を横に構え、対象を瞬時にすり抜けながら刀を振り抜く。目にも留まらぬ速さで敵を両断できる強力な技で、デンジと初めて戦ったときにはデンジを腹から真っ二つにした。しかし、予備動作が大きく動きも直線的であるため、再び戦った時には反撃を合わせられ、意趣返しとばかりに縦に真っ二つにされてしまった。
レゼ
カフェ「二道」でバイトする人懐っこい美女。長い前髪と、常に赤らんだ顔が特徴的。雨宿りのために入った電話ボックスでデンジと出会い、差し出された花のお礼にカフェに誘ったことで交流を持ち、彼にとって二人目の「好きな人」となる。
学校に通ったことがなく若い身空で危険な仕事に就くデンジを案じて、夜の学校や縁日に連れて行き、普通の高校生らしい幸福を教えようとする。縁日の夜にデンジに告白し、仕事を辞めて駆け落ちするように説得するが、仕事にやりがいを覚え始めていたデンジは、レゼのことは好きだが仕事は辞めないと告げる。
その正体は、かつてソ連軍が国に尽くす戦士を育てるために人体実験の要員として集めた「モルモット」と呼ばれる子供達の一員。爆弾の悪魔に変身することができ、デンジのような悪魔でも魔人でもない存在と見られる。人間の状態での身体能力も高く、ナイフを持った成人男性を徒手空拳で絞め殺す力量を持つ。ビームは彼女を「ボム」と呼び、「銃の悪魔の仲間」であると言ったが、それがレゼ自身のことなのか、「ボム」のことなのかは定かではない。また、台風の悪魔に「レゼ様」と呼ばれ慕われているが、詳しい関係性は不明。デンジに接触したのもデンジのチェンソーの心臓を奪うためだが、ソ連の人間として動いているのか、銃の悪魔の仲間として動いているのかは明かされていない。
駆け落ちの提案を断ったデンジに牙を剥いて心臓を奪おうとし、一時はデンジを瀕死にまで追い込むも、復活したデンジに一瞬の隙を突かれて海に引きずり込まれ敗北。その後、今度はデンジの方から駆け落ちを提案されるも突き放し、山形新幹線で逃亡を図るが、寸前で思い直しデンジが待つカフェ「二道」へ向かう。しかしあと一歩のところでマキマと天使の悪魔に道を阻まれる。天使の悪魔の槍で胸を貫かれ、自分も学校に行ったことがなかったことを心の中でデンジに告解しながら命を落とした。レゼとの死闘によりデンジの存在が日本のテレビで放映され全世界に知られてしまい、各国から刺客を送り込まれるキッカケとなる。
後にチェンソーマンであるデンジに対抗するためのマキマからの刺客として、記憶を書き換えられた形で再登場。爆風で宙に浮き、デンジを上空へ連れ去るも、直後に反撃に逢い斬殺される。
爆弾の悪魔
レゼが悪魔に変身した姿。首の右側にある、手榴弾のピンのようなものを引き抜くことで変身する。変身は首から上が爆発したあと衣装が生成され、煙の中から頭部が現れて完了する。
変身すると、頭部が航空爆弾を模したようなものに変化し、導火線状のもので編まれたオペラグローブと、ダイナマイト状のものが連なったエプロンを身に纏う。頭部には目と思われる切れ込みと、剥き出しの牙が並んだ口が確認できる。
戦闘では主に、自身を起点とした爆発による攻撃を行うが、攻撃手段や応用は幅広く、デンジやサムライソードよりも練度の高さが見て取れる。作中では
・指を鳴らして火花を飛ばし、離れた場所に爆発を起こす
・爆風によって宙に浮いたり、高速移動したりする
・導火線状のもので爆弾を形作り、格闘攻撃を強化する
といった描写がある。
また、変身の際に吹き飛んだ頭と残った体を個別に動かし、それぞれ爆発させる、といった特殊な行動も取っているが、メカニズムは不明。
