成田国際空港

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成田国際空港
Narita International Airport
The night view of Tokyo Narita Airport Terminal 1.JPG
Departure lobby of Tokyo-Narita Airport Terminal 2.JPG
IATA: NRT - ICAO: RJAA
概要
国・地域 日本の旗 日本
所在地 千葉県成田市
母都市 東京
種類 民間・商業
運営者 成田国際空港株式会社
運用時間 6:00 - 23:00(例外24:00)
開港 1978年5月20日
標高 43 m (141 ft)
座標 北緯35度45分55秒 東経140度23分08秒 / 北緯35.76528度 東経140.38556度 / 35.76528; 140.38556座標: 北緯35度45分55秒 東経140度23分08秒 / 北緯35.76528度 東経140.38556度 / 35.76528; 140.38556
ウェブサイト http://www.narita-airport.jp/jp/
地図
成田国際空港の位置
成田国際空港の位置
NRT
成田国際空港の位置
成田国際空港の位置
NRT
成田国際空港の位置
成田国際空港の位置
NRT
成田国際空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
16R/34L IIIb 4,000×60 アスファルト
16L/34R I 2,500×60 アスファルト
リスト
空港の一覧
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第1ターミナル
第1ターミナル
第2ターミナル
第2ターミナル
第1ターミナル北ウイング
第1ターミナル北ウイング
第2ターミナル到着階
第2ターミナル到着階
第3ターミナル
第3ターミナル

成田国際空港(なりたこくさいくうこう、: Narita International Airport)は、千葉県成田市の南東部、三里塚地区にある国際空港である。首都圏に発着する国際線や、主要都市への国内線航空便が発着する、空港法4条で法定されている空港で、航空法上の混雑空港IATAのWSGで最も混雑レベルが激しい「レベル3」[1])である。

かつての正式名称は「新東京国際空港」であったが、2004年平成16年)4月1日成田国際空港株式会社法が施行され、空港を管理する新東京国際空港公団 (New Tokyo International Airport Authority, NAA) が、日本国政府による100%出資で設立された成田国際空港株式会社 (Narita International Airport Corporation, NAA) に改組し民営化(特殊会社化)されたことに伴い、改称された。「NAA」の略称は、旧公団時代から引き継がれたものである。

日本国内では、上記の改称以前から広く「成田空港」もしくは単に「成田」という呼び方が定着している。また、国際的な視点から見ると、日本国の首都である東京の国際空港として機能しているため、千葉県内に空港が所在しながらも便宜上「東京成田」(: Tokyo-Narita)あるいは単に「東京」と呼ばれることもあるが、東京国際空港(通称:羽田空港)と区別するため、後者のみの呼称は避けられている。

目次

概要[編集]

  • 開港:1978年5月20日
    • 航空機発着回数:232,182回[2](日本第2位、1位は東京国際空港(羽田))
    • 航空旅客数:37,328,213人[3](日本第2位、1位は東京国際空港(羽田))
      • 国内線 6,720,743人
      • 国際線 30,607,470人
      • うち日本人 13,079,910人
      • うち外国人 12,499,430人
      • うち通過客[4] 5,028,130人
  • 航空貨物取扱量:2,035,968トン[5](日本第1位)

飛行場施設[編集]

  • 空港敷地面積:1090ha(計画1,151ha):(日本第2位、1位は東京国際空港(羽田))
  • 滑走路
    • A滑走路:16R/34L, 4000×60m(16R・34LともILSを装備、16RはCat III b)
      • 着陸帯 ‐ 4120×300m
    • B滑走路:16L/34R, 暫定2500×60m(16L・34RともILSを装備)
      • 着陸帯 ‐ 2620×150m(暫定。当初計画 2620×300m)
  • 誘導路:延長 約25.5km 幅30m(一部23m、暫定計画を含む。計画延長は約34.2 km、計画幅は30m)
  • 航空保安無線施設
    • ILS 4式(計画 ILS 6式)
    • VOR/DME 2式(A滑走路:成田VOR/DME、B滑走路:北総VOR/DME)
  • エプロン:面積 約218ha(計画面積は約260ha)
  • スポット:137スポット(工事により一部閉鎖中のものを含む)(計画は143スポット)
  • 運用時間:24時間
  • 利用時間:6:00 - 23:00(例外24:00)(人間の生活時間帯に制限)
  • 誘導路の延長・エプロンの面積の推移は「誘導路の延長とエプロンの面積の推移」参照

空港機能[編集]

2010年時点での全体計画図(詳細は成田空港レイアウト

日本を代表する空の玄関口(ハブ空港)の一つであるが、後述する歴史的経緯(別項成田空港問題を参照)により、開港後35年以上経過した2016年現在も、建設計画自体が完了していない。開港後の拡張工事も進まず、騒音問題から23時〜6時 (JST) の離着陸禁止や[6][7][8]東京都区部からのアクセス時間の長さ、国内線乗り入れ便数の極端な少なさなどの問題もあり、羽田空港の再拡張や再国際化や24時間運用が進められた。これに対し、成田空港も京成成田空港線の開業によるアクセス向上や、発着枠の拡大、23時〜24時の例外的離着陸容認などで、競争力を高めようとしている[8]

1992年の第2ターミナル完成に伴い、管制塔からの航空機視認性が悪化するため、新たな管制塔が造られ、旧管制塔から航空管制業務を引き継いだ。旧管制塔は「ランプタワー」として、地上管制業務の一部を行う施設となった。

A滑走路[編集]

A滑走路(第1滑走路)は、関西国際空港の第2滑走路 (06L/24R) と並び、日本国内では最長の4,000m滑走路を有している。しかし、1978年(昭和53年)5月20日の開港以降も、A滑走路34L南端から約800mの位置に、反対派の「団結小屋」が建つ未買収地が234m2残っていたため、アプローチ帯を建設できず、本来そこにあるべき進入灯を、A滑走路南端から内側へ750mにわたって設置せざるを得ず、34Lへ着陸する場合は、実質3,250mの滑走路としてしか利用できなかった。

その後、当該範囲の土地取得により、2009年度(平成21年度)から、本来の滑走路内にある進入灯を、アプローチ帯造成と伴に移設する工事を行い、開港から34年後の2012年(平成24年)12月13日に、4,000mの滑走路として本来の運用をようやく開始した[9]

B滑走路[編集]

B滑走路(第2滑走路)は、2002年5月に開かれた日韓ワールドカップに間に合うよう、同年4月18日に、当初計画の長さより短い2,180mの平行滑走路として暫定的に供用開始された。これは滑走路の用地買収が進まず、34R付近にある反対派住民の住居などを避けるため、B滑走路の一部を計画時より北16L側に延伸させたためである。延長が短いためB滑走路の離着陸には制約が設けられ、重量の大きなボーイング747以上の大型機と貨物を含む長距離国際線には使用できず、中小型機と国内線・近距離国際線のみに使用された。

本来の長さである2,500mへの延伸は、横堀地区にある反対派の敷地を避けるため、条件賛成派の土地を買収して、空地となった16Lを西方向へ320m延長する案が提示された。2006年8月開催の100回に及ぶ公聴会意見を踏まえて、同年9月11日に当時の国土交通大臣北側一雄がこの案を認可し、2009年10月22日から2,500mでの供用が開始された(方角と大臣姓双方の語句から俗に北側延長と言われている)。そのため、進入灯東関東自動車道の上を通っている。

供用開始時期は、当初2010年3月としていたが、2009年3月23日に発生したフェデックス80便着陸失敗事故の影響を受け、成田国際空港会社と国土交通省が協議をした結果、前倒しでの実施となった。詳細は「歴史」の節を参照。B滑走路では2,500m化に伴い、重量が大きく長い離着陸滑走距離が必要になる貨物機ボーイング747-8エアバスA380An-225を除いた)大型機の着陸が可能となった。また、長距離国際線ではアメリカ西海岸地域やモスクワへ向かう直行便が離陸できるようになった。

しかしB滑走路に並行する西側誘導路の一部が、空港反対派民家とその所有地を避けるため、滑走路側に向かって「への字」に湾曲していた。このため、この部分を走行する航空機は、離着陸機の滑走に合わせて一時待機を余儀なくされていた。これを解消するため、成田空港会社はすでに用地収得済みの「への字」部分について、カーブを緩やかにする改修工事を2010年11月末までに完成させ、2011年3月10日より一時待機は廃止された。これにより滑走路との安全距離が確保され、誘導路上での一時待機がなくなり発着効率が大きく向上した。

2009年7月30日には、B滑走路東側に新誘導路が供用開始され、東側誘導路は「離陸(出発)機専用」・西側誘導路は「着陸(到着)機専用」となり、誘導路の使い分けにより離陸までの時間短縮が可能になった。これにより、第2旅客ビル北側において着陸機がある時に行っていたB滑走路へ入るホールド(待機)は廃止され、ホールドスポットも廃止された。また2012年度末に新たにB滑走路西側誘導路と第2旅客ビル地区とを結ぶ誘導路増設工事を進めていたが、2013年3月7日より、約720メートル延長された新誘導路と横堀地区エプロンを供用開始した[10][11][12]

新西誘導路の供用開始により、第2旅客ターミナルビルのサテライトから出発した航空機が、B滑走路南端から離陸する場合、従来の東側誘導路を通るより走行距離が約1,800m短縮され、所要時間も約220秒短縮されたことにより、2本の滑走路の発着数が、1時間当たり58回から64回に増え、年間発着枠も25万回から27万回に拡大された[10][11][12]

2016年9月には、現在2,500メートルの滑走路を、更に成田市側の北側に16Lを1,000メートル延伸し、B滑走路を3,500メートルに延伸する計画が提示された[13]

C滑走路[編集]

C滑走路(第3滑走路)は、横風用滑走路として長さ3,200m・幅60mとして計画[14]されていたが、建設工事は中止され、C滑走路用地はC誘導路として使用されている。

横風用滑走路が整備された場合、強い北風・南風の際の着陸が容易になり、離着陸の遅れの減少、発着の効率性の向上・発着枠の増大が期待できた。

しかし、空港反対派の熱田派はC滑走路用地内から撤退したものの、C滑走路用地内に別の空港反対派の所有地や、空港反対派支援者・協力者の一坪運動共有地が多数存在しており、またC滑走路南側部分の航空機整備施設区域に接している所には、駐機スポットが7スポット(512番、511番、510番、509番、508番、507番、506番)増設されている。

誘導路を滑走路として再整備を行う際は、これらの7駐機スポットを撤去し、代替の駐機スポットの用地が改めて用意する必要があった。またC滑走路南側延長線上の山武市富里市および北側延長線上の成田市大栄地区(旧大栄町)が飛行コース下になることから、新たな騒音問題が発生する可能性があった[15]

2009年(平成21年)9月17日、成田国際空港会社はC滑走路上の6件の一坪共有地について訴訟を起こし、2013年(平成25年)4月25日、2件54人の地主に対して最高裁が持ち分売却を命ずる判決を下し、一連の裁判は4か所で空港会社の勝訴、2か所が和解で終結した[16][17][18]

事実上反対運動なども終結し、2015年(平成27年)11月には、C滑走路建設に向けて、地元主導での説明会及び政策懇談会の結果を踏まえて決定された、千葉県と担当省庁及び成田国際空港周辺地元9市町の代表者及び「成田国際空港会社」(NAA)が11月27日に開いた4者間協議会で、第3滑走路となる「C滑走路整備の原案(3,500m案)及び第2滑走延伸」が提示された。C滑走路は、東関東自動車道とともに、関東地方全域からのアクセス向上に寄与している首都圏中央連絡自動車道周辺に造成することとされ、具体的な候補地策定作業が進められている[19]

2016年(平成28年)9月には、従来の横風用滑走路としてのC滑走路建設計画は正式に撤回された。

新平行滑走路(計画中)[編集]

新平行滑走路として、横風用滑走路を撤回し、山武郡芝山町にB滑走路から420メートル東に離れた場所に、第3滑走路をB滑走路34Rの先端から南へ平行する形で、滑走路・誘導路を設置する計画変更を発表した[13]

設置変更の理由として、航空機およびその搭載航法装置、地上支援機器などの発達によって、横風・強風等でのダイバートが大幅に減少したためで、成田国際空港株式会社によれば、横風・強風を理由とする、成田空港へのダイバートは、2006年(平成18年)から2015年(平成27年)の10年間で0.03%と極めて少なく、横風用滑走路の必要性は極めて低下していた。そのため平行滑走路を増設、併せてエプロンおよび諸施設の拡大による、成田国際空港の機能強化へと用途変更することとなった[13]

新平行滑走路の建築を含めた成田空港の機能強化については、成田空港に関する四者協議会国土交通省千葉県、空港周辺9市町、成田国際空港株式会社で構成)で話し合いが行われ、成田空港の機能充実と地域の共生を両立させながら計画されている。

諸問題[編集]

運用・環境面の問題[編集]

成田国際空港株式会社は、B滑走路2,500m化の2010年以降年間発着回数を、現在の1.5倍にあたる年間30万回にする試算を「成田国際空港都市づくり推進会議」に提示している。

その実現に向けては、課題が山積している[20]ものの、平行同時離陸や利用時間延長を容認することなどで、将来実現するものと考えられている[21]

この構想には、世界とりわけ東アジアでの国際ハブ空港としての地位低下防止と競争力強化、容量不足緩和の狙いも含まれている。また、国土交通省と成田国際空港会社で、25万回に増やす検討がされているという報道もある[22]

2010年10月13日に開催された成田空港に関する四者協議会で、成田空港の容量拡大(30万回)に係る確認書が締結された[23]。空港会社は、年間発着能力を、最速で2011年度中に25万回、2012年度中に27万回、2014年度中に30万回に拡大させる方針である[24]

なお、周辺地域住民への環境配慮も必要で、成田空港では開港以来、住宅などの防音工事に400億円超、電波障害対策に200億円超など、合計3,200億円超の環境対策事業を実施しており、今後も実施され続ける予定である。法律面でも公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律(騒防法)や特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法(騒特法、事実上成田空港を対象とした騒音地区の住宅等の建設を制限や補償する法律)に基づき、環境対策を実施している。

2010年3月28日より、基本的にA滑走路を離陸専用、B滑走路を着陸専用とする使い分けが行われていた。2011年10月20日より同時離着陸方式が導入され、両滑走路とも離着陸併用となった[25]。2012年10月現在では、運航ダイヤがピークとなる午前、午後の合計約2 - 3時間程度、同時離着陸が行われている。

