魔都精兵のスレイブ

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魔都精兵のスレイブ
ジャンル アクションハーレムファンタジー
漫画
原作・原案など タカヒロ
作画 竹村洋平
出版社 集英社
掲載サイト 少年ジャンプ+
レーベル ジャンプ・コミックス+
発表期間 2019年1月5日 - 連載中
巻数 既刊8巻(2021年8月現在)
アニメ
原作 タカヒロ、竹村洋平
アニメーション制作 Seven Arcs
放送局
放送期間 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

魔都精兵のスレイブ』(まとせいへいのスレイブ)は、原作:タカヒロ、作画:竹村洋平による日本漫画作品。累計発行部数は100万部越え。集英社のウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』にて2019年1月5日より土曜日に配信中[1]

あらすじ[編集]

数十年前、日本各地に突如として出現した謎の門。その先には醜鬼という怪物と、食べた者に異能の力を与えるが存在する異空間『魔都』があった。桃は女性にしか能力をもたらさなかったため、世の中は男女平等から女尊男卑に変化。日本政府は魔都への門を管理下に置き、桃の力を得た女性で構成された新たな組織『魔防隊』を創設した。そして2020年のある日、進路に悩む高校3年の男子学生である和倉優希は突発的に発生した門の中に入って魔都へと迷い込んでしまい、醜鬼に襲われてしまう。そこへ駆け付けた魔防隊七番組組長・羽前京香によって助けられるが危機は続く。絶体絶命の時、京香の能力・無窮の鎖(スレイブ)によって優希は奴隷にされ、代わりに強大な力を手に入れて切り抜ける。こうして優希は京香の奴隷兼魔防隊の寮の管理人として、醜鬼と戦う日々を送ることになった。

登場人物[編集]

声の項はテレビアニメ版の声優

魔防隊[編集]

七番組(主要人物)[編集]