台風の悪魔
モヒカン男と組んで行動していた悪魔。露出した脳と腸が周囲を取り巻いた巨大な赤子という、異様な姿をしている。当初は排水溝に流れ込む水の渦として現れていたが、後に本体が明らかになった。関係性は不明だが、レゼには頭が上がらない様子。風雨を操る強力な悪魔で、モヒカン男がデンジを狙った際に、レゼがいるとは知らずに2人を学校に閉じ込めるために雨を降らすが、それをレゼに咎められ、許す代わりに服従を強いられる。レゼと特異課との戦闘に加勢し、強風を巻き起こして天使の悪魔やアキに死を覚悟するほどの苦戦を強いるが、デンジとビームの共闘でバラバラにされた。
モヒカン男
台風の悪魔と組んで行動していた男。目の焦点が合っていないほか、顔を上から下に跨ぐように火傷のような跡がある、異様な風態の男。殺し屋と思われ、ターゲットにとって大切な人を人質に取り、ターゲットを屈服させて殺す手法を得意とする。デンジを狙ってレゼとデンジがいる学校に忍び込み、トイレに発って1人になったレゼを人質に取ろうとするが、反撃に遭い殺される。
アメリカの刺客三兄弟
アメリカからの刺客。デビルハンターだが、殺し屋まがいの仕事も請け負っている。3人とも「皮の悪魔」と契約しており、変装してターゲットと接触することを得意とする。過去に何度も死線をくぐってきた経験から自分たちに「不死身」と自信を持っている。国からの依頼によってデンジをアメリカへ拉致するべく来日。
長男
名前は明らかになっていない。長い前髪とアゴヒゲが特徴。仕事の際には前髪を七三分けにする。兄弟の中ではクールで落ち着いた性格。弟たちと共に黒瀬らを殺害し、黒瀬に変装してデンジらと接触するが、突如パワーが運転するコベニの車に撥ねられ、後頭部を強打し絶命する。
ジョーイ
次男。無造作に伸ばした髪を上げたボサボサの髪型が特徴。陽気で軽薄な性格。長男からはバカと称されている。弟と共に一般人に変装してデンジたちに近づくが、兄の死を目の当たりにして動揺。パワーに復讐しようと意気込むが、間もなく追ってきた吉田に殺害される。
アルド
三男。右目をまたぐように縦に2本走った傷が特徴。慎重だが、黒瀬らを殺害した際に吐いてしまうなど、殺し屋にしては弱気な性格。ジョーイと共に一般人に変装してデンジに近づくが、長兄の死を目の当たりにして動揺。ジョーイを殺した吉田と遭遇するが、嘔吐していたことからプロらしからぬと見なされ奇跡的に生還する。その後黒瀬に変装して黒瀬の友人である友野に匿われた際、黒瀬の人生を思って泣いてしまう。しかし友野の言葉によって奇しくも覚悟が決まり、以降は取り憑かれたように「俺は不死身だ」と呟きながら一人で仕事を完遂すべく動く。デパートでは銃を使用しての不意打ちでクァンシたちを殺そうとするも敵わず、窓から投げ捨てられる。車の屋根に落ちた事で一命は取り留めるが、地獄の悪魔の出現を見たせいか、コスモの能力に感化されたかは不明だが自我が崩壊し、「ハロウィン」と泣きながら叫んでいる様子がニュースで放送され、以後は登場していない。
人形使い
「サンタクロース」の異名を持つ、ドイツからの刺客。前髪と側頭部以外が禿げ上がった、小柄な老爺。左目が外側に向いた斜視。ターゲットへの攻撃を「プレゼント」と称し行動する。国からの依頼でデンジを狙って来日する。複数の悪魔と契約しているが全容は不明。岸辺からは「サンタクロースに悪魔を使われたら終わり」と警戒されている。クァンシ陣営からも認知されており、有名であることが窺える。自分が直接デンジと接触することはなく、人形を操って人海戦術でデンジを狙う。