ただし、管制官の目視によって航空機の状況を確認するため、雨天など悪天候時には同方式での運用は停止される。しかし、2012年度中には航空機の監視装置が導入され、悪天候時でも同時離着陸運用が可能となる[26]。なお、An-124An-225ボーイング747-8エアバスA380等の大型機や貨物機はA滑走路への着陸となる。

また、6時以前、23時以降の離着陸を禁止する「夜間離着陸制限」が開港以来設定されてきたが、2013年3月31日に、“門限”を悪天候などの場合に限り午前0時まで延長する、と緩和された[8][27]。さらに、夜23時までの運用時間を深夜1時まで3時間延長し、朝6時の運用開始時間も朝5時に前倒しする案を提示しているが、全日本空輸の篠辺修社長は、成田空港を「全体のスロットに余裕があるのと、欲しい時間帯にスロットがない問題が同居している」と現状を指摘している[28]

また機長から「シケイン」と呼ばれる曲がりくねった見通しの悪い誘導路や、昼11時や夕方17時以降の成田発着枠が既に満杯であり、夜22時台は騒音問題からA滑走路とB滑走路各10回ずつ、計20回までの便数発着制限を設定されており、その影響で夜21時台の離発着回数も自主規制されており、運用時間など制約の多い成田空港より、制約の少ない24時間運用の羽田空港が航空会社に重視され、航空便が移管される傾向が続いている[28]

警備・検問・入場制限[編集]

成田国際空港の自動車検問所

日本の空港では2015年3月まで唯一、世界首都空港としても稀である「検問制度」が実施されていた。外国人を含む空港施設への入場者全員に「セキュリティチェック」と称して、検問所での身分証明書の提示が課せられていた。また、専門の警察機動隊である「千葉県警察成田国際空港警備隊」(空港警備隊 千葉県警察の部内呼称は「空警隊」)が検問所とターミナル内に常駐、巡回しており、世界的に見ても異例の厳重警備が敷かれ[29]戒厳令空港”と呼ばれることもあった。[要出典]

これは、日本国政府が新空港建設を強行した開港までの歴史的経緯(三里塚闘争成田空港管制塔占拠事件など)より、新左翼過激派によるゲリラ活動を抑止することが目的だった。その後の成田空港手荷物爆発事件アメリカ同時多発テロブリュッセル空港爆破事件などのテロ事件の発生により、主な目的は、不特定多数が集まるターミナル施設でのテロリズム警戒に変化している。

入場に際しては、空港会社の警備員パスポートなど身分証明書を確認、旅客の場合は航空券の提示を求められる場合もあった。空港内店舗の従業員については社員証が必要(関係者専用の検問レーンがある)。情勢によっては抜き打ちでカバンなど手荷物を開梱して、荷物検査をされる場合があった。

なお、反対派による集会が空港周辺で行われることが予想される場合は、従業員と旅客以外(送迎・空港見学・店舗利用など)の空港施設への立ち入りが、原則として禁止された。その場合は、対象者以外は検問所で引き返す形式だった(旅客が外国人であったり、介添えを要するなど特段の事情がある場合の送迎入場は許可された)。

日程が判明し次第、検問所への黄色い立て看板の設置と公式ウェブサイトの「トップページ」上、新聞の「政府広報」広告、首都圏のJRおよび京成電鉄の各駅券売所で告知がなされた。2000年代以降は、反対派勢力が少数派となっているため、年数回に留まっていたが、反対派敷地を空港会社へ明け渡しを求める絡みの裁判(審議・判決)が行われた直後に行われる傾向があった。2010年(平成22年)を最後に、反対派による集会等が行われていても、入場規制は行われていない。

空港第2ビル駅出口の旧検問所

検問所は、鉄道駅(成田空港駅空港第2ビル駅東成田駅)の出口改札(駅を出た時点で空港敷地内にいることになるため)と、空港施設に入る全ての道路上(新空港インターチェンジ出口に隣接する「第1ゲート」、国道295号沿いの「第2ゲート」、千葉県道106号八日市場佐倉線千代田交差点の「第5ゲート」他)に設置されていた。路線バスやリムジンバスと一部のホテル送迎バス・スカイライナーなどでは車内放送で空港到着前に「身分証の提示をお願いします」あるいは「空港での検問があります」とアナウンスされていた。

鉄道駅では、旅客機搭乗時の保安検査場と同様のレーン(列)式のものであり、荷物検査が伴わなければ、身分証明書提示のみの短時間で完了した。空港従業員と、それ以外の一般にレーンが区別されていた。

自動車では、空港の制限区域入口の道路上に、有料道路料金所と同等の施設があった。全ての車(マイカータクシーホテルや私設駐車場の送迎車・リムジンバスを含む路線バス貸切バス・貨物トラックなどの事業用車)が、一時停車しなければならなかった。運転者は警備員に運転免許証パスポート・職員証などを提示し、他に同行者や乗客がいる場合は、一人ずつ警備員が身分証明書を目視で確認した。

バスの場合は、警備員が車内に乗り込んで確認。自家用車やタクシー・トラックの場合は、一台ずつで車体の底面を検査されたり、トランクや荷室を開けるよう要求される場合があった。このため、敷地への乗り入れが多く混雑している際や、バスでの全員の確認には3 - 10分程度の停車時間を要した。

空港周辺をパトロールする機動隊の輸送車と遊撃警戒車

なお、道路上の検問所(ゲート)では、自動車が制止を振り切り、ゲートのバーを突破(破壊)した上で、施設内に不法侵入する事件が幾度か発生している。

  • 2005年(平成17年)11月、侵入後に施設外へそのまま車で逃走した当時30歳代の男(単独犯)をパトロールカーが追跡、佐倉市内で追い付いて職務質問を行おうとした警察官2名を男が刺し、警察官の1名が殉職した。開港後の警察官の殉職は、これが唯一である。男は「飛行機の写真を撮るつもりだった」と供述しており、2006年9月に千葉地方裁判所無期懲役判決が下された。(→#年表
  • 2010年(平成22年)9月には、侵入後に車を乗り捨て、行方を眩ませる事件(侵入者は行方不明)も発生している。

また、芝山鉄道芝山鉄道線では、常に空港警備隊所属の制服警察官複数人が往復乗車し、鉄道車両内の警戒に当たっている(当該項目参照)。警備情勢によっては、京成成田空港線のアクセス特急などの空港連絡鉄道にも、千葉県警察の制服警察官が空港駅と途中駅の間を往復乗車し、同様の警戒に当たることがある。

2015年(平成27年)3月30日正午から、ナンバープレート顔認証システムができる監視カメラが設置され、入場時の検問は廃止された(次項参照)。

警備体制の見直し[編集]

前述の警察による空港警備隊とは別に、NAAでも警備組織を子会社に置いて施設警備に当たっている。その人件費は2005年(平成17年)で94億円など、年間100億円近くになる。こうした警備費は空港経営に深刻な影響を及ぼしている。

2000年代後半には、検問警備維持費の負担に苦慮していることや改札検問による旅客流動の遅滞化、車両検問による渋滞発生などの事例が問題視されていた[29]京成成田空港線が開通する2010年平成22年)7月を目処に、監視カメラの活用など警備の機械化を推進して改札検問を廃止し[30]、他の検問についても順次縮小か廃止の方向を検討していたが[30]、当時点では正式に決定されておらず、2012年(平成24年)10月時点でも、従来通りの状態となっていた。

2012年平成24年)9月27日、NAAは定例記者会見で、現在の警備体制の見直しについて「速やかに関係機関と協議したい」と、前向きに取り組む方針を表明し、すでに警備当局と事務レベルの協議を始めたことを明らかにした[31]

この背景には、2012年夏以降にジェットスター・ジャパンエアアジア・ジャパンなどの格安航空会社が就航したり、羽田空港の再国際化による競争激化が挙げられている[32]

千葉県警察本部長は、科学技術の高度化などを例に挙げ、現行と同様な警戒体制を持つ機械警備の導入という形により、検問体制の見直しに前向きな姿勢をとった[33]。そして「ノンストップゲート」化に備えた警備システムの導入により、2015年平成27年)3月30日正午をもって検問は全面廃止となった[34][35][36]

なお、早朝に到着するバスで空港ターミナルビルに入館する場合[37]、社会情勢次第では入場時に身分証明書の提示を求めることもある。

このように、厳重な警備体制が敷かれている成田空港であるが、過激派の三里塚闘争がほぼ沈静化された現在、空港ターミナルビル内で発見される「不審な荷物」の大半は、置き忘れや所有者の都合で置きっ放しにされる物であり、年間100件近く出動する爆発物処理班の出動も、徒労に終わるケースがほとんどである。このため、空港警備隊は「空港内では荷物から決して離れないで」と、旅行者や利用者に注意を促している[38]

貿易港としての機能[編集]

成田空港の2004年(平成16年)度の輸出額は10兆6572億円、輸入額は10兆2978億円と、金額で国内第1位の貿易港である。輸出入品目としては、コンピュータなどの事務用機器、半導体集積回路など軽量で付加価値の高い機械機器等が中心となっている。

  • 主な輸出品目(平成16年度):半導体等電子部品 (17.4%)、科学光学機器 (9.4%)、映像機器 (8.2%)、事務用機器 (6.8%)、音響・映像機器の部分品 (4.0%)
  • 主な輸入品目(平成16年度):事務用機器 (15.6%)、半導体等電子部品 (14.5%)、科学光学機器 (7.9%)、音響・映像機器(含む部品)(4.3%)、医薬品 (3.6%)

また、成田空港には、マグロなど魚介類の輸入通関が多く(平成23年度3万7916トン)、成田漁港の別名がある[39]

サービス施設使用料[編集]

国際線(出発のみ)、国内線旅客に対し、空港使用料として、旅客サービス施設使用料(PSFC)、旅客保安サービス料 (PSSC) を、航空券の発券の際に合算徴収している[40]

  • 国際線
    • 旅客サービス施設使用料 (PSFC) 出発客: 大人2,090円 小人1,050円(第1・2ターミナル)
    • 旅客サービス施設使用料 (PSFC) 出発客: 大人1,020円 小人510円(第3ターミナル)
    • 旅客サービス施設使用料 (PSFC) 乗継客: 大人1,050円 小人520円(第1・2ターミナル)
    • 旅客サービス施設使用料 (PSFC) 乗継客: 大人510円 小人250円(第3ターミナル)
    • 旅客保安サービス料 (PSSC):520円
  • 国内線
    • 旅客サービス施設使用料(PSFC) : 大人440円 小人220円(第1・2ターミナル)
    • 旅客サービス施設使用料(PSFC) : 大人380円 小人190円(第3ターミナル)

従来は、国内線旅客に対しては無料であったが、2015年(平成27年)4月8日の第3ターミナルオープンに伴い、国内線でも徴収することになった[41]

歴史[編集]

新空港建設の検討[編集]

1960年代になると、大型ジェット旅客機の増加に加え高度経済成長により年々増大する国際輸送における航空機の重要性が高まったため、滑走路の拡充による発着能力の向上が望まれた。加えて、1960年代中に就航すると予想され、日本航空も発注した超音速旅客機「コンコルド」の就航による滑走路の長大化も求められた[42]。そのため、羽田空港の再拡張により航空需要に対応しようと検討が開始されたが、

  • 羽田空港の沖合に拡張した場合、東京港の港湾計画との調整が極めて難しい。
  • 当時の港湾土木技術では不可能であった。
  • アメリカ空軍管制区域(横田飛行場上空の「横田ラプコン」)などとの兼ね合いから、航空機の離着陸経路の設定が著しい制約を受ける。
  • 仮に拡張できたとしても、空港の処理能力は20% - 30%程度の増加に留まる。

などの理由から[43]、羽田空港の拡張のみでは長期的航空機輸送需要に対応できないことが判明した。

新空港建設と反対運動[編集]

このため、1962年より新たな東京国際空港の候補地についての調査が開始され、当時の運輸省1965年6月1日に成立した「新東京国際空港公団法案」をもとに、「新東京国際空港」として新東京国際空港公団を中心に新空港を建設するための候補地の検討に入った。候補地としては、

などが挙げられた後で[44]、最終的に佐藤栄作内閣中村寅太運輸大臣)は、建設予定地を千葉県成田市三里塚に変更することを1966年7月4日閣議決定した。これは、国有地である宮内庁下総御料牧場や県有林、またその周辺の土地は、戦後開拓農民(その多くは満州国沖縄県からの引き揚げ者)のものであったため、用地買収は容易に進むと考えたからである[45]

しかし地元農民の一部は、買収に伴う移転や騒音問題から空港建設に猛烈に反発し、「三里塚芝山連合空港反対同盟」を結成し反対活動を開始した。さらに日本の新左翼が支援を開始し、激しい実力行使やゲリラ闘争が行われた(三里塚闘争)。用地買収が停滞したため、政府は1971年土地収用法に基づき2回に亘る行政代執行を行い、1期工事の用地を取得した。この際、警備の警察官3名が反対派による襲撃を受け殉職した(東峰十字路事件)。また、反対派は岩山鉄塔を建てて対抗したが、1977年5月6日に撤去された。これに抗議する集会で反対派と機動隊が激突し、反対派支援者1名が死亡した(東山事件)。また反対派によって芝山町長宅前臨時派出所が襲撃され、警察官1人が殉職した(芝山町長宅前臨時派出所襲撃事件)。

開港予定日の4日前に当たる1978年3月26日、敷地内に反対派ゲリラが乱入、管制塔への侵入を許してしまい、管制機器を破壊された(成田空港管制塔占拠事件)ため、開港が5月20日まで延期となった。関連して1978年5月5日には京成電鉄の特急「スカイライナー」用AE形電車宗吾車庫放火され、1両が焼失したほか、数編成が被害(後に復旧)を受け、ダイヤグラムに支障を来たした(京成スカイライナー放火事件)。開港後も過激派の活動が続き、警察は厳重な警備を敷いた。

福田赳夫内閣は「この暴挙が単なる農民の反対運動とは異なる異質の法と秩序の破壊、民主主義体制への挑戦であり、徹底的検挙、取締りのため断固たる措置をとる」と声明を出し、「新東京国際空港の開港と安全確保対策要綱」を制定した。この管制塔襲撃事件を契機に、空港の安全確保のため、千葉県警察本部警備部に新東京国際空港警備隊が発足し、現在の千葉県警察成田国際空港警備隊に至っている。

開港後[編集]

1978年昭和53年)5月20日に開港したものの、それ以後も反対派によるテロ・ゲリラ事件などが多発し、特に1985年(昭和60年)10月20日には、千葉県成田市の三里塚交差点で、極左グループと警視庁機動隊が衝突した事件が発生したり(「10.20成田現地闘争」)、千葉県収用委員会の会長が、千葉市で襲撃された事件(千葉県収用委員会会長襲撃事件)が発生した。

