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ハシブトガラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハシブトガラス
枝にとまるハシブトガラス
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: カラス科 Corvidae
: カラス属 Corvus
: ハシブトガラス
C. macrorhynchos
学名
Corvus macrorhynchos
Wagler, 1827
和名
ハシブトガラス
英名
Large-billed crow
下位分類群

本文参照

分布域

ハシブトガラス学名Corvus macrorhynchos)はカラス科カラス属である。

形態

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全体に黒色の鳥であるが、特に羽には紫色の金属光沢を持つ。雌雄同色で性別による差は出ない。全長57cm、大きさは翼長33-38cm、嘴峰(くちばしの長さ)60mm程度[2][3]

脚は4本の指のうち3本が前を向き、1本は後ろ向きに生える三前趾足と呼ばれるタイプある。この生え方はカラス類に限らず、スズメ目では多くの種に共通する[4]。卵は長径40-55mm、短径29-33mmで重量は1個20g内外である[5]

類似種

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ハシボソガラスは本種よりもやや小さく、嘴の曲がりが小さい、額(嘴の上)が出っ張っていないことなどで判別できる。南西諸島などに分布する種は本種よりも小さいものが多い[2][3]

生態

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市街地から農村地帯までよく適応している種で、都市部でもよく観察される。ハシボソガラスと比較して都市部の環境により適応していると言われることもあるが、どちらのカラスが多いかは都市によって異なる。どのような要因で比率が決まるのかは採餌場所、営巣場所の好みなど様々な要因があるとされている[6][7][8]

食性は雑食性で木の実から昆虫、鳥の卵や小動物、人間の残飯までさまざまなものを食べる。ハシブトはハシボソに比べ、肉食傾向が強いと言われており[9]、山形県におけるペリットの分析もこれを支持している[10]。鳥類は歯を持たずに餌を丸呑みするが、代わりに胃の強力な筋肉を使って食物をすりつぶす。一般的な傾向として、胃の筋肉は硬い植物種子をよく食べる鳥が強く、果実食や肉食の種ではそこまで強くないことが知られている[4]。ハシボソとハシブトの胃の構造を比較すると、ハシボソの方が相対的に筋繊維が厚く植物食向きの構造だといい、ハシブトの肉食傾向は形態学的な面からも支持されている[11]。嘴の強さや舌の微細構造なども肉食種に近いという[12]

群れでスズメを襲った観察例もあれば[13]、卵や雛を狙って他の鳥の巣に飛来することもしばしば観察されている[14][15]

ハシブトは幾らかの貯食行動を行うとされる。神奈川県での観察では貯食場所は常緑針葉樹の樹冠部であった[16]

ハシボソとは鳴き声が異なる。ハシブトの方が全体的に低音であり、これは発声器官が全体的に大きいからだという[17]。日本鳥類大図鑑増補改訂版(1978)ではハシボソの鳴き声はハシブトより濁っていると表現している[3]。機械で録音する場合、ハシボソよりもハシブトの方が周囲の音に負けずに録音しやすい[18]

雌雄のつがいのほか、しばしば大規模な群れを作り行動する。鳴き声の他に毛づくろいなどの個体間のコミュニケーションが知られており、群れの中での優劣も観察されている。カラスのコミュニケーションについては伊澤(2017)の総説論文が詳しい[19]

繁殖期は晩春から初夏にかけてである。雌雄ともにこの時期に生殖腺が良く発達し、この傾向は成鳥だけでなく幼鳥でも見られるという[20]

樹上営巣型で、地上から5m-20m程度の位置に巣を作る。樹高、樹種、林縁からの距離などにはハシボソよりも敏感で、目立たないところを使うと言われることが多い[21][22]。巣は枯枝を集めて作ったものでハシボソのものに酷似しており見分けるのは困難である。1つの巣への産卵は4個前後で抱卵は雌だけが行い、孵化までの期間は約3週間である[23]

雛への給餌は雌雄で行い、雛は孵化してから約1か月で巣立つ。その後約4か月程度は家族群で行動し、独立する。親鳥は後期には幼鳥を激しく牽制威嚇し、独立を促すという。若鳥は約3年間群れで行動し、その間にペアになり、縄張りを構える。