その正体は真のサンタクロースによって『精巧な人形』にされた人物。彼女の操り人形として、自らと養子たちの心臓を差し出して地獄の悪魔との契約を果たし、デンジたちを地獄へ送った。
トーリカ
ロシアからの刺客。狩りをしながら「師匠」と共に暮らしている青年。
表情や感情の機微に乏しく、動物を狩ることに関しても特に感慨を抱いていないドライな人物であるが、一方で師匠の余生を案じたり、師匠の前では笑顔を見せたりするなど、師匠のことは敬愛している模様。国からの依頼で、デンジの心臓を奪うべく師匠とともに来日する。
デンジを待ち伏せして呪いの悪魔の発動条件を完遂し、呪殺に成功するが、直後に師匠によって『精巧な人形』にされ、地獄で闇の悪魔との契約を代行した。
トーリカの師匠
トーリカと共に狩りをしながら暮らしている妙齢の美女。寿命があと半年しかないことが明らかにされている。
基本的には落ち着いているが、初めて食べたハンバーガーの味に興奮するなど、無邪気な一面もある。国からの依頼で、デンジの心臓を奪うべく来日する。本人や周囲の人間に悟られずに一瞬で3回もデンジに攻撃を加えるなど、その実力は計り知れない。
その正体は真のサンタクロース。ドイツのサンタクロースは、あくまで外交や契約を代行する傀儡であった。人形の悪魔と契約している、自らが人形の悪魔であるという2通りの自称があり詳細不明。呪いの悪魔とも契約しており、アキとは条件が異なっている。
大量の人間を人形に変化させて操るほか、事前準備を施すことでより人間に近い『精巧な人形』を作ることもできる。精巧な人形は人間として判定されるため、悪魔と契約したり対価を支払うことができる。真の仕事はマキマを殺すことであり、デンジをチェンソーの心臓として闇の悪魔に差し出し、対価に闇の悪魔の肉片を得て取り込み、パワーアップする。以後は暗闇で体を修復したり、人形のパーツを集めて自ら大型の人形になるなどの力を見せた。
闇の力を得て、マキマに襲撃をかけて追い詰める。しかしクァンシの弓矢の連撃、『光の力』と称して自分の身体を燃やしたデンジの特攻により徐々に追い詰められ、形勢が逆転し、最終的には自動車を使ったデンジの自爆特攻により身体をバラバラにされる。さらにコスモの能力により大量の知識を脳内に刷り込まれたことにより自我が崩壊、「ハロウィン」と呻きながら焼死した。
クァンシ
中国からの刺客。右目に眼帯をした気だるげな美女。
4人の女性型魔人を常に侍らせており、作中では5人で性交している描写が何度も描かれている。国からの依頼でデンジを捕えるべく来日する。常に眠たげな表情を崩すことなく、また来日してからも魔人たちとともに食事をしたり情事におよんだりするばかりで仕事に対する熱意を感じさせないが、岸辺曰く「素手の殴り合いなら人類最強」らしく、相当な実力者であることはうかがえる。仕事の報酬として魔人たちへ人権と義務教育を与えることを望む、魔人が殺された際には怒りを露わにしたり、サンタクロースの手によって人形にされた彼女らを攻撃できなかったり、マキマと対峙した際に魔人は殺さないように懇願するなど、彼女らに対する愛情は持ち合わせている。サンタクロース曰く『最古のデビルハンター』であり、岸辺とはかつてバディを組んでいた。マキマ殺害を画策する岸辺に、手を引くよう忠告を送った。地獄で闇の悪魔にバラバラにされて死亡したが、地上でツギハギに蘇生され、サンタクロース打倒の為にデンジと共闘した。サンタクロースを倒した後は共闘の終わりを告げると同時にデンジの首を落とすも、直後に現れたマキマの剣の一閃により、魔人たちと共に首を落とされ、かつてのバディであった岸辺の目の前で死亡した。
