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鬼滅の刃

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鬼滅の刃
Kimetsu no Yaiba logo.svg
ジャンル 少年漫画時代劇剣劇
ダーク・ファンタジー伝奇ロマン
漫画
作者 吾峠呼世晴
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2016年11号 -
発表期間 2016年2月15日 -
巻数 既刊16巻(2019年7月現在)
アニメ
原作 吾峠呼世晴
監督 外崎春雄
シリーズ構成 ufotable
脚本 ufotable
キャラクターデザイン 松島晃
音楽 梶浦由記椎名豪
アニメーション制作 ufotable
製作 アニプレックス
集英社、ufotable
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2019年4月 -
話数 全26話[1]
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

鬼滅の刃』(きめつのやいば)は、吾峠呼世晴による日本漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2016年11号より連載中。大正時代を舞台に、主人公が家族を殺した「鬼」と呼ばれる敵や鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描く和風剣戟奇譚[2]。単行本の累計発行部数は2019年9月2日時点で1000万部を突破している[3]

作風

大正時代を舞台に、主人公が家族を殺した「鬼」と呼ばれる敵や鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描く和風剣戟奇譚[2]。第70回(2013年4月期)JUMPトレジャー新人漫画賞(審査員:篠原健太)で佳作を受賞した投稿読切『過狩り狩り』を前身とする。

登場人物の名前は創作のほか、「奇抜に見えるが実在する」姓名が多用されている。敵方である『鬼』については、身体破壊や人喰いなどのハードな描写が多いが、その一方で不死性をコミカルに描くような側面もある。また、主人公の炭治郎をはじめとする人間たちもシリアスとコメディの両側面が描かれている。

舞台は大正時代の日本。開国と文明開化から半世紀近くが経っていて、和の中に洋が混在する。都市部は発展しているが、地方部は前時代が色濃く残る。また廃刀令や科学文明の大正現代に夜に潜む鬼などいるわけがないなどの理由により、政府否認可なので、鬼殺隊は表立った行動に制限がある。浅草、吉原など現実の大正時代の土地も描かれる。

連載誌にはミニコーナー『鬼殺隊報』が掲載されている。ジャンプ公認ツイキャススクールオブジャンプ」では、ツイッターにて質問を受け付け、制作側(主にジャンプ編集担当)が配信に出演して返答するという企画が度々行われている。現在、主要登場人物の年齢や裏エピソードなどが発表され、公式設定となっている。

あらすじ

鬼殺隊入隊(1巻、2巻)
時は大正。主人公・竈門炭治郎は亡き父親の跡を継ぎ、焼きをして七人家族の暮らしを支えていた。生活は豊かではなかったが家族仲はよく、町の人々にも愛され、慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかし、炭治郎が炭を売りに下山して家を空けたある日、家族は鬼に惨殺され、唯一生き残った妹・竈門禰󠄀豆子も鬼の血が混入して鬼と化してしまう。禰󠄀豆子に襲われ、これを必死で止めようとした炭治郎を救ったのは冨岡義勇と名乗る剣士だった。冨岡は禰󠄀豆子を「退治」しようとするが、兄妹の絆が確かに残っていることに気付き剣を収める。
冨岡の導きで「育手」鱗滝左近次の元を訪れた炭治郎は、禰󠄀豆子を人間に戻す方法を求め、鬼を追うため剣術の修行に身を費やす。2年後、炭治郎は命を賭けた最終関門である選別試験を経て、「鬼殺隊」に入隊する。
鬼舞辻との邂逅(2巻、3巻)
初仕事である沼鬼の討伐を完了し、次の仕事で浅草へ向かった炭治郎は、禰󠄀豆子が鬼になったときと同じ匂いを感じ取り、それをたどって最初の鬼である鬼舞辻無惨と接触する。鬼舞辻は人間に化け家族も持っており、さらに人ごみの中通行人を鬼にし暴走させたため炭治郎は手出しできなかった。
その後、鬼でありながら鬼舞辻を殺そうと考える珠世愈史郎に出会うが、差し向けられた刺客からの襲撃を受けてしまう。かろうじてこれを退けた炭治郎は、鬼舞辻に近しい鬼の血液を採取するという依頼を受け、珠世と協力関係を結ぶ。
仲間との出会い(3巻、4巻)
新たな指令で鬼が巣食うという屋敷へ向かう炭治郎は、道中同期の鬼殺隊剣士・我妻善逸と再会する。醜態を晒す善逸を半ば強引に引き連れて行くが、屋敷では「稀血」の少年を巡り鬼同士が殺し合うという混戦状態となっていた。さらに、新たな鬼殺隊剣士・嘴平伊之助も乱入。屋敷の戦いは混迷を極めるが、善逸、伊之助がともに鬼を仕留め、炭治郎も元・十二鬼月である響凱を倒す。
那田蜘蛛山に住む鬼の一家の討伐(4巻 - 6巻)
一時の休息の後、炭治郎たち3人は那田蜘蛛山での戦いへ応援を命ぜられる。だが、先遣隊は蜘蛛の能力を使う鬼の一家を前に全滅寸前であった。鬼の強襲で剣士たちは散り散りに分断される。炭治郎は十二鬼月・と対峙する。その圧倒的な強さの前に追いつめられるが、血鬼術が開花した禰󠄀豆子とともに決死の「ヒノカミ神楽」で逆襲に転ずる。しかし累は間一髪日輪刀から逃れ、善逸・伊之助もそれぞれ命の危機に見舞われる。それらを救ったのは、鬼殺隊最高戦力である「柱」・冨岡と胡蝶しのぶだった。
こうして那田蜘蛛山の戦いは終結するが、鬼に変異した禰󠄀豆子の処遇を巡り、炭治郎は「柱合裁判」にかけられる。「柱」たちの厳しい追及を受ける竈門兄妹だったが、禰󠄀豆子が血への欲望と怒りに耐えきったことで、鬼殺隊当主・産屋敷耀哉の元、その存在は公式に認められる。
蝶屋敷の機能回復訓練(6巻)
先の戦いで重症をおった炭治郎らは、胡蝶しのぶが所有する「蝶屋敷」で治療を受ける。屋敷にはその素質が認められ、「継子」に選ばれた同期の女剣士・栗花落カナヲがいた。治療は順調にすすむが、機能回復訓練においてカナヲとの実力差を見せつけられ、炭治郎らは落ち込む。炭治郎は胡蝶の過去を聞き、決意も新たに「全集中・常中」の会得を目指す。
一方、「下弦の伍」が倒されたことに業を煮やした鬼舞辻は、下弦の四鬼を役立たずと粛清し、最後の下弦「下壱」を強化して、炭治郎への追手として野に放つ。
無間列車の攻防(7巻、8巻)
ヒノカミ神楽の手掛かりを求め、炎柱・煉獄杏寿郎を訪ねて無間列車に乗り込んだ炭治郎たち。煉獄とは会えたもののヒノカミ神楽の情報は得られず、しかも列車は鬼絡みの事件の渦中にあるという。
「下弦の壱」眠り鬼・魘夢の術中に落ちた一行は夢の中に閉じ込められるが、なんとか覚醒に成功する。
乗客を守りつつ、列車そのものと同化した魘夢との激闘を制した剣士たちだったが、直後に現れた「上弦の参」猗窩座との戦いで、煉獄が討死。炭治郎は、新たな理解者を得ると同時に失ってしまう。
遊郭潜入作戦(8巻 - 12巻)
煉獄の死から四ヶ月。炭治郎たちは蝶屋敷を拠点に、鍛錬を積み任務をこなす日々を送る。
そんなある日、音柱・宇髄天元が現れ、任務に必要だからと娘たちを連れ去ろうとする。炭治郎たちはこれに反発、自分たちが代わりに同行することを認めさせる。
宇髄の目的は遊郭「吉原」への潜入調査であった。炭治郎たちは女装しての潜入を命ぜられる。まず善逸・伊之助が鬼と接触、続いて炭治郎も「上弦の陸」堕姫と対峙し、潜入任務は一転して十二鬼月上弦の討伐に突入する。堕姫との実力差に、自分と「水の呼吸」との相性の悪さを自覚する炭治郎だったが、頼みのヒノカミ神楽は身体が限界に達し、苦戦を強いられる。宇髄たちが合流し、なんとか堕姫の頸を落としたものの、死なないばかりかその体内からもう一匹の鬼・妓夫太郎が現れる。「上弦の陸」、その正体は鬼の命を共有する兄妹鬼だった。毒を操る妓夫太郎と堕姫の連携攻撃に、全滅必至の負傷を負わされた剣士たちだったが、限界を超えた闘志でこれを打ち破る。
これにより、鬼殺隊にとって百年目の勝利がもたらされた。歓喜する産屋敷と、怒りに震える鬼舞辻。両陣営の対立は激化の様相を呈していく。
刀鍛冶の里に来訪(12巻 - 15巻)
幾度の強敵との戦いのたびに刀を折ってくる炭治郎に、刀鍛冶・鋼鐵塚蛍は堪忍袋の緒が切れ刀を作らないと宣告する。鋼鐵塚に直談判するため炭治郎は秘匿されている刀鍛冶の里に足を延ばす。そこでたびたび夢に出てくる「耳飾りの剣士」についての足跡に触れる。
また、炭治郎は里を訪れていた恋柱・甘露寺蜜璃と霞柱・時透無一郎の二人の柱と、最後の同期にして風柱の弟である不死川玄弥と再会を果たす。
平穏だった刀鍛冶の里だが、鬼舞辻の命を受けて「上弦の伍」玉壺と「上弦の肆」半天狗の2体の上弦の鬼が襲撃してくる。
柱稽古(15巻、16巻)
刀鍛冶の里での死闘の末、遂に太陽を克服した禰󠄀豆子。それを知るや鬼舞辻は歓喜し、標的を「青い彼岸花」から「禰󠄀豆子」に変える。彼女を食らうことで、自らも太陽を克服するというのである。鬼舞辻は鬼たちを退き、禰󠄀豆子を巡る総力戦へと備える。
一方、柱合会議。かつて戦国時代、鬼舞辻を後一歩のところまで追い詰めた剣士たちには、ことごとく鬼の文様に似た「痣」が現れていたと、産屋敷耀哉の妻、産屋敷あまねは語る。先の戦いで「痣の者」となり、「上弦の伍」を打ち倒した時透によれば、痣発現の必要条件は、39℃を超える体温と、200を超える心拍数であるという。これを受け岩柱・悲鳴嶼行冥は、全ての柱を動員した合同強化訓練「柱稽古」を提案する。隊員たちは能力の強化を、柱たちは「痣」の発現をそれぞれ目指す過酷な訓練の始まりであった。
無限城での決戦(16巻 - )
無惨は産屋敷邸を突き止め、耀哉の命を奪うべく、深夜に来訪する。死病を気力で生き永らえていた耀哉は、自らを罠にして妻と子供たちもろともに無惨を爆破。その後、愈史郎たちの血鬼術で足止め、認識阻害で肉薄した珠世が己の拳ごと「鬼を人間に戻す薬」吸収させる。さらに悲鳴嶼が追い打ちをかけるも、無惨は絶命しない。お館様の緊急事態に、炭治郎や柱たちも続々と集結し、弱体化中の無惨へと総攻撃を仕掛ける。夜明けまでの持久戦に持ち込めるかという状況で、鳴女によって鬼殺隊全員が無限城へと落とされ、鬼殺隊と鬼たちの総力戦が始まる。
蟲柱・胡蝶しのぶvs上弦の弐・ 童磨
しのぶは姉の仇である童磨に遭遇した。

登場人物

声はテレビアニメ版の声優

主要人物

竈門 炭治郎(かまど たんじろう)
声 - 花江夏樹[4][5]佐藤聡美(幼少期)
主人公。家族思いな少年。物語開始時13歳→15歳[6]。身長165cm[7]
額左側の痕と、日輪が描かれた花札風の耳飾りが特徴的。額の痕は幼い頃に弟を庇ってできた火傷跡で、最終選別での手鬼との戦闘で同じ箇所に傷を負ったことで更に色濃くなる。髪と瞳が赤みがかった「赫灼の子」であり、火仕事をする家系に生まれると縁起が良いという[8]。頑固で石頭と二つの意味で頭が固く[9]、生真面目過ぎてズレた言動をすることがある[10]
嗅覚が非常に優れており[11]、相手の感情すら嗅ぎ取ることができる。これは戦闘時において敵の気配を読む力としても機能し、訓練後は「隙の糸」として可視化されるようになった[12]。鬼と人間では匂いが異なる為[13]、無惨と遭遇した際にも非常に精巧な擬態能力を持つ彼の正体を見抜いた。他にも、戦闘に関して優れた直感や柔軟な思考力を発揮する。
反面、非常に心優しく、鬼を前にしても非情になりきれない[12][14][15]。問答無用で鬼を斬り捨てる鬼殺隊の在り方にも公然と異を唱え、柱達からも異端視される[16]
隊服の上に市松模様の羽織を着用し、禰󠄀豆子を収納した木製の箱を背負って行動する[17]。現状は十二鬼月を倒し、その血液を珠世に送ることを最優先の目的としている[10]
炭を売りに町に降りた際に帰りが遅くなり、知り合いの家に泊めてもらった結果、鬼舞辻の襲来を回避できたものの、家族は禰󠄀豆子を除いて全滅してしまう[11]。鬼化して辛うじて生き残った禰󠄀豆子を人間に戻すため、冨岡義勇の紹介で鱗滝の元を訪れる[11][9][18]。鬼を追う力を求め、2年間の訓練を経て「水」の呼吸法と剣術(壱から拾の型)を身につける[19][20]。また生家に伝わる「ヒノカミ神楽」を下弦の伍・累との戦闘から剣技に変換し、使用し始める[21][22]
担当の刀鍛冶は鋼鐵塚蛍。日輪刀の色は漆黒[8]。水の呼吸は資質的に合っていないことから極めることが叶わず、伝承したヒノカミ神楽も技の威力に身体がついていかない。その自覚から、新たな自分の呼吸法を模索する。
竈門 禰󠄀豆子(かまど ねずこ)
声 - 鬼頭明里[4][5]
ヒロイン。炭治郎の妹。物語開始時12歳→14歳[6]
人間だった頃は家族思いの心優しい性格。炭治郎不在時に鬼舞辻無惨の襲撃を受けるが、その血が傷口から混入したことで鬼化して生き残る。鬼の習性で助けに来た炭治郎を襲うが、必死の呼びかけで涙を流す、飢餓状態で人の血肉が必要な状態ながら冨岡に倒された炭治郎をかばうなど、普通の鬼とは違う様子を見せたことで見逃される。以降は竹製の口枷がつけられ、意識と瞳が混濁している状態となる。
鬼の能力の一つとして、身長をある程度拡縮できる。普段は日差しを避け、体を少し小さくして背負い箱に入った状態で炭治郎に運ばれているが、戦闘時となると体を大きくして蹴りをメインに戦うようになる。また累との戦闘時に死んだ母親と深層意識で出会ったことがきっかけで、血が燃えて爆ぜる血鬼術「爆血(ばっけつ)」が開花する[22]
普段は日差しを嫌うなど鬼の本能の一部を見せるが、ぼーっとしていることが多い。しかし、炭治郎が危機に陥っていたり、強く呼びかけられたりすると活動的になる。鱗滝から暗示をかけられ、人間が自分の家族に見え、鬼を敵と認識するようになる。人間の血に対する欲求は強く残るが、自意識で無理やり押さえ込んでいる。しかし上弦並の力に覚醒すると、人間に対する食欲が高まり襲おうとするが炭治郎によって抑えられる。刀鍛冶の里での上弦との死闘の後、太陽の光を克服し、片言ながら言葉を話せるようになる。
鱗滝は、通常の鬼が人間の血液で活力を得るところを、禰󠄀豆子は睡眠で代替しているとみている。そのせいか、肉体的な再生能力は通常の鬼より鈍い。鬼化の進行が進めば再生速度は「上弦の陸」堕姫すら上回り、血を凝結させ繋げていれば五体が切られても動ける。また珠世は最初の二年間の睡眠中に、禰󠄀豆子の鬼としての性質が変質したと推測している。
甘露寺に撫でられて嬉しそうにするなど、初期に比べて表情豊かになってきている。

同期剣士

炭治郎と同じ選別試験に合格し、鬼殺隊員となった剣士。20人以上の候補生のうち、合格したのが5人(お館様いわく、そんなに残るとは優秀)[15]。炭治郎を含めて、人間の五大感覚のどれか一つが特化した超感覚を持っている[要出典]

