鬼滅の刃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
鬼滅の刃
ジャンル 少年漫画
時代劇
剣劇
ダーク・ファンタジー
漫画
作者 吾峠呼世晴
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2016年11号 - 連載中
発表期間 2016年2月15日 -
巻数 既刊10巻(2018年3月現在)
テンプレート - ノート

鬼滅の刃』(きめつのやいば)は、吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)による日本漫画作品。

概要[編集]

週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2016年11号より連載中。第70回(2013年4月期)JUMPトレジャー新人漫画賞(審査員:篠原健太)の佳作を受賞した投稿読切『過狩り狩り』が前身となっている。

敵方である『鬼』については、身体破壊や人喰いなどのハードな描写が多いが、その一方で不死性をコミカルに描くような側面もある。また、主人公の炭治郎をはじめとする人間たちもシリアスとコメディの両側面が描かれている。

登場人物の名前は創作のほか、「奇抜に見えるが実在する」姓名が多用されている。

ジャンプ公認ツイキャススクールオブジャンプ」では、ツイッターにて質問を受け付け、制作側(主にジャンプ編集担当)が配信に出演して返答するという企画が度々行われている。現在、主要登場人物の年齢や裏エピソードなどが発表され、公式設定となっている。

単行本4巻の帯に冨樫義博がコメントを寄せている。また秋本治は本作品のファンであり[1]、単行本5巻帯には描き下ろしイラストを寄稿した。

2017年3月、本作主人公「竈門炭治郎」を名乗る人物から、養護施設への寄付として愛知県豊田市役所に菓子や緑茶飲料が届けられた。[2]

2017年5月9日より14日まで、新宿駅のメトロプロムナードに特別広告が提示された。 その際のキャッチフレーズは「これは日本一慈しい(やさしい)鬼退治」など。

単行本9巻にて累計発行部数200万部突破が発表された。[3]

あらすじ[編集]

鬼殺隊入隊
時は大正。主人公・竈門炭治郎は亡き父親の跡を継ぎ、炭を売って生活していた。慎ましくも幸せな毎日だったが、炭を売りに下山するために家を空けたある日、家族を皆殺しにされてしまう。さらに唯一生き残った妹・禰豆子も凶悪な鬼と化してしまった。禰豆子に襲われ、これを必死で止めようとした炭治郎を救ったのは冨岡義勇と名乗る剣士だった。冨岡は禰豆子を「退治」しようとするが、兄妹の絆が確かに残っていることに気付き剣を収める。
「人喰い鬼」、それは噂にとどまらず、確かに存在していた。そしてそのような鬼を狩るべく、人知れず剣を振るって戦う組織「鬼殺隊」があった。禰豆子には、鬼の血が入ったのだという。
冨岡の導きで「育手」鱗滝の元を訪れた炭治郎は、禰豆子を人間に戻す方法を求め、鬼を追うため剣術の修行に身を費やす。2年後、炭治郎は命を賭けた最終関門である選別試験を経て、「鬼殺隊」に入隊する。
鬼舞辻との邂逅
初仕事である沼鬼の討伐を完了し、次の仕事で浅草へ向かった炭治郎は偶然にも最初の鬼である鬼舞辻無惨と接触する。鬼舞辻は人間に化け家族も持っており、さらに人ごみの中通行人を鬼にし暴走させたため炭治郎は手を出す事が出来なかった。
その後、鬼でありながら鬼舞辻を殺そうと考える珠世と愈史郎に出会うが、手向けられた刺客からの襲撃を受けてしまう。かろうじてこれを退けた炭治郎は、鬼舞辻に近しい鬼の血液を採取するという依頼を受け、珠世と協力関係を結ぶのだった。
仲間との出会い
新たな指令で鬼が巣食うという屋敷へ向かう炭治郎は、道中同期の鬼殺隊剣士・我妻善逸と再会する。醜態を晒す善逸を半ば強引に引き連れて行くが、屋敷では「稀血」の少年を巡り鬼同士が殺し合うという混戦状態となっていた。さらに、新たな鬼殺隊剣士・嘴平伊之助も乱入。屋敷の戦いは混迷を極めるが、善逸、伊之助がともに鬼を仕留め、炭治郎も元・十二鬼月である響凱を倒す。
那多蜘蛛山に住む鬼の一家の討伐
一時の休息の後、炭治郎達3人は那多蜘蛛山での戦いへ応援を命ぜられる。だが、先遣隊は蜘蛛の能力を使う鬼の一家を前に全滅寸前であった。鬼の強襲により散り散りに分断された剣士達。炭治郎は十二鬼月・累と対峙する。その圧倒的な強さの前に追いつめられるが、血鬼術が開花した禰豆子とともに決死の「ヒノカミ神楽」で逆襲に転ずる。しかし累は間一髪日輪刀から逃れ、善逸、伊之助もそれぞれ命の危機に見舞われる。それらを救ったのは、鬼殺隊最高戦力である「柱」・冨岡と胡蝶しのぶだった。
こうして那多蜘蛛山の戦いは終結したが、鬼に変異した禰豆子の処遇を巡り、炭治郎は「柱合裁判」にかけられる。「柱」達の厳しい追及を受ける竈門兄妹だったが、禰豆子が血への欲望と怒りに耐えきったことで、鬼殺隊当主・産屋敷の元、その存在は公式に認められた。
蝶屋敷の機能回復訓練
先の戦いで重症をおった炭治郎、善逸、伊之助は、胡蝶しのぶが所有する「蝶屋敷」で治療を受けることとなる。屋敷にはその素質が認められ、「継子」に選ばれた同期の女剣士・栗花落カナヲがいた。
治療は順調にすすむものの、機能回復訓練においてカナヲとの実力差を見せつけられ落ち込む3人。炭治郎は胡蝶の過去を聞き、決意も新たに「全集中・常中」の会得を目指す。
一方、累が倒されたことに業を煮やした鬼舞辻は、下弦の十二鬼月を集めその解体を宣言。残虐な粛清を実行に移す。だが、その中で鬼舞辻に対する狂信が変わらない「下弦の壱」は見逃され、炭治郎への追手として野に放たれた。
炭治郎達は無事「全集中・常中」を会得、負傷も完治したことで屋敷を離れることにする。最後の日、炭治郎は最終選別を生き残った5人の同期剣士最後の一人と再会するが、無視されてしまった。
複雑な心情を抱える少女達と心を通わせ、炭治郎達は蝶屋敷をあとにする。
無間列車の攻防
ヒノカミ神楽の手掛かりを求め、炎柱・煉獄 杏寿郎を訪ねて無間列車に乗り込んだ炭治郎達。煉獄とは会えたもののヒノカミ神楽の情報は得られず、しかも列車は鬼絡みの事件の渦中にあるという。
十二鬼月最後の下弦、眠り鬼・魘夢(えんむ)の術中に落ちた一行は夢の中に閉じ込められるが、なんとか覚醒に成功する。
乗客を守りつつ、列車そのものと同化した魘夢との激闘を制した剣士達だったが、直後に現れた「上弦の参」猗窩座(あかざ)との戦いで、煉獄が討死する。
炭治郎は、新たな理解者を得ると同時に失ってしまうのだった。
遊郭潜入作戦
煉獄の死から四ヶ月。炭治郎達は蝶屋敷を拠点に、鍛錬を積み任務をこなす日々を送っていた。
そんなある日、音柱・宇髄天元が現れ、任務に必要だからと娘達を連れ去ろうとする。炭治郎達はこれに反発、自分達が代わりに同行することを認めさせた。
宇髄の目的は遊郭「吉原」への潜入調査であった。炭治郎達はこともあろうか女装した上で、各店への潜入を命ぜられる。
そんな中、善逸、伊之助が鬼と接触、炭治郎も「上弦の陸」堕姫と対峙し、潜入任務は一転して十二鬼月上弦の討伐に突入する。
堕姫との実力差に、自分と「水の呼吸」との相性の悪さを自覚する炭治郎だったが、頼みのヒノカミ神楽は身体が限界に達し、苦戦を強いられる。
宇髄達が合流し、なんとか堕姫の頸を落としたものの、死なないばかりかその体内からもう一匹の鬼・妓夫太郎が現れる。「上弦の陸」、その正体は鬼の命を共有する兄妹鬼だった。
毒を操る妓夫太郎と堕姫の連携攻撃に、全滅必至の負傷を負わされた剣士達だったが、限界を超えた闘志でこれを打ち破る。
これにより、鬼殺隊にとって百年目の勝利がもたらされた。歓喜する産屋敷と、怒りに震える鬼舞辻。両陣営の対立は激化の様相を呈していく。
刀鍛冶の里に来訪
幾度の強敵の戦いに刀を折ってくる炭治郎に、鋼鐵塚は堪忍袋の緒が切れ刀を作らないと宣告する。鋼鐵塚に直談判するため炭治郎は秘匿されている刀鍛冶の里に足を延ばす。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