後にデンジに対抗するためのマキマからの刺客として、記憶を書き換えられた形で再登場。悪魔に変身しデンジに飛び掛るも、幾つもの高層ビルを突き抜ける反撃を喰らい、死亡した。
青年期の岸辺とバディを組んでいたが、その頃から容姿が殆ど変化していない。
???
クァンシが悪魔に変身した姿。姿と能力から「矢の悪魔」ないし「弓矢の悪魔」と推測される。右目の眼窩に隠された矢を取り出すことで変身する。変身すると、頭部が矢のような刺々しい装飾と、弓を模した角が生えたものになり、両腕にも複数の矢がつがえられた弓が現れる。大量の矢を高速で発射することができ、非常に高い殲滅力を持っている。
ピンツィ
クァンシに付き従う魔人。何の魔人なのかは不明だが、髪で作った輪を通して見ることで、対象についての情報を見られる能力を持っている。黒髪をポニーテールにした少女の姿をしている。ポニーテールの先にデフォルメされた怪物のような顔が付いており、自律して動いたり表情を変えたりしている。
クァンシに心酔しており、また理性も高いため一番クァンシと会話する機会が多い。クァンシや他の魔人には丁寧語で接しているが、仕事の報酬にドーナツを望むなど子供らしい面もある。闇の悪魔に殺され、サンタクロースとの闘いの最中に人形にされる。
ロン
クァンシに付き従う魔人。姿、能力、名前から「龍の魔人」と推測される。口から火を吐く能力を持ち、無造作に伸びた黒髪と頭頂部から生えた2本の角が特徴的。パワーのものと似ているが、パワーの角が垂直なのに対し、こちらは後ろに倒れている。また常に手錠をしているが理由は不明。無口だが発声はできる。大人しい性格だが、回転寿司の皿を噛み砕いて食べるなど、理性の高さは定かではない。ピンツィと同じく闇の悪魔に殺され、サンタクロースとの闘いの最中に人形にされる。
コスモ
クァンシに付き従う魔人。跳ねた髪をお下げしているほか、頭の右側から脳と眼球が垂れており、垂れた脳みその一部をリボン結びにしている、虹彩にハートの模様があるなど、非常に特徴的な見た目をしている。表情と動きが豊かで活発な性格だが、「ハロウィン」としか言わず、コミュニケーションは不全。また、彼女に話しかけられた際に「ハロウィン」と聞き返した者は、彼女同様「ハロウィン」を連呼し続ける、もしくは語尾に「ハロウィン」がつくようになる。
その正体は、全宇宙のあらゆる知識を有した宇宙の魔人。大技として、図書館のような精神世界へ他人を連れ込むことが出来、標的の脳へ森羅万象の知識を流し込み、無力化する(やられた者は、死ぬまでハロウィンのことしか考えられなくなり、コスモ同様にコミュニケーションは不全となり「ハロウィン」としか言えなくなる)。サンタクロースを倒すが、闘いの後はクァンシと共にマキマに首を落とされ、死亡する。
ツギハギ(仮称)
クァンシに付き従う魔人。名前や何の魔人なのかは不明だが、姿や役割などから「死体の魔人」と推測される。体中に縫い跡があり、口も縫い合わされているほか、白目が黒く染まっているといった特徴がある。全くの無表情であり、言葉も一度も発しておらず、また常に人形のようにぐったりとしているなど、人物像には謎が多い。岸辺の襲撃を逃れ、続くサンタクロース戦では、闇の悪魔にバラバラにされたクァンシの頭部を拾い、悪魔の姿に変身させた。闘いの後はクァンシと共にマキマに首を落とされ、死亡する。