我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)
声 - 下野紘[23][5]
炭治郎の同期にあたる鬼殺隊剣士。16歳[6]名前も付けられないまま親から捨てられ、孤児として育つ[要出典]。非常に臆病で、ネガティブ思考の利己的な面が強い少年[24]
金色(黄色)の髪と太い眉が特徴的[24]。隊服の上に三角柄の羽織を着用する[24]。日輪刀の刀身には稲妻のような刃紋が走っている。彼のみなぜか、鴉ではなく「雀のチュン太郎」をつけられている[24][25]。師に才を評価され、それに見合った実力を持ちながらも、自分が強いはずがないという劣等感に縛られ、情緒不安定気味である[24]。女性に対しての執着心が非常に強く、しばしば顔芸と迷台詞を披露する[24]。禰󠄀豆子に惚れている[26]
「雷」の呼吸法で鬼を倒す。「雷」六つの型のうち、「壱ノ型 霹靂一閃」しか会得できなかったが、それのみを鍛え上げ、雷光にたとえられる疾さに至っている。プレッシャーに弱く、緊張や恐怖が極限まで高まると気絶するように眠ってしまうも、それによって半覚醒状態となり、緊張から開放される事で本来の強さを発揮する。作中で戦闘経験を積んでいき、技も判断力も成長する。
聴覚が非常に優れ、その能力で他人の感情を読み取ることもできる[27]。そのうえで「信じたいこと」を優先して信じるので、何度も騙されてきた。女に騙されて借金苦に陥った所を後の師である桑島に救われ、剣士としての訓練を受けた[28]。修行中に雷に打たれたことで、生来の黒髪から金髪に変わった[29]。最終選別に合格してからしばらく後、同期の炭治郎と再会し、以降は彼と行動を共にする[24]
己の弱さに対する嘆きは、誰かの役に立ちたいという願いの裏返しである[30]。先述の経緯から、鬼への負の感情をモチベーションにはしていない。鬼に追われても子供を置いて逃げることはせず、禰󠄀豆子が入った箱が伊之助に斬られそうになった際には毅然と相対し、命懸けで箱を守り切るなどの一面も見せる[31][27]
吉原・遊郭編では、「京極屋」に宇髄の嫁・雛鶴を救出すべく「善子」として潜入する。聴覚によって蕨姫花魁が上弦の鬼・堕姫である事を見抜いたものの、堕姫に暴行されていた禿を助けようと動いたため鬼殺隊士である事を見破られ囚われの身となる。
無限城では、鬼となった兄弟子・獪岳と交戦。新しい「漆の型」で葬る[32]。代償に、雷の呼吸と血鬼術の合わせ技をくらい死にかけるも愈史郎に救われ命拾いする[33]
嘴平 伊之助(はしびら いのすけ)
声 - 松岡禎丞[23][5]
炭治郎の同期にあたる鬼殺隊剣士。15歳[6]。猪に育てられた捨て子[34]。名前は本名[35][34]
奇怪なの被り物をしているが、素顔は非常に女性的で端整な顔立ち[35]。上半身は裸で、隊服はズボンのみ[35]。腰や脛に毛皮を巻いている[35]。日輪刀は刃こぼれした二刀で、「千切り裂くような切れ味」と嘯く[36]。鞘がなく非戦闘時は布を巻きつける[37]。那田蜘蛛山の戦闘で破損した後、刀鍛冶・鉄穴森の手で正式に打ち直されるが、受領直後に石で叩いて刃こぼれの形状に戻してしまう[38]
鬼殺隊隊員と力比べをして日輪刀を奪い、最終選別や鬼のことを聞きだした。育手の指導を介さず最終選別を生き残り、鬼殺隊に入隊した傑物。「稀血」の少年・清(声 - 土岐隼一)を巡る響凱との戦いに、猛然と割り込む[39]
戦いたいが故に戦うという好戦的な野生児で、高笑いしながら「猪突猛進、猪突猛進」と叫び、やかましく剣を振るう[39]。常識に疎く文字の読み書きが出来ないほどだが[35]、語彙は豊富であり、突然難解な熟語を使うことがある。これは幼少の頃、一時期面倒を見てくれた老人の読み聞かせやその孫とのやり取りが影響している[34]。他人の名前を覚えず、勝手にあだ名をつけて呼ぶ。
粗野粗暴だが、精神的には打たれ弱い部分があり、負けがこむと人が変わったように落ち込んでしまう[40]。人の情けや、優しさを知らずに育ったため、それらが理解できていない[26]。炭治郎らと行動を共にすることで情緒が育ち始め、自らの変化に困惑してしまう[26][41]
我流の呼吸法である「獣(ケダモノ)」の呼吸法で鬼を倒す。触覚が非常に優れ、集中することにより空気のかすかな揺らぎすら感知し、直接触れていないものでも捉えられる。服を着ると触覚が鈍るため、常に上半身は裸になっている。毒や薬が効きにくい体質。関節の脱着による軟体化、内臓を移動させて致命傷を避けるといった芸当を見せる。
吉原・遊郭編では、「荻本屋」に宇髄の嫁・まきをを救出すべく「猪子」として潜入する。喋ったらすぐバレるので、喋らないように厳命されていた。店の遣手からは、厚化粧を落としたら美人だった、思わぬ収穫と喜ばれる。
不死川 玄弥(しなずがわ げんや)
声 - 岡本信彦[42][5]
炭治郎の同期にあたる鬼殺隊剣士。風柱・不死川実弥の弟。
顔に多数の傷があり、目つきが鋭く、髪をモヒカンにしている。無口で粗暴な性格に見られがちだが、実は結構常識人で人が好く、変人だらけの周りに引くこともしばしば。選別後では女童を殴り日輪刀を催促するが、激怒した炭治郎に止められ腕を折られる。選別時では炭治郎と同じ背丈だったが、蝶屋敷で再会した際は身長が大きく伸びていた。刀鍛冶の里にて炭治郎と再会するが、前述の件を根に持っていた。戦いの中で和解し、以降はその人の好さが前に出るようになっている。
体格は良いが、呼吸の才能が全く無い。戦闘では刀と銃を用いる。色変わりしていないただの日輪刀と、特製大型弾を撃ち出す鉄砲である。また特異体質を持ち、鬼の肉を喰い取り込むことで、その力を一時的に使うことができる。無二の人材でこそあるが、ハイリスクでもある。
蜜璃に話しかけられて照れから無視してしまったり、蜜璃に抱きつかれた時や蝶屋敷の三人娘に世話を焼かれた時に顔を真っ赤にするなど、女子には弱い模様。
鬼になった母から守ってくれた兄・実弥に「人殺し」と言ってしまった事を謝るため、才能がないながらも様々な手を使って後を追って、鬼殺隊に入隊した。悲鳴嶼の下で活動しながら、兄との再会を望んでいた。柱稽古で念願の兄との再会を果たすも、鬼殺隊を辞めろと酷評され、鬼喰いのことを告げると激怒される。
栗花落 カナヲ(つゆり かなを)
声 - 上田麗奈
炭治郎の同期にあたる鬼殺隊の女剣士。才覚を認められ、蟲柱・胡蝶しのぶの「継子」となっている。胡蝶カナエと同じ花の呼吸の剣士。
那田蜘蛛山では「隠」を率いて見事に指揮をとるも、蝶屋敷では漫然としていて、炭治郎でさえコミュニケーションがとれていない。この時点で「全集中・常中」を会得しており、「カナヲに勝つ」という課題の機能回復訓練において、(非実戦とはいえ)炭治郎たちはまるで太刀打ちできなかった。特殊な目を持っているらしいが詳細不明[40]
全てにおいて「どうでもいいから何も決められない」という一種の虚無感を抱え、指示を受けたこと以外の行動はコイントスの結果で決めていた。炭治郎との出会いが、その胸中に一石を投じる。
幼少の頃に親から売られ、人買いが連れ歩いているところを胡蝶カナエ・しのぶ姉妹が保護し引き取った。カナエが「カナヲ」と名付け、前述の事情からコインを贈る[43]。炭治郎と出会ってからは自らの意思で行動することも見られるようになり、宇髄にアオイたちが連れ去られそうになり助けを求められた際は、心の中様々なことに葛藤しつつ、コイントスをせず宇髄を引き留める。吉原・遊郭編での戦闘終結後2ヶ月、炭治郎の面倒を見たり、自分の意志で話すなど出来るようになる。

鬼殺隊

当主家

産屋敷 耀哉(うぶやしき かがや)
声 - 森川智之[42][5]
鬼殺隊第97代当主。隊員からは「お館様」と呼ばれ、鬼殺隊の剣士たちを「自分の子供たち」と呼ぶ。
代々短命の一族で病に冒され、顔面上部の皮膚が変質している。柱合会議の初登場時点では視力を失っている。さらに時間の経過とともに症状が進行し、身体が衰弱している。声質は「1/fゆらぎ(えふぶんのいちゆらぎ)」を帯び、聴く相手を心地よく高揚させる[44]。我と個性が強すぎてまとまりがつかない「柱」たちも、全員が彼を心酔し敬っている[45]。鬼・禰󠄀豆子の存在を知りつつ炭治郎の行動を黙認していたが、柱たちの自主性・使命感からの反対意見を頭ごなしに否定することもなかった[45]。最終的には禰󠄀豆子を組織的に認めるに至る[44]。また、柱たちにも秘密裏に珠世の存在をも把握している[46]
千年前に鬼舞辻無惨を輩出した一族の末裔。一族の病を無惨を産み出した罪による呪いとみなし、執念で短命の血筋と鬼殺隊を千年維持してきた。無惨の打倒こそが、一族の悲願である[47]。彼ら2人の顔は「双子のように瓜二つ」だという[48]。天元・炭治郎が「上弦の陸」を撃破した際には吐血しながらも歓喜した。
巧妙に屋敷の場所を隠していたが鬼舞辻に割れてしまい、病状の進行から喋ることもままならない状態で襲撃を受ける[49][50]。しかし無惨が来ることを予測しており(悲鳴嶋曰く「先見の明」を持つ)、自分を囮にした無惨討伐の策を練っていた[51]
目の前に現れた無惨に「永遠に不滅なもの」が何なのかを語り、「ありがとう 無惨」という言葉と共に妻や娘2人と自爆する[47][52]
産屋敷 あまね(うぶやしき あまね)
産屋敷耀哉の妻。病症が進行して人前に出られなくなった夫の代理を務める[53]。耀哉と運命をともにした[47][52]
産屋敷 輝利哉(うぶやしき きりや)[54]
声 - 悠木碧[23][5](クレジット名:案内役・黒髪)
産屋敷夫妻の5子のうち、一人だけいる黒髪の子供[55]。唯一の男児で跡継ぎ[55]。瞳孔が大きく、母や姉妹とよく似ている。父同様に病弱で、魔よけの風習から女児の着物を着ている[55]
炭治郎の時の最終選別では、姉妹と共に案内役を務めた[12]。このときはおまけページで「二人のどちらかが男の子」と紹介されたが[56]、後にお館様の実子・跡継ぎの男児であることなどが判明する[55][54]。父亡き後は齢8歳で第98代当主となった[54]
産屋敷 ひなき(うぶやしき ひなき)、産屋敷 にちか(うぶやしき にちか)、産屋敷 くいな(うぶやしき くいな)、産屋敷 かなた(うぶやしき かなた)[54]
声 - 花守ゆみり(ひなき)、小澤亜李(にちか)、井澤詩織[23][5](かなた)
産屋敷夫妻の5子のうち、四人いる白髪の子供。全員が女児。ひなきとにちかが輝利哉の姉で、くいなとかなたが輝利哉の妹。髪飾りの種類と位置以外では見分けがつかない程によく似ている[55]。炭治郎の時の最終選別では、長男の輝利哉と共に案内役を務めた[12]。ひなきとにちかは耀哉と運命をともにした[54][47][52]

冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)
声 - 櫻井孝宏[23][5]
「水」の呼吸法を使用する水柱(みずばしら)。物語開始時19歳→21歳[6]。日輪刀は水の呼吸の青みがかった刀身。
禰󠄀豆子に襲われる炭治郎の前に現れ、鬼化した禰󠄀豆子を殺そうとする。しかし、妹を助けるために命懸けで勝とうとする炭治郎の意志や、飢餓状態でも兄を守ろうとする禰󠄀豆子を見たことで剣を引く。妹を助ける道として鬼殺隊としての訓練を受けるように勧め、鱗滝左近次に紹介状を送る。
現実的で冷めた雰囲気を見せ、感情を表に出すことはほとんどないが、炭治郎の生きる気力を引き出すためにわざと厳しいことを言ったり、禰󠄀豆子を見逃したりと、根は優しく情に厚い面がある。無表情で口下手なため、心の中で思っている事と口に出す言葉が異なる。そのためいつも言葉が足りず、誤解を招きしばしばトラブルを生む。嫌な奴といった印象を他人に与えがちで、同僚の胡蝶しのぶに「ほかの柱から嫌われている」と指摘されるが、自覚がなく強く否定している。しのぶ曰く「天然ドジっ子」。好物は「鮭大根[57]」で、「食べる時に微笑んだという噂がある」。
鱗滝と共に、炭治郎と禰󠄀豆子を後援し、「禰󠄀豆子が人を食ったら、切腹して詫びる」と宣言する。
隊服の上から、左右で違う柄を継いだような羽織を着用する。右半分が色付きの無地、左半分は錆兎の着物と同じ柄。このため伊之助からのあだ名は「半半羽織」。
祝言間近の姉・蔦子を鬼に殺された過去を持つ[58]。錆兎とは同じ時期に鱗滝に入門し、親友同士だった。作中での2度目の柱合会議の際、ほかの柱に対し「俺には関係ない」「俺はお前たちとは違う」と発言、柱稽古に出ないなどして顰蹙を買う。しかしこれは、最終選別を実力で突破したのではなく錆兎に守られ生き残っただけであるという負い目があったためである[59]。炭治郎こそが水柱にふさわしいと考え、「自分は柱になっていい人間ではない」「ほかの柱と肩を並べていていい人間ではない」と自己嫌悪の念を抱えていた[59]。炭治郎に「錆兎が残したものを繋いでいかないのか」と問いかけられ、遅れて柱稽古に参加することとなった[58]
自己評価は低いが柱にふさわしいだけの実力が備わっている。水の剣術は炭治郎を上回り、自らの「11番目の型」も作り出し、十二鬼月下弦にも通用する。
無限城編では、炭治郎と上弦の参・猗窩座と交戦[60]。痣の者として覚醒するが、それでも実力が及ばない[61]。炭治郎が猗窩座を斬首するも倒し切れず、満身創痍の弟弟子を必死で守り、最終的には猗窩座が自ら負けと死を受け入れるという形での辛勝となる[62]
別作者による『冨岡義勇外伝』があり、主人公である。
胡蝶 しのぶ(こちょう しのぶ)
声 - 早見沙織[63]
「蟲」の呼吸法を使用する蟲柱(むしばしら)。18歳[64]。蝶の羽根を模した髪飾りや羽織を着用する。
女性隊士の中でも特に小柄で華奢な人物であるが、その分瞬発力や移動速度に優れる。同様の理由から柱の中で唯一鬼の頚を斬ることができない剣士だが、薬学に精通し、藤の花から「鬼を殺せる毒」を作り出した[65]。日輪刀は独特で鈎針のような形をしており、毒刃での刺突技を主体に戦う。担当の刀鍛冶は鉄地河原鉄珍。
常に笑顔を絶やさず、誰に対しても敬語を崩さない物腰柔らかな女性。「鬼も人も仲良くすればいい」という持論を掲げており、命乞いをしてきた鬼を助けようとする素振りもみられるが、「殺した人の分だけ拷問することで仲良くできる」という条件を提示するなど、言動に見合わない苛烈さや歪んだ価値観を見せることがある。
那田蜘蛛山にて初対面の禰󠄀豆子を殺そうとするも、冨岡に阻止される。柱合会議後は彼と並ぶ炭治郎の数少ない理解者となる。「蝶屋敷」という鬼殺隊専門の病院のような施設を運営しており、重傷を負った隊員の治療やリハビリを受け持っている。
かつては姉と両親と幸せに暮らしていたが、鬼によって両親を殺害され、悲鳴嶼に助けられた。まだ壊されていない誰かの幸福を守るため、姉と共に鬼殺隊士となった経緯を持つ。
最愛の姉であるカナエは「鬼と仲よくしたい」という夢を持つ心優しい性格であったが、上弦によって惨殺されている。姉の好いてくれた笑顔を絶やさずにその夢を受け継がなくてはならないと考える一方、保身のために嘘をつき、剥き出しの本能で人を襲う鬼に対し、どうしようもない嫌悪感が心の奥底に蓄積されていき、その葛藤の結果、上記のような振る舞いをするようになった。その相反する想いは、自分と同じような過去を持ちながら、鬼を救う信念が決して揺るがない炭治郎に託される。姉の生前は正反対の性格で、やや勝気な少女であった模様。
無限城編で、上弦の弐・童磨と遭遇、姉の仇とわかり、交戦する[66][67]。だが毒も、全力の剣技も及ばず、完全に致命傷を負わされ、そのまま童磨の皮膚から吸収されて遺体も残らず戦死する[68]
煉獄 杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)
声 - 日野聡[69]
「炎」の呼吸法を使用する炎柱(えんばしら)
隊律違反を犯した炭治郎と鬼である禰󠄀豆子の斬首を問答無用で主張するが、鬼に対する怨みや憎しみは見せず、正論を好んで語る[16]。柱合裁判後、炭治郎の心意気に一人感ずる様子も見せ[44]、後に再会した時には継子に勧誘する[37]。また、最期には人間を守る為に戦った禰󠄀豆子を鬼殺隊の一員として認める[70]
歴代「炎柱」を輩出している名家・煉獄家の出身。幼い頃から父の指導の下、鬼狩りとしての腕を磨いていたが、突如剣を捨て無気力となった父より罵倒され、深く傷つきながらも、表には常に快活な笑顔を浮かべ、弟・千寿郎を導きつつ柱の一人として鬼殺隊も支えた[71]
戦闘力は凄まじく、無限列車内では五両間を一瞬で移動、技の威力で横転の衝撃を和らげる程の実力を持つ[72][73]。リーダーシップと判断力も優れ、炭治郎たちに列車の事態を収拾するための的確な指示を出す[72]。他の柱たちからも高評価されている[72]
無間列車の調査に赴き、炭治郎達と共闘して魘夢を倒すが、直後に上弦の参・猗窩座の強襲を受ける[74]。彼からはその卓越した戦闘能力や剣技、精神性を絶賛され、鬼となるよう再三勧誘を受けるも、最後までこれを跳ね除けて人間として戦い抜いた[74][75]。結果として自身は致命傷を負い、猗窩座を取り逃がすが、幾人もの柱を殺してきた上弦の鬼を相手に死力を尽くして渡り合い、自身以外の誰も傷つけさせずに守り切った[75][73]。最期に炭治郎達へ遺言を残し、家族への想いを胸に抱きつつ笑顔で息絶える[73]。今代の柱では最初の戦死者となったが、その戦う姿勢と信念は炭治郎達に多大な影響を与え、死後もなお尊敬され続けている。
宇髄 天元(うずい てんげん)
声 - 小西克幸[69]
「音」の呼吸法を使用する音柱(おとばしら)。「派手」が口癖で、宝石がちりばめられた額当てをはめ、左目の周囲に化粧をしている派手な出で立ちの大柄な剣士。化粧を落として髪を下ろし装飾を外した素顔は遊郭の女将・遣手たちが見惚れてしまうほど非常に端正だが、本人は「地味だから」とその姿を好まない。「祭りの神」を自称する。三人の嫁(須磨・まきを・雛鶴)がいる。
得物は鎖でつながれた幅広の二本の日輪刀で、戦闘時以外は刀身に細い布を巻いて背負う。補助に火薬玉も使用する。
体格と腕力は柱の二番手。元忍である為、大柄な体格に反する俊敏さや隠密性を併せ持ち、毒への耐性も高い。忍自体は時代遅れとなっており、焦った父による苛酷な訓練により、多くの兄弟を亡くしている。嫁たちも「道具」として扱われていたくノ一であった。父を拒否して忍をやめ、お館様と出会い鬼殺隊に居場所を得る。
柱合裁判の際は炭治郎の斬首を主張したが、根は豪快で気のいい性格。嫁たちの安否を心から案じ、蝶屋敷の娘を守ろうとする炭治郎たちの直訴も、あっさりと聞き入れる。柱の中では、自分程度はたいしたものではないと評している。堕姫相手なら一瞬で頸を落とせるが、真の上弦である妓夫太郎には苦戦を強いられる。
吉原・遊郭にて十二鬼月の「上弦の陸」堕姫・妓夫太郎と戦う。左目を失明し左手を失い、血鬼術の猛毒に冒される。禰󠄀豆子の血鬼術によって解毒され一命は取り留めるも、負傷は大きく、柱を引退する。なお柱としての責務を引退したが、鬼殺隊員として任務には励んでいる。
柱稽古にて第一の試練・基礎体力の向上担当として、鬼殺隊員にスパルタ指導している。柱引退後は纏めていた髪を下ろし、額当てを外して同じ宝石が着いた眼帯に着流しというスタイルとなっている。また炭治郎達が鬼との決戦している最中、鱗滝と共に産屋敷輝利哉の護衛を務めている。
時透 無一郎(ときとう むいちろう)
声 - 河西健吾[69]
「霞」の呼吸法を使用する霞柱(かすみばしら)
当代最年少の柱であり、刀を握ってわずか2ヶ月で柱となった天才肌。日の呼吸の剣士の子孫らしいが、詳細不明。
一人称は「俺」と「僕」が混在し、不安定。常に無表情で他者への関心が希薄な茫洋とした性格。その場とは無関係な事を考えている場合が多く、柱合会議での竈門兄妹の処遇においても「すぐに忘れるのでどちらでも良い」と関心を示さなかった。反面、徹底的な合理主義を貫き、柱としての活動を妨げる者には実力行使もいとわないある種の冷酷さも併せ持つが、これは彼なりの責任感や正義感の裏返しでもあり、決して悪意はない。
記憶障害を患っており、刀を握る以前の記憶を持たず、隊士となってからも新たな事柄を長く覚えておく事が出来ない。前述のマイペースな言動はこの影響も受けている可能性が高い。
日輪刀は霞のように白い刀身。担当の刀鍛冶は鉄井戸、後に鉄穴森鋼蔵。
刀鍛冶の里にて上弦の肆・半天狗と上弦の伍・玉壺の襲撃を受け、当初は炭治郎と共に半天狗と交戦するが、強風で飛ばされて離脱させされる。身を立て直し、最も優れた技術を持つ里長を最優先に救出しようと再び行動を開始。道中に玉壺の使い魔に襲われている小鉄を目撃するも、優先度の低い彼を見捨てかけるが、「人の為に行った事は巡り巡って自分に返ってくる」という炭治郎の言葉を思い出し、救出した。続いて、鋼鐵塚が刀を研ぐ小屋で、彼と小鉄を守りつつ、玉壺と交戦となる。追い詰められ呼吸を封じられ、死を直感するが、命がけの小鉄の行動と機転により危機から脱出。かつての記憶を取り戻し、痣の者として覚醒。玉壺の頸を切り落として倒す。
記憶を取り戻すきっかけとなった炭治郎には深く感謝しており、柱稽古の上達の速さも相まって非常に好意的に接しているが、呑み込みの悪い隊士には相変わらず辛辣。
甘露寺 蜜璃(かんろじ みつり)
声 - 花澤香菜[69]
「恋」の呼吸法を使用する恋柱(こいばしら)。元は煉獄の継子。
社交的で心優しく、無視されると泣きじゃくるほど繊細な性格。非常に惚れっぽく、周囲のあらゆる人物にときめいている。伊黒には特別視されている様子。
華奢で可憐な女性であるが、特異体質により常人の8倍の密度の筋肉を備え、容姿にそぐわぬ怪力を持つ。この肉体は旺盛な食欲によって支えられている。長髪を三つ編みにしており、桜餅の食べ過ぎが原因で髪色は桜色と緑色に変色している。隊服は胸元が露出している。
戦闘では、鉄地河原が制作したウルミのようにしなる日輪刀を使用する。下手すると自分自身も切り刻みかねない刀であるが、女体ゆえの体の柔らかさ、関節の可動域の広さがその扱いを可能にしており、鞭のようにしなやかに使いこなす。
柱の中では最も禰󠄀豆子に好意的であり、頭を撫でたりくすぐって遊んだりと大変可愛がっている。禰󠄀豆子もまた、甘露寺によく懐いている。鬼への負の感情は持たないものの、人を傷つける鬼には毅然と立ち向かう。
鬼殺隊に入った理由は「添い遂げる殿方を見つける為」。家族は五人姉弟で仲が良く、鬼とは無縁である。17歳にお見合いをするが体質や髪色などにより破談してからは、力の弱いふりをし髪色を黒く染め食事を我慢するなど、結婚するために自分自身に嘘をつくようになる。しかし途中で自分じゃないふりをするのはおかしいと思うようになり、人の役に立ちたいと鬼殺隊に入隊。ありのままの自分を受け入れてくれる鬼殺隊やその面々を大切に想っていたが、また拒絶されることを恐れて本領を発揮しきれずにいた。しかし、半天狗との戦闘で攻撃を正面から喰らい気絶していた所を炭治郎達に救出され、自身を「希望の光」と言われたことで力を制御する事を止め、憎伯天を足止めし、半天狗討伐に大きく貢献する。
伊黒 小芭内(いぐろ おばない)
声 - 鈴村健一[69]
「蛇」の呼吸法を使用する蛇柱(へびばしら)
口元を包帯で隠し、ねちねちしたしつこい話し方をする。蛇を連れている。吉原・遊郭編での戦闘後、援軍として現れ、引退の意向を示した宇髄に「若手が育たなすぎるから」と反対する。蜜璃に対し、文通していたり靴下を送ったり何かと気にかけている模様。日輪刀はうねる刀身をした物。
不死川 実弥(しなずがわ さねみ)
声 - 関智一[69]
「風」の呼吸法を使用する風柱(かぜばしら)
短い白髪の青年で身体中に傷跡がある。非常に粗暴かつ苛烈な言動が目立ち、柱の中でも鬼への憎悪や敵意はずばぬけて強い。前の大きく開いた隊服を着る。禰󠄀豆子の存在を最も強く否定、傷を負わせた上で自らの血を見せて鬼の本性を引き出そうとするが、禰󠄀豆子が理性を保ちきったため、逆に「人を襲わない証明」が公式になされることとなる[44]
鬼化した母に兄弟を殺され、唯一残った玄弥を守る為に夜が明けるまで母と戦い続け、殺害した過去を持つ[76]。顔の大きな傷はその時についたもの[76]。しかし、生き残った玄弥は母が死んだことに混乱し「人殺し」と実弥を罵倒した[76]。その後、何らかの経緯で鬼殺隊に入隊し、柱となる。
過去を悔やみ、謝ろうと自分を追って鬼殺隊に入隊してきた玄弥に対しては「自分には弟はいない」と冷たく突き放し、才覚の無さを理由に鬼殺隊を辞めるよう迫っている[77]。しかし玄弥が鬼を喰ってまで戦っていることを知ると激昂し、目を潰そうとするなど常軌を逸した行動をとる[77]。そこへ助けに入った炭治郎と衝突、鬼殺隊隊員が止めるも乱闘となり、彼との接近禁止が命ぜられた[77]。義勇とも噛み合わせが悪く、彼を嫌っている。
悲鳴嶼 行冥(ひめじま ぎょうめい)
声 - 杉田智和[69]
「岩」の呼吸法を使用する岩柱(いわばしら)。僧侶を思わせる風体の大男。盲目[78]
柱の中では最年長のまとめ役で、お屋形様の信頼も厚い[51]。伊之助の見立てでは「鬼殺隊最強」、炭治郎も匂いを根拠に同意し[79]、同格の柱の天元は「(自分など大したことがない。彼こそ)得体が知れない」と評する。体格と腕力は柱一で、突出して強い。玄弥は弟子として彼の許にいた[50]
手斧と鉄球を鎖で連結した特製の日輪刀を武器に用いる。この鎖鉄球をぶつけて鬼の頭部を粉砕する[52]
「子供」の負の面をよく知っている。柱合会議の初対面時は、炭治郎を疑っていたが、柱稽古に至り炭治郎をはっきりと認めた[78]
入隊前は寺で身寄りのない子供たち9人の世話をして生活していた[78]。だが、鬼がやって来たことで、1人が自分が助かるために裏切り、4人がすぐ殺され、3人も言うことを聞かずに殺される[78]。もはや最後の1人となった女児を守るべく、日が昇るまで鬼の頭を殴り潰し続け、守り切るも、現場の惨状から、彼が虐殺犯とみなされ投獄されてしまう。鬼は朝日で塵となり、守り切った彼女も幼い上にショックを受けておりとても説明などできず、不幸にも証言が誤解された[78]。その後、鬼の手によるものであることに気づいたお館様に助けられ、鬼殺隊に入隊することとなった[78][52]

隊士

胡蝶 カナエ(こちょう かなえ)
しのぶの姉で、鬼殺隊の隊士。花の呼吸の使い手。穏やかで心優しい性格。人買いに連れて歩かされている幼いカナヲをしのぶと共に保護し、育てた。「鬼と仲良くする」という鬼殺隊員としては異端な理想論を持っていた。
現在のしのぶの姿には彼女の思想が強く反映されている。
村田(むらた)
声 - 宮田幸季
鬼殺隊士。サラサラツヤツヤの黒髪がトレードマーク。気のいい先輩隊員。
炭治郎たちと同様に指令を受け、鬼討伐のため那田蜘蛛山へ入山した先発の十名のうちの一人。母鬼の襲撃で錯乱しつつも乱戦を逃れ、身を潜めていたところを発見される。炭治郎と伊之助を母鬼の元へ向かわせた後は姉鬼と遭遇し捕まるも、しのぶに救出され生還。その後は療養中の炭治郎の見舞いに訪れたりしている。
生存率の低い鬼殺隊の中で長く生き残り、一定の実力は有す。柱稽古も順にクリアし、最後の悲鳴嶋の稽古まで到達している。柱稽古では柱のすごさや炭治郎たちの急成長ぶりを感嘆している。
神崎 アオイ(かんざき あおい[80]
声 - 江原裕理
鬼殺隊士。蝶屋敷で負傷した隊士らの治療、及び訓練の指揮を執る女性隊員。その指導はかなり厳しい。試験に合格した正規隊員ではあるが、恐怖心から前線で戦うことが出来なくなり、後方支援に回っている。
後藤(ごとう)
声 - 古川慎
鬼殺隊事後処理部隊『隠』(カクシ)に所属。23歳。隠部隊専用のマスクで顔を隠している。正規隊員だが戦う才が足りず、事後処理部隊になった。
階級は不明だがカナヲより下で炭治郎より上。柱合会議の時に炭治郎を起こした時から登場し、吉原・遊郭編でも戦闘終結後き意識不明の炭治郎たちを見つけるなどそこそこ縁があると思っている。自分よりも年下ながら剣士として命懸けで戦う炭治郎達を尊敬しており、彼への見舞いに高級カステラを贈ったりと気の良い一面を持つ。
前田 まさお(まえだ まさお)
鬼殺隊服縫製係。あだ名はゲスメガネ。彼が作る女性用の隊服は、露出度が高い。甘露寺の隊服がいやらしくなった張本人。しのぶにも露出度が高い隊服を渡したが、目の前で油をかけられ燃やされる。

