雨の西麻布

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
雨の西麻布
とんねるずシングル
B面 僕は鳥になりたい
リリース
規格 7インチシングル
ジャンル 歌謡曲ムード歌謡
レーベル ビクター音楽産業
作詞・作曲 秋元康見岳章
プロデュース 秋元康
チャート最高順位
とんねるず シングル 年表
青年の主張
(1985年)
雨の西麻布
(1985年)
歌謡曲
1986年
テンプレートを表示

雨の西麻布」(あめのにしあざぶ)は、日本お笑いコンビであるとんねるずの5枚目のシングル

ビクター音産(現:ビクターエンタテインメント)移籍後では通算3枚目のシングルとなる。1985年9月5日発売。

1993年9月22日にはCD化されて再発売されている。

解説[編集]

この「雨の西麻布」のイントロや曲中の石橋と木梨の語りにもあるように、この曲を秋元康から貰った際、彼ら2人は『紅白歌合戦』という大舞台に立つことを本気で目指し始める。

秋元康曰く、「雨の新宿」等々、有名な街であればそういった曲はいくらでもあったため、あまり有名ではない街で名付けたかった。 そのため、元々は「雨の亀戸」だった。しかし発売前の打ち合わせで狙い過ぎの名前と言われ、検討した結果、西麻布であれば、ある一定以上の年齢の人は「ああ、かすみちょう(現在の西麻布一丁目と三丁目の一部)ね」という感覚があることもあり、西麻布となった。

なお、とんねるずはそれから6年後の1991年末に「情けねえ」のヒットで、念願の紅白出場を果たしている(第42回NHK紅白歌合戦を参照)。

「紅白を」「狙います」とはしていたものの、当時のマスコミからは、NHKに歌手として出演するのに不可欠な「NHKのオーディションに未だ合格していない」との指摘がなされていた。石橋が後年語ったところでは、2人がNHKのオーディションを受けようとした際、当初は売出し中だった「やぶさかでない」を歌おうと考えていたが、懇意になっていた美空ひばりに相談したところ、「『雨の西麻布』の方がいい」というアドバイスがあった。それを受けて本曲を唄ってオーディションを通過したという。これ以降2人はバラエティーを中心に積極的にNHKのテレビ番組にも出演、そして前述のとおり紅白歌合戦への出場を果たしたのだった。

曲の最後に「双子のリリーズ」と言っているのは、演歌(とセリフの中でも称しているが実際はムード歌謡)を真面目に歌うとんねるずにスタッフの惜しい気持ちから「お笑い性を少しだけだそう」ということで、このフレーズを言わせたという逸話を、秋元康が「とんねるずのオールナイトニッポン」で語っている。

なお、2009年9月11日放送の「おもいッきりDON!」に出演したザ・リリーズ自身は、「雨の西麻布」のレコーディングの際、同じスタジオビクター青山スタジオ)に、アニメ『ワンダービートS』の主題歌「瞳はコスモス」(1986年4月発売)をレコーディングするために居合わせていた事を明らかにした。

「雨の西麻布」の累計売上は40万枚に達した[1]

とんねるずのビクター時代の楽曲にはアルバムに収録する際にしばしば別ヴァージョンを収録させることがあり、この「雨の西麻布」も2種類のヴァージョンが存在する。

「アーリー・ベスト・オブ・とんねるず」にオリジナル・ヴァージョンとして収録されているものは、演奏する楽器の違うヴァージョンである。また、シングル・ヴァージョンでは内山田洋とクール・ファイブがコーラスで参加している。

収録曲[編集]

オリジナル盤[編集]

  1. 雨の西麻布
  2. 僕は鳥になりたい

再発盤[編集]

  1. 雨の西麻布
  2. 歌謡曲

受賞ほか[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 世相風俗観察会(編)『現代風俗史年表 昭和20年(1945)→昭和60年(1985)』河出書房新社、1986年、370頁。ISBN 4-309-24089-5

外部リンク[編集]