悪魔(登場人物)[編集]

人間と契約している悪魔[編集]

狐の悪魔
アキと契約していた悪魔。全体像は明らかになっていないが、巨大な狐の姿をしていると思われ、頭部には大小複数の目がついている。呼び出す部位に応じた形の手印と「コン」の号令によって呼び出すことができる。比較的人間に友好的な悪魔で、アキ以外にも多くの人間と契約している。アキは皮膚の一部や束ねた頭髪を代償に頭部を召喚できる契約をしており、敵を食べさせるなどして攻撃する。姫野曰く面食いで、頭を使わせてもらえるのは容姿の優れた男性だけらしい。
強力な悪魔だが、サムライソードやレゼといった悪魔でも魔人でもない存在は口に合わないらしく、飲み込むことなく取り逃してしまった。アキの命令でサムライソードを食らいつくが、あまりの嫌悪感にアキとその後契約を絶ってしまう。
呪いの悪魔
アキが契約している悪魔。アキからはカースと呼ばれている。アキはその力が宿った釘のような形の刀を所持しており、能力を使う際はこれを使って闘う。アキは、刀を3回刺すことで寿命と引き換えに対象を呪い殺す、という内容で契約している。サムライソードとの戦いでその威力を発揮したが、サムライソードは沢渡によってすぐさま蘇生されてしまった。
後に師匠の契約悪魔として再登場。
未来の悪魔
銃のテロリストによる襲撃後に新たにアキが契約した悪魔。アキ以外にも公安に2人、それぞれ両目と味覚と触覚、寿命の半分を代償に契約している人物がいる。人型の樹木のような姿をしており、頭部には目が3対あるほか、腹部のうろの中にも大きな目があり、うろの中に頭を入れた人間の未来を結末まで見ることができる。「最悪な死に方をする」アキの未来を気に入り、右目に住まわせるだけという破格の代償の軽さで契約した。
妙にテンションが高く、「未来最高」という言葉をよくノリノリで叫ぶ。一見すると気さくでフランクな性格だが、上記の代償の重さやアキを気に入った理由からして、やはり凶悪な悪魔であることに変わりはないと言える。
能力によりアキは数秒先の未来を見ることができるようになるが、あくまでも「見えるだけ」であり、未来の出来事にどう対処するかは本人次第。また、未来の悪魔の方から勝手に未来を見せてくることもある。
幽霊の悪魔
姫野が契約している悪魔。姫野からはゴーストと呼ばれている。本体は花が繁茂した胴体に、目と口が縫い合わされた女性の顔と大量の骨張った腕が生えた見た目をしており、姫野はその腕のうちの一本を借りている。姫野は手のひらにある口を介して会話していたが、本体が言葉を発する描写はない。目が潰れているため、人間の恐怖心を察知して動いている。沢渡に使役されてアキと戦った際、アキに姫野が遺したタバコを授け、それを見て恐怖を克服したアキに首を切られ消滅した。
ヘビの悪魔
沢渡が契約している悪魔。組み合った人間の腕で口が閉ざされた、鱗のない巨大なヘビのような姿をしている。口の先には人間のような歯が生え揃っている。尻尾や噛みつきで物理攻撃をするほか、丸呑みした悪魔を吐き出して使役することもできる。
皮の悪魔
アメリカの3兄弟が契約している悪魔。作中では能力について説明があるのみ。能力を使うと触れた死体の身なりを奪うことができ、3兄弟はこれを潜入に活用した。使用者が死ぬと変装は解除される。
人形の悪魔
サンタクロースが契約している悪魔。姿や契約内容は不明。能力を使うと触れた人間を操り人形に変えることができ、人形に触られた者もまた人形となる。衣服に触れられるだけでも変化してしまうほか、一度変化してしまうと人間には戻れない。ただし魔人には通用しない。人形となった者は、眉がなくなる、目が丸くなる、口がくるみ割り人形のようになるなどの特徴が表れるほか、体の一部を変形させることもできる。事前に対象に『人間しか持たない感情』を学習させておくと、より人間に近く、サンタクロースの意のままに操れる『精巧な人形』を作れる。強力な悪魔であるため強力な契約が必要とみられているが、サンタクロースはかなりの数の人間を人形としていた。術者の近くでないと操れないという欠点もある。
石の悪魔
日下部が契約している悪魔。ガーゴイルのような姿をしている。契約内容は不明。能力を使うと、魔法陣のような陣の上で、指で作った輪を通して息を吹きかけることで、対象を石像にできる。日下部によれば気まぐれらしく、味方も巻き込まれる恐れがあることが示唆されている。強力だが、陣の上でないと発動できない欠点もある。
蛸の悪魔
吉田が契約している悪魔。契約内容は不明。全容は明らかになっていないが、作中では墨のような煙幕の中から現れる巨大な触腕が描かれている。触腕は直接攻撃のほか、クッションや命綱としても活用できる。
爪の悪魔 ナイフの悪魔 針の悪魔
岸辺が契約している悪魔。詳細は不明。
地獄の悪魔
サンタクロースが契約していた悪魔。ドイツのサンタクロースと養子3人の心臓と引き換えに、巨大な6本指の右手を上空から出現させ、デンジ達のいるデパートの全ての生物を地獄へ送った。
後に岸辺の部隊がマキマを襲撃した際に再登場。炎をまとった人馬のような容姿が明らかになった。上述の右手は能力によるものと思われる。
闇の悪魔
サンタクロース=人形の悪魔が契約していた悪魔。チェンソーの心臓を持ってくることと引き換えに、サンタクロースに自らの肉片を提供した。体が複数のミイラで組み上げられた人型の異形がマントを羽織ったような姿をしている。地獄の上空にある無数のドアの一つから、両断された宇宙飛行士で作られた花道とともに現れ、地獄の悪魔によって地獄へと連れていかれた面々の両腕を瞬く間に切断した。ピンツィによれば「一度も死を経験したことのない超越者」「銃なんかよりもずっとヤバい根源的恐怖の名前を持つ悪魔」の一角であり、何もせずとも魔人や悪魔たちが揃って恐慌をきたすほどの存在。一瞬で周囲を闇で覆う・触れることなく対象に不可視の攻撃をする(風穴を開ける、バラバラに切断する、体を捩じり折る、覗き込むだけで血を噴出させる、等々…)といった驚異的な力を持っている。また唯一目に見える攻撃手段として、鍔に4つの鈴が付いた巨大な刀を操る。