鬼殺隊関係者

育手

鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)
声 - 大塚芳忠[42][5]
天狗の面をつけた鬼殺隊の元水柱[18][45]。前線を引退してからは次代の鬼殺隊員候補を育てる育手を担う。
「水の呼吸」を用いた剣術を教えている。炭治郎と同じく鼻が利き、彼の真摯過ぎる性格を嗅ぎ分け、当初は彼を弟子とすることに難色を示していた[18]。課題を突破した弟子には「厄除の面」としてその弟子に合わせた狐の面を贈っている[12]。しかし、これが最終試験において手鬼への目印になってしまい、これまでの弟子達は彼に全員殺されてしまっていた[14]
訪れた炭治郎が試練を突破したことで彼を弟子と認め、1年間殺意さえ感じるスパルタ訓練を施す[18][19]。その後、教えた技術を使って大岩を斬る課題を課す[19]。この課題はこれ以上弟子を死なせまいと炭治郎に剣士になるのを諦めさせる為に無理を承知で課していた[12]
竈門兄妹の仔細を産屋敷に報告する際、禰󠄀豆子が人を襲った時には冨岡と共に腹を切って詫びる覚悟と助命を訴えていた[45]
桑島 慈悟郎(くわじま じごろう)
声 - 千葉繁
鱗滝と並ぶ元柱の育手。左目の下に大きな傷跡があり、右足は義足となっている壮年の男性。かつては雷の呼吸を極めた鳴柱として活躍していた。姓名は原作では言及されず、小説版にて判明。
修行が遅々として進まず、その過酷さから度々逃げ出していた善逸に対して非常に厳しい態度で接し、荒療治とも言える手段にも出ていたが、反面、その才能を誰よりも評価しており、彼を決して見捨てず、一つの技を極め抜くことを教え続けた。己を「師範」と呼ぶよう再三言うが、実際には彼から「じいちゃん」と慕われるのも内心満更ではない様で、善逸から好意を示された際には照れた表情を見せるなど、何だかんだ弟子への愛情は深い。
弟子の獪岳が鬼になったことにより、介錯人の立会も無しに切腹した[54]
煉獄 槇寿郎(れんごく しんじゅろう)
杏寿郎・千寿郎兄弟の父親。先代の炎柱。
あるきっかけで気力を無くし、最愛の妻・瑠火の病死も相まって酒に溺れた生活を送り、杏寿郎の訃報にもつっけんどんに当たっていたが、炭治郎との出会いを通して手紙で本心を明かす。その後は己を省みて、かつての気概を取り戻す。

刀鍛冶の里

隠れ里に暮らす鬼殺隊の刀鍛冶達。全員がひょっとこ面を被る。

鋼鐵塚 蛍(はがねづか ほたる)
声 - 浪川大輔[42][5]
鬼殺隊の刀鍛冶。笠に幾つもの風鈴を下げたひょっとこ面の男。37歳[81]
落ち着きがない上に人の話を聞かずに一方的に喋るなど、自己中心的で非常に癇癪持ちな性格[81]。自分の刀に極めて強い愛情を持ち、剣士に刀を折ったり無くしたりされると、激怒して包丁を持って追い掛け回してくる[38]。技能は確かだが剣士から嫌われて担当から外されることが多く、幼少期から癖が強過ぎて両親がノイローゼになってしまい、名付け親である鉄珍に預けられ、育てられていた。
素顔は精悍で整っているが性格が災いして独身。蛍という名は鉄珍による命名で「可愛すぎる」と嘆いている。
炭治郎が激戦の度に刀を折ったり紛失したりしてくるので、もう刀を作らないと伝書してくる。炭治郎が直談判するために里を訪れた時は、癇癪を起こして行方不明になっていた。しかし、炭治郎が無一郎に説いた刀鍛冶の大切さを聞き、考えを改める。縁壱零式に収納されていた刀を研ぎ直す際には、戦争状態の周囲でさえ意に介さないほど、心身を集中させていた。
鉄穴森 鋼蔵(かなもり こうぞう)
鬼殺隊の刀鍛冶。[38]。26歳。
落ち着きのある穏やかな性格だが、刀を傷つけられると語気がかなり荒くなる[38]。鋼鐡塚の数少ない理解者であり、炭治郎に対して彼の心境を代弁する。鉛(えん)という名の妻がおり、仲が良過ぎて顔立ちが似て来たほどのおしどり夫婦。
担当の剣士は嘴平伊之助と時透無一郎。両名ともに、別の刀鍛冶が打った日輪刀を彼が引き継いで整備することになった。破損した伊之助の二刀を修復するも、直後に伊之助に「自分で刃こぼれさせる」という暴挙をされて激怒する[38]
小鉄(こてつ)
刀鍛冶の里の子供。戦闘用絡繰人形「縁壱零式」を作った絡繰技師の子孫。
自分の才能の限界を感じ、技師を諦めようとしようとしたが、炭治郎に激励を受け、縁壱零式で特訓をさせる。やると決めたらとことん追い詰めるなど、実は頑固でかなりの毒舌家。
鉄地河原 鉄珍(てっちかわはら てっちん)
刀鍛冶の里長。小柄で言動が軽い好々爺で鋼鐵塚蛍の名付け親。
担当の剣士は甘露寺蜜璃と胡蝶しのぶで、彼女らの特性を最大限に活かす特殊な刀を鍛造した。技術力は随一で「折れるような刀は鍛冶師の未熟」と考える高いプロ意識を持つ。
縁壱零式
剣技訓練用のからくり人形。両耳には日輪の髪飾りがついている。かつて実在した剣士をモデルとしており、その剣士の動きをからくりで再現するため、六腕で六刀を持つという異様な造形をしている。経年劣化が激しく、ボロボロであった。炭治郎の修行で故障するが、機体内には戦国時代の刀が納められていたことがわかり、鋼鐵塚によって研ぎ直され、炭治郎の刀となる。

蝶屋敷

寺内 きよ(てらうち きよ)、中原 すみ(なかはら すみ)、高田 なほ(たかだ なほ)
声 - 山下七海(寺内きよ)、真野あゆみ(中原すみ)、桑原由気(高田なほ)
蝶屋敷で働く少女達。三人共顔はデフォルメされがち。厳密には彼女らは隊員ではなく看護師、もしくは救護要員に近い立場であり、炭治郎達の治療・訓練を補佐している。早々にセクハラ発言が広まった善逸や乱暴な伊之助をよそに、炭治郎にはよく懐いており、「全集中・常中」の会得にも献身的に協力する。

鎹鴉

鎹鴉(かすがいがらす)
声 - 山﨑たくみ[42][5]高木渉檜山修之
主に鬼殺隊本部との連絡に使われる鴉。各隊員に専任の鴉がついているが、善逸だけはなぜか雀である。伝令を人語で復唱するだけでなく、自意識で会話ができるほど知能が高い。外見上では区別できないが、それぞれ性格に若干の違いがある。伊之助についている鴉は、彼から幾度となく食べられそうになったため、身を隠すようになってしまった[57]。宇随天元の鴉は一番の歌詞をお洒落で、時透無一郎の鴉は口が悪い。
天王寺 松衛門(てんのうじ まつえもん)
声 - 山﨑たくみ
炭治郎についている鎹烏。名前はアニメの次回予告より判明[ep 1]。優秀だが不遜な性格で口数も多く、任務と関係ないことまで喋りだす[82]ことがある。
チュン太郎(チュンたろう)[25]
声 - 石見舞菜香
善逸についている鎹雀(かすがいすずめ)。本名は「うこぎ」で、うこぎご飯が大好物だからという理由がアニメ第15話の次回予告にて判明。
発声できないが人の言葉は理解している。当然伝令はまるで伝わらないが、匂いを嗅ぐだけで感情を察知できる炭治郎とは意志疎通ができている[24]。機械的な鎹鴉に比べてかなり豊かなキャラクター性が与えられており、善逸を叱咤しつつも鼓舞する場面も多い。
家族を鬼に殺されており、少しでも役に立ちたいという思いから伝令役を志願している。他の鴉からは可愛がられている。

親族関係者

竈門 炭十郎(かまど たんじゅうろう)
声 - 三木眞一郎
炭治郎と禰豆子の父。病弱で長く床に臥せっており、物語開始前に死去している[11]。竈門家は代々炭焼きの家系で、日輪の耳飾りとヒノカミ神楽を伝承している。また、伝承者には才能の顕れとして生まれつき「痣」があったという。竈門家の跡継ぎの男子は顔もよく似ており、炭治郎の血の記憶には、炭吉という人物が「とある剣士」と縁あったことが刻まれている。
竈門家の人物
母親の葵枝(声 - 桑島法子)、弟の竹雄(声 - 大地葉)、(声 - 本渡楓)、六太(声 - 古賀葵[83])、妹の花子(声 - 小原好美)で、炭を売って生計を立てていた[11]。炭治郎が留守の間に無惨から襲撃を受けて殺害され、彼と禰豆子によって埋葬された。回想で登場する他、炭治郎や禰豆子が死の危機に瀕すると深層意識に現れては彼らを導く。
煉獄 瑠火(れんごく るか)
煉獄槇寿郎の妻で杏寿郎・千寿郎兄弟の母親。故人。聡明かつ芯の強い女性であり、病で床に臥せって死期が近い事を悟りながらも強く生まれた者の責務を杏寿郎に説き、彼の人生観に多大な影響を与えた。
煉獄 千寿郎(れんごく せんじゅろう)
杏寿郎の弟。穏やかで礼儀正しい性格。本来なら炎柱の継子となる立場であったが、剣才に恵まれなかったことから剣士の道を諦め、自分なりのやり方で人の役に立てる道を探す決意を固めた。兄の最期とその遺言を語った炭治郎に、彼の日輪刀の鍔を贈る。その後も炭治郎と手紙でやり取りをしている模様。
須磨(すま)
天元の三人の嫁の一人。気弱で泣き虫のくノ一。遊郭に巣食う鬼を探るため、「ときと屋」に遊女として潜入していたが見つかり、捕まってしまう。天元が来たことで救出される。
まきを
天元の三人の嫁の一人。気が強く姉御肌のくノ一。遊郭に巣食う鬼を探るため、「荻元屋」に遊女として潜入していたが見つかり、捕まってしまう。天元が来たことで救出される。
雛鶴(ひなつる)
天元の三人の嫁の一人。真面目で優しい性格のくノ一で、嫁三人のまとめ役。遊郭に巣食う鬼を探るため、「京極屋」に遊女として潜入。蕨姫花魁が鬼だと気づくも、向こうからも怪しまれたため身動きが取れずにいた。服毒して病に罹ったふりをして京極屋を出ようとするも、血鬼術の帯を仕込まれる。救出に来た天元から薬をもらって回復し、情報を伝える。妓夫太郎との戦闘では藤の毒を塗ったクナイでサポートを行った。
時透 有一郎(ときとう ゆういちろう)
時透無一郎の双子の兄。容姿も瓜二つだが、無一郎に比べると目つきが鋭く、吊り眉。
一人称は「俺」であり、無一郎が「記憶の無い時の僕は兄に似ていた気がする」と回想している通り、彼のように現実主義的で辛辣な言動の人物だった。
風邪を拗らせて死んだ母や彼女の為に薬草を採りに行き、崖から落ちて死んだ父を「馬鹿の極み」と酷評していた。そんな態度を咎める無一郎も「無一郎の無は無能の無、無意味の無」と揶揄したり、訪ねてきたあまねにも非常に攻撃的な対応をして追い返していた。兄弟仲は険悪で日常的に喧嘩ばかりしていたが、本来は家族を思いやる優しい少年であり、あまねを邪険に扱っていたのも残された弟を失いたくないという想いからのものだった。鬼の襲撃を受けて致命傷を負った際には自身の本心を無一郎に告げ、最期まで弟の無事を祈りながら息絶えた。

その他の人物

錆兎(さびと)
声 - 梶裕貴[42][5]
炭治郎の兄弟子。右頬に大きな傷跡が描かれた狐面をつけた、宍色の髪の少年。素顔も狐面と同じ位置に傷跡がある。厳格だが正義感が強く、心優しい性格。大岩斬りの課題が難航している炭治郎の前に現れ、半年間剣の訓練を施した。炭治郎からも絶賛される流麗で卓越した剣技の持ち主。
真菰と同様に手鬼に殺されており、故人。そのため、鱗滝は炭治郎が二人の名前を出した時は驚いていた。かつて手鬼の首に斬りかかるも、その固い首を切り裂けずに頭を潰されてしまった。異形が知る鱗滝の弟子としては、炭治郎を除けば最も強かったらしい。
冨岡義勇とは同い年で、お互い天涯孤独の身であったことも相まって深い親交があった。自分を庇った姉を亡くし「自分が死ねばよかった」と嘆いていた義勇を厳しく叱咤し、彼女が繫いでくれた命をさらに繫げていくことを諭した。13歳の時に義勇と共に最終選別を受け、前述通り手鬼との戦闘で命を落としたが、藤襲山の殆どの鬼を単独で討伐していた為、その年の選別での死者は彼だけだった。またこの過去が義勇の心に深く翳を落とすこととなる。
真菰(まこも)
声 - 加隈亜衣[42][5]
炭治郎の姉弟子。花柄の着物を着た不思議な雰囲気の可憐な少女。錆兎とは血縁関係はない。狐面には右頬に花が描かれている。錆兎とともに炭治郎の前に現れ、体捌きの改善点を指摘したり身体能力を強化する水の呼吸を教えた。手鬼曰く素早いが、腕力はあまりないらしい。
孤児の自分達を育ててくれた鱗滝をとても慕っていたが、手鬼との戦闘で彼が鱗滝からの厄除の面を目印に自分の先輩達を狙って食い殺していた事実に泣いて怒り、動きがガタガタになった所を手足をちぎられ殺されてしまった。
魂のみとなっても前述のように炭治郎を導き、彼と手鬼の対決を見守っていた。彼の勝利を見届けた後は錆兎や他の弟子達と共に狭霧山へ帰って行った。
鯉夏(こいなつ)
吉原遊郭の「ときと屋」で働く花魁
自身の部屋に荷物を運んだ炭治郎にお菓子を渡して労を労う他、彼が男であることを最初から知っていても事情を察して黙認したり、消息を絶った須磨の安否を心から気遣う温和で優しい女性。その人柄から非常に人に好かれ、女の子達を甘やかしすぎて女将から怒られてしまうほど。身請け先が決まった矢先にそれを知った堕姫に襲われ彼女の帯に取り込まれるも、炭治郎に救出された。

鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)
声 - 関俊彦[84]
千年以上前に生まれた最初の鬼であり、現存する鬼達の絶対的支配者。自分の血を与えることで人間を鬼に変えられる唯一の存在。
鬼を血に仕込んだ呪いで支配し、生殺与奪の権利を握っており、彼らからは「あの方」と呼ばれ、恐れられている。与えられる血の量が多いほど強い鬼となるが、順応しきれない場合は肉体が崩壊し、死に至る。炭治郎の家族を殺し、禰󠄀豆子を鬼に変えた仇である。性格は冷酷非情かつ支配的で自らの意志にそぐわない者は人鬼問わず決して許さないが、珠世からはその人物像を「いつも何かに怯えている臆病者」と皮肉られる。
人間時代は後の産屋敷家に繋がる平安の貴族だったが、身体が弱く、二十歳までに死ぬと言われていた無惨を少しでも生き永らえるように苦心していた善良な医者がその回復を願い、試作段階であった新薬を処方した。彼は薬を飲んでも症状が悪化の一途を辿っていった事に腹を立てた無惨に殺害されたが、それから間もなく薬の効果が出始め、無惨は常人離れした強靱な肉体を手に入れる。代償として日光の下に出られなくなり、人の血肉を欲する最初の人喰い鬼が誕生する事となった。
神出鬼没・正体不明で、柱ですら接触した者はいない。炭治郎が匂いを辿り遭遇した事で、人間社会に溶け込んでいる事が判明。いくつかの身分を使い分け、渡り歩いており、妻子持ちの実業家としては「月彦」と名乗り、資産家に引き取られた養子の少年や妖艶な着物姿の女性など、人間としての容姿を使い分ける。日光の下を出歩くことはできず、病気などと理由をつけて偽装している。
「日輪の耳飾りをした剣士」と深い因縁を持つ。その為、同じ耳飾りをした炭治郎に追手を仕掛けたり、自身の支配から逃れた禰󠄀豆子の粛清を堕姫に依頼している。
鬼殺隊の殲滅を狙うと共に、完全な不死となる為に太陽を克服する鬼と自身を鬼にした新薬の原材料たる青い彼岸花を探している。
呪い
人間を鬼化させる血液に予め仕込まれている能力。鬼は鬼舞辻に関する情報を口にしようとするだけで身体が破壊される。下弦以下の鬼は「鬼舞辻無惨」の名を口にするだけで死ぬ。本人の前であれば死の呪いは発動しないが、鬼舞辻に対して思考を完全に読まれてしまう。距離が開けば鮮明な読心はできなくなるが、位置は把握される。この呪いは珠世と禰󠄀豆子のみ自力で解除している。
完全擬態
容姿、(見かけ上の)性別は勿論、気配までも完全に変化させる能力。「月彦」としては洋装で青白い顔色の男性。下弦の十二鬼月を集めた時には、着物を着た妖艶な女性として現れている。
鬼殺し
鬼の基本能力である不死性を封じこめ、死に至らせる。
吸収
血鬼術を取り込み自身のものとする。