これらの事件により、正常な運営、あるいは二期工事の着工さえおぼつかない状況に陥ったが、1991年平成3年)11月から隅谷三喜男東京大学名誉教授のほか4名の学識経験者(隅谷調査団)主宰の下「成田空港問題シンポジウム」が15回に渡って開催され、引き続き1993年(平成5年)9月から12回に渡って開催された「成田空港問題円卓会議」で、今後の成田空港の整備を民主主義的手続きで進めていき、日本国政府千葉県は、土地収用法による土地の強制収用を永久に放棄することが確認された。

円卓会議の結論を受け、最終的には1995年(平成7年)に、当時の内閣総理大臣村山富市が日本国政府を代表して謝罪、これを地元が受け入れ、その後二期工事への用地買収に応じる地主が出てきた。懸案の二期工事のうち「平行滑走路」については、1996年(平成8年)には、未買収地を避ける形で暫定滑走路を建設する案が計画され、建設前には約100回にも及ぶ地元説明会が実施され、2002年(平成14年)に暫定供用開始した。

隅谷三喜男団長を始めとする中立委員の努力や、日本国政府の謝罪などもあって、反対派住民の態度も次第に軟化した。その結果、反対運動に乗じて、単に違法かつ過激な反政府活動を行っていただけであった反対派は逆に完全孤立化し、事態は収束に至っている。

ドイツミュンヘン空港は、このような紛争を避けるため、徹底して成田国際空港の事例を研究し、反対派を十分に説得した上で空港建設されている。日本でも、成田国際空港での経験を基に、後に建設された関西国際空港中部国際空港の大規模国際空港は、騒音問題や土地収用問題などが発生しにくい、郊外の海上を埋め立てて造られるようになった[46]

年表[編集]

空港開設まで[編集]

成田空港の開港[編集]

ローマ字で「成田」と書かれている。成田国際空港A滑走路中心付近

1980年代[編集]

  • 1980年(昭和55年)10月18日:過激派が京成電鉄高砂検車区、京成上野駅、京成電鉄宗吾検車区に停車中のスカイライナーに時限発火装置を仕掛け、一部炎上させる。
  • 1981年(昭和56年)
    • 3月16日:鹿島港から土屋燃料中継基地に向かっていた燃料輸送列車が、千葉県神崎町内で過激派に襲撃、放火される。幸いジェット燃料には着火しなかった。
    • 5月11日茨城県鹿島町(現・鹿嶋市)内で鹿島線の橋桁(第2宮中架道橋)が溶接機で切り取られているのが見つかる。
  • 1982年(昭和57年)3月13日:中核派によって、国鉄鹿島線、国鉄成田線、国鉄総武本線などの信号ケーブルが切断される。また、国鉄西船橋変電所が時限発火装置によって爆破され、空港用航空燃料輸送列車の運行停止を招く。そのため、県内の列車運行に大きな乱れが生じた。
  • 1983年(昭和58年)
  • 1984年(昭和59年)
    • 6月23日:開港以来の国際旅客5,000万人達成。
    • 8月1日:航空燃料A系パイプライン供用開始。(1日あたり2万2,000 kl、年間最大800万 kl)
    • 11月14日:燃料パイプライン1本が、過激派の襲撃によって停止する。
  • 1985年(昭和60年)
  • 1986年(昭和61年)
  • 1988年(昭和63年)
    • 3月19日:開港以来の国際旅客1億人達成。
    • 5月:運輸大臣石原慎太郎が、成田新幹線成田空港駅を視察し、成田空港高速鉄道の整備を指示。
    • 9月21日:成田空港の土地問題を担当する千葉県収用委員会会長が、千葉市内の帰宅中に武装した数人の男に襲撃され、瀕死の重傷を負う。事件後中核派が犯行を自認する(千葉県収用委員会会長襲撃事件)。
    • 10月24日:千葉県収用委員会会長以下全委員が辞表を提出。千葉県収用委員会の機能は事実上停止に陥る。以後、機能停止状態が続いていたが、2004年(平成16年)12月8日、16年ぶりに機能回復した。ただし成田空港に対しては、成田空港円卓会議の合意を受けて、土地収用法の適用対象外となっている。
  • 1989年平成元年)2月28日:第1旅客ターミナルビル南ウイング附属棟完成。

1990年代[編集]

第2ターミナルに駐機するイラン航空、アメリカン航空、チャイナエアライン、中国国際航空、日本航空の各機材
第1ターミナル北ウィングに駐機するアリタリア航空とノースウエスト航空の機材
  • 1999年(平成11年)
    • 3月16日:第1旅客ターミナルビル北ウイング・中央ビル新館供用開始(南ウイング閉鎖)。
    • 4月27日:新消音施設(ノイズリダクションハンガー)竣工。
    • 5月10日:平行滑走路2000年度完成目標断念を発表。
    • 9月3日:平行滑走路等の整備に関する工事実施計画の変更認可申請。
    • 9月12日太陽光発電システム運用開始。
    • 12月3日:平行滑走路工事着工。
    • 12月26日:17時23分頃、京成上野発の特急電車が成田空港駅到着直後に2両目座席下から発火。西馬込発東成田行急行電車においても東成田駅到着前に座席下から出火。17時30分頃にも、JR成田線久里浜発成田空港行快速電車がJR成田駅を発車した直後に連結部から発火。3件の事件全ての焼け跡から時限発火装置が見つかる。JR東日本では、運休や遅延などにより約1万人に影響が出た。

2000年代[編集]

到着ゲートの「おかえりなさい」の看板
毎年5月に展示される五月人形(第1ターミナル北ウィング)
  • 2000年(平成12年)
  • 2001年(平成13年)10月31日:暫定平行滑走路の完成。
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)
    • 1月20日:公団、新東京国際空港の改称「成田国際空港」および新会社「成田国際空港株式会社」の名称について、扇千景国土交通大臣へ要望書を提出。
    • 1月27日全日本空輸908便(ボーイング767-300)が、B滑走路を約70mオーバーランし草地に突っ込み、誘導路灯や滑走路末端補助灯を倒し停止した。このため開港後初めて事故により滑走路が閉鎖された(全日空機成田空港オーバーラン事故)。
    • 4月17日:第2旅客ターミナルビル北側および地上通路沿いのスポットの供用開始。
    • 5月29日:開港以来の航空貨物取扱量3,000万トン達成。
    • 11月17日:航空燃料輸送量1億kL達成。
  • 2004年(平成16年)
    • 4月1日:新東京国際空港公団が民営化され「成田国際空港株式会社」に改組し、同時に空港の正式名称も新東京国際空港から「成田国際空港」に改称。第2給油センター供用開始。
    • 10月19日:第1ターミナルの第1サテライトと第2サテライトを結ぶ連絡通路が開通。
    • 11月25日:第1旅客ターミナルビルの第4サテライトが開業。
  • 2005年(平成17年)
  • 2006年(平成18年)
    • 1月15日:空港反対同盟熱田派元代表・熱田一(派閥に本人の姓が冠されている)が、空港敷地内にある自宅敷地と、所有権を持つ「横堀墓地」を売却することを表明。「若者世界へ飛び立ち、帰ってくることによって、日本の将来に役立つと考えた」と述べ、反対運動から完全に身を引く。
    • 4月13日:ILSカテゴリーIIIb運用開始。
    • 6月2日:航空会社再配置、第1旅客ターミナル南ウイング(第5サテライト)・第4 - 第5サテライト連絡地下通路が供用開始。
    • 7月10日:成田国際空港会社、国に対し平行滑走路の北伸2500 m化に伴う飛行場変更申請[53]
  • 2007年(平成19年)
    • 11月18日:開港以来の航空貨物取扱量4,000万トン達成。
    • 12月26日:第1旅客ターミナル中央エリアおよび北ウイングの供用開始。
開港30周年記念塗装が施された日本航空のボーイング747-400型機
  • 2008年(平成20年)
    • 3月6日:成田市南三里塚の雑木林で迫撃砲2門が発見される。翌7日、成田国際空港会社空港技術センター(芝山町岩山)で迫撃弾が発見される。革命軍を名乗る組織から「1日午前6時45分に滑走路に撃ち込んだ」との犯行声明文が報道機関に送られる。
    • 3月16日:15日午後5時すぎから4時間近くにわたり、北朝鮮から発射された妨害電波により、成田空港の管制システムで混信が発生する。業務に支障は起きなかったが、総務省国際電気通信連合 (ITU) の無線通信規則に定める識別信号の送出を行っていないと認められたため、国際電気通信連合に通報した。
    • 4月1日:緊急地震速報を運用導入。
    • 5月20日:開港30周年を迎え記念式典が催され、これを記念して日本航空のボーイング747-400型機に特別塗装が施された。
    • 9月12日:旧NAA本社ビル跡地に第5駐車場 (P5) がオープン。
    • 9月25日:当時国土交通大臣であった中山成彬が、成田空港建設の反対闘争に関する「ゴネ得」発言が問題となる。この際、アイヌを無視した「日本単一民族国家」発言と共に問題視されたが、中山大臣は成田反対闘争に対する発言の責任を取る形で、9月28日に国土交通大臣を辞任した。
    • 10月4日:第2ターミナル サテライト到着コンコース和的整備がグッドデザイン賞を受賞する。
    • 10月16日:第7貨物ビルおよび貨物地区トラック待機場の供用開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月23日フェデックスマクドネル・ダグラス MD-11Fが、A滑走路への着陸を失敗し大破炎上、乗員2名が死亡した(フェデックス80便着陸失敗事故)。開港以来初の全損および死者の出た事故である。
    • 4月:上記の事故を受け、B滑走路2500m供用開始時期を「2010年3月から2009年10月に前倒しする」方向で成田国際空港会社と国土交通省が協議に入る[54]
    • 5月20日:成田国際空港会社と国土交通省の協議の結果、B滑走路2500 m供用開始日を「2009年10月22日」に正式決定。成田市の小泉一成市長は、同日、空港会社によるB滑走路供用開始日が決定したことに伴い「航空機の発着時の安全性がより確保されるとのことで一定の理解をする」としたうえで、「空港会社に対して、騒音の影響を受ける地域への丁寧な説明を要請している」と述べる。
    • 7月30日:B滑走路東側誘導路、供用開始[55]
    • 9月17日:空港会社は、空港反対派らが持つ「一坪運動共有地」と「土地」を空港会社へ売却を求める訴訟を起こす。
    • 10月22日:B滑走路、2500 m化供用開始[56]
    • 12月15日:成田空港周辺の9市町長(成田空港圏自治体連絡協議会)は夜間の離着陸禁止の規制を緩和し、運航時間を延長する案を成田国際空港会社側に示す。

2010年代[編集]

マーシャラーの誘導を受けるヴァージン・アトランティック機
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)
    • 1月25日最高裁判所は反対派の上告を棄却、反対派の敗訴が確定。敗訴確定した反対派は反対運動を諦めた。
    • 7月3日京成バス成田空港交通が東京駅八重洲口〜成田空港間で、格安高速バス「東京シャトル」を運行開始。その後好評につき増便し、京成バスシステム・リムジンパッセンジャーサービスが運行に加わる。LCC利用者からの評価が高く、当初予定の半値である運賃1,000円で運行。
    • 8月10日平和交通が銀座数寄屋橋・東京駅八重洲口〜成田空港間に運賃1,000円の格安高速バス「THE アクセス成田」を運行開始。2013年からはあすか交通が、2014年からはジェイアールバス関東が共同運行に加わる。
    • 10月23日:第2ターミナルビル北側に完成した、LCC専用の国内線ターミナルが利用開始。
    • 11月28日:4月の東京高裁判決(C滑走路用地内の地権者に対する訴訟)に基づく仮執行により、千葉地裁が「横堀団結小屋」を強制撤去[57]
    • 12月13日:A滑走路を、4000mの全面運用を開始[9]
  • 2013年(平成25年)
    • 3月7日:B滑走路の西側誘導路の約720メートル延長と横堀地区エプロンの供用開始[10][11][12]。これによりA滑走路、B滑走路、2本の滑走路の発着数が1時間当たり58回から64回に増え、年間発着枠も25万回から27万回に拡大された[10][11][12]
    • 3月31日オープンスカイ(航空自由化)開始[58]。悪天候などやむを得ない場合に限り離着陸を午前0時まで延長[8][27]
    • 4月1日:国際線の着陸料を平均5.5%値下げ[59][60]。値下げは2005年以来となる[59]
    • 4月25日2009年(平成21年)9月17日に、空港会社が空港反対派らが持つ横風用滑走路(C滑走路)予定地上の「一坪運動共有地」を空港会社への売却を求め提訴した訴訟について、最高裁は2件について地権者54人の上告を却下する決定をし、買収に応じるよう命じた、一審・二審判決が確定した[16][17][18]。これにより、空港会社が2009年(平成21年)に提訴した6件の訴訟は、4ヶ所で空港会社の勝訴、2ヶ所で和解して終結した[17][18]。今後、訴訟になっていない数ヵ所について交渉を続け、取得を目指すとしている[17]
    • 5月20日:空港開港から35年となる。未だに建設計画自体が終了していないが、2012年(平成24年)末から、本来の機能が発揮可能となった。
    • 9月27日:第2ターミナルビルとサテライトビルを結ぶ、新たな連絡通路の供用を開始し、シャトルシステムの運行を終了した[61]
  • 2014年(平成26年)
    • 10月30日: 第3ターミナルビル(LCC専用ターミナルビル)が、第2ターミナルビルの北側に完成し、2015年(平成27年)4月8日より供用を開始すると発表。その後予定通り第3ターミナルビル開業が実現し、増設された既存ターミナル駐機場と共に、訪日外国人旅行ブームによる外国人観光客急増に対応した[62]
  • 2015年(平成27年)
    • 3月30日:1978年(昭和53年)5月20日の空港開港以来続けてきた、利用客らの身分証明書を1人ずつ確認する、成田空港入場前の検問正午をもって廃止され、顔認識システム監視カメラなどを利用した、新しい機械警備システムの運用が開始[63][64]
    • 4月8日:第3ターミナルビルの利用開始[65][66]
    • 11月12日:携帯型機械翻訳装置「メガホンヤク」が試験導入される[67]
    • 12月31日:第3ターミナルがオープンした2015年度の総利用者数(成田発着国際線及び国内線含む)が、前年比5%増の3732万8213人となり、開港以来過去最高記録を更新した。また初めて年間3700万人の大台を達成した。
  • 2016年(平成28年)
    • 3月15日:第1ターミナル第5サテライトにて、固定ゲートの増築部分がオープンした[68]
    • 3月18日芝山町にA滑走路16Rから600メートル離れた場所に、新観光・航空機撮影スポット「ひこうきの丘」がオープン。多くの航空ファンに好評を博している[69]
    • 5月11日:2015年度運用実績(2015年4月~2016年3月)の発表により、国際線外国人旅客や国内線旅客の大幅増を受け、総旅客数は7%増の3794万1435名となり、第3ターミナルオープンの効果も大きく黒字増大に貢献し、成田国際空港年間利用者数は2年連続で、過去最高人数を記録した。特に、Peach Aviationバニラ・エアといったLCC路線が、アジア・太平洋路線を新設した事により、国際線外国人旅客数は前年比21%増の1290万667名と2年連続でこれまでの最高値を更新。東南アジアへの査証免除措置や円安基調の継続で、特にASEAN諸国からの訪日客増となった。欧米人訪日客も増加傾向が続いている。国内線旅客数は、LCC路線好調で15%増の688万5598名となり7年連続で最高記録を示す結果となった。国内・国際線発着回数も前年度比3%増の合計23万5190回となり、4年連続で過去最高を記録した[70]
    • 12月22日 成田国際空港のホームページが全面リニューアルされる。
  • 2017年
    • 5月1日 公式インスタグラムが開設される。
    • 7月6日 成田国際空港株式会社元上席執行委員が収賄の疑いで逮捕される。[71]
    • 7月28日 航空旅客数が10億人を達成する[72]