換羽は初夏から秋にかけてで、開始および終了はハシボソより若干遅い[24]。ストレスを受けると自然な換羽ではなく、自ら羽毛を引き抜く自傷行動がしばしばみられる。繊細な鳥であり、人間に捕獲されるなどの興奮時には心拍数が増大し、安静時の心拍数に戻るには90分もかかる。これはハシボソの50分に比べても長い。安静時の心拍数は毎分200回前後だという[25]

カラスの知能は一般の5〜7歳児と同程度であるという説も存在しており、実際にIQテストなどによる証明が行われている[26]。知能の高さ故に「遊ぶ」という概念を持っており、木の枝にジャンプで届くかどうかのチャレンジを幾度となく繰り返すなど、捕食や採餌とは関係のない、つまり生存には直接の必要がない行動をとっている様子も確認されている[27]

雪を水の代わりに浴びる「雪浴び」や、アリを羽毛になすりつけたり、巣の上に伏せてアリにたからせる「蟻浴(アリの持つ蟻酸によって、ハジラミを退治している)」、銭湯の煙を浴びる「煙浴」、洗濯用洗剤などの粉洗剤を浴びる「薬浴」など、いろいろな入浴方法を実践している[28]

寿命は飼育下では約20年、野生下では約10年~20年とされる。

分布

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東アジアから東南アジアヒマラヤ山脈周辺にかけて分布する。日本では留鳥として、小笠原諸島を除き全国で、低地から山地まで幅広く分布する[3]ユーラシア大陸の北部に広く分布するハシボソと比べると南方系の種であり、分布の南端はマレー半島周辺、スマトラ島ジャワ島などに達するが、ウォレス線付近を境に途切れオーストラリアにはとどかない。

本州中部における垂直分布の限界標高は概ね2,500m前後でないかと推定されており、1930年ごろの夏季を中心とした調査では幾つかの山塊のこの標高で数羽程度が確認されている[3]。2000年代の調査ではハシボソと共に分布がやや拡大している[29]。登山客が出す生ごみや地球温暖化の影響が言われれるが、詳しい要因はよくわかっていない。

分類

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オサハシブトガラス(石垣市)

8亜種に分かれるとされている。日本産亜種の和名は『日本鳥類目録 改訂第五版』(1974)を参考にした。

  • Corvus macrorhynchos japonensis Bonaparte, 1850
和名ハシブトガラス[30]。樺太・千島列島から九州にかけて分布する。
  • C. m. mandshuricus Bturlin, 1913
チョウセンハシブトガラス[30]満州から朝鮮半島対馬などに分布し亜種ハシブトガラスよりやや小型。
  • C. m. connectens Stresemann, 1916
リュウキュウハシブトガラス[30]奄美群島以南の南西諸島に分布し、亜種ハシブトガラスよりやや小型。
  • C. m. osai Ogawa, 1905[31]
オサハシブトガラス[30]八重山列島に分布し、亜種ハシブトガラスより小型。
  • C. m. colonorum
  • C. m. tibetosinensis
  • C. m. intermedius
  • C. m. macrorhynchos
基亜種。マレー半島一帯とその周辺の島に分布する。

人間との関係

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都市の鳥

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スズメハト類、ツバメなどと並び都市近郊でもよく見られる鳥で、日本の都市部においては最も身近な鳥の一つである。なお、生態節の通りハシボソとどちらが優勢になるかは都市によって異なる。東京近郊などは本種が圧倒的に優勢だとされる。

ねぐらは大きな都市公園や神社仏閣に残る鎮守の森のような幾らかまとまった森林である。

獣害

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悪食で人の食べ残した生ごみを群れであさる姿がよく観察される。袋を破いて中身を引っ張り出して食べるので、公衆衛生および景観的な面で嫌われる。被害増の背景には、ゴミ袋の色が影響しているのでないかという説があり、黒色から透明にすることによって中身が見えるようになったことが一因ではないかとする。