竈門 炭治郎(かまど たんじろう)
本作の主人公。物語開始時13歳→15歳[4]。家族思いな少年。身長165cm[5]。額左側の痕[6]と、日輪が描かれた花札風の耳飾りが特徴的。髪と瞳は赤みがかっており、鋼鐵塚曰く火仕事をする家に生まれる「赫灼の子」で縁起がいいらしい。頑固で石頭と二つの意味で頭が固い。真面目な性格ではあるが、生真面目が過ぎてややズレた言動をすることがある。日輪刀の色は「黒」、効果は不明。
割れた皿にかすかに残った猫の匂いが分かるなど、嗅覚が非常に優れている。これは気配を読む(嗅ぐ)力としても機能しており、訓練後は「隙の糸」を感知できるようになった。ほかにも、戦闘に関して優れた勘を見せている。
その反面、心根が非常に優しく鬼を前に非情になりきれない。鬼であれば問答無用で斬り捨てる鬼殺隊の在り方には、公然と異を唱え「柱」達から異端視されている。
鬼殺隊隊服の上に、市松模様の羽織を着用し、禰豆子を収納した木製の箱を背負って行動する。現状は十二鬼月を倒し、その血液を珠世に送ることを最優先の目的としている。
家族は母親(葵枝)、弟3人(竹雄・茂・六太)、妹2人(禰豆子・花子)で、炭を売って生計を立てていた。父親(炭十郎)は物語開始時点で故人である。町に炭を売りに降りた際に帰りが遅くなってしまい、知り合いの家に泊めてもらった結果、家に襲来してきた鬼(鬼舞辻 無惨)を回避できたものの、家族は禰豆子を除いて全滅してしまう。
辛うじて生き残ったものの鬼と化してしまった禰豆子を人間に戻すため、冨岡義勇の紹介で鱗滝の元を訪れる。鬼を追う力を求め、2年間の訓練を経て「水」の呼吸法と剣術(壱から拾の型)を身につけた。また幼いころに父親から教わった「ヒノカミ神楽」を十二鬼月の下弦の伍・累との戦闘時より用いる。
水の呼吸は資質的に合っていないことから、極めることが叶わず、伝承したヒノカミ神楽も素質に恵まれないためか、技の威力に身体がついていかない。その自覚から、新たな「自分の呼吸法」を模索し始める。吉原・遊郭編では「ときと屋」に「炭子」として潜入する。
竈門 禰豆子(かまど ねずこ)
炭治郎の妹。物語開始時12歳→14歳[4]
人間だった頃は家族思いの心優しい性格。炭治郎不在時に鬼舞辻無惨の襲撃を受けるが、その血が傷から入り込んだことで鬼化しつつも生き残った。鬼としての習性から帰ってきた炭治郎に襲い掛かるが、必死の呼びかけで涙を流すなど、自我の片鱗を見せる。重度の飢餓状態で人の血肉が欲しくて仕方ない状態ながら、冨岡に倒された炭治郎をかばうなど、普通の鬼とは違う様子を見せたことで見逃された。以降は竹製の口枷がつけられ、意識と瞳が混濁している状態となる。
鬼の能力の一つとして、身長をある程度拡縮できる。普段は日差しを避けるために、体を少し小さくして背負い箱[7]に入った状態で炭治郎に運ばれているが、戦闘時となると体を大きくして蹴りをメインに戦うようになる。また累との戦闘時に死んだ母親と深層意識で出会ったことがきっかけで、血が燃えて爆ぜる血鬼術「爆血(ばっけつ)」が開花する。
普段は日差しを嫌うなど鬼の本能の一部を見せるものの、ぼーっとしていることが多い。しかし、炭治郎が危機に陥っていたり、強く呼びかけられたりすると活動的になる。鱗滝から暗示をかけられており、人間が自分の家族に見え、鬼を敵と認識するようになる。人間の血に対する欲求は強く残っているが、自意識で無理やり押さえ込んでいる。しかし上弦並の力に覚醒すると、人間に対する食欲が高まり襲おうとするが炭治郎によって抑えられる。
鱗滝は、通常の鬼が人間の血液で活力を得るところを、禰豆子は睡眠で代替しているのではないかとみている。そのせいか肉体的な再生能力は通常の鬼より鈍い。鬼化の進行が進めば再生速度は上弦に匹敵し(堕姫曰く「アタシの再生力を上回っている」)、血を凝結させ繋げていれば五体が切られても動ける。また珠世は最初の二年間の睡眠中に、禰豆子の鬼としての性質が変質したと推測している。
我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)
炭治郎の同期にあたる鬼殺隊剣士。16歳[4]。臆病でネガティブ思考だが利己的な面が強い少年。元々黒髪だったが、修業時代、落雷に打たれたことをきっかけに現在は金髪。日輪刀の刀身には稲妻のような刃紋が走っている。
剣士としては一定の(現階級としては充分な)実力はあるのだが、自分が強いはずがないというコンプレックスに縛られ、情緒不安定気味である。
聴覚が非常に優れており、その能力で他人の感情を読み取ることもできる。ただし思い込みで信じたいことを信じてしまうため、女にはすぐ騙される。
プレッシャーに弱く、緊張や恐怖が極限まで高まると気絶するように眠ってしまう。しかしそれによって半覚醒の状態となり、緊張から開放され本来の強さを発揮する。「雷」の呼吸法で鬼を倒すが、半覚醒時の記憶は残らない。吉原で堕姫と交戦する際には完全に会話も可能となっており、物事を素早くかつ的確に判断することが出来るようになっている。本来「雷」の型は六つ存在するが、善逸が習得できたのは下記の壱ノ型のみで、己の才覚と修練の全てをこの技の研鑽に費やした結果、天剣絶刀の威力と雷光の疾さを誇るに至っている。
金色の髪と太い眉が特徴的。隊服の上に三角柄の羽織を着用している。初対面の女性に求婚するほど美人に弱く、鬼である禰豆子にも惚れている。夜になるとたまに禰豆子を連れ出している模様。
女に騙されて借金苦に陥ったところを元柱の育手の老人に救われ、剣士としての訓練を受けた。内心では己の実力不足や弱さを申し訳なく思っている。見ず知らずの女性に強引に婚姻を迫っているところを、響凱退治に向かう道中だった炭治郎に諌められる。その後は嫌々行動を共にすることになった。
前述のような性格であるが、小さな子供を置いて逃げるようなことはせず、禰豆子が入った箱を自分が殴られつつ守るなどの一面も見せる。自分の弱さに対する嘆きは、誰かの役に立ちたいという願いの裏返しでもある。
煉獄の死後は、消極的ながらも単独任務をこなせるようになった。
善逸だけは鎹鴉ではなく、なぜか鎹雀をつけられている。吉原・遊郭編では「京極屋」に宇髄の嫁・雛鶴を救出すべく「善子」として潜入する。
嘴平 伊之助(はしびら いのすけ)
炭治郎の同期にあたる鬼殺隊剣士。炭治郎と同じ15歳[4]。奇怪な猪のかぶりものをしているが、素顔は堕姫に美しいと認められるなど非常に女性的で端整な顔立ちをしている。上半身は裸で、隊服はズボンのみ。腰や脛に毛皮を巻いている。日輪刀は刃こぼれした二刀で、「千切り裂くような切れ味」と嘯く。鞘がなく非戦闘時は布を巻きつけている。那多蜘蛛山の戦闘で破損した後、刀鍛冶・鉄穴森の手で正式に打ち直されるが、受領直後に石で叩いて刃こぼれの形状に戻してしまった。
鬼殺隊隊員と力比べをして日輪刀を奪い、最終選別や鬼のことを聞きだした。育手の指導を介さず最終選別を生き残り鬼殺隊に入隊した傑物。「稀血」の少年、清を巡る響凱との戦いに、猛然と割り込んできた。
戦いたいが故に戦うという好戦的な野生児で、高笑いしながら「猪突猛進、猪突猛進」と叫び、やかましく剣を振るう。
常識に疎く文字の読み書きが出来ないほどだが、語彙は豊富であり、突然難解な熟語を使うことがある。これは幼少の頃、一時期面倒を見てくれた老人の読み聞かせが影響している。[8]
人の情けや、優しさといったものを知らずに育ったため、それが理解できていない。炭治郎らと行動を共にすることで情緒が育ち始めているものの、自らの変化に困惑してしまう。
粗野粗暴ではあるが、精神的には意外と打たれ弱い部分があり、負けがこむと人が変わったように落ち込んでしまう。
我流の呼吸法である「獣」の呼吸法で鬼を倒す。触覚が非常に優れており、集中することにより空気のかすかな揺らぎすら感知し、直接触れていないものでも捉えられる。
遊郭編では、女装して遊郭に入り込んだ後、空間識覚によって帯鬼の所へたどり着いた。自己的に関節をはずすことができる。吉原・遊郭編では「荻本屋」に宇髄の嫁・まきをを救出すべく「猪子」として潜入する。

鬼殺隊[編集]

当主[編集]

産屋敷 耀哉(うぶやしき かがや)
鬼殺隊当主。隊員からは「お館様」と呼ばれる。顔面上部の皮膚が変質しており、童に手を引かれ周囲の様子を尋ねることから、視力障害を患っている模様。その声は現代において「1/fゆらぎ(えふぶんのいちゆらぎ)」と呼ばれるもので、律動を受ける相手を心地よく高揚させる。
我と個性が強すぎてまとまりがつかない「柱」達も、産屋敷には心酔しなおかつ非常に畏れている。ただし絶対服従を強いているわけではなく、柱合裁判では良くも悪くも活発な意見交換がなされていた。結果的に禰豆子の存在を組織的に認めるに至る。
別れ際に珠世との関係を匂わせ、炭治郎を驚かせた。
世話をしている童子達は実子であり、5人いる。そのうち黒髪の童は男子で、産屋敷家の跡取りである。[9]

[編集]

冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)
禰豆子に襲われている炭治郎の前に現れた鬼殺隊の隊員。「水」の呼吸法を使用する水柱(みずばしら)。物語開始時19歳→21歳[4]
鬼と化した禰豆子を殺そうとするも、妹を助けるために自分を犠牲にしてでも勝とうとする炭治郎の意志や、明らかに飢餓状態でも兄を守ろうとする禰豆子を見たことで剣を引く。妹を助ける道として鬼殺隊としての訓練を受けるように勧め、育手・鱗滝に炭治郎のことを紹介する手紙を送った。
現実的で冷めた雰囲気を見せ、感情を表に出すことはほとんどないが、炭治郎の生きる気力を引き出すためにわざと厳しいことを言ったり、普通の鬼と違う様子を見せる禰豆子を見逃したりと、人情家な面がある(あと半日早くついていれば救えたのに、という念もある)。
隊服の上から、左右で違う柄を継いだような[10]羽織を着用しており、伊之助から「半半羽織」と言われる。
胡蝶より「ほかの柱から嫌われている」と指摘されるが、自覚がなく強く否定している。作者のコメントによれば「口下手なので嫌われている[11]」とのこと。好物は「鮭大根[12]」。食べる時に微笑んだ(という噂がある)らしい。柱合会議の際は炭治郎を拘束しようとした伊黒の腕をつかんで止め、禰豆子が人を襲わないことの保証人となった。同じく柱である胡蝶しのぶに所中いじられている。
胡蝶 しのぶ(こちょう しのぶ)
柱の中で唯一鬼の頚を斬ることができない剣士だが、毒と薬に精通し、鬼を殺せる毒[13]を作り出した。「蟲」の呼吸法を使用する蟲柱(むしばしら)。18歳[14]
蝶を思わせる髪飾りや羽織を着用、日輪刀は独特で鈎針のような形をしており、両面に「惡鬼」「滅殺」と銘が刻まれている。
那多蜘蛛山にて初対面の禰豆子を殺そうとするも、冨岡に止められる。これは鬼殺隊の掟に従っただけで、実際にはほかの柱ほど短絡的ではなく、後に冨岡と並ぶ炭治郎の数少ない理解者となる。自身が所有する「蝶屋敷」という施設があり、薬学に精通していることから、重傷を負った隊員の治療やリハビリを受け持っている。
鬼殺隊員でもあった最愛の姉カナエは「鬼と仲よくしたい」という夢を持つが故に、騙し討ちで惨殺されている。姉の好きだった笑顔を絶やさず、夢を受け継がなくてはならないと考える一方、保身のために嘘をつき、剥き出しの本能で人を襲う鬼に対し、どうしようもない嫌悪感が心の奥底に蓄積されていく。その相反する想いは、自分と同じような過去を持ちながら、鬼を救う信念が決して揺るがない炭治郎に託された。
正式な登場は28話からだが4話の鬼殺隊の紹介シーンに後ろ姿が描かれている。
煉獄 杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)
隊律違反を犯した炭治郎と、鬼である禰豆子の斬首を問答無用で主張した炎柱(えんばしら)。鬼に対する怨みや憎しみを見せず、正論を好んで語る。柱合裁判の後は、炭治郎の心意気に一人感ずる様子も見せ、後に再会した時には継子に勧誘していた。また最期には人間を守るために戦った禰豆子を鬼殺隊の一員として認めていた。
歴代の「炎柱」を輩出する由緒ある家系・煉獄家出身であり、幼い頃から父の指導の下、鬼狩りとしての腕を磨いていた。突如として剣の道を捨て無気力となった父より罵倒され、深く傷つきながらも、表には常に快活な笑顔を浮かべ、弟・千寿郎を導きつつ柱の一人として鬼殺隊をも支えていた。
戦闘力は凄まじく、無限列車内では五両間を一瞬で移動、技の威力で横転の衝撃を和らげる程の実力を持っている。またリーダーシップと判断力も優れており、炭治郎達に列車の事態を収拾するための的確な指示を出した。他の柱達からも高評価されている。
無間列車の調査に赴き、炭治郎達と共闘して魘夢を倒すが、直後に上弦の参・猗窩座に強襲される。その戦闘能力の高さや、誇り高い精神性から「鬼となる」よう強く勧誘を受けるも、これを跳ね除け最後まで人間として戦い抜いた。
結果として自身は致命傷を負い、猗窩座を取り逃がしてしまうが、百年以上の間幾人もの柱を殺してきた上弦の鬼を相手にして、自身以外の誰一人も傷つけさせることなく守りきる。最期に炭治郎たちへ遺言を残し、家族への想いを胸に抱きつつ笑顔で息絶えた。
宇髄 天元(うずい てんげん)
元・忍でありながら、「派手」が口癖の音柱(おとばしら)。宝石がちりばめられた額当てをはめ、左目の周囲に化粧をしている派手な出で立ちの大柄な剣士。
三人の嫁がいる。化粧を落として髪を下ろし装飾を外した素顔は遊郭の女将・遣手達が見惚れてしまうほど非常に端正だが、本人としては「地味だから」とその姿は好まない。自称「祭りの神」だが、同じ様なノリをみせる伊之助には引く。
得物は鎖でつながれた幅広の二本の日輪刀で、戦闘時以外は刀身に細い布を巻いて背負っている。また鬼を傷つける威力の火薬玉を併用しておりることで爆発を起こすことができ、日輪刀で切り付けて斬撃の威力を返り討ちにするまたは敵使い道がある爆発させるといった使い方をする。
また元・忍という経歴から大柄に合わずの俊敏さを併せ持ち、炭治郎たちのような隊士ですら話かけられるまで接近に気づけない程気配を希薄にできたり、身体には毒への耐性が付いており、致死性のある強力な毒でもすぐには死なず戦いを継続することが出来る。
柱合裁判の際は炭治郎の斬首を主張したが、根は豪快で気のいい性格であり、嫁達の安否を心から案じ、蝶屋敷の娘を守ろうとする炭治郎達の直訴も、あっさりと聞き入れた。ただし、嫁達の侮辱を許さない。吉原・遊郭にて十二鬼月の上弦の陸の兄・妓夫太郎との戦闘で左目を失明し左手を失う。また妓夫太郎の猛毒に侵されるも禰豆子の血鬼術によって解毒される。本人は引退の意向を示すが伊黒は反対する。
甘露寺 蜜璃(かんろじ みつり)
目にした人物の行動にいちいちときめくという、些か変わった性癖を持っている恋柱(こいばしら)。容姿端麗で食欲旺盛な女性。社交的で心優しく、無視されると泣きじゃくるほど繊細な性格。長い髪を三つ編みにしており、髪色は桜色で先が緑色。鬼殺隊の制服を胸元が露出した状態で着用している。鬼殺隊に入った理由は「添い遂げる殿方を見つけるため」。柱の中では珍しく禰豆子に好意的に接しており、頭を撫でたり、くすぐって遊んだりしていた。禰豆子も甘露寺に懐いている。
悲鳴嶼 行冥(ひめじま ぎょうめい)
僧侶を思わせる風体で大男の岩柱(いわばしら)。「可哀そうだから殺す」というような独善的な発言をする。宇髄曰く「得体の知れない奴」。
時透 無一郎(ときとう むいちろう)
常に無表情で掴みどころのない霞柱(かすみばしら)。実際、その場と無関係なことを考えている場合が多い。日輪刀を握って2ヶ月で柱となる。
彼に付いている鎹烏によれば、日の呼吸の使い手の子孫と言われているが関係性は不明。
伊黒 小芭内(いぐろ おばない)
4話の鬼殺隊の紹介シーンで横顔が描かれている。ねちねちとした、しつこい話し方をする蛇柱(へびばしら)。口元を包帯で隠している。吉原・遊郭編での戦闘終結後、援軍として現れ、引退の意向を示した宇髄に「若手が育たなすぎるから」と反対する。
不死川 実弥(しなずがわ さねみ)
身体中に傷跡があり、粗暴な言動が目立つ風柱(かぜばしら)。禰豆子の存在を最も強く否定、傷を負わせた上で鬼の本性を引き出そうとするが、禰豆子が理性を保ちきったため、逆に「人を襲わない証明」が公式になされることとなった。

継子[編集]

栗花落 カナヲ(つゆり かなを)
鬼殺隊女剣士。炭治郎と同期ながらその才覚を認められ、蟲柱・胡蝶しのぶの「継子」となっていた。那多蜘蛛山では「隠」を率いて見事に指揮をとるも、蝶屋敷では漫然としていて、炭治郎でさえコミュニケーションがとれていない。この時点で「全集中・常中」を会得しており、「カナヲに勝つ[15]」という課題の機能回復訓練において、炭治郎達はまるで太刀打ちできなかった。
すべてにおいて「どうでもいいから何も決められない」という一種の虚無感を抱えており、指示を受けたこと以外の行動はコイントスの結果で決めていた。炭治郎との出会いが、その胸中に一石を投じることとなる。
幼少の頃親から売られ、人買いが連れ歩いているところを胡蝶カナエ、しのぶ姉妹が保護し引き取った。カナエが「カナヲ」と名付け、前述の事情からコインを授ける[16]。吉原・遊郭編での戦闘終結後2ヶ月、炭治郎の面倒を見たり、自分の意志で話すなど出来るようになる。
不死川 玄弥(しなずがわ げんや)
炭治郎の同期にあたる鬼殺隊剣士。岩柱・悲鳴嶼 行冥の「継子」。顔に多数の傷があり、目つきが鋭く、髪をモヒカンにしている。無口で粗暴な性格。選別後では女童を殴り日輪刀を催促するが、激怒した炭治郎に止められ腕を折られる。選別時では炭治郎と同じ背丈だったが、蝶屋敷で再会した際は身長が大きく伸びていた。不死川実弥と同じ名字だが関連性は不明(本人曰く兄弟ではない)。

育手[編集]

鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)
天狗の面をつけた鬼殺隊の元柱。前線を引退してからは、次代の鬼殺隊員候補を育てる「育手」を担っている。「水の呼吸」を用いた剣術を教えている。炭治郎と同じく鼻が利くらしい。
訪れた炭治郎が課した試練を突破したことで弟子と認め、1年間殺す気さえ感じられるスパルタ訓練を施す。その後、教えた技術を使って大岩を切る課題を課した。そもそも鱗滝は鬼殺隊の最終試練で13人の弟子を失っており、これらの無理難題はむしろ炭治郎を諦めさせる意図もあった様子。
課題を突破した弟子にはその弟子に合わせた狐の面を「厄除の面」として贈っている。しかしこれが最終試験において、手鬼への目印になってしまっていた。
竈門兄妹の仔細を産屋敷に報告する際、禰豆子が人を襲った時には冨岡諸共腹を切る覚悟と、助命を訴えていた。
善逸の師
作中名称不明。鱗滝と並ぶ元柱の「育手」である。顔に大きな傷跡があり、右足は義足となっている。「雷の呼吸」を用いた剣術を教えている。
修行が遅々として進まない善逸を決して見捨てず、一つの技を極め抜くことを指導し続けた。善逸には「師範」と呼ぶよう厳しく言うが、「じいちゃん」と慕われるのも満更ではない模様。実際、善逸に「俺じいちゃんが大好きだよ!」と言われた際にポッとなっている。
煉獄 槇寿郎(れんごく しんじゅろう)
杏寿郎・千寿郎兄弟の父親。鬼殺隊の元柱。あるきっかけで気力を無くし、最愛の妻・瑠火の病死も相まって酒に溺れた生活を送り杏寿郎の訃報にもつっけんどんに当たっていたが、炭治郎との出会いを通して手紙で本心を明かす。

一般隊員[編集]

村田 (むらた)
炭治郎達と同様に指令を受け、鬼討伐のため那田蜘蛛山へ入山した先発の鬼殺隊員十名のうちの一人。
母鬼の襲撃で錯乱しつつも乱戦を逃れ、身を潜めていたところを発見される。炭治郎と伊之助を母鬼の元へ向かわせた後は姉鬼と遭遇、胡蝶により救出された。
時後、炭治郎達を気にかけ病床を見舞いに訪れるなど、気のいい先輩隊員である。
神崎 アオイ(かんざき あおい[17]
蝶屋敷で治療、及び訓練の指揮をとっている女性隊員。その指導はかなり厳しい。病み上がりの善逸に負けるなど、カナヲほどの実力はない模様。炭治郎達の先輩にあたるが、恐怖心から前線で戦うことが出来なくなっているという。

[編集]

後藤 (ごとう)
鬼殺隊事後処理部隊に所属。23歳。階級は不明だがカナヲよりは下。柱合会議の時に炭治郎を起こした時から登場し、吉原・遊郭編でも戦闘終結後、意識不明の炭治郎達を見つけたり本人はそこそこ縁があると思っている。自分よりも年下で剣士になって命がげで戦う(伊之助を除く)炭治郎達を尊敬していたり、見舞いに炭治郎に高級カステラを贈ったりと気のいい一面を持つ。

刀鍛冶の里[編集]

鋼鐵塚 蛍(はがねづか ほたる)
鬼殺隊の刀鍛冶。笠に幾つもの風鈴を下げたひょっとこ面の男。三十七歳。炭治郎の刀を製作した。人の話を聞かないで一方的にしゃべる落着きのない男。刀を折ったり無くしたりすると包丁を持って追い掛け回すことがある。好物はみたらし団子。[18]
鉄穴森(かなもり)
鬼殺隊の刀鍛冶。鋼鐵塚と同じくひょっとこ面をつけている。落ち着きのある穏やかな性格だが、刀を傷つけられると言葉遣いが荒くなり豹変する。破損した伊之助の日輪刀を修復するも、わざと刃こぼれをした伊之助に掴みかかったが炭治郎に止められた。同時に時透の刀鍛冶も務めている。

故人[編集]

錆兎(さびと)
炭治郎の兄弟子。右頬に大きな傷跡が描かれた狐面をつけた、宍色の髪の少年。素顔も狐面と同じ位置に傷跡がある。
大岩切りの課題が半年も難航している炭治郎の前に現れ、半年間剣の訓練を施した。炭治郎に、無駄な動きの一切ない、きれいな一撃と称される剣技を持つ。
実は真菰とともに手鬼に殺されており、故人。そのため、鱗滝は炭治郎が二人の名前を出した時は驚いていた。手鬼の首に斬りかかるも、その固い首を切り裂けずに頭を潰されてしまった。異形が知る鱗滝の弟子としては、炭治郎を除けば最も強かったらしい。
真菰(まこも)
炭治郎の姉弟子。花柄の着物を着た、不思議な雰囲気の少女。錆兎とは血縁関係はない。狐面には右頬に花が描かれている。
錆兎とともに炭治郎の前に現れ、改善点を指摘したり身体能力を強化する「全集中・水の呼吸」のことを教えたりした。素早いが腕力はあまりないらしい。
孤児だった自分たちを拾って育ててくれた鱗滝のことが大好きだったが、手鬼がその面を目印に自分の先輩達を狙って食い殺していた事実に泣いて怒り、動きがガタガタになった所を手足をちぎられてしまった。
胡蝶 カナエ(こちょう かなえ)
しのぶの姉で鬼殺隊の隊員。穏やかで心優しい性格。人買いに連れて歩かされている幼いカナヲを妹しのぶと共に保護し育てた。鬼殺隊としては異端な理想論を持ち、同情した鬼に不意討ちを受け命を落としている。
現在のしのぶは、この姉の姿が強く反映されている。
瑠火(るか)
煉獄槇寿郎の妻、杏寿郎・千寿郎兄弟の母親。芯の通った美しい女性だった。杏寿郎の人生観に多大な影響を与えた。

その他関連人物[編集]

煉獄 千寿郎(れんごく せんじゅろう)
杏寿郎の弟。大人しく礼儀正しい性格。炎柱の「継子」になる立場にあるが、剣士の才能がない。兄の最期を語った炭治郎に、形見である炎型の日輪刀の鍔を贈る。その後も炭治郎と手紙でやり取りをしている模様。
きよ、すみ、なほ
蝶屋敷で働く3人娘。3人とも隊員ではないが、炭治郎たちの治療・訓練を手伝っている。早々にセクハラ発言が広まった善逸や、乱暴な伊之助をよそに、炭治郎には懐いており「全集中・常中」の会得にも献身的に協力した。
コミック7巻の巻末のキメツ学園では寺内 きよ(てらうち きよ)中原 すみ(なかはら すみ)高田 なほ(たかだ なほ)と名字が付けられている。
須磨(すま)
天元の妻で優秀なくノ一。吉原・遊郭に巣食う鬼を探るため潜入していたが見つかり捕まってしまった。潜入先は「ときと屋」。鯉夏から「須磨ちゃん」と呼ばれている。(鯉夏は)「しっかりした子」と言っているが本当は気弱で泣き虫。妓夫太郎・堕姫と闘っている最中は、まきをと共に近隣住民を避難させた。
まきを
天元の妻で優秀なくノ一。吉原・遊郭に巣食う鬼を探るため潜入していたが見つかり捕まってしまった。潜入先は「荻本屋」。気が強く弱気な事を言う須磨を叱咤したり、石を口に詰め込んだりしている。妓夫太郎・堕姫と闘っている最中は、須磨と共に近隣住民を避難させた。
雛鶴(ひなつる)
天元の妻で優秀なくノ一。吉原・遊郭に巣食う鬼を探るため潜入していたが見つかり捕まってしまった。潜入先は「京極屋」。蕨姫花魁が鬼だと気づくも向こうからも怪しまれたため身動きが取れずにいた。服毒し病に罹ったふりをして「京極屋」を出ようとするも別れ際に蕨姫花魁から監視及び殺害を目的として帯を渡される。その後、最下級の女郎屋「切見世」へ送られる。宇髄本人が来たため薬を飲み回復する。妓夫太郎に藤の花の毒を塗ったクナイを飛ばし、倒すチャンスを与えた。
チュン太郎(チュンたろう)[19]
善逸についている鎹雀(かすがいすずめ)。人語は発声できないが言葉は理解している。当然伝令はまるで伝わらないが、なぜか炭治郎とは意志の疎通ができている。作中、機械的な鎹鴉に比べ、かなり豊かなキャラクター性が与えられている。
たかはる
祖父と二人暮らしをする勤労者な青年。福耳で嫁が欲しいと思っている。平凡な日々を送っていたが、ある日愛する祖父が奇妙な動物(伊之助)に餌をあげていたところを発見し、怒鳴る。祖父想いだが口が悪いものの物忘れが酷くなってきた祖父の面倒を見ている。
たかはるの祖父
たかはるの祖父。物忘れが酷い。髪の毛が三本しかない。伊之助を餌付けしたり、百人一首を読み聞かせたり、おかきを伊之助にあげたりする優しい老人。返事は「あい わかった」とコックリ。伊之助が言葉を覚えた件の元凶。

吉原 遊郭の登場人物[編集]

鯉夏(こいなつ)
「ときと屋」で働く美しい花魁。みんなに好かれており、甘やかしすぎて女将さんが怒るほど。自身の部屋に荷物を運んだ炭子(炭治郎)にお菓子をあげたりしていた。炭治郎を「炭ちゃん」と呼び、男であることを知っていても「事情があるのだろう」と黙認したり、いなくなることを寂しがったり、須磨を「須磨ちゃん」と呼び、いなくなったことを心から心配する心優しい女性。明日には吉原を出ていき、どこかへ身請けすることが決まり、嬉しがっていたが、それを知った堕姫に襲われる。帯に取り込まれるも、炭治郎が切り離したが安否は不明。
蕨姫(わらびひめ)
堕姫が花魁として化けていた姿。気に食わないことがあると、首を傾けて下から睨めつける癖がある。
お三津(おみつ)
京極屋の女将。庇い続けてきた蕨姫花魁の行動に耐えきれず、直談判し「本当は何者なのか」「もしかして人間じゃないのか」と問うも、本性を晒した蕨姫花魁に転落死させられ、亡くなる。
荻本屋の遣手
猪子(伊之助)を勧誘したツリ目の遣手女性。厚化粧をした伊之助の顔立ちの良さを見破った。

[編集]

鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)
千年以上前に生まれた最初の鬼とされる。鬼達の絶対的支配者であり、自分の血を与えることで人間を鬼に変えることができる唯一の存在。与える血の量が多いほど強い鬼となるが、肉体が順応しきれない場合、そのまま死に至る。
性格は冷酷にして残忍であり、珠世曰く「臆病」。自らを探る者、意志にそぐわない者は、人間であっても鬼であっても決して許さない。炭治郎の家族を殺し、禰豆子を鬼に変えた仇である。
神出鬼没、正体不明の鬼であり、柱達ですら接触した者はいない。偶然にも炭治郎が遭遇したことで、人間社会に溶け込み、潜んでいることが判明した。いくつかの身分を使い分けている、或いは渡り歩いていると考えられる。
妻子持ちの実業家としては「月彦」と名乗っている。その他、資産家に引き取られた養子の少年、妖艶な女の姿など人間としての容姿を持ち使い分けている。
その名を口にするだけで死ぬ「呪い」を受けている鬼達からは、「あの方」と呼ばれ恐れられている(ただし、本人の前であれば「無惨様」と呼び、呪いは発動することはない)。鬼にとって生殺与奪の権は、すべて鬼舞辻に握られている。
過去に「日輪の耳飾りをした人物」と因縁を持ち、炭治郎に追手を仕掛けたり、自身の支配から逃れた禰豆子を見つけて始末するよう堕姫に頼んだりしている。
鬼殺隊の殲滅を狙うとともに、何らかの理由により「青い彼岸花」を探している。
琵琶の鬼
無惨側近の鬼。位や性別等不明。琵琶を奏でることで異空間・無限城の部屋を操ることが出来る。

十二鬼月[編集]

下弦[編集]

響凱(きょうがい)
両肩や腹、両脚から鼓を生やした鬼。元・十二鬼月の下弦の陸。炭治郎と善逸が指令を受け、向かった先の屋敷の主。
身体各部の鼓を打つことで、部屋を回転させたり斬撃を飛ばしたりする空間支配の血鬼術を持つ。部屋を転移させる鼓も背中に生やしていたが、血の匂いを嗅ぎつけてきたほかの2匹の鬼との争いで落とし、清に利用される。
人間だったころは文筆家で彼の作品を酷評した上に、原稿用紙を踏みつけにした知人を惨殺した過去を持つ。
元は十二鬼月まで登り詰めた実力者だったが、人を喰えなくなり力が衰えたため剥奪されている。力を取り戻し、十二鬼月に復格するために「稀血」を持つ清を狙う。
転移の鼓を逆利用する清を捕らえきれず、炭治郎と一騎討ちとなり前述の血鬼術で苦しめるが、「玖の型 水流飛沫・乱」で攻略され倒された。炭治郎の人となりに触れ、その言葉に「自分は認められた」と嬉し涙を流しながら消滅していった。
累(るい)
下弦の伍。那多蜘蛛山に住まう鬼の一家の末子。蜘蛛めいた髪型の小柄な男児。
配下に「母」「父」「兄」「姉」役を演じる鬼がいる。自身は家族の「末弟」にあたるとして、彼らとの家族の絆を主張するが、口ぶりや内容は妄執めいている。
糸に血液を乗せることで、鋼に勝るほど硬質化させる血鬼術を持つ。
人間だったころは生まれつき病弱な体質のせいもあり、床から起き上がれないほどで、走ったこともなく歩くことでさえ苦しい状態であった。ある日、鬼舞辻無惨により血を分け与えられ鬼となる。
鬼と化した後は人を喰らい続けなければならず、その事実を知った両親により心中を図られるも、一時の激情に駆られ返り討ちにしてしまった過去を持つ。
那田蜘蛛山山中にて炭治郎と交戦。血鬼術の糸で炭治郎の日輪刀を破壊するなど絶望的な戦力差を見せつけるも、新たな力に目覚めた竈門兄妹に反撃される。
しかし自分の糸で首を切断することで日輪刀を回避。激怒して竈門兄妹を殺そうとするも、救援に来た冨岡に敗れとどめをさされた。
直後人間だったころの過去を思い出し、両親の命を懸けた愛情を自ら断ってしまったことに気付き後悔する。その魂は両親と再会し、無事謝罪を果たしてともに地獄の業火の中へと消えていった。
コミックス巻末のキメツ学園では綾木累(あやき るい)と名字が付けられている。
魘夢(えんむ)
下弦の壱。洋装の鬼。目玉と口が存在する異形の左手を分身として身体から切り離し、独自に行動させることができる。
他者に幸せな夢を見せた後悪夢に落とし、苦しみ不幸に打ち拉がれる人間の歪んだ顔が大好物と豪語する。
「眠り鬼」と呼ばれ、「夢」に関する血鬼術を使い、術の効力を持ったギミックを作成することも得意とする。閉じ込められた夢から覚めるためには、その中で自刃すると言う胆力が必要となる。
鬼舞辻に歪んだ恭順を気に入られ、下弦の鬼の粛清から唯一見逃された上、「増血」されて炭治郎に対する追手として放たれた。
配下の人間を使って鬼殺隊の一行を眠らせ、無意識空間の「精神の核」を破壊させようとするが、それ自体は時間稼ぎに過ぎず、炭治郎が覚醒した時には汽車そのものと融合が完了していた。
二百人の乗客を人質兼食料にしようと企んでいたが、それは煉獄と善逸・禰豆子の働きで阻止され、炭治郎、伊之助が「頸」を発見して破壊する。結果として全力を出せずに敗北するという、悪夢のような事実を噛み締めながら消滅した。
下弦の陸・肆・参・弍(かげんのろく・し・さん・に)
累が敗れたことで、鬼舞辻から召集されチャンスを与えられれずそれぞれ鬼舞辻の不評をかい粛清される。
陸(ろく)は下弦の実力不足の理由を問われた際に「そんな事を俺たちに言われても」と考えてしまい、思考を読まれる。その行為が不遜とみなされ粛清される。
肆(し)は己と柱との実力差を理解しており、柱と遭遇した時は逃走しようとする。その思考は鬼舞辻に筒抜けであり手駒として意味のない存在として粛清される。
参(さん)は粛清から逃れようと鬼舞辻の前から全速力で逃走するが、気付いた時には首を引き千切られており、そのまま死滅した。
弍(に)は柱に挑むため、増血するよう鬼舞辻に懇願するもその行為を不遜とみなされ粛清される。

上弦[編集]