空港内での主な航空機事故[編集]

施設[編集]

成田市さくらの山公園からの成田国際空港の眺望。ちば眺望100選にも選ばれている。
第1と第2ターミナルを結ぶシャトルバス
第1ターミナル
第1ターミナル南ウイング出発ロビー
第1ターミナル第5サテライト
第2ターミナル
第2ターミナル出発ロビー
第2ターミナル到着ロビー
動く歩道(第2ターミナル内)

3棟の旅客ターミナルビルと複数の貨物用施設が点在している。3棟の旅客ターミナルビルの間は無料のターミナル間連絡バスなどの交通機関によって結ばれている[74]。両ターミナル間は連絡バスで約10-15分。

複数ターミナルを持つ大規模空港に多く見られるように、ターミナル間の距離が離れているため、ターミナルを間違えると移動に時間が掛かる。特に、1990年代から増加している他社とのコードシェア便(共同運航便)では注意が必要であり、実際に機材を運航する航空会社が使用するターミナルに向かう必要がある。

開港から14年半余り経過した1992年12月に第2ターミナルが開業した。日本航空グループと全日本空輸グループが第2ターミナルへ移転され、第1ターミナルは海外航空会社が主に利用した。しかし、真新しい第2ターミナルへの各種サービスの偏重、混雑時間の集中やコードシェア便の増加によるターミナル分散は、利用者にとって不便だった。

キャパシティに余裕のある第2ターミナルが開業すると、入れ替わりに第1ターミナル北ウイングが閉鎖され、第1ターミナルの大規模なリニューアル工事が着手された。サテライトの段階的な改築・増築を経て、1998年末にレストランや飲食店などのテナントが集結する中央ビル新館が竣工、1999年3月に北ウイングが再開業した。その入れ替わりで南ウイングが閉鎖され、工事が進められた。

南ウイングの再開業に当たっては、航空会社を航空アライアンスごとにまとめ、同じターミナルに集約することによって混雑解消を目指し、乗り継ぎの利便性を高めた。20社が段階的にターミナル毎に集約・移転された。現在、主要な航空会社は主な3つの国際航空連合にまとまっており、ワンワールド加盟社の多くは第2ターミナル、スターアライアンス加盟社の多くは第1ターミナル南ウイング、スカイチーム加盟社の多くが第1ターミナル北ウイングを使用している[75]。また、格安航空会社専用ターミナルとして、第2ターミナルに隣接した第5貨物地区に第3ターミナルを建設することが決まり[76]、2015年4月より供用を開始している。

なお、貨物用施設は、貨物ターミナル地区、整備地区貨物上屋、天浪地区貨物上屋、南部貨物地区などに点在して置かれており、貨物取扱量の増加から現在も拡張工事が続けられている。

旅客ターミナル[編集]

第1ターミナル[編集]

1978年の開港当時から使用されており、供用当時は北ウィングを日本航空やブリティッシュ・エアウェイズなどが、南ウィングをパンアメリカン航空キャセイパシフィック航空などが使用していた。その後第2ターミナルの完成を受けて日本航空や全日空などが移動するなど使用航空会社が変更されたほか、改築と増床を重ね、現在は中央ビルならびに南北ウイングと第1 - 第5サテライトに分かれている。出発ロビーは4階、到着ロビーは1階である。第1、第2サテライトは主にスカイチーム加盟各社のチェックイン・カウンターがある北ウイングに、第3 - 5サテライトは主にスターアライアンス加盟各社と、全日空ハンドリング各社のチェックイン・カウンターがある南ウイングに接続している。

  • 中央ビル 主に店舗などがある。
  • 北ウイング
    • 第1サテライト 11 - 18ゲート(11はバスゲート兼用[77]13欠番、15はエアバスA380対応)
    • 第2サテライト 21 - 29ゲート(26はエアバスA380対応、28A - 28Gは出発バスゲート、29は到着バスゲート[77]
  • 南ウイング
    • 第3サテライト 31 - 38ゲート(32はバスゲート兼用[77]
    • 第4サテライト 41 - 47ゲート(45・46はエアバスA380対応)
    • 第5サテライト
      • 51 - 59ゲート(59A - Cはバスゲート[77]
      • A - Hゲート(国内線ゲート、B - Gは出発バスゲート、A・Hはバスゲート兼用)

57Aゲートの搭乗橋は国内線Aゲートに、55ゲートの搭乗橋は国内線Hゲートに、56ゲートの搭乗橋は国内線AゲートとHゲートの両方にそれぞれ繋がっており、時間帯によって国内線エリアと国際線エリアを切り替えて運用している。

施設の老朽化を受けて中央ビルと北ウィングが最初に大幅な改築を受け、新たなチェックインカウンターの設置や店舗の改装、ラウンジの増設などが施されて1999年3月16日に新装開業した。2006年6月2日に新装開業した南ウイングの改築完成時に、日本初のインライン・スクリーニングやカーブサイド・チェックインなどのサービスが導入された。また、この前後にはエールフランスや全日空の新ラウンジもオープンした。なお、南ウイングから発着する一部を除くスターアライアンス加盟各社は、搭乗手続きのチェックインカウンターを航空会社別で行わず、マイレージ上級会員や搭乗クラスによってカウンターを分けた「ゾーン・チェックイン」スタイルで行われていた。2016年6月2日から、チェックイン・カウンターの配置を見直し、航空会社別の配置となった[78]

第2ターミナル[編集]

1992年12月6日に供用開始され、当時は単一ターミナルビルとしては世界最大級の規模だった。出発ロビーは3階、到着は1階で、本館とサテライトに分かれる。両館の連絡は、動く歩道を併設した連絡通路(中央部は出発、外側は到着の一方通行)を利用する[61][79]。現在はワンワールド加盟各社が使用しているほか、日本航空がハンドリングする各航空会社や一部のスカイチームの加盟航空会社も使用している[80]格安航空会社の利用も多い。

  • 本館
    • 60ゲート (到着バスゲート[77]
    • 61 - 68ゲート (66 - 68はエアバスA380対応)
    • 71 - 75ゲート (76・77は第3ターミナルに転用された)
    • 70A - 70Mゲート(出発バスゲート[77]
    • A - Sゲート(国内線ゲート、A - Dは出発バスゲート[77]、E - Hは改札機の設置なし、J - Mは第3ターミナル開業に伴い使用中止、O・Qは欠番
  • サテライト
    • 81 - 88ゲート
    • 91 - 99ゲート

なお、64・65・66・67A・67B・68ゲートは搭乗橋が国内線・国際線で共用されており、国内線で運用した飛行機をその後国際線で運用する際(国際線の後に国内線の場合も)にこのゲートを使用する場合が多い。国内線Iゲートは64ゲートの搭乗橋と、Nゲートは66、Pゲートは67A、Rゲートは67B、Sゲートは68のそれぞれのゲートの搭乗橋と繋がっており、スイングゲートを使用することで国内線エリアと国際線エリアを切り替えて運用している。また、65ゲートの搭乗橋は、国内線は到着のみで共用できる構造となっている。

2007年に大規模な改装が行われ、チェックインカウンターの増設やカウンター周辺の改装と合わせて、日本初となる自動出入国管理ゲート「J-BIS」やインライン・スクリーニングなどの新サービスが導入されたほか、成田国際空港初のペットホテルやキッズルームも設けられた[81]。同時に各航空会社のラウンジの改装・新設も行われ、日本航空が日本最大の約4,000 m2の面積を持つラウンジをオープンした(なお、日本航空は第2ターミナルに5つのラウンジを擁し、その面積は合計約7,400 m2である[82])他、同じワンワールド加盟航空会社のアメリカン航空[83]やキャセイパシフィック航空、カンタス航空[84]が新しいラウンジをオープンした。また、チャイナエアラインも[85]新しいラウンジをオープンした。

2009年9月にはサテライトエリアの改修も行われ、レストランの拡張をはじめとした各種設備の充実が行われた[86]ほか、サテライトエリアにある日本航空のラウンジの大規模な改修と拡張も行われた。

繁忙期に深夜の滞在スペースが不足していることから、第3ターミナル移転前まで格安空港会社が使用していた北側仮設ターミナルを改装して、24時間利用可能な滞在スペースが設けられた[87]。2016年7月には成田空港の飲食店では初の24時間営業店舗として吉野家がオープンした[88]

第2ターミナル「サクララウンジ
第2ターミナル「ナリタ5番街


第3ターミナル[編集]

第3ターミナル(外観)
空港内シャトルバスはターミナルに横付けする
第3ターミナルから100mほど離れた位置にあるバス乗降場
第3ターミナル出発ロビー

2015年(平成27年)4月8日に開館。格安航空会社(LCC)専用空港ターミナルビルとして機能するが、他のターミナルから発着する格安航空会社も存在する。

LCC専用ターミナルという性質上、航空会社やクレジットカード会員向けの空港ラウンジは存在しない。公共交通機関の始発、最終便前のタクシーや自家用車での移動や、ホテルでの前泊や後泊を経済的な理由でできない乗客のために、2階の空港案内所やフードコートやチェックインカウンター周辺、保安検査場前までのエリアが、23時で極一部を除き閉館する第1・第2ターミナルと異なり、第3ターミナルでは24時間開館している(フードコートのテナント店舗は21時に閉店、その他店舗も21時に営業終了)ほか、フードコートとゲートラウンジに、無印良品製のソファーベンチを導入した[89]

出発・到着客が、共に同ターミナルの2階を通行することと、地上職員の人数が抑えられているうえに時間ごとに持ち場を移動してしまうLCCの特徴から、不案内で慌ただしくなりがちな利用客へ向けた同空港の工夫として、陸上競技場のトラックを模した、青色(出発)と茶色(到着)の色分けされた、床の動線表示が新たに導入された[90]

第2ターミナルの最北端部から専用通路で670メートル先に設けられているが、第2ターミナルからの移動は徒歩もしくは連絡バスのみとなっており、動く歩道などは整備されていない。公式ウェブサイトの案内では、徒歩での移動は第2ターミナル北端から約15分掛かると案内している。また、第1ターミナルからの移動は空港内の歩道を使用しての徒歩移動も可能ではあるが、距離が遠いことから事実上連絡バス、または連絡バスで第2ターミナルへ移動してからの徒歩のみである。

空港宅配便を利用する場合は、当ターミナルに宅配便取扱カウンターが設置されておらず、第2ターミナルにて扱うため、第3ターミナル⇔第2ターミナル間は荷物を持ったまま移動しなければならない[91]

  • 本館
    • 150A - 150Dゲート(国内線/国際線兼用 出発バスゲート[77]
    • 151 - 155ゲート(国際線) - 第2ターミナルの76・77ゲートを転用した。
    • 159ゲート(国際線 到着バスゲート[77]
  • サテライト(国内線)
    • 161 - 164 ゲート
    • 171 - 175 ゲート(出発バスゲート[77]

店舗[編集]

旅客ターミナルの非制限エリアと制限エリア(出国審査を済ませた人のみが利用できるエリア)には、飲食店書店みやげ物屋などの各種売店がテナントとして入っている。後述の公共機関を除いたサービス施設として、診療所などの医療機関日本医科大学成田国際空港クリニック、ビジネスセンター、ドコモワールドカウンター等の国際ローミング対応の携帯電話のレンタル・販売ショップや、有料のエアポートラウンジ(指定されたクレジットカード会員の発着便利用時は無料)などがある(第3ターミナルを除く)。

食料品や日用品等の販売店として、各ターミナル内の非制限エリアに空港会社によるコンビニエンスストア型売店が数カ所ある[92]。また、成田空港駅空港第2ビル駅ではそれぞれ駅売店 (KIOSK) もある。

銀行窓口[編集]

銀行支店窓口として、第1ターミナルビル内に三菱東京UFJ銀行成田空港支店が、第2ターミナル内に千葉銀行成田空港支店が入居している。この他、りそな銀行などの外貨両替専門の出張所窓口、入国時税関での関税出納納税)に業務が限られるみずほ銀行の派出所扱いの窓口が税関検査場内に置かれている[93]

ATM[編集]

ターミナルビル内の複数箇所で、三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・千葉銀行・京葉銀行ゆうちょ銀行新生銀行東京スター銀行セブン銀行(看板は「SEVEN BANK」表記)・SMBC信託銀行イオン銀行ATMが置かれている。また、JRの空港第2ビル駅・成田空港駅のコンコースではビューカードATMが置かれている。

このうち、日本国外発行のATMカードクレジットカードによる現金引き出し・残高照会利用は、磁気ストライプカードの記録方式が違い、それに対応するカードリーダーの機械が、従前はゆうちょ銀行ATMのみであったが、後にセブン銀行、SMBC信託銀行、イオン銀行、京葉銀行(海外発行カード専用機のみ)のATMが対応している(中国銀聯カードのみ、三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行でも取り扱い可能)。

郵便関係[編集]