4色型色覚であるカラスの目の特性を逆手にとり、紫外線を遮断する特殊な顔料(企業秘密)を混ぜ、カラスには中身をわからなくした黄色いポリエチレンゴミ袋を、大倉工業三井化学宇都宮大学農学部杉田昭栄教授の協力で開発した。コストは従来のゴミ袋よりも高いが、大分県臼杵市東京都杉並区などで試験的に導入されている。

畜産用の濃厚飼料(トウモロコシソルガムを主原料とする高栄養飼料)も食べに来る。畜産農家では養鶏場における鳥インフルエンザのほか、飼育鳥獣の感染症対策が課題である。ペリットの分析では、低確率であるがサルモネラの保菌者となっているカラスがいることが分かっており[32]、養鶏以外のウシやブタにもリスクのある感染症がある。また、穀類や果物はよく食べる。

電力設備の絶縁用のシリコンオイルを食べた例もある[33]。カラス類は電柱に営巣することがしばしば見られ、巣材に金属片を使うこともあることから、時にショートによる停電などのトラブルを引き起こし問題となる。日本全国における巣の撤去に要する時間は年間数十万時間なのではという試算もある[34]

ただし、都市の環境は必ずしも本種にとって最適ではないと見られ、都市部の個体は郊外に住むものよりも小さいことが多い。特に雌では顕著な差が出るという[35]。東京都心の公園での観察の結果、本種の死骸が最も増えるのは春であり、これは餌が少ないからではないかとみられる[36]

晩春から初夏にかけての繁殖期の親鳥は非常に神経質になり、営巣木に近づくものを執拗に攻撃し追い払う。時に人間がこの対象になることがある[37]

食用・狩猟

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肉は食用にできる。昭和時代の岡山県の丘陵地帯では、他の野鳥と共にカラスを捕まえて食べることもあったという。カラスを捕まえる際はただ単にわなを仕掛けるだけでなく、罠の近くに囮の個体もおいておびき寄せた。ただし、不吉な鳥や畑に肥料としてまいた人糞を食べる不潔な鳥だとして食べない人も多かったという[38]。魚谷(1936)はカラスの肉の味について、独特な臭みがあって美味い鳥ではなく、調理には工夫が必要であると評している[39]

一方で薬効が非常にあると考えられていた。江戸時代の『水谷禽譜』によれば、カラスの黒焼きはあらゆる病気に効くと言われたという。黒焼きを作るときは、カラスの腹を裂いて内臓の代わりに人参を詰め、塩を塗りこみ壺の中で焼いた。人参の代わりに紅花を詰めると金瘡(刃物での切り傷)に効くという[40]。これらは朝鮮の薬膳料理のサムゲタンに似たようなものだったようである。

現在でも狩猟鳥獣の一つであり、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(平成十四年法律第八十八号、通称:鳥獣保護法)[41]に従い、狩猟免許を取得し都道府県の名簿に登載されれば、亜種も含めて冬季に決められた区域内と手法で狩猟ができる。狩猟鳥獣一覧を定めた鳥獣保護法施行規則の第3条別表第二では、本種の他にハシボソガラスとミヤマガラスがカラス科として狩猟鳥獣に指定されている[42]

種の保全状況

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国際自然保護連合(IUCN)レッドリストは2024年時点で低危険種(Least Concern, LC)と評価しているが、推定生息数は減少傾向にあるとしている[1]。日本の環境省レッドリスト(2013年発表の第4次改訂版)では記載はなく、都道府県の発表でも本種を絶滅危惧種等に指定しているところはない[43]

象徴

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本種が分布する東アジア地域には3本の脚を持つ三足烏伝説が広く伝わっており、しばしば太陽の神として描かれる。日本においても八咫烏神武天皇の道案内を務めたという伝説がある。神の使者としても描かれるが、カラスを使いに出すとトラブルが発生し、失敗したという内容の伝説が各地でしばしば見られる。済州島に伝わる伝説には以下のようなものがある。神様が人間の寿命を書いた紙をカラスに持たせたが、カラスはこれを落としヘビが紙を食べてしまった。カラスは寿命の紙をトンビが盗んだと思い大喧嘩をした。結果、人間の寿命は不規則に長短が生まれ、ヘビは長寿の象徴となり、カラスとトンビは仲が悪いのだという[44]アイヌに伝わる伝説では、神はアイヌが飢えないように山と川に動物の骨を置くようにカラスに命じたが、カラスはこれを怠り神の怒りを買ったという[45]