妓夫太郎(ぎゅうたろう)・ 堕姫(だき)
上弦の陸。吉原を根城に暗躍する鬼の兄妹。現在まで殺した柱は妓夫太郎が15人、堕姫が7人。主に堕姫がメインで動き、戦闘などで妓夫太郎が現れる。
二人で一人の鬼で、どちらかが生存していれば頚を斬られても消滅しない。ただし、兄妹には明確な実力差があり、鬼舞辻も内心では上弦の鬼は妓夫太郎のことであり、堕姫は彼の足手纏いでしかないと思っている。
兄妹共に死に掛けていた時に、当時上弦の陸だった童磨に血を与えられ鬼となった。吉原で暗躍していた際に音柱・宇随天元率いる炭治郎一行と交戦し、共に頚を刎ねられた。
堕姫
花魁に化ける美しい若い女性の鬼。花魁時は着物だが、鬼の姿ではランジェリーじみた服装に三本歯下駄、身体に着物の帯を身に着けるという露出度が高い服装をしている。
見た目は妖艶な美女だが、非常に性悪で傲慢な性格。気に食わないことがあると首を傾けて下から睨めつけてくる癖がある。 100年近く吉原に潜んで、時代に応じて様々な「姫」という名の付く花魁になりすましていた。炭治郎達が潜入捜査していた際は「蕨姫」と名乗っていた。
不細工な人間を忌み嫌い、「(不細工は)生きてる価値がない」などの発言を繰り返す。そのため鬼の中でも偏食で、見目麗しい女性を好んで喰らう。
帯を使う血鬼術であらゆる角度からの攻撃をしたり、人間を捕らえて帯に包み込み、分身に監視させていた。帯の攻撃は、一撃で建物を倒壊させるほどの威力を持つ。分身の帯と合体することで髪色が銀に変わり桁違いの強さへと変貌する。柱を殺した経歴を持つも、天元など自身を圧倒する柱が相手だとあっという間に頚を切られてしまう。
人間だった頃の名前は「梅」。亡くなった母親の病名からつけられた。羅生門河岸(遊郭の最下層)で生まれる。年端もいかない頃から大人がたじろぐほどの綺麗な顔立ちをしていたが、ある日、客の侍の目玉を簪(かんざし)で突いて失明させたため、報復として生きたまま焼かれた過去をもつ。禰豆子に燃やされた時の記憶の残像はこの事件が原因となる。それから間もなく当時、上弦の陸だった童磨が現れ血を与えられ、兄と共に鬼となる。
天元が遊郭に潜入させた三人のくノ一の嫁の存在に勘付き、蚯蚓帯で捕獲するなど身動きを封じる。炭治郎達が潜入してからは自身の店に潜入した善逸と接触、彼が鬼狩りであることを見抜き、柱を誘う餌として食料庫に保管、その後、見請けされることになった鯉夏花魁を喰らうためにときと屋に自ら出向き、炭治郎と遭遇・交戦する。怒りとヒノカミ神楽の呼吸で極限状態に達した炭治郎、これまた怒りにより鬼として上弦並に急成長した禰豆子と連戦していき苦戦し追い詰められるも、土壇場で逆転しとどめをさそうとしたところ、突如現れた天元に頚を切られてしまう。妓夫太郎が出てきてからは主に善逸・伊之助の二人と交戦。妓夫太郎の左目を額に移されパワーアップするも、連携の前に頚を斬られてしまう。
同時に頚を斬られた妓夫太郎との口喧嘩の末、先に消滅する。暗闇の中で妓夫太郎と再会し(己は人間だった頃の姿に戻り)一人だけ地獄に行こうとする妓夫太郎に「ずっと一緒にいる」「何回生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる」と言って、仲直りして共に地獄の業火の中へ消えていった。
妓夫太郎
堕姫の兄の青年の鬼。先が緑の癖毛で、顔や体に斑模様が無数に浮かんでいる。また肋骨から下が異常に痩せているものの、腕や胸筋は人並み以上に発達している。
堕姫の体内から出現した。血でできた鎌のような猛毒の血鬼術を使う。堕姫よりも桁違いに強く、真に「上弦の陸」に相応しい実力の持ち主。
喋り方に独特の癖があり、「~なぁ」と語尾を伸ばす。天元に対して強い嫉妬心をあらわにし、死んで欲しいと繰り返す。堕姫には「お兄ちゃん」と呼ばれ、堕姫のことを頭が足りないといいつつも「可愛い妹」と呼ぶ。
人間の頃から名前は「妓夫太郎」であり、羅生門河岸(遊郭の最下層)で生まれる。生まれる前も生まれた後も実母に何度も殺されそうになるも必死に生き延びる。「虫ケラ」「ボンクラ」「のろまの腑抜け」「役立たず」などの罵詈雑言は自身のために作られたようで、醜い声や容貌を「汚い」と嘲笑されたり、鼠や虫を食べたり、垢まみれでフケまみれだった事もあり、美貌が価値基準の遊郭では殊更、忌み嫌われた。やがて、妹・梅が生まれ、己の喧嘩の強さに気付き、取り立ての仕事を始める。誰もが自身を気味悪がり恐れたため自分の醜さが誇らしくなるのと同時に、梅の存在によって劣等感を吹き飛ばしていた。ところが、13歳のある日、梅が侍の目玉を簪(かんざし)で突いて失明させたため、報復として生きたまま焼かれるという無慈悲な事件が起き、自身も侍に刺されるも持っていた鎌で侍と女将を殺害。それから間もなく道端に倒れるも、当時上弦の陸だった童磨に勧誘され、妹と共に鬼となる。
天元が一回目に堕姫の頚を切ったところで、堕姫の体内から現れ、以後天元と交戦する。天元の腕を切断し伊之助の心臓を貫く等、上弦の力を炭治郎に見せつけ鬼になるようにと勧誘し心を折らせようとするも、それでも心を折らずに立ち向かう炭治郎によって頚を斬られる。
同時に斬られた堕姫と口論するも堕姫が消滅した時に呼んだ名前によって人間だった頃を思い出す。暗闇の中で、人間の頃の姿に戻った梅と再会し、彼女だけ光がある方に向かわせるため一旦は突き放すものの梅に「ずっと一緒にいる」「何度生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる」と言われ、梅を背負いながら地獄の業火の中へと消えていった。
玉壺(ぎょっこ)
上弦の伍。壺の中に身を潜めており、壺と繋がった状態という唯一人外の姿をした異形の十二鬼月。通常の両目部分に口、額と口部分に目がある。頭などから小さい腕が複数生えている。
無限城に呼ばれた理由が猗窩座が敗れたのではと本人の前に述べたり、怒る鬼舞辻によって頭部を切り落とされ手で掴まれている事に対して恍惚気味に興奮するなど慇懃無礼な性格。探知能力には長けており、鬼殺隊の中でも秘匿されている刀鍛冶の里の居所を突き止めた。
鬼舞辻の命を受け、鬼殺隊の戦力を削ぐべく突き止めた刀鍛冶の里に半天狗と共に強襲を仕掛け、里を壊滅させようとする。
半天狗(はんてんぐ)
上弦の肆。額に大きなコブと二本の角がある。常に何かを怖れているような様子で、ことあるごとに「ヒィィィィ」と言っている。
柱でも目視するまで確認することが出来ないほど気配の同化に優れ、身のこなしも軽い。頚を切られると、舌に「喜怒哀楽」のそれぞれ一字が刻印され性格もその一字に則った半天狗を若返らせた4人の鬼に分裂する。
鬼舞辻の命を受け、玉壺が突き止めた刀鍛冶の里に玉壺と共に出向き、自身は鬼舞辻に刃向かう鬼殺隊の始末をするため屋敷に潜入する。潜入した先で出くわした、時透と炭治郎と交戦。一瞬の隙を突かれ、時透に頚を斬られるも、積怒と可楽に分裂する。その後、玄弥に頸を斬られ、空喜と哀絶も分裂した。
積怒(せきど)
「怒」の鬼。雷撃を放つ錫杖を持つ。
可楽(からく)
「楽」の鬼。突風を放つ天狗の団扇を持つ。
分裂後、禰豆子と交戦。
空喜(うろぎ)
「喜」の鬼。背中に翼を生やし、手足の先が鳥の鉤爪となっている半鳥人。口から超音波を発することが出来る。
分裂後、炭治郎を林まで連れ去り、離れたところで交戦。
哀絶(あいぜつ)
「哀」の鬼。十文字槍を振るい、近接戦闘で鬼殺隊と交戦する。
分裂後、不死川玄弥と交戦。致命傷を与えてるはずが、死なずに向かってくる玄弥に戸惑う。
猗窩座(あかざ)
上弦の参。全身に紋様めいた刺青を施した赤い短髪を有する青年の鬼。作中最初に登場した上弦の鬼。
愚直に強さを求め続ける武術家じみた一面を持ち、敵であっても実力者には尊敬の念を持つ一方、自身が弱者と見定めた者は露骨に見下し、些細な理由で真っ先に殺害しようとするなど二面性を持つ。
若く強いまま何百年も鍛錬し続け自分のような強大な鬼になることを『至高の領域』 と賛美し、逆にどんな強者も「老い」によって弱体化する人間という種に対しては嫌悪感を抱く。その価値観から高い実力を備えた者に対しては敬意を払い、同じ鬼になるように勧誘するなど今までの下級の鬼には無かった理知的な素振りを見せる。
「拳鬼」と呼ばれ戦闘スタイルは己の体で戦う肉弾戦。技量は煉獄と余裕の態度で互角以上に渡り合い、攻撃速度は炭治郎は全く追いきれないレベルを持つ。また例え腕が切断されても一瞬で傷が治るなど上弦ならではの恐るべき再生能力を有している。
魘夢が倒された直後、鬼舞辻の指令で現れる。煉獄の強さを認め、鬼になるよう勧誘するも決裂して交戦。致命傷を与えるが動きを封じられてしまう。差し始めた陽光と頚に突き刺さる日輪刀に焦り、腕をもいで戦場から撤退。その行動を見た炭治郎に卑怯者呼ばわりされる。
任務の結果報告をするも、鬼舞辻の望みに達していなかったため、咎められ制裁を受けてしまう。卑怯者呼ばわりした件と、評価を下げる要因となったことで、炭治郎に狙いを定める。吉原・遊郭の戦いが終結後、異空間無限城に招集される。童磨の発言からすると猗窩座の方が早く鬼となっている。おふざけが過ぎる童磨を「失せろ」と叱責するも、すぐに黒死牟に腕を斬られ叱責される。黒死牟の言いたい事を理解した上で「必ずお前(黒死牟)を殺す」と言った。
童磨(どうま)
上弦の弐。上弦の陸だった時に、死にかけていた人間の頃の妓夫太郎と堕姫を鬼にした張本人。陽気で明るい性格だが玉壺に貰った壺に人間の女性の頚を生けるなど狂気的な一面を持つ。猗窩座に毛嫌いされている。普段は何らかの宗教の教祖をしている様子。
黒死牟(こくしぼう)
上弦の壱。剣士の出で立ちをしている鬼。目が6つ、痣が左の額と右首筋にある。鬼舞辻と因縁のある花札模様の耳飾りを付けた男に酷似しているが関連性は不明。

炭治郎に助力する鬼[編集]

珠世(たまよ)
二百年以上生きている女性の鬼。鬼舞辻とは敵対しており、その一派からは「逃れ者」と呼ばれ追われる立場にある。医者を生業としており、鬼であるが暗示をかけられた禰豆子には自分の母親のように見えている。
自力で鬼舞辻の呪いを解除しており、人を喰らわず少量の血液を飲むだけで生きることが可能。自分の血液を介して幻術をかけることができる。
鬼を人に戻す方法を確立すべく、炭治郎に鬼の血液の採取を依頼する。鬼の身体に打ち込むと血液が吸引される小柄を炭治郎に与え、愈史郎の術で認識阻害されている猫を派遣してこれを回収する。鬼であることを隠しつつ鬼舞辻の追跡を躱すため、一箇所には長く留まれない。
前身となった短編『過狩り狩り』から引き続いて登場。
愈史郎(ゆしろう)
瀕死の状態から珠世により鬼とされることで救われた青年(鬼舞辻由来ではないという例外的な鬼である)。少年の姿をしているが実年齢は35歳。人を喰らわず珠世よりも少量の血液を飲むだけで生きることが可能。珠世同様、禰豆子には自分の弟のように見えている。珠世に心酔しており、珠世以外には攻撃的な態度をとる。
視界に関わる血鬼術を使用する。札術を応用した目隠しや、また札を対象に留めることで自身の視力を貸与することもできる。
珠世によれば、戦う力はあるが準備が必要だという。
前身となった短編『過狩り狩り』から引き続いて登場。

その他の鬼[編集]