郵便局は第1ターミナルビル内に成田空港内郵便局、第2ターミナルビル内に成田空港内第二郵便局がそれぞれ設けられていた。これとは別に郵便事業会社成田国際空港支店の分室も両ターミナルビルに設置され、国際スピード郵便ゆうパックを含めた郵便物の差し出しがゆうゆう窓口と同等に可能であった。

2012年3月16日をもって成田空港内郵便局・成田空港内第二郵便局は閉局となった。ただし、両ターミナルビル内の分室ならびにゆうちょ銀行ATM(双方共に閉局となった郵便局とは別の場所に設置されている)はこれまで通り営業が継続されている。

その後、2012年10月の郵便事業株式会社と郵便局株式会社の統合により、「成田国際空港郵便局第1旅客ビル内分室」並びに「成田国際空港郵便局第2旅客ビル内分室」として郵便局の名称が復活した。取扱業務は旧郵便事業会社時代と同じくゆうゆう窓口のみである。

2013年07月01日、成田国際空港郵便局の廃局に伴い、管轄が成田郵便局へ移管された。

制限エリア・免税店[編集]
JAL-DFS(第2ターミナル)

出国審査東京入国管理局成田空港支局)後は、搭乗客や航空会社、店舗の関係者などしか入れない制限区域である。2005年(平成17年)以降の改装により、第1・第2ターミナルともに、さながら街中のショッピングモールのような国内外のファッションブランドのブティックや、DFSなどによる免税店街が広がっている。日本の租税が課される酒税)・煙草たばこ税)・物品に課される消費税・外国製品に課される関税が、出発の制限エリアでは免税されるため、大勢の買い物客で賑わっている。

また、化粧室や有料のリフレッシュルーム(仮眠室・シャワールーム)、キッズルーム(第2ターミナルのみ)、第3ターミナルを除いて、プライオリティ・パスといった各種サービス施設も置かれている。搭乗口付近には、各航空会社のラウンジが置かれている。また、他の国内空港と同様に、キヨスク風の小型売店とイートインスタンドを兼ね備えたゲートラウンジ店舗(BLUE SKYANA FESTAなど)もあり、搭乗直前まで利用ができる。

第1ターミナル南ウィングの改装に合わせて、出国後の制限エリア(北ウィングの旅客も利用できる)に、免税店モール「narita nakamise」[94]がオープンした。2007年には、第2ターミナルの出国後の制限エリアに、「narita nakamise」よりも約1.4倍広い5,000 m2の店舗面積を持つ免税店モール「ナリタ5番街[95]がオープンした。なお、第2ターミナルは本館だけでなく、サテライトにも免税店やファッションブランドのブティック、書店やレストランなどの店舗や外貨両替専門の出張所窓口、航空会社のラウンジがある。

2009年平成21年)9月17日からは、セブン銀行により出国後の制限区域内においては国内初となるATMが設置されている。空港およびセブン-イレブン店内といった市中に置かれている機種と提携金融機関などの条件は同一で、日本円での引出が可能であるが、外為法の抵触(100万円相当額以上の現金を持ち出す場合は税関で携行品申告をする必要がある)を避ける意図から、1回の操作では3万円までしか引出ができない。

カジノ計画[編集]

2010年3月に千葉県知事森田健作は、乗客のさらなる誘致と羽田空港との差別化、地元の雇用増加効果などを狙って、旅客ターミナルの制限エリア内に外国人専用のカジノ施設を設けることを検討していることを発表した。設置場所などについては検討を進める予定[96]

ビジネスジェット専用ターミナル[編集]

首都圏初のビジネスジェット専用ターミナルが、2012年3月31日に運用を開始した[97]。ビジネスジェット機で成田空港を利用する場合、出入国や税関などの手続きをビジネスジェットプライベートジェット専用ターミナルで行える。その施設使用料は25万円(2015年現在)となっており、別途着陸料や駐機料を払う。

貨物ターミナル[編集]

JALカーゴの貨物上屋前に駐車する警備車両

2007年現在、成田国際空港の国際航空貨物の取扱量は香港国際空港仁川国際空港に次いで世界3位の地位を占める。開港当時は第1ターミナル北ウイング横に集中して貨物ビルが置かれていたが、航空貨物需要の増加に対応して五月雨式に拡張を続けたために、第一貨物地区と第四貨物上屋と第七貨物上屋、第五貨物上屋、空南貨物地区、整備地区暫定貨物上屋などに、ANAカーゴ、JALカーゴ、日本貨物航空、各フォワーダーなどの貨物ビルが点在している。貨物地区内には勤務者やドライバーのためにコンビニエンスストア(ファミリーマート)も設置(第一貨物地区第2貨物ビル内)され、第七貨物前トラック待機場にもコンビニエンスストアが設置されている他、ガソリンスタンドも設置されている。

施設規模をすべて合わせると20.2万平方メートルの規模を持ち、相次ぐ拡張の結果、年間240万トンの取り扱いが可能となったが、暫定滑走路の延伸工事の完成に臨み、さらに取扱量を増やすために現在も拡張工事が行われている。「貨物管理ビル」の日本貨物航空事務所は2011年中に全て退去し、現在はNCA整備ハンガー付属棟に移転している。

駅サービス施設[編集]

両旅客ターミナルに接続した成田空港駅空港第2ビル駅の改札外には「SKYLINER&KEISEI INFORMATION CENTER(京成トラベルサービス)」と「JR EAST Travel Service Center(びゅうトラベルサービス)」、「みどりの窓口指定席券売機JR東日本)」がそれぞれある。SKYLINER&KEISEI INFORMATION CENTERでは海外旅行保険の加入やトラベレックスによる外貨両替サービスが受けられる。JR EAST Travel Service Centerでは通常の切符類の購入に加え、訪日外国人が海外で購入可能な『ジャパンレールパス』類の実券引き替えや『Suica & NE'X』の発売を行っている。

駐車場[編集]

空港内の駐車場[編集]

P1・P2・P3・P5および貨物地区駐車場といった有料駐車場が設けられている。また、オートバイ用の駐車スペースも確保されており、障害者手帳による割引サービスも実施されている。

一部の駐車場は、事前にインターネットで申し込むことが可能で、割引も適用される。なお、第2ターミナルに隣接しているP2は、第2ターミナルと連絡通路で直結しており、雨天でも雨に濡れることなく空港ターミナルにアクセスでき、料金支払い出口が新空港ICに直結されている唯一の駐車場である。なお、第3ターミナルに隣接、もしくは直結した駐車場はない。

周辺の駐車場[編集]

国道51号国道295号(空港通り)と立体交差する寺台インターチェンジから空港へ向かうと、空港の数キロ手前から空港内駐車場よりも廉価な料金で営業している駐車場業者が多数存在する。ターミナル前のカーブサイド(車両乗降場)での車両受け渡し(いわゆるバレーパーキング)は空港の規則で禁止されているため、ホテルと同様に無料送迎サービスを実施して便宜を図っている。 一日当たりの駐車料金を提示している店舗が多いが、実際には一日単位での駐車は断る店舗が多い。

ホテル[編集]

空港内[編集]

成田エアポートレストハウス

空港敷地内の唯一の宿泊施設として、第1ターミナル横に機内食製造大手のティエフケーが運営する「成田エアポートレストハウス」がある。第1ターミナル北ウイングとは徒歩で5分ほどの距離にあり、各ターミナルとはシャトルバスで結ばれている。ホテル利用者向けの専用駐車場も用意されている。

また、2014年(平成26年)7月20日に、第2ターミナル内(実際はターミナル前のP2駐車場棟)地下1階に、24時間365日利用可能なカプセルホテル「ナインアワーズ成田空港」が開業した。

空港近辺[編集]

国道295号成田インターチェンジ沿いを中心とした空港周辺の山林丘陵部には、空港利用者需要を見込んだ、日本や諸外国のホテルチェーンによる、200 - 300室以上の大規模なシティホテルが複数運営されている。これらのホテルは、開港当時の空港アクセスが不便で、出発前日・到着後の宿泊(前後泊)需要が旺盛であった、(旧)成田空港駅の時代に開業した。

しかし、鉄道駅のターミナル直結が実現し、東京駅京成上野駅までの所要時間が特別急行列車で40分-50分台になると、自宅と空港間の直行直帰が時間的に容易となったことから前後泊需要が縮小し、1990年代末以降の失われた20年時代に、大半の宿泊施設が赤字に陥った。そしてホテルチェーン経営会社の判断から、不動産投資ファンド投資銀行系の特定目的会社へ売却され、外資系を中心とする他ホテルチェーンの看板へ鞍替えされて、宿泊営業を継続しているものが多い。また、乗り入れ航空会社の乗務員の利用も多い。

これらのホテルでは、空港ターミナル間との送迎バスが定期運行されており、宿泊客の利便性を図っている。空港ターミナルビルまでの直線距離は、ほとんどが半径4 km以内であるものの、空港内の道路がターミナル施設等を大回りして国道295号に入るため、乗車時間は概ね10分 - 20分程度要する。宿泊すると1 - 2週間程度までは、駐車料金を無料とするサービスを用意している場合もある。また、少数ではあるが、個人経営のペンション民宿も存在する。

成田市街地[編集]

空港から離れた京成成田駅・JR成田駅周辺といった市街地では、元々成田山新勝寺という観光名所があるため、古くから地場系の中規模ホテルや民宿が点在している。2005年以降は京成成田駅東口(成田市役所側)の区画整理事業の進捗により、駅前にチェーン系の宿泊特化型ビジネスホテルの開業が相次いだ。

なお、施設についての詳細は空港周辺ホテル予約 | 成田国際空港公式WEBサイトを参照のこと。

本拠空港・ハブ空港(拠点空港)としている航空会社[編集]

以下の航空会社がこの空港を本拠空港もしくはハブ空港(拠点空港)としている。


就航路線[編集]

国際線[編集]

国際線の発着便数、乗り入れ航空会社数とともに日本の空港で最大であり、近年も新規乗り入れを行う航空会社が後を絶たない。旅客ターミナルはアライアンス別に分かれていて、基本的に第1ターミナル北ウイングはスカイチーム加盟各社、第1ターミナル南ウイングはスターアライアンス加盟各社、第2ターミナルはワンワールド加盟各社が使用している。ただし2015年4月8日時点で、スカイチーム所属では中国東方航空チャイナエアラインが第2ターミナル、スターアライアンス所属ではエア・インディアが第2ターミナルを使用するなど例外もある。

第1ターミナル 北ウイング[編集]

航空会社 就航地
大韓民国の旗 大韓航空 (KE)(ST) ソウル/仁川釜山済州ホノルル
大韓民国の旗 ジンエアー (LJ)★ ソウル/仁川
中華人民共和国の旗 中国南方航空 (CZ)(ST) 大連長春瀋陽鄭州ハルビン
中華人民共和国の旗 厦門航空 (MF)(ST) 厦門福州
中華人民共和国の旗 四川航空 (3U) 成都
ベトナムの旗 ベトナム航空 (VN)(ST) ハノイホーチミンシティダナン
インドネシアの旗 ガルーダ・インドネシア航空 (GA)(ST) デンパサール
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空 (EY) アブダビ
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空 (DL)(ST) (アジア) 上海/浦東(2018年7月をもって撤退予定)[98]マニラシンガポール
(北米) アトランタデトロイトポートランドシアトル
(太平洋) ホノルルサイパングアムコロール
アメリカ合衆国の旗 ハワイアン航空 (HA) ホノルル
メキシコの旗 アエロメヒコ航空 (AM)(ST) メキシコシティ
フランスの旗 エールフランス航空 (AF)(ST) パリ/シャルル・ド・ゴール
オランダの旗 KLMオランダ航空 (KL)(ST) アムステルダム
イタリアの旗 アリタリア-イタリア航空 (AZ)(ST) ローマ/フィウミチーノミラノ/マルペンサ
ロシアの旗 アエロフロート・ロシア航空 (SU)(ST) モスクワ/シェレメーチエヴォ
ロシアの旗 オーロラ (HZ) ウラジオストク
ロシアの旗 ヤクーツク航空 (R3) ユジノサハリンスク
ニューカレドニアの旗 エア・カレドニア・インターナショナル (SB) ヌメア

第1ターミナル 南ウイング[編集]

航空会社 就航地
日本の旗 全日本空輸 (NH)(SA) [99] (東アジア) 台北/桃園北京/首都上海/浦東大連青島広州瀋陽杭州廈門成都武漢香港
(東南アジア・南アジア) マニラホーチミンシティプノンペンバンコク/スワンナプームクアラルンプールシンガポールヤンゴンジャカルタデリームンバイ
(北米) ニューヨーク/ジョン・F・ケネディワシントン/ダレスシカゴ/オヘアロサンゼルスサンフランシスコシアトル/タコマサンノゼヒューストン/インターコンチネンタル
(中南米) メキシコシティ
(ヨーロッパ) デュッセルドルフブリュッセル
(太平洋) ホノルル
日本の旗 エアージャパン (NQ)(SA) 香港
中華民国の旗 エバー航空 (BR)(SA) 台北/桃園、高雄
大韓民国の旗 アシアナ航空 (OZ)(SA) ソウル/仁川
大韓民国の旗 エアプサン (BX)★ 釜山大邱
中華人民共和国の旗 中国国際航空 (CA)(SA) 北京/首都、上海/浦東、大連、天津、成都、重慶、杭州、西寧(成都経由便)
中華人民共和国の旗 深圳航空 (ZH)(SA) 深圳
モンゴル国の旗 MIATモンゴル航空 (OM) ウランバートル
タイ王国の旗 タイ国際航空 (TG)(SA) バンコク/スワンナプーム
シンガポールの旗 シンガポール航空 (SQ)(SA) シンガポール、ロサンゼルス
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン航空 (HY) タシュケント
トルコの旗 ターキッシュ エアラインズ (TK)(SA) イスタンブール/アタテュルク
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 (UA)(SA) (アジア) ソウル/仁川(2017年10月28日より運休予定)[100]
(北米) ニューヨーク/ニューアーク、ワシントン/ダレス、シカゴ/オヘア、デンバー、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ヒューストン/インターコンチネンタル
(太平洋) ホノルル、グアム
カナダの旗 エア・カナダ (AC)(SA) バンクーバーカルガリートロント
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 (LH)(SA) フランクフルト(2017年1月9日から2017年10月28日まで運休予定)[101][102]
オーストリアの旗 オーストリア航空 (OS)(SA) ウィーン(2018年5月16日より運航再開予定)[103][104]
スイスの旗 スイス インターナショナル エアラインズ (LX)(SA) チューリッヒ
ポーランドの旗 LOTポーランド航空 (LO)(SA) ワルシャワ
ノルウェーの旗デンマークの旗スウェーデンの旗 スカンジナビア航空 (SK)(SA) コペンハーゲン
ニュージーランドの旗 ニュージーランド航空 (NZ)(SA) オークランド
エジプトの旗 エジプト航空 (MS)(SA) カイロ(2017年10月29日より運航再開予定)[105]
エチオピアの旗 エチオピア航空 (ET)(SA) 香港、アディスアベバ(香港経由便)

