ピクシブ (企業)

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ピクシブ株式会社
pixiv Inc.
種類 株式会社
市場情報 未上場
本社所在地 日本の旗 日本
151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-23-5
JPR千駄ヶ谷ビル2F
設立 2005年平成17年)7月25日
(ウェブッテネット株式会社)
業種 情報・通信業
法人番号 2011001046319
事業内容 インターネットメディア事業
Webアプリケーション開発
代表者 代表取締役 國枝信吾
資本金 1,250万円
主要株主 アニメイトグループホールディングス
関係する人物 片桐孝憲(創業者)
上谷隆宏(pixiv創設者)
青木俊介取締役(元取締役CTO)
外部リンク http://www.pixiv.co.jp/
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ピクシブ株式会社(英文社名:pixiv Inc.)は、東京都渋谷区に本社を置くネットベンチャー企業である。イラストコミュニケーションサービスを提供する会員制ウェブサイト「pixiv」とその関連サービスを運営している。また、アニメイトグループホールディングスのグループ会社である。

歴史[編集]

  • 2005年7月25日 - ウェブッテネット株式会社として設立[1]
  • 2006年7月1日 - クルーク株式会社に社号変更。
  • 2008年11月1日 - ピクシブ株式会社に商号変更。
  • 2016年12月31日 - 片桐孝憲が退任(取締役としては留任)、副社長の永田寛哲が会長、執行役員の伊藤浩樹が代表取締役社長に昇格[2]
  • 2018年1月1日 - 片桐・伊藤が取締役を退任、永田が代表取締役社長に就任[3]
  • 2018年6月6日 - 永田が代表取締役社長を辞任。國枝信吾が代表取締役社長に就任[4]

ピクシブ株式会社への商号変更までの経緯[編集]

クルーク株式会社は当時、LinuxApacheMySQLPHP(いわゆるLAMP)などのオープンソースソフトウェアと自作サーバによる低価格なシステム開発やWeb制作の受託を中核事業に行っていた。しかし、2007年(平成19年)9月10日、クルークの社内サーバを社外協力者、上谷隆宏に提供し、開始した「pixiv」が同月、会員1万人に到達する急成長を見せ、同年10月1日、上谷が入社し、開発、運営の業務を開始した。2008年(平成20年)には、会員数38万人、月間3.6億PVに成長したため、事業内容の見直しを行い、「pixiv」を中核事業に変更し、商号も2008年(平成20年)11月1日、ピクシブ株式会社に再変更した[5]

事業内容[編集]

事業内容と収益構造[編集]

ピクシブ株式会社に商号変更後は、Webサービスの「pixiv」および姉妹サービス「drawr」、「ピクシブ通信」事業を一本化し、2008年(平成20年)末には、採算ラインに到達している。[6] ピクシブは早期から広報活動に積極的にTwitterを利用している企業の一つでもある[7]。「リアルとの連動」として「pixivフェスタ[8]pixivマーケット[9]などのイベント開催や、書籍など各種グッズの制作販売[10]にも手を広げている。

「pixiv」のインフラ設備及び運営[編集]

当初「pixiv」のインフラ設備及び運営は、自社内にあるものに関してはクルーク株式会社時代のノウハウを活かし、ハードは合板に載せたむき出しマザーボードの自作サーバをオフィスの一角に設置、ソフトはLAMPと経費を最小限に抑えた通称『ベニヤ機』を利用していた。サーバは1台5万円のものが2009年11月の時点で170台、電気代は2009年8月の時点で月31.2万円であるという[11][12]

ユーザー数の増加に対応するため2010年からIDCフロンティアのデータセンターに既製品(ヒューレット・パッカード製)を設置している[13]

「社員犬チョビ」と「ピクシブたん」[編集]

本社オフィスで飼われている柴犬の「チョビ」(黒毛・メス。2007年(平成19年)10月23日生まれ)がマスコット。社内では「社員犬」という位置付け[14][15]で、pixivのメンテナンスの際にしばしば先述の自作サーバ群と共に画面に登場し、2009年(平成21年)3月6日以降のメンテナンスではFlashゲームのキャラクターとしても活躍[16]するなど、各所にモチーフとして用いられている。2009年(平成21年)2月と7月に東京・原宿で行われたpixivフェスタにも社員として参加している[8]

