半魚人

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海の司教。1531年バルト海にて捕獲とある。

半魚人(はんぎょじん)とは、ヒト魚類の中間的な身体をもつ、伝説の生物


概要[編集]

二腕二脚だが、エラを持つなどの特徴があることから水棲人(すいせいじん)とも呼ばれ、英語ではマーマン(Merman)と称されることが多い。なお、上半身が人間、下半身が魚の姿(脚が無い)のものは人魚と呼ぶのが普通である。

近年の創作作品の中では、「手足にヒレや水かきがあり、全身がうろこで覆われ、頭部が魚のもので、言葉を話す人間のような生物」といった形態が、ステレオ的に用いられている。

バリエーション[編集]

イプピアーラ(Ipupiara)
グアラニー族の民間伝承に登場する妖怪。半魚人説と人魚説がある。
海の司教(Sea bishop)
西ヨーロッパの伝説。画像にあるとおり「鱗の生えた人間」の姿をしている。
普段は海中に棲んでいるが、時折、人間たちに捕らえられることがあるという。捕らえられた「海の司教」は、「言葉を理解する事はできないが、地上で暮らすことはできる」とされる。
魚のアプカルル(英文献ではFish-Apkallu
メソポタミアの伝説の生き物。発掘された彫像によると、頭から背中にかけて魚をかぶったような姿をしている(身体の前部が人間、後部が魚、という姿)。
神話のなかでは、アプカルルは古の賢者であり、人々に知恵を授けたとされている。彫像は守護精霊として7体セットで用いられた。
アプカルルは、ヘレニズム時代のバビロン神官ベロッソスが著した『バビロニア誌』にオアンネス(Oannes)として現れる。オアンネスはペルシア湾から上陸してきて、ごく短期間に人々に文明を授けたといわれている。

出典・脚注[編集]

関連項目[編集]