第2ターミナル[編集]

航空会社 就航地
日本の旗 日本航空 (JL)(OW) (東アジア) 台北/桃園高雄ソウル/仁川(2018年3月26日より運休予定)[106]釜山北京/首都上海/浦東大連香港
(東南アジア・南アジア) マニラハノイホーチミンシティバンコク/スワンナプームクアラルンプールシンガポールジャカルタデリー
(北米) ニューヨーク/ジョン・F・ケネディボストンシカゴ/オヘアダラス/フォートワースロサンゼルスサンディエゴバンクーバー
(ヨーロッパ) パリ/シャルル・ド・ゴール(2017年10月29日より運休予定)[107]フランクフルトヘルシンキモスクワ/ドモジェドヴォ
(太平洋) ホノルルコナ(2017年9月15日より運航再開予定)[107]グアム
(オセアニア) シドニーメルボルン(2017年9月1日より就航予定)[107]
台湾の旗 チャイナエアライン (CI)(ST) 台北/桃園、高雄、ホノルル(2017年10月29日より季節運航に変更予定)[108]
台湾の旗 タイガーエア台湾 (IT)★ 台北/桃園、高雄
大韓民国の旗 イースター航空 (ZE)★ ソウル/仁川
大韓民国の旗 ティーウェイ航空 (TW)★ ソウル/仁川、大邱済州(2017年9月2日より就航予定)[109]
中華人民共和国の旗 中国東方航空 (MU)(ST) 北京/首都、上海/浦東、南京西安青島
中華人民共和国の旗 海南航空 (HU) 西安
香港の旗 キャセイパシフィック航空 (CX)(OW) 香港、台北/桃園
香港の旗 香港航空 (HX) 香港
香港の旗 香港エクスプレス航空 (UO)★ 香港
マカオの旗 マカオ航空 (NX) マカオ
フィリピンの旗 フィリピン航空 (PR) マニラ、セブ
フィリピンの旗 セブパシフィック航空 (5J)★ マニラ、セブ
タイ王国の旗 ジェットアジア・エアウェイズ (JF) バンコク/スワンナプーム
タイ王国の旗 タイ・エアアジア X (XJ)★ バンコク/ドンムアン
マレーシアの旗 マレーシア航空 (MH)(OW) クアラルンプール、コタキナバル
シンガポールの旗 スクート (TZ)★ 台北/桃園、バンコク/ドンムアン、シンガポール(台北/桃園、バンコク/ドンムアン経由)
インドネシアの旗 インドネシア・エアアジア X (XT)★ デンパサール
インドの旗 エア・インディア (AI)(SA) デリー
スリランカの旗 スリランカ航空 (UL)(OW) コロンボ
パキスタンの旗 パキスタン国際航空 (PK) 北京/首都、イスラマバードラホール
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 (EK) ドバイ
カタールの旗 カタール航空 (QR)(OW) ドーハ
アメリカ合衆国の旗 アメリカン航空 (AA)(OW) ダラス/フォートワース、シカゴ/オヘア、ロサンゼルス
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ (BA)(OW) ロンドン/ヒースロー
スペインの旗 イベリア航空 (IB)(OW) マドリード
フィンランドの旗 フィンエアー (AY)(OW) ヘルシンキ
ロシアの旗 S7航空 (S7)(OW) ウラジオストクハバロフスク
オーストラリアの旗 カンタス航空 (QF)(OW) ブリスベンメルボルン
フランス領ポリネシアの旗 エア タヒチ ヌイ (TN) パペーテ
パプアニューギニアの旗 ニューギニア航空 (PX) ポートモレスビー

第3ターミナル[編集]

航空会社 就航地
日本の旗 バニラ・エア (JW)★ 台北/桃園高雄香港セブホーチミンシティ(台北/桃園経由)
日本の旗 ジェットスター・ジャパン (GK)★ 台北/桃園、上海/浦東、香港、マニラ
日本の旗 春秋航空日本 (IJ)★ 武漢重慶天津ハルビン
大韓民国の旗 チェジュ航空 (7C)★ ソウル/仁川釜山
オーストラリアの旗 ジェットスター航空 (JQ)★ ケアンズゴールドコースト

国内線[編集]

各路線ともに、乗継の便を考慮して午前中、または夕方成田着と夕方 - 夜間成田発を中心に運航されている。国際線の間合い運用として、国際線用の機材が用いられる便も多い。日本航空・全日本空輸運航便において大半が、同じアライアンスに所属する外国航空会社とのコードシェアを行っている。なお、国内線は2012年夏以降、ジェットスター・ジャパンをはじめとするLCCの就航により大幅に拡大した。

国内線の発着便数は、ジェットスター・ジャパンを最大に、全日本空輸、日本航空と続いている[110]

  • 臨時便、不定期便、チャーター便のみの就航会社を除く
  • 太字は、成田をハブ空港にしている航空会社
  • ( )内の記号は、最初が3レターコード、2つ目が航空連合(アライアンス)
    • 2つ目の( )がない航空会社はアライアンスに加盟していない航空会社となっている
    • 下記の記号は右記のとおり。(SA):スターアライアンス、(OW):ワンワールド
      • すでにアライアンスへの加盟手続きを行った航空会社については加盟予定と記述
  • 語末の★は、格安航空会社(LCC)

第1ターミナル(南ウイング)[編集]

航空会社 就航地
日本の旗 全日本空輸 (ANA)(SA) [111] 札幌/新千歳仙台新潟名古屋/中部大阪/伊丹福岡沖縄/那覇
日本の旗 ピーチ (APJ)★ 大阪/関西、福岡
日本の旗 IBEXエアラインズ (IBX) [112] 小松広島

第2ターミナル(国内線エリア)[編集]

航空会社 就航地
日本の旗 日本航空 (JAL)(OW) 札幌/新千歳名古屋/中部大阪/伊丹福岡

第3ターミナル(国内線エリア)[編集]

航空会社 就航地
日本の旗 バニラ・エア (VNL)★ 札幌/新千歳函館大阪/関西奄美沖縄/那覇
日本の旗 ジェットスター・ジャパン (JJP)★ [113] 札幌/新千歳、大阪/関西、高松松山福岡大分熊本鹿児島、沖縄/那覇
日本の旗 春秋航空日本 (SJO)★ 札幌/新千歳、大阪/関西、広島佐賀

貨物航空会社[編集]

2014年時点で、貨物定期便の発着便数は、成田国際空港を本拠地として使用している日本貨物航空、続いてフェデラルエクスプレス全日本空輸ユナイテッド・パーセル・サービスが上位を占めている[110]

航空会社 就航地
日本の旗 日本貨物航空 (KZ) (国内線) 大阪/関西北九州
(東・東南アジア) ソウル/仁川北京/首都上海/浦東天津香港バンコク/スワンナプーム
(北米) ニューヨーク/ジョン・F・ケネディアンカレッジシカゴ/オヘアロサンゼルスサンフランシスコダラス/フォートワース
(ヨーロッパ) アムステルダムフランクフルト/ハーンミラノ/マルペンサ
日本の旗 全日本空輸 (NH) (国内線) 大阪/関西、名古屋/中部沖縄/那覇
(東・東南アジア) 台北/桃園、ソウル/仁川、上海/浦東、大連青島厦門広州、香港、バンコク/スワンナプーム、シンガポールジャカルタ
日本の旗 エアージャパン ソウル/仁川
大韓民国の旗 大韓航空カーゴ (KE) ソウル/仁川
大韓民国の旗 アシアナ航空 ソウル/仁川
中華民国の旗 チャイナエアライン・カーゴ (CI) 台北/桃園
中華人民共和国の旗 中国国際貨運航空 (CA) 上海/浦東
香港の旗 キャセイパシフィック・カーゴ (CX) 香港
香港の旗 エア・ホンコン (LD) 香港
ドイツの旗 ルフトハンザ・カーゴ (LH) ソウル/仁川、フランクフルト
ロシアの旗 エアブリッジ・カーゴ (RU) モスクワ/シェレメーチエヴォ、アムステルダム
イタリアの旗 カーゴルックス・イタリア ミラノ/マルペンサ
アメリカ合衆国の旗 フェデラルエクスプレス (FX) 広州、アンカレッジ、メンフィスオークランド
アメリカ合衆国の旗 ポーラーエアカーゴ (PO) ソウル/仁川、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ、デトロイトなど
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・パーセル・サービス (5X) 上海/浦東、ルイビルオンタリオクラーク
アメリカ合衆国の旗 アトラスエア (5Y) ソウル/仁川、アンカレッジ、アトランタなど

2017年3月現在[114]

就航予定の航空会社と路線[編集]

増便・減便・運休 発表[編集]

  • 日本の旗 日本航空:2017年9月30日より10月27日までホノルル線を1日4便+週1便(土)に増便予定[116]
  • アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空:2017年10月28日よりソウル/仁川線を運休予定[100]
  • 日本の旗 全日本空輸:2017年10月29日よりロサンゼルス線を週7便から週14便に増便予定[117]
  • 香港の旗 キャセイパシフィック航空:2017年10月29日より台北/桃園経由香港線を週7便から週14便に増便予定[118]
  • 日本の旗 日本航空:2017年10月29日より2018年3月24日までバンコク/スワンナプーム線を週7便から週14便に増便予定[106]
  • 日本の旗 日本航空:2017年10月29日よりモスクワ/ドモジェドヴォ線を週7便から週4便に減便予定[116]
  • 日本の旗 日本航空:2017年10月29日よりパリ/シャルル・ド・ゴール線を運休予定[107]
  • 中華民国の旗 チャイナエアライン:2017年10月29日より台北/桃園線を1日3便から1日5便に増便予定(2017年12月7日より2018年1月8日までのホノルル線運航期間以外)[119]
  • 中華民国の旗 チャイナエアライン:2017年10月29日よりホノルル線を季節運航に変更予定[108]
  • 中華民国の旗 チャイナエアライン:2017年12月7日より2018年1月8日までホノルル線を運航予定[108]
  • 日本の旗 日本航空:2018年3月26日よりソウル/仁川線を運休予定[106]
  • アメリカ合衆国の旗 デルタ航空:2018年7月をもって上海/浦東線から撤退予定[98]

定期路線一覧[編集]

原則として到着都市名(リンク先は到着空港)のみを記述するが、同一都市圏に2つ以上の空港が存在もしくは空港名に到着都市名が含まれていないなどの場合は「都市名/空港名」の様式で記述する。

国際線[編集]

東アジア[編集]
北アジア[編集]
東南アジア[編集]
南アジア[編集]
中央アジア[編集]
中近東[編集]
北米[編集]
中南米[編集]
西ヨーロッパ[編集]
南ヨーロッパ[編集]
中央ヨーロッパ[編集]
北ヨーロッパ[編集]
東ヨーロッパ[編集]
オセアニア・太平洋[編集]
アフリカ[編集]

国内線[編集]

※は東京国際空港便もあり

統計[編集]
(成田国際空港発)就航路線別旅客数/順位[121]
行き先 旅客数 国内線順位
新千歳空港 約118万人 上位17位
福岡空港 約91万人 上位27位
那覇空港 約73万人 上位36位
大阪国際空港(伊丹) 約48万人 上位50位

運休・廃止路線[編集]

国際線[編集]

アジア[編集]


北米[編集]

中南米[編集]

ヨーロッパ[編集]


オセアニア・太平洋[編集]

アフリカ[編集]

国内線[編集]

過去に運航されていた路線[編集]

国際線[編集]