十二鬼月

上弦

黒死牟(こくしぼう)
上弦の壱。顔面に三対六つの眼を持つ男。中央の一対の左右それぞれに「壱」「上限」と浮かび上がっている。刀を帯びた剣士風の出で立ちをしており、痣が左の額と右首筋から右顎にかけて浮かび上がっている鬼[85]
童磨(どうま)
上弦の弐。頭から血を被ったような文様の髪に、洋風の着物を着た青年の鬼。虹色の瞳を持ち、しのぶの姉・カナエの仇でもある。
飄々としており、常に笑みを絶やさず鬼狩りにも快活に接する陽気な人物。反面、他人の痛みや感情に無頓着で無意識に相手を逆撫でする事が多く、鬼の中では浮いているが本人は気にしていない。その真の人物像は非常に無機質で感情を持たないサイコパスであり、自身の肉体の損傷すら気にも留めず、玉壺から贈られた壺に女性の首を生けるなど、底知れない狂気を垣間見せる。表の顔として人間の頃から万世極楽教の教祖をしているが、自身は無神・唯物論者である。鬼としては猗窩座よりも新参だが、追い上げて上弦の弐となった。上弦の陸だった時に瀕死の妓夫太郎と堕姫に出逢い、彼らを鬼にした。
人間の頃、両親に神童だとかつぎ上げられたが、自身は極楽も地獄も全く信じておらず、馬鹿で可哀想な民を「救ってやらねば」という信条で教祖をしていた。鬼となってからは苦しみから解放するという名目の下、自らの一部として永遠の存在にしてやり救済するという「善行」を行動原理と称して喰っている。これは上弦でさえ忘却していく人間時代の記憶を完璧に持っており、行動原理がその頃から培われた延長線上の行動を起こした為である。
鉄扇を武器に、冷気の血鬼術を用いる。
無限城でしのぶと対決となる。
猗窩座(あかざ)
上弦の参。全身に紋様めいた刺青を施した、赤い短髪を有する青年の鬼。作中最初に登場した上弦。
愚直に強さを求め続ける武術家じみた一面を持ち、敵でも実力者には尊敬の念を持つ一方、自身が弱者と見定めた者は露骨に見下し、些細な理由で真っ先に殺害しようとする二面性を持つ。若く強いまま何百年も鍛錬し続け、自分のような強大な鬼になることを『至高の領域』 と賛美し、逆にどんな強者も「老い」によって弱体化する人間という種に対しては嫌悪感を抱く。その価値観から高い実力を備えた者に対しては敬意を払い、同じ鬼になるように勧誘する。
「拳鬼」と呼ばれ、戦闘スタイルは己の体で戦う肉弾戦。
魘夢が倒された直後、鬼舞辻の指令で現れる。煉獄の強さを認め、鬼になるよう勧誘するも決裂して交戦。致命傷を与えるが、動きを封じられてしまう。差し始めた陽光と頚に突き刺さる日輪刀に焦り、自らの腕をもいで戦場から撤退。その行動を見た炭治郎に、卑怯者呼ばわりされる。任務の結果を報告をするも、鬼舞辻の望みに達していなかったため、咎められ制裁を受けてしまう。このことから炭治郎を標的視する。
半天狗(はんてんぐ)
上弦の肆。額に大きなコブと二本の角がある老人の姿をした鬼。
常に何かを怖れているような様子で、ことあるごとに「ヒィィィィ」と言う。本体は舌に「」の文字が刻印される。本体は野ネズミ程度の大きさしかないが、その頸は鍛え上げられた日輪刀をへし折るほど硬い。
柱でも目視するまで確認出来ない程気配の同化に優れ、身のこなしも軽い。自身が追い詰められる程、その時の感情を具現化し、新たな分裂体を生み出す血鬼術を使用する。作中では頚を切られると、舌に「喜怒哀楽」のそれぞれ一字が刻印された4人の天狗の鬼に分裂をし、その後に炭治郎たちに追い詰められたことで新たな2体の分裂体を生成した。戦闘面では喜怒哀楽や分裂体に任せて小さな姿の本体は身を隠すため、複数人の鬼殺隊員の連携が無いと倒せない。
人間だった頃は盲目を偽り盗みを働いていた小悪党で、自身が働いた悪事をに責任転嫁して正当化せんとする卑劣漢だった。それを盲人に咎められた末に殺害し、奉行所に連れ出されて死刑宣告を受けた矢先に鬼舞辻によって鬼化され、自身を罰した奉行を殺害した過去を持つ。
鬼舞辻の命を受け、玉壺が突き止めた刀鍛冶の里に玉壺と共に出向き、自身は鬼舞辻に刃向かう鬼殺隊の始末をするため屋敷に潜入する。潜入した先で出くわした、時透と炭治郎と交戦。一瞬の隙を突かれ、時透に頚を斬られるも積怒と可楽に分裂し、玄弥に頸を斬られて空喜と哀絶も分裂した。以後「喜怒哀楽」の鬼たちに戦闘を任せて自身は隠れていたが、能力のカラクリに気付いた炭治郎たちに攻撃を躱され頚を斬られかけたため新たに憎珀天を生み出し、全滅させようとした。しかし、蜜璃の参戦で炭治郎一行は二手に分かれた。憎珀天の攻撃を蜜璃が打ち消している間に、本体を追う炭治郎・禰󠄀豆子・玄弥に追いつかれ、負ったダメージを回復しようと人を襲ったが炭治郎に頚を斬られ、走馬灯を見ながら消滅する。
積怒(せきど)
「怒」の鬼。雷撃を放つ錫杖を持つ。分裂体の中ではリーダー格。相手との戦闘に愉悦に浸らず的確に仕留めようとする。
分裂後、主に他の3鬼に指示を出したり、敵の追撃を邪魔するなどのサポートを行う。本体部分が見つかると、本体の感情に呼応して他3体を吸収し憎珀天となった。
可楽(からく)
「楽」の鬼。突風を放つ天狗の団扇を持つ。相手との戦闘の愉悦を優先する性格で、その事で積怒にいつも呆れられている。主に禰󠄀豆子と交戦。
空喜(うろぎ)
「喜」の鬼。背中に翼を生やし、手足の先が鳥の鉤爪となっている半鳥人。口から超音波を発する。主に炭治郎と交戦。
哀絶(あいぜつ)
「哀」の鬼。十文字槍を振るい、近接戦闘で鬼殺隊と交戦する。主に不死川玄弥と交戦。致命傷を与えたはずが、死亡せず向かってくる玄弥に戸惑う。
憎珀天(ぞうはくてん)
「憎」の鬼。怒が喜哀楽を吸収して誕生した、小柄な鬼。喜怒哀楽の血鬼術と、新たに樹木を操る術を用いる。
本体「怯」の半天狗を「小さく弱き者」として扱う反面、敵を「極悪人」と見做し、半天狗を討伐せんとする行為を「鬼畜の所業」として一方的に断罪するなど、半天狗の強烈かつ身勝手な保守性が具現化した性格の持ち主。 攻撃力は高く、痣の発現した甘露寺をも防戦一方に追い込んだ。
「恨」の鬼
大柄で筋肉質な半天狗。本体を守る為にできた鬼。血鬼術は使わなかった。体内の心臓部に、小さな本体が潜んでいる。一見は「本体が巨大化した」ようだが、それすら偽りであり、直射日光への防御にもなる。
玉壺(ぎょっこ)
上弦の伍。壺と肉体が繋がった状態であり、十二鬼月で最も人外じみた姿をした異形の鬼 。両目部分に2つの口、額と口部分に両目がある。頭などからも小さな腕が複数生えている。
「至高の芸術家」を自称し、人間を見下す傲慢な性格。自己顕示欲も非常に強く、特に己が作品に対して捻じ曲がった執着心を持ち、他者にそれらを侮辱されると激怒する。その本質は作品を創り上げる為に犠牲者の遺体をおぞましく変形させるなど、人命はおろか死者の尊厳すら踏み躙る、鬼の中でも類を見ない異常性の持ち主。反面、年若い無一郎を舐めてかかりとどめを刺さず、鋼鐵塚の集中を削ごうと夢中になるあまりに彼の反撃を許すなど、上弦らしからぬ狭量さや詰めの甘さが見受けられる。
本編では人間時代の出自は語られないが、人間だった頃からその猟奇性は生来のものであったようであり、幼少期から動物の虐殺や違う種類の魚を繋ぎ合わせたり、壺の中に殺した動物達の遺骸や骨を詰め込んではそれを芸術とのたまう異常行動を起こしていた為、生まれ育った漁村では忌み嫌われ、孤立していた過去を持つ。
同僚である上弦相手でも不遜さは変わらず、自分よりも上位の猗窩座を慇懃無礼に煽っている。無惨への忠誠心は高いが、彼に首をもがれて恍惚とするなどその思いもどこか歪んでいる。語尾に「それもまた良し!」とつける癖がある。
戦闘では自身の掌から生み出した壺を用いたトリッキーな戦術を用いる。壺から壺へと瞬間移動も可能で、移動の媒体となる壺も神出鬼没に出現する為、高い敏捷性があり回避に優れる。脱皮することで本人曰く「完全なる美しき姿」に変容でき、変身後は屈強な半魚人のような上半身に蛇のような下半身を持つ。この形態では直接戦闘を行うようになり、鱗と肉体のバネにより俊敏な動きを可能とし、鱗は金剛石より硬いと豪語する。
探知能力に長ける事から刀鍛冶の里の居所を突き止め、鬼舞辻の命を受けて半天狗と共に強襲を仕掛ける。刀鍛冶達の殲滅を狙い、介入してきた無一郎を水獄鉢で捕え、とどめを刺さずに溺死を目論む。そのまま鋼鐵塚がいる家屋に侵入するも刀を砥ぐのに極限まで集中していた彼の姿を見て、「芸術家として負けている、この男の集中を削ぎたい」と対抗意識を燃やし、すぐに殺さず痛めつける。その内に小鉄に助けられ記憶を取り戻した無一郎と再戦、真の姿を解放するも、痣の発現した彼に頸を斬られた。手負いの無一郎に討伐された事を受け入れず、最後まで自身の高尚さや人間の無価値さを喚き散らしていたが、業を煮やした彼にとどめを刺され、芸術家には程遠い惨めな最期を迎えた。
妓夫太郎(ぎゅうたろう)・ 堕姫(だき)
上弦の陸。吉原を根城に暗躍する鬼の兄妹。
殺した柱は妓夫太郎が15人、堕姫が7人。主に堕姫がメインで動き、戦闘時に妓夫太郎が現れる。
二人で一人の鬼で、どちらかが生存していれば頚を斬られても消滅しない。ただし、兄妹には明確な実力差があり、真の上弦は妓夫太郎の方で堕姫は無惨から妓夫太郎の足手まといだと思われていた。
兄妹共に死にかけていたときに、童磨に助けられ鬼となった。音柱・宇随天元と炭治郎たちによって討伐され、100年ぶりの上弦の敗北者となる。
コミックスの「キメツ学園」では、謝花 妓夫太郎(しゃばな ぎゅうたろう)・謝花 梅(しゃばな うめ)、と名字が付けられている。
堕姫
妖艶な美女。花魁に化ける美しい若い女性の鬼。花魁時は着物だが、鬼の姿ではランジェリーじみた服装に三本歯下駄、身体に着物の帯を身に着けるという露出度が高い服装をしている。
非常に性悪で傲慢な性格。気に食わないことがあると首を傾けて下から睨めつけてくる癖がある。100年近く吉原に潜んで、時代に応じて様々な「姫」という名の付く花魁になりすましていた。現代での仮名は蕨姫花魁。不細工な人間を忌み嫌い、「(不細工は)生きてる価値がない」などの発言を繰り返す。鬼の中でも偏食で、見目麗しい女性を好んで喰らう。炎にトラウマがある。兄の前では口調が幼くなり、泣き虫な素の性格が表れる。
血鬼術は「帯」を用いる。この帯は彼女が力を切り離した分身であり、合体すると、髪色が銀に変わりパワーアップする。頸を帯状に軟体化させることで防御するため、斬りづらく、たとえ斬首に成功しても妓夫太郎が生命を補っているために死なず再生する。
単体の実力は、上弦の鬼としては力不足で、負けた際は無惨から「案の定、堕姫が足手まといだった」と言われている。当時の炭治郎のヒノカミ神楽での極限状態をも上回るが、鬼覚醒した禰󠄀豆子には苦戦を強いられている。また柱の天元にはあっさりと斬首され、「上弦じゃないだろう、弱すぎる」と酷評される。柱7人を殺した実績も、兄との連携と不死性を活かした長期消耗戦での成果である。
人間だった頃の名前は「梅(うめ)」。亡くなった母親の病名からつけられた。羅生門河岸(遊郭の最下層)で生まれる。年端もいかない頃から大人がたじろぐほどの綺麗な顔立ちをしていたが、ある日、客の侍の目玉を簪(かんざし)で突いて失明させたため、報復として生きたまま焼かれた過去をもつ。死に瀕していたところで童磨に出会い、血を与えられて兄と共に鬼となる。
無惨から禰󠄀豆子の殺害を依頼されていた。天元が遊郭に潜入させた三人のくノ一の嫁の存在に勘付き、捕らえる。度の過ぎた横暴と不気味さを女将に怪しまれるも、血鬼術で怪死させ口封じをする。新入りの善子(善逸)の正体を鬼狩りと見抜き、捕らえる。吉原を離れる鯉夏花魁を喰らうためにときと屋に自ら出向き、炭治郎と遭遇・交戦する。炭治郎を圧倒するも、禰󠄀豆子に予想外に苦戦し、柱の天元には頚を切られてしまう。妓夫太郎が出てきてからは、主に善逸・伊之助の二人と交戦。妓夫太郎の左目を額に移されパワーアップするも、連携の前に頚を斬られてしまう。
同時に頚を斬られた妓夫太郎との口喧嘩の末、先に消滅する。暗闇の中で妓夫太郎と再会し(己は人間だった頃の姿に戻り)一人だけ地獄に行こうとする妓夫太郎に「ずっと一緒にいる」「何回生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる」と言って、仲直りして共に地獄の業火の中へ消えていった。
妓夫太郎
堕姫の兄の青年の鬼。先が緑の癖毛で、顔や体に斑模様が無数に浮かんでいる。また肋骨から下が異常に痩せているものの、腕や胸筋は人並み以上に発達している。
普段は堕姫の体内で眠っている。彼の方が真の「上弦の陸」であり、堕姫よりも桁違いに強い。血でできた鎌のような猛毒の血鬼術を使う。堕姫に左目を貸与することも可能で、彼女を遠隔操作しつつ、自分は右の視覚だけで戦ってなお鬼殺隊を圧倒するほどの実力がある。
喋り方に独特の癖があり、「~なぁ」と語尾を伸ばす。天元に対して強い嫉妬心をあらわにし、死んで欲しいと繰り返す。堕姫には「お兄ちゃん」と呼ばれ、堕姫のことを「可愛い妹」と呼ぶ。
名前は人間時代からのものだが、この名はほぼ遊郭での役割名そのままであり、人間扱いされていなかったことを意味する。容貌も人間時代と同じで、怖がられることを利点と思っているためそのままにしており、元を辿れば母子感染した先天梅毒の病状である。江戸時代に羅生門河岸(遊郭の最下層)で生まれる。貧困の不衛生な遊郭で、生まれてきたこと自体を否定されつつ、容貌を嘲笑され、忌み嫌われながら罵詈雑言を浴びて育つ。やがて、妹・梅が生まれ、己の容姿と喧嘩の強さを活かして取り立て屋になる。梅を誇りに思っていたが、梅が13歳のとき生きたまま焼かれるという無慈悲な事件が起き(先述)、彼も侍に刺されるも持っていた鎌で侍と女将を殺害。死に瀕していたところを、通りすがりの童磨に勧誘され、妹と共に鬼となる。
堕姫が追い詰められて天元に頚を刎ねられたことで、眠りから目覚める。以後は天元・炭治郎と交戦する。天元を毒に冒し腕を切断し、伊之助の心臓を貫く等、上弦の力を見せつける。炭治郎のことは鬼になるようにと勧誘し心を折らせようとするも、それでも立ち向かう炭治郎によって頚を斬られる。
同時に斬られた堕姫と口論するも、堕姫が消滅した時に呼んだ名前によって人間だった頃を思い出す。暗闇の中で、人間の頃の姿に戻った梅と再会し、彼女だけ光がある方に向かわせるため一旦は突き放すものの梅に「ずっと一緒にいる」「何度生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる」と言われ、梅を背負いながら地獄の業火の中へと消えていった。
鳴女(なきめ)
長い黒髪で目元を隠した女性の鬼。髪の中は単眼である。十二鬼月とは別枠の側近であったが、半天狗が死んだことで空位となった上弦の肆へと昇格する。
琵琶を奏でることで異空間・無限城の部屋を操ることが出来る。干渉能力は高く、上弦の鬼たちですら気付かれずに呼び寄せる事が出来る。使い魔による遠隔探知ができる。
獪岳(かいがく)
声 - 細谷佳正
善逸の兄弟子。黒死牟に命乞いをして鬼にしてもらい新たな上弦の陸[32]となった。獪岳が鬼になったことにより師・桑島は切腹した[54]。善逸が使えない雷の呼吸の弐から陸の型を使用でき、壱の型しか使えない善逸を見下しているが、自身も全ての型の基本である壱の型が使えないため他の剣士からは大したことないと言われていた。
無限城で、善逸と交戦。雷の呼吸と血鬼術を組み合わせて戦う。しかし、善逸の新たな「漆ノ型」に敗れる[32]