もう1つのキャラクターユーザー企画発祥[17]ピクシブたんで、その性質上一定の形態はないが、pixivロゴの水色を基調にした典型的な萌え擬人化として描かれることが多い。

「つくドル!プロジェクト」[編集]

2014年より始めた、声優、イラストレーター、コスプレイヤーなどクリエイターとして活動しながらアイドルとして愛される存在になる、「つくれるアイドル」=「つくドル!」を発掘、育成するためのプロジェクト[18]。 このプロジェクトの第1回オーディションにより、女性アイドルグループである虹のコンキスタドール(虹コン)が結成された。

2017年12月1日、虹コン、ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)(2016年7月「ベースボールガールズ」より改名、ピクシブプロダクション所属となる)は2018年1月よりディアステージ所属となることが発表された。ピクシブプロダクションのアイドル部門を独立、ディアステージと合流し、同社内に「虹コン事業部」を新設する形となる[19]

資格・免許[編集]

  • 電気通信事業者(事業者番号:A-18-9070)

脚注[編集]

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  1. ^ 由来は「ウェブってネットじゃん」(【トレビアン企業探訪】『pixiv』を運営するクルークに突っ込みインタビュー!”. 株式会社ライブドア (2008年5月21日). 2009年12月9日閲覧。)。
  2. ^ 代表取締役等の異動に関するお知らせ | ピクシブ株式会社 2016.12.06
  3. ^ 代表取締役等の異動に関するお知らせ”. ピクシブ株式会社 (2017年12月29日). 2018年1月1日閲覧。
  4. ^ 代表取締役交代について”. ピクシブ株式会社 (2018年6月6日). 2018年6月6日閲覧。
  5. ^ クルーク株式会社、社名を"ピクシブ"に変更”. ZDNet Japan (2008年10月27日). 2009年12月9日閲覧。
  6. ^ 「損益とんとんになった。」「pixivと並行して続けてきた受託開発は新規契約をストップした。これからはpixiv1本でやっていく方針だ。」(「変化が激しすぎるかも」――急成長「pixiv」の1年を追う”. ITmedia (2008年12月25日). 2009年12月9日閲覧。
  7. ^ 理由として「最低限の告知」だけで済み、「フィードバックも早」く、「オープン」であることを挙げている(「pixivの産みの親と育ての親」ピクコレ製作委員会『pixiv girls collection』コアマガジン 2009 ISBN 978-4-86252-531-4, p.158)。
  8. ^ a b イラスト展示会「pixivフェスタ」開催 雪の中行列も”. ITmedia (2009年2月27日). 2009年12月9日閲覧。
  9. ^ ピクシブ、販売と展示ができる同人誌即売会「pixivマーケット」を開催”. MarkeZine (2009年7月27日). 2009年12月9日閲覧。
  10. ^ 事業内容”. ピクシブ株式会社. 2009年12月9日閲覧。
  11. ^ イラストを投稿・共有するSNSの「pixiv」、20日間で会員数1万人突破。”. CNET Japan プレスリリース (2007年10月1日). 2009年12月9日閲覧。
  12. ^ はてななどの各社担当者が自作サーバーのノウハウを紹介”. Impress Watch (2009年11月26日). 2009年12月9日閲覧。このサーバの写真はしばしばpixivのメンテナンス画面などにも登場する
  13. ^ pixiv開発者ブログ | pixivデータセンターを開設しました
  14. ^ 社員犬 チョビの紹介”. ピクシブ株式会社. 2009年12月9日閲覧。
  15. ^ 「社員犬」導入の今:ビジネス“ワン”が社員として活躍する日”. ITmedia (2009年5月9日). 2009年12月9日閲覧。
  16. ^ pixivメンテ画面に「チョビチョビゲーム」”. ITmedia News (2009年3月6日). 2009年12月9日閲覧。
  17. ^ ユーザー主導企画で盛り上がるpixiv――「ピキピキマシン猛レース」に「ピクシブたん」”. RBB TODAY (2008年2月12日). 2009年12月9日閲覧。
  18. ^ クリエイターアイドル「つくドル!」発掘オーディション開催”. ピクシブ株式会社ニュースリリース (2014年5月19日). 2015年3月4日閲覧。
  19. ^ 【虹コン・ベボガ!】ディアステージ所属に関するお知らせ”. 虹のコンキスタドール (2017年12月1日). 2018年1月1日閲覧。

外部リンク[編集]