和倉 優希(わくら ゆうき)
声 - 広瀬裕也[2]
年齢:17歳。身長:173センチメートル。誕生日:3月12日。血液型:A型。
本作の主人公。七番組寮管理人。家事が得意で、新しい料理や掃除用具の開発が趣味。
物語開始当初は公立上野毛高校3年の男子生徒であり、女尊男卑となった社会における卒業後の将来について悩む最中、魔都に迷い込んで京香に保護される。その際、醜鬼の大群を蹴散らすために半ば強引に彼女の「奴隷」にされ、魔防隊七番組に雇われる事になる。
6年前に姉の青羽を魔都災害で失っていたが、一本角の醜鬼との戦いで、一本角の背中に乗る人型の醜鬼が青羽に似ていたことに驚愕する。その後、二度目の人型醜鬼の襲撃の時に隠れ里に連れ去られ、そこで改めて青羽と再会を果たした。そして青羽から人型醜鬼の事情を知り、隠れ里の戦いを経て再び青羽と別れる事になったが、青羽たち人型醜鬼を人間に戻す手段を見つける事を決意した。
奴隷化
「無窮の鎖」によって京香の手に口付けることで肉体が醜鬼のような異形の姿に変化して人間を遥かに超えた力を発揮する。
首には鎖付きの首輪が付けられ、乗り手の主が優希の背に乗り、鎖を引いて命令を与える事でさらに力が引き出される。その戦闘能力は通常の醜鬼数十体を簡単に瞬殺するほど高い。
乗り手の主が変わる事で、奴隷化の特性が変化して違う形態になれる。
右拳に力を集中して放つ『隷架拳(れいかけん)』や、優希が敵の頭上から手刀を放ち、同時に優希の背中に乗った京香が刀で横薙ぎを放つ合体技『豪刃十字架(ごうじんじゅうじか)』など、奴隷化状態で放つ技の名前には奴隷を想起させるような言葉が入っている。
京香が傍にいなかった時は京香のブーツに口付けすることで中途半端ながらも奴隷化を果たし、巨大な醜鬼を打倒したが時間切れも早く、褒美も痛いマッサージだった。
なお、能力が解除されて人間に戻る時に光や煙が出る。六番組との交流戦の際に優希はこれを目眩ましに利用した。
羽前 京香(うぜん きょうか)
声 - 鬼頭明里[2]
年齢:21歳。身長:167センチメートル。誕生日:9月4日。血液型:O型。バスト:85(E)。
本作のヒロイン。七番組組長。鬼の組長と言われている凛々しい女性。
魔都に迷い込んだ優希を救助したが、醜鬼の大群に囲まれて結界で防いだ時に優希を奴隷にすることを決めて自らの能力で優希に強大な力を与えることに成功。彼を七番組に雇う。
山形県にある故郷で起きた『月山大井沢事件』という魔都災害の唯一の生き残りで、故郷を滅ぼした『一本角』と呼ばれる醜鬼を倒すことに執心している。
能力を使用して解除する度に代償として優希に性的な褒美を与えなければならないが、嫌悪感は抱いていない。優希のプライベートには口出しするつもりはなかったが、優希が天花に言い寄られているのを見てから独占欲が芽生え、少しずつ優希のことを意識していくようになる。
能力で強化した優希を使役するだけでなく、自らも霊山で修行して完成させた独自の戦闘術と日本刀を武器に戦う。武道の基本をりうから学び、生身の強さはりうを超えて魔防隊で唯一、桃の能力なしで醜鬼を倒せる域にあり、他の人間が同じように鍛えても、未だに誰も京香の領域にたどり着いていない。この桃の力に関係なく醜鬼を倒せる例外性が彼女を組長の座に就かせる一因となった。
無窮の鎖(スレイブ)
奴隷にした生命体の力を引き出して使役する能力。
一度奴隷にされた生命体は基本的に死ぬまで京香の奴隷の状態になる。
本編開始までは醜鬼を使役していたが優希を奴隷にすると醜鬼とは比べ物にならないほど強化された。周囲からは完全に外れの能力と揶揄されていた(京香本人もそう思っていた[3])。だが実際は、奴隷となる者の成長、主と奴隷が主従関係を強く意識することで桁違いの出力になること、他の隊員に能力の貸し出しによって優希の特性が大きく変化するなど、文字通り『無窮の成長性と拡張性』に満ちた能力である。[4]
代償として、能力を解除したら奴隷が働いた分に見合った褒美を与えなければならない。褒美は奴隷が潜在的に欲しているものになるらしく、醜鬼が奴隷の時は豚肉を与える程度だったが、優希の場合はキスや愛撫といった性的接触になる。この代償は京香の意思とは無関係に自動的に身体が動いてしまう。優希を貸し出して借主が使っていた分の代償は借主が支払い、貸し出しをしている間は京香の力が消耗する。
無窮の鎖・戦雲(スレイブ・いくさぐも)
京香と日万凛の二人がかりで優希に無窮の鎖を発動した形態。
主が二人になったことで力と速度がさらに強化され、口から破壊光線を放つ『咆哮撃(ほうこうげき)』という必殺技を出せる。
この形態は代償の褒美も二人がかりになるが、通常よりも優希の消耗と反動が大きく、長期戦には向かない。
東 日万凛(あずま ひまり)
年齢:18歳。身長:159センチメートル。誕生日:8月28日。血液型:A型。バスト:83(D)。
七番組副組長。プライドが高く、短気で怒りやすい女性。好物はラーメン。
京香に心酔しており、男である優希を良く思っていないが戦闘時の優希の強さは認めている。
魔都での功績が大きい名門・東家の出身で、風舞希の三女。優秀な姉が多い分、日万凛も期待されたが肝心な時に結果を出せなかった為に実家では落ちこぼれと言われ、母の風舞希は恐怖の対象になり、姉の八千穂からは毎日馬鹿にされていた。そのため、京香のような強い存在となって見返すことを目標に訓練を重ね続けている。
六番組との交流戦で八千穂が対戦相手となり、無窮の鎖で従えた優希と共に挑んで勝利してからは八千穂との距離が縮まり、優希のことも見直した。
青雲の志(ラーニング)
他人の能力を学ぶ事でコピーして自分でも使えるようになる能力。
スマートフォンの端末に情報をセットしておいた人物の能力が使用できるが、ほとんどの能力は劣化して使い物にならない。
代償のある能力を使用すると、その代償を支払わなければ他の能力に切り替えられない。
後に東の晩餐にて、風舞希に挑発された事によって怒りで覚醒。組長格のモノを皮切りに数々の能力を精度は落ちてはいるが、実戦レベルにまで引き上げて使いこなした。
武装小町(バンバンバン)
身体の一部分を剣や銃などの武器に変化させる能力。
元は魔防隊五番組の組員であるサキのもので、相性が良かったのか劣化はあまりせず、日万凛が攻撃用のメインとして使用している。のちにさらに力を引き出せるようになり、強力な兵器に変化できるようになって、髪の毛を無数の砲門に変えて全方位に攻撃する一斉射撃(フルバースト)という技も生み出した。
玉体革命(パラダイムシフト)
自分の身体の大きさを変化させる能力。
日万凛だと胸の大きさが3センチ変わる程度。
無窮の鎖・旋風(スレイブ・つむじかぜ)
日万凛がコピーした無窮の鎖を優希に使用した形態。
通常の形態とは違ってスピードが格段に速くなる速度特化の形態だが、力は落ちている。特訓で、スピードを活かした最速の一撃を放つ『烙印破(らくいんは)』という必殺技を編み出した。
代償として京香と同じように優希に性的な褒美を与えなければならない。
無窮の鎖・旋風「天」(スレイブ・つむじかぜ「てん」)
旋風形態を『天進』で進化させた形態。
制限時間を短くする縛りを加える事で速度をさらに強化した。
常闇舞踏団(ナイトストーム)
風を操作する能力。
覚醒時に使用。風舞希の身体を大きく後退させた。
天御鳥命(アメノミトリ)
空間を操作する能力。
覚醒時に使用。精度は落ちているが、実戦レベルで使用可能。
行雲流水(パイソン)
己の行動を脳内で予約入力する事でその動きを忠実に実行する能力。
覚醒時に使用。
東の辰刻(ゴールデンアワー)
時間を操作する能力。
覚醒時に使用。操れる時間は2秒。
駿河 朱々(するが しゅしゅ)
年齢:17歳。身長:165センチメートル。誕生日:11月13日。血液型:B型。バスト:85(E)。
七番組組員。頭にリボンを付けた好奇心旺盛な少女。ゲームが趣味。
平凡な家庭の生まれだが、刺激を求めて魔防隊に入隊した。三姉妹の末っ子で家族からは甘やかされていた。
姉妹揃って『弁天島女子高等学校』という小中高一貫の女子校出身であるため、今までの人生で男っ気がなく、新しく七番組に入った男である優希に興味津々で、偶然女子の風呂を覗いてしまった優希を写真で撮って脅迫して奴隷にする。その後、寮を襲ってきた醜鬼との戦いで優希に助けられたことから、「ユッキー」と愛称で呼ぶようになって好意を抱く。
玉体革命(パラダイムシフト)
自分の身体の大きさを変化させる能力。
身につけている服や単純な構造をしているモノも一緒にサイズ変更ができる。大きくなる場合は七番組の寮よりも遥かに巨大化して圧倒的なパワーを振るえるがエネルギーを消費しやすく、複雑な構造をしている携帯や銃器などは一緒に大きくしにくい。小さく縮む時は制限時間も長く、携帯なども簡単に小型化できる。
無窮の鎖・岩融(スレイブ・いわとおし)
京香から奴隷化状態の優希を貸し出されて朱々が借主になった時の形態。
一撃で小さな岩山を砕くほどのパワー特化型の形態で、その代わりスピードがかなり落ちる。京香には「シンプルな特性なら貸し出す必要はない」と判断され、焦った朱々が「自分が巨大化すれば優希も巨大化できるのでは?」と提案して実行したが失敗に終わった。
大川村 寧(おおかわむら ねい)
年齢:11歳。身長:145センチメートル。誕生日:5月5日。血液型:AB型。
七番組索敵係。七番組の最年少である小学生の女の子。今の目標は家事の上達。
魔都に迷い込んだ者や出現した醜鬼を能力を使って見つけ出す索敵係の非戦闘員。幼いながらも先に入隊した上司として優希のことを常に気にかけている。寮内部の門を通って高知県の小学校に通学している。
両親が魔都災害で行方不明になり、魔都研究家の大川村博士に引き取られた。その縁もあって通常よりも早い年齢で桃を口にしている。両親はまだ生きていると信じ、きっと見つけると心に誓っている。
きっと見つける(プロミス)
遠くの場所を見渡せる千里眼の能力。
発動中に寧の身体に触れた者にも視点を連動させて視界を共有することができる。
数ある能力の中でもレアなものとされる。
無窮の鎖・煌星(スレイブ・きらぼし)
京香から奴隷化状態の優希を貸し出されて寧が借主になった時の形態。
力も速度も通常形態より落ちるが、感覚が研ぎ澄まされる索敵特化の形態。視覚は透視が行えるほど強化され、聴覚は他人の心臓の鼓動音が聞こえるようになる。寧が幼いこともあり、代償も「優希の頭を撫でる」など軽いものになっている。