お堂の鬼
炭治郎が禰豆子以外で初めて遭遇した人食い鬼。異形化も進んでいない所謂「雑魚鬼」ではあったが、その異常な生命力を見せつけた。
炭治郎がとどめを躊躇う内、夜明けの日光に晒され灰と化した。
手鬼(ておに)
仮称。47年前、江戸時代のころに鱗滝に捕まった鬼。全身にいくつもの腕を纏った、大型の異形の鬼。
最終試練の場に封じられているが、その中でしぶとく生き延び、50人もの人間を喰らった。自分を捕まえた鱗滝を心から憎んでおり、彼の彫った厄除の面を目印に13人もの弟子を殺している。
弱点である首はとりわけ多く腕がまとわりついているせいか非常に硬く、錆兎が切りつけた際は逆に刀が折れてしまったほど。だが炭治郎の力には敵わず、「壱ノ型・水面斬り」で首を刎ねられて敗北。今際の際に人間時代を思い出し、涙を流しながら消滅した。
沼鬼(ぬまおに)
仮称。 一本角・二本角・三本角の三身一体[21]で行動する鬼。十六歳になったばかりの娘を好んで食い殺し、殺した娘たちが身に着けていたかんざしや髪飾りを蒐集品として集めている。
血鬼術を扱える異能の鬼であり、壁や地面に対し沼地を発生させ沼の中を自在に動き回れる。炭治郎を沼に引きずり込むも、「陸ノ型 ねじれ渦」で二人が倒され、最後の一人も首を刎ねられて全滅した。
炭治郎からの尋問に対し、鬼舞辻について答えることを極度に恐れていた。
朱紗丸(すさまる)
鬼舞辻直属の配下で、矢琶羽と行動をともにする鬼。古風な口調と童女のような振る舞いをする。十二鬼月を自称するが、鬼舞辻に言いくるめられていただけで、実際には単なる駒にすぎない。
手毬を増やし投擲する攻撃は、家屋の壁を易々と破壊する威力であり、矢琶羽の術と組み合わせることで不規則な軌道を描く。
珠世の術にかけられて「あの方」=鬼舞辻の名を口にしてしまったことで『呪い』が発動し、体内に残留していた鬼舞辻の細胞に肉体を破壊され、朝日を浴びて塵になった。
矢琶羽(やはば)
両掌に目玉がついた鬼。鬼舞辻の命令で、朱紗丸とともに炭治郎らを襲う。
神経質で潔癖症な性格で、大雑把な朱紗丸と度々口論になる。
不可視の矢印(ベクトル)を操る血鬼術「紅潔の矢」を用いる。始めは炭治郎を苦しめたが、愈四郎の視力を借りたことで見切られ、術を逆手に取られて敗死した。
首を斬られた際、炭治郎に術を仕掛けて相討ちを図ったが失敗に終わった。
那多蜘蛛山に住む鬼の一家
十二鬼月の1人・累の配下達。それぞれが母、父、兄、姉役を演じているが、累に恭順を示した鬼達が、言われるままに容姿を作り変えただけで血縁はない。
全員が蜘蛛や糸にちなんだ術を使用するが、元々は塁から力を分け与えられただけのもので、自身の血鬼術ではない。
「母」
那多蜘蛛山で最初に登場した鬼。糸を使って人間を操る血鬼術を持つ。元は少女の鬼。
母とは名ばかりで、家族の中で一番立場が低い。累に脅されて、怯える素振りを見せると頻繁に「父」の暴力を受けているようである。
那多蜘蛛山に入った鬼殺隊を操り同士討ちさせていたが、伊之助に位置を把握されたのち、炭治郎によって首を切られる。
その際一切の抵抗をせず、自ら首を差し出したため、安らかに命を絶つ水の呼吸・伍の型が使われた。
炭治郎が自分に向けた優しい眼差しから、人間だったころの記憶を思い出し、死に際に十二鬼月がいると注意を促して消滅した。
「父」
屈強な体格を誇る蜘蛛鬼。顔面のほとんどが蜘蛛で、家族の中で唯一人間の顔がわからない。また、人間としての理性や知能は低くなっている。突如癇癪を起して「母」に暴力を振るうらしく、彼女からは心底恐怖されている。
川底を殴れば底まで水が吹き飛び、太い丸太をバットのように振り回すなど、桁違いの身体能力を持つ。回復力も尋常でなく、作中では伊之助に切り落とされた右腕を、逃走し再び遭遇するときには治していた。
脱皮による強化が可能で、身体が一回り大きくなる。山中で伊之助を叩きのめし殺す一歩手前まで行くが、現れた冨岡に瞬殺された。
「兄」
「父」とは逆で、蜘蛛の体に人間の頭がついている人型ではない鬼。
自身の毒を受けたものを「蜘蛛」に変える血鬼術、および強酸性の毒液を吐き出すことができる血鬼術「斑毒痰(ふどくたん)」を持つ。
山中で善逸と交戦。事前に変形させておいた蜘蛛人間を使って、善逸に毒を注入する。毒が回って弱っていく中、突如雰囲気が変わった善逸に対して警戒しつつ迎撃を行うも、それすら凌駕する「霹靂一閃 六連」で瞬殺される。最後には、自身に何が起きたのか理解出来ないまま地に落ちた。
「姉」
白い着物を着た少女の鬼。掌から溶解性の繭を作りだす血鬼術「溶解の繭」を持つ。一見おとなしそうに見えるが、実は自分本位な自己中心な性格で嘘を平然と吐く。
元々強い鬼ではないため、累に捨てられることを恐れており、彼が禰豆子に興味を示した際は必死に自分が「姉」であることを主張する。
先遣隊の中で生き残っていた村田を、血鬼術の繭で包み溶かそうとしていたところ、胡蝶しのぶと遭遇。実力の差を見せつけられて命乞いをするが、嘘を見破られた挙句、拷問を拒絶して反撃しようとするも、鬼殺しの毒を盛られて死亡する。

用語[編集]

鬼殺隊関連[編集]

鬼殺隊(きさつたい)
政府非公認の組織であり、古より人々の間では「鬼狩り」と呼称され、隊員以外で「鬼殺隊」の名称が使われることはほぼ無く、敵味方問わず部外者からは一貫して「鬼狩り」と呼ばれている。
構成する隊員は数百名、剣士は十干(甲から癸)の階級が割り当てられている。さらにお館様と呼ばれる長、および「柱」と呼ばれる幹部級の隊士がいる。
鍛練で超人的な技を身に付けているが、あくまで生身の人間であるため傷つき痛みもある。
各地に散在する「育手」に訓練を受けた後、「鬼達が幽閉されている藤襲山で七日間生き残る」という試験に合格すると入隊が認められる。
隊員には「日輪刀」と隊服が支給され、人語を喋る「鎹鴉(かすがいがらす)」の伝令に従い任務に就く。
各地には鬼殺隊を支援する一族が存在し、その多くは鬼殺隊に命を救われた一族であり、藤の花の紋を目印としている(藤の家)。隊員であれば無償で怪我の治療や休息が受けられる。
隊服は洋装で、背に『滅』の文字が書かれている。特別な繊維で出来ており、雑魚鬼の爪や牙では裂くことすら出来ない。隊服の上から自前の羽織などを着用することが多く、特に厳しい規定はない模様。その一方、「鬼殺妨害」など鬼を見逃す行為は重大な隊律違反であり、即斬首という非情の掟も存在する。
政府非公認であるが故に、都会では表立って帯刀できないなど不便が生じる。
呼吸法
鬼を倒すため、鬼殺隊が身に付ける操身術の総称。著しく増強させた心肺活動により、一度に大量の酸素を血中に取り込むことで、身体能力を瞬間的かつ大幅に上昇させ、鬼と互角以上の剣戟を繰り出す。これを全集中の呼吸と呼び、剣技に用いて鬼の頸を狩る。
「日の呼吸」を開祖とし、そこから「水」「雷」「炎」「岩」「風」の基本五流派が派生、後にはさらに多くの流派に別れ、それぞれの特性に合った技を開発している。
日輪刀の色で、どの系統の特性が合っているのかある程度推測できる。
柱達は日中は無論のこと、睡眠中でさえ全集中の呼吸を継続している。よって、この「全集中・常中(じょうちゅう)」を会得することが、柱の実力に迫る最低条件となる。
日の呼吸法
始まりの呼吸。すべての呼吸はここから派生した。別の言い方をすれば、他の呼吸法はこれを真似た亜種にすぎない。炭治郎が持つ日輪が描かれた花札風の耳飾りが継承者の証であり、素質ある使い手には生まれつき額に赤い痣(あざ)があるとされる。戦国の世に実在した剣士で、竈門家の先祖とも縁がある。
ヒノカミ神楽
竈門家に代々伝わる神事だが、その呼吸法は「日の呼吸」に関連している模様。炭治郎が全集中の呼吸で剣技に使うと、水の呼吸を上回る威力を発揮するが、反動が強すぎて肉体がついていかない。ちなみに炭治郎の痣は、後天的な火傷と傷跡である。
水の呼吸法
修得している者は竈門炭治郎、富岡義勇、鱗滝左近次など。10の基本型がある。容れ物によって形を自在に変える水の如く、相手の攻撃を利用したり、いなしたりと、あらゆる状況に対応する技で鬼の頸を狩る。
義勇は10ある基本の型に加え、独自で編み出した自分だけの技である拾壱の型「凪」を修得している。また基本型を応用、組合せることでも技のバリエーションは増えていく。
炭治郎が二年掛けて修得したが、特性と資質が合っておらず、十二鬼月に使用すると通用しないばかりか、日輪刀が破損してしまう。
雷の呼吸法
修得している者は我妻善逸、善逸の師。基本型は全部で6つ。全容はまだ不明だが、善逸は壱ノ型を磨き続け、雷の如き神速の居合で鬼の頸を狩る。
獣の呼吸法
修得している者は嘴平伊之助。伊之助自身が我流で修得した呼吸法で、単純な斬撃、突きが目立つが、身体能力の高さと全集中の呼吸による強化により非常に高い攻撃力を誇る。伊之助は攻撃技を「牙」、探知法を「型」と呼称する。
蟲の呼吸法
修得している者は胡蝶しのぶ、栗花落カナヲなど。全容はまだ不明だが鬼にも見えない速度で多方向を斬りつける蝶ノ舞「戯れ」や、ものすごい速度で空中を移動する技がある。
炎の呼吸法
修得している者は煉獄 杏寿郎、煉獄槇寿郎。烈火の如く激しい突進技が多く、その踏み込みは走行中の列車をも跳ね上げる。「日の呼吸」に通じるため、「火の呼吸」と呼ぶことは固く禁じられている。基本五流派の中でも、日の呼吸との関連が深いようで、その資料が伝承されていた。
音の呼吸法
修得している者は宇髄 天元。斬撃を打ち込むごとに、轟音が響く。
柱(はしら)
鬼殺隊剣士の最高位。柱未満の隊員は死亡率が非常に高く、逆説的に鬼と戦っても死なない実力者である柱達は、隊を支える存在として君臨している。
世襲制ではなく、最も強い者がその地位に就く。現在「水」「蟲」「炎」「音」「岩」「恋」「霞」「蛇」「風」の9人の流派の剣士が柱となっており、各自「水柱」「蟲柱」…という位を授かっている。杏寿郎曰く特に歴史が深い「水柱」「炎柱」は常に君臨し続けていた。十二鬼月の下弦の鬼でも問題なく圧倒させる程戦える一方、上弦の鬼を100年以上の間倒した者はいないという。上弦を倒すのは炭治郎たちの代では音柱・宇髄天元が単独ではないものの初となる。
性格的には個性が強すぎる人物が多く、一般隊員や「隠」部隊からはひどく恐れられている。
継子(つぐこ)
各自の柱の直弟子。よほど優れた才能が認められなければ選ばれないという。作中では、蟲柱の継子として栗花落カナヲが選ばれている。
隠(カクシ)
鬼殺隊の非戦闘部隊。事後処理や支援を専門とする。剣の素質に劣るものが任に就くとされ、日輪刀を持たないことから入隊方法などは不明。黒子のような専用の隊服を着用する。剣士と比べ身分が低いということはなく、柱や継子は別格として、階級が存在しており「癸」の炭治郎とは対等に接していた。100話にて女性も存在する事が判明。
育手(そだて)
文字通り剣士を育てる者の呼び名で、育手はあちこちに存在しておりそれぞれのやり方で剣士を育てている。彼らの修行を受け、実力を認められた者が最終選別へと向かい鬼殺隊の剣士となる。基本的には鬼殺隊を引退した者がなる模様。善逸の師や、鱗滝は元・柱の育手であり、希少な存在とされる。
日輪刀(にちりんとう)
日光が蓄えられた鋼で造られた刀。陽光山で採取される猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)、猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)を原料に作られる。持ち主によって色が変わり刀としての特性が変わるため別名「色変わりの刀」と呼ばれる。通常の武器では殺せない鬼だが、日輪刀で「頸」を落とすことで絶命する(それ以外では斬首しても死なない)。
炭治郎のように刃が黒くなる者は数が少なく詳細が分からないため出世できない剣士だと言われている。
鎹鴉(かすがいがらす)
主に鬼殺隊本部との連絡に使われる鴉。各隊員に専任の鴉がついているが、善逸だけはなぜか雀である。伝令を人語で復唱するだけでなく、自意識で会話ができるほど知能が高い。外見上では区別できないが、それぞれ性格に若干の違いがある。炭治郎の鴉は口数が多く、たまに任務と関係のないことまで喋りだす[20]ので辟易することがある。善逸の雀は人語が話せない分苦労性。但し炭治郎は雀の言葉が判る。伊之助にも鴉はついているが、幾度となく食べられそうになったため身を隠すようになってしまった[12]
遊女
遊郭で働く女性たちの総称。貧しさや借金などで売られてきた過去を持つ者が殆どでたくさんの苦労を背負っているが衣食住は確保される。出世できれば裕福な家に身請けされることもある。
花魁(おいらん)
遊女の最高位。美貌・教養・芸事の全てを身につけている特別な女性。位の高い花魁には簡単に会うことさえできず、逢瀬を果たすため男たちは競うように足繁く花街に通う。

