ミソジニー

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ミソジニー: misogyny) とは、女性に対する憎しみ軽侮女嫌い(おんなぎらい)や女性嫌悪(じょせいけんお)のことである。ギリシア語の μισος(憎しみ)と γυνε(女性)から由来し、女性を憎んだり蔑んだりする男性ミソジニスト(misogynist)と呼ぶ。

対義語には、「男性に対する憎しみや軽侮」を意味するミサンドリー(英:misandry)と、「女性に対する愛しみや崇敬」を意味するフィロジニー(英:philogyny)の二つがある。

概要[編集]

ミソジニーは通常「女性嫌悪」「女嫌い」と訳される。男性にとっては「女性嫌悪」、女性にとっては「自己嫌悪」、その心性がミソジニーである。イギリス文学研究者のイヴ・セジウィックは、同性愛に対する恐怖感・嫌悪感=ホモフォビアと必然的な親和関係があることを指摘している。

男性側のミソジニー[編集]

男性側のミソジニーの例として、女性に対する性的暴力セクシャルハラスメント、制度的差別などに加え、広告映画文学テクストなどにおける女性を蔑む表現などが挙げられている。女性を弱い存在として蔑む表現の例として、「女子供」「雌雄を決する」などがある。

女性側のミソジニー[編集]

一方、女性側においてミソジニーは、女性のに対する羞恥心拒食症などの摂食障碍性的機能不全鬱病、女性であることに起因する劣等感や無価値感といった感情の形をとって表れるとされる。

社会・宗教におけるミソジニー[編集]

広く父権制的な社会においては、その社会構造に由来する必然的なミソジニーが見られる。キリスト教イスラム教のような父権制的な宗教では、大地信仰を行うような母権制的社会における宗教のテクストに比べ明らかなミソジニーが見られる。こうした宗教社会では、女性はあらゆる悪を生む厭わしい存在として描かれることが多く、こうした記述はミソジニーの表れであると評価される。もっとも、ここでいう母権制的社会でも、男性支配は広く見られる。

ミソジニーと大衆文化[編集]

音楽[編集]

しばしばクール - ホットであることが重視される若者の音楽文化において、とりわけヒップホップなどの分野が、激しいホモフォビアの傾向とともにこの傾向を強く帯びる。攻撃的なスラングをもって女性を嘲罵する一方で、当の女性達からの熱い支持を受けもする。21世紀初頭ではエミネムなどが殊に名高く、係る活動体[誰?]などからの批判を延々と受ける事態となっている[1]

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ GLAAD: Eminem's Hate Lyrics. GLAAD. Accessed 2007年6月31日

関連項目[編集]