一番組[編集]

多々良 木乃実(たたら このみ)
身長:155センチメートル。誕生日:12月4日。血液型:A型。
一番組組長。現役高校生の元気な少女。芯が強く、人懐っこい。優希より年下。
前組長りうの秘蔵の弟子であり、京香の妹弟子にあたる。その実力は数年経てば総組長になれるとりうが豪語するほど。
冥加 りう(みょうが りう)
身長:154センチメートル。誕生日:7月7日。血液型:O型。
一番組副組長。魔防隊の御意見番の老婆。趣味はお洒落。
強過ぎる実力で長年組長を務めていたが高齢もあって木乃実に組長の座を譲った。現在は副組長として木乃実の補佐をしている。
人材の育成も得意であり、京香や木乃実に武道の基本を叩き込んだ師匠でもある。

二番組[編集]

上運天 美羅(かみうんてん みら)
身長:170センチメートル。誕生日:8月21日。血液型:B型。
二番組組長。胸にを巻いたヤンキー風の女性。血気盛んで好戦的。一人称は「俺」。
男勝りで気が強く、怖そうな見た目だが面倒見が良いので部下の隊員からは慕われている。京香をライバル視していて、次期総組長の座を争っている。

三番組[編集]

月夜野 ベル(つきよの べる)
身長:156センチメートル。誕生日:3月30日。血液型:AB型。
三番組組長。泣き虫で気が弱い女性。美味しい店を探すのが好き。
魔防隊には能力を見込まれてスカウトされて入隊した。周囲からはいじられる事が多い。
笑う寿老人(カノープス)
詳細不明。京香曰く凄い能力とのこと。

五番組[編集]

蝦夷 夜雲(えぞ やくも)
身長:157センチメートル。誕生日:5月16日。血液型:B型。
五番組組長。根明で他人との距離感が近い女性。女子のアイドルを応援するのが好き。一人称は「夜雲さん」。
妹が多く、長女として稼ぐ為に魔防隊に入隊した。女性にセクハラをするのが好きで、そのため女性で構成された魔防隊の全ての組に友好的。魔防隊の女性でハーレムを築く野望を持っている。
男子は能力を持てなくて可哀相と思っていたが、優希に対しては警戒心を和らげる雰囲気を感じて気に入り、自分のハーレムに入れる事に決めた。
常闇舞踏団(ナイトストーム)
風を操作する能力。
竜巻を起こして攻撃したり、風に乗って空を飛べるようになる。夜雲の風の操作は優希の上半身の服を綺麗に脱がせたり、竜巻での移動は巻き込み事故ゼロ、とかなり器用。
風の威力はカイコ曰く、本気になれば都市を吹き飛ばせるほどの力を出せるという。
無窮の鎖・鳳翼(スレイブ・ほうよく)
京香から奴隷化状態の優希を貸し出されて夜雲が借主になった時の形態。
背中に翼が生えて空を飛べるようになる飛行形態。夜雲の能力と合わせる事で夜雲以上の飛行速度を出せる。
高速で飛行できるため一撃離脱や奇襲・強襲に向いているが、継続力とパワーは低い。
五木 カイコ(いつき かいこ)
身長:160センチメートル。誕生日:5月27日。血液型:A型。
五番組副組長。仕事意識の高い女性。
貴重な回復能力の使い手で長きに渡って魔防隊で活躍している。
回復能力(仮称)
傷を回復する能力。
この能力で隠れ里の戦いで負傷した六番組と七番組の組員を治療した。
回復能力は貴重でレアな能力とされている。
所山 サキ(ところやま さき)
身長:152センチメートル。誕生日:7月18日。血液型:A型。
五番組組員。猟師の娘として育った女性。
ある理由から魔防隊の中でも非常に無口であまり喋らない。日万凛に自分の能力を教えて使用できるようにした。
武装小町(バンバンバン)
身体の一部分を剣や銃などの武器に変化させる能力。
日万凛が使用している能力のオリジナルであるため、サキは日万凛よりも使いこなしている。