その他の悪魔[編集]

銃の悪魔
作中で大きな影響力を持つ悪魔。作中の時代から13年前、紛争などにより世界的に銃への恐怖が高まっていた中、アメリカで銃を用いた大規模なテロが起こった日に出現。世界各地に上陸し、およそ7分間で約110万人を殺害した。作中の描写では家屋を吹き飛ばしたり街を崩壊させたりと、天災とも言うべき甚大な被害を出している。それ以降は姿を消しているが、銃の悪魔の出現により悪魔そのものへの恐怖が高まり悪魔全体が強くなるなど、その影響は未だに残っている。
かつての出現時に脱落した弾薬のような肉片が世界中に散らばっている。肉片には、悪魔が摂取することでその悪魔が強力になったり、集結し再生しようと力を活かして銃の悪魔の居場所を探索できたりする効果がある。
契約した人間を介するなどしてチェンソーの心臓を狙っているようだが、その理由やチェンソーの悪魔との関わりは不明。
実は既に何者かによって倒されており、本体はいくつかの国で分けられて所持されている。また、現在違法に出回っている銃は人間が製造した普通の銃であり、銃への恐怖を維持するために黙認されていた。その結果、銃の悪魔は抑止力として働いており、つまるところ現実世界での核兵器のような役割を果たしている。
その後マキマを殺すべく、アメリカ合衆国大統領が国民の寿命1年分を代償にアメリカの所持分を復活させた。おおよそ巨大な人型で、背中と腕には大量の自動小銃を備えており、脚部はガンベルトでできている。頭部は拳銃を模しており、骨があらわになった胸部には大量の人間の顔が生えている。
生まれた月や性別、年齢などの条件で指定された射程内の対象を狙い撃つ能力が、事後調査書の体を取った文章で確認されている。
秋田県にかほ市(作中の時系列ではまだ発足していない、作者の出身地)に上陸後、大量虐殺を繰り返しながらマキマに向け進行。アキの死体を乗っ取り『銃の魔人』となって逃走しデンジを襲うが、最終的に悪魔に変身したデンジに殺された。
トマトの悪魔
第1話の冒頭でデンジが駆除した悪魔。巨大なトマトの実に大量の目と手が生えた見た目をしている。種から復活するため、種を焼却処分する必要がある。
ゾンビの悪魔
デンジを雇っていたヤクザが契約した悪魔。内臓が露出したトルソーの胸部に顔が生えたような見た目をしている。契約した人間はゾンビになり、ゾンビに噛まれた人間もまたゾンビになる。悪魔に変身したデンジが最初に屠った悪魔。後にサムライソードとの戦いで再登場。
筋肉の悪魔
一般人の少女を誘拐して操っていた悪魔。接触した筋肉を操る能力を持ち、人間を操ったり自身の大きさを変えたりすることができる。一見は一つ目のイモムシのような愛らしい姿であり、デンジを騙して殺そうとするものの、隙を突かれて死亡。
ナマコの悪魔
デンジとパワーがパトロール中に遭遇した悪魔。人間の指や髑髏が生えた、直立したナマコのような姿をしている。パワーによって一撃で粉砕された。
コウモリの悪魔
ニャーコを監禁して盾にし、パワーに血を飲むための人間を要求していた悪魔。空を飛べるほか、口から強力な空気砲を発することもできる。追ってきたデンジと戦って敗北する。
ヒルの悪魔
コウモリの悪魔を「私の男」と呼んでいた悪魔。コウモリの悪魔と共に人間を食べ尽くすことが夢だった。デンジとパワーを殺そうとしたが、アキが呼び出した狐の悪魔によって飲み込まれる。
セラフィム
チェンソーマンの眷属。ハエのような頭部と羽をもつ。
ドミニオン
チェンソーマンの眷属。黒髪と四つの目、四つの耳をもち、ネコ科動物のような顔立ちをしている。
ヴァーチェ
チェンソーマンの眷属。頭部が無く、手足の先がハサミのような形状になっている。
ナユタ
中国で発見された新しい支配の悪魔で、少女のような姿をしている。国に任せておくとマキマのような存在になると危惧した岸辺によってデンジに預けられ、デンジと暮らすことになった。