航空会社 就航地
日本の旗 日本航空 広州[124]福州無錫武漢西安デンパサールコルカタマナーマリヤドジッダアテネハバロフスクモスクワ/シェレメーチエヴォロンドン/ヒースローローマ/フィウミチーノマドリードチューリッヒアムステルダムアンカレッジサンフランシスコサンフアンメキシコシティサンパウロ/グアルーリョスサンパウロ/ヴィラコッポスリオ・デ・ジャネイロサイパンナンディアデレードブリスベンパースダーウィンオークランドなど
国際線乗り継ぎ連絡便:名古屋/小牧名古屋/中部大阪/伊丹大阪/関西
日本の旗 日本アジア航空 台北/桃園高雄ホノルルなど
日本の旗 JALウェイズ 香港グアム、ホノルルなど
日本の旗 日本エアシステム ソウル/仁川上海/浦東、広州、西安、昆明、香港、シンガポール、ホノルルなど
日本の旗 全日本空輸 ソウル/仁川、デンパサールパリ/シャルル・ド・ゴール[125]、ロンドン/ヒースロー、フランクフルトミュンヘンウィーン、ローマ、モスクワ、グアム、シドニーなど
日本の旗 バニラ・エア ソウル/仁川
大韓民国の旗 大韓航空 ロサンゼルス[126]
中華人民共和国の旗 中国国際航空 深圳
中華人民共和国の旗 中国南方航空 広州[127][128]
中華人民共和国の旗 山東航空 青島
中華人民共和国の旗 深圳航空 福州、無錫
中華人民共和国の旗 中国民航 上海/虹橋北京/首都
中華人民共和国の旗 中国北方航空 成都など
中華人民共和国の旗 中国西南航空 成都、重慶など
中華人民共和国の旗 中国西北航空 北京/首都など
台湾の旗 トランスアジア航空 台湾/桃園[129][130]
香港の旗 香港ドラゴン航空 香港
タイ王国の旗 タイ国際航空 プーケットチエンマイシアトル/タコマ、ロサンゼルス、ダラス/フォートワース、トロント
マラヤ連邦の旗 マレーシア航空 ロサンゼルス[131]クチン
マラヤ連邦の旗 エアアジア X クアラルンプール[132]
シンガポールの旗 シンガポール航空 台湾/桃園、バンコク/スワンナプーム
インドネシアの旗 ガルーダ・インドネシア航空 ジャカルタ
バングラデシュの旗 ビーマン・バングラデシュ航空 ダッカ、バンコク/スワンナプーム
スリランカの旗 スリランカ航空 マレ
インドの旗 エア・インディア ムンバイ、バンコク/スワンナプーム
パキスタンの旗 パキスタン国際航空 カラチ
イランの旗 イラン航空 テヘラン、北京/首都
クウェートの旗 クウェート航空 クウェート
イラクの旗 イラク航空 バグダード
エジプトの旗 エジプト航空 カイロ(2017年10月29日より運航再開予定)[105]
ロシアの旗 トランスアエロ航空 モスクワ/ドモジェドヴォ、サンクトペテルブルグ
ロシアの旗 ウラジオストク航空 ウラジオストクハバロフスクペトロパブロフスク・カムチャツキー
ロシアの旗 オーロラ ユジノサハリンスク[133]
ギリシャの旗 オリンピック航空 アテネバンコク/ドンムアン
ハンガリーの旗 マレーヴ・ハンガリー航空 ブダペスト
イタリアの旗 アリタリア-イタリア航空 ヴェネツィア
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 フランクフルト/ハーンデュッセルドルフハンブルク、ミュンヘン
オーストリアの旗 オーストリア航空 ウィーン(2018年5月16日より運航再開予定)[103]
スイスの旗 スイス航空 チューリッヒジュネーヴ
スイスの旗 エーデルワイス航空
運航はスイスの旗スイス国際航空
チューリッヒ
ベルギーの旗 サベナ・ベルギー航空 ブリュッセル[134]
フランスの旗 エールフランス航空 ヌメア
フランスの旗 UTA パリ/オルリー、パリ/シャルル・ド・ゴール、ヌメア
フランスの旗 AOMフランス航空 マルセイユ、パリ/シャルル・ド・ゴール
スペインの旗 イベリア航空 バレンシアアンカレッジ、ムンバイ、モスクワ/シェレメーチエヴォ
イギリスの旗 ヴァージン・アトランティック航空 ロンドン/ヒースロー
イギリスの旗 ブリティッシュ・カレドニアン航空 ロンドン/ヒースロー、マンチェスターバーミンガム
アメリカ合衆国の旗 アメリカン航空 ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ、メンフィスルイビルオンタリオ、アンカレッジ、オークランドサンノゼなど
アメリカ合衆国の旗 トランス・ワールド航空 ニューヨーク/ジョン・F・ケネディなど
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空 名古屋/中部大阪/関西、ソウル/仁川、釜山、台北/桃園[135]、北京/首都、広州、香港、バンコク/スワンナプーム[136]、ロサンゼルス[137]サンフランシスコミネアポリス[122]ソルトレイクシティ、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディなど
アメリカ合衆国の旗 ノースウエスト航空 コナ、ホノルル、シアトル/タコマ、ミネアポリス、インディアナポリスデトロイト、グアム、サイパンなど
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 台湾/桃園、上海/浦東、香港、バンコク/スワンナプーム、シンガポール[138]、シアトル/タコマ、ラスベガスなど
アメリカ合衆国の旗 コンチネンタル航空 マイアミ、ソルトレイクシティ、ヒューストン/インターコンチネンタルニューヨーク/ニューアーク、グアムなど
アメリカ合衆国の旗 パンアメリカン航空 ラスベガス、グアム、ホノルル、ニューヨーク/ラガーディアなど
カナダの旗 カナディアン航空 トロント、ハリファックスバンクーバーモントリオールエドモントン
メキシコの旗 アエロメヒコ航空 ティファナモンテレイ
ブラジルの旗 ヴァリグ・ブラジル航空 ロサンゼルス、サンパウロ/グアルーリョスリオデジャネイロリマ
オーストラリアの旗 カンタス航空 シドニー、パース
オーストラリアの旗 ジェットスター航空 マニラ、ダーウィン、メルボルン[139]
ニュージーランドの旗 ニュージーランド航空 クライストチャーチ
フィジーの旗 フィジー・エアウェイズエア・パシフィック航空 ナンディ

国内線[編集]

航空会社 就航地
日本航空 大阪/関西沖縄/那覇(いずれもコードシェア便としては継続)
全日本空輸 大阪/関西
アイベックスエアラインズ 札幌/新千歳仙台大阪/伊丹(全便がANAとのコードシェア便。いずれも現在はANAが運航)
スカイマーク 旭川、札幌/新千歳、神戸米子福岡鹿児島、沖縄/那覇、石垣
ジェットスター・ジャパン 名古屋/中部
春秋航空日本 高松
ピーチ 札幌/新千歳[140]、沖縄/那覇[140]

貨物便[編集]

航空会社 就航地
日本の旗 JALカーゴ アムステルダムパリ/オルリーニューヨーク/ニューアークなど
日本の旗 全日本空輸 ホノルルなど
レバノンの旗 トランス・メディテラネアン航空 ベイルート

空港へのアクセス[編集]

成田空港への交通機関、また成田空港から東京国際空港(羽田空港)への交通機関の詳細については、成田空港公式ページ:空港アクセス情報を参照。

歴史[編集]

鉄道路線[編集]

空港第2ビル駅(第2ターミナル)

東京都心までは50 - 60km程度あり、東京都心部への用務客は移動に要する時間が比較的長いために、当初は東京駅から成田新幹線を建設し結ぶ計画で、開港時には第1ターミナル地下に、鉄道駅の施設がほぼ完成していた。しかし、騒音公害などの被害が出ることを嫌った沿線(特に東京都江戸川区千葉県東葛飾郡浦安町(現・浦安市))自治体や住民の反対運動が激しく、計画・建設は中止となった。

更に空港自体の建設が難航したための余波を受け、千葉県内の道路鉄道などの公共事業インフラストラクチャー計画は大幅に狂った。空港建設時の様々な事件や千葉県収用委員会会長襲撃事件から、千葉県では収用委員会が機能停止し、道路や鉄道建設の用地取得が進まなくなってしまったためである。

1978年の開港時には、京成電鉄が成田空港駅(現在の東成田駅)まで「スカイライナー」の運行を開始した。しかし、空港ターミナルビルへは空港敷地内の旧成田空港駅から、有料の連絡バスへ乗り継ぐ必要があり、その不便さから利用客は増えなかった。

空港アクセス鉄道問題解決への動きは進展せず、都心部と空港ターミナルを直結する軌道系交通機関が存在しなかった上、もう一つの主要アクセス手段である定期高速バスも、渋滞にはまると移動時間が読めなかった。そのため、日本国外の旅行ガイドブックで「エラーポート」と酷評されるほど[141]東京都区部からの距離の遠さと所要時間の長さは、世界ハブ空港との比較で見劣りした。

当初、成田新幹線計画が混迷したこともあって別の方法も模索され、1982年に新東京国際空港アクセス関連高速鉄道調査委員会が運輸省(当時)にA・B・Cの3案を答申し、1984年に運輸省はB案(北総線延伸)を採択し推進すると決定した[142]

1987年に、当時運輸大臣を務めていた石原慎太郎は、「不便な国際空港」と呼ばれていた状況を見て、建設途中で中止となった成田新幹線(東京駅 - 成田空港駅間)の路盤と駅などの設備の一部を活用して東日本旅客鉄道(JR東日本)と京成電鉄の路線をそれぞれ分岐・延伸の上、成田空港に乗り入れる上下分離方式案(成田空港高速鉄道)を指示した[142]。これらの路線は1991年に開業した。

これにより、空港ターミナル(現第1ターミナル)直下に駅ができ、「成田エクスプレス」が東京駅までを最短53分で結ぶ[143]など利便性が向上した。また、京成電鉄では京成本線のそれまでの「成田空港駅」を「東成田駅」に改称し、新たに開業した成田空港高速鉄道との分岐地点である駒井野信号場 - 東成田駅間を京成東成田線として分離して支線扱いの路線とした。同線開業の翌年、第2ターミナル開業の際には、同時に空港第2ビル駅が設置された。

滞っていたB案も、鉄道アクセスの充実のため、京成線の短絡線として北総線を経由する成田スカイアクセス(成田新高速鉄道)プロジェクトとして進められ、2010年7月17日に旅客営業を開始し、JR東日本山手線等の日暮里駅から成田空港への所要時間が、有料特急「スカイライナー」で最速36分と短縮された。また開業によって、武蔵野線沿線住民は「東松戸駅」の開業との相乗効果で、東京都区部や千葉駅を経由する事なく、北総鉄道北総線から成田国際空港へアクセスする経路が得られた。

また、都心と時速300 kmのリニアモーターカーで結ぶ「羽田・成田リニア新線構想」を神奈川県知事松沢成文(当時)や千葉県知事森田健作[144]が提唱している。ルートは、両空港間以外にも、横浜市から東京都内や千葉市を経由して、成田空港に至るもので、新宿さいたま新都心までの支線も整備も考えられている。この構想が実現すれば、両空港間のアクセスが約27分と短縮される。この構想について、国土交通省が2009年2月に総事業費3兆円と試算を示したが、財源など実現に向けての課題がある[145]

バス路線[編集]

東京シティエアターミナル

1978年の開港時に、東京空港交通などの運行する定期バス「リムジンバス」が、空港ターミナルと東京シティエアターミナルや都内の主要ホテルなどの都内各地や千葉県内の主要駅、羽田空港との間を5分-60分に1本程度の頻度で運行された。1979年に運用を開始した横浜シティ・エア・ターミナルとの間も10分-60分に1本程度の頻度で運航が行われ、成田空港と都内、羽田空港、横浜を結ぶ主要な交通機関となった。

だが開港当時は、首都高速湾岸線の多くが完成していなく、京葉道路 - 東関東自動車道しかなかったため、箱崎ジャンクション付近を中心として首都高速都心環状線とその放射線において渋滞が慢性的に起きていた。この渋滞にはまると、成田空港と都内、羽田空港、横浜方面との移動の時間が読めないことが問題となった。

しかしその後、1980年代に入り首都高速湾岸線の多くが完成したため、リムジンバスが箱崎ジャンクションの渋滞を避けて都内へ向かうことが可能となった上に、1983年に高速湾岸分岐線が開通したことから、定期バスにより成田空港と羽田空港、横浜方面を結ぶアクセスが改善した。さらに1997年東京湾アクアラインが開通したため、首都高速湾岸線や首都高速1号羽田線の渋滞時には、これを避けて館山自動車道経由で、羽田空港および横浜方面へ向かうことが可能になった。

2015年に、首都圏中央連絡自動車道が成田空港に程近い大栄ジャンクションで、東関東道と繋がったことで茨城県南部方面とのアクセスが改善した。さらに、つくば中央IC境古河IC間が2017年2月26日に開通し、埼玉県西部方面や東京都西部方面や神奈川県との交通アクセスが改善された。

なお、東京シティエアターミナルでは、日本航空やユナイテッド航空、大韓航空などの主な航空会社の搭乗手続きや出国審査の手続きが可能だった。2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件の影響による各航空会社のセキュリティ強化および行政改革の一環として、2002年に搭乗手続き業務、出国審査業務ともに終了した。

2012年7月3日から、京成グループ東京駅〜成田空港間で、格安高速バス「東京シャトル」の運行を開始した。同区間を運行するリムジンバスの運賃の3分の1(1,000円)という運賃の安さと、早朝から深夜までの高頻度運行により、格安航空会社の就航も相まって利用者が急増している。また、同年8月10日からは平和交通も、銀座駅・東京駅~成田空港間で格安高速バス「THE アクセス成田」の運行を開始し、2014年12月にJRバス関東が参入した。さらに2016年10月31日からはWILLER EXPRESSを中心に大崎駅西口〜成田空港・芝山町間で格安高速バス「成田シャトル」の運行を開始している。

海外からの観光客の増加により、京都大阪新潟金沢白馬河口湖日光会津若松などの外国人に人気の観光地と成田空港を直接結ぶ高速バスも増えてきている。

鉄道[編集]

京成成田スカイアクセスの
スカイライナー

第1ターミナルの下に成田空港駅が、第2ターミナルの下に空港第2ビル駅があり、東日本旅客鉄道(JR東日本)と京成電鉄が乗り入れている。下記の両駅は、両社同じ位置にあるが、プラットホームや改札口は別々である。

なお第3ターミナルについては、空港第2ビル駅からアクセス通路(約670m、徒歩で約15分)、もしくは無料連絡バスの利用を推奨している[146]

このほか、主に空港勤務者などが利用している京成東成田線芝山鉄道東成田駅利用でもアクセス可能(現在の成田空港駅開業前は、東成田駅が「成田空港駅」を名乗っていた)。各ターミナルまで無料ターミナル間連絡バスがある他、東成田駅改札の横から空港第2ビル駅を経由して第2ターミナルへ抜ける全長500mの地下通路が延びており、徒歩でも雨に濡れずに移動可能である。

バス[編集]

成田空港からの高速バス、路線バスの行き先とのりばの詳細情報は運行会社に関係なく行き先とのりば案内に記載されている。

高速バスリムジンバス
成田空港に到着した
東京空港交通のリムジンバス

東京空港交通東京シティエアターミナル(水天宮前駅)横浜シティ・エア・ターミナル(横浜駅東口)、羽田空港、東京ディズニーリゾート、都内や横浜の主要ホテルなどとの間を5分-60分に1本程度の頻度で運行する。
成田空港交通京成バス平和交通JRバス関東東京駅銀座駅、江東区東雲、お台場との間に、WILLER EXPRESS京成バス千葉交通大崎駅西口との間に格安高速バスを高頻度で運行するほか、千葉交通成田空港交通京成バスなどが首都圏やその隣接県の主要駅、バスターミナルなどとを結ぶ高速バスや京都大阪仙台への夜行高速バスも運行している。発着地により共同運行会社も乗り入れる。
2015年7月30日運行分からWILLER EXPRESS白馬大町への夜行高速バスの運行を開始した。
さらに国内観光の振興・国際観光の拡大に向けた高速バス・LCC等の利用促進を目的として[147]、2016年4月4日運行分より新潟富山金沢への夜行高速バスの運行を開始した。あわせて4月22日より千葉交通関東自動車日光への、12月23日より千葉交通会津乗合自動車猪苗代会津若松への高速バスの運行を開始した[148]