六番組[編集]

出雲 天花(いずも てんか)
身長:163センチメートル。誕生日:10月1日。血液型:A型。バスト:88(F)。
六番組組長。冷静沈着な女性。資金運用が得意でフィナンシュが好物。
子供の頃から立ち回りの上手い優等生で総組長の恋からも信頼されており、優秀な組長として世間での知名度も高い。SNSの使い方も上手。
今まで気に入った男子はなく、恋人もいなかった。組長の激務を癒したり、プライベートの退屈を紛らわすためのペットの男子を欲しがっていた時に奴隷として主に尽くす優希を見て気に入り、告白して押し倒すなどの大胆な行動に出るほどの好意を抱く。以後、能力を使って優希の部屋に侵入するようになる。
人型醜鬼の隠れ里の戦いで優希の姉の青羽と戦う。戦闘前に青羽を「お義姉さん」と呼んで怒らせてしまった(煽ったのではなく、本心から)。戦いではあと一歩まで追い詰めるが青羽を倒すと優希が悲しむと思い、動きを止めてしまった隙を突かれて敗北して重症を負うが、優希に対する想いを青羽に認められた。その後も回復してからも優希に度々会いに行っている。
天御鳥命(アメノミトリ)
空間を操作する能力。
別の場所にテレポートしたり、空間そのものを捩じり裂くことで相手の防御力を無視して攻撃できる。攻撃する場合の効果範囲はピンポイントのものから一撃で醜鬼の大軍を殲滅できるほどまで幅広い。
テレポートは視認できない場所にも移動できる。天花以外の人物をテレポートするには天花自身が対象に触れて一緒にテレポートしなければならない。天花だけで行うテレポートは連続で666回可能。
能力名の由来は「出雲国風土記」に記されている神、「天御鳥命」。
東 八千穂(あずま やちほ)
身長:155センチメートル。誕生日:2月14日。血液型:O型。バスト:80(C)。
六番組副組長。日万凛の姉で風舞希の次女。妹よりもプライドが高い。好物は駄菓子。趣味は詩を書くこと。
名門・東家の人間であることに誇りを持っており、結果を出せない日万凛を出来の悪い妹として馬鹿にしているが、それは好きな子を虐めたくなるような八千穂なりの愛情表現であり、実際は重度のシスコンで歪んではいるが日万凛を大事に思っている。
直接的な攻撃手段として、魔都用に改造された銃を所持している。
東の辰刻(ゴールデンアワー)
時間を操作する能力。
自称・崇高な構えというポーズをとることで時間を五秒止めるか戻すことができる。ただしポーズを取らなければならないのでノータイムでは使えない。
また、物理的時間を操る大技であるため消耗しやすく、数回の使用だけでバテてしまい、能力の詳細を知っている者が相手の場合、時間を戻していること(八千穂が時間を戻さざるを得ない有効打を与えている)に気付かれてしまう欠点がある。
東の大辰刻(プライムタイム)
自称・至高のポーズをとることで操る時間が倍の十秒まで増える。しかし消耗も激しいので一度使うとしばらく使用できなくなる。
若狭 サハラ(わかさ さはら)
身長:156センチメートル。誕生日:1月21日。血液型:AB型。
六番組組員。寝ることが好きな女性。
おっとりとしていてマイペースな性格だが組長である天花の言うことは聞いている。面倒な性格の八千穂の唯一の友人でもあり、プライドが高くて買えない好物の駄菓子を代わりに買ってあげていたりしている。
プロレス技の使い手で、能力と併用することで高い近接戦闘能力を発揮する。
怒れる羊(クレイジーシープ)
あらかじめ定めた分数の間だけ自身の力を強化する能力。
最少が1分間で最大が60分間。短く設定すればするほど強くなれるが再使用には3分間のインターバルが必要。
能力を発動中に気絶すると高まった闘争本能で体が自動的に戦闘を続行する。力はさらに強化されるが敵味方の区別がつかなくなってしまう。

八番組[編集]

ワルワラ・ピリペンコ
八番組組長。外国人の女性。

九番組[編集]