その他[編集]

ニャーコ
パワーと共に暮らす猫。パワーと出会った当初は痩せ細った子猫であったが、パワーによって大切に育てられ、ふくよかで健康的な猫に成長する。パワーと共に早川家にやってきてからは、同じベッドに寝るなどデンジにも懐いている模様。
コベニの車
コベニが給料で買った車。モデルはフィアット・500。アメリカ三兄弟の長男を(パワーの運転ではあるが)轢き殺し、クァンシとの戦いではビルから落とされた岸辺のクッションになり、そしてサンタクロースとの戦いではサンタクロースに対し実質的な止めを刺した。その活躍を受け、人気投票ではオーナーのコベニを僅差で抑え7位にランクインした。しかし本体は戦いの中で大破し焼かれ、人気投票では錆び付いて草に埋もれた姿で登場。

用語[編集]

悪魔
動植物や概念などあらゆるものの名前を持って生まれてくる、人知を超えた怪物。人間がその名前を恐怖・嫌悪するほど力を増すとされている。人間の血を補給することで、力の維持や増強、損傷の急速な回復が可能。生きている人間へ憑依し操る能力や、人間の死体を乗っ取り「魔人」となる能力を持つ。悪魔は常に人の死や苦しみを望んでいるとされている一方、人に近い容姿の悪魔は比較的人間に友好的とされる。
天使の悪魔の証言によれば、悪魔は人間のいる世界と地獄との間で輪廻転生をしており、名前が恐れられている限りは、一方の世界で死んだとしてももう一方の世界で復活することができる。地獄から人間のいる世界に転生する際、地獄の記憶は引き継がれない。しかし、特異課の管理下にいる悪魔は、全員地獄で死ぬ直前にチェンソーのエンジンのものと思われる音を耳にしている。
人間は悪魔と契約をすることで、代償を払った上で使役したり、力を借りたりすることができる。強力な悪魔であるほど強い契約が必要になるが、悪魔に気に入られれば少ない代償で契約したり、より強い力を借りたりすることができる。
契約
悪魔と人間が結ぶ約束事。絶対的なものであり、片方が契約を守った時もう片方も必ず守らねばならず、守れず破れば死ぬ。
魔人
人間の死体を乗っ取った悪魔。人格は悪魔だが、元となった人間の記憶を受け継いでいる者もいる。頭部や顔に通常の人間と異なる特徴が現れる(角が生える、目に文様が浮かぶなど)。魔人になると悪魔のときより弱体化するため、悪魔が死から逃れるためにやむを得ずなることが多い。人格が人間であり通常時の頭部がそのままであるデンジなどは該当しない。
デビルハンター
悪魔の脅威から人間を守るための職業。基本的には悪魔と契約して力を借りることで戦うが、武器を用いて生身の人間が戦うケースもある。特異4課では悪魔や魔人が直接戦闘要員として活動している。公安に所属するデビルハンターは福利厚生や給与の面で充実しているが、民間のデビルハンターでは対処しきれない事例の対応に当たることが多いため、負傷や殉職も多くなっている。
悪魔でも魔人でもない存在
デンジ、サムライソード、レゼのように、意識や姿は人間だが、悪魔に変身できる存在。非常に前例が少ないためデビルハンターの間でも噂程度にしか認知されていない。変身や武装を解く際は、変化した部位が泥のように溶ける。
特定の動作が変身のトリガーとなっている(胸のスターターロープを引いてエンジンを吹かす、鞘になっている左手を抜いて抜刀する、など)。悪魔や魔人と同様に血液が重要なエネルギー源になっている。基本的に不死身で、血液を摂取すれば回復し、上記の特定の動作でも回復できる。普通の悪魔なら致命傷になるほどの負傷でも容易に回復でき、サムライソードはアキによって呪殺されてもすぐに蘇生した。ただし蘇生には血を供給されるか、上記の特定の動作を代行してもらう必要があるため、誰かの介入がなければ死んだままで無防備である。血液が不足していると、再び変身しようとしても途中で変身が止まってしまったり、特定の動作をしても武装が現れなかったり、損傷だけが回復して人間の姿に戻ってしまったりする。
特定の呼称は「無い」とされていたが、実際にはチェンソーマンによりその名が抹消されていた(ただし何故か存在は消えなかった)。
地獄
悪魔の生まれ故郷。天使の悪魔によると悪魔は地獄で死ぬと人間の世界に現れ、人間の世界で殺されたとしても新しい個体として地獄で復活する、というように輪廻転生を繰り返しているらしい。「地獄の悪魔」の能力により人間も行くことが可能である。
地上には一面の草原が広がり、蟻などの生物もいる。上空には形の異なるドアが大量に整列しており、一つのドアの向こうに一体の悪魔がいると考えられる。