下弦

魘夢(えんむ)
下弦の壱。優男風の洋装の鬼。
目玉と口が存在する異形の左手を分身として身体から切り離し、独自に行動させることができる。他者の不幸や苦しみを見ることを何よりも好む。
「眠り鬼」と呼ばれ、夢に関する血鬼術を使い、術の効力を持ったギミックを作成することも得意とする。閉じ込められた夢から覚めるためには、その中で自刃する胆力が必要となる。
鬼舞辻による下弦の鬼の粛清時に、歪んだ恭順を気に入られて唯一見逃され、「増血」されて炭治郎に対する追手として放たれた。配下の人間を使って鬼殺隊の一行を眠らせ、無意識空間の「精神の核」を破壊させようとするが、それ自体は時間稼ぎに過ぎず、炭治郎が覚醒した時には汽車そのものと融合が完了していた。二百人の乗客を人質兼食料にしようと企んでいたが、それは煉獄と善逸・禰󠄀豆子の働きで阻止され、炭治郎と伊之助が「頸」を発見して破壊する。結果として全力を出せずに敗北するという、悪夢のような事実を噛み締めながら消滅した。炭治郎に血液を採取される。
累(るい)
声 - 内山昂輝[86]
下弦の伍。那田蜘蛛山に住まう鬼の一家の末子で、蜘蛛めいた髪型の小柄な男児。
配下に「母」「父」「兄」「姉」役を演じる鬼がおり、家族の「末弟」にあたるとして彼らとの絆を主張するが、その実態は拷問や調教で無理矢理従わせている恐怖支配に過ぎず、口ぶりや内容も妄執めいている。
繰り出す糸に血液を乗せることで、鋼に勝る硬度を与える血鬼術を持つ。切れ味そのままに網状にすることもできる。
人間だった頃は非常に病弱で床から起き上がれず、歩くことさえ苦しい状態であったが、ある日鬼舞辻に血を与えられ、鬼となる。鬼化後は人を喰らい続けなければならず、その事実を知った両親により心中を図られるも、一時の激情に駆られ返り討ちにしてしまった過去を持つ。
那田蜘蛛山山中にて、炭治郎・禰󠄀豆子と交戦。禰󠄀豆子が示した兄への絆に感動し、自分の新たな「妹」役として目をつける。血鬼術の糸で炭治郎の日輪刀を破壊するなど絶望的な戦力差を見せつけるも、新たな力に目覚めた竈門兄妹に反撃されるが、先んじて首を自切することで日輪刀を回避。激怒して竈門兄妹を殺そうとするも、救援に来た冨岡に止めを刺された。
身体が崩れ行く中で、かつて両親の自身に対する命を賭した愛情を断ってしまったことに気付き、死後その魂は両親と再会。謝罪を果たして、共に地獄の業火へと消えていった。この戦いでは、炭治郎は十二鬼月の採血に失敗する。
コミックス巻末のキメツ学園では綾木 累(あやき るい)と名字が付けられている。
轆轤・病葉・零余子・釜鵺(ろくろ・わくらば・むかご・かまぬえ)
累が敗れた後、全員が鬼舞辻から召集されるも、不甲斐なさを詰られた挙句、それぞれの些細な言動が彼の不興を買い、殲滅された。
名前は本編には出ず、公式ファンブックで明らかになる。轆轤が下弦の弍、病葉が参、零余子が肆、釜鵺が陸。

珠世一派

珠世(たまよ)
声 - 坂本真綾[87]
二百年以上生きている女性の鬼。医者。
鬼舞辻一派と敵対し、「逃れ者」と呼ばれ追われる立場にある。自力で鬼舞辻の呪いを解除しており、人を喰らわず少量の血液を飲むだけで生きることが可能。自分の血液を介して、幻術をかけることができる。鬼であるが暗示をかけられた禰󠄀豆子には自分の母親のように見えている。
鬼を人に戻す方法を確立すべく、炭治郎に鬼の血液の採取を依頼する。鬼の身体に打ち込むと血液が吸引される小柄を炭治郎に与え、愈史郎の術で認識阻害されている猫を派遣してこれを回収する。鬼であることを隠しつつ鬼舞辻の追跡を躱すため、一箇所には長く留まれない。
禰󠄀豆子と十二鬼月の血を研究する内に鬼化された人間の自我を取り戻すことに成功し、禰󠄀豆子の短期間の血の変化で近いうちに太陽を克服すると推測する。
前身となった短編『過狩り狩り』から引き続いて登場。
愈史郎(ゆしろう)
声 - 山下大輝[87]
瀕死の状態から、珠世により鬼とされることで救われた青年(鬼舞辻由来ではないという例外的な鬼である)。
少年の姿だが、実年齢は35歳。人を喰らわず、珠世よりも少量の血液を飲むだけで生きることが可能。珠世同様、禰󠄀豆子には自分の弟のように見えている。珠世に心酔しており、珠世以外には攻撃的な態度をとる。
視界に関わる血鬼術を使用する。札術を応用した目隠しや、また札を対象に留めることで自身の視力を貸与することもできる。
珠世によれば、戦う力はあるが準備が必要だという。
前身となった短編『過狩り狩り』から引き続いて登場。

那田蜘蛛山の鬼一家

それぞれが母・父・兄・姉役を演じているが、累に恭順を示した鬼たちが、言われるままに容姿を作り変えただけで血縁はない。全員が蜘蛛や糸にちなんだ術を使用するが、元々は累から力を分け与えられただけのもので、自身の血鬼術ではない。

「母」
声 - 小清水亜美[86]
那田蜘蛛山で最初に登場した鬼。妖艶な女性の姿をしている。糸を使って人間を操る血鬼術を持つ。
元は幼女の鬼だったが、累の命令で容姿を変えて大人の女性の姿になっている。そのため、累の要求に応えきれないことが多く、「父」に暴力を振るわれ、恐怖で支配されていた。母とは名ばかりで、家族で一番立場が低い。
那田蜘蛛山に入った鬼殺隊を操り同士討ちさせていたが、伊之助に位置を把握されたのち、炭治郎によって首を切られる。その際一切の抵抗をせず、自ら首を差し出す。炭治郎が自分に向けた優しい眼差しから、人間だったころの記憶を思い出し、死に際に十二鬼月がいると注意を促して消滅した。
「父」
声 - 稲田徹[86]
屈強な体格を誇る蜘蛛鬼。顔面が蜘蛛そのものに変貌している。累によって知性を奪われ、いいように操られている。川底を殴れば底まで水が吹き飛び、太い丸太をバットのように振り回すなど、桁違いの身体能力・回復力を持つ。脱皮による強化が可能で、身体が一回り大きくなる。
山中で伊之助を叩きのめし殺す一歩手前まで行くが、冨岡に瞬殺されバラバラになる。
「兄」
声 - 森久保祥太郎[86]
蜘蛛の胴体に人間の頭がついている鬼。自身の毒を受けたものを「蜘蛛」に変える血鬼術、および強酸性の毒液を吐き出す血鬼術「斑毒痰(ふどくたん)」を持つ。
山中で善逸と交戦。蜘蛛人間たちを使って善逸に毒を注入する。毒で衰弱しつつも突如雰囲気が変わった善逸に対して、警戒しつつ迎撃を行うも、それすら凌駕する「霹靂一閃 六連」で一瞬で斬首される。
「姉」
声 - 白石涼子[86]
白い着物を着た少女の鬼。掌から溶解性の繭を作りだす血鬼術「溶解の繭」を持つ。
一見おとなしそうに見えるが、実は自分本位な自己中心な性格で嘘を平然と吐く。元々強い鬼ではないため、累に捨てられることを恐れており、彼が禰󠄀豆子に興味を示した際は必死に自分が「姉」であることを主張する。
先遣隊の中で生き残っていた村田を、血鬼術の繭で包み溶かそうとしていたところ、胡蝶しのぶと遭遇。実力の差を見せつけられて命乞いをするが、嘘を見破られた挙句、拷問を拒絶して反撃しようとするも、鬼殺しの毒で毒殺される。

その他の鬼

お堂の鬼
声 - 緑川光[42][5]
炭治郎が禰󠄀豆子以外で初めて遭遇した人食い鬼。
異形化も進んでいない所謂「雑魚鬼」ではあったが、その異常な生命力を見せつけた。炭治郎がとどめを躊躇う内、夜明けの日光に晒され灰と化した。
手鬼(ておに)
声 - 子安武人[42][5]豊崎愛生(幼少期)
仮称。47年前、江戸時代のころに鱗滝に捕まった鬼。全身にいくつもの腕を纏った、大型の異形の鬼。
最終試練の場に封じられているが、その中でしぶとく生き延び、50人もの人間を喰らった。自分を捕まえた鱗滝を心から憎んでおり、彼の彫った狐面を目印に13人の弟子を殺している。
弱点である首はとりわけ多く腕がまとわりついているせいか非常に硬く、錆兎が切りつけた際は逆に刀が折れてしまったほど。だが炭治郎の力には敵わず、「壱ノ型・水面斬り」で首を刎ねられて敗北。今際の際に人間時代を思い出し、涙を流しながら消滅した。
役割としては、水柱流派の仇敵、炭治郎の額に傷をつけるという活躍があった。映画(特別上映版)ではボス敵。「(明治から大正に)年号が変わっている」というセリフを発するが[ep 2]、これがテレビアニメの放送タイミングと平成令和の改元とが一致したことで話題になり(後述)、このキャラクターのグッズ化も行われた。
沼の鬼(ぬまのおに)
声 - 木村良平[84]
仮称。 一本角・二本角・三本角の三身一体で行動する鬼。分身・分裂の類であり、お互いを「俺」と呼ぶ。
十六歳になったばかりの娘を好んで食い殺し、殺した娘たちが身に着けていたかんざしや髪飾りを蒐集品として集めている。血鬼術を扱える異能の鬼であり、壁や地面に対し沼地を発生させ沼の中を自在に動き回れる。
炭治郎が最初の仕事で倒した鬼。炭治郎を沼に引きずり込むも、「陸ノ型 ねじれ渦」で二人が倒され、最後の一人も首を刎ねられて全滅した。炭治郎からの尋問に対し、鬼舞辻について答えることを極度に恐れていた。
朱紗丸(すさまる)
声 - 小松未可子[84]
鬼舞辻直属の配下で、矢琶羽と行動をともにする鬼。十二鬼月を自称するが、鬼舞辻に言いくるめられていただけで、実際には単なる駒にすぎない。
古風な口調と童女のような振る舞いをする。手毬を増やし投擲する攻撃は、家屋の壁を易々と破壊する威力であり、矢琶羽の術と組み合わせることで不規則な軌道を描く。珠世の術にかけられて「あの方」=鬼舞辻の名を口にしてしまったことで『呪い』が発動し、体内に残留していた鬼舞辻の細胞に肉体を破壊され、朝日を浴びて塵になった。
矢琶羽(やはば)
声 - 福山潤[84]
両掌に目玉がついた鬼。鬼舞辻の命令で、朱紗丸とともに炭治郎らを襲う。
神経質で潔癖症な性格で、大雑把な朱紗丸と度々口論になる。
不可視の矢印(ベクトル)を操る血鬼術「紅潔の矢」を用いる。始めは炭治郎を苦しめたが、愈史郎の視力を借りたことで見切られ、術を逆手に取られて敗死した。
首を斬られた際、炭治郎に術を仕掛けて相討ちを図ったが失敗に終わった。
響凱(きょうがい)
声 - 諏訪部順一[88]
元・十二鬼月の下弦の陸。両肩や腹、両脚から鼓を生やした鬼。炭治郎と善逸が指令を受け、向かった先の屋敷の主。
身体各部の鼓を打つことで、部屋を回転させたり斬撃を飛ばす空間支配の血鬼術を持つ。部屋を転移させる鼓も背中に生やしていたが、血の匂いを嗅ぎつけてきた他の2匹の鬼との争いで落とし、清に利用される。人間だった頃は文筆家で、彼の作品を酷評した上に原稿用紙を踏みつけにした知人を惨殺した過去を持つ。
元は十二鬼月まで登り詰めた実力者だったが、人を喰えなくなり力が衰えたのを理由に数字を剥奪されている。故に十二鬼月に復格する為に、「稀血」を持つ清を狙う。
転移の鼓を逆利用する清を捕らえきれず、炭治郎と一騎討ちとなり前述の血鬼術で苦しめるが、「玖の型 水流飛沫・乱」で攻略され倒された。炭治郎の人となりに触れ、その言葉に「自分は認められた」と涙を流しながら消滅していった。