東 風舞希(あずま ふぶき)
身長:171センチメートル。誕生日:4月16日。血液型:A型。
九番組組長。日万凛・八千穂・麻衣亜の母親。海桐花の実娘。
年齢を感じさせない豊満な身体と波打つ黒の長髪を持つ美女。あまり表情は変えず口数も少ないが母譲りの豪胆さを持つ。
昔から結果を出せない日万凛には厳しく、未熟のまま、魔防隊で戦い続けるのなら母として仕留めると宣言したほど。ゆえに親子関係は良くなかった。東家の次期当主を決める「東の晩餐」で日万凛と戦った際にあえて京香を侮辱する挑発をした事で日万凛は激怒し才能が開花。それを見て侮辱を撤回した。「東の晩餐」の最終的な勝者となって東家当主になる。
本心では海桐花の方針の実力主義を良く思ってなく、家族と仲良くしたかったが、当主になるまでは色々と我慢してきたため、当主になった直後に海桐花を下し、実力主義だった東家を改善していくと宣言。日万凛とも稽古をつけたりと親子関係も改善した。
優希の事は組長会議で見た時から「男の子を一人ぐらい欲しかった」と言って気に入ったようで、優希にマッサージをしたり、日万凛の優希へのご褒美に参加もしている。
太陽を穿つ槍(サンセット)
伸縮自在の槍を出現させる能力。
この槍は出力を高めるほど距離が伸びて身体能力も強化されていく。
伸縮を連続で行う事で凄まじい速度の刺突を何度も繰り出したり、1割程度の出力で日万凛の能力によるミサイル群を打ち落とす、などシンプルだが次元の違う力と速度を誇る。
東 麻衣亜(あずま まいあ)
身長:164センチメートル。誕生日:6月3日。血液型:A型。
九番組副組長。日万凛と八千穂の姉で風舞希の長女。眼鏡をかけたクールな美女。
趣味はゲームで、大会に出られるほどの実力を持つ。
東 誉(あずま ほまれ)
身長:158センチメートル。誕生日:9月19日。血液型:B型。
九番組組員。東家の分家の女性。プログラムが得意なデータ収集タイプ。好物はハンバーガー。
眼帯と露出度の高いパンクファッションの格好をしている。
行雲流水(パイソン)
己の行動を脳内で予約入力する事でその動きを忠実に実行する能力。
入力した行動は途中で変更する事はできないが実行中は身体が超絶強化される。
足の太腿でタイプする事でさらに精妙な行動が行え、誉のノリも良くなるが指で入力するため隙ができてしまう。
能力を実行中に周囲の情報を拾いつつ能力が切れた瞬間に即座に脳内入力と実行をする事で間断なく動いているように見えるが脳に多大な疲労がかかってしまう。
東 海桐花(あずま とべら)
身長:155センチメートル。誕生日:11月21日。血液型:A型。
九番組組員。東家当主。風舞希の母で日万凛・八千穂・麻衣亜の祖母。
高齢ながら少女の姿をしている。豪胆でギャンブル好き。

十番組[編集]

山城 恋(やましろ れん)
身長:162センチメートル。誕生日:2月11日。血液型:O型。
魔防隊総組長兼十番組組長。黒い長髪に花の形をした紐の飾りを頭に付けた美女。
趣味は犬と遊ぶ事や和を感じる場所を散策する事。魔防隊の総本部内に日本庭園を建てていて、そこで黒柴の「要(かなめ)」と白柴の「雅(みやび)」のメスの二匹の犬を飼っているほどの犬好き。
幼少期からあらゆる分野でトップを取った天才で、アメリカ大統領からは「生命の極み」「地球の答え」とまで呼ばれる程の傑物。愛国心が強く、国のためなら少数を切り捨てる非情な選択を取る事もある合理主義者。
京香の能力を引き上げ、天花に気に入られている優希に興味を抱いており、組長会議への出席を要請した。合同訓練の際に優希の借主になったが、能力の代償である褒美の内容を把握しておらず、優希に犬扱いされて屈辱を味わう。
万物を総該した無限宇宙の全一
八つの異能を操る能力。
曼荼羅を展開して八仏いる仏の能力を選択して瞳に宿す事で自在に使用できる。能力は二つ同時に併用が可能。八つの能力の詳細を全て知るのは恋のみ。
現在判明しているのは「飛行能力」「相手の能力の無効化」「蹴りによる衝撃波」「自分の肉体の強化」「対象の強制転移」。
無窮の鎖・殺牙(スレイブ・ころしきば)
京香から奴隷化状態の優希を貸し出されて恋が借主になった時の形態。
身体が漆黒に染まって全体の能力がかなり上がり、傷も瞬時に回復し、飛行能力や醜鬼の探知能力も持つ。さらに、睨みつけた敵全員の頭上に牙のマークを出現させた後に噛む動作をする事で上半身を消滅させる『贖罪の山羊(しょくざいのやぎ)』という必殺技が使用できる。
ただしこの形態は優希の意識が無くなって制御不能になる暴走形態であり、醜鬼がいる場所に自動的に向かい、醜鬼を殲滅すると借主の恋にも牙を剥くため、無力化しなければならない。恋の無効化能力で奴隷化の変身を解除する事もできるが、代償の奴隷契約の褒美は無効化できない。
備前 銀奈(びぜん ぎんな)
身長:159センチメートル。誕生日:6月30日。血液型:B型。
十番組組員。口癖に「激」を付けるギャル。
魔防隊の大ファンでサイン集めが趣味。男には興味が無く、優希を見た途端に白けるほど。しかし七番組と六番組の交流戦での優希の活躍を見て、彼のサインも欲しがるようになる。
会員制闘技場(ギンナクラブ)
結界を作り出す能力。
銀奈が地面に引いた線を境として結界が発動。この結界は醜鬼が千匹来ても壊れず、触れた醜鬼を粉々にするほどの防御力があり、銀奈の持つ巻物に署名した者だけが結界の中に入れる。署名した者同士の戦闘は結界内であればどんな傷も治せる。
この能力のため、銀奈は魔防隊の交流戦に審判として引っ張りだこになっている。

醜鬼[編集]