  • 2012年7月3日から京成バスと成田空港交通が東京駅八重洲口、東雲車庫を結ぶ格安便「東京シャトル」の運行を開始した。
  • 2012年8月10日から平和交通が銀座駅、東京駅を結ぶ格安便「THE アクセス成田」の運行を開始した。
  • 2012年12月3日から成田空港交通が有楽町駅、東京駅、西船橋駅からの深夜急行バスの運行を開始した(既存の深夜急行バスの延伸)。
  • 2015年9月11日から栃木県宇都宮市鹿沼市を結ぶ路線が圏央道、北関東道経由になり、東京都心を通ることなく空港へ向かうルートとなった。さらにこの経路変更により真岡市にも停車するようになった。
  • 2015年11月16日から茨城県つくば市土浦市を結ぶ路線が圏央道経由に変更となり、つくば・成田空港間を最短55分で結ぶようになった。
  • 2016年3月18日から茨城県水戸市東海村日立市を結ぶ便の一部便が圏央道経由となり水戸駅・成田空港間が最短1時間34分で結ぶようになった。
  • 2016年7月16日から京成バスが山梨県河口湖町富士急ハイランド河口湖駅)・富士吉田市富士山駅)、東京空港交通と京王バス東が東京都稲城市(稲城駅)・川崎市麻生区若葉台駅)を結ぶ高速バスの運行を開始した。
  • 2016年10月31日からWILLER EXPRESS・京成バス・千葉交通が東京都品川区の大崎駅西口を結ぶ格安便「成田シャトル」の運行を開始した。
一般路線バス

成田空港交通、千葉交通、JRバス関東が運行している。 航空科学博物館・南部工業団地・栗源イオンモール成田成田駅・さくらの山の各方面の近距離路線バスが第2ターミナルから運行されている。 芝山町山武市(松尾・蓮沼地区)・横芝光町(横芝屋形海岸)方面への空港シャトルバス多古方面の多古-成田空港間シャトルバスも運行されている。

タクシー[編集]

ヘリコプター[編集]

現在はヘリコプターAIROSで成田空港までヘリコプター送迎の予約を行うことが可能。[6]

2017年現在、ヘリコプターは成田空港内のヘリパッドに着陸が可能で、東京から20分で成田空港に到着できる。

また、以下の会社において、関東各地と成田国際空港を結ぶヘリコプター路線がかつて就航していた。2017年現在は全社廃止されている。

かつて就航していた路線

自動車[編集]

第2ゲート

自動車で空港へアクセスする場合、以下3つのルートがある。どのルートでも空港敷地進入時にはゲートにて運転免許証などの身分証明書を提示し、乗用車バスはトランクのチェックを、トラックは荷室のチェックを受ける必要があったが、既述の通り、2015年3月30日をもってセキュリティチェックは廃止された(ただし、貨物地区進入時へは従来通りチェックを受ける必要があり、入門証を常備しない車輌は臨時入門証の発行を受けなければならない)。

日本国外からの要人の訪日や反対派によるデモ、空港内における事件、事故などによって一時的にゲートが封鎖される場合がある。また、社会情勢次第では入場時に身分証の提示を求めることもある。

成田空港の今後[編集]

  • 2009年平成21年)9月17日、成田国際空港会社 (NAA) は、未買収用地取得を進めるため、空港反対派らが持つ「一坪運動共有地」と「土地」を空港会社へ売却を求める訴訟を千葉地方裁判所に起こし、裁判は2013年平成25年)4月25日最高裁判所第1小法廷でNAA側の1、2審判決を支持し、空港反対派らの上告を却下した[16][17][18]
  • 2009年平成21年)10月13日鳩山政権前原誠司国土交通大臣(当時)は、定例記者会見にて「日本ハブ空港は、韓国仁川国際空港である」と発言し、東アジアで高まる国際航空路線の獲得競争に対抗するため、日本国政府として今後は羽田空港に重点を置き、同空港のハブ空港化を進めていく方針を表明した[149]。これにより、従来までの「国内線は羽田・国際線は成田」という棲み分けが見直されることとなり、地元自治体・政治家・企業関係者などに波紋を与えた。しかし、翌日になって前原大臣は千葉県森田健作知事と対談し、従来通り羽田・成田の運用を基本的には崩さない趣旨を伝えた。
  • 地元産業界などからの強い要望もあり、NAAはB滑走路と第2旅客ターミナルビル地区を結ぶ第三誘導路の完成と、発着回数30万回化が見込まれる2013年平成25年)を目途に可能であれば南進、できなければB滑走路をさらに北進する形で、ボーイング747やエアバスA380などの大型機の発着に問題がなくなる3500メートル以上への延伸を検討している[150]
  • 2009年(平成21年)12月12日国土交通省は、アメリカ・ワシントンDCで開かれていた日米航空交渉で、『航空自由化(オープンスカイ)協定』で合意したと発表。成田・羽田の両空港については発着便数に余裕のない混雑空港として、これまで通り政府間の協議で便数を決定するとし、2010年3月に年2万回分の国際便が増枠される成田空港については、現在約3割のシェアを持つアメリカ発着枠の削減を目指す方向で日米が一致した。
  • 2010年平成22年)10月31日には、羽田空港へ32年ぶりに国際線定期便が復活し、当空港の発着枠に余裕ができることから、NAAは国内線の増設、格安航空会社の誘致ならびに専用ターミナルの建設を行っている。

新滑走路建設構想[編集]

  • 新しい滑走路の造設が計画されている。2014年、国交省の有識者会議では、B滑走路に東側に平行する新滑走路を建設することで、1日あたり50-200便の増便が可能になるとされた。2015年、地元選出の与党議員らは、新滑走路建設を求めて、周辺自治体や空港会社が参加する協議会を立ち上げ、検討を進めることを明らかにした[151]。費用は1000-2000億円とされる。
  • 2015年から、年間発着容量50万回を目処とする空港機能強化のための施策が、空港会社、千葉県、周辺市町村、国交省の四者協議会において議論されてきた。この中でB滑走路の北側延伸、従来C滑走路と呼称されてきた横風用滑走路の計画撤回、予定地のエプロン等への転用、2014年に「D滑走路」と仮称された新平行滑走路(新C滑走路)のセミオープンパラレル形式での建設が提案され、2016年平成28年)9月27日の協議会で、四者間で確認書が締結された。以上の方向性が公開された報告書によって明らかとなった[152]

トランジットツアー (Narita Transit Program)[編集]

成田山

空港乗り継ぎ乗客を対象として、成田山新勝寺での護摩体験や酒蔵見学など、空港周辺で日本文化を体験するガイド付きの有料ミニツアーや、イオンモール成田へのショッピングツアーを実施している。なお、ツアー案内は英語のみである。

周辺施設[編集]

成田市さくらの山公園。元々は機動隊が24時間常駐して、反対運動を監視する防音提だった。
  • 航空科学博物館成田空港 空と大地の歴史館(山武郡芝山町) - 成田空港のA滑走路南隣にある。
  • 三里塚記念公園 - 宮内庁下総御料牧場の歴史を後世に伝えるために、旧御料牧場跡地に開設された公園。中には三里塚御料牧場記念館があり、御料牧場百年余の歴史について解説されている。
  • 成田市さくらの山(成田市)・三里塚さくらの丘 (NAA) - 空港のすぐそばにあり、A滑走路北側アプローチから離着陸する飛行機がよく見え、駐車場・公衆便所などが整備された公園。両方の公園に桜の名前が付くのは、空港建設で移転した宮内庁下総御料牧場が桜の名所として親しまれてきたため。
  • 十余三東雲の丘(とよみしののめのおか・成田市)- B滑走路北側延伸の際に建設された、防音堤およびその周辺を公園として整備し、防音堤天端を展望台として見学者に開放している。B滑走路を離着陸する航空機を間近に見ることができる。
  • ひこうきの丘(山武郡芝山町) - 2016年(平成28年)3月18日に供用開始。A滑走路南端に位置し、A滑走路から600メートル離れた場所に位置する。南側アプローチの際には「飛行機の離陸」、北側アプローチの際には「飛行機の着陸」がよく見え、駐車場・簡易便所・飲料の自動販売機が整備された公園。解放時間は6時から23時までである。場所は航空科学博物館から徒歩10分程。
空港北側の「成田市さくらの山」 
空港南側の「三里塚さくらの丘」 
空港南側の「ひこうきの丘」 

キャラクター「クウタン」[編集]

管理会社・成田国際空港株式会社[編集]

成田国際空港株式会社ビル

成田国際空港株式会社(なりたこくさいくうこう 英語: Narita International Airport Corporation :NAA)は2004年4月1日、成田国際空港株式会社法により成田国際空港の設置および管理を目的として設立された。新東京国際空港公団の業務を承継した特殊会社で、全株式を政府(国土交通大臣 90.01%、財務大臣 9.99%)が所有し、政府から資金の無利子貸付を受け、また当分の間出資や債務保証を受ける。一方、営業年度ごとの事業計画や新株発行、社債の募集、資金の借入については国土交通大臣の認可を要する。

会社の事業の範囲として、空港周辺における航空機の騒音などにより生じる障害の防止と損失補償のための諸事業が盛り込まれている。

なお、同社の略称であるNAAは、前身の新東京国際空港公団の英字略称 (New Tokyo International Airport Authority :NAA) を継承した形で使用している。

2005年11月18日に旧新東京国際空港公団発注の成田空港電気設備工事で、空港公団主導による受注調整など官製談合の疑いが浮上し、関わった電機企業各社と成田国際空港会社が東京地検特捜部の捜索を受けた。この官製談合疑惑では、成田国際空港の社員2人(懲戒解雇処分)が競売入札妨害の疑いで逮捕されるなど、一連の談合疑惑は官製談合事件へと発展しており、日本の空の玄関でこのような事件が起きたことに対し、非難の声が上がっている。今後、成田国際空港会社が談合体質から抜け出せるかどうか注目されている。

姉妹空港提携[編集]

空港用地内の地名と住所[編集]

成田国際空港用地においては、地名変更や地番整理は実施されておらず、従前の地名と、かつての沢伝いの境界線が、そのまま残されている。空港用地の大部分は、千葉県成田市に属するが、一部は千葉県山武郡芝山町および香取郡多古町にまたがっており、用地内にはこれら1市2町の計18の大字(おおあざ)が介在し、これらの境界線が複雑に入り組んでいる。空港内の主な施設の正式の住所は以下の通りである。

  • 第1旅客ターミナルビル - 成田市三里塚字御料牧場1番地の1
  • 第2旅客ターミナルビル - 成田市古込字古込1番地の1
  • 第3旅客ターミナルビル -成田市取香字上人塚148番地の1
  • 成田国際空港株式会社 - 成田市古込字古込1番地の1
  • 国土交通省東京航空局成田空港事務所 - 成田市古込字込前133
  • 成田国際空港警察署 - 成田市古込字込前133
  • 成田空港合同庁舎 - 成田市駒井野字天並野2159
  • 成田郵便局航空分室 - 成田市駒井野字天並野2125
  • NTT新東京国際空港ビル - 成田市駒井野字天並野2112
  • 成田市消防本部三里塚消防署空港分署 - 成田市木の根字神台19

第1・第2・第3旅客ターミナル、貨物地区等がある空港中心部の地名は、成田市三里塚古込(ふるごめ)、駒井野木の根天浪(てんなみ)、取香(とっこう)、東三里塚に分かれている。このうち、三里塚、古込、駒井野、木の根は上掲のターミナルビルや公共施設等の住所として使われている。天浪は大部分がA滑走路の用地であるが、旅客第1ターミナルビルからA滑走路を隔てて反対側の動物検疫所小動物検疫舎の住所は天浪字西原である。取香は新空港インターチェンジ付近の地名で、貨物地区内に飛地がある。運送会社等が入居する「貨物管理ビル」(取香字天浪800)は、当該飛地内にある。東三里塚はA滑走路南方に位置し、空港用地南端の南部貨物ビルの住所は東三里塚字岩之台である。

B滑走路の敷地は大部分が成田市東峰(とうほう)、天神峰(てんじんみね)、十余三(とよみ)に属し、ごく一部が成田市吉岡(きちおか)および堀之内に属する。A滑走路敷地の一部は成田市小菅に属する。

横風用C滑走路(未供用)用地には芝山町香山新田および菱田の各一部が介在する。用地内の成田市と芝山町の境界は複雑に入り組んでおり、芝山町菱田の区域は旅客第1ターミナルビル付近まで食い込んでいる。空港南部の整備地区付近にも芝山町大里および岩山に属する部分がある。また、新空港インターチェンジ付近には香取郡多古町一鍬田(ひとくわだ)の飛地が存在する。

発行物[編集]

  • 1978年(昭和53年)5月20日、新東京国際空港開港記念の額面50円の記念切手が発行された。

「成田国際空港」が登場する作品[編集]

かつて、改装前の旅客ターミナル(現・第1ターミナル)は、4階出発ロビーから3階出国審査に降りる階段が中央にあり、セキュリティチェックも3階で行われていたため、この出国審査へと続く階段が、数々の映画やドラマの「別れ」を印象付けるシーンで多用された。1983年(昭和58年)公開の日本映画探偵物語』では、薬師丸ひろ子演じる恋人と別れた松田優作が立ち尽くす映像が、エンドロールに2分近く使われた。

ドラマ
映画

脚注[編集]

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  141. ^ 一例として Ian L. McQueen著『Japan: a budget travel guide』、講談社インターナショナル、1992年、210ページには「Narita "errport" (as it has been called) is Japan's contribution to the world's collection of vast projects started on half-vast ideas.」などとある。なお、本書はロンリープラネットより『Japan: A Travel Survival Kit』の題で販売されていたものの改訂版にあたる。現在のロンリープラネット社のガイドは別内容である。
  142. ^ a b どうなる、こうなる首都圏の鉄道網--(最終回)成田新線・新交通編 - 1 / 2 Business Media 誠 2008年11月7日
  143. ^ JR東日本
  144. ^ 森田健作マニフェスト (PDF)
  145. ^ 成田〜羽田リニア、事業費3兆円=国交省が試算 時事ドットコム(時事通信)2009年02月24日[リンク切れ]
  146. ^ 電車でのアクセス - 成田国際空港第3ターミナル
  147. ^ Narita Air & Bus!成田空港から観光地へダイレクトアクセス! ~高速バス・LCC等の利用促進に向けて~(国土交通省)
  148. ^ 【高速バス】会津若松・猪苗代・郡山⇔成田空港 12月23日~3月13日の金・土・日・月曜運行!!
  149. ^ “大臣会見 前原大臣会見要旨” (プレスリリース), 国土交通省, (2009年10月13日), http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin091013.html 2012年10月7日閲覧。 
  150. ^ 「成田B滑走路、さらに北伸もありうる」NAA社長 「Asahi.com(朝日新聞)」2009年10月23日(2009年10月25日時点のアーカイブ
  151. ^ 成田空港、新滑走路検討へ 国・千葉県、月内にも開始 朝日新聞デジタル 2015年8月4日(火)9時30分配信
  152. ^ http://www.narita-kinoukyouka.jp/news/backnumber/160927_01/index.html 2016年9月27日に四者協議会が開催されました。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空中写真・地形図[編集]

  1. ^ FMスタジオ"SKY GATE" 成田国際空港公式WEBサイト