用語

鬼殺隊関連

鬼殺隊(きさつたい)
鬼の撲滅を目的とする政府非公認の組織。隊員以外で「鬼殺隊」の名称が使われることはほぼ無く、古より敵味方問わず部外者からは一貫して「鬼狩り」と呼称される。
構成員は数百名、剣士は十干(甲から癸)の階級が割り当てられる。さらにお館様と呼ばれる長、および「柱」と呼ばれる幹部級の隊士がいる。
鍛練で超人的な技を身に付け、あくまで生身の人間であるため傷つき痛みもある。
各地に散在する「育手」に訓練を受けた後、「鬼たちが幽閉されている藤襲山で七日間生き残る」という試験に合格すると入隊が認められる。
隊員には「日輪刀」と隊服が支給され、人語を喋る「鎹鴉(かすがいがらす)」の伝令に従い任務に就く。
各地には鬼殺隊を支援する一族が存在し、その多くは鬼殺隊に命を救われた一族であり、藤の花の紋を目印としている(藤の家)。隊員であれば無償で怪我の治療や休息が受けられる。
隊服は洋装で、背に『滅』の文字が書かれている。特別な繊維で出来ており、通常衣類よりもずっと頑丈。隊服の上から自前の羽織などを着用することが多く、特に厳しい規定はない模様。その一方、「鬼殺妨害」など鬼を見逃す行為は重大な隊律違反であり、即斬首という非情の掟も存在する。
政府非公認であるが故に、都会では表立って帯刀できないなど不便が生じる。
呼吸法
鬼を倒すため、鬼殺隊が身に付ける操身術の総称。
著しく増強させた心肺活動により、一度に大量の酸素を血中に取り込むことで、身体能力を瞬間的かつ大幅に上昇させ、鬼と互角以上の剣戟を繰り出す[89]。これを「全集中の呼吸」と呼び、剣技に用いて鬼の頸を狩る。柱たちは日中は無論、睡眠中でさえ「全集中の呼吸」を継続している。よって、この「全集中・常中(じょうちゅう)」を会得することが、柱の実力に迫る最低条件となる。
「日の呼吸」を開祖とし、そこから「水」「雷」「炎」「岩」「風」の基本五流派が派生、後にはさらに多くの流派に別れ、それぞれの特性に合った技を開発している。日輪刀の色で、どの系統の特性が合っているのかある程度推測できる。
日の呼吸法
始まりの呼吸[89]。すべての呼吸はここから派生した。別の言い方をすれば、他の呼吸法はこれを真似た亜種にすぎない。
炭治郎が持つ日輪が描かれた花札風の耳飾りが継承者の証であり、素質ある使い手には生まれつき額に赤い痣(あざ)があるとされる。
ヒノカミ神楽
竈門家に代々伝わる神事
呼吸法は「日の呼吸」に関連している模様。炭治郎が全集中の呼吸で剣技に使うと、水の呼吸を上回る威力を発揮するが、反動が強すぎて肉体がついていかない。炭治郎の痣は、後天的な火傷と傷跡で、痣としては偽物、あるいは上書きされており見えなくなっている状態である。
水の呼吸法
基本の呼吸法の一つ[90]。修得者は竈門炭治郎・冨岡義勇・鱗滝左近次。基本型は全部で10。日輪刀の色は青色。容れ物によって形を自在に変える水の如く、相手の攻撃を利用したり、いなしたりと、あらゆる状況に対応する技で鬼の頸を狩る。基本の五つの呼吸法の中でも特に基本に沿った技が多いため、派生した呼吸も多い。義勇は10ある基本の型に加え、独自で編み出した自分だけの技である拾壱の型「凪」を修得している。また基本型を応用、組合せることでも技のバリエーションは増えていく。炭治郎は2年掛けて修得したが、特性と資質が合っておらず、十二鬼月に使用すると通用しないばかりか、日輪刀が破損してしまう。
蛇の呼吸法
「水の呼吸法」から派生した呼吸法[90]
花の呼吸法
「水の呼吸法」から派生した呼吸法[90]
蟲の呼吸法
修得者は胡蝶しのぶ。鬼にも見えない速度で多方向を斬りつける蝶ノ舞「戯れ」や、ものすごい速度で空中を移動する技がある。「花の呼吸法」から派生した呼吸法[90]
炎の呼吸法
基本の呼吸法の1つ[90]。修得者は煉獄杏寿郎・煉獄槇寿郎。日輪刀の色は赤色。烈火の如く激しい突進技が多く、その踏み込みは走行中の列車をも跳ね上げる。「日の呼吸」に通じるため、「火の呼吸」と呼ぶことは固く禁じられている。基本五流派の中でも、日の呼吸との関連が深いようで、その資料が伝承されていた。
恋の呼吸法
「炎の呼吸法」の派生にあたる呼吸法[90]
岩の呼吸法
基本の呼吸法の1つ[90]
風の呼吸法
基本の呼吸法の1つ[90]
霞の呼吸法
「風の呼吸法」から派生した呼吸法[90]
獣(ケダモノ)の呼吸法
修得者は嘴平伊之助。基本型は8つ。伊之助自身が我流で修得した呼吸法で、単純な斬撃、突きが目立つが、身体能力の高さと全集中の呼吸による強化により非常に高い攻撃力を誇る。伊之助は攻撃技を「牙」、それ以外を「型」と呼称する。「風の呼吸法」の派生にあたる呼吸法[90]
雷の呼吸法
基本の呼吸法の1つ[90]。修得者は我妻善逸・獪岳・桑島慈悟郎。基本型は全部で6つ。日輪刀の色は黄色。全容はまだ不明だが、善逸は壱ノ型を磨き続け、雷の如き神速の居合で鬼の頸を狩る。
音の呼吸法
修得者は宇髄天元。斬撃を打ち込むごとに、轟音が響く。「雷の呼吸法」から派生した呼吸法[90]
痣(あざ)
鬼殺隊剣士が上弦の鬼に対抗しうるとわかる目印。
かつて戦国時代、鬼舞辻を後一歩のところまで追い詰めた剣士たちにはことごとく鬼の文様に似た「痣」が現れていたとされる[53]
炭治郎が上弦の陸・妓夫太郎と交戦したときに、初めて発現する[91]。その際に原因は判明しなかったが、刀鍛冶の里での戦いで「痣の者」となり、上弦の伍・玉壺を打ち倒した時透によって条件を満たすことで発現する後天的なものと判明する[92][53]。痣の形は呼吸によって様々。
時透が明かした痣発現の必要条件は「39℃を超える体温」と「200を超える心拍数」[93]
柱(はしら)
鬼殺隊剣士の最高位[16]
柱未満の隊員は死亡率が非常に高く、逆説的に鬼と戦っても死なない実力者である柱たちは、隊を支える存在として君臨している[16]。世襲制ではなく、最も強い者がその地位に就く。現在「水」「蟲」「炎」「音」「岩」「恋」「霞」「蛇」「風」の9人の流派の剣士が柱となり、各自「水柱」「蟲柱」……という位を授かる[16]。杏寿郎曰く特に歴史が深い「水柱」「炎柱」は常に君臨し続けていた。十二鬼月の下弦の鬼でも問題なく圧倒させる程戦える一方、上弦の鬼を100年以上の間倒した柱はいないという。上弦を倒したのは炭治郎たちの代では単独ではないとはいえ音柱・宇髄天元が初となる。
性格的には個性が強すぎる人物が多く、一般隊員や「隠」部隊からはひどく恐れられている。
継子(つぐこ)
現役の柱の直弟子。よほど優れた才能が認められなければ選ばれないという。次の柱候補生であるが、同流派に限定されない。作中では、蟲柱の継子として栗花落カナヲが選ばれる。
隠(カクシ)
鬼殺隊の非戦闘部隊。
事後処理や支援を専門。剣の素質に劣るものが任に就くとされる。黒子のような専用の隊服を着用する。剣士同様に階級がある。100話にて女性も存在する事が判明。
育手(そだて)
文字通り剣士を育てる者の呼び名。
育手はあちこちに存在し、それぞれのやり方で剣士を育てる。彼らの修行を受け、実力を認められた者が最終選別へと向かい鬼殺隊の剣士となる。基本的には鬼殺隊を引退した者がなる模様。鱗滝左近次や桑島慈悟郎は元・柱の育手で、希少な存在とされる。
日輪刀(にちりんとう)
日光が蓄えられた鋼で造られた刀。
陽光山で採取される猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)、猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)を原料に作られる。持ち主によって色が変わり刀としての特性が変わるため別名「色変わりの刀」と呼ばれる。通常の武器では殺せない鬼だが、日輪刀で「頸」を落とすことで絶命する(それ以外では斬首しても死なない)。
炭治郎のように刃が黒くなる者は数が少なく詳細が分からないため出世できない剣士だと言われている。

鬼関連

人を食する存在。
人間の体内に鬼舞辻無惨の血が入り込むと、人を食べる鬼に変貌する。飢餓状態になるとさらに凶暴化し、肉親でも食い殺してしまう。通常は人間であったころの記憶は曖昧になり、本能が剥き出しになるとされる。再生力が高く、たとえ首や手足がもげても動くことが可能で、老いや外傷で死ぬことはない。致命的な弱点は日光と日輪刀。直射日光を浴びたり、日輪刀で頸を切られると、塵となり崩壊する。その際、失われた記憶や理性を取り戻すことも多い。
共食いの性質があり、基本的に群れることはない(累などの例外はいる)。共食いは故意に与えられた習性で、集団で反乱を起こされる事態を防ぐための措置である。
藤の花を嫌う習性がある。かなり強い鬼でも、藤の花で結界をつくられるとそこから出ることが出来なくなる。また鬼殺隊には藤毒を用いる人員がいる。
基本的に人を多く食べた鬼ほど強くなり、「血鬼術」という異能を用いることができるようにもなる。また、肉体の形状を変貌させ異形の外見となっていく。当人の資質次により伸びしろは異なり、上限に達すると人喰いを体が受け付けづらくなる。
鬼舞辻は鬼たちに『呪い』をかけている。鬼が彼の名を呼んだりすることで呪いは発動して口封じを行う。
人を食べない鬼は、愈史郎しかいない。珠世と禰󠄀豆子はレベルを下げているが、鬼の危険性は残っている。
本作における「鬼」は、いわゆる「鬼退治」「吸血鬼退治」ものの諸設定を踏襲し、「太陽の光が弱点」「鬼舞辻無惨からのみ血液感染する」という設定となっている。
十二鬼月(じゅうにきづき)
鬼舞辻直属の十二人の鬼たち。弦月に喩えられた名称。ほかの鬼に比べて実力が格段に高い。
「上弦」6人と「下弦」6人で分かれ、それぞれ「壱から陸の6つの数字」で位付けされる。「上弦の壱」が1番強く、「下弦の陸」が最も弱い。下弦の鬼は左瞳のみに漢字2文字が刻まれ(例:下陸・下伍)、上弦の鬼は片方の瞳に「上弦」の文字、もう片方の瞳に「数字」が刻まれる。また十二鬼月間での入替戦とされる通称「血戦(けっせん)」という制度が設けられており、強さを証明することで階級が変動し、より上の位が手に入る。
上弦は無惨の血が色濃く体中に流れ、その血を飲ませる事で無惨同様の鬼生成能力を持ち、上弦の鬼たちが各々の裁量で鬼にしている。しかし無惨の血を色濃く持っているため、敗北の危険に瀕すると無惨が花札の耳飾りの剣士に追い詰められた頃の記憶がフラッシュバックしてしまう。
作中時期の上弦・下弦の間で実力の差がかなり大きい。上弦6人は過去100年以上顔ぶれに変化は無く、末席の堕姫ですら柱を7人殺しており、数字が一つ上がると実力はさらにはね上がる。対して下弦は鬼殺隊に倒されたり、鬼舞辻に成長が見込めないと判断されて切り捨てられたりするので入れ替わりが激しい。累が敗北したことから、「下弦」は存在自体を見限られ鬼舞辻に粛清される。最後の下弦・魘夢も炭治郎たちの闘いに敗れ、「下弦」は壊滅した。
「上弦」も宇髄率いる炭治郎たちが堕姫・妓夫太郎を倒してから、次々と「上弦」を倒していく剣士が現れていき113年ぶりに入れ替わりが起きている。
血鬼術(けっきじゅつ)
鬼がもつ不死性や怪力とは別に、各個に発現するいわゆる「異能力」。複数の能力が発現することもあり、血を媒介にほかの鬼に能力を分け与えることもできる。人間であったころの未練やこだわりが強く反映され、鬼の深層意識に深い関わりがある模様。
青い彼岸花(あおいひがんばな)
鬼舞辻が上弦たちに捜索させている謎の物。これを飲んだ鬼は日の下にいても死なないとされている。任務の重要度も鬼殺隊の殲滅、産屋敷の家の捜索などに並ぶ重要事項にされている。平安時代にまだ人間だったころの無惨に医者が処方した薬に含まれていた物であり、文字通りの「青い色の彼岸花」の事なのか、何かを比喩したものなのかがわからない不確実な存在。

地理

那田蜘蛛山
累が根城としていた山。
吉原遊郭
別名「花街」。男と女と見栄と欲、愛憎渦巻く夜の街。美貌と技能が価値基準。一つの区画で街を形成する。街の中には客がつかなくなったり病気になった遊女が送られる切見世や、妓夫太郎や堕姫の生まれた遊郭の最下層の羅生門河岸が存在する。
「ときと屋」は鯉夏、須磨、炭子。「京極屋」は蕨姫、雛鶴、善子。「荻本屋」はまきを、猪子。
刀鍛冶の里
鬼殺隊の刀鍛冶たちが暮らす隠れ里。赴くにはお館様の許可が必要で、特定の方法でしか行くことが出来ない。山の麓に存在し、様々な効能がある温泉が湧いている。里の者は全員ひょっとこのお面を被っている。玉壺に情報を掴まれ、半天狗、玉壺の襲撃を受ける。
異空間・無限城
鳴女が血鬼術で司る空間。狙った相手を足元から「落とす」ことで、この空間に呼び寄せることができる。内装は人工の建築物で、部屋が無数にある。

スピンオフ

鬼滅の刃 しあわせの花
矢島綾による小説版。刊行はジャンプ ジェイ ブックスから2019年2月4日発売。原作では未公開だった設定、人物の名前などが判明する。
きめつのあいま!
作者は平野稜二少年ジャンプ+で2019年4月7日からWEB連載中。フルカラーの1ページ、4コマ&縦の1コマ、二頭身デフォルメでのギャグという形式。テレビアニメと連動した企画であり、土曜の23時30分の放送後の日曜0時に、当該話に関連した内容で更新されるという形態になっている。
冨岡義勇外伝
作者は平野稜二。週刊少年ジャンプの2019年18号と19号に掲載。前編45ページと後編31ページ。

書誌情報

漫画

コミックスには本編に加えて、おまけラフ「大正コソコソ」、ジャンプGIGA掲載の出張4コマ漫画、巻末のおまけ「中高一貫!!キメツ学園物語」などが収録されている。また、4巻では冨樫義博、5巻では秋本治、10巻では奈須きのこがそれぞれ帯にコメント・推薦文を寄せた。特に秋本治の5巻帯には両津勘吉の描き下ろしイラストも寄稿されており、秋本は本作品のファンである[94]

英語版『Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba』は集英社海外アプリで配信されている。

吾峠呼世晴 『鬼滅の刃』 集英社ジャンプ・コミックス〉、既刊16巻(2019年7月4日現在)
副題発行日(発売日)ISBN
1. 残酷ざんこく2016年06月08日(06月03日[集 1]ISBN 978-4-08-880723-2
2. まえ2016年08月09日(08月04日[集 2]ISBN 978-4-08-880755-3
3. おのれ鼓舞こぶせよ2016年10月09日(10月04日[集 3]ISBN 978-4-08-880795-9
4. 強靭きょうじんやいば2016年12月07日(12月02日[集 4]ISBN 978-4-08-880826-0
5. 地獄じごく2017年03月08日(03月03日[集 5]ISBN 978-4-08-881026-3
6. 鬼殺隊柱合裁判きさつたいちゅうごうさいばん2017年05月07日(05月02日[集 6]ISBN 978-4-08-881076-8
7. 狭所きょうしょ攻防こうぼう2017年08月09日(08月04日[集 7]ISBN 978-4-08-881193-2
8. 上弦じょうげんちからはしらちから2017年10月09日(10月04日[集 8]ISBN 978-4-08-881212-0
9. 遊郭潜入大作戦ゆうかくせんにゅうだいさくせん2017年12月09日(12月04日[集 9]ISBN 978-4-08-881283-0
10. 人間にんげんおに2018年03月07日(03月02日[集 10]ISBN 978-4-08-881355-4
11. 混戦こんせん2018年06月09日(06月04日[集 11]ISBN 978-4-08-881399-8
12. 上弦集結じょうげんしゅうけつ2018年08月08日(08月03日[集 12]ISBN 978-4-08-881540-4
13. 遷移変転せんいへんてん2018年11月07日(11月02日[集 13]ISBN 978-4-08-881626-5
14. 無一郎むいちろう2019年01月09日(01月04日[集 14]ISBN 978-4-08-881695-1
15. 誰時たれどきあさぼらけ2019年04月09日(04月04日[集 15]ISBN 978-4-08-881799-6
16. 不滅ふめつ2019年07月09日(07月04日[集 16]ISBN 978-4-08-881867-2

小説

公式ファンブック

テレビアニメ

スタッフ
原作 吾峠呼世晴[23][5]
監督 外崎春雄[23][5]
キャラクターデザイン
・総作画監督
松島晃[23][5]
サブキャラクター
デザイン
佐藤美幸、梶山庸子、
菊池美花[23][5]
プロップデザイン 小山将治
美術設定 木村雅広
コンセプトアート 衛藤功二、矢中勝、
竹内香純、樺澤侑里[23][5]
撮影監督 寺尾優一[23][5]
3D監督 西脇一樹[23][5]
色彩設計 大前祐子[23][5]
編集 神野学[23][5]
音楽 梶浦由記椎名豪[23][5]
音楽制作 アニプレックス
プロデューサー 三宅将典、高橋祐馬、
藤尾明史、近藤光
制作プロデューサー 近藤光[23][5]
シリーズ構成・脚本制作
・アニメーション制作
ufotable[23][5]
製作 アニプレックス、
集英社、ufotable

2019年4月よりTOKYO MXほかにて連続2クール全26話で放送中[95][1]。アニメーション制作はufotable[23]

製作

監督をufotable所属の演出家である外崎春雄、キャラクターデザイン・総作画監督を同じくufotable所属のアニメーターである松島晃が担当。ufotableで『テイルズ オブ シリーズ』のアニメーションパートを担当するコンビが務める。そのほか、音楽を梶浦由記椎名豪が務めるなどufotable作品に参加してきたスタッフが集結している[23]

本作は連続2クール全26話による作品となる。2クール作品となった理由は登場人物の心情や成長を丁寧に描くために必要だと判断されたため。ufotableにとっては初の連続2クール作品となる[96][97]

原作よりも大正時代の描写が強化されている。監督の外崎は、スタッフ陣と大正時代のイメージをどこまでアニメーションとして描くかを話し合い、鬼の登場するファンタジー作品でありながらもフィクション作品としての嘘をつきすぎない映像設計を心掛けているという[98]。着物の文様は作画スタッフによる手描きの作画で表現している[97]。コメディなシーンにおける表情はキャラクター設定にはあまり描かずに、原作の絵を参考に描いている。水の呼吸のエフェクトは葛飾北斎の浮世絵にある波をイメージしており、作画をメインにしつつ一部に水飛沫のCGを足して表現しているという[98][97]