八雷神[編集]

紫黒(しこく)
身長:161センチメートル。誕生日:謎。血液型:謎。
髪の先端が蛇の頭になっている黒い長髪をした少女型の八雷神。八雷神のリーダー格。一人称は「僕」。
お喋りで性格は黒く、雷煉をよくからかっている。人類を滅ぼす事を目的としているが、同時に人間に興味を持っており、色々な意味で好き。その為、気に入った人間は数名残そうと思っている。
隠れ里の戦いに乱入し、一本角の醜鬼を解放して優希と京香に襲わせたが、逆に圧倒した優希に目を付けるようになる。
暗幕(あんまく)
周囲を闇で覆う事で感知されなくなる技。
黒渦巻(くろうずまき)
引力を発して敵を引き寄せる小さな黒い球体を創り出す。
闇蛇牢(やみじゃろう)
髪の毛の蛇を伸ばして敵を拘束して蛇に噛ませる事で毒で行動不能にする。
幻覚
髪の毛の蛇が吐くガスを吸わせる事で幻覚を見せる。
狭い場所だと決まりやすいが、下手に紫黒が動くと効果がブレる欠点がある。
壌竜(じょうりゅう)
身長:168センチメートル。誕生日:謎。血液型:謎。
肌をかなり露出させた格好をしている褐色肌の女性の八雷神。
迫力ある見た目をしているが、無口で仲間達の間では温厚な性格をしている。
雷煉(らいれん)
身長:175センチメートル。誕生日:謎。血液型:謎。
体格の大きい巨漢型の八雷神。
好戦的で高圧的な性格で、笑いやすく怒りやすい。人間を見下していて「廃れ者」という蔑称で呼んでいる。
炎と雷を操る能力を持つ。
空折(くうせつ)
大きな卵に足が生えた姿の八雷神。
育つために餌が必要で、紫黒が捕らえたココと波音を取り込んだ。その結果、外見と性格にココと波音の影響が起きて活発で美を追求する美少女に変化した。
無限に強くなれる特性を持ち、桃の能力を持つ者を取り込めば、その者の能力を使用できるようになる。ただし、性格まで取り込んでしまう欠点がある。

人型醜鬼[編集]

和倉 青羽(わくら あおば)
優希の姉。
ブラコンで優希の事を溺愛しており、優希を立派な男に育てるために家事能力を鍛えさせたり、プロレス技を身に付けさせたりしていた。
6年前に魔都災害に遭い行方不明になったが、生き延びるために桃を食べた結果人型醜鬼に変貌してしまう。暴走具合が酷く、理性を保ったまま力を使いこなすために数年間潜伏していた。やっと安定した頃に陰陽寮から逃げ出してきたココと波音たちに出会い、彼女たちをまとめ上げて人型醜鬼の総大将になる。
実力で従えた一本角の醜鬼の背に乗って優希と京香の前に現れる。京香が従える異形が優希であると気付き、再び襲撃した際に拉致した優希を隠れ里へと連れ帰り、改めて再会を果たした。
人型醜鬼になってから魔都の桃をエネルギー源として使えるようになり、何度も食べた事によるものか、複数の異能が発現している。
ビーム
口から破壊力を持った砲撃を放つ能力。
髪の操作(仮称)
自分の髪を自在に伸ばす能力。
拘束力も強く、その気になれば大型醜鬼を絞め殺して肉団子にできるほど。
銭函 ココ(ぜにばこ ここ)
身長:153センチメートル。誕生日:4月8日。
青羽の仲間で明るく活発な少女。
仲間想いで面倒見の良い江戸っ子な性格をしている。そのため仲間の人型醜鬼を傷つけた陰陽寮と魔防隊に対する怒りは強い。
隠れ里の戦いで朱々とサハラと交戦。熊童子を率いて戦うが、熊童子は体内に入った朱々の巨大化で撃破され、自身も熊童子の牙を持ったサハラの斬撃に敗北。その後、回復してから青羽の所に向かうが、突如現れた八雷神によって囚われ、波音と共に空折に取り込まれてしまう。
体液操作(仮称)
自分の体液を操る能力。
体を体液でヌルヌルにする事で打撃を受け流して効かなくする。ただし斬撃には弱い。
唾液には傷を癒す効果があり、傷の部分を舐めることで回復できる。
湯野 波音(ゆの なおん)
身長:165センチメートル。誕生日:1月25日。
青羽の仲間でスレンダーな体をした美女。
人間だった頃はモデルの仕事をしていた。小さい頃からマセていて美を追求しており、人型醜鬼になった自分も美しいと思っている。
魔都災害に遭うまで桃を食べておらず、醜鬼に襲われて死にたくない思いで桃を口にして人型醜鬼になってしまい、陰陽寮に保護されるがそこで人体実験を受ける。そこから桃の能力で仲間を引き連れて脱出。逃げた先で青羽と出会った。
隠れ里の戦いでは日万凛と八千穂と交戦。アクラと共に地面や壁に隠れながら戦うが時を巻き戻した八千穂によって居場所を暴かれ、日万凛の銃撃によって敗北。アクラを失うがそれでも青羽の所へ向かった先で、現れた八雷神に囚われて、ココと共に空折に取り込まれてしまった。
隠された美(ヒトリシズカ)
物に潜む能力。
物体を透過できるようになり、壁や地面の中を自在に動き回れたりできる。
どんな物でも潜められるが、激しく動いている対象に潜ることは苦手で、結果として敵が振るう武器や猛スピードで迫る銃弾などは透過できない。