アイヌの伝説に見られるように狩猟や農作物の豊凶の占いにカラスを使うということもアジア各地で見られる。餅を投げるものや早生晩生の各品種を並べて、カラスがどれを食べたかによってその年に植える品種を決めるなどした。日本ではこれを「オトグイ」(御烏喰)などと呼び、広島県の厳島神社のほか、東北地方に至るまで各地で見られる。

呼称

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標準和名は「ハシブトガラス」とされ、『日本鳥類目録』(1974)[30]、『世界鳥類和名辞典』(1986)[46]などではこの名前で掲載されている。それなりに歴史のある名前であり、江戸時代の『大和本草』には「ハシブト」などの文字が確認できる[47]。同時代の『水谷禽譜』では「ハシブトガラス」「ヤマガラス」「ミヤマカラス」は同一種である旨が書かれている。ただし「ミヤマカラス」には別名「ダケカラス」と呼ばれるハシブトとは別種のものもあるとされた[40]。生態節の通り身近な鳥の割には営巣場所への拘りが強く、昔のように薪が燃料で禿山ばかりの環境では人里離れた深山でないと見られなかったことからの、「ヤマ」「ミヤマ」の命名と見られる。

「カラス」はカケスなどと同じく「ス」で終わる鳥である。この「ス」は鳥を指しているのではないかと言われる。同じように言われる接尾語に「スズメ」、「カモメ」、「ツバメ」などの「メ」がある。前半の「カラ」は「黒い」という体色に由来する説、「カァカァ」という鳴き声に由来する説の2つが有力であり、研究者によっても見解が異なる[48]。カラスの漢字表記は「鴉」ないし「烏」で、「烏」は「鳥」という字とよく似ていることで知られる。江戸時代までは「慈烏」という字もよく当てられており、文献などではしばしば目にする。これは雛から若鳥のうちは親に食べさせてもらっても、ある程度大きくなると逆に年老いた親に餌を与えるように見えるという生態的な点から、慈悲深い鳥だという意味で名付けられたと説明されることが多く、『水谷禽譜』や『大和本草』ではそのように説明している[40][47]。ただし、実際には大きくなった若鳥は親鳥と見分けがつきにくく、親に餌を与えているように見えるというのは勘違いと言われることも多い。また、薬用節の通り薬としていろいろな利用が出来たことも幾らか影響があるとみられる。

『狩猟鳥類ノ方言』(1921)には多数の地方名が載っているが、系統としてはそれほど多くない。本種で特徴的なのが「クソガラス」「クソクイガラス」などの名前で西日本を中心に広く見られる[49]。これは前述のように肥料として撒いた人糞を食べることから来ていると見られるが、山形県の「クソガラス」は肉に臭気があることが由来だという[50]。分布地や生態に因んだ名前としてはほかに「地からす」、「ノガラス」、「ムラガラス」、「ヤマガラス」などがあり、古い名前と言われる「ヤマガラス」は大阪や沖縄で確認されている。形態的な命名としては「オオガラス」、「クチブト」などがある。変わった名前として神奈川県西部の「ベンケイ」がある。ハシボソガラスと区別せずカラス全般を指して「カラス」も広く見られ、これがなまった「ガラー」「ガラサー」(鹿児島県)、「イソ」(愛知県海部郡)、「ガアガ」(富山県)などもある[49]

種小名 macrorhynchos「大きな嘴」という意味で和名と同じである[51]。基亜種は東南アジアのものであり、和名とは別につけられたと思われるがよくわかっていない。

脚注

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  50. ^ 石澤健夫 (1922) 山形県村山地方鳥類方言. 鳥 3(12-13), p.149-152. doi:10.3838/jjo.3.12-13_149
  51. ^ 内田清一郎, 島崎三郎 (1987) 『鳥類学名辞典―世界の鳥の属名・種名の解説/和名・英名/分布―』. 東京大学出版会, 東京.ISBN 4-13-061071-6 doi:10.11501/12601700(国立国会図書館デジタルコレクション)

関連項目

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外部リンク

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