AパートとBパートの隙間に流れるアイキャッチはキャラクターデザイン・総作画監督の松島がすべて描き下ろしている[99]。次回予告には単行本にのみ掲載される本作の裏設定が描かれた「大正コソコソ噂話」を映像化している。次回予告で公開される裏設定は本予告のために原作者の吾峠が開示した裏設定である[100]。14話、17話の予告では、こちらも単行本にのみ掲載されている「キメツ学園物語」が映像化された[101]

これまでのufotable作品と同様に、監督などのメインスタッフを含め、アニメーション制作はufotableの社内スタッフを中心としている。アクションシーンの日本刀の所作等はufotableが制作した『活撃 刀剣乱舞』の経験が生かされている。その他、日常シーンは『衛宮さんちの今日のごはん』、背景美術やCGは『Fate』シリーズなど、過去作品のノウハウを最大限に活用している[98]。ufotableは過去に分割2クール作品を手掛けた経験はあるが連続2クール作品は初となるため、2019年放送に向けて、2018年に関してはTVシリーズ作品を発表することなく本作に注力していた。そのため、放送開始より半年前の2018年10月時点で数話分の映像が既に完成していた。アフレコでは3話までを完成映像で行い、4話以降は声優の演技を重視して、演技に合わせて絵を調整するために絵コンテによるアフレコを行っている[4]

背景美術に関しては全話数を通して特定の美術監督を配置せず、コンセプトアートという役職でufotable美術部に所属するスタッフ陣が各話数ごとに美術監督を務めている。

第19話『ヒノカミ』にて、竈門炭治郎の父、炭十郎が舞う「ヒノカミ神楽」の振付・舞踊協力を振付師のNAOKIが担当している[102]

音楽・主題歌

音楽を梶浦由記椎名豪が担当しており、梶浦パートではソロヴォーカルのいくつかを音楽ユニットSee-Sawで一緒に活動していた石川智晶が務めている[103]。音楽はこれまでのufotable作品と同様に毎話数ごとにフィルムスコアリング(映像に合わせて音楽を作る手法)を取り入れている[97]

梶浦はメインテーマと第1話・第2話の楽曲制作を中心に務めている。第3話以降は椎名が中心となりフィルムスコアリングで楽曲制作をしており、第18話までに完成楽曲だけで約300曲が制作された[104]

主題歌はOP・ED共にLiSAが担当しており、全2クールを通して同一の楽曲が採用されている。これは、アニメスタッフ側から「一人のアーティストがOPとEDの両方を歌うことで映像作品としての完成度や統一感を高めたい」と希望があったため[105]。 OP「紅蓮華」はLiSAが作詞も務めている。紅蓮華とは水面に咲く赤い蓮の華で、寒さでめくれた皮膚に咲く紅蓮地獄のこと。歌詞には大切な守るべきもののために立ち向かう炭治郎への想いが込められている。また、OP主題歌はTVサイズとフルサイズで歌詞の一部が異なる。これはLiSAが、初期の炭治郎の物語にフルサイズの歌詞を取り入れるのは残酷だと感じたため。フルサイズは、物語が進んだ後の炭治郎の歌となっている[106]。一方、EDは作中劇伴を務める梶浦由記が楽曲提供をしており、名義も梶浦がプロデュースする音楽プロジェクト『FictionJunction』の名義となっている。EDは、主人公たちが見えない道の先を進み続ける楽曲となっている[105]

第19話「ヒノカミ」には挿入歌・EDとして椎名豪作曲・編曲による「竈門炭治郎のうた」が採用されている。歌唱は中川奈美、作詞はufotableが手掛けている。

特別上映版

2019年4月からの放送に先駆けて、2019年3月29日より特別上映版『鬼滅の刃 兄妹の絆』が全国11の劇場で2週間限定上映される。内容はTVアニメ第1話から第5話で構成され、5.1chの劇場音響で上映される。また、ワールドプレミアとして3月19日より新宿バルト9にて舞台挨拶付き世界最速上映会が開催された[107]

反響

特別上映版は、公開初週のミニシアターランキング(公開規模30館以下の作品対象)にて1位を獲得し、公開3日間の累計動員数が1万人を突破した[108]。また、第2週目でもミニシアターランキング1位を獲得し、全11劇場にて上映期間が延長された[109]。さらに、一部劇場では5月まで再延長が行われた[110]

2019年4月28日より放映・配信が開始された第4話にて手鬼が「年号が変わっている」と絶叫するシーンが、この話数が放映・配信された週の5月1日が日本で元号が「平成」から「令和」への改元に備える時期と重なったこともあり、ネット上で話題となった[111]。公式Twitterでは、5月1日午前0時の元号が切り替わるタイミングに当該シーンの動画が投稿され話題となった[112]。また熊本放送以降に遅れネットする局ではこの回は実際に『元号が変わった後』に放送されている。

2019年7月31日に発売されたBlu-ray&DVD第1巻はオリコン集計分のみで発売初週11,594枚の売り上げを記録し、オリコン1位を獲得。2019年4月放送の新作TVアニメの中で売上第1位を記録した[113]

2019年8月11日より最速放送・配信が開始された第19話『ヒノカミ』は、原作者の吾峠呼世晴が「作画、演出、音楽、全てが凄すぎてボロ泣きし、第19話を20回ほど繰り返し視聴しました。一生懸命漫画を描いていて本当に良かった。」と絶賛するコメントを寄せたほか、視聴者からも本編のクオリティや挿入歌の「竈門炭治郎のうた」に多くの絶賛の声が寄せられた。また、海外の大手アニメサイトMyAnimeListにて、第19話放送後の高評価が同サイト内で歴代最高クラスとなる97%を超えるなど、海外からも高い評価を得た[114][115]

主題歌

オープニングテーマ「紅蓮華[116](第1話 - )
作詞・歌 - LiSA / 作曲 - 草野華余子 / 編曲 - 江口亮
第1話では本編終了後に使用された。
エンディングテーマ「from the edge[117](第2話 - 第18話、第20話 - )
作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - FictionJunction feat. LiSA
挿入歌「竈門炭治郎のうた」(第19話)[118]
作詞 - ufotable / 作曲・編曲 - 椎名豪 / 歌 - 椎名豪 featuring 中川奈美

各話リスト

話数サブタイトル絵コンテ演出作画監督美術監督原作巻
第一話残酷[ep 3] 外崎春雄
衛藤功二1巻
第二話育手・鱗滝左近次[ep 4]
  • 鬼澤佳代
  • 秋山幸児
第三話錆兎と真菰[ep 5] 外崎春雄下村晋矢竹内由香里矢中勝
第四話最終選別[ep 2] 白井俊行
  • 鬼澤佳代
  • 遠藤花織
  • 松島晃
  • 塩島由佳
1巻・2巻
第五話己の鋼[ep 6] 栖原隆史竹内由香里2巻
第六話鬼を連れた剣士[ep 7] 南野純一
  • 竹内由香里
  • 鬼澤佳代
第七話鬼舞辻無慘[ep 8] 竹内將
  • 間島崇寛
  • 竹内將
  • 鬼澤佳代
  • 橋本淳稔
  • 遠藤花織
  • 松島晃
第八話幻惑の血の香り[ep 9] 外崎春雄細川ヒデキ松島晃
第九話手毬鬼と矢印鬼[ep 10] 下村晋矢
  • 緒方美枝子
  • 田中敦士
  • 塩島由佳
2巻・3巻
第十話ずっと一緒にいる[ep 1] 川尻善昭伊藤祐毅秋山幸児3巻
第十一話鼓の屋敷[ep 11] 白井俊行宮原秀二
  • 遠藤花織
  • 鬼澤佳代
  • 永森雅人
樺澤侑里
第十二話猪は牙を剥き 善逸は眠る[ep 12] 竹内將
矢中勝
第十三話命より大事なもの[ep 13] 外崎春雄柴田裕介
3巻・4巻
第十四話藤の花の家紋の家[ep 14]
  • 外崎春雄
  • 宮原秀二
  • 永森雅人
  • 鬼澤佳代
  • 遠藤花織
樺澤侑里4巻
第十五話那田蜘蛛山[ep 15] 伊藤祐毅
  • 伊藤祐毅
  • 五味伸介
  • 松島晃
  • 佐藤美幸
  • 梶山庸子
  • 菊池美花
  • 都築萌
  • 佐藤哲人
  • 小笠原篤
  • 三宅舞子
矢中勝
第十六話自分ではない誰かを前へ[ep 16] 外崎春雄高橋賢
  • 緒方美枝子
  • 田中敦士
  • 塩島由佳
第十七話ひとつのことを極め抜け[ep 17]
  • 佐藤哲人
  • 小笠原篤
  • 三宅舞子
  • 外崎春雄
  • 松島晃
第十八話偽物の絆[ep 18] 川尻善昭宇田明彦
  • 滝口禎一
  • 秋山幸児
  • 竹内由香里
5巻
第十九話ヒノカミ[ep 19] 白井俊行
  • 鬼澤佳代
  • 遠藤花織
  • 永森雅人
第二十話寄せ集めの家族[ep 20] 栖原隆史
  • 佐藤哲人
  • 小笠原篤
  • 三宅舞子
第二十一話隊律違反[ep 21]
  • 野中卓也
  • 白井俊行
野中卓也
  • 緒方美枝子
  • 田中敦士
  • 塩島由佳
5巻・6巻
第二十二話お館様[ep 22] 栖原隆史伊藤祐毅
  • 遠藤花織
  • 永森雅人
  • 藤原将吾
6巻
第二十三話柱合会議[ep 23] 高橋賢
  • 佐藤哲人
  • 小笠原篤
  • 三宅舞子
第二十四話機能回復訓練[ep 24]
  • 外崎春雄
  • 宇田明彦
  • 宮原秀二
  • 宇田明彦
  • 田中敦士
  • 緒方美枝子
  • 塩島由佳
  • 外崎春雄
  • 松島晃

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[119]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [120] 備考
2019年4月6日 - 土曜 23:30 - 日曜 0:00 TOKYO MX 東京都
群馬テレビ 群馬県
とちぎテレビ 栃木県
BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
2019年4月8日 - 月曜 21:00 - 21:30 AT-X 日本全域 CS放送
2019年4月9日 - 火曜 1:59 - 2:29(月曜深夜) 読売テレビ 近畿広域圏 MANPA』第1部
2019年4月11日 - 木曜 1:58 - 2:28(水曜深夜) 熊本放送 熊本県
木曜 2:09 - 2:39(水曜深夜) 広島テレビ 広島県
木曜 2:24 - 2:54(水曜深夜) 福岡放送 福岡県
木曜 2:27 - 2:57(水曜深夜) 新潟放送 新潟県
木曜 2:29 - 2:59(水曜深夜) メ〜テレ 中京広域圏
2019年4月12日 - 金曜 1:25 - 1:55(木曜深夜) 高知さんさんテレビ 高知県
金曜 1:45 - 2:15(木曜深夜) テレビ愛媛 愛媛県
金曜 1:55 - 2:25(木曜深夜) 長野朝日放送 長野県
金曜 2:03 - 2:33(木曜深夜) 静岡放送 静岡県
金曜 2:14 - 2:44(木曜深夜) 福島中央テレビ 福島県
金曜 2:34 - 3:04(木曜深夜) 札幌テレビ 北海道
2019年4月13日 - 土曜 1:56 - 2:26(金曜深夜) 四国放送 徳島県
土曜 1:59 - 2:29(金曜深夜) ミヤギテレビ 宮城県
長崎国際テレビ 長崎県
2019年4月14日 - 日曜 2:20 - 2:50(土曜深夜) 岡山放送 岡山県・香川県
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間[119]
配信期間 配信時間 配信サイト
2019年4月6日 - 土曜 23:30 - 日曜 0:00 AbemaTV
2019年4月8日 - 月曜 23:30 更新
月曜 23:30 - 火曜 0:00 ニコニコ生放送
2019年4月9日 - 火曜 0:00 更新
火曜 12:00 更新

BD / DVD

発売日[121] 収録話 規格品番
BD限定版 DVD限定版
1 2019年7月31日 第1話 - 第2話 ANZX-14771/2 ANZB-14771/2
2 2019年8月28日 第3話 - 第5話 ANZX-14773/4 ANZB-14773/4
3 2019年9月25日予定 第6話 - 第7話 ANZX-14775/6 ANZB-14775/6
4 2019年10月30日予定 第8話 - 第10話 ANZX-14777/8 ANZB-14777/8
5 2019年11月27日予定 第11話 - 第12話 ANZX-14779/80 ANZB-14779/80
6 2019年12月25日予定 第13話 - 第14話 ANZX-14781/2 ANZB-14781/2
7 2020年1月29日予定 第15話 - 第17話 ANZX-14783/4 ANZB-14783/4
8 2020年2月26日予定 第18話 - 第19話 ANZX-14785/6 ANZB-14785/6
9 2020年3月25日予定 第20話 - 第21話 ANZX-14787/8 ANZB-14787/8
10 2020年4月29日予定 第22話 - 第24話 ANZX-14789/90 ANZB-14789/90
11 2020年5月27日予定 第25話 - 第26話 ANZX-14791/2 ANZB-14791/2

Web番組

炭治郎役の花江夏樹と善逸役の下野紘によるWebラジオ『TVアニメ「鬼滅の刃」公式WEBラジオ 鬼滅ラヂヲ』が、音泉YouTubeにて2019年2月27日に初回配信後、3月27日より毎週水曜に配信[122][123]。AbemaTVでは2019年4月13日より「特別拡大版」として、音泉と同様のラジオの後、拡大版独自のコーナーを設けた物が配信されている(大元の音泉版とは別の連番が付与)。

AbemaTVでは、不定期に映像特番の「鬼滅テレビ」を配信。特番を通して出演者がトークしたり、未公開新規情報の初配信を行う。

その他

2017年3月、本作の主人公「竈門炭治郎」を名乗る人物から、養護施設への寄付として愛知県豊田市役所に菓子や緑茶飲料が届けられた[124]

出典

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書誌出典

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  10. ^ 鬼滅の刃/10|吾峠 呼世晴|ジャンプコミックス|”. 2018年3月5日閲覧。
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  17. ^ 鬼滅の刃 しあわせの花/吾峠 呼世晴/矢島 綾|”. 2019年7月9日閲覧。
  18. ^ 鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録/吾峠 呼世晴|”. 2019年7月9日閲覧。

テレビアニメ参照話数

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  2. ^ a b 第四話 最終選別”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月11日閲覧。
  3. ^ 第一話 残酷”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月11日閲覧。
  4. ^ 第二話 育手・鱗滝左近次”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月11日閲覧。
  5. ^ 第三話 錆兎と真菰”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月11日閲覧。
  6. ^ 第五話 己の鋼”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月11日閲覧。
  7. ^ 第六話 鬼を連れた剣士”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月11日閲覧。
  8. ^ 第七話 鬼舞辻無慘”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月11日閲覧。
  9. ^ 第八話 幻惑の血の香り”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月11日閲覧。
  10. ^ 第九話 手毬鬼と矢印鬼”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月11日閲覧。
  11. ^ 第十一話 鼓の屋敷”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月15日閲覧。
  12. ^ 第十二話 猪は牙を剥き 善逸は眠る”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月22日閲覧。
  13. ^ 第十三話 命より大事なもの”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年6月29日閲覧。
  14. ^ 第十四話 藤の花の家紋の家”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年7月6日閲覧。
  15. ^ 第十五話 那田蜘蛛山”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年7月13日閲覧。
  16. ^ 第十六話 自分ではない誰かを前へ”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年7月20日閲覧。
  17. ^ 第十七話 ひとつのことを極め抜け”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年7月27日閲覧。
  18. ^ 第十八話 偽物の絆”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年8月3日閲覧。
  19. ^ 第十九話 ヒノカミ”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年8月10日閲覧。
  20. ^ 第二十話 寄せ集めの家族”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年8月17日閲覧。
  21. ^ 第二十一話 隊律違反”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年8月24日閲覧。
  22. ^ 第二十二話 お館様”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年8月31日閲覧。
  23. ^ 第二十三話 柱合会議”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年9月7日閲覧。
  24. ^ 第二十四話 機能回復訓練”. TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト. 2019年9月14日閲覧。

外部リンク