特殊個体[編集]

一本角(いっぽんづの) / 鬼童丸(きどうまる)
頭に大きな角を持った醜鬼。
魔防隊が付けたコードネームは「一本角」で、鬼童丸は青羽が付けた名前。
かつて『月山大井沢事件』という魔都災害を起こして京香の故郷を滅ぼした。京香にとって憎き仇に当たる個体。
本編では青羽に屈服され下僕となっていた。隠れ里の戦いでは京香と一対一で戦っていたが、乱入してきた紫黒によって青羽の支配から解放され、青羽を負傷させて優希と京香に襲いかかる。だが逆に奴隷化した優希と京香に押され、京香の剣技「乱れ山桜」を受けて切り刻まれて倒された。
熊童子(くまどうじ)
熊のような見た目をした醜鬼。
本編の8年前に鹿児島県で魔都災害を起こして多数の死者を出し、魔防隊が来ると同時に逃げ出した。現在はココに屈服させられて従っている。
アクラ
仮面と六本の手足を持った醜鬼。
他の醜鬼と比べて槍と弓を武器にして使いこなすほど知性が高い。現在は波音に屈服させられて従っている。
隠れ里の戦いで波音と共に日万凛と八千穂の東姉妹と戦うが、八千穂の銃撃で倒された。

その他[編集]

服部(はっとり)
優希の高校での友人である男子生徒。
番外編「スレイブの願い」では卒業後に就職している。
諏訪(すわ)
優希の高校での友人である男子生徒。
小学校時代は優希と仲が悪かったが、今では良好な関係。兄がいる。
下村 夢路
七番組前組長。京香が魔防隊七番組に加入した時の組長で、野心が高く、部下に無茶な命令を出す人物。それが気に入らなかった京香に決闘を挑まれて敗北。組長の座を奪われた。以後の詳細は不明。

用語[編集]

魔都(まと)
数十年前に日本各地に現れた謎の門の先に広がる異空間。
草木が生えず、岩山が連なる不毛の荒野と雷雲で覆われた空で構成されている。広さは東京都ほど。醜鬼という人を襲う怪物と異能の力を与える桃が存在している。
クナド
通称・。現実世界と魔都を繋ぐもの。
門の位置は固定されていて、その場所は政府が管理しており、魔都側の門がある場所には魔防隊の寮がある。
ブラックホールのような形をした突発的に発生するタイプの門もあり、大抵は数時間経てば消えるが、その門が魔都災害の原因になっている。門は日本国内でしか発生しない。
醜鬼(しゅうき)
正式名称・黄泉醜鬼(よもつしゅうき)。魔都全域に生息する凶暴な怪物。
一匹が現実世界に出現すると数十人の犠牲者が出ると言われている。複数の醜鬼が一体化して巨大な姿になることもある。
通常兵器で倒す事はできず、桃の恩恵で発動した力でなければ倒せない。ただし、例外として羽前京香のみ、独自の戦闘術を使用する事で桃の恩恵関係無く醜鬼を倒す事ができる。
人型醜鬼(ひとがたしゅうき)
新たに発見された知性を持った人の姿をした醜鬼。
その正体は魔都で桃を食べた結果、桃の力が暴走して肉体が醜鬼のように変化してしまった元人間の女性。人間だった頃より身体能力や回復力は向上したが、凶暴性も少し増した。
一部が陰陽寮で人体実験をされていたが逃げ出し、現在は桃すら生えない魔都の端にある地下の隠れ里で二十人ほど生活している。その内、戦える能力者は、青羽・ココ・波音の三人のみ。
本人達は半分人間で半分化物という認識で、半分人間を止めているからこそ、力を分からせる事で醜鬼を従える事ができる。ただし命令できる数には限度がある。
八雷神(はちらいじん)
醜鬼を束ねる謎の存在。自らを神と称し、人類を滅ぼす事を目的とする。名称の通り、数は八体。
魔都に存在する謎の果実。
食べた者に異能の力を与えるが、女性にしか異能をもたらさない。この為、人類の男女の力関係は崩壊し、女尊男卑の世界になってしまった。
過剰摂取は危険とされ、桃は一人につき一個しか食べられず、その際に発現する能力は基本的に身体能力を強化するタイプであることが多い。[5]また、桃の能力は本人の気質や素養で決まるという説がある。
食べるには、希望者が国に申請を出して厳しい審査を通過し、専門職の立ち会いのもとで食べるのが一般的。「自然体のままでいい」「得体が知れない」などの考えで桃を食べない女性もいる。
桃の能力を悪用して犯罪を起こす能力犯罪も起きるようになり、能力犯罪用の特殊部隊が警察で創られた。
魔都の中央にある地下洞窟には、桃の木がたくさん生えており、そこから魔防隊の隊員が収穫している。諸外国にも桃の供給を定期的に行なっているが、桃を狙う外国のテロリストが魔都に侵入してくる事もある。
実は魔都で桃を食べると、稀に桃の力が暴走して体が醜鬼のように変貌して人型醜鬼になってしまう。魔都の瘴気が原因と言われるのが定説で、現実世界ではこの事故は起こらない。
魔都災害(まとさいがい)
突発的に現れた門によって、一般人が入って魔都に迷い込んだり、醜鬼が現実世界に出て人を襲う、といった魔都関連の災害。
門は日本でしか発生しないので、魔都災害も日本でしか起きない。
月山大井沢事件(がっさんおおいさわじけん)
山形県月山で起きた魔都災害。
大規模な門から出現した大量の醜鬼や一本角を生やした大型の特殊な個体が、羽前京香の故郷の山間の町を襲撃し、京香を除く住民800人全員が死亡した。醜鬼は駆けつけた魔防隊によって全滅したが、一本角だけは魔都に逃げ戻っていた。
この事件をきっかけに、京香は魔防隊に入隊する事になる。
魔防隊(まぼうたい)
正式名称・魔都防衛隊(まとぼうえいたい)。人類を魔都の脅威から守るために作られた組織。
魔都への門を管理下に置いた日本政府が創設した。隊員は全て桃の力を得た女性で構成されている。男は隊員にはなれず、七番組の寮の管理人となった和倉優希は、あくまで雇われた形となる。
主な任務は醜鬼の討伐や、魔都に迷い込んだ人間の保護。魔都の資源である桃をテロリストから守る役目もある。
縁起の悪い「」の数字を除いた一番組から十番組までの九つの組で構成されており、魔都を八つの方角に区分し、中央を含めたそれぞれの担当の場所に配置されている。
魔都に建てられた魔防隊の寮は「魔都陰陽道」に基づいて作られていて、さらに寮の周りに強力な結界を張って醜鬼の侵入を防いでいる。
一番組
担当区域は方面。
二番組
担当区域は北東方面。鬼門の位置であるため、他の区域と比べて醜鬼が出やすい。正反対の位置の七番組とはライバル関係にある。
三番組
担当区域は方面。
五番組
担当区域は南東方面。組長の蝦夷夜雲が女好きのため、各組に協力的な穏健派になっている。寮の内部にある門は山形県に繋がっている。
六番組
担当区域は方面。組長と副組長の縁で七番組と連携する事が多い。
七番組
担当区域は南西方面。裏鬼門の位置であるため、他の区域と比べて醜鬼が出やすい。組長の羽前京香の気質もあって、武闘派として知られている。男である和倉優希を京香の能力用の奴隷兼寮の管理人として雇った。寮の内部にある門は高知県に繋がっている。
八番組
担当区域は西方面。
九番組
担当区域は北西方面。東家の人間で構成されている。
十番組
担当区域は中央方面。その拠点は魔防隊の総本部でもあり、現世への門も三つある。魔都全土を監視する役目を担い、異常があれば受け持ち地区の組に伝達する。例外として、醜鬼が出やすい二番組と七番組には専門の索敵係がいる。
東(あずま)
魔防隊の歴史と深く繋がる名家。
魔都での功績が大きい名門で、総組長を輩出したり、優秀な魔防隊の隊員を何人も出している。本家は多摩川クナドのすぐ側にある。
本家の人間には漢字三文字の名前が与えられる。
実力至上主義であり、「東は強大たるべし」という理念を掲げていて、分家の子でも優秀であれば本家の養子にしており、子供達を争わせて競わせる事で実力を高めてきた。
当主を決める時は『東の晩餐』というバトルロイヤルで決められる。
作中で登場したのは、東日万凛、東八千穂、東麻衣亜、東誉、東風舞希、東海桐花。
陰陽寮(おんみょうりょう)
魔都の研究をしている組織。桃の能力によって管理されている。
魔都の存在は国の利益になるという方針で、捕らえた醜鬼を調べたり、研究と称して人型醜鬼となってしまった女性に人体実験をしていた。