鬼関連[編集]

人間の体内に鬼舞辻無惨の血が入り込むと、人を食べる鬼に変貌する。飢餓状態になるとさらに凶暴化し、肉親でも殺して食べてしまう。通常は人間であったころの記憶は曖昧になり、本能が剥き出しになるとされる。
再生力が高く、たとえ首や手足がもげても動くことが可能で、老いや外傷で死ぬことはない。
共食いの性質があり、基本的に群れることはない。ただし鬼舞辻がそれを許すのであれば、十二鬼月・累のように圧倒的な力でほかの鬼を従える例外もありえる。共食いは故意に与えられた習性であり、実際には不死同士であるため殺し合いに意味はない。鬼舞辻に対する反乱者に徒党を組ませないための措置である。
致命的な弱点は日光と日輪刀。直射日光を浴びたり、日輪刀で頸を切られると、塵となり崩壊する。その際、失われた記憶や理性を取り戻すことも多い。
藤の花を嫌う習性がある。かなり強い鬼でも、藤の花で結界をつくられるとそこから出ることが出来なくなる。花の毒が染みついた道具に当たると、半日体が麻痺し、十二鬼月の鬼でさえ僅の間、動けなくなる。
基本的に人を多く食べた鬼ほど強くなり、「血鬼術」という異能を用いることができるようにもなる。また、肉体の形状を変貌させ化け物じみた外見となっていく。ただし、血肉の摂取には個体ごとに資質的な上限があり、それ以上は生理的に受け付けなくなる。
鬼舞辻は鬼たちに『呪い』をかけている。鬼が彼の名を呼んだりすることで呪いは発動して口封じを行う。
本作における「鬼」は、いわゆる「鬼退治」「吸血鬼退治」ものの諸設定を踏襲し、「太陽の光が弱点」「鬼舞辻無惨からのみ血液感染する」という設定となっている。
十二鬼月(じゅうにきづき)
鬼舞辻直属の十二人の鬼達。ほかの鬼に比べて実力が格段に高い。特に上弦の6人は鬼殺隊の「柱」をも倒す力を持っている。
「上弦」6人と「下弦」6人で分かれており、それぞれ「壱から陸の6つの数字」で位付けされている。「上弦の壱」が一番強く、「下弦の陸」が最も弱い。下弦の鬼は左瞳のみに漢字2文字が刻まれ(例:下陸、下伍)、上弦の鬼は片方の瞳に「上弦」の文字、もう片方の瞳に「数字」が刻まれる。また十二鬼月間での入替戦とされる通称「血戦(けっせん)」という制度が設けられており、強さを証明することで階級が変動しより上の位が手に入る。
作中時期の上弦・下弦の間で実力の差がかなり大きく、上弦6人は過去100年以上顔ぶれに変化は無いが、下弦は鬼殺隊に倒されたり、鬼舞辻に成長が見込めないと判断されて切り捨てられたりするので入れ替わりが激しい。
累が敗北したことから、「下弦」は存在自体を見限られ鬼舞辻に粛清される。粛清から生き残った魘夢も炭治郎達の闘いに敗れ、「下弦」は壊滅した。
血鬼術
鬼がもつ不死性や怪力とは別に、各個に発現するいわゆる「異能力」。
複数の能力が発現することもあり、血を媒介にほかの鬼に能力を分け与えることも出来る。
人間であったころの未練やこだわりが強く反映され、鬼の深層意識に深い関わりがある模様。
青い彼岸花
鬼舞辻が上弦たちに捜索させている謎の花。
任務の重要度も鬼殺隊の殲滅、産屋敷の家の捜索などに並ぶ重要事項にされている。

地理[編集]

那田蜘蛛山
累が根城としていた山。
吉原 遊郭
別名「花街」。男と女と見栄と欲、愛憎渦巻く夜の街。美貌が価値基準。一つの区画で街を形成する。街の中には客がつかなくなったり病気になった遊女が送られる切見世や、妓夫太郎や堕姫の生まれた遊郭の最下層の羅生門河岸が存在する。
刀鍛冶の里

書誌情報[編集]

本編に加えて、おまけラフ「大正コソコソ」、ジャンプGIGA掲載の出張4コマ漫画、巻末のおまけ「中高一貫!!キメツ学園物語」などが収録されている。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ ツイキャス「スクールオブジャンプ」2017年2月13日配信より
  2. ^ 2017年3月23日 毎日新聞地方版より
  3. ^ 9巻帯にて。電子版含む
  4. ^ a b c d e 年齢初出 ツイキャス「スクールオブジャンプ」2016年10月31日配信より 読者の質問に対する返答
  5. ^ 週刊少年ジャンプ2018年23号付録「ジャンプヒーロー背くらべポスター」より
  6. ^ 幼い頃、弟をかばってできた火傷跡に、最終選別において同じ個所に傷を負い色濃くなった。
  7. ^ 鱗滝が制作したもの。「桐雲杉」(きりくもすぎ)で作られ「岩漆」(いわうるし)で固めてあるため、軽くて丈夫に出来ている。
  8. ^ ジャンプGIGA 2017Vol.4掲載、番外編より
  9. ^ 単行本6巻オマケページより
  10. ^ 右半分が色付きの無地、左半分は錆兎の着物と同じ柄
  11. ^ ツイキャス「スクールオブジャンプ」2017年1月16日配信より 読者の質問に対する返答
  12. ^ a b 単行本5巻オマケページより
  13. ^ 藤の花が主な原料
  14. ^ 年齢初出 ツイキャス「スクールオブジャンプ」2017年1月16日配信より 読者の質問に対する返答
  15. ^ 内容は「おにごっこ」と「薬湯の掛け合い」
  16. ^ 番外編、単行本7巻収録
  17. ^ 姓初出、単行本7巻オマケページより
  18. ^ 単行本8巻オマケページより
  19. ^ 名称初出 単行本4巻オマケページより
  20. ^ a b 初出ジャンプGIGA2016vol1オマケ4コマ 単行本3巻収録
  21. ^ 分身・分裂の類であり、別個体ではない

出典[編集]

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

外部リンク[編集]