社会的評価・賞歴[編集]

発表年 部門 対象 結果 出典
2019年 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019 チェンソーマン 9位 [5]
第5回次にくるマンガ大賞 コミックス部門 2位 [集 1]
このマンガがすごい!2020 オトコ編 4位 [集 1]
2020年 このマンガがすごい!2021 オトコ編 1位 [6]

書誌情報[編集]

  • 藤本タツキ 『チェンソーマン』 集英社ジャンプ・コミックス〉、既刊11巻(2021年3月4日現在)
    1. 「犬とチェンソー」2019年3月9日発行(3月4日発売[集 2])、ISBN 978-4-08-881780-4
    2. 「チェンソーVSコウモリ」2019年5月7日発行(5月2日発売[集 3])、ISBN 978-4-08-881831-3
    3. 「デンジを殺せ」2019年8月7日発行(8月2日発売[集 4])、ISBN 978-4-08-882016-3
    4. 「銃は強し」2019年10月9日発行(10月4日発売[集 5])、ISBN 978-4-08-882075-0
    5. 「未成年」2020年1月9日発行(1月4日発売[集 6])、ISBN 978-4-08-882171-9
    6. 「バン バン バン」2020年3月9日発行(3月4日発売[集 1])、ISBN 978-4-08-882224-2
    7. 「夢の中」2020年6月9日発行(6月4日発売[集 7])、ISBN 978-4-08-882328-7
    8. 「ちょうめちゃくちゃ」2020年8月9日発行(8月4日発売[集 8])、ISBN 978-4-08-882376-8
    9. 「お風呂」2020年11月9日発行(11月4日発売[集 9])、ISBN 978-4-08-882470-3
    10. 「犬の気持ち」2021年1月9日発行(1月4日発売[集 10])、ISBN 978-4-08-882527-4
    11. 「がんばれチェンソーマン」2021年1月9日発行(1月4日発売[集 11])、ISBN 978-4-08-882576-2

テレビアニメ[編集]

2020年12月に製作が発表された。アニメーション製作はMAPPA[2][7]

脚注[編集]

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書誌出典[編集]

以下の出典は集英社の本内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ a b c チェンソーマン/6|藤本 タツキ”. 2020年3月4日閲覧。
  2. ^ チェンソーマン/1|藤本 タツキ”. 2019年3月4日閲覧。
  3. ^ チェンソーマン/2|藤本 タツキ”. 2019年5月2日閲覧。
  4. ^ チェンソーマン/3|藤本 タツキ”. 2019年8月2日閲覧。
  5. ^ チェンソーマン/4|藤本 タツキ”. 2019年10月4日閲覧。
  6. ^ チェンソーマン/5|藤本 タツキ”. 2020年1月4日閲覧。
  7. ^ チェンソーマン/7|藤本 タツキ”. 2020年6月4日閲覧。
  8. ^ チェンソーマン/8|藤本 タツキ”. 2020年8月4日閲覧。
  9. ^ チェンソーマン/9|藤本 タツキ”. 2020年11月4日閲覧。
  10. ^ チェンソーマン/10|藤本 タツキ”. 2021年1月4日閲覧。
  11. ^ チェンソーマン/11|藤本 タツキ”. 2021年3月4日閲覧。

外部リンク[編集]