書誌情報[編集]

  • 原作:タカヒロ、作画:竹村洋平『魔都精兵のスレイブ』集英社ジャンプ・コミックス+〉、既刊8巻(2021年8月4日現在)
    1. 2019年3月4日発売[6]ISBN 978-4-08-881786-6
    2. 2019年7月4日発売[7]ISBN 978-4-08-881896-2
    3. 2019年11月4日発売[8]ISBN 978-4-08-882113-9
    4. 2020年3月4日発売[9]ISBN 978-4-08-882235-8
    5. 2020年7月3日発売[10]ISBN 978-4-08-882359-1
    6. 2020年12月4日発売[11]ISBN 978-4-08-882481-9
    7. 2021年4月2日発売[12]ISBN 978-4-08-882604-2
    8. 2021年8月4日発売[13]ISBN 978-4-08-882743-8

テレビアニメ[編集]

Seven Arcsの制作で放送予定[2]

出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ “「アカメが斬る!」のタカヒロが原作手がける竹村洋平の新連載がジャンプ+で”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年12月4日). https://natalie.mu/comic/news/310788 2019年11月1日閲覧。 
  2. ^ a b c “タカヒロ原作「魔都精兵のスレイブ」アニメ化!優希役に広瀬裕也、京香役に鬼頭明里”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年11月19日). https://natalie.mu/comic/news/454223 2021年11月19日閲覧。 
  3. ^ 1話より
  4. ^ 12話より
  5. ^ 12話より
  6. ^ 魔都精兵のスレイブ/1”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2019年11月1日閲覧。
  7. ^ 魔都精兵のスレイブ/2”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2019年11月1日閲覧。
  8. ^ 魔都精兵のスレイブ/3”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2019年11月1日閲覧。
  9. ^ 魔都精兵のスレイブ/4”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2020年3月4日閲覧。
  10. ^ 魔都精兵のスレイブ/5”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2020年7月20日閲覧。
  11. ^ 魔都精兵のスレイブ/6”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2020年12月4日閲覧。
  12. ^ 魔都精兵のスレイブ/7”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2021年4月2日閲覧。
  13. ^ 魔都精兵のスレイブ/8”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2021年8月4日閲覧。

外部リンク[編集]